説明

電子機器、人物相関図出力方法、人物相関図出力システム

【課題】電子書籍コンテンツの内容にあった人物相関図を表示し、視覚的にも楽しみたいというユーザの要求があった。また、視覚的に表示された内容がコンテンツ本文のどこに書いてあるかを知りたいというユーザ要求があり、これらを解決する電子機器の提供が課題となっていた。
【解決手段】実施形態の電子機器は、電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物視覚化情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段を備える。また、前記解析された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、前記登場人物間の相関を示す人物相関図を出力する人物相関図出力手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子書籍コンテンツに登場する人物間の相関を示す人物相関図を出力する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、書籍を電子機器のディスプレイ等に表示し、読むことができる出版物である電子書籍が普及している。
電子書籍は書籍出版の一形態と考えられ、そのページ内の情報はインターネット・ウェブと同様にコンテンツと呼ばれる。
電子書籍のコンテンツ(電子書籍コンテンツ)はソフトウェアで構成され、ハードウェアである再生用の電子機器(電子ブックリーダー)で再生される。
電子書籍のコンテンツの多くは、既に出版された紙の書籍の情報をデジタルな文字情報や、場合によっては挿絵をデジタル画像情報へ変換し、電子ファイルにすることで提供される。
【0003】
これらのコンテンツの多くが無線・有線のネットワークを経由してダウンロード後、電子機器の画面上に表示させ、読者に読まれる。また紙の書籍では実現できない、ハイパーリンク・動画・音声・振動(バイブレーション)などを併用したコンテンツも存在するが、これらは、予め供給側が提供する必要がある。
【0004】
したがって、電子書籍のコンテンツを再生する電子機器は、画像を表示することができるが、上記のように、予めコンテンツに提供されている画像に限られ、画像が提供されていない場合は、電子書籍コンテンツの本文(テキスト)が表示される。
【0005】
このため、ユーザから、本文(テキスト)を表示するだけでなく、電子書籍コンテンツ本文(テキスト)の内容を視覚的にも楽しみたいという要求があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−265791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電子書籍コンテンツを再生する電子機器は、電子書籍コンテンツに画像が提供されている場合を除き、提供された電子書籍コンテンツの本文(テキスト)が表示されていた。このため、電子書籍コンテンツを、本文を読むだけでなく、本文の内容にあった登場人物の相関図を表示し、視覚的にも楽しみたいというユーザの要求があった。
【0008】
また、電子書籍コンテンツを視覚的に楽しむ際に、その表示された内容が電子書籍コンテンツの本文のどこに書いてあるのかを知りたいというユーザの要求があった。
【0009】
このため、電子書籍コンテンツを視覚的に楽しみながら、その表示内容が本文のどこに書いてあるのかがわかる電子機器を提供することが課題となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の電子機器は、電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信する本文情報受信手段を備える。
また、前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物視覚化情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段を備える。
【0011】
また、前記解析された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、前記登場人物間の相関を示す人物相関図を出力する人物相関図出力手段を備える。
また、前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記取得された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文を出力する本文出力手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態に係わる電子機器の構成の一例を示すブロック図。
【図2】実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツから抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される本文情報を示す図。
【図3】実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツの本文情報から抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される人物情報を示す図。
【図4】実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツの本文情報から抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される人物関連情報を示す図。
【図5】実施形態に係わる電子機器の内部または外部の記憶部に記憶される画像パーツ情報を示す図。
【図6】実施形態に係わる電子機器から出力される章1の人物相関図を示す図。
【図7】実施形態に係わる電子機器の、上記図2の章2に示す内容を視覚的表示する人物相関図を示す図。
【図8】実施形態に係わる電子機器から出力される章3の人物相関図を示す図。
【図9】実施形態に係わる電子機器から出力される電子機器コンテンツの本文情報の表示する表示画面を示す図。
【図10】実施形態に係わる電子機器の動作を説明するフローチャート。
【図11】実施形態に係わる電子機器におけるテキスト解析処理動作を説明するフローチャート。
【図12】実施形態に係わる電子機器における人物情報処理動作のようすを説明するフローチャート。
【図13】実施形態に係わる電子機器における人物関連情報処理の動作を説明するフローチャート。
【図14】実施形態に係わる電子機器における人物相関図の表示処理動作を説明するフローチャート。
【図15】実施形態に係わる電子機器における本文表示の処理動作を説明するフローチャート。
【図16】実施形態に係わる電子機器に係る人物情報の他の例を示す図。
【図17】実施形態に係わる電子機器において、テキスト解析処理をサーバに行わせるシステム構成の他の例を示すブロック図。
【図18】実施形態に係わる電子機器において、テキスト解析処理をサーバに行わせるシステム構成の他の例の動作を説明するシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
電子書籍のコンテンツは、例えば、パソコンや携帯電話、携帯情報端末(PDA)等の電子機器にダウンロードし、読者に閲覧される。
通常は、インターネットにある電子書籍書店などのサイトから、必要なデータを全て端末にダウンロードして読む形式である。
データ形式は、例えば、米国の電子書籍標準化団体IDPFが推進するXMLベースのオープン規格である「EPUB」やシャープ社が開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマットである「xmdf」、ボイジャー社が開発した電子書籍フォーマットである「.book」、アマゾン・キンドル用の電子書籍フォーマットである「AZW」等がある。
