電子文書を使った情報の関連付け
情報を関連付けるシステムは、第1の情報を第2の情報、ここで、第2の情報は第1の情報に含まれない、を使って関連付けるためのアンカー情報を使用する関連付けモジュールを含む。そのシステムはさらに、第2の情報を利用に供するために提示するレンダリング・モジュールを含む。そのようなシステムを使用する方法についても説明される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
インターネットは、情報に基づく多様なサービスを提供できる通信プラットホームへと進化してきた。これらのサービスで最も人気のあるものの1つが、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(hypertext markup language(HTML))を使って構築された電子文書の提供である。これらの文書は、しばしばウェブページと呼ばれ、ワールド・ワイド・ウェブ、または単にウェブ、と通常呼ばれるインターネットの論理セグメント上のコンピュータ・ロケーションすなわちサイトから利用可能である。これらのウェブサイトおよびサーバから利用可能な情報は、通常、リモート・コンピュータで実行中のブラウザを使ってアクセスする。例えば、ユーザは、ブラウザを立ち上げ、ブラウザのアドレスバーにウェブサイトのユニフォーム・リソース・ロケータ(Uniform Resource Locator(URL))を入力し、キーボードのエンターキーを押下するかマウスでボタンをクリックすることにより、ウェブサイトにアクセスできる。通常、URLは、アクセスを容易化する3つの情報を含み、それらは、コンピュータ通信における情報交換の規則の集合すなわち標準規格を指定するプロトコル表示、ウェブサイトを維持する組織の名前に基づくことが多いドメイン名、およびドメイン中の所望の文書へのパスである。標準的なブラウザは、ウェブサーバとの接続を確立してウェブサーバから情報を取得するために、URLに含まれるこれらの情報を使用できる。
【背景技術】
【0002】
ウェブサイトおよびウェブページに加えて、その他のタイプのサービスも利用可能である。これらのサービスには、電子メール、インスタントメッセージング、チャットサービス、オーディオまたはビデオサービス、およびその他の情報サービスがある。一般に、インターネットで利用可能な各サービスは、他のサービスとは孤立して存在してきた。例えば、ユーザは、ブラウザを使ってウェブサイトにアクセスできるが、別サービスであるオーディオ情報にアクセスするには、オーディオ・アプリケーションをオープンしなければならない。また、ユーザは、チャットサービスにアクセスするには第3のアプリケーションを、メッセージングサービスにアクセスするには第4のアプリケーションをオープンしなければならない場合もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
各タイプのサービスからの情報内容は、他のサービスとは孤立して存在するが、一般に、そのような情報は、種々の異なるやり方で論理的に関連付けることができる。例えば、各サービスから利用可能な情報が他のサービスで利用可能な情報を参照可能という意味で、情報を論理的に関係付けることができる。1つ以上の利用可能なサービスからの情報が、話題的に関係していたり、同じ情報源から由来していたり、または何らかのその他のやり方で関係していたりもし得る。現在のシステムは、多様なサービスからの情報を論理的かつ意味のあるやり方で統合化する能力を全く提供できない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下では、基本的な理解と大まかな概観を提供するために簡単な要約を示す。この要約は、広範な概観というものではない。主要なまたは緊要なコンポーネントを特定したり取扱範囲を描こうとするものでもない。この要約の唯一の目的は、この後で示すより詳細な解説への前置きとして、いくつかの概念を簡単な形で示すことにある。さらに加えれば、ここで使用されるセクションの頭書きは、単に便宜のために供するものであって、決して限定するものと解されるべきではない。
【0005】
レンダリング・モジュールは、通信網を使って情報源からウェブページ等の情報を取得してよい。関連付けモジュールは、その取得情報を分析し、分析結果を主要なまたは重要な情報を特定したり見つけたりするために使用してよい。これらの情報は、数ある情報タイプの中でも特に、元の情報に加えて他の情報への関連付けにも使えるアンカー(anchor)として使用してよい。付加的な情報をユーザに提示してよい。
【0006】
多様なタイプの付加的な情報または情報サービスを、例えば、ウェブページの内容等の、ユーザが取得した情報コンテンツに基づいて、ユーザに提供してよい。ユーザがそのとき閲覧中のウェブページに関係するかそれを参照するウェブログからのコンテンツを、そのとき閲覧中のウェブページと一緒に提示してよい。提示可能なコンテンツ・タイプには、広告ベースのコンテンツおよび、例えば、書込み(note)、コメント、評点およびレビュー等の、ウェブサイトへの別のビジタが作成したコンテンツがある。そのとき閲覧中のウェブページを参照するウェブページからの1つ以上のハイパーリンクも提示してよい。さらに、関連するチャットルームの議論およびページバイアスド検索への自動接続のようなサービスも提供してよい。
【0007】
開示および解説されるコンポーネントおよび方法は、以下で解説される、特に特許の請求範囲で指摘される、1つ以上の特徴を含む。以下の解説および添付の図面では、具体的なコンポーネントおよび方法を例示して詳細に説明する。しかし、これらのコンポーネントおよび方法は、開示されたコンポーネントおよび方法の使用可能な多様なやり方のうちの僅かなものを示すにすぎない。開示および解説されたコンポーネントおよび方法の具体的な実装は、そのようなコンポーネントおよび方法の幾分か、多くか、または全てを含んでもよく、また、それらと同等のものを含んでもよい。本明細書に提示される具体的な実装および例示の多様性は、以下の詳細な解説から、図面と合わせて考察するとき、明らかになろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本特許出願での使用では、「コンポーネント」、「システム」、「モジュール」等の用語は、ハードウェア、(例えば、実行中の)ソフトウェアおよび/またはファームウェア等のコンピュータに関連する構成要素を指すものとする。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で走行するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、プログラムおよび/またはコンピュータであってよい。サーバ上で走行するアプリケーションおよびサーバの両者もまたコンポーネントであってよい。1つ以上のコンポーネントがプロセス中に存在してよく、またコンポーネントは、1つのコンピュータ上に設置されおよび/または2つ以上のコンピュータ間に分散されることもあってよい。
【0009】
開示されたコンポーネントおよび方法は、図面を参照しながら解説されるが、図面では同じ要素を指すのに全体を通して同じ参照番号を使用する。以下の解説では、説明の目的で、開示された主題を完全に理解できるよう、多くの具体的な詳細を解説する。しかし、これらの具体的な詳細のあるものが、特定の実装では省略でき、また他のものと一緒にできることが明らかな場合もある。ある構造および装置が、別の例では描写の簡単化のためにブロック図形式で示されることもある。さらに、説明された具体例がクライアント/サーバ・アーキテクチャでの用語を使用し、またはクライアント/サーバ実装の事例でさえあるかもしれないが、クライアントとサーバの役割は逆であってもよく、開示および解説されたコンポーネントおよび方法がクライアント/サーバ・アーキテクチャに限定されるものではなく、特に、ピアツーピア(P2P)を含むその他のアーキテクチャでの使用向きに容易に構成されてもよく、それでいて、開示および解説されたコンポーネントおよび方法の精神すなわち範囲から離れるものでないことを、当業者は理解しよう。さらに、本明細書で提示された具体的事例が特定のコンポーネントを含むかまたは参照するとしても、本明細書に開示および解説されたコンポーネントおよび方法の実装は、それらの具体的なコンポーネントに必ずしも限定されるものではなく、別の状況においても同様に使用されてよいことに注意されたい。
【0010】
提示された具体的な事例が、パソコンというコンポーネントに基づいたシステムまたは方法を記述したり描写したりする場合もあるが、本明細書に開示および解説されたコンポーネントおよび方法の使用がその分野に限定されるものでないこともまた理解されたい。例えば、開示および解説されたコンポーネントおよび方法は、分散型またはネットワーク・コンピューティング環境において使用されてもよい。さらに加えてまたは別案として、開示および解説されたコンポーネントおよび方法が、複数のクライアントがアクセスする単一のサーバ上で使用されてもよい。開示および解説されたコンポーネントおよび方法が、別のコンポーネントを創り出したり、また多種多様なコンピュータ装置で他の方法を実行したりするのに使用されてもよいことを、当業者は容易に認識しよう。
【0011】
図1は、対話型情報システム100のシステムブロック図である。対話型情報システム100は、1次情報データ記憶装置120から情報を取得してよいレンダリング・コンポーネント110を含む。レンダリング・コンポーネント110は、ブラウザまたは情報を取得し提示する能力を有するその他のコンポーネントであってもよい。具体的には、レンダリング・コンポーネント110は、ユーザが立ち上げて動作させるスタンドアローン型アプリケーションであってもよく、または、電子メール・アプリケーション用のHTMLレンダリング・エンジンまたは同様のほかのコンポーネント等、別のコンポーネントと一緒に使用するよう設計されたその他のモジュールであってもよい。レンダリング・コンポーネント110は、取得した情報を、表示装置または何らかのその他のマン・マシーン・インタフェース、中でも、音声ベース・インタフェースまたはブレイル(Braille)点字インタフェース等、の上でユーザに提示してもよい。
【0012】
1次情報データ記憶装置120は、データベース、イントラネット、ワールド・ワイド・ウェブ、インターネット、ファイル共有または、特に、遠隔からアクセス可能な情報源を含む何らかのその他の情報源、であってよい。1次情報データ記憶装置120に含まれる情報は、1次情報データ記憶装置120の具体的な実装に依存してもよいが、一般には、電子的または機械可読形式の任意の情報を含んでよい。特に、1次情報データ記憶装置に格納された情報は、インターネットまたはイントラネットからのウェブページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックな映像情報、オーディオ情報、ビデオ情報、マルチメディア情報、およびその他の適当な形式の情報を含んでもよい。
【0013】
関連付けプラグイン130は、レンダリング・コンポーネント110がユーザに提示してもよい情報を取得するために、レンダリング・コンポーネント110および1次情報データ記憶装置120と通信してもよい。さらに加えてまたは別案として、対話型プラグイン130は、2次情報データ記憶装置140等の別の情報源から付加的情報を取得してもよい。2次情報データ記憶装置140は、1次情報データ記憶装置120とほぼ同じやり方で実装してよく、とりわけ、同じタイプの情報を含んでよい。具体的には、2次情報データ記憶装置140は、書込み、ウェブページ等の文書、イントラネットページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックまたはオーディオ情報、検索語または検索結果および検索エンジンへのアクセスを含む検索関係情報、ウィキ、ウェブログ(ブログ)、RSSまたはその他のニュース・フィード、通知ベースのチャット・コンテンツを含むチャット・コンテンツ、メッセージまたはユーザ名を含むインスタントメッセージ情報、タグ、インリンク、アウトリンク、および、電子的または機械可読形式で格納され提示されるその他任意の情報を含んでよい。
【0014】
2次情報データ記憶装置140に含まれる情報は、2次コンテンツ作成モジュール150により作成されてよい。当業者は、この開示を読めば、2次コンテンツ作成モジュール150の実装の詳細が、2次情報データ記憶装置140で使用するべく作成された情報の具体的なタイプに依存して多様であってよいことを認識するであろう。そのようなコンテンツに依存して、2次コンテンツ作成モジュール150は、具体的には、テキスト・エディタ、ワード・プロセッサ、スプレッドシート・プログラム、スライドショウまたはプレゼンテーション・プログラム、ウェブページ・エディタ、グラフィック・プログラム、オーディオ・プログラム、ウェブログ(ブログ)作成ツール、チャット・プログラム、インスタントメッセージング・プログラム、または、具体的には、上記の例の幾つかまたは全部の組み合わせを含むその他の適当なコンポーネントであってよい。
【0015】
関連付けプラグイン130は、2次情報データ記憶装置140からの情報を、レンダリング・コンポーネント110での表示のために1次情報データ記憶装置120から初めに取得した情報に関係付けるまたは関連付けることができる。具体的には、2次情報データ記憶装置140からの付加的情報を1次情報データ記憶装置120からの情報にアンカーすることができる。そのようなアンカーまたは関連付けは、多様なやり方で達成可能である。例えば、ウェブページに関連付けられたexample−domain−name.tdlのようなドメイン名は、2次情報データ記憶装置140からの情報へのアンカーとして使用可能である。同様に、そのときまたは以前にアクセスしたウェブページまたはその他のリソースの、相対URLを含む完全または部分省略形のユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)が、アンカーとして使用可能である。その他のアンカーの候補としては、ファイル共用のファイル・ロケーション、またはその他の遠隔ロケーション、1次情報データ記憶装置120からのコンテンツに含まれるキーワード、または書式データ、が含まれるが、他にもいろいろあり、これらに限定されるものではない。
【0016】
2次情報データ記憶装置140からの情報が、何らかのテキストを含む書込みであってもよいような事例もある。書込みは、ウェブページのURLにその書込みを関連付けることにより、そのウェブページにアンカーすることができる。書込みを書式データにアンカーすることもできよう。例えば、書式データが郵便の郵便番号の場合、ユーザが郵便番号を書式へ入力するときは、いつでもその書込みを表示するようにできる。別の例では、書込みを特定のキーワードにアンカーすることができる。ユーザが、そのようなキーワードを含む1次情報データ記憶装置120からの情報を閲覧するとき、その書込みをレンダリング・コンポーネント110によりユーザに表示することができる。その書込みを、2次情報データ記憶装置140からの任意のコンテンツで置き換えることができる。一般に、2次情報データ記憶装置140からの任意のコンテンツは、適当なアンカーを使用することにより、1次情報データ記憶装置120からの任意のコンテンツに任意の適当な組み合わせでアンカーすることができる。
【0017】
付加的情報を初めに取得された情報にアンカーしたりまたは関連付けたりすることができるが、付加的情報のコンテンツが初めに取得された情報に含まれるコンテンツに関係している必要はないことに注意されたい。例えば、初めに取得された情報がコンピュータ・プログラミング言語についてのウェブページであり、付加的情報が検索エンジンへのリンクであってもよい。この例では、検索エンジンへのリンクは、ウェブページのコンテンツとは何の関係もない。関連付けプラグイン130により、多くのその他のタイプの付加的コンテンツまたは付加的機能が使用可能となりまたは提供可能となる。
【0018】
ウェブページに基づく例を以下に示す。レンダリング・コンポーネント110は、ウェブページを1次情報データ記憶装置120から読み出してもよい。そのウェブページは、レンダリング・コンポーネント110によりユーザに提示してよい。関連付けプラグイン130は、ウェブページのどのコンテンツが重要かを判定するためにウェブページを分析してよい。ウェブページの分析には、多様なやり方を使用してよい。これらのやり方の中に、ウェブページに含まれる用語のリストを作成し、ウェブページのコンテンツの確率論的要約を作成するためにTF−IDF(term frequency−inverse document frequency)アルゴリズムを使用する技術がある。関連付けプラグイン130は、ユーザに提示するべき別のコンテンツを特定するために、そのウェブページのコンテンツを使用してよい。この別コンテンツは、とりわけ、そのウェブページに関係する話題を中心に構成された対話型チャットルームからのコンテンツ、そのウェブページに関係するかまたはそのウェブページを特に取り上げているウェブログ(ブログ)記事またはRSSまたはその他のニュース・フィードからのコンテンツ、特にそのウェブページを指示する他のページからのハイパーリンク、検索エンジンへのアクセス、そのウェブページのコンテンツに関係する広告、またはそのウェブページへの他のビジタによるコメント形式のコンテンツ、を含んでよい。
【0019】
関連付けプラグイン130は、数ある要因の中でも、レンダリング・コンポーネント110の具体的な実装に大部分を依存することもあり得る、多様なやり方で実装してよい。それらの要因は、本開示を読めば、当業者には直ちに明らかとなろう。ある典型的な実装では、関連付けプラグイン130は、ウインドウまたはブラウザのサイドバーまたは同様のエリアで走行する実行可能コードであってよい。関連付けプラグイン130は、また、スタンドアローンのアプリケーションまたはその他の適当な実行可能コードであってよい。関連付けプラグイン130は、特定のURLに関連付け可能な書込み掲示を投稿する能力をユーザに与える書込みコンポーネントであってもよい。
【0020】
書込み掲示は、関係する主題へのハイパーリンク、ウェブページで取り上げられた製品またはサービスに類似の製品またはサービスについての情報、またはその他の情報を含み、情報としての性質を持ち得る。書込み掲示は、また、特定ホームページの研究論文に関する書込み等の個人的な書込みをURLにより組織化するのに書込み掲示を使用できるという意味で、組織的でもあり得る。書込み掲示が関連付けられたURLを訪れる他のユーザにその書込み掲示を使ってメッセージを送ることにより、書込み掲示を社交に応用することもできる。メッセージは、あるイベントに出席しようとしている他の人、メッセージ作成者の興味と同様の興味を持つ他の人、ウェブページの話題に関する議論の一端、または任意のその他のタイプのメッセージ、に向けられたものであってよい。書込み掲示は、また、ユーモアを与えるとか、オンラインゲームの一部をなす等の、娯楽的な目的を持ってもよい。
【0021】
図2は、書込み200のブロック図である。書込み200は、あるオンライン・コンテンツに関連付けできる情報を伝えるために、図1の関連付けプラグイン130等の関連付けプラグインにより使用されてよい。具体的には、伝える情報は、図1に関して開示および解説された任意のタイプの情報を含んでよい。
【0022】
書込み200は、複数のフィールドを含んでよい。アンカー・フィールド210は、書込み200のコンテンツを情報ロケーションにアンカーするために使用できる情報を含んでよい。アンカー・フィールド210の情報は、数あるロケーション識別子の中でも、URL、ドメイン名、またはルート・ドメイン名を含んでよい。アンカー・フィールド210は、任意の適当なアンカー、具体的には、以前に図1に関して開示および解説されたタイプのアンカー、を記述するのに使用してよい。アンカー・フィールド210は、関連付けプラグインが使用できるコンテンツをある情報ロケーションに関連付けるのに使用してよい。
【0023】
アンカーのタイプおよびその他の要因に基づいて、書込み200は、多様なフィールドを含んでよい。キーワード・フィールド220は、コンテンツに関係すると共に索引付けまたは検索の目的に使用できるキーワードを含んでよい。コンテンツ・キー・フィールド230は、幾つかのキーワードまたはフレーズを含んでよく、それらは、コンテンツ・キー・フィールド230中の情報を含むかまたは一致する、ウェブページ等のコンテンツを見つけるのに使用してよい。書式データ・フィールド240は、書式中の情報に類似した情報を検索するのに使用できる情報を含んでよい。書式データ・フィールドは、また、書式フィールドをそのフィールド用の値に一致させるために、1つ以上の書式フィールド名等の書式情報を含んでよい。
【0024】
スコープ・フィールド250は、書込み200等の書込みを配布できるレベルに関する情報を含んでよい。例えば、スコープ・フィールド250は、書込み200が私的であって、その作成者によってのみ閲覧できることを示してもよい。スコープ・フィールド250は、また、グループ・アクセスが特定のグループまたはグループ群のメンバーに許されていることを提示してもよい。これらのグループは、メンバー性を定義するやり方はいろいろあるが、ある基準に基づいて定義してよく、または予め選ばれたメンバーを含むとしてもよい。さらに、アクセスの公開は、書込み200は誰でも閲覧してよい等の、スコープ・フィールド250中の情報により提示してよい。
