電子機器、表示方法及びプログラム
【課題】リストからタブを選択する技術では、タブを切り替えるためには、タブのリスト表示のためにタッチスクリーンへのタッチ動作を行い、そこからさらにタブ選択のためのタッチ動作を行う必要がある。これに対して、本技術は、簡単な操作でタブを切り替えることができる電子機器を提供することにある。
【解決手段】この電子機器は、タッチスクリーンと、制御部とを備える。制御部は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【解決手段】この電子機器は、タッチスクリーンと、制御部とを備える。制御部は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、電子機器、表示方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーンを有するスマートフォンなどの携帯端末では、ブラウザにタブのリストを表示し、そのリストからタブを選択することで、ブラウザに選択されたタブに対応するウェブページが表示される。特許文献1には、これに関連する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−30145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のリストからタブを選択する技術では、タブを切り替えるためには、タブのリスト表示のためにタッチスクリーンへのタッチ動作を行い、そこからさらにタブ選択のためのタッチ動作を行う必要がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、簡単な操作でタブを切り替えることができる電子機器、表示方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術に係る電子機器は、タッチスクリーンと、制御部とを備える。
【0006】
制御部は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【0007】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることができるので、簡単な操作でタブを切り替えることができる。
【0008】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、第1の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第1の方向に第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0009】
本技術では、第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動して表示されるので、第2のタブのウェブページの表示を確認しながらウェブページを切り替えることができる。
【0010】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向にドラッグ操作が向かうとき、第2の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第2の方向に第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0011】
本技術では、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとウェブ履歴に関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0012】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向にドラッグ操作が向かうとき、第2の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第2の方向に第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0013】
本技術では、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとハイパーリンクに関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0014】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向にドラッグ操作が向かう間に、第1のタブのウェブページがブラウザから消えたときに、第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0015】
本技術では、第1のタブのウェブページがブラウザから消えるところまでドラッグ操作を行うことで第2のタブのウェブページに切り替えられるので、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えをより直感的に操作で行うことができる。
【0016】
制御部は、第1の方向に第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、第1のタブのウェブページを表示するものであってもよい。
【0017】
本技術では、第2のタブのウェブページを少し見てウェブページが進行する方向とは逆方向にドラッグ操作をすると第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、第1のタブのウェブページを表示するので、第2のタブのウェブページが必要かどうかをウェブページの切り替えが終わる前に判断でき、必要でない場合には第2のタブのウェブページへの切り替えをより直感的な操作でキャンセルすることができる。
【0018】
本技術に係る表示方法は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【0019】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるので、簡単な操作でタブの切り替えができる。
【0020】
本技術に係るプログラムは、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップとを電子機器に実行させる。
【0021】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるので、簡単な操作でタブの切り替えができる。
【発明の効果】
【0022】
以上のように、本技術によれば、簡単な操作でタブを切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本技術に係る一実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したタッチスクリーンにおける表示例を示す図である。
【図3】一実施形態におけるタブと履歴に係るウェブページの配置のイメージ図である。
【図4】一実施形態におけるドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作を説明するためのフローチャートである。
【図5A】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5B】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5C】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5D】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図6A】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図6B】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図6C】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図7】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図8】他の実施形態に係るタッチスクリーンのブラウザに表示されたウェブページを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[電子機器の構成]
図1は本技術に係る一実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。
【0025】
電子機器としては、例えばPC(Personal Computer)やスマートフォンなどの情報処理装置を例にして説明するが、タッチスクリーンを有する他の電子機器にも本技術を適用できる。
【0026】
図1に示すように、電子機器100は、CPU(Central processing Unit)を含む制御部111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、入出力インターフェース115、及びこれらを互いに接続するバス114を備える。
【0027】