【0014】
以下、図面を参照し、実施の形態を説明する。
図1は、実施形態に係わる電子機器の構成の一例を示すブロック図である。
符号100は電子機器(PC)、符号101は制御装置、符号102はMPU、符号103はRAM、符号104はROM、符号105は発振器、符号106は入出力インタフェース、符号107は電源、符号110は通信装置、符号111はネットワーク、符号112は表示装置、符号113は音声出力装置、符号114は入力装置、符号115は記憶装置、符号116はサーバである。
【0015】
この実施の形態に係わる電子機器100は、システム全体を制御する制御装置101、電子書籍や人物相関図等、必要な情報を表示する表示装置112、音声を出力する音声出力装置113、インターネット回線等のネットワーク111、ネットワーク111を介し、必要な情報の入出力を行う通信装置110、外部から必要な情報が入力される入力装置114、制御プログラムやデータを格納する記憶装置115を構成する。
【0016】
また、制御装置101は、システム全体を制御するMPU102、MPU102が制御プログラム等のプログラムを実行するときに使用するRAM103、ROM104等のシステムメモリ、電源を供給する電源107、外部との情報入出力を行う入出力インタフェース106、システム時刻設定及び同期を取るための発振器105を構成する。
【0017】
そして、この電子機器100は、例えば、ネットワーク111を介し、電子書籍コンテンツを受信し、ROM104に記憶する。
図2は、実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツから抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される本文情報を示す図である。
上記受信された電子書籍コンテンツは、例えば、電子機器100のMPU102で電子書籍コンテンツに係るデータから電子書籍コンテンツの本文情報が抽出される。ここでは、本文情報はテキストである。
【0018】
この実施の形態においては、上記電子書籍コンテンツから抽出された電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、電子機器100内部の記憶部であるROM104に記憶される。
【0019】
ここで、ROM104に記憶に記憶された電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)について説明する。
実施の形態に係る電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、例えば図2に示すように分類され、テーブル形式で記憶される。
ここで、符号201を付した列は書籍番号である。電子書籍の書籍を特定する識別番号であり、図に示すように、例えば、「1」、「2」、「3」、「4」が付与される。例えば、この電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、書籍番号「1」として分類され、記憶される。
【0020】
符号202を付した列は書籍名称である。書籍名称として、例えば「AAA」、「BBB」が示されている。ここでは、この電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)は、書籍名称は「AAA」である。
【0021】
符号203を付した列は章である。上記書籍番号201で特定された電子書籍の章番号を特定する識別番号である。ここでは、例えば、「1」、「2」、「3」、「4」等が付与される。
【0022】
符号204を付した列は本文番号である。上記書籍番号201で特定された電子書籍の本文を特定する識別番号である。ここでは、例えば、「1」、「2」、「3」、「4」等が付与される。
【0023】
符号205を付した列は電子書籍コンテンツの本文に係る情報(本文情報)である。
一例を挙げると、書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「1」の場合の本文は、「はじめに…」である。
また、他の例を挙げると、書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「2」の場合の本文は、「今日は雨だった。ピアノ教師のAAAAは駅に向かった。妹のCCCCとの待ち合わせであった。CCCCは編集の仕事の遅れや、友人のBBBBと一緒にしているテニスの延長などのため、待ち合わせに遅刻することが多い。…」である。
【0024】
図3は、実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツの本文情報から抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される人物情報を示す図である。
ここでは、MPU102は、上記抽出された電子書籍コンテンツの本文情報から人物情報を抽出する。そして、抽出された人物情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
【0025】
図の符号301を付した列は管理番号であり、人物(コンテンツの登場人物)を特定する識別番号を示す。ここでは、例えば、「1」,「2」,「3」,「4」等である。
【0026】
符号302を付した列は名称であり、ここでは人物の名称に関する情報を示す。例えば、「AAAA」、「BBBB」、「CCCC」、「DDDD」等である。
符号303を付した列は所属情報であり、人物の職業、学校などの属性情報である。例えば、「ピアノ教師」、「バイオリン教師」、「編集者」等である。
符号304を付した列は人物画像であり、人物画像パーツ情報の輪郭属性、目属性、鼻属性、口属性の属性ごとの管理番号を示す。例えば、輪郭「1」、目「1」、鼻「1」、口「1」等である。
【0027】
符号305を付した列は趣味番号であり、人物の趣味情報に関する画像パーツ情報の管理番号である。例えば「3」等である。
符号306を付した列は背景番号であり、人物の背景情報に関する画像パーツ情報の管理番号である。例えば「4」等である。
符号307を付した列は、人物を説明する本文情報の本文番号であり、例えば、「2」、「3」、「4」等である。
一例を挙げると、例えば、人物「AAAA」さんは「ピアノ教師」であり、人物画像パーツ情報の輪郭「1」、目「1」、鼻「1」、口「1」等の情報が記憶され、後述する人物相関図等を表示するためのイメージ画像の作成に用いられる。なお、このイメージ画像は例えば、本文情報から取得されたイメージである。
【0028】
図4は、実施形態に係わる電子機器のMPUで電子書籍コンテンツの本文情報から抽出され、内部または外部の記憶部に記憶される人物関連情報を示す図である。
ここでは、MPU102は、上記抽出された電子書籍コンテンツの本文情報から人物関連情報を抽出する。そして、抽出された人物関連情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
【0029】
図の符号401を付した列は、管理番号であり、人物(コンテンツの登場人物)を特定する識別番号である。上記人物情報の管理番号301(図3)と関連する。
符号402を付した列は章であり、当該人物関連情報が示す章番号を示す。この章402は、上記本文情報の章203(図2)と関連する。
符号403を付した列は関連人物番号であり、管理番号が特定する人物と関連する人物を特定する識別番号である。
符号404を付した列は関連情報であり、登場人物間の関連性を示す。
符号405を付した列は関連度であり、登場人物間の関連性の強さを数値で示す。この数値が後述する人物相関図において、関連線の太さとなる。
符号406を付した列は本文番号であり、登場人物間の関連性を記載している本文情報の本文番号を示す。