【0025】
書込み200は、また、タイプ・フィールド260を含んでよい。タイプ・フィールド260中の情報は、種々のタイプの書込みを定義するのに使用できる。タイプは種々あるが、例えば、単純なテキスト・ボックス、写真、議論のスレッド、またはユーザ定義のタイプを含んでよい。異なるタイプの書込みは、提示された書込みが特定のタイプであると見て直ぐわかるように、異なるやり方でユーザに表示してよい。これらのフィールドが存在することにより、ユーザが個人的な選好に基づいて書込みを選り分ける能力を得ることができることに注意されたい。さらに、書込み200等の書込みは、そのコンテンツが固定的であってもよいという意味で静的であってもよく、または動的であってもよい。動的な書込みは、例えば、その動的な書込みが作動される都度、更新された情報をサーバに要求してよい。
【0026】
別の典型的な実装では、ユーザは、コンテンツの取得を望む、書込み200等のコンテンツの提供者を指定してもよい。ユーザは、また、そのようなコンテンツを表示できる領域を指定してもよい。そのような領域を指定する1つの可能な方法は、ユーザがブラウザのウインドウのサイドバーに置くことができるグラフィカル・ツールを提供することによる。ユーザは、また種々のオプションを選択してよいが、中でも、書込みを閉じたり、書込みにコンテンツを自動的にリフレッシュさせたり、書込みに情報をカテゴリ化できるラベル付きサブ・バーを準備させたり、書込みを1つ以上のアンカーに関連付けたり、廃棄期日を設定したり、書込みの配布を制限したり、また書込みを匿名で作成したりすることを選択してよい。
【0027】
書込みの実感される効用は、書込みシステムの価値がユーザ数と共に増大するというネットワーク効果に従うとしてよい。書込みシステムを開始する際、ある初期価値を与えるために、多様な技術を使用してよい。例えば、書込みをURL間で共有してもよい。書込みは、また、特に、ウェブサイト、ブログ、ニュースグループおよび議論のフォーラムについて、自動注釈を提供してもよい。動的な書込みおよびその他のコンテンツ・ボックスが、容易にコンテンツを提供してもよい。書込みの用法を説明するシナリオ・サイトを作成してもよい。さらに、書込み用のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、開発者が自分自身の書込みを作成するよう鼓舞するために提供してもよい。書込み用の検索機能もまたその有用性を増大させる。さらなる使用を鼓舞するために、書込みのユーザに賞を授けてもよい。また、人気のあるウェブサイトを、ユーザによる書込みのインストールやさらなる利用の促進のために利用してもよい。それらの人気のあるウェブサイトの少なくとも幾つかを、書込みのプロモータとして公式に契約してもよい。また、書込みの使用を通してのみ提供されるコンテンツを提供して、そのコンテンツへアクセスするために書込みコンポーネントのインストールが必要となるようにしてもよい。
【0028】
書込みの成否は、また、フィルタ機能およびランキング機能に左右され得る。書込みの秩序化は、多様な社会的ネットワークまたは蜘蛛の巣状の信頼ネットワーク概念に従って成し遂げられ得る。特定のURLにアンカーされた書込みは、ドメイン名にアンカーされただけの書込みよりもより高く(または、より低く)ランキングしてよい。ランキング機能は、また、数ある要因の中でも、書込みの範囲、書込みの著者、書込みの作成期日、ユーザの選好プロフィール、フィルタ機能、リンク分析、評点またはその書込みをユーザが閉じてしまったか等の書込みへのフィードバック、および書込みランキングの閾値、等の1つ以上の要因に少なくとも部分的には基づいて、使用されてよい。
【0029】
書込みの使用におけるプライバシへの配慮は、多様なやり方で対応されてよい。例えば、コンポーネントは、実際に望まれた書込みの識別情報をわかり難くするために、種々のURLからの複数の書込みを要求してもよい。この技術は、プリフェッチ方式と一緒に使用してもよい。平文での要求ではなく、書込み用のURLの一方向ハッシュを作成してサーバへ送付してもよい。さらに加えてまたは別案として、特定の書込みを要求したユーザを識別し難くするために、中間サーバを使用してもよい。
【0030】
書込みの他に、対話型コンポーネントは、ユーザ間の動的なチャット・セションを可能にするウェブ・チャット・コンポーネントであってもよい。そのようなチャット・セションもまたURLまたはドメイン名、他にもあるが、にアンカーされてよい。チャット・セションは、また、より多様な議論に備えて、1つ以上のサイトにアンカーされてもよい。そのようなチャット・セションは、また、指定のサイトに別のユーザが到着して他ユーザとのチャット・セションへの参加を望んだときに、ユーザに通知が行くようにできる通知ベースであってもよい。その他のウェブ関連のアプリケーションを実装してもよく、閲覧中のウェブページにリンクしているウェブページのリストを提供するリスト作成コンポーネント、そのとき閲覧中のウェブページの内容を要約するページ要約コンポーネント、およびウェブページにしばしば現れる用語を検索する検索エンジンにリンクさせる検索コンポーネント等が、これらに限定されないが、ある。
【0031】
図3は関連付け情報システム300のシステムブロック図である。関連付け情報システム300はレンダリング・コンポーネント310および関連付けプラグイン・コンポーネント320を含む。先述の例におけるように、関連付けプラグイン・コンポーネント320は、スタンドアローン・アプリケーションであってもよく、他のアプリケーションのプラグ着脱可能な部品であってもよく、またはその他の実行可能コードであってもよい。レンダリング・コンポーネント310は、ネットワーク330からの情報コンテンツにアクセスしてもよい。ネットワーク330は、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、イントラネット、または情報源へのその他の適当なネットワークであってよい。
【0032】
関連付けプラグイン320は、レンダリング・コンポーネント310がネットワーク330から取り寄せた情報内容にアクセスし、また分析してもよい。情報内容を分析するために、関連付けプラグイン320は、別図に関して議論されたやり方の1つを含むいずれかの適当なやり方を使用してよい。関連付けプラグイン320は、その後、情報内容に関係する話題を中心に構成されたチャットルームでセションを確立するために、チャット・サーバ340に接続してもよい。
【0033】
例えば、動作中に、レンダリング・コンポーネント310は、ワールド・ワイド・ウェブからウェブページを取得してもよい。その後、関連付けプラグイン320は、そのウェブページの主題を判定するためにそのウェブページの内容を分析してもよい。その後、関連づけプラグイン320は、ウェブページの主題に関係するチャットルームを見つけるために、チャット・サーバ340に接続してもよい。その後、ユーザはウェブページの閲覧を続けながら、チャットルームでの議論に参加してもよい。
【0034】
図4は関連付け情報システム400のシステムブロック図である。関連付け情報システム400は、レンダリング・コンポーネント410および関連付けコンポーネント420を含む。レンダリング・コンポーネント410は、ウェブブラウザまたは情報を取得して表示する能力を持つその他の適当なコンポーネントであってよい。レンダリング・コンポーネント410は、ネットワーク430上で利用可能な情報にアクセスしてもよく、その情報を関連付けコンポーネント420に通信してもよい。
【0035】
関連付けコンポーネント420は、レンダリング・コンポーネント410から受信した情報を分析してもよく、その情報をウェブログ(ブログ)データ記憶装置440から付加的な情報を取得するために使用してもよい。ウェブログ(ブログ)データ記憶装置440は、ウェブログ(ブログ)記事についての情報およびウェブログ(ブログ)記事からウェブサイトへのクロス・リファレンスを含んでもよい。クロス・リファレンスは、ウェブサイトの話題と同じかまたは類似した話題を扱うウェブログ(ブログ)記事について作成してもよい。クロス・リファレンスは、また、特にウェブサイトを参照するウェブログ(ブログ)記事について作成してもよい。その他のクロス・リファレンスも作成してよい。
【0036】
使用に際して、レンダリング・コンポーネント410は、ネットワーク430からの情報にアクセスし、ユーザに提示するためにその情報を表示する。関連付けコンポーネント420は、その情報の一般的な話題またはその他の内容に関係する主題を特定するために、表示された情報を分析する。関連付けコンポーネント420は、レンダリング・コンポーネント410が取得した情報とクロス・リファレンスされたウェブログ(ブログ)記事を見つけるために、ウェブログ(ブログ)データ記憶装置440にアクセスする。関連付けコンポーネント420は、その後、それらのウェブログ(ブログ)記事を、ユーザがまだその情報を閲覧している最中に、ユーザに提示してもよい。
【0037】
ウェブログ(ブログ)記事の代わりまたはそれに加えて、ウェブページの主題に関係する製品またはサービスに関する情報を提示してもよい。そのような情報が、ユーザ・レビューの形式であるか、または製品またはサービスの提供者自身からの広告であってもよい。そのような広告は、レンダリング・コンポーネント410が既に取り寄せ済の情報からのキーワードを使用して起動してもよい。したがって、広告はそのような広告に最も応じそうなユーザを標的とすることができる。さらに加えてまたは別案として、ユーザは、内容追加等の種々のイベントが内容更新動作を自動的に発生させるトリガーとして役立つ、内容更新を予約申込みしてもよい。
【0038】
ある可能な実装では、文脈に応じた知的な検索アプリケーションを提供可能な補足的コンポーネントを含む。この検索アプリケーションは、ユーザが閲覧中のウェブページのコンテンツにアクセスし、そのウェブページの様々な用語の重要性を、例えば、TF−IDF(term frequency−inverse document frequency)アルゴリズム等のアルゴリズムを使用して算定してもよい。ユーザは、検索アプリケーションを通してクエリを発するとき、閲覧中の内容に類似の内容を持つ結果に有利にバイアスが掛かったクエリの回答を取得してもよい。
【0039】
図5は関連付け情報システム500のシステムブロック図である。関連付け情報システム500は、レンダリング・モジュール510および関連付けモジュール520を含む。レンダリング・モジュール510は、ワールド・ワイド・ウェブ530からの情報を取り寄せて提示してもよい。関連付けモジュール520は、先述のいずれかのやり方で、レンダリング・モジュール510が取り寄せた情報にアクセスし、分析してよい。関連付けモジュール520は、その後、検索サーバ540にアクセスするために、そのような分析の結果を使用してもよい。検索サーバ540は、検索クエリに答え、また、ワールド・ワイド・ウェブからの情報中に存在する概念向きにバイアスされた結果を提供してもよい。
【0040】
例えば、レンダリング・モジュール510は、ユーザのためにウェブページを取得してもよい。関連付けモジュール520は、その後、キーワードまたは重要な概念を判定するために、そのウェブページの内容を分析してもよい。ユーザは、その後、付加的情報を求めて検索を実行してもよい。関連付けモジュール520は、ユーザが入力した検索クエリを増やすために、ウェブページから取得したキーワードまたは概念記述を使用してもよい。検索サーバ540は、目的に適った情報を取得するために、増やされた検索を使用するであろう。検索結果は、レンダリング・モジュール510が初めに取得したウェブページと類似の、または類似の概念を含む、ウェブページに有利にバイアスされてもよい。
【0041】
図6は関連付け情報システム600のシステムブロック図である。関連付け情報システム600は、ネットワーク630からのウェブページにアクセスしてよいレンダリング・コンポーネント610を含む。関連付けコンポーネント620は、レンダリング・コンポーネント610からのウェブページにアクセスし、その内容を分析してよい。そのような分析は、先述の手順のいずれかに従うものであってよい。それから、関連付けコンポーネント620は、付加的コンテンツを取得するべく文脈サーバ640に連絡するために、その分析結果を使用してもよい。
【0042】
文脈サーバ640は、レンダリング・コンポーネント610が取得したウェブページに関係するユーザ・コメント、評点、ランキング、またはその他のコンテンツ等のコンテンツを含んでよいビジター・コンテンツ・データ・サーバ650にアクセスしてよい。その後、文脈サーバ640は、そのようなコンテンツをユーザに提示するために関連付けコンポーネント620へ送信する。このようにして、ユーザはそのウェブページへの他のユーザからの情報にアクセスし、そのウェブページに関するそれらのユーザからの意見を取得してもよい。
【0043】
他のユーザまたはウェブページ閲覧者が作成したウェブページに関する様々なタイプの情報が作成されてよい。このコンテンツは、以前に他の図に関して開示または解説されたような書込みおよびチャット・セションを含んでもよい。そのようなコンテンツは、また、戻りリンク、文脈指定または文脈認識型検索機能、ウェブログ(ブログ)投稿、および評点付け機能、その他を含んでよい。これらのタイプのコンテンツはいずれも、以前に開示または解説されたように、URLまたはドメイン名等のロケーションにアンカーされてよいことに注意されたい。そのようなアンカーリングが、コンテンツを、そのコンテンツが関連付けまたはアンカーされたウェブサイトの主催者とは別の主催者によるウェブサイトに関連付けできるようにしてもよい。
【0044】
ウェブサイトのユーザが作成してよい1つのタイプのコンテンツは、タグである。タグは、ユーザが作成する注釈であってよく、ウェブサイトまたは作成ユーザが興味を持つ何らかのその他の情報に関係してよい。例えば、ユーザは、ウェブサイトに関する短い説明的語句を含むタグを作成してよい。さらに加えてまたは別案として、サイトの評点、例えば、星数による評点または簡単な親指表示による同意、不同意の評点、を与えてもよい。評点は、ウェブサイト自体またはそのウェブサイトで提供される製品またはサービス、その他に適用してもよい。関係するまたは類似ウェブサイトへのリンクもまた、広告リンクも含め、提供してよい。その他のタイプのコンテンツもまた付加してよい。さらに、タグは、種々の属性に従って評点付けしてもよく、またそれらのタグが関連付けられたウェブページの評点付けに使用してもよい。
【0045】
図7は、補助コンテンツ提供システム700のシステムブロック図である。補助コンテンツ提供システム700は、具体的には、書込み、チャット・コンポーネントおよびタグ、その他のような、以前に図に関して開示または説明されたタイプのコンポーネントを含む、多様なタイプの補助コンテンツ・コンポーネントを支援するために使用してよい。具体的には、多種多様なサードパーティ・コンテンツが、ウェブサイトからのコンテンツを補助するために提供されてよい。当業者は、この開示を読めば、図7に関して開示または説明されるコンポーネントが、必ずしもどの実装でも必要とされるものでないことを認識しよう。例えば、プライバシまたは広告に関係するコンポーネントはオプションであってもよい。
【0046】
補助コンテンツ提供システム700は、クライアント・ユーザ・インタフェース710を含む。クライアント・ユーザ・インタフェース710は、ブラウザまたは、情報を取得してその情報をユーザに提示する能力を持つその他のタイプのユーザ・インタフェースであってよい。具体的には、クライアント・ユーザ・インタフェース710は、ある実装におけるブラウザのような別コンポーネントが提示できる1次コンテンツと一緒にユーザに表示してよい、プラグ着脱可能なサイドバーであってよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710のプラグ着脱性は、別の図に関して開示または説明されたいずれかのやり方で1次コンテンツに関連付けられてよい種々のタイプのコンテンツに対する支援を、開発者が付加できるようにしてもよい。
【0047】
クライアント・ユーザ・インタフェース710は、サードパーティ・コンテンツ提供者715と通信してもよい。サードパーティ・コンテンツ提供者715は、例えば、書込み、ウェブページ等の文書、イントラネットページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックまたはオーディオ情報、検索語または検索結果および検索エンジンへのアクセスを含む検索関係の情報、ウィキ、ウェブログ(ブログ)、RSSまたはその他のニュース・フィード、通知ベースのチャット・コンテンツを含むチャット・コンテンツ、メッセージまたはユーザ名を含むインスタントメッセージ情報、タグ、インリンク、アウトリンク、および電子的または機械可読形式で蓄積または提示できるいずれかのその他の情報、またはクライアント・ユーザ・インタフェース710により支援可能な、適当な通信手段を使用することによる、ユーザへの別タイプの情報、等の情報コンテンツを提供してよい。別立ての広告インタフェース720は、ユーザに提示される広告を広告主が作成または提供するプラットホームを提供してもよい。広告インタフェース720は、ウェブブラウザのウインドウまたはその他の何らかの適当なインタフェースであってよい。広告インタフェースの仕様は、個々の実装の詳細のみならず広告主に供されるアクセスへの要望レベルに大きく依存する。
【0048】
クライアント・ユーザ・インタフェース710は、プライバシ保護サービス725を通して種々のタイプの情報への要求を送信してよい。これらの要求は、サードパーティ・コンテンツ提供者715が提供するコンテンツに関連付けられたまたはアンカーされたコンテンツへの要求であってもよい。プライバシ保護サービス725は、情報への要求を発出したユーザの識別またはその他のプライバシ関係の情報を保護するために動作してよい。この保護は、要求を一群の「ダミー」要求中に含めることにより、実際のユーザ要求を不明瞭化して達成してもよい。その他の技術、具体的には、ハッシュまたは情報要求を暗号化するためのその他の暗号化機能または種々の匿名化機能が、さらに加えてまたは別案として、使用されてもよい。
【0049】
プライバシ保護サービス725は、情報提供システム730に情報要求を送信し、そこから情報を受信してよい。情報提供システム730は、補助的情報の作成とそれへのアクセスを容易化できる種々のコンポーネントを含んでよい。この補助的情報は、ユーザにより手動で作成してもよく、スクリプトまたはウェブ・クローラ等のボットにより自動的に作成してもよく、またはユーザへのコンテンツを作成するためのその他のやり方で構成してもよい。
【0050】
情報提供システム730は、情報取得装置(fetcher)735を含む。情報取得装置735は、URL、ドメイン名、またはその他の適当な識別子を含む情報への要求をクライアント・ユーザ・インタフェース710から受信してよい。情報取得装置735は、クライアント・ユーザ・インタフェース710からの要求を、他のコンポーネントから情報を取得するために使用してよい。具体的には、情報取得装置735は、ユーザ選好740の集合から要求ユーザの選好の集合を取得してよい。情報取得装置735は、クライアント・ユーザ・インタフェース710に与えるべき情報を要求ユーザの個人的希望に合わせて調整するために、いずれかの取得されたユーザ選好を使用してよい。
【0051】
情報取得装置735は、コンテンツ・データ記憶装置745からコンテンツを取得してよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、データベース、ウェブサーバ、または何らかのその他の適当なデータ記憶装置であってよい。コンテンツ・データ記憶装置745に含んでよいコンテンツは、ユーザ・コンテンツ・書込み装置750からのユーザが作成したコンテンツを含んでよい。ユーザ・コンテンツ・書込み装置750は、ユーザがそれにより作成したコンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745に追加できる手段を提供してもよい。この手段は、ウェブ書式またはその他のウェブ・サービス、その他であってよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、また、非ユーザ・コンテンツ・モジュール755からのコンテンツを含んでもよい。非ユーザ・コンテンツ・モジュール755は、スクリプト、ウェブ・クローラ、およびタグのようなもの、その他を含んでよい。
【0052】
情報取得装置735は、また、広告情報を広告データ記憶装置760から取得してよい。広告データ記憶装置760は、広告購入モジュール765からの、グラフィック、オーディオ、およびビデオ・コンテンツを含む広告コンテンツを含んでよい。広告ユーザ・インタフェース720を使用する広告主は、広告購入モジュール765を使用することにより、広告を情報提供システム730中に置く能力を購入または別の言い方では取得してよい。広告購入モジュール765は、ユーザへの広告の的を絞るのに使用する1つ以上のユーザ・モデルを広告主が選択できるようにするために、ユーザ・モデル770にアクセスしてもよい。
【0053】