制御部111は、必要に応じてRAM113等に適宜アクセスし、各演算処理を行いながら電子機器100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM112は、制御部111に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM113は、制御部111の作業用領域などとして用いられ、OS、実行中の各種アプリケーションプログラム、処理中の各種データを一時的に保持する。
入出力インターフェース115には、タッチスクリーン116、記憶部としてのHDD118、ネットワーク150等が接続される。
【0028】
HDD118には、上記OSや各種アプリケーションプログラム、各種データが記憶される。ネットワーク150は、無線又は有線によってネットワークに接続する。タッチスクリーン116は、例えば入力装置としてのタッチパネルと表示部としての液晶パネルとで構成される。
【0029】
タッチスクリーン116のタッチパネルは、液晶パネルの表面上に重畳して配設される透明な感圧式の入力装置である。タッチパネルは、表示画面内の任意の箇所に対するユーザの入力操作を受け付ける。ユーザが指又はタッチペンを用いてタッチパネルにタッチ操作やドラッグ操作などのジェスチャー操作をすると、タッチパネルは、当該ジェスチャー操作に対応する位置の座標を検出して制御部111に出力する。なお、入力装置としては、表示部に対するユーザのジェスチャー操作を検出可能であれば、タッチパネル以外にも、接触式や非接触式にかかわらず、任意の位置検出デバイスを使用してもよい。
【0030】
タッチスクリーン116の液晶パネルは、液晶ディスプレイ等の表示パネル部と、該表示パネル部を表示駆動する表示駆動部と有する。上記表示駆動部は、バス114を介して入力される各種の表示データを上記表示パネル部に表示させるための画素駆動回路で構成されている。画素駆動回路は、上記表示パネル部においてマトリクス状に配置されている各画素について、それぞれ所定の水平/垂直駆動タイミングで画像信号に基づく駆動信号を印加し、表示を実行させる。
【0031】
このように構成された電子機器100では、図2に示すように、例えばタッチスクリーン116にタブブラウザ20が表示可能である。タッチスクリーン116のほぼ全面にタブブラウザ20を表示しているが、図2の点線で示すようにタブブラウザ20を縮小してタッチスクリーン116の一部の領域に表示しても構わない。
タブブラウザ20内のウィドウでは、タブを切り替えることで、現在1つのウィドウに表示しているタブのウェブページから別のタブのウェブページに切り替えることができる。この実施形態では、タブブラウザ20に対して例えば5つのタブのウェブページが設定(登録)されているとすると、例えば図3に示すように、左右に5つのタブのウェブページ31−35が並んでいるようにユーザにイメージされるようになっている。
【0032】
各ウェブページ31−35には、各ウェブページ31−35の履歴に係るウェブページが上下に並んでいるようにユーザにイメージされるようになっている。図3において、点線で示す4つのウェブページ33a−33dは、タブのウェブページ33の履歴に係るウェブページである。ウェブページ33より上にあるウェブページ33a、33bはウェブページ33に至るまでに開いてきたウェブページである。ウェブページ33より下にあるウェブページ33c、33dはウェブページ33から開いていったウェブページである。図3において図示はしていないが、ウェブページ31、32、34、35についても上記のウェブページ33に係る履歴と同様である。
ウェブページ31−35の切り替えは、タッチスクリーン116に対するユーザの所定のドラッグ操作(ドラッグのジェスチャー操作)によって行うことができる。
[ドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作]
図4はこの実施形態におけるドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作を説明するためのフローチャートである。
【0033】
制御部111は、タッチスクリーン116上に表示されているアイコンに対してダブルタップのジェスチャー操作がされたことを検出すると、タブブラウザ20のウィドウを表示し、そこにウェブページを開く(ステップ401)。最初に開くウェブページは、あらかじめ設定されていたタブのホームページであってもよく、直近で閉じたときの当該タブの当該ウェブページであってもよい。
制御部111は、ウェブページを開いた状態のタッチスクリーン116に対して2本指でのドラッグ操作がされたときに以下の動作を行う(ステップ402)
【0034】
制御部111は、表示されているタブのウェブページに対して左へのドラッグ操作であるときには(ステップ403)、右に空いているタブのウェブページがあるかを判断する(ステップ404)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した右端のウェブページ35であるときには、右に空いているタブのウェブページがないことになる。
【0035】
制御部111は、ステップ404において右に空いているタブのウェブページがあると判断するときには、タブブラウザ20のウィドウに右にあるタブのウェブページを表示するように切り替える(ステップ405)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、右にあるウェブページ34に切り替える。この場合には、制御部111は、左方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、左方向にウェブページ34がウェブページ33の後から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたタブのウェブページの表示から別のタブのウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
このようにウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を図5A−図5Dに示す。
【0036】
図5Aは表示されているタブのウェブページ33に対してドラッグ操作がなされたときの状態を示している。図5Aにおいて、○の実線は2本指でのドラッグ操作がされたことを示し、○の点線はその後の左方向へのドラッグ操作がなされたときの状態を示している。このドラッグ操作に伴って、まず図5Bに示すようにウェブページ33の右側の残りの部分が表れて表示される。これに続いて、図5Cに示すように、タブのウェブページ33が左側に徐々に消え、右側より別の(隣の)タブのウェブページ34が徐々に出現する。最後に図5Dに示すように、タブのウェブページ33が完全に消え、タブのウェブページ34がブラウザに表示される。この場合に、○の実線から○の点線へのドラッグ操作に係るタッチの位置の移動と同期するようにウェブページを切り替えるようにしても良いし、○の実線から○の点線へのドラッグ操作に係るタッチの位置の移動に対して慣性力をイメージできるように(ドラッグ操作に係るタッチの位置の移動に対して加速していくようなイメージができるように)ウェブページを切り替えるようにしても良い。
【0037】
制御部111は、ステップ404において右に空いているタブのウェブページがないと判断するときには、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ406)。上記したように、例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した右端のウェブページ35であるときには、右に空いているタブのウェブページがないことになり、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0038】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して右への操作であるときには(ステップ407)、左に空いているタブのウェブページがあるかを判断する(ステップ408)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した左端のウェブページ31であるときには、左に空いているタブのウェブページがないことになる。
【0039】
制御部111は、ステップ407において左に空いているタブのウェブページがあると判断するときには、タブブラウザ20のウィドウに左にあるタブのウェブページを表示するように切り替える(ステップ409)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、左にあるウェブページ32に切り替える。この場合には、制御部111は、右方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、右方向にウェブページ32がウェブページ33の後から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたタブのウェブページの表示から別のタブのウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0040】