一例を挙げると、例えば、管理番号「1」、章「1」、関連情報「友人」、関連度「3」は本文番号「2」が記憶され、後述する人物相関図等を表示するためのイメージ画像の作成に用いられる。
【0030】
図5は、実施形態に係わる電子機器の内部または外部の記憶部に記憶される画像パーツ情報を示す図である。
この画像パーツ情報は、あらかじめ内部または外部の記憶部に記憶される。
ここでは、あらかじめ画像パーツ情報は、内部の記憶部、すなわちROM104に格納されている。
図の符号501を付した列は管理番号であり、画像パーツを特定する識別番号である。例えば、「1」、「2」、「3」、「4」等である。
符号502を付した列は種別であり、画像パーツ種別を示す情報である。例えば、「輪郭」、「目」、「鼻」、「口」、「趣味」、「背景」等である。
符号503を付した列は形容であり、画像を形容する情報である。例えば、「丸い、丸顔…」、「長い、面長…」、「変わった、個性的」、「怖い、強面…」等である。
【0031】
符号504を付した列はファイル名であり、画像パーツのファイル名を示す情報である。例えば、「aa.jpg」、「bb.jpg」、「cc.jpg」、「dd.jpg」、「ee.jpg」、「ff.jpg」、「gg.jpg」、「hh.jpg」等である。
【0032】
一例を挙げると、例えば、管理番号「1」、種別「輪郭」、形容「丸い、丸顔…」はファイル「aa.jpg」が記憶され、後述する人物相関図等を表示するためのイメージ画像の作成に用いられる。
【0033】
図6は、実施形態に係わる電子機器から出力される章1の人物相関図を示す図である。
この実施の形態においては、ユーザが章1までしかコンテンツを読み終わっていない場合、例えば、MPU102は、ROM104から電子書籍コンテンツ本文の章1までの情報を受信する。
【0034】
そして、受信した電子書籍コンテンツ本文の章1までの情報から、上記図3、図5に示すような登場人物の視覚化に係る情報(人物視覚化情報)、図4に示すような登場人物間の関連に係る情報(人物関連情報)、図3、図4に示すような人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先の情報(本文参照情報)を取得する。
【0035】
そして、この取得された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、登場人物間の相関を示す人物相関図を出力する。
また、出力された人物相関図の所定の項目(例えば関連情報)が指定された場合は、取得された本文参照情報に基づいて、指定された所定の項目に係る本文を出力する。
【0036】
これ等の表示は、表示装置112に表示される。
ここでは、章1の人物相関図が出力される例を説明する。
この実施の形態においては、上記のようにROM104に格納された情報を用い、人物相関図を作成し、出力する。
上記のように、人物視覚化情報、人物関連情報、および人物視覚化情報と人物関連情報に関連付けられた本文参照情報が取得され、MPU102はこれ等の情報に基づいて、登場人物間の相関を示す人物相関図を作成し、出力する。
【0037】
図6(a)は、章1の人物相関図の出力例である。
ここでは、例えば、上記図3に示す人物情報の管理番号301に対応する人物画像パーツ番号304を用い、図5に示す画像パーツ情報を参照し、例えば、輪郭、目、鼻、口の情報を組み合わせ、人物画像を表示する。
【0038】
また、上記人物情報の管理番号301に対応する名称項目302と所属情報項目303を用い、例えば、名称項目301「AAAA」の下に所属情報項目303「ピアノ教師」を位置づけ、人物画像の下方に記載する。また、リンク先となる本文番号307を決定する。
【0039】
また、図4に示す人物関連情報の管理番号項目401と章項目402と関連人物番号403を用い、関連情報404、関連度405を参照する。
この関連情報404と関連度405を用い、例えば、関連線の太さを決め、関連線に「友人」等と記載する。
このように、人物相関図を作成し、出力する。
そして、ここでは、符号601を付したピアノ教師の「AAAA」さん、符号602を付したバイオリン教師の「BBBB」さん、符号603を付した編集者の「CCCC」さんが、上記図3、図4、図5に示す人物の特徴に基づいて出力される。
【0040】
ここでは、符号611を付すようにピアノ教師の「AAAA」601さんとバイオリン教師の「BBBB」602さんは友人、符号612を付すようにバイオリン教師の「BBBB」602さんと編集者の「CCCC」603さんは友人、符号613を付すようにピアノ教師の「AAAA」601さんと編集者の「CCCC」603さんは兄妹という表示が所定の項目として表示装置112に出力表示され、例えば線で結ばれるように表示される。
【0041】
このとき、上記図4に示すように、兄妹の関連度は5と、友人の関連度3より高い数字で記憶されており、例えば、ピアノ教師の「AAAA」601さんと編集者の「CCCC」603さんを結ぶ線613は関連が兄妹であることから太い線で表示される。
【0042】
また、ピアノ教師の「AAAA」601さんとバイオリン教師の「BBBB」602さんを結ぶ線611とバイオリン教師の「BBBB」602さんと編集者の「CCCC」603さんを結ぶ線612は、どちらも関連が友人であることから上記兄妹の場合に比べ、細い線で表示される。
【0043】
図6(b)は、兄妹613の表示が指定された場合に、指定された兄妹613に係る本文の一部が上記関連情報に基づいて出力される例である。
ここでは、図に示すように兄妹613の表示がユーザにより指定される。
上記のように、指定された兄妹613は、例えば図4に示す、管理番号「1」、章「1」、関連人物番号「3」の「兄妹」の情報に関連付けられた本文番号「2」と、管理番号「3」、章「1」、関連人物番号「1」の「兄妹」の情報に関連付けられた本文番号「2」に基づいて対応付けられている。
【0044】
このため、上記本文番号「2」の内容、すなわち、「今日は雨だった。ピアノ教師の「AAAA」は駅に向かった。妹の「CCCC」との待ち合わせであった。「CCCC」は編集の仕事の遅れや、友人の「BBBB」と一緒にしているテニスの延長などのため、待ち合わせに遅刻することが多い。…」を出力表示することができる。
【0045】
図7は、実施形態に係わる電子機器の、上記図2の章2に示す内容を視覚的表示する人物相関図を示す図である。
上記のように、上記図2の章2に示す内容はROM104に格納され、この実施の形態においては、この情報を用い人物相関図を作成する。
上記と同様、符号701はピアノ教師の「AAAA」さん、符号702はバイオリン教師の「BBBB」さん、符号703は編集者の「CCCC」さん、を示す。
そして、ここでは、ピアノ教師の「AAAA」701さんとバイオリン教師の「BBBB」702さんは友人711、バイオリン教師の「BBBB」702さんと編集者の「CCCC」703さんは友人712、ピアノ教師の「AAAA」701さんと編集者の「CCCC」703さんは兄妹713であることが、上記と同様に、所定の項目として表示装置112に表示され、線で結ばれるように表示される。
【0046】
ここでは、上記図6(a)に加え、編集者の「DDDD」704さんと編集者の「CCCC」703さんの情報が表示される。すなわち、編集者の「DDDD」704さんは編集者の「CCCC」703さんと友人713であることが、上記と同様に表示される。
【0047】
図8は、実施形態に係わる電子機器の、図2に示す章3の人物相関図を示す図である。
ここでは、章3の人物相関図が示されている。ここでの本文205の内容から、編集者の「DDDD」804さんと編集者の「CCCC」803さんは恋人813であることがわかる。
【0048】
そして、上記に対し、図4に示す関連情報が恋人と変更される。また、恋人の関連情報は10であり、上記兄妹の関連度5より高い数字であるため、図に示すように、兄妹の関連度5の場合よりも太い線で表示される。