ランキングおよびフィルタリング・モジュール775は、情報取得装置735からのコンテンツを受け取って、ユーザ選好740およびユーザ・フィードバック780に従ってそのコンテンツを修正してもよい。ユーザ・フィードバック780は、クライアント・ユーザ・インタフェース710のユーザが作ってもよく、そのコンテンツをクライアント・ユーザ・インタフェース710へ提供する前に、コンテンツをカスタマイズするために使用されてよい。修正されたコンテンツは、ランキングおよびフィルタリング・モジュール775により、クライアント・ユーザ・インタフェース710に提供してもよい。
【0054】
コンテンツ・データ記憶装置745は、また、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ送信してもよい通知785を作成してもよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710のユーザは、クライアント・ユーザ・インタフェース710への情報要求の起動に使用できるような通知を予約申込みしてもよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、含まれている情報が修正されたとき、イベントを発生させてもよい。このイベントは、通知785の発生を起動してもよい。通知785は、新しいまたは更新されたコンテンツを情報提供システム730に要求するイベントを起動するためにその通知を使用してよい、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ送信されてもよい。
【0055】
情報提供システム730の種々のコンポーネントは、システムに機能性を付与するために人工知能に基づくコンポーネントを使用してもよい。例えば、ランキングおよびフィルタリング・モジュール775は、クライアント・ユーザ・インタフェース710に与えるべきコンテンツにランキングを付与するために、分類器を使用してよい。また、例えば、広告購入モジュール765は、ユーザ・モデル770を所望の標的人口統計グループ中のユーザに一致させるために、人工知能に基づくコンポーネントを使用してよい。
【0056】
開示および解説されたコンポーネント、例えば、以上ではマッチングまたは推論タスクその他について取り上げたが、は多様なタスクを遂行するのに種々の人工知能に基づく仕組みを使用してよい。例えば、ユーザからのフィードバックまたは選好に従っての、人口統計とのマッチングまたはコンテンツのランキングは、ニューラルネットワーク、エキスパートシステム、ルールベースの処理コンポーネント、または支援用ベクトルマシーンにより遂行してもよい。
【0057】
分類器は、入力属性ベクトル、X=(x1,x2,x3,x4,・・・xn)、をその入力があるクラス(class)に属する確からしさ(confidence)へ写像する関数、すなわち、f(X)=confidence(class)である。そのような分類分けは、自動的に実行されることをユーザが望む行動を予知したり推測したりするために、確率および/または統計に基づく分析(例えば、分析の有用性とコストへの要因分解)を使用してもよい。例えば、コンテンツ提供システムの場合、あるコンテンツの属性がユーザの選好にマッチすると考えられるかを判定するために、比較において使用するユーザ選好等の情報の基準集合の属性を使用してもよい。
【0058】
サポートベクターマシン(support vector machine(SVM))は、使用可能な分類器の例である。SVMは、可能入力空間中の超平面を見つけようと動作するが、その超平面は、起動基準を非起動イベントから切り分けようと試みるものである。直観的には、これは、訓練データに一致はしないがそれに近いデータをテストするための正しい分類分けを行う。その他の有向および非有向モデル分類手法は、例えば、ナイーブ・ベイズ、ベイジアン・ネットワーク、決定木、および独立性の種々のパターンを与える確率的分類モデルを使用してもよい。本明細書で使用される分類分けは、また、優先モデルの構築に使用される統計的回帰を含む。
【0059】
主題指定から容易に理解されるように、ここで開示または説明されたコンポーネントは、(例えば、包括的な訓練データにより)陽に訓練されただけでなく(例えば、ユーザ行動を観察することにより、付帯的な情報を受けて)陰に訓練された分類器を使用してもよい。例えば、SVMは、分類器構築機および特徴選択モジュール中での学習または訓練フェーズにより構成される。こうして、分類器は、マッチングおよびランキング機能を含む、しかしこれに限定されない、多くの機能を自動的に実行するのに使用してよい。
【0060】
動作時に、補助コンテンツ提供システム700は以下のように機能してよい。ユーザはウェブページを取得するためにクライアント・ユーザ・インタフェース710を動作させてよい。ウェブページは、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワーク接続、その他を介して提供してよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710は、サードパーティ・コンテンツ提供者715から取得する付加的コンテンツを特定するために、本明細書で開示または説明されたアンカーリングの仕組みのいずれかのようなアンカーリングの仕組みを使用してもよい。アンカーに基づいて、クライアント・ユーザ・インタフェース710は、付加的なコンテンツを情報提供システム730に要求してもよい。付加的なコンテンツは、書込み、チャットルーム接続、タグ、広告、またはこれらの任意の組み合わせ、その他であってよい。
【0061】
クライアント・ユーザ・インタフェースは、要求をプライバシ保護サービス725へ送信する。要求は通知785により起動してよい。プライバシ保護サービス725は、要求から個人を識別可能なすべての情報を取り除いて要求を匿名化し、要求を情報取得装置735へ転送する。さらに加えてまたは別案として、要求を監視しているかもしれない誰からも実際の要求を隠すために、プライバシ保護サービス625がその要求をダミー要求の群の中に含ませてもよい。
【0062】
情報取得装置735は、ユーザの選好(これもまた、匿名化可能である)をユーザ選好740から取得し、コンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745からまた広告を広告データ記憶装置760から取得するために、それらの選好を使用する。フェッチャは、コンテンツおよび広告を、ユーザ選好740、ユーザ・モデル770、およびユーザ・フィードバック780に従って、コンテンツおよび広告をランキングしまたフィルタする、ランキングおよびフィルタ・モジュール775へ送信する。ランキングおよびフィルタ・モジュール775は、コンテンツおよび広告を、そのコンテンツおよび広告をクライアント・ユーザ・インタフェース710へ中継するプライバシ保護サービス725に送信する。
【0063】
ユーザは、ユーザ・コンテンツ・書込み装置750にアクセスすることによりユーザ・コンテンツを作成するために、プライバシ保護サービス725を通してクライアント・ユーザ・インタフェース710を使用してもよい。ユーザ・コンテンツ・書込み装置750は、ユーザ作成のコンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745に設置する。さらに加えてまたは別案として、非ユーザ・コンテンツ755をコンテンツ・データ記憶装置745に設置し、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ最終的に送信されるコンテンツに含めてもよい。
【0064】
ユーザは、また、クライアント・ユーザ・インタフェース710に提供されるコンテンツへ陽にフィードバックを与えるため、ユーザ・フィードバック・モジュール780にアクセスしてもよい。フィードバックは、提供された情報タイプへのさらなる要求またはあるコンテンツを遮断する要求に添えて、適合性等の品質尺度を含んでもよい。ユーザ・フィードバックは、ランキングおよびフィルタリング・タスクにおいて使用してもよく、またランキングおよびフィルタリング・モジュール775のいずれかの人工知能ベースのコンポーネントの訓練に役立てるために具体的に使用してもよい。
【0065】
広告主は、広告購入モジュール765にアクセスするために広告ユーザ・インタフェース720を使用してよい。それらの広告主は、広告スペースを購入してもよく、また広告の標的受信者を定義するために、ユーザ・モデル770にアクセスしてよい。広告主は、また、ユーザに提供する具体的な広告をアップロードする、または別の言い方では提供するために、広告主ユーザ・インタフェース720および広告購入モジュール765を使用してもよい。これらの広告は広告データ記憶装置760に蓄積される。
【0066】
図8は典型的なユーザ・インタフェース800の図である。ユーザ・インタフェース800は、情報がその中でユーザに提示されてよい、論理的な要素配列を与えるものであってよい。具体的には、ユーザ・インタフェース800は、ウェブサイト等の情報提供者からのコンテンツのみならず、情報提供者からのコンテンツにアンカーしてよい2次またはユーザ作成のコンテンツを取得するためにユーザが使用してよいプラットホームを提供してよい。そのような2次またはユーザ作成のコンテンツは、情報提供者からのコンテンツと一緒に提示してよい。
【0067】
ユーザ・インタフェース800は1次情報ペイン810を含んでよい。この例では、1次情報ペイン810は、ユーザが辿り着いたウェブページを描写または表示するのに使用してよい。なお、この例は、ウェブ・ブラウジング・プラットホームに基づくものであるが、以前に別の図に関して開示または解説された多様性を受容するよう変更してもよい。特に、テキスト、グラフィック、マルチメディア・コンテンツ、および埋め込みコード等の標準的なウェブページの要素は、1次情報ペイン810で提供してもよい。1次情報ペイン810で提供されるウェブページは、いろいろやり方があるが、URLをナビゲーション・バーに入力したり、検索エンジンを使用して検索を実行したり、または別のウェブページからハイパーリンクをクリックすることにより、到達されてよい。
【0068】
2次情報ペインまたはサイドバー820は、1次情報ペイン810の近くに表示してよい。サイドバーとは呼ばれるが、2次情報ペインまたはサイドバー820は、図示のように1次情報ペイン810をも含む単一のウインドウ中に含めたり、または別のウインドウで提示してもよい。さらに加えてまたは別案として、2次情報ペインまたはサイドバー820は、ウインドウの上部または底部のみならず左側または右側のどこに位置させてもよい。そのような位置決めは、ユーザ・インタフェース800へのユーザが選択可能な選好に従ってもよい。
【0069】
2次情報ペインまたはサイドバー820は、別図に関して本明細書で開示および解説された書込み、チャット・ボックス、および広告のような、書込み、チャット・ボックス、および広告等の多様な要素を表示できるエリアを提供してよい。書込み830は、あるユーザからの、1次情報ペイン810に提示されたウェブページで記述された建物と同じ近接した地理的場所で開催されるあるイベントへの売り物のチケットをそのユーザが持っていることを示すメッセージを含む。他のメッセージが、書込み840、850、860に含まれる。
【0070】
書込み追加コンポーネント870は、テキスト・ボックスおよび、1次情報ペイン810でそのとき閲覧中のウェブサイトのドメイン名にアンカーしてよい書込みをユーザが作成して追加できるようにする入力制御を提供する。チャット・ボックス880は、そのとき閲覧中のウェブサイトの一般的な話題に関係するチャット・セションにユーザが参加するためのインタフェースを提供する。広告エリア890は、標的とされた広告をユーザに配信できるスペースを提供する。
【0071】
図9から12を参照すると、種々の方法または手順に従うフローチャートが提示される。説明を簡単化する目的で、ここに示される1つ以上の方法が一連の動作として、例えば、フローチャート形式で、表示および解説されるが、表示および解説されたどの方法および手順も、またそのような方法または手順で使用してよいどのコンポーネントも、必ずしも動作順序によって限定されるものではなく、したがって、ここに表示および解説されたのとは別の順序の、および/または他の動作と同時に生起する、動作があってよいことを、理解し認識されたい。例えば、当業者は、状態図におけるように、方法が一連の相互に関係する状態またはイベントとして、別様に提示することもできることを理解し認識しよう。さらに、方法または手順を実装するのに、表示された動作が必ずしも必要ではない場合もある。
【0072】
図9は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと共に使用してよい方法900の一般的な処理フローを示すフロー図である。方法900は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するのに使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページの内容を分析し、そのウェブページのコンテンツに関係する付加的コンテンツを見つけることにより取得することができる。
【0073】
方法900の処理は、開始ブロック910で始まり、処理ブロック920へ進む。処理ブロック920では、ウェブページがネットワークのある場所から取り寄せられる。ネットワークは、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、ワイドエリア・ネットワーク(WAN)、イントラネット、またはインターネット、その他であってよい。取り寄せられたウェブページのコンテンツは、処理ブロック930で分析される。ウェブページ中の重要なまたは関係のある用語をみつけるために、多様な分析アルゴリズムを使用してよい。それらのアルゴリズムの中に、以前に他の図に関して説明したTF−IDFアルゴリズムがある。
【0074】
処理ブロック940では、取り寄せられたウェブページのコンテンツに関係する付加的コンテンツを特定し、取得する。このコンテンツは、閲覧中のウェブページまたは分析されたウェブページを提供するネットワーク・ロケーション以外のロケーションから取得してよい。そのコンテンツは、話題が関係しているとかまたはそのウェブページのURLにアンカーされているとかを含む、しかし、これらに限定されない、多様なやり方で関係してよい。具体的には、その取得されたコンテンツは、そのときのユーザによって作成されたものでもよく、または他のユーザにより作成され、公衆またはグループから閲覧できるようにしたものでもよい。処理ブロック950では、取得された付加的コンテンツがユーザに提示される。提示は、グラフィカル・ユーザ・インタフェース等の、マン・マシーン・インタフェースの特定の領域に行ってよい。方法900の処理は、終了ブロック960で終了する。
【0075】
図10は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい一般的な処理フロー1000を示すフロー図である。方法1000は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する対話型サービスを取得するために使用してよい。具体的には、対話型サービスは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツに関係する対話型サービスを見つけることにより取得できる。
【0076】
方法1000の処理は、開始ブロック1010で始まり、処理ブロック1020へ進む。処理ブロック1020では、ウェブページがネットワーク上のロケーションから取得される。このネットワークは、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット、その他であることができる。処理ブロック1030では、ウェブページのコンテンツが分析される。他の例と同様、ウェブページを分析するためにTF−IDFアルゴリズムを使用してもよい。その他のアルゴリズムもまた使用してよい。
【0077】
ウェブページのコンテンツに関係する対話型サービス、本例ではチャット・セション、が処理ブロック1040で特定される。特定は、チャットルームの話題のキーワード検索、等に基づいてもよい。処理ブロック1050では、少なくとも1つのチャット・セションへの接続が行われ、チャットルームのコンテンツがユーザに提示される。方法1000の処理は終了ブロック760で終了する。
【0078】
図11は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい一般的な処理フロー1100を示すフロー図である。方法1100は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するために使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを参照してよい付加的コンテンツを見つけることにより取得できる。
【0079】
方法1100の処理は開始ブロック1110で始まる。処理はその後、ウェブページが取り寄せられる処理ブロック1120へと続く。ウェブページは、ローカルまたはリモートであってよいあるウェブサーバから取り寄せてよい。リモートのウェブサーバは、特に、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワークを使用することにより、アクセスしてよい。処理ブロック1130では、取り寄せられたウェブページのコンテンツが分析される。ウェブページのコンテンツの分析は、具体的にはTF−IDFアルゴリズムを含む、多様なアルゴリズムによってもよい。その他の適当なアルゴリズムをTF−IDFアルゴリズムの代わりとしてもよい。
【0080】
取り寄せられたウェブページのコンテンツに関係するウェブログからのコンテンツが特定され、処理ブロック1140で取得される。ウェブログ・コンテンツは多様なやり方で関係していてよい。例えば、ウェブログは、分析されたウェブページ上のコンテンツを特に議論するものであってよい。また、ウェブログ記事が分析されたウェブページへのハイパーリンクを提供するものであってよい。また、ウェブログ記事が、ちょうど、分析されたウェブページと同じまたは類似の話題を議論するものであってもよい。そのようなウェブログ記事は処理ブロック1150でユーザに提示される。方法1100の処理は終了ブロック1160で終了する。
【0081】
図12は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい方法1200の一般的な処理フローを示すフロー図である。方法1200は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するために使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、その分析されたウェブページのコンテンツに類似したコンテンツを含む結果に有利なようにバイアスされた結果集合を作り出すための検索を実行することにより取得してよい。
【0082】
方法1200の処理は開始ブロック1210で始まる。処理ブロック1220では、ウェブページが、ウェブサーバ等の情報サーバから取り寄せられる。その情報サーバは、ローカルまたはリモートであってよい。情報サーバがリモートの場合は、ウェブページは、特に、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワークを介して取得してよい。
【0083】
取得されたウェブページは処理ブロック1230で分析される。ウェブページからの重要な用語または概念が処理ブロック1240で特定される。分析および特定のタスクは、他の図に関して議論されたTF−IDFアルゴリズムを含む、種々のアルゴリズムを使用して実行してよい。方法1200の処理は、検索クエリをユーザから受け取る処理ブロック1250で継続する。
【0084】
処理ブロック1260では、ユーザから受け取った検索クエリが、オプションとして、分析されたウェブページから特定された重要な用語および概念をクエリに付加することにより増やされる。増やされたクエリを使っての検索が処理ブロック1270で実行される。このやり方でのクエリの増加を、分析されたウェブページのコンテンツに類似するコンテンツを含む結果に有利に検索結果をバイアスするために使用してよい。検索は、また、オプションとして、クエリを現在のドメインまたは現在閲覧中のページにリンクするページに限定する等、種々のやり方で洗練化してよい。その他の変更もまた可能である。検索結果が処理ブロック1280で取得され、何らかのインタフェースを通してユーザに提示されてよい。処理ブロック1285では、取得された結果が、オプションとして、記録される。方法1200の処理は、終了ブロック1290で終了する。
【0085】
実装のための付加的な背景を与えるために、図13、14および以下の議論では、開示および解説されたコンポーネントおよび方法を実装してよい適当なコンピュータ環境について、簡単で一般的な説明を行うとしよう。以上では、ローカル・コンピュータおよび/またはリモート・コンピュータ上で走行するコンピュータ・プログラムのコンピュータ実行可能命令との一般的な関係において、多様な具体的実装を説明したが、当業者は、単独かまたは他のプログラム・モジュールと組み合わせた、その他の実装もまたあってよいと認識しよう。一般的には、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行するおよび/または特定の抽象的なデータ・タイプを実装する、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、等を含む。