制御部111は、ステップ408において左に空いているタブのウェブページがないと判断するときには、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ406)。上記したように、例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した左端のウェブページ31であるときには、左に空いているタブのウェブページがないことになり、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0041】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して下への操作であるときには(ステップ410)、上に空いている履歴に係るウェブページがあるかを判断する(ステップ411)。例えば、表示されているウェブページが、図3に示したウェブページ32aであるときには、上に空いている履歴に係るウェブページがないことになる。つまりウェブページ32aはそのタブにおいて最初に開いたウェブページである。
【0042】
制御部111は、ステップ411において上に空いている履歴に係るウェブページがあると判断するときには、閉じた一個前にあるウェブページを表示するように切り替える(ステップ412)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、上にあるウェブページ33bに切り替える。この場合には、制御部111は、下方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、下方向にウェブページ33bがウェブページ33の上から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたウェブページの表示から一個前にあるウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0043】
制御部111は、ステップ411において上に空いている履歴に係るウェブページがないと判断するときには、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ413)。上記したように、例えば、表示されているウェブページが、図3に示した上端のウェブページ32aであるときには、上に空いている履歴に係るウェブページがないことになり、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0044】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して上への操作であるときには(ステップ414)、下に空いている履歴に係るウェブページがあるかを判断する(ステップ415)。例えば、表示されているウェブページが、図3に示したウェブページ32dであるときには、下に空いている履歴に係るウェブページがないことになる。つまりウェブページ32dはそのタブにおいて最後に開いたウェブページである。
【0045】
制御部111は、ステップ415において下に空いている履歴に係るウェブページがあると判断するときには、閉じた一個先にあるウェブページを表示するように切り替える(ステップ416)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、下にあるウェブページ33cに切り替える。この場合には、制御部111は、上方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、上方向にウェブページ33cがウェブページ33の下から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたウェブページの表示から一個先にあるウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0046】
制御部111は、ステップ415において下に空いている履歴に係るウェブページがないと判断するときには、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ413)。上記したように、例えば、表示されているウェブページが、図3に示した下端のウェブページ32dであるときには、下に空いている履歴に係るウェブページがないことになり、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0047】
ステップ402における2本指でのドラッグ操作が上下左右のいずれかでもない操作、つまり斜め方向の操作である場合には、ウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ417)。
【0048】
なお、上下左右のドラッグ操作において、それらの方向を厳格に設定しなくてもよく、例えばある程度角度をもったドラッグ操作はそれぞれ上下左右の方向の操作とみなしても構わない。また、そのドラッグ操作の角度に応じてタブや履歴のウェブページの切り替えを、例えばページ飛ばしをするようにしてもよい。例えば、左方向のドラッグ操作の角度が水平方向から所定角度以下の場合には、右隣りのタブのウェブページに切り替える。しかし、左方向のドラッグ操作の角度が水平方向から所定角度以上の場合には、右隣りでなく、2つ右のタブのウェブページに切り替えるようにしてもよい。
[ウェブページの切り替え動作の利点]
電子機器100によれば、ユーザがタッチスクリーン116に対してドラッグ操作を行うだけでウェブページを切り替えることができる。
【0049】
図6Aに示すようにユーザはブラウザにウェブページ200が表示されたタッチスクリーン201上の所定のアイコン202を選択(ダブルタップ)すると、図6Bに示すようブラウザにタブのリスト203が開かれる。ユーザがそこからタブ203a−203dのいずれかを選択すると、図6Cに示すように別のタブのウェブページ205が開かれる。このようにしてタブのウェブページを切り替えることが考えられる。
【0050】
図7に示すように、ブラウザ300の所定の領域、ここでは上部の領域にタブメニュー301をウェブページ302と共に常に表示している。ユーザがタブメニュー301の中からタブ301a−301dのいずれかを選択する。これにより、タブのウェブページを切り替えることも考えられる。
【0051】
図6に示した技術では、タブのウェブページの切り替えに2ステップの選択動作が必要となり、操作に煩わしさがある。図7に示した技術では、タブメニューを表示する領域だけウェブページを表示する領域が狭くなる。特にスマートフォンのようにタッチスクリーンの面積が小さく、操作部も表示部と兼用していて操作部の面積が小さい場合には、このような操作が煩わしいことや実体の表示領域が狭くなることはユーザにとって非常に不便である。
【0052】
これに対して、電子機器100では、ユーザがタッチスクリーン116に対してドラッグ操作を行うだけでタブを切り替えることができるので、タブのウェブページの切り替えに1ステップの選択動作を行うだけでよい。また、電子機器100では、タブメニューを表示する領域を設ける必要はないので、ブラウザのほぼ全領域に実体としてのウェブページを表示することができる。つまり、本技術に係る電子機器100では、ブラウザのほぼ全領域にウェブページを表示しつつ、1ステップの選択動作(1つのドラッグ操作)だけでタブの切り替えを行くことができる。加えて、本技術に係る電子機器100では、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えも同様の1ステップの選択動作(1つのドラッグ操作)だけで行える。つまり、本技術に係る電子機器100では、タブの切り替えは左右のドラッグ操作で、また履歴に係るウェブページの切り替えは上下のドラッグ操作を行うことで、それぞれ属性の異なるウェブページの切り替えを行うことができる。よって、ユーザはドラッグ操作の方向に応じてタブの切り替えとウェブ履歴に関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0053】
なお、上記の切り替えのためのドラッグ操作の方向は一例を示しただけで、別の方向のドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるようにしてももちろん構わない。例えば上下方向のドラッグ操作に応じてタブのウェブページを切り替えるようにしても構わない。
【0054】
本技術に係る電子機器100では、タッチスクリーン116の例えば左方向にドラッグ操作が向かうとき、左端方向に現在表示しているタブのウェブページが移動してブラウザから消えていく。これとともに、右端方向から左方向に向けてこの後表示されるタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後からほぼ連接して並進移動してブラウザから出現する。また、履歴に係るウェブページの切り替えも同様の表示によって行われる。従って、ユーザは次に表示されるウェブページの表示を確認しながらウェブページを切り替えることができる。
【0055】
