電子機器装置
【課題】
扉の開閉で閉める順番を間違えて違う扉から誤って閉めても、操作面をパネルの端面で傷つけることがないように、操作面がパネルにぶつかる前に操作面を有する実装ユニットを下方向へスライドする構造、もしくは、実装ユニットが逃げる方式の構造を有する。また、操作面にぶつかる前にパネルを途中で止める方法の構造とすることにある。
【解決手段】
電子機器の前扉及び上パネルの開閉順序が決められている構造において、間違えて、先に前扉を閉めた時、前扉に取り付けられているテーブルに上パネルが押して壊されないように、前扉を先に閉めると操作面を有する実装ユニットのロックピンが外れる構造とし、そのロックが外れたことによりテーブルが下方向にスライドする構造により解決した。
扉の開閉で閉める順番を間違えて違う扉から誤って閉めても、操作面をパネルの端面で傷つけることがないように、操作面がパネルにぶつかる前に操作面を有する実装ユニットを下方向へスライドする構造、もしくは、実装ユニットが逃げる方式の構造を有する。また、操作面にぶつかる前にパネルを途中で止める方法の構造とすることにある。
【解決手段】
電子機器の前扉及び上パネルの開閉順序が決められている構造において、間違えて、先に前扉を閉めた時、前扉に取り付けられているテーブルに上パネルが押して壊されないように、前扉を先に閉めると操作面を有する実装ユニットのロックピンが外れる構造とし、そのロックが外れたことによりテーブルが下方向にスライドする構造により解決した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
電子機器の保守時に開閉する扉がそれぞれ別の方向に開閉できる2つ以上の扉があり、その扉の開閉方向が異なる方向に開き、片方の扉には操作面を有する電子機器を搭載しているユニットが取り付けられている装置、そのユニットは操作性が優れている高さに実装し、開閉扉位置より上の重なり合う位置まで設置実装されている電子機器装置及びその構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子機器装置は例えば特開平9−161127号公報に記載の現金自動取引装置等で使用されるATMがある。このATMでは、前側中央部に液晶パネルからなる表示操作部を本体筐体の上部と下部との中間部分から突出させて形成し、前側中央部に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブル面と取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネル面とを一体的に形成した開閉部を本体筐体に対して軸支して開閉可能とし、開閉部の上部を本体筐体に対して軸支した構成としている。
【0003】
【特許文献1】特開平9−161127号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の金融機関等で使用されるATMにおいては、前側中央部に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブル面と取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネル面とを一体的に形成している。よって表面パネルが上方に位置しているため、保守時においてメカ等が引出した状態で操作テーブル面の液晶パネルを見ながらメカの内部状態を把握することができなく、常に見える位置にないので保守がし難しい。また保守エリアを多く取り、省スペース化を図ることを十分に考慮されていなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記の課題を解決すべく、保守時には操作テーブルの位置が操作し易い高さに設置して、メカ等が引出した状態でも操作テーブルの操作が出来ることを実現することである。また、操作テーブルの実装位置が変わることで新たな大きな問題は、操作テーブルを前扉に付けることにより扉の開閉で閉める順序を間違えて、違う扉から誤って閉めても、操作面をパネルの端面で傷つけることがないように、操作面を有する実装ユニットの操作面がパネルにぶつかる前に下方向へスライドする機構、もしくは、実装ユニットが逃げる方式の構造を有する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電子機器装置の表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブルと取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネルとを一体的に形成しているのを切り離して、操作テーブルを前扉に取り付ける。また、保守時において、操作テーブルを見える位置に設置させて形成した。また、電子機器の前扉に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けたことにより電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序を間違えて、先に前扉を閉めた時、前扉に取付けてられているテーブルに上パネルが押して壊されないように、前扉を先に閉めると操作面を有する実装ユニットのロックピンが外れる構造として、そのロックが外れたことによりテーブルが下方向にスライドさせる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、保守時において操作テーブルを見える位置に設置でき、保守時のメンテナンスに効率良く出来て、作業が容易に進めることができる効果がある。また、電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序を間違えても、操作テーブル面に扉で傷つけることがなく、安全性も向上する。また、扉の開閉順序の注意喚起をしなくてもよくなり保守時における、操作手順を考えずに操作面の傷防止が計られる。また、保守するたびに操作面を破損しなくなり、障害率もさがり稼動品質も上がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