【0086】
さらに、当業者は、上述のコンポーネントおよび方法が、パーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ装置、マイクロプロセッサ・ベースおよび/またはプログラム可能な家電製品、等々のみならず、単一プロセッサまたはマルチプロセッサのコンピュータ・システム、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータを含むその他のコンピュータ構成で実施されてもよいことを認識しよう。なお、それらの各々は、動作時に1つ以上の関連する装置と通信してもよい。開示および解説されたコンポーネントおよび方法の図解されたある特徴は、通信ネットワークまたはその他のデータ接続を通してリンクされたリモート処理装置によって実行されるタスクも存在する、分散コンピュータ環境において実施されてもよい。しかし、全てではないにしても、これらの特徴のあるものはスタンドアロン・コンピュータ上で実施されてもよい。分散コンピュータ環境においては、プログラム・モジュールは、ローカルおよび/またはリモートの記憶装置に設置されてもよい。
【0087】
図13は、本発明が相互作用してもよい、事例的コンピュータ環境1300の概略的ブロック図である。システム1300は、1つ以上のクライアント(群)1310を含む。クライアント(群)1310はハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、スレッド、プロセス、コンピュータ装置)であってよい。システム1300は、また、1つ以上のサーバ(群)1320を含む。サーバ(群)1320はハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、スレッド、プロセス、コンピュータ装置)であってよい。サーバ群1320は、例えば、本発明の使用により変換を実行するために、スレッドまたはプロセスを内蔵してもよい。
【0088】
クライアント1310とサーバ1320との間の通信の1つの可能な手段は、2つ以上のコンピュータ・プロセス間で伝送するように構成されたデータ・パケットの形式であってよい。システム1300は、クライアント(群)1310とサーバ(群)1320との間の通信を容易化するために使用できる通信フレームワーク1340を含む。クライアント(群)1310は、クライアント(群)1310用の局所的な情報を蓄積するために使用してよい、1つ以上のクライアント・データ記憶装置(群)1350と接続して動作する。同様に、サーバ(群)1320は、サーバ(群)1340用の局所的な情報を蓄積するために使用してよい、1つ以上のサーバ・データ記憶装置(群)1330と接続して動作する。
【0089】
図14を参照すると、本発明の種々の特徴を実行する典型的な環境1400はコンピュータ1412を含む。コンピュータ1412は、処理ユニット1414、システム・メモリ1416、およびシステム・バス1418を含む。システム・バス1418は、システム・メモリ1416を含む、しかし、それに限定されない、システム・コンポーネントを処理ユニット1414に接続する。処理ユニット1414は、種々の可能なプロセッサのいずれかであってよい。デュアル・マイクロプロセッサおよびその他のマルチプロセッサ・アーキテクチャもまた処理ユニット1414として使用してよい。
【0090】
システム・バス1418は、メモリ・バスまたはメモリ・コントローラ、周辺バスまたは外部バス、および/または、ISA(Industrial Standard Architecture)、MSA(Micro−Channel Architecture)、EISA(Extended ISA)、IDE(Intelligent Drive Electronics)、VLB(VESA Local Bus)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、カード・バス、USB(Universal Serial Bus)、AGP(Advanced Graphics Port)、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)、Firewire(IEEE1394)、およびSCSI(Small Computer Systems Interface)を含む、しかし、それに限定されない、種々の可能なバス・アーキテクチャのいずれかを使用するローカル・バスであってよい。
【0091】
システム・メモリ1416は、揮発性メモリ1420および非揮発性メモリ1422を含む。立ち上げ時等にコンピュータ1412内の要素間で情報を伝達するための基本ルーチンを含む基本入出力システム(BIOS)は、非揮発性メモリ1422に格納される。実例を挙げると、しかし、これらに限定されるものではないが、非揮発性メモリ1422は、読取専用メモリ(ROM)、プログラム可能ROM(PROM)、電気的プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュ・メモリを含んでよい。揮発性メモリ1420は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含んでよく、これは外部キャッシュ・メモリとして働く。実例を挙げると、しかし、これらに限定されるものではないが、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスDRAM(DRRAM)等の多くの形式で利用可能である。
【0092】
コンピュータ1412は、また、リムーバブル/固定、揮発性/非揮発性のコンピュータ記憶媒体を含む。例えば、図14はディスク記憶装置1424を示す。ディスク記憶装置1424は、磁気ディスク駆動装置、フロッピ・ディスク駆動装置、テープ駆動装置、Jazドライブ、Zipドライブ、LS−100ドライブ、フラッシュ・メモリ・カード、またはメモリ・スティック等の装置を含むが、これらに限定されるものではない。さらに、ディスク記憶装置1424は、記憶媒体を別途に、またはコンパクト・ディスクROM装置(CD−ROM)、CD記録可能駆動装置(SD−Rドライブ)、CD再書込可能駆動装置(CD−RWドライブ)、またはデジタル多用途ディスクROM(DVD−ROM)等の光ディスクを含むが、これらに限定されるものではない他の記憶媒体と組み合わせて、含んでもよい。ディスク記憶装置1424のシステム・バス1418への接続を容易化するために、通常、インタフェース1426のようなリムーバブルまたは固定のインタフェースが使用される。
【0093】
図14は、ユーザと適当な動作環境1400で記述された基本的なコンピュータ資源との間の介在者として動作するソフトウェアを説明するものであることを認識されたい。そのようなソフトウェアは、オペレーティング・システム1428を含む。オペレーティング・システム1428は、ディスク記憶装置1424に格納されてよいが、コンピュータ・システム1412の資源を制御し、また割付けるために動作する。システム・アプリケーション1430は、システム・メモリ1416かまたはディスク記憶装置1424かに格納されたプログラム・モジュール1432およびプログラム・データ1434を通して、オペレーティング・システム1428による資源管理を活用する。本発明は、種々のオペレーティング・システムまたはオペレーティング・システムの組み合わせを用いて実装されてよいことを認識されたい。
【0094】
ユーザは、入力装置(群)1436を通してコマンドまたは情報をコンピュータ1412に入力する。入力装置群1436は、マウス等のポインティング装置、トラックボール、スタイラス、タッチパッド、キーボード、マイクロホン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、サテライト・ディッシュ、スキャナ、TVチューナ・カード、デジタル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、ウェブ・カメラ、等々を含むが、これらに限定されるものではない。これらおよびその他の入力装置は、インタフェース・ポート(群)1438を介し、システム・バス1418を通して、処理ユニット1414に接続される。インタフェース・ポート(群)1438は、例えば、シリアル・ポート、パラレル・ポート、ゲーム・ポート、およびユニバーサル・シリアル・ポート(USB)を含む。出力装置(群)1440は、入力装置(群)1436と同じタイプのポートの幾つかを使用する。こうして、例えば、USBポートは、コンピュータ1412に入力を提供するのに使われてもよく、コンピュータ1412からの出力情報を出力装置1440へ出力するのに使われてもよい。出力アダプタ1442は、出力装置群1440の中でも、特別のアダプタを必要とする、モニタ、スピーカ、プリンタ等の出力装置群1440が存在することを示すために提示される。出力アダプタ1442は、出力装置1440とシステム・バス1418との間の接続手段を与えるビデオおよびサウンド・カードを含むが、こう述べたからと言ってこれらに限定されるものではない。その他、リモート・コンピュータ(群)1444のように、入力および出力の両方の能力を与える装置および/または装置のシステムがあることに注意されたい。
【0095】
コンピュータ1412は、リモート・コンピュータ(群)1444等の1つ以上のリモート・コンピュータへの論理的接続を使用して、ネットワーク環境中で動作してもよい。リモート・コンピュータ(群)1444は、パーソナル・コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワーク・パソコン、ワークステーション、マイクロプロセッサ・ベースのアプリケーション、ピア・デバイス、またはその他の通常のネットワーク・ノード、等々であってよく、コンテンツ1412に関係して述べられた要素の多くをまたは全てを含むのが普通である。簡単化のために、メモリ記憶装置1446のみが、リモート・コンピュータ(群)1444と一緒に描かれている。リモート・コンピュータ(群)1444は、コンピュータ1412に、ネットワーク・インタフェース1448を介して論理的に、そして通信接続1450を介して物理的に接続される。ネットワーク・インタフェース1448は、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)およびワイド・エリア・ネットワーク(WAN)のような有線および/または無線の通信ネットワークを包含する。LAN技術は、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、CDDI(Copper Distributed Data Interface)、イーサネット(登録商標)、トークン・リング、等々を含む。WAN技術は、ポイント・ツー・ポイント・リンク、ISDN(Integrated Services Digital Network)やその派生形等の回線交換ネットワーク、パケット交換ネットワーク、およびDSL(Digital Subscriber Line)を含むが、これらに限定されるものではない。
【0096】
通信接続(群)1450は、ネットワーク・インタフェース1448をバス1418に接続するのに使用されるハードウェア/ソフトウェアを指す。図を明確にするために、通信接続1450がコンピュータ1412の内部に示されているが、コンピュータ1412の外部にあってもよい。ネットワーク・インタフェース1248への接続に必要なハードウェア/ソフトウェアは、典型的な目的についてのみであるが、通常の電話グレードのモデム、ケーブル・モデムおよびDSLモデム、ISDNアダプタ、およびイーサネット(登録商標)・カード、等の内部的および外部的な技術を含む。
【0097】
以上で記述されたことは、本発明の事例を含む。本発明を記述する目的で、コンポーネントまたは方法のすべての考え得る組み合わせを記述することはもとより不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識してもよい。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神と範囲に含まれるすべてのそのような変更、修正、および変形を包含することを意図するものである。
【0098】
特に、そして、上述のコンポーネント、装置、回路、システム、等により実行される多様な機能に関しては、そのような構成要素を解説するのに使用された用語(「手段」への言及を含む)は、解説された構成要素に指定された機能を実行する(例えば、機能的に等価な)どの構成要素についても、そうでない旨明示されない限り、対応することを意図するものである。本明細書に示された本発明の典型的な特徴中の機能を実行するものとして開示された構造とは、構造的に等価でない場合であってもである。この観点から、本発明は、本発明の多様な方法の動作および/またはイベントを実行するコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体のみならず、システムをも含むものであることもまた認識されよう。
【0099】
加えて、本発明の個々の特徴は多くの実装法の1つについて開示されたにすぎないかもしれないが、そのような特徴を他の実装法の1つ以上のその他の特徴と、任意の所与または特定のアプリケーションに望ましくまた有利なように、組み合わせてもよい。また、用語「含む(includes)」と「含む(including)」、およびそれらの変異形が明細書か請求項かにおいて使用される限りにおいて、これらの用語は用語「備える(comprising)」と同様に包括的あることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図2】書込みのブロック図である。
【図3】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図4】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図5】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図6】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図7】補助コンテンツ提供システムのシステムブロック図である。
【図8】典型的なユーザ・インタフェースの図である。
【図9】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図10】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図11】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れの流れ図である。
【図12】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図13】典型的なネットワーク環境を示す図である。
【図14】典型的なコンピュータ環境を示す図である。
【技術分野】
【0001】
インターネットは、情報に基づく多様なサービスを提供できる通信プラットホームへと進化してきた。これらのサービスで最も人気のあるものの1つが、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(hypertext markup language(HTML))を使って構築された電子文書の提供である。これらの文書は、しばしばウェブページと呼ばれ、ワールド・ワイド・ウェブ、または単にウェブ、と通常呼ばれるインターネットの論理セグメント上のコンピュータ・ロケーションすなわちサイトから利用可能である。これらのウェブサイトおよびサーバから利用可能な情報は、通常、リモート・コンピュータで実行中のブラウザを使ってアクセスする。例えば、ユーザは、ブラウザを立ち上げ、ブラウザのアドレスバーにウェブサイトのユニフォーム・リソース・ロケータ(Uniform Resource Locator(URL))を入力し、キーボードのエンターキーを押下するかマウスでボタンをクリックすることにより、ウェブサイトにアクセスできる。通常、URLは、アクセスを容易化する3つの情報を含み、それらは、コンピュータ通信における情報交換の規則の集合すなわち標準規格を指定するプロトコル表示、ウェブサイトを維持する組織の名前に基づくことが多いドメイン名、およびドメイン中の所望の文書へのパスである。標準的なブラウザは、ウェブサーバとの接続を確立してウェブサーバから情報を取得するために、URLに含まれるこれらの情報を使用できる。
【背景技術】
【0002】
ウェブサイトおよびウェブページに加えて、その他のタイプのサービスも利用可能である。これらのサービスには、電子メール、インスタントメッセージング、チャットサービス、オーディオまたはビデオサービス、およびその他の情報サービスがある。一般に、インターネットで利用可能な各サービスは、他のサービスとは孤立して存在してきた。例えば、ユーザは、ブラウザを使ってウェブサイトにアクセスできるが、別サービスであるオーディオ情報にアクセスするには、オーディオ・アプリケーションをオープンしなければならない。また、ユーザは、チャットサービスにアクセスするには第3のアプリケーションを、メッセージングサービスにアクセスするには第4のアプリケーションをオープンしなければならない場合もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
各タイプのサービスからの情報内容は、他のサービスとは孤立して存在するが、一般に、そのような情報は、種々の異なるやり方で論理的に関連付けることができる。例えば、各サービスから利用可能な情報が他のサービスで利用可能な情報を参照可能という意味で、情報を論理的に関係付けることができる。1つ以上の利用可能なサービスからの情報が、話題的に関係していたり、同じ情報源から由来していたり、または何らかのその他のやり方で関係していたりもし得る。現在のシステムは、多様なサービスからの情報を論理的かつ意味のあるやり方で統合化する能力を全く提供できない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下では、基本的な理解と大まかな概観を提供するために簡単な要約を示す。この要約は、広範な概観というものではない。主要なまたは緊要なコンポーネントを特定したり取扱範囲を描こうとするものでもない。この要約の唯一の目的は、この後で示すより詳細な解説への前置きとして、いくつかの概念を簡単な形で示すことにある。さらに加えれば、ここで使用されるセクションの頭書きは、単に便宜のために供するものであって、決して限定するものと解されるべきではない。
【0005】
レンダリング・モジュールは、通信網を使って情報源からウェブページ等の情報を取得してよい。関連付けモジュールは、その取得情報を分析し、分析結果を主要なまたは重要な情報を特定したり見つけたりするために使用してよい。これらの情報は、数ある情報タイプの中でも特に、元の情報に加えて他の情報への関連付けにも使えるアンカー(anchor)として使用してよい。付加的な情報をユーザに提示してよい。
【0006】
多様なタイプの付加的な情報または情報サービスを、例えば、ウェブページの内容等の、ユーザが取得した情報コンテンツに基づいて、ユーザに提供してよい。ユーザがそのとき閲覧中のウェブページに関係するかそれを参照するウェブログからのコンテンツを、そのとき閲覧中のウェブページと一緒に提示してよい。提示可能なコンテンツ・タイプには、広告ベースのコンテンツおよび、例えば、書込み(note)、コメント、評点およびレビュー等の、ウェブサイトへの別のビジタが作成したコンテンツがある。そのとき閲覧中のウェブページを参照するウェブページからの1つ以上のハイパーリンクも提示してよい。さらに、関連するチャットルームの議論およびページバイアスド検索への自動接続のようなサービスも提供してよい。
【0007】
開示および解説されるコンポーネントおよび方法は、以下で解説される、特に特許の請求範囲で指摘される、1つ以上の特徴を含む。以下の解説および添付の図面では、具体的なコンポーネントおよび方法を例示して詳細に説明する。しかし、これらのコンポーネントおよび方法は、開示されたコンポーネントおよび方法の使用可能な多様なやり方のうちの僅かなものを示すにすぎない。開示および解説されたコンポーネントおよび方法の具体的な実装は、そのようなコンポーネントおよび方法の幾分か、多くか、または全てを含んでもよく、また、それらと同等のものを含んでもよい。本明細書に提示される具体的な実装および例示の多様性は、以下の詳細な解説から、図面と合わせて考察するとき、明らかになろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本特許出願での使用では、「コンポーネント」、「システム」、「モジュール」等の用語は、ハードウェア、(例えば、実行中の)ソフトウェアおよび/またはファームウェア等のコンピュータに関連する構成要素を指すものとする。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で走行するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、プログラムおよび/またはコンピュータであってよい。サーバ上で走行するアプリケーションおよびサーバの両者もまたコンポーネントであってよい。1つ以上のコンポーネントがプロセス中に存在してよく、またコンポーネントは、1つのコンピュータ上に設置されおよび/または2つ以上のコンピュータ間に分散されることもあってよい。