この場合、制御部111は、タッチスクリーン116の例えば左方向にドラッグ操作が向かう間に、現在表示していたタブのウェブページがブラウザから消えたときには(例えば図5Dの状態)、次のタブのウェブページをブラウザに表示する。一方、制御部111は、現在表示しているタブのウェブページがブラウザから消える前に(例えば図5Bや図5Cの状態)ドラッグ操作が終了したときには、次のタブのウェブページを表示するのではなく、それまで表示していたタブのウェブページに戻す。これにより、ユーザはタブの切り替え、或いは切り替えのキャンセルをより直感的に操作で行うことができる。このような直感的な操作による切り替えは、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えにも適用できる。
【0056】
制御部111は、例えば左方向のドラッグ操作に応じて左方向に次のタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が右方向に切り替わらない限り、次のタブに切り替えるようにしてもよい。例えば図5Cの状態でドラッグ操作が終了すると、元のタブに戻すのではなく、次のタブに切り替える。しかし、左方向のドラッグ操作に応じて左方向に次のタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が右方向に反転したときには、元のタブに戻す。例えば図5Cの状態でドラッグ操作が反転すると、次のタブに切り替えるのではなく元のタブに戻す。これにより、ユーザはタブの切り替え、或いは切り替えのキャンセルをより直感的に操作で行うことができる。このような直感的な操作による切り替えも、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えにも適用できる。
[他の実施形態]
【0057】
上記の実施形態では、タブの切り替えばかりでなく履歴に係るウェブページの切り替えもドラッグ操作によって行うものであったが、ドラッグ操作によって履歴に係るウェブページの切り替えではなくハイパーリンクに関連するウェブページへの切り替えを行ってもよい。例えば、ドラッグ操作が左右の場合にはタブの切り替えを行い、ドラッグ操作が上下の場合にはハイパーリンクに関連するウェブページへの切り替えを行うようにする。図8は電子機器100のタッチスクリーン116のブラウザに表示されたウェブページ400を示している。このウェブページ400には例えば上から順番401、402、403、404、405のハイパーリンクが埋め込まれているとする。例えば、ラッグ操作が下方向の場合には405のハイパーリンクから順番にウェブページを切り替え、ドラッグ操作が上方向の場合には401のハイパーリンクから順番にウェブページを切り替える。従って、ユーザは、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとハイパーリンクに関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。なお、上記の例でハイパーリンクが左右の方向に埋め込まれている場合には、例えば左側にあるハイパーリンクの方が上に存在するハイパーリンクであるとみなせばよい。
本技術の実施形態は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、2本指によるドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるものであったが、1本指、3本指などによるドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるものであってもよい。
上記の実施形態では、左右方向のドラッグ操作に応じてタブを切り替えていたが、上下方向のドラッグ操作に応じてタブを切り替えてもよい。
上記の実施形態では、ウェブページが移動してブラウザから徐々に消え、次のウェブページがそのウェブページの後から並進移動してブラウザから徐々に出現することで、タブの切り替えが行われていた。しかし、所定のドラッグ操作、3本指のドラッグ操作があったときに、瞬時に次のタブのウェブページが出現するなど、他の表示によってタブが切り替わるものであっても構わない。或いはドラッグ操作の相違、例えば2本指、3本指のドラッグ操作の相違に応じて、異なる表示方法でタブが切り替わるようにしても構わない。
【0058】
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)タッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える制御部と
を具備する電子機器。
【0059】
(2)前記(1)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0060】
(3)前記(2)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0061】
(4)前記(2)又は(3)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0062】
(5)前記(2)〜(4)のいずれかに記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0063】
(6)前記(2)〜(5)のいずれかにに記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
電子機器。
(7)タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0064】
(8)前記(7)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0065】
(9)前記(8)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0066】
(10)前記(8)又は(9)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0067】
(11)前記(8)〜(10)のいずれかに記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0068】
(12)前記(8)〜(11)のいずれかに記載の表示方法であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
表示方法。
(13)タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップと
を電子機器に実行させるプログラム。
【0069】
(14)前記(13)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0070】
(15)前記(14)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0071】
(16)前記(14)又は(15)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0072】
(17)前記(14)〜(16)のいずれかに記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0073】
(18)前記(14)〜(17)のいずれかに記載のプログラムであって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
プログラム。
【符号の説明】
【0074】
100 電子機器
111 制御部
116 タッチスクリーン
【技術分野】
【0001】
本技術は、電子機器、表示方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーンを有するスマートフォンなどの携帯端末では、ブラウザにタブのリストを表示し、そのリストからタブを選択することで、ブラウザに選択されたタブに対応するウェブページが表示される。特許文献1には、これに関連する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−30145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のリストからタブを選択する技術では、タブを切り替えるためには、タブのリスト表示のためにタッチスクリーンへのタッチ動作を行い、そこからさらにタブ選択のためのタッチ動作を行う必要がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、簡単な操作でタブを切り替えることができる電子機器、表示方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術に係る電子機器は、タッチスクリーンと、制御部とを備える。
【0006】
制御部は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【0007】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることができるので、簡単な操作でタブを切り替えることができる。