電子機器の表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブルを有し、特にその操作テーブルを前扉に設けることにより、保守操作及びデバック時に表示操作部の液晶パネルを見ながら頻繁に操作する装置で、電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序に制約がなく、開閉される扉構造を有する電子機器構造である。
【実施例1】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
【0010】
図1は本発明に係る電子機器テーブルスライド構造の外観を示す斜視図である。図2は図1の操作テーブル3と表示操作部付近の右側面図である。図1において、電子機器装置1の左上方には磁気カードを処理する磁気カード処理機構部と明細票を発行する明細票処理機構のカード処理部2が搭載してあり、そのカード処理部2の前面からカードスロット2aに磁気カード(ICカードも可)を挿入して処理をする。
一方、電子機器装置1の右側には、チケット等を発券処理する機構である発券処理部4が実装されていて、その前面部にはチケット等を出す口である発券口5を設けている。この発券口5は、上部にチケット等を取消しする時に挿入する口と発券する口があり、図示するように下の方までえぐられている。これは、発券枚数が最大で約18枚を一括に発券するため大きくしている。図2からも解るように発券口5が操作テーブル3まで食い込んでおり、フロントパネル11の先端37が操作テーブル3の中間まで設置する実装となる。
電子機器装置1の上方部中央にはエンドユーザに対して取引の内容を表示及び入力する液晶パネルでなる上部操作部6が設けられている。また、前面左側手前には携帯電話のバーコードでチケット等を発券する読取部の操作パネル7及びICカードでも発券する読取部である非接触カード部8を操作テーブル3に配置している。携帯電話及びICカードを操作テーブル3に置き易いように装置中段位置より若干高い位置に配置し、また媒体を置き易いように傾斜をつけている。
電子機器装置1の前面右側には前扉12を右へ開くように前扉ヒンジ9を筐体右側面24(図9参照)の上下2ヶ所に設置して前扉キー35にて開閉ができる。また、操作テーブル3は前扉12の左上方に設置している。図2においては、上部液晶パネルである上部操作部6はフロントパネル11に固定していて、電子機器装置1の本体三角部15にヒンジ固定板14でヒンジ10を固定し、そのヒンジ10でフロントパネル11を上方へと開くことができる。また、本体三角部にフロントパネル11開閉用にガススプリング13を固定して、ガススプリング13の反対側はフロントパネル11に固定している。このガススプリング13によりフロントパネル11をどの位置でも止められるように設定している。
【0011】
図3は装置下部に配置した前扉12(第2扉とも言う)を先に開き、その後に、装置上部に配置したフロントパネル11(第1扉とも言う)を開いて前扉12を閉めた図で、この状態で保守を行うことがある。図4は、図3の状態からフロントパネル11を閉めていった状態でフロントパネル11の先端37が操作パネルドテ36に触る位置の図である。また、図5は図4に対して前扉が開いている状態で操作テーブルにフロントパネルがぶつからず逃げている時の図を示す。
【0012】
ここで電子機器装置1の特徴を簡単に説明する。装置内部を保守する際は、フロントパネル11のみ、またはフロントパネル11と前扉12の両方とも開いて保守作業を行う。前扉12にはエンドユーザが操作する操作テーブル3が取り付けられ、図2に示すように、フロントパネル11と前扉12とを閉めた箇所を覆う位置に操作テーブル3を配置する。そしてフロントパネル11と前扉12とが閉められた状態では操作テーブル3はスライドしない、即ち固定状態となり、エンドユーザが操作しても問題がない。フロントパネル11と前扉12とを両方開いた状態から夫々を閉める場合、最初にフロントパネル11を閉め、その後に前扉12を閉める方法1(図5参照)と、前扉12を閉めた後にフロントパネル11を閉める方法2(図3,4参照)とがある。上述のように、操作テーブル3の取付位置、配置から方法1であれば問題ないが、方法2の場合は既に閉められた前扉12に取り付けられた操作テーブル3の上面にフロントパネル11の端部37が接触してテーブル面を壊す可能性がある。そこで、後述するように、方法2の場合でも操作テーブル3が下にスライドする構成を採用している(図8参照)。この操作テーブル3に着目すると、前扉12のみが閉まったときはフリー状態となりスライド可能で、前扉12とフロントパネル11とが閉まったとき、又は、両者とも開いたときは前扉12に対して固定状態となりスライドしない。