【0009】
開示されたコンポーネントおよび方法は、図面を参照しながら解説されるが、図面では同じ要素を指すのに全体を通して同じ参照番号を使用する。以下の解説では、説明の目的で、開示された主題を完全に理解できるよう、多くの具体的な詳細を解説する。しかし、これらの具体的な詳細のあるものが、特定の実装では省略でき、また他のものと一緒にできることが明らかな場合もある。ある構造および装置が、別の例では描写の簡単化のためにブロック図形式で示されることもある。さらに、説明された具体例がクライアント/サーバ・アーキテクチャでの用語を使用し、またはクライアント/サーバ実装の事例でさえあるかもしれないが、クライアントとサーバの役割は逆であってもよく、開示および解説されたコンポーネントおよび方法がクライアント/サーバ・アーキテクチャに限定されるものではなく、特に、ピアツーピア(P2P)を含むその他のアーキテクチャでの使用向きに容易に構成されてもよく、それでいて、開示および解説されたコンポーネントおよび方法の精神すなわち範囲から離れるものでないことを、当業者は理解しよう。さらに、本明細書で提示された具体的事例が特定のコンポーネントを含むかまたは参照するとしても、本明細書に開示および解説されたコンポーネントおよび方法の実装は、それらの具体的なコンポーネントに必ずしも限定されるものではなく、別の状況においても同様に使用されてよいことに注意されたい。
【0010】
提示された具体的な事例が、パソコンというコンポーネントに基づいたシステムまたは方法を記述したり描写したりする場合もあるが、本明細書に開示および解説されたコンポーネントおよび方法の使用がその分野に限定されるものでないこともまた理解されたい。例えば、開示および解説されたコンポーネントおよび方法は、分散型またはネットワーク・コンピューティング環境において使用されてもよい。さらに加えてまたは別案として、開示および解説されたコンポーネントおよび方法が、複数のクライアントがアクセスする単一のサーバ上で使用されてもよい。開示および解説されたコンポーネントおよび方法が、別のコンポーネントを創り出したり、また多種多様なコンピュータ装置で他の方法を実行したりするのに使用されてもよいことを、当業者は容易に認識しよう。
【0011】
図1は、対話型情報システム100のシステムブロック図である。対話型情報システム100は、1次情報データ記憶装置120から情報を取得してよいレンダリング・コンポーネント110を含む。レンダリング・コンポーネント110は、ブラウザまたは情報を取得し提示する能力を有するその他のコンポーネントであってもよい。具体的には、レンダリング・コンポーネント110は、ユーザが立ち上げて動作させるスタンドアローン型アプリケーションであってもよく、または、電子メール・アプリケーション用のHTMLレンダリング・エンジンまたは同様のほかのコンポーネント等、別のコンポーネントと一緒に使用するよう設計されたその他のモジュールであってもよい。レンダリング・コンポーネント110は、取得した情報を、表示装置または何らかのその他のマン・マシーン・インタフェース、中でも、音声ベース・インタフェースまたはブレイル(Braille)点字インタフェース等、の上でユーザに提示してもよい。
【0012】
1次情報データ記憶装置120は、データベース、イントラネット、ワールド・ワイド・ウェブ、インターネット、ファイル共有または、特に、遠隔からアクセス可能な情報源を含む何らかのその他の情報源、であってよい。1次情報データ記憶装置120に含まれる情報は、1次情報データ記憶装置120の具体的な実装に依存してもよいが、一般には、電子的または機械可読形式の任意の情報を含んでよい。特に、1次情報データ記憶装置に格納された情報は、インターネットまたはイントラネットからのウェブページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックな映像情報、オーディオ情報、ビデオ情報、マルチメディア情報、およびその他の適当な形式の情報を含んでもよい。
【0013】
関連付けプラグイン130は、レンダリング・コンポーネント110がユーザに提示してもよい情報を取得するために、レンダリング・コンポーネント110および1次情報データ記憶装置120と通信してもよい。さらに加えてまたは別案として、対話型プラグイン130は、2次情報データ記憶装置140等の別の情報源から付加的情報を取得してもよい。2次情報データ記憶装置140は、1次情報データ記憶装置120とほぼ同じやり方で実装してよく、とりわけ、同じタイプの情報を含んでよい。具体的には、2次情報データ記憶装置140は、書込み、ウェブページ等の文書、イントラネットページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックまたはオーディオ情報、検索語または検索結果および検索エンジンへのアクセスを含む検索関係情報、ウィキ、ウェブログ(ブログ)、RSSまたはその他のニュース・フィード、通知ベースのチャット・コンテンツを含むチャット・コンテンツ、メッセージまたはユーザ名を含むインスタントメッセージ情報、タグ、インリンク、アウトリンク、および、電子的または機械可読形式で格納され提示されるその他任意の情報を含んでよい。
【0014】
2次情報データ記憶装置140に含まれる情報は、2次コンテンツ作成モジュール150により作成されてよい。当業者は、この開示を読めば、2次コンテンツ作成モジュール150の実装の詳細が、2次情報データ記憶装置140で使用するべく作成された情報の具体的なタイプに依存して多様であってよいことを認識するであろう。そのようなコンテンツに依存して、2次コンテンツ作成モジュール150は、具体的には、テキスト・エディタ、ワード・プロセッサ、スプレッドシート・プログラム、スライドショウまたはプレゼンテーション・プログラム、ウェブページ・エディタ、グラフィック・プログラム、オーディオ・プログラム、ウェブログ(ブログ)作成ツール、チャット・プログラム、インスタントメッセージング・プログラム、または、具体的には、上記の例の幾つかまたは全部の組み合わせを含むその他の適当なコンポーネントであってよい。
【0015】
関連付けプラグイン130は、2次情報データ記憶装置140からの情報を、レンダリング・コンポーネント110での表示のために1次情報データ記憶装置120から初めに取得した情報に関係付けるまたは関連付けることができる。具体的には、2次情報データ記憶装置140からの付加的情報を1次情報データ記憶装置120からの情報にアンカーすることができる。そのようなアンカーまたは関連付けは、多様なやり方で達成可能である。例えば、ウェブページに関連付けられたexample−domain−name.tdlのようなドメイン名は、2次情報データ記憶装置140からの情報へのアンカーとして使用可能である。同様に、そのときまたは以前にアクセスしたウェブページまたはその他のリソースの、相対URLを含む完全または部分省略形のユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)が、アンカーとして使用可能である。その他のアンカーの候補としては、ファイル共用のファイル・ロケーション、またはその他の遠隔ロケーション、1次情報データ記憶装置120からのコンテンツに含まれるキーワード、または書式データ、が含まれるが、他にもいろいろあり、これらに限定されるものではない。
【0016】
2次情報データ記憶装置140からの情報が、何らかのテキストを含む書込みであってもよいような事例もある。書込みは、ウェブページのURLにその書込みを関連付けることにより、そのウェブページにアンカーすることができる。書込みを書式データにアンカーすることもできよう。例えば、書式データが郵便の郵便番号の場合、ユーザが郵便番号を書式へ入力するときは、いつでもその書込みを表示するようにできる。別の例では、書込みを特定のキーワードにアンカーすることができる。ユーザが、そのようなキーワードを含む1次情報データ記憶装置120からの情報を閲覧するとき、その書込みをレンダリング・コンポーネント110によりユーザに表示することができる。その書込みを、2次情報データ記憶装置140からの任意のコンテンツで置き換えることができる。一般に、2次情報データ記憶装置140からの任意のコンテンツは、適当なアンカーを使用することにより、1次情報データ記憶装置120からの任意のコンテンツに任意の適当な組み合わせでアンカーすることができる。
【0017】
付加的情報を初めに取得された情報にアンカーしたりまたは関連付けたりすることができるが、付加的情報のコンテンツが初めに取得された情報に含まれるコンテンツに関係している必要はないことに注意されたい。例えば、初めに取得された情報がコンピュータ・プログラミング言語についてのウェブページであり、付加的情報が検索エンジンへのリンクであってもよい。この例では、検索エンジンへのリンクは、ウェブページのコンテンツとは何の関係もない。関連付けプラグイン130により、多くのその他のタイプの付加的コンテンツまたは付加的機能が使用可能となりまたは提供可能となる。
【0018】
ウェブページに基づく例を以下に示す。レンダリング・コンポーネント110は、ウェブページを1次情報データ記憶装置120から読み出してもよい。そのウェブページは、レンダリング・コンポーネント110によりユーザに提示してよい。関連付けプラグイン130は、ウェブページのどのコンテンツが重要かを判定するためにウェブページを分析してよい。ウェブページの分析には、多様なやり方を使用してよい。これらのやり方の中に、ウェブページに含まれる用語のリストを作成し、ウェブページのコンテンツの確率論的要約を作成するためにTF−IDF(term frequency−inverse document frequency)アルゴリズムを使用する技術がある。関連付けプラグイン130は、ユーザに提示するべき別のコンテンツを特定するために、そのウェブページのコンテンツを使用してよい。この別コンテンツは、とりわけ、そのウェブページに関係する話題を中心に構成された対話型チャットルームからのコンテンツ、そのウェブページに関係するかまたはそのウェブページを特に取り上げているウェブログ(ブログ)記事またはRSSまたはその他のニュース・フィードからのコンテンツ、特にそのウェブページを指示する他のページからのハイパーリンク、検索エンジンへのアクセス、そのウェブページのコンテンツに関係する広告、またはそのウェブページへの他のビジタによるコメント形式のコンテンツ、を含んでよい。
【0019】
関連付けプラグイン130は、数ある要因の中でも、レンダリング・コンポーネント110の具体的な実装に大部分を依存することもあり得る、多様なやり方で実装してよい。それらの要因は、本開示を読めば、当業者には直ちに明らかとなろう。ある典型的な実装では、関連付けプラグイン130は、ウインドウまたはブラウザのサイドバーまたは同様のエリアで走行する実行可能コードであってよい。関連付けプラグイン130は、また、スタンドアローンのアプリケーションまたはその他の適当な実行可能コードであってよい。関連付けプラグイン130は、特定のURLに関連付け可能な書込み掲示を投稿する能力をユーザに与える書込みコンポーネントであってもよい。
【0020】
書込み掲示は、関係する主題へのハイパーリンク、ウェブページで取り上げられた製品またはサービスに類似の製品またはサービスについての情報、またはその他の情報を含み、情報としての性質を持ち得る。書込み掲示は、また、特定ホームページの研究論文に関する書込み等の個人的な書込みをURLにより組織化するのに書込み掲示を使用できるという意味で、組織的でもあり得る。書込み掲示が関連付けられたURLを訪れる他のユーザにその書込み掲示を使ってメッセージを送ることにより、書込み掲示を社交に応用することもできる。メッセージは、あるイベントに出席しようとしている他の人、メッセージ作成者の興味と同様の興味を持つ他の人、ウェブページの話題に関する議論の一端、または任意のその他のタイプのメッセージ、に向けられたものであってよい。書込み掲示は、また、ユーモアを与えるとか、オンラインゲームの一部をなす等の、娯楽的な目的を持ってもよい。
【0021】
図2は、書込み200のブロック図である。書込み200は、あるオンライン・コンテンツに関連付けできる情報を伝えるために、図1の関連付けプラグイン130等の関連付けプラグインにより使用されてよい。具体的には、伝える情報は、図1に関して開示および解説された任意のタイプの情報を含んでよい。
【0022】
書込み200は、複数のフィールドを含んでよい。アンカー・フィールド210は、書込み200のコンテンツを情報ロケーションにアンカーするために使用できる情報を含んでよい。アンカー・フィールド210の情報は、数あるロケーション識別子の中でも、URL、ドメイン名、またはルート・ドメイン名を含んでよい。アンカー・フィールド210は、任意の適当なアンカー、具体的には、以前に図1に関して開示および解説されたタイプのアンカー、を記述するのに使用してよい。アンカー・フィールド210は、関連付けプラグインが使用できるコンテンツをある情報ロケーションに関連付けるのに使用してよい。
【0023】
アンカーのタイプおよびその他の要因に基づいて、書込み200は、多様なフィールドを含んでよい。キーワード・フィールド220は、コンテンツに関係すると共に索引付けまたは検索の目的に使用できるキーワードを含んでよい。コンテンツ・キー・フィールド230は、幾つかのキーワードまたはフレーズを含んでよく、それらは、コンテンツ・キー・フィールド230中の情報を含むかまたは一致する、ウェブページ等のコンテンツを見つけるのに使用してよい。書式データ・フィールド240は、書式中の情報に類似した情報を検索するのに使用できる情報を含んでよい。書式データ・フィールドは、また、書式フィールドをそのフィールド用の値に一致させるために、1つ以上の書式フィールド名等の書式情報を含んでよい。
【0024】
スコープ・フィールド250は、書込み200等の書込みを配布できるレベルに関する情報を含んでよい。例えば、スコープ・フィールド250は、書込み200が私的であって、その作成者によってのみ閲覧できることを示してもよい。スコープ・フィールド250は、また、グループ・アクセスが特定のグループまたはグループ群のメンバーに許されていることを提示してもよい。これらのグループは、メンバー性を定義するやり方はいろいろあるが、ある基準に基づいて定義してよく、または予め選ばれたメンバーを含むとしてもよい。さらに、アクセスの公開は、書込み200は誰でも閲覧してよい等の、スコープ・フィールド250中の情報により提示してよい。
【0025】
書込み200は、また、タイプ・フィールド260を含んでよい。タイプ・フィールド260中の情報は、種々のタイプの書込みを定義するのに使用できる。タイプは種々あるが、例えば、単純なテキスト・ボックス、写真、議論のスレッド、またはユーザ定義のタイプを含んでよい。異なるタイプの書込みは、提示された書込みが特定のタイプであると見て直ぐわかるように、異なるやり方でユーザに表示してよい。これらのフィールドが存在することにより、ユーザが個人的な選好に基づいて書込みを選り分ける能力を得ることができることに注意されたい。さらに、書込み200等の書込みは、そのコンテンツが固定的であってもよいという意味で静的であってもよく、または動的であってもよい。動的な書込みは、例えば、その動的な書込みが作動される都度、更新された情報をサーバに要求してよい。
【0026】
別の典型的な実装では、ユーザは、コンテンツの取得を望む、書込み200等のコンテンツの提供者を指定してもよい。ユーザは、また、そのようなコンテンツを表示できる領域を指定してもよい。そのような領域を指定する1つの可能な方法は、ユーザがブラウザのウインドウのサイドバーに置くことができるグラフィカル・ツールを提供することによる。ユーザは、また種々のオプションを選択してよいが、中でも、書込みを閉じたり、書込みにコンテンツを自動的にリフレッシュさせたり、書込みに情報をカテゴリ化できるラベル付きサブ・バーを準備させたり、書込みを1つ以上のアンカーに関連付けたり、廃棄期日を設定したり、書込みの配布を制限したり、また書込みを匿名で作成したりすることを選択してよい。
【0027】
書込みの実感される効用は、書込みシステムの価値がユーザ数と共に増大するというネットワーク効果に従うとしてよい。書込みシステムを開始する際、ある初期価値を与えるために、多様な技術を使用してよい。例えば、書込みをURL間で共有してもよい。書込みは、また、特に、ウェブサイト、ブログ、ニュースグループおよび議論のフォーラムについて、自動注釈を提供してもよい。動的な書込みおよびその他のコンテンツ・ボックスが、容易にコンテンツを提供してもよい。書込みの用法を説明するシナリオ・サイトを作成してもよい。さらに、書込み用のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、開発者が自分自身の書込みを作成するよう鼓舞するために提供してもよい。書込み用の検索機能もまたその有用性を増大させる。さらなる使用を鼓舞するために、書込みのユーザに賞を授けてもよい。また、人気のあるウェブサイトを、ユーザによる書込みのインストールやさらなる利用の促進のために利用してもよい。それらの人気のあるウェブサイトの少なくとも幾つかを、書込みのプロモータとして公式に契約してもよい。また、書込みの使用を通してのみ提供されるコンテンツを提供して、そのコンテンツへアクセスするために書込みコンポーネントのインストールが必要となるようにしてもよい。
【0028】
書込みの成否は、また、フィルタ機能およびランキング機能に左右され得る。書込みの秩序化は、多様な社会的ネットワークまたは蜘蛛の巣状の信頼ネットワーク概念に従って成し遂げられ得る。特定のURLにアンカーされた書込みは、ドメイン名にアンカーされただけの書込みよりもより高く(または、より低く)ランキングしてよい。ランキング機能は、また、数ある要因の中でも、書込みの範囲、書込みの著者、書込みの作成期日、ユーザの選好プロフィール、フィルタ機能、リンク分析、評点またはその書込みをユーザが閉じてしまったか等の書込みへのフィードバック、および書込みランキングの閾値、等の1つ以上の要因に少なくとも部分的には基づいて、使用されてよい。
【0029】
書込みの使用におけるプライバシへの配慮は、多様なやり方で対応されてよい。例えば、コンポーネントは、実際に望まれた書込みの識別情報をわかり難くするために、種々のURLからの複数の書込みを要求してもよい。この技術は、プリフェッチ方式と一緒に使用してもよい。平文での要求ではなく、書込み用のURLの一方向ハッシュを作成してサーバへ送付してもよい。さらに加えてまたは別案として、特定の書込みを要求したユーザを識別し難くするために、中間サーバを使用してもよい。
【0030】
書込みの他に、対話型コンポーネントは、ユーザ間の動的なチャット・セションを可能にするウェブ・チャット・コンポーネントであってもよい。そのようなチャット・セションもまたURLまたはドメイン名、他にもあるが、にアンカーされてよい。チャット・セションは、また、より多様な議論に備えて、1つ以上のサイトにアンカーされてもよい。そのようなチャット・セションは、また、指定のサイトに別のユーザが到着して他ユーザとのチャット・セションへの参加を望んだときに、ユーザに通知が行くようにできる通知ベースであってもよい。その他のウェブ関連のアプリケーションを実装してもよく、閲覧中のウェブページにリンクしているウェブページのリストを提供するリスト作成コンポーネント、そのとき閲覧中のウェブページの内容を要約するページ要約コンポーネント、およびウェブページにしばしば現れる用語を検索する検索エンジンにリンクさせる検索コンポーネント等が、これらに限定されないが、ある。
【0031】
図3は関連付け情報システム300のシステムブロック図である。関連付け情報システム300はレンダリング・コンポーネント310および関連付けプラグイン・コンポーネント320を含む。先述の例におけるように、関連付けプラグイン・コンポーネント320は、スタンドアローン・アプリケーションであってもよく、他のアプリケーションのプラグ着脱可能な部品であってもよく、またはその他の実行可能コードであってもよい。レンダリング・コンポーネント310は、ネットワーク330からの情報コンテンツにアクセスしてもよい。ネットワーク330は、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、イントラネット、または情報源へのその他の適当なネットワークであってよい。
【0032】
関連付けプラグイン320は、レンダリング・コンポーネント310がネットワーク330から取り寄せた情報内容にアクセスし、また分析してもよい。情報内容を分析するために、関連付けプラグイン320は、別図に関して議論されたやり方の1つを含むいずれかの適当なやり方を使用してよい。関連付けプラグイン320は、その後、情報内容に関係する話題を中心に構成されたチャットルームでセションを確立するために、チャット・サーバ340に接続してもよい。
【0033】