【0008】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、第1の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第1の方向に第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0009】
本技術では、第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動して表示されるので、第2のタブのウェブページの表示を確認しながらウェブページを切り替えることができる。
【0010】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向にドラッグ操作が向かうとき、第2の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第2の方向に第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0011】
本技術では、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとウェブ履歴に関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0012】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向にドラッグ操作が向かうとき、第2の方向に第1のタブのウェブページが移動してブラウザから消え、第2の方向に第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動してブラウザから出現するように表示することで、第1のタブのウェブページの表示から第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0013】
本技術では、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとハイパーリンクに関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0014】
制御部は、タッチスクリーンの第1の方向にドラッグ操作が向かう間に、第1のタブのウェブページがブラウザから消えたときに、第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるものであってもよい。
【0015】
本技術では、第1のタブのウェブページがブラウザから消えるところまでドラッグ操作を行うことで第2のタブのウェブページに切り替えられるので、第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えをより直感的に操作で行うことができる。
【0016】
制御部は、第1の方向に第2のタブのウェブページが第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、第1のタブのウェブページを表示するものであってもよい。
【0017】
本技術では、第2のタブのウェブページを少し見てウェブページが進行する方向とは逆方向にドラッグ操作をすると第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、第1のタブのウェブページを表示するので、第2のタブのウェブページが必要かどうかをウェブページの切り替えが終わる前に判断でき、必要でない場合には第2のタブのウェブページへの切り替えをより直感的な操作でキャンセルすることができる。
【0018】
本技術に係る表示方法は、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える。
【0019】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるので、簡単な操作でタブの切り替えができる。
【0020】
本技術に係るプログラムは、タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップとを電子機器に実行させる。
【0021】
本技術では、ドラッグ操作を行うだけで第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるので、簡単な操作でタブの切り替えができる。
【発明の効果】
【0022】
以上のように、本技術によれば、簡単な操作でタブを切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本技術に係る一実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したタッチスクリーンにおける表示例を示す図である。
【図3】一実施形態におけるタブと履歴に係るウェブページの配置のイメージ図である。
【図4】一実施形態におけるドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作を説明するためのフローチャートである。
【図5A】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5B】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5C】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図5D】一実施形態におけるウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を示す図である。
【図6A】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図6B】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図6C】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図7】比較例としてのタブのウェブページの切り替えを説明するための図である。
【図8】他の実施形態に係るタッチスクリーンのブラウザに表示されたウェブページを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[電子機器の構成]
図1は本技術に係る一実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。
【0025】
電子機器としては、例えばPC(Personal Computer)やスマートフォンなどの情報処理装置を例にして説明するが、タッチスクリーンを有する他の電子機器にも本技術を適用できる。
【0026】
図1に示すように、電子機器100は、CPU(Central processing Unit)を含む制御部111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、入出力インターフェース115、及びこれらを互いに接続するバス114を備える。
【0027】
制御部111は、必要に応じてRAM113等に適宜アクセスし、各演算処理を行いながら電子機器100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM112は、制御部111に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM113は、制御部111の作業用領域などとして用いられ、OS、実行中の各種アプリケーションプログラム、処理中の各種データを一時的に保持する。
入出力インターフェース115には、タッチスクリーン116、記憶部としてのHDD118、ネットワーク150等が接続される。
【0028】
HDD118には、上記OSや各種アプリケーションプログラム、各種データが記憶される。ネットワーク150は、無線又は有線によってネットワークに接続する。タッチスクリーン116は、例えば入力装置としてのタッチパネルと表示部としての液晶パネルとで構成される。
【0029】
タッチスクリーン116のタッチパネルは、液晶パネルの表面上に重畳して配設される透明な感圧式の入力装置である。タッチパネルは、表示画面内の任意の箇所に対するユーザの入力操作を受け付ける。ユーザが指又はタッチペンを用いてタッチパネルにタッチ操作やドラッグ操作などのジェスチャー操作をすると、タッチパネルは、当該ジェスチャー操作に対応する位置の座標を検出して制御部111に出力する。なお、入力装置としては、表示部に対するユーザのジェスチャー操作を検出可能であれば、タッチパネル以外にも、接触式や非接触式にかかわらず、任意の位置検出デバイスを使用してもよい。
【0030】
タッチスクリーン116の液晶パネルは、液晶ディスプレイ等の表示パネル部と、該表示パネル部を表示駆動する表示駆動部と有する。上記表示駆動部は、バス114を介して入力される各種の表示データを上記表示パネル部に表示させるための画素駆動回路で構成されている。画素駆動回路は、上記表示パネル部においてマトリクス状に配置されている各画素について、それぞれ所定の水平/垂直駆動タイミングで画像信号に基づく駆動信号を印加し、表示を実行させる。
【0031】