【0013】
これらの特徴の構成、構造について以下、図6〜12を用いて詳細に説明する。
【0014】
図6は、フロントパネル11が閉めている時に、フロントパネル開閉アーム16が筐体内部に入り込んでいる状態を表わしている。フロントパネル11の裏側ではフロントパネル開閉アーム先端部16aが当たっていて、フロントパネル開閉アーム16は電子機器装置1の左側面に取り付けてあるアーム軸18を中心にB矢印方向に回転する。その回転動作は復帰バネ20の引張り力で行っていて、復帰バネ20は電子機器装置1の左側面に取り付けてあるアーム軸19とフロントパネル開閉アーム16の一部に引掛けて、引張りバネ力でフロントパネル開閉アーム16を回転する。また、フロントパネル開閉アーム16の別の先端にはローラ17を取り付けてありローラ17は軸を中心に回転する。つまり、フロントパネル11を閉めるときはアーム16の先端16aを押し込んで閉め、開けるときはアーム16と連通した復帰バネ20の復帰力により簡単に開く構造を採用している。なお、アーム16は後述の図8の状態まで戻る。
【0015】
図7は図6のA矢視図を示し、フロントパネル11と前扉12を省いた図で、フロントパネル開閉アーム先端部16aは筐体左側面角穴部21から出っ張る。この出っ張りにより保守員、操作員はフロントパネル11を簡単に開けることが可能となる。
【0016】
図8は、フロントパネル11が開いた時のフロントパネル開閉アーム16と前扉12に取り付けている操作テーブル3との関係を図示している。先に前扉12を閉め、その後、フロントパネル11を閉めると操作テーブル3の操作パネルドテ36にフロントパネル11の先端37がぶつかり、さらにフロントパネル11を下方向へ押していくと、操作テーブル3がC矢印方向へスライドして下がる。その操作テーブル3がC矢印方向に動く方式を図9〜図12で説明する。
【0017】
図9は図8を上から見て、フロントパネル11を省いた平面図で、ローラ17とスライドブロック23との関係を示す。ローラ17はフロントパネル開閉アーム16と連動して図6の矢印B方向で動く。即ち、フロントパネル11を閉めると、アーム16が上方向に動くと共にローラ17も上方向に動き(図6参照)、図9に図示する前扉12の裏側に取り付けられたスライドブロック23とは当接しない。一方、図8のようにフロントパネル11を開くと、アーム16の先端16aが出っ張ると同時に下方向に動き、ローラ17も下方向に動くため、ローラ17とスライドブロック23とが当接する。この状態を示すのが図9であり、その状態で前扉12を閉めていくと前扉12の上部において、ローラ17とあたる位置にスライドブロック23が前扉12に固定された図11のシャフト軸27(2個)を軸に左右方向にスライドする。左右方向のスライド動作は圧縮バネ25により行い、常にローラ17とスライドブロック23が接触する位置関係を設けている。
【0018】
図10は図9の右側面から見た図で、スライドブロック23に取り付けてあるストッププレート28と操作テーブル3に取り付けてある操作テーブル上下アーム29との関係を示す。スライドブロック23の下部にストッププレート28を取り付けていて、スライドブロック23が動くとストッププレート28も動く。操作テーブル3には、固定金具31と操作テーブル上下アーム29が取り付けてある。また、前扉12には、シャフト33を有するバネ受け32が取り付けてある。そのシャフト33は、操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aに穴を介して、操作テーブル上下アーム29がシャフト33に沿って上下する。上下動作をさせるためにシャフト33に圧縮バネ30を巻き込ませていて、バネ受け32と操作テーブル上下アーム29の曲げ部29a間にあって、操作テーブル3が下へ落ちらないようにしている。
【0019】
図11は図10をD矢視方向から見た図である。さらに、図12はスライドブロック23とストッププレート28に勘合する操作テーブル上下アーム29との関係を示している。図11と図12では、操作テーブル3に固定されている操作テーブル上下アーム29が上下スライドするように前扉ミゾ34が前扉12に設けてあり、その前扉ミゾ34に沿って、操作テーブル3が上下する。スライドブロック23の下部に取り付けてあるストッププレート28の先端部28aは、操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aと重なり合う位置に設けてあって、スライドブロック23が図11の左右方向に動かないと操作テーブル3が下へ動かない関係となる。つまり、図9のように前扉12を閉めていくとスライドブロック23がローラ17に当たりスライドブロック23のR形状に沿ってスライドブロック23が動き、同時にストッププレート28も移動する。ストッププレート28が図12の(イ)の寸法より多く移動すると操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aと重なり合っているストッププレート先端部28aがずれることにより、操作テーブル上下アーム29が上下に移動可能となり、それと共に操作テーブル3も上下へ移動することが出来る。
【0020】