例えば、動作中に、レンダリング・コンポーネント310は、ワールド・ワイド・ウェブからウェブページを取得してもよい。その後、関連付けプラグイン320は、そのウェブページの主題を判定するためにそのウェブページの内容を分析してもよい。その後、関連づけプラグイン320は、ウェブページの主題に関係するチャットルームを見つけるために、チャット・サーバ340に接続してもよい。その後、ユーザはウェブページの閲覧を続けながら、チャットルームでの議論に参加してもよい。
【0034】
図4は関連付け情報システム400のシステムブロック図である。関連付け情報システム400は、レンダリング・コンポーネント410および関連付けコンポーネント420を含む。レンダリング・コンポーネント410は、ウェブブラウザまたは情報を取得して表示する能力を持つその他の適当なコンポーネントであってよい。レンダリング・コンポーネント410は、ネットワーク430上で利用可能な情報にアクセスしてもよく、その情報を関連付けコンポーネント420に通信してもよい。
【0035】
関連付けコンポーネント420は、レンダリング・コンポーネント410から受信した情報を分析してもよく、その情報をウェブログ(ブログ)データ記憶装置440から付加的な情報を取得するために使用してもよい。ウェブログ(ブログ)データ記憶装置440は、ウェブログ(ブログ)記事についての情報およびウェブログ(ブログ)記事からウェブサイトへのクロス・リファレンスを含んでもよい。クロス・リファレンスは、ウェブサイトの話題と同じかまたは類似した話題を扱うウェブログ(ブログ)記事について作成してもよい。クロス・リファレンスは、また、特にウェブサイトを参照するウェブログ(ブログ)記事について作成してもよい。その他のクロス・リファレンスも作成してよい。
【0036】
使用に際して、レンダリング・コンポーネント410は、ネットワーク430からの情報にアクセスし、ユーザに提示するためにその情報を表示する。関連付けコンポーネント420は、その情報の一般的な話題またはその他の内容に関係する主題を特定するために、表示された情報を分析する。関連付けコンポーネント420は、レンダリング・コンポーネント410が取得した情報とクロス・リファレンスされたウェブログ(ブログ)記事を見つけるために、ウェブログ(ブログ)データ記憶装置440にアクセスする。関連付けコンポーネント420は、その後、それらのウェブログ(ブログ)記事を、ユーザがまだその情報を閲覧している最中に、ユーザに提示してもよい。
【0037】
ウェブログ(ブログ)記事の代わりまたはそれに加えて、ウェブページの主題に関係する製品またはサービスに関する情報を提示してもよい。そのような情報が、ユーザ・レビューの形式であるか、または製品またはサービスの提供者自身からの広告であってもよい。そのような広告は、レンダリング・コンポーネント410が既に取り寄せ済の情報からのキーワードを使用して起動してもよい。したがって、広告はそのような広告に最も応じそうなユーザを標的とすることができる。さらに加えてまたは別案として、ユーザは、内容追加等の種々のイベントが内容更新動作を自動的に発生させるトリガーとして役立つ、内容更新を予約申込みしてもよい。
【0038】
ある可能な実装では、文脈に応じた知的な検索アプリケーションを提供可能な補足的コンポーネントを含む。この検索アプリケーションは、ユーザが閲覧中のウェブページのコンテンツにアクセスし、そのウェブページの様々な用語の重要性を、例えば、TF−IDF(term frequency−inverse document frequency)アルゴリズム等のアルゴリズムを使用して算定してもよい。ユーザは、検索アプリケーションを通してクエリを発するとき、閲覧中の内容に類似の内容を持つ結果に有利にバイアスが掛かったクエリの回答を取得してもよい。
【0039】
図5は関連付け情報システム500のシステムブロック図である。関連付け情報システム500は、レンダリング・モジュール510および関連付けモジュール520を含む。レンダリング・モジュール510は、ワールド・ワイド・ウェブ530からの情報を取り寄せて提示してもよい。関連付けモジュール520は、先述のいずれかのやり方で、レンダリング・モジュール510が取り寄せた情報にアクセスし、分析してよい。関連付けモジュール520は、その後、検索サーバ540にアクセスするために、そのような分析の結果を使用してもよい。検索サーバ540は、検索クエリに答え、また、ワールド・ワイド・ウェブからの情報中に存在する概念向きにバイアスされた結果を提供してもよい。
【0040】
例えば、レンダリング・モジュール510は、ユーザのためにウェブページを取得してもよい。関連付けモジュール520は、その後、キーワードまたは重要な概念を判定するために、そのウェブページの内容を分析してもよい。ユーザは、その後、付加的情報を求めて検索を実行してもよい。関連付けモジュール520は、ユーザが入力した検索クエリを増やすために、ウェブページから取得したキーワードまたは概念記述を使用してもよい。検索サーバ540は、目的に適った情報を取得するために、増やされた検索を使用するであろう。検索結果は、レンダリング・モジュール510が初めに取得したウェブページと類似の、または類似の概念を含む、ウェブページに有利にバイアスされてもよい。
【0041】
図6は関連付け情報システム600のシステムブロック図である。関連付け情報システム600は、ネットワーク630からのウェブページにアクセスしてよいレンダリング・コンポーネント610を含む。関連付けコンポーネント620は、レンダリング・コンポーネント610からのウェブページにアクセスし、その内容を分析してよい。そのような分析は、先述の手順のいずれかに従うものであってよい。それから、関連付けコンポーネント620は、付加的コンテンツを取得するべく文脈サーバ640に連絡するために、その分析結果を使用してもよい。
【0042】
文脈サーバ640は、レンダリング・コンポーネント610が取得したウェブページに関係するユーザ・コメント、評点、ランキング、またはその他のコンテンツ等のコンテンツを含んでよいビジター・コンテンツ・データ・サーバ650にアクセスしてよい。その後、文脈サーバ640は、そのようなコンテンツをユーザに提示するために関連付けコンポーネント620へ送信する。このようにして、ユーザはそのウェブページへの他のユーザからの情報にアクセスし、そのウェブページに関するそれらのユーザからの意見を取得してもよい。
【0043】
他のユーザまたはウェブページ閲覧者が作成したウェブページに関する様々なタイプの情報が作成されてよい。このコンテンツは、以前に他の図に関して開示または解説されたような書込みおよびチャット・セションを含んでもよい。そのようなコンテンツは、また、戻りリンク、文脈指定または文脈認識型検索機能、ウェブログ(ブログ)投稿、および評点付け機能、その他を含んでよい。これらのタイプのコンテンツはいずれも、以前に開示または解説されたように、URLまたはドメイン名等のロケーションにアンカーされてよいことに注意されたい。そのようなアンカーリングが、コンテンツを、そのコンテンツが関連付けまたはアンカーされたウェブサイトの主催者とは別の主催者によるウェブサイトに関連付けできるようにしてもよい。
【0044】
ウェブサイトのユーザが作成してよい1つのタイプのコンテンツは、タグである。タグは、ユーザが作成する注釈であってよく、ウェブサイトまたは作成ユーザが興味を持つ何らかのその他の情報に関係してよい。例えば、ユーザは、ウェブサイトに関する短い説明的語句を含むタグを作成してよい。さらに加えてまたは別案として、サイトの評点、例えば、星数による評点または簡単な親指表示による同意、不同意の評点、を与えてもよい。評点は、ウェブサイト自体またはそのウェブサイトで提供される製品またはサービス、その他に適用してもよい。関係するまたは類似ウェブサイトへのリンクもまた、広告リンクも含め、提供してよい。その他のタイプのコンテンツもまた付加してよい。さらに、タグは、種々の属性に従って評点付けしてもよく、またそれらのタグが関連付けられたウェブページの評点付けに使用してもよい。
【0045】
図7は、補助コンテンツ提供システム700のシステムブロック図である。補助コンテンツ提供システム700は、具体的には、書込み、チャット・コンポーネントおよびタグ、その他のような、以前に図に関して開示または説明されたタイプのコンポーネントを含む、多様なタイプの補助コンテンツ・コンポーネントを支援するために使用してよい。具体的には、多種多様なサードパーティ・コンテンツが、ウェブサイトからのコンテンツを補助するために提供されてよい。当業者は、この開示を読めば、図7に関して開示または説明されるコンポーネントが、必ずしもどの実装でも必要とされるものでないことを認識しよう。例えば、プライバシまたは広告に関係するコンポーネントはオプションであってもよい。
【0046】
補助コンテンツ提供システム700は、クライアント・ユーザ・インタフェース710を含む。クライアント・ユーザ・インタフェース710は、ブラウザまたは、情報を取得してその情報をユーザに提示する能力を持つその他のタイプのユーザ・インタフェースであってよい。具体的には、クライアント・ユーザ・インタフェース710は、ある実装におけるブラウザのような別コンポーネントが提示できる1次コンテンツと一緒にユーザに表示してよい、プラグ着脱可能なサイドバーであってよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710のプラグ着脱性は、別の図に関して開示または説明されたいずれかのやり方で1次コンテンツに関連付けられてよい種々のタイプのコンテンツに対する支援を、開発者が付加できるようにしてもよい。
【0047】
クライアント・ユーザ・インタフェース710は、サードパーティ・コンテンツ提供者715と通信してもよい。サードパーティ・コンテンツ提供者715は、例えば、書込み、ウェブページ等の文書、イントラネットページ、多様な形式のテキスト文書、グラフィックまたはオーディオ情報、検索語または検索結果および検索エンジンへのアクセスを含む検索関係の情報、ウィキ、ウェブログ(ブログ)、RSSまたはその他のニュース・フィード、通知ベースのチャット・コンテンツを含むチャット・コンテンツ、メッセージまたはユーザ名を含むインスタントメッセージ情報、タグ、インリンク、アウトリンク、および電子的または機械可読形式で蓄積または提示できるいずれかのその他の情報、またはクライアント・ユーザ・インタフェース710により支援可能な、適当な通信手段を使用することによる、ユーザへの別タイプの情報、等の情報コンテンツを提供してよい。別立ての広告インタフェース720は、ユーザに提示される広告を広告主が作成または提供するプラットホームを提供してもよい。広告インタフェース720は、ウェブブラウザのウインドウまたはその他の何らかの適当なインタフェースであってよい。広告インタフェースの仕様は、個々の実装の詳細のみならず広告主に供されるアクセスへの要望レベルに大きく依存する。
【0048】
クライアント・ユーザ・インタフェース710は、プライバシ保護サービス725を通して種々のタイプの情報への要求を送信してよい。これらの要求は、サードパーティ・コンテンツ提供者715が提供するコンテンツに関連付けられたまたはアンカーされたコンテンツへの要求であってもよい。プライバシ保護サービス725は、情報への要求を発出したユーザの識別またはその他のプライバシ関係の情報を保護するために動作してよい。この保護は、要求を一群の「ダミー」要求中に含めることにより、実際のユーザ要求を不明瞭化して達成してもよい。その他の技術、具体的には、ハッシュまたは情報要求を暗号化するためのその他の暗号化機能または種々の匿名化機能が、さらに加えてまたは別案として、使用されてもよい。
【0049】
プライバシ保護サービス725は、情報提供システム730に情報要求を送信し、そこから情報を受信してよい。情報提供システム730は、補助的情報の作成とそれへのアクセスを容易化できる種々のコンポーネントを含んでよい。この補助的情報は、ユーザにより手動で作成してもよく、スクリプトまたはウェブ・クローラ等のボットにより自動的に作成してもよく、またはユーザへのコンテンツを作成するためのその他のやり方で構成してもよい。
【0050】
情報提供システム730は、情報取得装置(fetcher)735を含む。情報取得装置735は、URL、ドメイン名、またはその他の適当な識別子を含む情報への要求をクライアント・ユーザ・インタフェース710から受信してよい。情報取得装置735は、クライアント・ユーザ・インタフェース710からの要求を、他のコンポーネントから情報を取得するために使用してよい。具体的には、情報取得装置735は、ユーザ選好740の集合から要求ユーザの選好の集合を取得してよい。情報取得装置735は、クライアント・ユーザ・インタフェース710に与えるべき情報を要求ユーザの個人的希望に合わせて調整するために、いずれかの取得されたユーザ選好を使用してよい。
【0051】
情報取得装置735は、コンテンツ・データ記憶装置745からコンテンツを取得してよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、データベース、ウェブサーバ、または何らかのその他の適当なデータ記憶装置であってよい。コンテンツ・データ記憶装置745に含んでよいコンテンツは、ユーザ・コンテンツ・書込み装置750からのユーザが作成したコンテンツを含んでよい。ユーザ・コンテンツ・書込み装置750は、ユーザがそれにより作成したコンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745に追加できる手段を提供してもよい。この手段は、ウェブ書式またはその他のウェブ・サービス、その他であってよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、また、非ユーザ・コンテンツ・モジュール755からのコンテンツを含んでもよい。非ユーザ・コンテンツ・モジュール755は、スクリプト、ウェブ・クローラ、およびタグのようなもの、その他を含んでよい。
【0052】
情報取得装置735は、また、広告情報を広告データ記憶装置760から取得してよい。広告データ記憶装置760は、広告購入モジュール765からの、グラフィック、オーディオ、およびビデオ・コンテンツを含む広告コンテンツを含んでよい。広告ユーザ・インタフェース720を使用する広告主は、広告購入モジュール765を使用することにより、広告を情報提供システム730中に置く能力を購入または別の言い方では取得してよい。広告購入モジュール765は、ユーザへの広告の的を絞るのに使用する1つ以上のユーザ・モデルを広告主が選択できるようにするために、ユーザ・モデル770にアクセスしてもよい。
【0053】
ランキングおよびフィルタリング・モジュール775は、情報取得装置735からのコンテンツを受け取って、ユーザ選好740およびユーザ・フィードバック780に従ってそのコンテンツを修正してもよい。ユーザ・フィードバック780は、クライアント・ユーザ・インタフェース710のユーザが作ってもよく、そのコンテンツをクライアント・ユーザ・インタフェース710へ提供する前に、コンテンツをカスタマイズするために使用されてよい。修正されたコンテンツは、ランキングおよびフィルタリング・モジュール775により、クライアント・ユーザ・インタフェース710に提供してもよい。
【0054】
コンテンツ・データ記憶装置745は、また、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ送信してもよい通知785を作成してもよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710のユーザは、クライアント・ユーザ・インタフェース710への情報要求の起動に使用できるような通知を予約申込みしてもよい。コンテンツ・データ記憶装置745は、含まれている情報が修正されたとき、イベントを発生させてもよい。このイベントは、通知785の発生を起動してもよい。通知785は、新しいまたは更新されたコンテンツを情報提供システム730に要求するイベントを起動するためにその通知を使用してよい、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ送信されてもよい。
【0055】
情報提供システム730の種々のコンポーネントは、システムに機能性を付与するために人工知能に基づくコンポーネントを使用してもよい。例えば、ランキングおよびフィルタリング・モジュール775は、クライアント・ユーザ・インタフェース710に与えるべきコンテンツにランキングを付与するために、分類器を使用してよい。また、例えば、広告購入モジュール765は、ユーザ・モデル770を所望の標的人口統計グループ中のユーザに一致させるために、人工知能に基づくコンポーネントを使用してよい。
【0056】
開示および解説されたコンポーネント、例えば、以上ではマッチングまたは推論タスクその他について取り上げたが、は多様なタスクを遂行するのに種々の人工知能に基づく仕組みを使用してよい。例えば、ユーザからのフィードバックまたは選好に従っての、人口統計とのマッチングまたはコンテンツのランキングは、ニューラルネットワーク、エキスパートシステム、ルールベースの処理コンポーネント、または支援用ベクトルマシーンにより遂行してもよい。
【0057】
分類器は、入力属性ベクトル、X=(x1,x2,x3,x4,・・・xn)、をその入力があるクラス(class)に属する確からしさ(confidence)へ写像する関数、すなわち、f(X)=confidence(class)である。そのような分類分けは、自動的に実行されることをユーザが望む行動を予知したり推測したりするために、確率および/または統計に基づく分析(例えば、分析の有用性とコストへの要因分解)を使用してもよい。例えば、コンテンツ提供システムの場合、あるコンテンツの属性がユーザの選好にマッチすると考えられるかを判定するために、比較において使用するユーザ選好等の情報の基準集合の属性を使用してもよい。
【0058】
サポートベクターマシン(support vector machine(SVM))は、使用可能な分類器の例である。SVMは、可能入力空間中の超平面を見つけようと動作するが、その超平面は、起動基準を非起動イベントから切り分けようと試みるものである。直観的には、これは、訓練データに一致はしないがそれに近いデータをテストするための正しい分類分けを行う。その他の有向および非有向モデル分類手法は、例えば、ナイーブ・ベイズ、ベイジアン・ネットワーク、決定木、および独立性の種々のパターンを与える確率的分類モデルを使用してもよい。本明細書で使用される分類分けは、また、優先モデルの構築に使用される統計的回帰を含む。
【0059】
主題指定から容易に理解されるように、ここで開示または説明されたコンポーネントは、(例えば、包括的な訓練データにより)陽に訓練されただけでなく(例えば、ユーザ行動を観察することにより、付帯的な情報を受けて)陰に訓練された分類器を使用してもよい。例えば、SVMは、分類器構築機および特徴選択モジュール中での学習または訓練フェーズにより構成される。こうして、分類器は、マッチングおよびランキング機能を含む、しかしこれに限定されない、多くの機能を自動的に実行するのに使用してよい。
【0060】
動作時に、補助コンテンツ提供システム700は以下のように機能してよい。ユーザはウェブページを取得するためにクライアント・ユーザ・インタフェース710を動作させてよい。ウェブページは、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワーク接続、その他を介して提供してよい。クライアント・ユーザ・インタフェース710は、サードパーティ・コンテンツ提供者715から取得する付加的コンテンツを特定するために、本明細書で開示または説明されたアンカーリングの仕組みのいずれかのようなアンカーリングの仕組みを使用してもよい。アンカーに基づいて、クライアント・ユーザ・インタフェース710は、付加的なコンテンツを情報提供システム730に要求してもよい。付加的なコンテンツは、書込み、チャットルーム接続、タグ、広告、またはこれらの任意の組み合わせ、その他であってよい。
【0061】
クライアント・ユーザ・インタフェースは、要求をプライバシ保護サービス725へ送信する。要求は通知785により起動してよい。プライバシ保護サービス725は、要求から個人を識別可能なすべての情報を取り除いて要求を匿名化し、要求を情報取得装置735へ転送する。さらに加えてまたは別案として、要求を監視しているかもしれない誰からも実際の要求を隠すために、プライバシ保護サービス625がその要求をダミー要求の群の中に含ませてもよい。
【0062】
情報取得装置735は、ユーザの選好(これもまた、匿名化可能である)をユーザ選好740から取得し、コンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745からまた広告を広告データ記憶装置760から取得するために、それらの選好を使用する。フェッチャは、コンテンツおよび広告を、ユーザ選好740、ユーザ・モデル770、およびユーザ・フィードバック780に従って、コンテンツおよび広告をランキングしまたフィルタする、ランキングおよびフィルタ・モジュール775へ送信する。ランキングおよびフィルタ・モジュール775は、コンテンツおよび広告を、そのコンテンツおよび広告をクライアント・ユーザ・インタフェース710へ中継するプライバシ保護サービス725に送信する。
【0063】