【0049】
すなわち、ここでは、編集者の「DDDD」804さんと編集者の「CCCC」803さんは恋人813であり、兄妹よりも太い線で表示される。
図9は、実施形態に係わる電子機器の、本文表示画面を示す図である。
この本文表示画面は、特に図示しないが、例えばユーザが入力装置114を操作することにより、上記表示装置112に表示される。
ここでは、例えば、図2に示す本文情報である書籍番号「1」、書籍名称「AAA」、章「1」、本文番号「2」の本文テキストである「今日は雨だった。ピアノ教師のAAAAは駅に向かった。妹のCCCCとの待ち合わせであった。CCCCは編集の仕事の遅れや、友人のBBBBと一緒にしているテニスの延長などのため、待ち合わせに遅刻することが多い。…」が表示されている。
【0050】
また、この実施の形態においては、この本文の表示と共に人物相関図表示ボタン901が表示される。
ここでは、ユーザが入力装置114を操作し、この人物相関図表示ボタン901が指定される。すると、この電子書籍コンテンツの本文(テキスト)に関連する上記説明した人物相関図が表示される。
【0051】
図10は、実施形態に係わる電子機器の動作を説明するフローチャートである。
符号S200はここでの開始ステップである。続いて符合S201を付したステップへ進む。
ステップS201は、電子機器100がテキスト解析要求や人物相関図表示要求、本文表示要求等の要求を受信するステップである。続いて符合S202を付したステップへ進む。
【0052】
ステップS202は上記電子機器100が受信した要求に上記コンテンツ本文に係るテキスト解析要求があるか否かを判別するステップである。テキスト解析要求があると判別される場合は符号S203を付したステップへ進む(Yes)。テキスト解析要求がないと判別される場合はテキスト解析要求を待つ(No)。
【0053】
ステップS203は上記コンテンツ本文に係るテキストを解析処理するステップである。続いて符合S204を付したステップへ進む。
ステップS204は上記電子機器100が受信した要求に人物相関図の表示要求があるか否かを判別するステップである。人物相関図の表示要求があると判別される場合は符合S205を付したステップへ進む(Yes)。人物相関図の表示要求がないと判別される場合は人物相関図の表示要求を待つ(No)。
【0054】
ステップS205は上記人物相関図を出力表示処理するステップである。上記のように、この表示は例えば、表示装置112に行われる。続いて符合S206を付したステップへ進む。
【0055】
ステップS206は上記電子機器100が受信した要求に上記コンテンツの本文に係るテキストの表示要求あるか否かを判別するステップである。コンテンツ本文テキストの表示要求があると判別される場合は符合S207を付したステップへ進む(Yes)。コンテンツ本文テキストの表示要求があると判別されない場合はコンテンツ本文テキストの表示要求を待つ(No)。
【0056】
ステップS207はコンテンツ本文テキストを表示処理するステップである。続いて符合S208を付したステップへ進む。
ステップS208は電子機器100の動作終了要求があるか否かを判別するステップである。終了要求があると判別される場合は符合S209を付したステップへ進む(Yes)。電子機器100の動作終了要求があると判別されない場合は上記ステップS201へ進み、要求を受信する(No)。
【0057】
ステップS209は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
上記のように、この実施の形態に係る電子機器100においては、予め、ROM104に、例えば図2に示すような、所定の電子書籍コンテンツの本文(テキスト)の一部または全部の情報が記憶されている。そして、ユーザ操作により、電子機器100に電源が投入される。
【0058】
電子機器100の制御装置101は、例えば、図10に示すように、電子機器100の電源投入後に、上記要求が受信されたか否かを確認する(S201)。上記要求が受信された場合、要求の内容を確認する。
【0059】
要求がテキスト解析要求である場合(S202のYes)は、テキスト解析処理を行う(S203)。
また、要求が人物相関図表示要求である場合(S204のYes)は、人物相関図表示処理を行う(S205)。
また、要求が本文表示要求である場合(S206)は、本文表示処理を行う(S207)。
また、要求が終了要求である場合(S208)は、システムの終了処理を行い、電源断を行う。
図11は、実施形態に係わる電子機器において行われるテキスト解析処理を説明するフローチャートである。
符号S300はここでの開始ステップである。続いて符合S301を付したステップへ進む。
ステップS301は、ユーザが、電子機器100にテキスト解析処理を行わせるコンテンツ本文のテキストを指定するステップである。
この実施の形態においては、上記のように、電子機器100の内部または外部の記憶部に記憶される本文情報からテキスト解析処理を行わせるコンテンツ本文(テキスト)を指定する。このとき指定するコンテンツ本文(テキスト)は、コンテンツ本文の全てでも良いし、例えばユーザが読んだところまで等のコンテンツ本文の一部でも良い。続いて符合S302を付したステップへ進む。
【0060】
ステップS302は、上記指定されたコンテンツ本文(テキスト)の形態素解析及び構文解析を行うステップである。続いて符合S303を付したステップへ進む。
ステップS303は、人物情報、すなわち、人物の名称、所属情報、人物のパーツ情報等を、例えば、上記図3、図5に示すようにROM104に記憶処理するステップである。続いて符合S304を付したステップへ進む。
【0061】
ステップS304は、人物関連情報、すなわち、友人、兄妹、恋人等の情報を、例えば、上記図4に示すようにROM104に記憶処理するステップである。続いて符合S305を付したステップへ進む。
【0062】
ステップS305は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図12は、実施形態に係わる電子機器における人物情報処理動作のようすを説明するフローチャートである。
符号400はここでの開始ステップである。続いて符合401を付したステップへ進む。
ステップ401は、上記受信したテキストに参照する本文があるか否かを判別するステップである。受信したテキストに参照する本文があると判別される場合は符合409を付したステップへ進む(Yes)。受信したテキストに参照する本文があると判別されない場合は符合409を付したステップへ進む(No)。
【0063】
ステップ402は、受信したテキストに、抽出する人物情報の名詞があるか否かを判別するステップである。抽出する人物情報の名詞があると判別される場合は符合403を付したステップへ進む(Yes)。抽出する人物情報の名詞があると判別されない場合はステップ401を付したステップへ戻り、上記処理を繰り返す(No)。
【0064】
ステップ403は、上記受信したテキストから、例えば、上記人物情報に係る名詞及び形容詞を抽出するステップである。続いて符合404を付したステップへ進む。
【0065】
ステップ404は上記抽出された人物情報を用い、人物画像を作成するステップである。続いて符合405を付したステップへ進む。
ステップ405は、上記受信したテキストから、趣味情報(図3の符号305)の名詞を抽出するステップである。続いて符合406を付したステップへ進む。
ステップ406は上記抽出された趣味情報から画像を作成するステップである。続いて符合407を付したステップへ進む。
ステップ407は、上記受信したテキストから、背景情報の名詞を抽出するステップである。続いて符合408を付したステップへ進む。
ステップ408は、上記抽出された背景情報から画像を作成するステップである。続いて符合402を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