このように構成された電子機器100では、図2に示すように、例えばタッチスクリーン116にタブブラウザ20が表示可能である。タッチスクリーン116のほぼ全面にタブブラウザ20を表示しているが、図2の点線で示すようにタブブラウザ20を縮小してタッチスクリーン116の一部の領域に表示しても構わない。
タブブラウザ20内のウィドウでは、タブを切り替えることで、現在1つのウィドウに表示しているタブのウェブページから別のタブのウェブページに切り替えることができる。この実施形態では、タブブラウザ20に対して例えば5つのタブのウェブページが設定(登録)されているとすると、例えば図3に示すように、左右に5つのタブのウェブページ31−35が並んでいるようにユーザにイメージされるようになっている。
【0032】
各ウェブページ31−35には、各ウェブページ31−35の履歴に係るウェブページが上下に並んでいるようにユーザにイメージされるようになっている。図3において、点線で示す4つのウェブページ33a−33dは、タブのウェブページ33の履歴に係るウェブページである。ウェブページ33より上にあるウェブページ33a、33bはウェブページ33に至るまでに開いてきたウェブページである。ウェブページ33より下にあるウェブページ33c、33dはウェブページ33から開いていったウェブページである。図3において図示はしていないが、ウェブページ31、32、34、35についても上記のウェブページ33に係る履歴と同様である。
ウェブページ31−35の切り替えは、タッチスクリーン116に対するユーザの所定のドラッグ操作(ドラッグのジェスチャー操作)によって行うことができる。
[ドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作]
図4はこの実施形態におけるドラッグ操作によるウェブページの切り替え動作を説明するためのフローチャートである。
【0033】
制御部111は、タッチスクリーン116上に表示されているアイコンに対してダブルタップのジェスチャー操作がされたことを検出すると、タブブラウザ20のウィドウを表示し、そこにウェブページを開く(ステップ401)。最初に開くウェブページは、あらかじめ設定されていたタブのホームページであってもよく、直近で閉じたときの当該タブの当該ウェブページであってもよい。
制御部111は、ウェブページを開いた状態のタッチスクリーン116に対して2本指でのドラッグ操作がされたときに以下の動作を行う(ステップ402)
【0034】
制御部111は、表示されているタブのウェブページに対して左へのドラッグ操作であるときには(ステップ403)、右に空いているタブのウェブページがあるかを判断する(ステップ404)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した右端のウェブページ35であるときには、右に空いているタブのウェブページがないことになる。
【0035】
制御部111は、ステップ404において右に空いているタブのウェブページがあると判断するときには、タブブラウザ20のウィドウに右にあるタブのウェブページを表示するように切り替える(ステップ405)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、右にあるウェブページ34に切り替える。この場合には、制御部111は、左方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、左方向にウェブページ34がウェブページ33の後から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたタブのウェブページの表示から別のタブのウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
このようにウェブページが徐々に消え徐々に出現する模様を図5A−図5Dに示す。
【0036】
図5Aは表示されているタブのウェブページ33に対してドラッグ操作がなされたときの状態を示している。図5Aにおいて、○の実線は2本指でのドラッグ操作がされたことを示し、○の点線はその後の左方向へのドラッグ操作がなされたときの状態を示している。このドラッグ操作に伴って、まず図5Bに示すようにウェブページ33の右側の残りの部分が表れて表示される。これに続いて、図5Cに示すように、タブのウェブページ33が左側に徐々に消え、右側より別の(隣の)タブのウェブページ34が徐々に出現する。最後に図5Dに示すように、タブのウェブページ33が完全に消え、タブのウェブページ34がブラウザに表示される。この場合に、○の実線から○の点線へのドラッグ操作に係るタッチの位置の移動と同期するようにウェブページを切り替えるようにしても良いし、○の実線から○の点線へのドラッグ操作に係るタッチの位置の移動に対して慣性力をイメージできるように(ドラッグ操作に係るタッチの位置の移動に対して加速していくようなイメージができるように)ウェブページを切り替えるようにしても良い。
【0037】
制御部111は、ステップ404において右に空いているタブのウェブページがないと判断するときには、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ406)。上記したように、例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した右端のウェブページ35であるときには、右に空いているタブのウェブページがないことになり、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0038】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して右への操作であるときには(ステップ407)、左に空いているタブのウェブページがあるかを判断する(ステップ408)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した左端のウェブページ31であるときには、左に空いているタブのウェブページがないことになる。
【0039】
制御部111は、ステップ407において左に空いているタブのウェブページがあると判断するときには、タブブラウザ20のウィドウに左にあるタブのウェブページを表示するように切り替える(ステップ409)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、左にあるウェブページ32に切り替える。この場合には、制御部111は、右方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、右方向にウェブページ32がウェブページ33の後から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたタブのウェブページの表示から別のタブのウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0040】
制御部111は、ステップ408において左に空いているタブのウェブページがないと判断するときには、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ406)。上記したように、例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示した左端のウェブページ31であるときには、左に空いているタブのウェブページがないことになり、タブのウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0041】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して下への操作であるときには(ステップ410)、上に空いている履歴に係るウェブページがあるかを判断する(ステップ411)。例えば、表示されているウェブページが、図3に示したウェブページ32aであるときには、上に空いている履歴に係るウェブページがないことになる。つまりウェブページ32aはそのタブにおいて最初に開いたウェブページである。
【0042】
制御部111は、ステップ411において上に空いている履歴に係るウェブページがあると判断するときには、閉じた一個前にあるウェブページを表示するように切り替える(ステップ412)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、上にあるウェブページ33bに切り替える。この場合には、制御部111は、下方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、下方向にウェブページ33bがウェブページ33の上から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたウェブページの表示から一個前にあるウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0043】
制御部111は、ステップ411において上に空いている履歴に係るウェブページがないと判断するときには、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ413)。上記したように、例えば、表示されているウェブページが、図3に示した上端のウェブページ32aであるときには、上に空いている履歴に係るウェブページがないことになり、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0044】