ユーザは、ユーザ・コンテンツ・書込み装置750にアクセスすることによりユーザ・コンテンツを作成するために、プライバシ保護サービス725を通してクライアント・ユーザ・インタフェース710を使用してもよい。ユーザ・コンテンツ・書込み装置750は、ユーザ作成のコンテンツをコンテンツ・データ記憶装置745に設置する。さらに加えてまたは別案として、非ユーザ・コンテンツ755をコンテンツ・データ記憶装置745に設置し、クライアント・ユーザ・インタフェース710へ最終的に送信されるコンテンツに含めてもよい。
【0064】
ユーザは、また、クライアント・ユーザ・インタフェース710に提供されるコンテンツへ陽にフィードバックを与えるため、ユーザ・フィードバック・モジュール780にアクセスしてもよい。フィードバックは、提供された情報タイプへのさらなる要求またはあるコンテンツを遮断する要求に添えて、適合性等の品質尺度を含んでもよい。ユーザ・フィードバックは、ランキングおよびフィルタリング・タスクにおいて使用してもよく、またランキングおよびフィルタリング・モジュール775のいずれかの人工知能ベースのコンポーネントの訓練に役立てるために具体的に使用してもよい。
【0065】
広告主は、広告購入モジュール765にアクセスするために広告ユーザ・インタフェース720を使用してよい。それらの広告主は、広告スペースを購入してもよく、また広告の標的受信者を定義するために、ユーザ・モデル770にアクセスしてよい。広告主は、また、ユーザに提供する具体的な広告をアップロードする、または別の言い方では提供するために、広告主ユーザ・インタフェース720および広告購入モジュール765を使用してもよい。これらの広告は広告データ記憶装置760に蓄積される。
【0066】
図8は典型的なユーザ・インタフェース800の図である。ユーザ・インタフェース800は、情報がその中でユーザに提示されてよい、論理的な要素配列を与えるものであってよい。具体的には、ユーザ・インタフェース800は、ウェブサイト等の情報提供者からのコンテンツのみならず、情報提供者からのコンテンツにアンカーしてよい2次またはユーザ作成のコンテンツを取得するためにユーザが使用してよいプラットホームを提供してよい。そのような2次またはユーザ作成のコンテンツは、情報提供者からのコンテンツと一緒に提示してよい。
【0067】
ユーザ・インタフェース800は1次情報ペイン810を含んでよい。この例では、1次情報ペイン810は、ユーザが辿り着いたウェブページを描写または表示するのに使用してよい。なお、この例は、ウェブ・ブラウジング・プラットホームに基づくものであるが、以前に別の図に関して開示または解説された多様性を受容するよう変更してもよい。特に、テキスト、グラフィック、マルチメディア・コンテンツ、および埋め込みコード等の標準的なウェブページの要素は、1次情報ペイン810で提供してもよい。1次情報ペイン810で提供されるウェブページは、いろいろやり方があるが、URLをナビゲーション・バーに入力したり、検索エンジンを使用して検索を実行したり、または別のウェブページからハイパーリンクをクリックすることにより、到達されてよい。
【0068】
2次情報ペインまたはサイドバー820は、1次情報ペイン810の近くに表示してよい。サイドバーとは呼ばれるが、2次情報ペインまたはサイドバー820は、図示のように1次情報ペイン810をも含む単一のウインドウ中に含めたり、または別のウインドウで提示してもよい。さらに加えてまたは別案として、2次情報ペインまたはサイドバー820は、ウインドウの上部または底部のみならず左側または右側のどこに位置させてもよい。そのような位置決めは、ユーザ・インタフェース800へのユーザが選択可能な選好に従ってもよい。
【0069】
2次情報ペインまたはサイドバー820は、別図に関して本明細書で開示および解説された書込み、チャット・ボックス、および広告のような、書込み、チャット・ボックス、および広告等の多様な要素を表示できるエリアを提供してよい。書込み830は、あるユーザからの、1次情報ペイン810に提示されたウェブページで記述された建物と同じ近接した地理的場所で開催されるあるイベントへの売り物のチケットをそのユーザが持っていることを示すメッセージを含む。他のメッセージが、書込み840、850、860に含まれる。
【0070】
書込み追加コンポーネント870は、テキスト・ボックスおよび、1次情報ペイン810でそのとき閲覧中のウェブサイトのドメイン名にアンカーしてよい書込みをユーザが作成して追加できるようにする入力制御を提供する。チャット・ボックス880は、そのとき閲覧中のウェブサイトの一般的な話題に関係するチャット・セションにユーザが参加するためのインタフェースを提供する。広告エリア890は、標的とされた広告をユーザに配信できるスペースを提供する。
【0071】
図9から12を参照すると、種々の方法または手順に従うフローチャートが提示される。説明を簡単化する目的で、ここに示される1つ以上の方法が一連の動作として、例えば、フローチャート形式で、表示および解説されるが、表示および解説されたどの方法および手順も、またそのような方法または手順で使用してよいどのコンポーネントも、必ずしも動作順序によって限定されるものではなく、したがって、ここに表示および解説されたのとは別の順序の、および/または他の動作と同時に生起する、動作があってよいことを、理解し認識されたい。例えば、当業者は、状態図におけるように、方法が一連の相互に関係する状態またはイベントとして、別様に提示することもできることを理解し認識しよう。さらに、方法または手順を実装するのに、表示された動作が必ずしも必要ではない場合もある。
【0072】
図9は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと共に使用してよい方法900の一般的な処理フローを示すフロー図である。方法900は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するのに使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページの内容を分析し、そのウェブページのコンテンツに関係する付加的コンテンツを見つけることにより取得することができる。
【0073】
方法900の処理は、開始ブロック910で始まり、処理ブロック920へ進む。処理ブロック920では、ウェブページがネットワークのある場所から取り寄せられる。ネットワークは、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、ワイドエリア・ネットワーク(WAN)、イントラネット、またはインターネット、その他であってよい。取り寄せられたウェブページのコンテンツは、処理ブロック930で分析される。ウェブページ中の重要なまたは関係のある用語をみつけるために、多様な分析アルゴリズムを使用してよい。それらのアルゴリズムの中に、以前に他の図に関して説明したTF−IDFアルゴリズムがある。
【0074】
処理ブロック940では、取り寄せられたウェブページのコンテンツに関係する付加的コンテンツを特定し、取得する。このコンテンツは、閲覧中のウェブページまたは分析されたウェブページを提供するネットワーク・ロケーション以外のロケーションから取得してよい。そのコンテンツは、話題が関係しているとかまたはそのウェブページのURLにアンカーされているとかを含む、しかし、これらに限定されない、多様なやり方で関係してよい。具体的には、その取得されたコンテンツは、そのときのユーザによって作成されたものでもよく、または他のユーザにより作成され、公衆またはグループから閲覧できるようにしたものでもよい。処理ブロック950では、取得された付加的コンテンツがユーザに提示される。提示は、グラフィカル・ユーザ・インタフェース等の、マン・マシーン・インタフェースの特定の領域に行ってよい。方法900の処理は、終了ブロック960で終了する。
【0075】
図10は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい一般的な処理フロー1000を示すフロー図である。方法1000は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する対話型サービスを取得するために使用してよい。具体的には、対話型サービスは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツに関係する対話型サービスを見つけることにより取得できる。
【0076】
方法1000の処理は、開始ブロック1010で始まり、処理ブロック1020へ進む。処理ブロック1020では、ウェブページがネットワーク上のロケーションから取得される。このネットワークは、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット、その他であることができる。処理ブロック1030では、ウェブページのコンテンツが分析される。他の例と同様、ウェブページを分析するためにTF−IDFアルゴリズムを使用してもよい。その他のアルゴリズムもまた使用してよい。
【0077】
ウェブページのコンテンツに関係する対話型サービス、本例ではチャット・セション、が処理ブロック1040で特定される。特定は、チャットルームの話題のキーワード検索、等に基づいてもよい。処理ブロック1050では、少なくとも1つのチャット・セションへの接続が行われ、チャットルームのコンテンツがユーザに提示される。方法1000の処理は終了ブロック760で終了する。
【0078】
図11は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい一般的な処理フロー1100を示すフロー図である。方法1100は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するために使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを参照してよい付加的コンテンツを見つけることにより取得できる。
【0079】
方法1100の処理は開始ブロック1110で始まる。処理はその後、ウェブページが取り寄せられる処理ブロック1120へと続く。ウェブページは、ローカルまたはリモートであってよいあるウェブサーバから取り寄せてよい。リモートのウェブサーバは、特に、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワークを使用することにより、アクセスしてよい。処理ブロック1130では、取り寄せられたウェブページのコンテンツが分析される。ウェブページのコンテンツの分析は、具体的にはTF−IDFアルゴリズムを含む、多様なアルゴリズムによってもよい。その他の適当なアルゴリズムをTF−IDFアルゴリズムの代わりとしてもよい。
【0080】
取り寄せられたウェブページのコンテンツに関係するウェブログからのコンテンツが特定され、処理ブロック1140で取得される。ウェブログ・コンテンツは多様なやり方で関係していてよい。例えば、ウェブログは、分析されたウェブページ上のコンテンツを特に議論するものであってよい。また、ウェブログ記事が分析されたウェブページへのハイパーリンクを提供するものであってよい。また、ウェブログ記事が、ちょうど、分析されたウェブページと同じまたは類似の話題を議論するものであってもよい。そのようなウェブログ記事は処理ブロック1150でユーザに提示される。方法1100の処理は終了ブロック1160で終了する。
【0081】
図12は、他の図に関して本明細書で開示または解説されたコンポーネントと一緒に使用してよい方法1200の一般的な処理フローを示すフロー図である。方法1200は、ユーザが興味を持つコンテンツに関係する付加的コンテンツを取得するために使用してよい。具体的には、付加的コンテンツは、そのとき閲覧中のウェブページのコンテンツを分析し、その分析されたウェブページのコンテンツに類似したコンテンツを含む結果に有利なようにバイアスされた結果集合を作り出すための検索を実行することにより取得してよい。
【0082】
方法1200の処理は開始ブロック1210で始まる。処理ブロック1220では、ウェブページが、ウェブサーバ等の情報サーバから取り寄せられる。その情報サーバは、ローカルまたはリモートであってよい。情報サーバがリモートの場合は、ウェブページは、特に、LAN、WAN、イントラネット、またはインターネット等のネットワークを介して取得してよい。
【0083】
取得されたウェブページは処理ブロック1230で分析される。ウェブページからの重要な用語または概念が処理ブロック1240で特定される。分析および特定のタスクは、他の図に関して議論されたTF−IDFアルゴリズムを含む、種々のアルゴリズムを使用して実行してよい。方法1200の処理は、検索クエリをユーザから受け取る処理ブロック1250で継続する。
【0084】
処理ブロック1260では、ユーザから受け取った検索クエリが、オプションとして、分析されたウェブページから特定された重要な用語および概念をクエリに付加することにより増やされる。増やされたクエリを使っての検索が処理ブロック1270で実行される。このやり方でのクエリの増加を、分析されたウェブページのコンテンツに類似するコンテンツを含む結果に有利に検索結果をバイアスするために使用してよい。検索は、また、オプションとして、クエリを現在のドメインまたは現在閲覧中のページにリンクするページに限定する等、種々のやり方で洗練化してよい。その他の変更もまた可能である。検索結果が処理ブロック1280で取得され、何らかのインタフェースを通してユーザに提示されてよい。処理ブロック1285では、取得された結果が、オプションとして、記録される。方法1200の処理は、終了ブロック1290で終了する。
【0085】
実装のための付加的な背景を与えるために、図13、14および以下の議論では、開示および解説されたコンポーネントおよび方法を実装してよい適当なコンピュータ環境について、簡単で一般的な説明を行うとしよう。以上では、ローカル・コンピュータおよび/またはリモート・コンピュータ上で走行するコンピュータ・プログラムのコンピュータ実行可能命令との一般的な関係において、多様な具体的実装を説明したが、当業者は、単独かまたは他のプログラム・モジュールと組み合わせた、その他の実装もまたあってよいと認識しよう。一般的には、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行するおよび/または特定の抽象的なデータ・タイプを実装する、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、等を含む。
【0086】
さらに、当業者は、上述のコンポーネントおよび方法が、パーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ装置、マイクロプロセッサ・ベースおよび/またはプログラム可能な家電製品、等々のみならず、単一プロセッサまたはマルチプロセッサのコンピュータ・システム、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータを含むその他のコンピュータ構成で実施されてもよいことを認識しよう。なお、それらの各々は、動作時に1つ以上の関連する装置と通信してもよい。開示および解説されたコンポーネントおよび方法の図解されたある特徴は、通信ネットワークまたはその他のデータ接続を通してリンクされたリモート処理装置によって実行されるタスクも存在する、分散コンピュータ環境において実施されてもよい。しかし、全てではないにしても、これらの特徴のあるものはスタンドアロン・コンピュータ上で実施されてもよい。分散コンピュータ環境においては、プログラム・モジュールは、ローカルおよび/またはリモートの記憶装置に設置されてもよい。
【0087】
図13は、本発明が相互作用してもよい、事例的コンピュータ環境1300の概略的ブロック図である。システム1300は、1つ以上のクライアント(群)1310を含む。クライアント(群)1310はハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、スレッド、プロセス、コンピュータ装置)であってよい。システム1300は、また、1つ以上のサーバ(群)1320を含む。サーバ(群)1320はハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、スレッド、プロセス、コンピュータ装置)であってよい。サーバ群1320は、例えば、本発明の使用により変換を実行するために、スレッドまたはプロセスを内蔵してもよい。
【0088】
クライアント1310とサーバ1320との間の通信の1つの可能な手段は、2つ以上のコンピュータ・プロセス間で伝送するように構成されたデータ・パケットの形式であってよい。システム1300は、クライアント(群)1310とサーバ(群)1320との間の通信を容易化するために使用できる通信フレームワーク1340を含む。クライアント(群)1310は、クライアント(群)1310用の局所的な情報を蓄積するために使用してよい、1つ以上のクライアント・データ記憶装置(群)1350と接続して動作する。同様に、サーバ(群)1320は、サーバ(群)1340用の局所的な情報を蓄積するために使用してよい、1つ以上のサーバ・データ記憶装置(群)1330と接続して動作する。
【0089】
図14を参照すると、本発明の種々の特徴を実行する典型的な環境1400はコンピュータ1412を含む。コンピュータ1412は、処理ユニット1414、システム・メモリ1416、およびシステム・バス1418を含む。システム・バス1418は、システム・メモリ1416を含む、しかし、それに限定されない、システム・コンポーネントを処理ユニット1414に接続する。処理ユニット1414は、種々の可能なプロセッサのいずれかであってよい。デュアル・マイクロプロセッサおよびその他のマルチプロセッサ・アーキテクチャもまた処理ユニット1414として使用してよい。
【0090】
システム・バス1418は、メモリ・バスまたはメモリ・コントローラ、周辺バスまたは外部バス、および/または、ISA(Industrial Standard Architecture)、MSA(Micro−Channel Architecture)、EISA(Extended ISA)、IDE(Intelligent Drive Electronics)、VLB(VESA Local Bus)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、カード・バス、USB(Universal Serial Bus)、AGP(Advanced Graphics Port)、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)、Firewire(IEEE1394)、およびSCSI(Small Computer Systems Interface)を含む、しかし、それに限定されない、種々の可能なバス・アーキテクチャのいずれかを使用するローカル・バスであってよい。
【0091】
システム・メモリ1416は、揮発性メモリ1420および非揮発性メモリ1422を含む。立ち上げ時等にコンピュータ1412内の要素間で情報を伝達するための基本ルーチンを含む基本入出力システム(BIOS)は、非揮発性メモリ1422に格納される。実例を挙げると、しかし、これらに限定されるものではないが、非揮発性メモリ1422は、読取専用メモリ(ROM)、プログラム可能ROM(PROM)、電気的プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュ・メモリを含んでよい。揮発性メモリ1420は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含んでよく、これは外部キャッシュ・メモリとして働く。実例を挙げると、しかし、これらに限定されるものではないが、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスDRAM(DRRAM)等の多くの形式で利用可能である。
【0092】
コンピュータ1412は、また、リムーバブル/固定、揮発性/非揮発性のコンピュータ記憶媒体を含む。例えば、図14はディスク記憶装置1424を示す。ディスク記憶装置1424は、磁気ディスク駆動装置、フロッピ・ディスク駆動装置、テープ駆動装置、Jazドライブ、Zipドライブ、LS−100ドライブ、フラッシュ・メモリ・カード、またはメモリ・スティック等の装置を含むが、これらに限定されるものではない。さらに、ディスク記憶装置1424は、記憶媒体を別途に、またはコンパクト・ディスクROM装置(CD−ROM)、CD記録可能駆動装置(SD−Rドライブ)、CD再書込可能駆動装置(CD−RWドライブ)、またはデジタル多用途ディスクROM(DVD−ROM)等の光ディスクを含むが、これらに限定されるものではない他の記憶媒体と組み合わせて、含んでもよい。ディスク記憶装置1424のシステム・バス1418への接続を容易化するために、通常、インタフェース1426のようなリムーバブルまたは固定のインタフェースが使用される。
【0093】