ステップ409は、上記人物情報を更新するステップである。続いて符合410を付したステップへ進む。
ステップ410は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図13は、実施形態に係わる電子機器における人物関連情報処理の動作を説明するフローチャートである。
符号S500はここでの開始ステップである。続いて符合S501を付したステップへ進む。
ステップS501は、上記受信したテキストに参照する本文があるか否かを判別するステップである。受信したテキストに参照する本文があると判別される場合は符号S502を付したステップへ進む(Yes)。受信したテキストに参照する本文がないと判別される場合は符号S507を付したステップへ進む(No)。
【0066】
ステップS502は、上記受信したテキストに含まれる場所情報に係る名詞を抽出するステップである。続いて符合S503を付したステップへ進む。
ステップS503は、上記受信したテキストに例えば登場人物等の、抽出する人物情報の名詞があるかを判別するステップである。テキストに抽出する人物情報の名詞があると判別される場合は符合S504を付したステップへ進む。テキストに抽出する人物情報の名詞が無いと判別される場合は符合S501を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す(No)。
【0067】
ステップS504は、上記受信したテキストから人物情報の名詞を抽出するステップである。続いて符合S505を付したステップへ進む。
ステップS505は、上記受信したテキストから、友人、兄妹、恋人等の上記人物間情報に係る名詞及び形容詞を抽出するステップである。続いて符合S506を付したステップへ進む。
【0068】
ステップS506は、抽出された人物間情報に基づいて、例えば、「友人」は3、「兄妹」は5、「恋人」は10等、人物間の関連度を更新するステップである。続いて符合S503を付したステップへ進み、上記処理を繰り返す。
【0069】
ステップS507は、人物関連情報を更新するステップである。続いて符合S508を付したステップへ進む。
ステップS508は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図14は、実施形態に係わる電子機器における人物相関図の表示処理動作を説明するフローチャートである。
符号S600は、ここでの開始ステップである。続いて符合S601を付したステップへ進む。
ステップS601は、例えば図6(a)に示す、「AAAA」、「ピアノ教師」、「CCCC」、「編集者」、「兄妹」等の項目の表示を行う画面内の位置に係る情報である表示位置情報を取得するステップである。続いて符合S602を付したステップへ進む。
【0070】
ステップS602は、上記人物相関図を作成するステップである。続いて符合S603を付したステップへ進む。
ステップS603は、作成された人物相関図を出力表示するステップである。続いて符合S604を付したステップへ進む。
ステップS604は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図15は、実施形態に係わる電子機器における本文表示の処理動作を説明するフローチャートである。
符号S700はここでの開始ステップである。続いて符合S701を付したステップへ進む。
ステップS701は、上記人物相関図に表示された例えば図6(a)に示すように、「兄妹」613という項目の表示がユーザに指定された際に、指定された項目(ここでは「兄妹」613)の指定された位置情報を取得するステップである。続いて符合S702を付したステップへ進む。
【0071】
ステップS702は、取得された指定位置情報に基づいて、表示装置112に、例えば、上記説明した図6(b)に示す本文番号2に係るコンテンツ本文の一部または全部を表示する表示位置を決定するステップである。続いて符合S703を付したステップへ進む。
【0072】
ステップS703は、上記決定された表示位置に基づいて、本文番号2に係るコンテンツ本文の一部または全部を表示するステップである。続いて符合S704を付したステップへ進む。
【0073】
ステップS704は終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
またここで、上記図10に示すテキスト解析処理(S203)について詳述する。
この実施の形態においては、上記のように、電子書籍の本文テキストを指定し(S301)、形態素解析及び構文解析を行う(S302)。そして人物情報処理を行う(S303)。
【0074】
テキスト解析処理(S203)は、コンテンツ本文情報(図2)の本文番号「1」(204)の本文205を参照し、人物情報を示す、主語である固有名詞情報を抽出する。そして、人物情報(図3)の管理番号301「1」の名称(登場人物)302に格納する。
【0075】
そして、固有名詞情報の所属を示す情報を抽出し、人物情報の所属情報303に格納する。
次に、当該人物情報の固有名詞および、視覚的特徴、すなわち外観である目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出する。
そして、まず、画像パーツ情報(図5)の種別が輪郭である形容503を参照し、輪郭を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号304(図3)の輪郭の属性に格納する。
【0076】
また、画像パーツ情報の種別が目である形容503(図5)を参照し、目を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号304の目の属性に格納する。
【0077】
また、画像パーツ情報の種別が鼻である形容503(図5)を参照し、鼻を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号304(図3)の鼻の属性に格納する。
【0078】
また、画像パーツ情報の種別が口である形容503(図5)を参照し、口を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号304の口の属性に格納する。
【0079】
また、外観の目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出した本文番号を、人物情報の本文番号307(図3)に格納する。
また、形容詞情報を抽出できなかった場合は、画像パーツ情報の各種別(図5)の一番若い管理番号を人物情報の人物画像パーツ番号304(図3)の各種別に格納する。
【0080】
次に、当該人物情報が週末などの休日において、行っている動詞情報、名詞情報を抽出する。
そして、画像パーツ情報の種別が趣味である形容503(図5)を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の趣味番号305(図3)に格納する。
【0081】
また、人物情報の本文番号307(図3)が空である場合は、動詞情報、名詞情報を抽出した本文番号を、この人物情報の本文番号307に格納する。動詞情報、名詞情報を抽出できなかった場合は、人物情報の趣味番号305は空とする。
【0082】
次に、当該人物情報に係る人物が住んでいる場所を示す固有名詞情報を抽出する。画像パーツ情報の種別が背景である形容503(図5)を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の背景番号306(図3)に格納する。
【0083】
また、人物情報の本文番号307が空である場合は、固有名詞情報を抽出した本文番号を、人物情報の本文番号307に格納する。固有名詞情報を抽出できなかった場合は、人物情報の背景番号306は空とする。
【0084】