制御部111は、ステップ402における2本指でのドラッグ操作が表示されているタブのウェブページに対して上への操作であるときには(ステップ414)、下に空いている履歴に係るウェブページがあるかを判断する(ステップ415)。例えば、表示されているウェブページが、図3に示したウェブページ32dであるときには、下に空いている履歴に係るウェブページがないことになる。つまりウェブページ32dはそのタブにおいて最後に開いたウェブページである。
【0045】
制御部111は、ステップ415において下に空いている履歴に係るウェブページがあると判断するときには、閉じた一個先にあるウェブページを表示するように切り替える(ステップ416)。例えば、表示されているタブのウェブページが、図3に示したウェブページ33であるときには、下にあるウェブページ33cに切り替える。この場合には、制御部111は、上方向にウェブページ33が移動してブラウザ20から徐々に消え、上方向にウェブページ33cがウェブページ33の下から並進移動してブラウザ20から徐々に出現するように表示することで、表示されていたウェブページの表示から一個先にあるウェブページの表示へ切り替えるように制御する。
【0046】
制御部111は、ステップ415において下に空いている履歴に係るウェブページがないと判断するときには、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ413)。上記したように、例えば、表示されているウェブページが、図3に示した下端のウェブページ32dであるときには、下に空いている履歴に係るウェブページがないことになり、履歴に係るウェブページの切り替えの動作は行わない。
【0047】
ステップ402における2本指でのドラッグ操作が上下左右のいずれかでもない操作、つまり斜め方向の操作である場合には、ウェブページの切り替えの動作は行わない(ステップ417)。
【0048】
なお、上下左右のドラッグ操作において、それらの方向を厳格に設定しなくてもよく、例えばある程度角度をもったドラッグ操作はそれぞれ上下左右の方向の操作とみなしても構わない。また、そのドラッグ操作の角度に応じてタブや履歴のウェブページの切り替えを、例えばページ飛ばしをするようにしてもよい。例えば、左方向のドラッグ操作の角度が水平方向から所定角度以下の場合には、右隣りのタブのウェブページに切り替える。しかし、左方向のドラッグ操作の角度が水平方向から所定角度以上の場合には、右隣りでなく、2つ右のタブのウェブページに切り替えるようにしてもよい。
[ウェブページの切り替え動作の利点]
電子機器100によれば、ユーザがタッチスクリーン116に対してドラッグ操作を行うだけでウェブページを切り替えることができる。
【0049】
図6Aに示すようにユーザはブラウザにウェブページ200が表示されたタッチスクリーン201上の所定のアイコン202を選択(ダブルタップ)すると、図6Bに示すようブラウザにタブのリスト203が開かれる。ユーザがそこからタブ203a−203dのいずれかを選択すると、図6Cに示すように別のタブのウェブページ205が開かれる。このようにしてタブのウェブページを切り替えることが考えられる。
【0050】
図7に示すように、ブラウザ300の所定の領域、ここでは上部の領域にタブメニュー301をウェブページ302と共に常に表示している。ユーザがタブメニュー301の中からタブ301a−301dのいずれかを選択する。これにより、タブのウェブページを切り替えることも考えられる。
【0051】
図6に示した技術では、タブのウェブページの切り替えに2ステップの選択動作が必要となり、操作に煩わしさがある。図7に示した技術では、タブメニューを表示する領域だけウェブページを表示する領域が狭くなる。特にスマートフォンのようにタッチスクリーンの面積が小さく、操作部も表示部と兼用していて操作部の面積が小さい場合には、このような操作が煩わしいことや実体の表示領域が狭くなることはユーザにとって非常に不便である。
【0052】
これに対して、電子機器100では、ユーザがタッチスクリーン116に対してドラッグ操作を行うだけでタブを切り替えることができるので、タブのウェブページの切り替えに1ステップの選択動作を行うだけでよい。また、電子機器100では、タブメニューを表示する領域を設ける必要はないので、ブラウザのほぼ全領域に実体としてのウェブページを表示することができる。つまり、本技術に係る電子機器100では、ブラウザのほぼ全領域にウェブページを表示しつつ、1ステップの選択動作(1つのドラッグ操作)だけでタブの切り替えを行くことができる。加えて、本技術に係る電子機器100では、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えも同様の1ステップの選択動作(1つのドラッグ操作)だけで行える。つまり、本技術に係る電子機器100では、タブの切り替えは左右のドラッグ操作で、また履歴に係るウェブページの切り替えは上下のドラッグ操作を行うことで、それぞれ属性の異なるウェブページの切り替えを行うことができる。よって、ユーザはドラッグ操作の方向に応じてタブの切り替えとウェブ履歴に関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。
【0053】
なお、上記の切り替えのためのドラッグ操作の方向は一例を示しただけで、別の方向のドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるようにしてももちろん構わない。例えば上下方向のドラッグ操作に応じてタブのウェブページを切り替えるようにしても構わない。
【0054】
本技術に係る電子機器100では、タッチスクリーン116の例えば左方向にドラッグ操作が向かうとき、左端方向に現在表示しているタブのウェブページが移動してブラウザから消えていく。これとともに、右端方向から左方向に向けてこの後表示されるタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後からほぼ連接して並進移動してブラウザから出現する。また、履歴に係るウェブページの切り替えも同様の表示によって行われる。従って、ユーザは次に表示されるウェブページの表示を確認しながらウェブページを切り替えることができる。
【0055】
この場合、制御部111は、タッチスクリーン116の例えば左方向にドラッグ操作が向かう間に、現在表示していたタブのウェブページがブラウザから消えたときには(例えば図5Dの状態)、次のタブのウェブページをブラウザに表示する。一方、制御部111は、現在表示しているタブのウェブページがブラウザから消える前に(例えば図5Bや図5Cの状態)ドラッグ操作が終了したときには、次のタブのウェブページを表示するのではなく、それまで表示していたタブのウェブページに戻す。これにより、ユーザはタブの切り替え、或いは切り替えのキャンセルをより直感的に操作で行うことができる。このような直感的な操作による切り替えは、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えにも適用できる。
【0056】
制御部111は、例えば左方向のドラッグ操作に応じて左方向に次のタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が右方向に切り替わらない限り、次のタブに切り替えるようにしてもよい。例えば図5Cの状態でドラッグ操作が終了すると、元のタブに戻すのではなく、次のタブに切り替える。しかし、左方向のドラッグ操作に応じて左方向に次のタブのウェブページが現在表示されているタブのウェブページの後から並進移動している間に、ドラッグ操作が右方向に反転したときには、元のタブに戻す。例えば図5Cの状態でドラッグ操作が反転すると、次のタブに切り替えるのではなく元のタブに戻す。これにより、ユーザはタブの切り替え、或いは切り替えのキャンセルをより直感的に操作で行うことができる。このような直感的な操作による切り替えも、タブの切り替えだけでなく、履歴に係るウェブページの切り替えにも適用できる。
[他の実施形態]
【0057】
上記の実施形態では、タブの切り替えばかりでなく履歴に係るウェブページの切り替えもドラッグ操作によって行うものであったが、ドラッグ操作によって履歴に係るウェブページの切り替えではなくハイパーリンクに関連するウェブページへの切り替えを行ってもよい。例えば、ドラッグ操作が左右の場合にはタブの切り替えを行い、ドラッグ操作が上下の場合にはハイパーリンクに関連するウェブページへの切り替えを行うようにする。図8は電子機器100のタッチスクリーン116のブラウザに表示されたウェブページ400を示している。このウェブページ400には例えば上から順番401、402、403、404、405のハイパーリンクが埋め込まれているとする。例えば、ラッグ操作が下方向の場合には405のハイパーリンクから順番にウェブページを切り替え、ドラッグ操作が上方向の場合には401のハイパーリンクから順番にウェブページを切り替える。従って、ユーザは、ドラッグの方向に応じてタブの切り替えとハイパーリンクに関連するウェブページの切り替えができるので、簡単な操作で特定のウェブページに辿り着くことができる。なお、上記の例でハイパーリンクが左右の方向に埋め込まれている場合には、例えば左側にあるハイパーリンクの方が上に存在するハイパーリンクであるとみなせばよい。