図14は、ユーザと適当な動作環境1400で記述された基本的なコンピュータ資源との間の介在者として動作するソフトウェアを説明するものであることを認識されたい。そのようなソフトウェアは、オペレーティング・システム1428を含む。オペレーティング・システム1428は、ディスク記憶装置1424に格納されてよいが、コンピュータ・システム1412の資源を制御し、また割付けるために動作する。システム・アプリケーション1430は、システム・メモリ1416かまたはディスク記憶装置1424かに格納されたプログラム・モジュール1432およびプログラム・データ1434を通して、オペレーティング・システム1428による資源管理を活用する。本発明は、種々のオペレーティング・システムまたはオペレーティング・システムの組み合わせを用いて実装されてよいことを認識されたい。
【0094】
ユーザは、入力装置(群)1436を通してコマンドまたは情報をコンピュータ1412に入力する。入力装置群1436は、マウス等のポインティング装置、トラックボール、スタイラス、タッチパッド、キーボード、マイクロホン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、サテライト・ディッシュ、スキャナ、TVチューナ・カード、デジタル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、ウェブ・カメラ、等々を含むが、これらに限定されるものではない。これらおよびその他の入力装置は、インタフェース・ポート(群)1438を介し、システム・バス1418を通して、処理ユニット1414に接続される。インタフェース・ポート(群)1438は、例えば、シリアル・ポート、パラレル・ポート、ゲーム・ポート、およびユニバーサル・シリアル・ポート(USB)を含む。出力装置(群)1440は、入力装置(群)1436と同じタイプのポートの幾つかを使用する。こうして、例えば、USBポートは、コンピュータ1412に入力を提供するのに使われてもよく、コンピュータ1412からの出力情報を出力装置1440へ出力するのに使われてもよい。出力アダプタ1442は、出力装置群1440の中でも、特別のアダプタを必要とする、モニタ、スピーカ、プリンタ等の出力装置群1440が存在することを示すために提示される。出力アダプタ1442は、出力装置1440とシステム・バス1418との間の接続手段を与えるビデオおよびサウンド・カードを含むが、こう述べたからと言ってこれらに限定されるものではない。その他、リモート・コンピュータ(群)1444のように、入力および出力の両方の能力を与える装置および/または装置のシステムがあることに注意されたい。
【0095】
コンピュータ1412は、リモート・コンピュータ(群)1444等の1つ以上のリモート・コンピュータへの論理的接続を使用して、ネットワーク環境中で動作してもよい。リモート・コンピュータ(群)1444は、パーソナル・コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワーク・パソコン、ワークステーション、マイクロプロセッサ・ベースのアプリケーション、ピア・デバイス、またはその他の通常のネットワーク・ノード、等々であってよく、コンテンツ1412に関係して述べられた要素の多くをまたは全てを含むのが普通である。簡単化のために、メモリ記憶装置1446のみが、リモート・コンピュータ(群)1444と一緒に描かれている。リモート・コンピュータ(群)1444は、コンピュータ1412に、ネットワーク・インタフェース1448を介して論理的に、そして通信接続1450を介して物理的に接続される。ネットワーク・インタフェース1448は、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)およびワイド・エリア・ネットワーク(WAN)のような有線および/または無線の通信ネットワークを包含する。LAN技術は、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、CDDI(Copper Distributed Data Interface)、イーサネット(登録商標)、トークン・リング、等々を含む。WAN技術は、ポイント・ツー・ポイント・リンク、ISDN(Integrated Services Digital Network)やその派生形等の回線交換ネットワーク、パケット交換ネットワーク、およびDSL(Digital Subscriber Line)を含むが、これらに限定されるものではない。
【0096】
通信接続(群)1450は、ネットワーク・インタフェース1448をバス1418に接続するのに使用されるハードウェア/ソフトウェアを指す。図を明確にするために、通信接続1450がコンピュータ1412の内部に示されているが、コンピュータ1412の外部にあってもよい。ネットワーク・インタフェース1248への接続に必要なハードウェア/ソフトウェアは、典型的な目的についてのみであるが、通常の電話グレードのモデム、ケーブル・モデムおよびDSLモデム、ISDNアダプタ、およびイーサネット(登録商標)・カード、等の内部的および外部的な技術を含む。
【0097】
以上で記述されたことは、本発明の事例を含む。本発明を記述する目的で、コンポーネントまたは方法のすべての考え得る組み合わせを記述することはもとより不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識してもよい。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神と範囲に含まれるすべてのそのような変更、修正、および変形を包含することを意図するものである。
【0098】
特に、そして、上述のコンポーネント、装置、回路、システム、等により実行される多様な機能に関しては、そのような構成要素を解説するのに使用された用語(「手段」への言及を含む)は、解説された構成要素に指定された機能を実行する(例えば、機能的に等価な)どの構成要素についても、そうでない旨明示されない限り、対応することを意図するものである。本明細書に示された本発明の典型的な特徴中の機能を実行するものとして開示された構造とは、構造的に等価でない場合であってもである。この観点から、本発明は、本発明の多様な方法の動作および/またはイベントを実行するコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体のみならず、システムをも含むものであることもまた認識されよう。
【0099】
加えて、本発明の個々の特徴は多くの実装法の1つについて開示されたにすぎないかもしれないが、そのような特徴を他の実装法の1つ以上のその他の特徴と、任意の所与または特定のアプリケーションに望ましくまた有利なように、組み合わせてもよい。また、用語「含む(includes)」と「含む(including)」、およびそれらの変異形が明細書か請求項かにおいて使用される限りにおいて、これらの用語は用語「備える(comprising)」と同様に包括的あることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図2】書込みのブロック図である。
【図3】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図4】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図5】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図6】関連付け情報システムのシステムブロック図である。
【図7】補助コンテンツ提供システムのシステムブロック図である。
【図8】典型的なユーザ・インタフェースの図である。
【図9】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図10】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図11】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れの流れ図である。
【図12】本明細書に開示および解説されたコンポーネントに従って使用できる方法の一般的な処理の流れを表わす流れ図である。
【図13】典型的なネットワーク環境を示す図である。
【図14】典型的なコンピュータ環境を示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を関連付けるシステムであって、前記システムは、
第1の情報と第2の情報であって、前記第2の情報は前記第1の情報とは異なるものを関連付けるためにアンカー情報を使用する関連付けモジュール、および
前記第2の情報を利用に供するために提示するレンダリング・モジュール、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記第1の情報は、ウェブページ、テキスト文書、ブログ記事、ウィキ、映像ファイル、オーディオ・ファイルおよびマルチメディア・ファイルの1つであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記アンカー情報は、ドメイン名、ユニフォーム・リソース・ロケータ、キーワード、書式データおよびファイル・ロケーションの1つであることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第2の情報は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンクおよび広告の1つであることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2の情報を作成する作成モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記作成モジュールは、テキスト・エディタ、グラフィック・アプリケーション、オーディオ・アプリケーション、マルチメディア・アプリケーション、ブログ作成アプリケーション、シンディケーション・アプリケーション、ウェブ公開アプリケーション、チャット・アプリケーション、インスタントメッセージング・アプリケーション、タグ付けアプリケーションおよび評点付けアプリケーションの1つであることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記関連付けモジュールのユーザの個人情報を保護するためのプライバシ・モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記レンダリング・モジュールは、プラグ着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
情報を関連付けるためにコンピュータで実装される方法であって、前記方法は、
第1の情報からのアンカー情報を第2の情報を取得するために使用するステップ、および
前記第2の情報を前記第1の情報と一緒にユーザへ提示するステップ、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項10】
アンカー情報の使用は、ドメイン名の使用、ユニフォーム・リソース・ロケータの使用、キーワードの使用、データの使用、およびファイル・ロケーションの使用の1つを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
第2の情報を取得するためのアンカー情報の使用は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンク、および広告の少なくとも1つの取得を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の情報を作成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の情報の作成するステップは、テキスト・エディタの使用、グラフィック・アプリケーションの使用、オーディオ・アプリケーションの使用、マルチメディア・アプリケーションの使用、ブログ作成アプリケーションの使用、シンディケーション・アプリケーションの使用、ウェブ公開アプリケーションの使用、チャット・アプリケーションの使用、インスタントメッセージング・アプリケーションの使用、タグ付けアプリケーションの使用、および評点付けアプリケーションの使用の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ユーザの個人情報の保護するステップをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
情報を関連付けるシステムであって、前記システムは、
第1の情報からのアンカー情報を第2の情報の取得のために使用する手段、および
前記第2の情報を前記第1の情報と一緒にユーザに提示する手段、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項16】
アンカー情報を使用する前記手段は、ドメイン名を使用する手段、ユニフォーム・リソース・ロケータを使用する手段、キーワードを使用する手段、書式データを使用する手段、およびファイル・ロケーションを使用する手段の1つを含むことを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
第2の情報を取得するためにアンカー情報を使用する前記手段は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンク、および広告の少なくとも1つを取得するための手段を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記第2の情報を作成するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記第2の情報を作成するための前記手段は、テキスト・エディタ、グラフィック・アプリケーション、オーディオ・アプリケーション、マルチメディア・アプリケーション、ブログ作成アプリケーション、シンディケーション・アプリケーション、ウェブ公開アプリケーション、チャット・アプリケーション、インスタントメッセージング・アプリケーション、タグ付けアプリケーション、および評点付けアプリケーションの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記ユーザの個人情報を保護するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
【請求項1】
情報を関連付けるシステムであって、前記システムは、
第1の情報と第2の情報であって、前記第2の情報は前記第1の情報とは異なるものを関連付けるためにアンカー情報を使用する関連付けモジュール、および
前記第2の情報を利用に供するために提示するレンダリング・モジュール、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記第1の情報は、ウェブページ、テキスト文書、ブログ記事、ウィキ、映像ファイル、オーディオ・ファイルおよびマルチメディア・ファイルの1つであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記アンカー情報は、ドメイン名、ユニフォーム・リソース・ロケータ、キーワード、書式データおよびファイル・ロケーションの1つであることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第2の情報は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンクおよび広告の1つであることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2の情報を作成する作成モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記作成モジュールは、テキスト・エディタ、グラフィック・アプリケーション、オーディオ・アプリケーション、マルチメディア・アプリケーション、ブログ作成アプリケーション、シンディケーション・アプリケーション、ウェブ公開アプリケーション、チャット・アプリケーション、インスタントメッセージング・アプリケーション、タグ付けアプリケーションおよび評点付けアプリケーションの1つであることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記関連付けモジュールのユーザの個人情報を保護するためのプライバシ・モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記レンダリング・モジュールは、プラグ着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
情報を関連付けるためにコンピュータで実装される方法であって、前記方法は、
第1の情報からのアンカー情報を第2の情報を取得するために使用するステップ、および
前記第2の情報を前記第1の情報と一緒にユーザへ提示するステップ、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項10】
アンカー情報の使用は、ドメイン名の使用、ユニフォーム・リソース・ロケータの使用、キーワードの使用、データの使用、およびファイル・ロケーションの使用の1つを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
第2の情報を取得するためのアンカー情報の使用は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンク、および広告の少なくとも1つの取得を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の情報を作成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の情報の作成するステップは、テキスト・エディタの使用、グラフィック・アプリケーションの使用、オーディオ・アプリケーションの使用、マルチメディア・アプリケーションの使用、ブログ作成アプリケーションの使用、シンディケーション・アプリケーションの使用、ウェブ公開アプリケーションの使用、チャット・アプリケーションの使用、インスタントメッセージング・アプリケーションの使用、タグ付けアプリケーションの使用、および評点付けアプリケーションの使用の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ユーザの個人情報の保護するステップをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
情報を関連付けるシステムであって、前記システムは、
第1の情報からのアンカー情報を第2の情報の取得のために使用する手段、および
前記第2の情報を前記第1の情報と一緒にユーザに提示する手段、
を備えることを特徴とするシステム。
【請求項16】
アンカー情報を使用する前記手段は、ドメイン名を使用する手段、ユニフォーム・リソース・ロケータを使用する手段、キーワードを使用する手段、書式データを使用する手段、およびファイル・ロケーションを使用する手段の1つを含むことを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
第2の情報を取得するためにアンカー情報を使用する前記手段は、書込み、ウェブページ、イントラネットページ、テキスト文書、映像ファイル、オーディオ・ファイル、検索語、検索結果、検索エンジンへのインタフェース、ウィキ、ブログ、RSSフィード、ニュース・フィード、チャット・セションへのインタフェース、通知ベースのチャット・セションへのインタフェース、インスタントメッセージ、タグ、評点、インリンク、アウトリンク、および広告の少なくとも1つを取得するための手段を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記第2の情報を作成するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記第2の情報を作成するための前記手段は、テキスト・エディタ、グラフィック・アプリケーション、オーディオ・アプリケーション、マルチメディア・アプリケーション、ブログ作成アプリケーション、シンディケーション・アプリケーション、ウェブ公開アプリケーション、チャット・アプリケーション、インスタントメッセージング・アプリケーション、タグ付けアプリケーション、および評点付けアプリケーションの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記ユーザの個人情報を保護するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2008−539508(P2008−539508A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−508880(P2008−508880)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/012649
【国際公開番号】WO2006/115718
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/012649
【国際公開番号】WO2006/115718
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】
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