そして、この処理を、抽出する人物情報の名詞(図3)が無くなるまで本文番号2、3、4、と最後の本文番号まで繰り返し行う。
続いて、人物関連情報処理(S304)を行う。
ここでは、本文情報の本文番号1の本文205(図2)を参照し、場所情報を示す固有名詞情報を抽出し、当該本文番号の場所情報を特定する。同じ場所に存在する、人物情報を示す、固有名詞情報を抽出し、人物情報(図3)を参照し、管理番号301を決定する。
【0085】
そして、人物間の関係を示す名詞または形容詞情報を抽出し、人物関連情報の管理番号401と関連人物番号403に対応した関連情報404(図4)に格納する。
また、ここでは、関連度405は、関連情報404が友人である場合は3、親子、姉妹などの血縁関係である場合は5、恋人、夫婦などのカップル関係である場合は10を格納する。
【0086】
また、人物間の関係を示す名詞または形容詞情報を抽出した本文番号を、人物関連情報の本文番号406(図4)に格納する。
そして、この処理を人物情報を示す固有情報を抽出し終わるまで繰り返す。人物間の関係を示す名詞または形容詞情報を抽出できなかった場合と、人物情報を示す固有名詞情報を抽出し終わった場合は、次の本文番号に進む。
【0087】
この処理を本文番号2、3、4…と、最後の本文番号まで繰り返し行う。
次に、上記図10で説明した人物相関図表示処理S205について詳述する。
上記のように、図9に示すコンテンツの本文表示画面を表示しているときに、ユーザが人物相関図表示ボタン901を指定する。すると、電子機器100は、人物相関図表示要求を受信し(S204)、人物相関図表示処理(S205)を行う。
【0088】
そして、表示されている本文の表示位置情報を取得し、本文情報(図2)を参照し、ここでは、表示されている章203が1、本文番号204が2と決定する。また、人物関連情報の章402(図4)を参照し、「1」である管理番号401を抽出し、「1、2、3」と決定する。
【0089】
次に、人物情報の管理番号301(図3)が「1」の人物画像パーツ番号304で画像パーツ情報(図5)を参照し、輪郭が1、目が1、鼻が1、口が1の情報を組み合わせ、人物画像を表示する。
【0090】
次に、人物情報の管理番号301が「1」である名称302と所属情報303を参照し、名称302「AAAA」の下に所属情報303「ピアノ教師」を位置づけ、人物画像の下方に記載する。
【0091】
ここで、人物情報の管理番号301が「1」である趣味番号項を参照し、空であることがわかる。また、人物情報の管理番号301が「1」である背景番号項を参照し、空であることがわかる。また、リンク先となる本文番号307は「2」であることが決定される。
【0092】
次に、人物情報の管理番号301が「2」の人物画像パーツ番号304で画像パーツ情報(図5)を参照し、輪郭が2、目が2、鼻が2、口が2の情報を組み合わせ、人物画像を表示する。
【0093】
次に、人物情報の管理番号301が「2」である名称302と所属情報303を参照し、名称302「BBBB」の下に所属情報303「バイオリン教師」を位置づけ、人物画像の下方に記載する。
【0094】
また、人物情報の管理番号301が「2」である趣味番号項を参照し、空であることがわかる。また、人物情報の管理番号301が「2」である背景番号項を参照し、空であることがわかる。また、リンク先となる本文番号307は「3」であることが決定される。
【0095】
次に、人物情報の管理番号301が「3」の人物画像パーツ番号304で画像パーツ情報(図5)を参照し、輪郭が3、目が3、鼻が3、口が3の情報を組み合わせて人物画像を表示する。
【0096】
次に、人物情報の管理番号301が「3」である名称302と所属情報303を参照し、名称302「CCCC」の下に所属情報303「編集者」を位置づけ、人物画像の下方に記載する。
【0097】
また、人物情報の管理番号301が「3」である趣味番号項を参照し、3であることがわかる。
また、画像パーツ情報の管理番号501(図5)を参照し、ファイル名を「ss.jpg」と決定し、人物画像の横に表示する。
そして、人物情報の管理番号301が「3」である背景番号項を参照し、空であることがわかる。また、リンク先となる本文番号307は「3」であることを決定する。
【0098】
また、人物関連情報(図4)の管理番号401「1」で、章402が「1」である関連人物番号403を参照し、「2」との関連情報404が友人で、関連度405が3であリ、「3」との関連情報404が兄妹で、関連度405が5であることがわかる。
【0099】
そこで、例えば、「1」と「2」の関連線は「3」の太さとし、関連線に「友人」と記載する。また、「1」と「3」の関連線は3の太さより太い「5」の太さとし、関連線に「兄妹」と記載する。
【0100】
続いて、人物関連情報の管理番号401「2」で、章402が「1」である関連人物番号403を参照し、「1」との関連情報404が友人であり、関連度405が3であリ、「3」との関連情報404が友人であり、関連度405が3であることがわかる。そこで、「2」と「3」の関連線は3の太さとし、関連線に「友人」と記載する。
【0101】
これにより、図6(a)に示すように、章「1」の人物相関図を表示装置112に表示する。
そして、ユーザが表示している本文表示位置情報を取得し、本文情報(図2)を参照し、表示している章が「2」の場合も同様の処理を行い、図6に示すように、章「2」の人物相関図を表示装置112に表示する。
【0102】
また、ユーザが表示している本文表示位置情報を取得し、本文情報(図2)を参照し、表示している章が「3」の場合も同様の処理を行い、図7に示すように、章「3」の人物相関図を表示装置112に表示する。
【0103】
次に、図10に示す本文表示処理(S207)について詳述する。
ユーザが図8に示す章「3」の人物相関図を表示し、例えば「CCCC」603が指定されたとき、電子機器100は、本文表示要求を受信し(S206)、本文表示処理(S207)を行う。
【0104】
このとき、人物情報の名称302(図3)が「CCCC」である本文番号307を参照すると、「2」であることがわかる。また、電子機器100は、本文情報(図8)を参照し、本文番号204が「2」である本文205を表示装置112に出力表示する。
【0105】
同様に、「AAAA」と「CCCC」の関連線「兄妹」が選択されたときは、人物情報の名称302(図3)を参照し、管理番号301が「1」と「3」であることが決定される。
【0106】
また、人物関連情報(図4)の管理番号401が「1」で関連人物番号402が「3」である本文番号406406を参照すると、「2」であることがわかる。
そして、図2に示す本文情報を参照し、本文番号204が「2」である本文205を表示装置112に表示する。
図16は、実施形態に係わる電子機器に係る人物情報の他の例を示す図である。
この実施の形態においては、人物情報を各章ごとに管理する。
管理番号1601は、人物を特定する識別番号を示す。名称1602は、人物名称情報を示す。所属情報1603は、人物の職業、学校などの属性情報を示す。章1604は、当該人物情報を示す章番号を示し、本文情報の章と関連する。
【0107】
人物画像パーツ番号1605は、画像パーツ情報の輪郭属性、目属性、鼻属性、口属性の属性ごとの管理番号を示す。
趣味番号1606は、人物の趣味情報に関する画像パーツ情報の管理番号を示す。背景番号1607は、人物の背景情報に関する画像パーツ情報の管理番号を示す。本文番号1608は、人物を説明する本文情報の本文番号を示す。
【0108】
上記と同じ構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
ここでは、上記と同様に、人物情報は内部の記憶部、すなわちROM104に格納する。
そして、電子書籍コンテンツの本文テキストを入力し(S301)、形態素解析及び構文解析を行う(S302)。そして人物情報処理を行う(S303)。