本技術の実施形態は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、2本指によるドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるものであったが、1本指、3本指などによるドラッグ操作に応じてウェブページを切り替えるものであってもよい。
上記の実施形態では、左右方向のドラッグ操作に応じてタブを切り替えていたが、上下方向のドラッグ操作に応じてタブを切り替えてもよい。
上記の実施形態では、ウェブページが移動してブラウザから徐々に消え、次のウェブページがそのウェブページの後から並進移動してブラウザから徐々に出現することで、タブの切り替えが行われていた。しかし、所定のドラッグ操作、3本指のドラッグ操作があったときに、瞬時に次のタブのウェブページが出現するなど、他の表示によってタブが切り替わるものであっても構わない。或いはドラッグ操作の相違、例えば2本指、3本指のドラッグ操作の相違に応じて、異なる表示方法でタブが切り替わるようにしても構わない。
【0058】
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)タッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える制御部と
を具備する電子機器。
【0059】
(2)前記(1)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0060】
(3)前記(2)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0061】
(4)前記(2)又は(3)に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0062】
(5)前記(2)〜(4)のいずれかに記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【0063】
(6)前記(2)〜(5)のいずれかにに記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
電子機器。
(7)タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0064】
(8)前記(7)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0065】
(9)前記(8)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0066】
(10)前記(8)又は(9)に記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0067】
(11)前記(8)〜(10)のいずれかに記載の表示方法であって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【0068】
(12)前記(8)〜(11)のいずれかに記載の表示方法であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
表示方法。
(13)タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップと
を電子機器に実行させるプログラム。
【0069】
(14)前記(13)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0070】
(15)前記(14)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0071】
(16)前記(14)又は(15)に記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0072】
(17)前記(14)〜(16)のいずれかに記載のプログラムであって、
前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
プログラム。
【0073】
(18)前記(14)〜(17)のいずれかに記載のプログラムであって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
プログラム。
【符号の説明】
【0074】
100 電子機器
111 制御部
116 タッチスクリーン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える制御部と
を具備する電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項4】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項5】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項6】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
電子機器。
【請求項7】
タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【請求項8】
タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップと
を電子機器に実行させるプログラム。
【請求項1】
タッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える制御部と
を具備する電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第1の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのウェブ履歴に関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項4】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向と直交する第2の方向に前記ドラッグ操作が向かうとき、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページが移動して前記ブラウザから消え、前記第2の方向に前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動して前記ブラウザから出現するように表示することで、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第1のタブのウェブページのハイパーリンクに関連する別のウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項5】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記タッチスクリーンの第1の方向に前記ドラッグ操作が向かう間に、前記第1のタブのウェブページが前記ブラウザから消えたときに、前記第1のタブのウェブページが戻って表示されることなく、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
電子機器。
【請求項6】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第1の方向に前記第2のタブのウェブページが前記第1のタブのウェブページの後から並進移動している間に、前記ドラッグ操作が前記第1の方向と反対方向の第2の方向に向かったとき、前記第1のタブのウェブページの表示から前記第2のタブのウェブページの表示へ切り替えることなく、前記第1のタブのウェブページを表示する
電子機器。
【請求項7】
タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示し、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替える
表示方法。
【請求項8】
タッチスクリーンのブラウザに第1のタブのウェブページを表示するステップと、
前記タッチスクリーンへのドラッグ操作に応じて前記第1のタブのウェブページの表示から第2のタブのウェブページの表示へ切り替えるステップと
を電子機器に実行させるプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図5C】
【図5D】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図5C】
【図5D】
【公開番号】特開2012−226520(P2012−226520A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92917(P2011−92917)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]