そして、図2に示す本文情報の本文番号「1」204の本文205を参照し、人物情報を示す、主語である固有名詞情報を抽出し、人物情報の管理番号1601が「1」の名称1602に格納する。
【0109】
そして、固有名詞情報の所属を示す情報を抽出し、人物情報の所属情報1603に格納する。また、本文情報(図2)の本文番号「1」204の章203を参照し、人物情報の章1604に格納する。
【0110】
なお、既に当該章の人物画像パーツ番号1605、趣味番号、背景番号1607、本文番号1608が格納されている場合は、次の人物情報を示す、主語である固有名詞情報を抽出する処理に戻る。
【0111】
また、まだ当該章の人物画像パーツ番号、趣味番号、背景番号、本文番号が格納されていない場合は、当該人物情報の固有名詞の外観の目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出する。
【0112】
そして、図5に示す画像パーツ情報の種別が輪郭である形容503を参照し、輪郭を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号1605の輪郭の属性に格納する。
【0113】
そして、画像パーツ情報の種別が目である形容503を参照し、目を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号1605の目の属性に格納する。
【0114】
また、画像パーツ情報の種別が鼻である形容503を参照し、鼻を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号1605の鼻の属性に格納する。
【0115】
また、画像パーツ情報の種別が口である形容503を参照し、口を形容する形容詞情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の人物画像パーツ番号1605の口の属性に格納する。
【0116】
また、外観の目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出した本文番号を、人物情報の本文番号1608に格納する。
なお、形容詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の人物画像パーツ番号1605を参照し、人物画像パーツ番号が格納されている場合は、当該値を格納する。人物画像パーツ番号が格納されていない場合、または前の章がない場合は、画像パーツ情報(図5)の各種別の一番若い管理番号を人物情報の人物画像パーツ番号1605の各種別に格納する。
【0117】
次に、当該人物情報が週末などの休日において、行っている動詞情報、名詞情報を抽出する。
ここでは、図5に示す画像パーツ情報の種別が趣味である形容503を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の趣味番号1606に格納する。
【0118】
そして、人物情報の本文番号1608が空である場合は、動詞情報、名詞情報を抽出した本文番号を、この人物情報の本文番号1608に格納する。
また、動詞情報、名詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の趣味番号1606を参照し、格納されている場合は、当該値を格納する。格納されていない場合、または前の章がない場合は、人物情報の趣味番号1606は空とする。
【0119】
次に、当該人物情報の住んでいる場所を示す固有名詞情報を抽出する。
図5に示す画像パーツ情報の種別が背景である形容503を参照し、抽出した情報と一致した場合は、当該管理番号501を人物情報の背景番号1607に格納する。
【0120】
そして、人物情報の本文番号1608が空である場合は、固有名詞情報を抽出した本文番号を、この人物情報の本文番号1608に格納する。
また、固有名詞情報を抽出できなかった場合は、前の章1604の背景番号1607を参照し、格納されている場合は、当該値を格納する。格納されていない場合、または前の章がない場合は、人物情報の背景番号1607は空とする。
【0121】
そして、本処理を、抽出する人物情報の名詞が無くなるまで本文番号2、3、4...と、最後の本文番号まで繰り返し行う。
なお、この実施の形態においては、人物関連情報処理(S304)、人物相関図表示処理(S205)および本文表示処理(S207)は上記と同様の構成である。
図17は、実施形態に係わる電子機器において、テキスト解析処理をサーバに行わせるシステム構成の他の例を示すブロック図である。
この実施の形態においては、上記電子機器1700内部で行われた上記コンテンツのテキスト解析処理をサーバ1716に行わせる。そして、解析された情報を、例えばサーバ1716に接続される蓄積部である外部記憶部1717に記憶する。
【0122】
そして、上記と同様に、上記図2に示す本文情報、図3に示す人物情報、図4に示す人物関連情報、図5に示す画像パーツ情報等との情報をこの外部記憶部1717に記憶する。
【0123】
そして、例えば、電子機器1700の制御装置1701はネットワーク1711を経由して外部記憶部1717にアクセスし、上記と同様に外部記憶部1717からこれらの情報を読み出したり、外部記憶部1717に記憶し、いわゆるクラウドコンピュータのようなシステムを構築したりすることも可能である。
【0124】
図18は、上記実施形態に係わる電子機器において、テキスト解析処理をサーバに行わせるシステム構成の他の例の動作を説明するシーケンス図である。
この実施の形態においては、上記のように、電子書籍に係るコンテンツのテキスト解析処理をサーバ1716に行わせる。そして、解析された情報を、例えばサーバ1716に接続される蓄積部である外部記憶部1717に記憶する。
【0125】
ここでは、サーバ管理者がサーバ1716に、例えば、外部記憶部1717に記憶された電子書籍に係るコンテンツのテキスト解析処理(1081)を指示する。
サーバ1716は、コンテンツのテキスト解析処理指示1081を受信し、上記と同様に、電子書籍に係るコンテンツのテキスト解析処理を実施し、例えば、外部記憶部1717に記憶する。また、この解析の終了通知1803をサーバ管理者に向けて出力する。
【0126】
そして、サーバ1716は、電子機器1700からテキスト情報の取得要求1803を受信する。すると、サーバ1716は、このテキスト情報の取得要求1803に応じ、例えば上記説明した図3、図4、図5、図6に示す人物視覚化情報、人物関連情報、本文参照情報等を電子機器1700に向けて出力する(1804)。これにより、電子機器1700は上記説明した人物相関図を出力表示することが可能になる。
【0127】
なお、上記説明した実施の形態においては、上記要求を受け、取得される本文情報では、書籍名称、章、本文番号、本文を管理する例を説明したが、一例であり、上記説明したフォーマットに限られるものではない。上記実施の形態においては、例えば、上記章単位の管理に代え、巻単位や段落単位、書籍単位等で管理してもよい。
【0128】
また、上記実施の形態においては、本文情報をテキスト解析処理S203のステップで解析する例を説明したが、例えば、電子書籍コンテンツを解析した結果を、予め、ROM104またはROM(1704)に記憶するように構成してもよいし、解析した結果をネットワーク経由等で取得するように構成してもよい。
【0129】
また、上記実施の形態においては、本文情報表示画面(図9)に、人物相関図表示ボタン901を表示する例を用いて説明したが、このようなボタンに代えて、音声指示等で指示するように構成してもよい。
【0130】
また、上記電子書籍コンテンツ本文の表示と上記人物相関図の表示を同時に行ってもよい。
また、上記実施の形態においては、人物相関図の「兄妹」、「友人」等の項目の指示に応じ、電子書籍コンテンツの本文を表示する例を説明したが、音声指示等に応じて行ってもよいし、上記電子書籍コンテンツ本文の表示と上記人物相関図の表示を同時に行ってもよい。
【0131】
また、上記実施の形態においては、人物情報と趣味情報と背景情報を処理したが、例えば人物情報だけを処理するように適宜変更してもよい。
また、上記実施の形態においては、人物画像パーツ情報304として、輪郭情報、目情報、鼻情報、口情報を処理したが、この実施の形態においては、これらの情報に限られるものではない。
【0132】
また、上記実施の形態においては、人物間の関連度の高さに応じて、関連線の太さを変更する例を説明したが、この他に、関連線等の色を変更したり、人物画像の大きさを大きくしたりする等、表示を変更してもよい。
【0133】
また、上記実施の形態においては、人物を表示する大きさは略一定として説明したが、関連線の多い、または、関連度の高い人物が多い人物の大きさを大きくしたり、中心に位置づけたりするように構成してもよい。
【0134】
また、上記実施の形態においては、人物の外観の目、鼻、口、輪郭を形容する形容詞情報を抽出できなかった場合は、画像パーツ情報の各種別の一番若い管理番号を人物情報の人物画像パーツ番号の各種別に格納した。しかし、この実施の形態においては、人物画像パーツ情報が不明の人物情報番号を人物情報の人物画像パーツ番号の各種別に記憶するように構成してもよい。
【0135】
また、上記実施の形態においては、電子書籍を解析したが、ユーザの日記など、任意のテキストを解析してもよい。
上記のように構成することによって、この発明の実施の形態においては、電子書籍コンテンツを、本文の内容にあった登場人物の相関図を表示し、視覚的に楽しむことが可能になる。
【0136】
また、電子書籍コンテンツの内容が視覚的に表示された際に、表示された内容が電子書籍コンテンツの本文のどこに書いてあるかを、ユーザは簡易に知ることが可能になる。
【0137】
なお、上記実施形態は、記述そのものに限定されるものではなく、実施段階では、その趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素を種々変形して具体化することが可能である。
【符号の説明】
【0138】
100…電子機器(PC)、101…制御装置、102…MPU、103…RAM、104…ROM、105…発振器、106…入出力インタフェース、107…電源、110…通信装置、111…ネットワーク、112…表示装置、113…音声出力装置、114…入力装置、115…記憶装置、116…サーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信する本文情報受信手段と、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物視覚化情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段と、
前記解析された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、前記登場人物間の相関を示す人物相関図を出力する人物相関図出力手段と、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記取得された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文を出力する本文出力手段を備える電子機器。
【請求項2】
前記情報解析手段は、前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を1つ以上の章項目に分割し、この章項目単位で解析して人物、趣味、背景を説明する単語を抽出し、前記抽出された単語と関連付けた画像パーツ情報と前記抽出された単語を参照して画像パーツを選択し、前記画像パーツを組み合わせて人物画像を生成する請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して1つ以上の章項目に分割し、この章項目毎に人物相関図を作成し、表示している前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の位置情報と章項目に適応して人物相関図を表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して人物間の関連線と人物間の関連を説明する本文参照先を関連付け、表示した人物相関図の人物間の関連線を選択時に、前記関連付けられた本文参照先を表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記人物相関図を表示する手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析して人物と人物を説明する本文参照先を関連付け、表示した人物相関図の人物が選択されている時に、前記関連付けられた本文参照先を表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記人物相関図出力手段は、あらかじめ前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報を解析し、同一の場所に一人以上の人物が存在するときに、人物間の関係を説明する単語を抽出し、前記抽出された単語に応じて人物間の関連度を決定し、人物間の関連度に応じて、人物間の関連線等の表示を変更する請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報は、予め記憶手段に記憶されている請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記情報解析手段及び情報取得手段は、電子機器の外部に設けられる請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信するステップと、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物視覚化情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析するステップと、
前記解析された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、前記登場人物間の相関を示す人物相関図を出力するステップと、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記取得された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文の一部を出力するステップを備える人物相関図出力方法。
【請求項10】
電子書籍コンテンツの本文に係る情報を受信する本文情報受信手段と、
前記受信した電子書籍コンテンツの本文に係る情報から、登場人物の視覚化に係る情報である人物視覚化情報と、前記登場人物間の関連に係る情報である人物関連情報と、前記人物視覚化情報または前記人物関連情報あるいはその両方の前記電子書籍コンテンツの本文に係る情報の参照先に係る情報である本文参照情報を解析する情報解析手段と、
前記解析された人物視覚化情報と人物関連情報に基づいて、前記登場人物間の相関を示す人物相関図を出力する人物相関図出力手段と、
前記出力された人物相関図の所定の項目が指定された場合は、前記取得された本文参照情報に基づいて、前記指定された所定の項目に係る本文の一部を出力する本文出力手段を備える人物相関図出力システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−118756(P2012−118756A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−267820(P2010−267820)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】