このようにローラ17にスライドブロック23が当接してスライドブロック23が移動することで(図9参照)、操作テーブル3のロックがはずされる。よって、フロントパネル11が開いた状態で、先に前扉12を閉めても操作テーブル3が下へ移動可能となることにより(図8参照)、フロントパネル11で操作テーブル3を下へ押し込んでいっても、フロントパネル11を閉めることが出来る。また、フロントパネル11を閉めることによりフロントパネル11の裏側面でフロントパネル開閉アーム先端部16aを押し込んでいくのでローラ17が上に逃げ(図6参照)、さらにローラ17と接触していたスライドブロック23が元の位置に戻る。その時に、ローラ17と接触していたスライドブロック23が元の位置に戻る前より先に操作テーブル3が元の高さに戻るように圧縮バネ30の力を強く設定している。スライドブロック23が元の位置に戻ることによりストッププレート28も戻り、先に操作テーブル3のストッププレート先端部28aが元の位置の重なり合う位置となり、操作テーブル3の上下ロックが掛かり、操作テーブル3が固定される。従って、エンドユーザが操作テーブル3上で操作する場合でもスライドせずに固定した状態で操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る電子機器テーブルスライド構造の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る図1に示す操作テーブル部・表示操作部付近の右側面図である。
【図3】図2に示す表示操作部を開けた状態(保守時)を示す右側面図である。
【図4】図3に示す表示操作部を閉める状態(操作テーブルにフロントパネル先端がぶつかる直前時)を示す右側面図である。
【図5】図4に対して前扉が開いている状態(操作テーブルにフロントパネルがぶつからず逃げている時)を示す右側面図である。
【図6】フロントパネルとフロントパネル開閉アームとの関係図(フロントパネルを閉じている状態)
【図7】図6のA矢視図(フロントパネル開閉アームと筐体側面との関係図)
【図8】フロントパネルとフロントパネル開閉アームとの関係図(フロントパネルを閉じている状態)
【図9】図8の平面図(前扉とフロントパネル開閉アームとの関係)
【図10】前扉と操作テーブルの機構図
【図11】図10のD矢視図
【図12】図10のE矢視図
【符号の説明】
【0022】
1:電子機器装置、2:カード処理部(カード・明細票処理機構)、2a:カードスロット、3:操作テーブル、4:発券処理部(発券処理機構)、5:発券口、6:上部操作部(上部液晶パネル面)、7:操作パネル(バーコード読取部)、8:非接触カード部、9:前扉ヒンジ、10:ヒンジ(フロントパネル用)、11:フロントパネル、12:前扉、13:ガススプリング(フロントパネル開閉用)、14:ヒンジ固定板、15:本体三角部、16:フロントパネル開閉アーム、16a:フロントパネル開閉アーム先端部、17:ローラ、18:アーム軸、19:筐体側軸、20:復帰バネ、21:筐体左側面角穴部、22:筐体左側面、23:スライドブロック、24:筐体右側面、25:圧縮バネ(スライドブロック復帰用)、26:バネ押え、27:シャフト軸、28:ストッププレート、28a:ストッププレート先端部,29:操作テーブル上下アーム、29a:操作テーブル上下アーム曲げ部、30:圧縮バネ(上下アーム復帰用)、31:固定金具、32:バネ受け、33:シャフト、34:前扉ミゾ、35:前扉キー、36:操作テーブルドテ、37:先端、
【技術分野】
【0001】
電子機器の保守時に開閉する扉がそれぞれ別の方向に開閉できる2つ以上の扉があり、その扉の開閉方向が異なる方向に開き、片方の扉には操作面を有する電子機器を搭載しているユニットが取り付けられている装置、そのユニットは操作性が優れている高さに実装し、開閉扉位置より上の重なり合う位置まで設置実装されている電子機器装置及びその構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子機器装置は例えば特開平9−161127号公報に記載の現金自動取引装置等で使用されるATMがある。このATMでは、前側中央部に液晶パネルからなる表示操作部を本体筐体の上部と下部との中間部分から突出させて形成し、前側中央部に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブル面と取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネル面とを一体的に形成した開閉部を本体筐体に対して軸支して開閉可能とし、開閉部の上部を本体筐体に対して軸支した構成としている。
【0003】
【特許文献1】特開平9−161127号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の金融機関等で使用されるATMにおいては、前側中央部に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブル面と取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネル面とを一体的に形成している。よって表面パネルが上方に位置しているため、保守時においてメカ等が引出した状態で操作テーブル面の液晶パネルを見ながらメカの内部状態を把握することができなく、常に見える位置にないので保守がし難しい。また保守エリアを多く取り、省スペース化を図ることを十分に考慮されていなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記の課題を解決すべく、保守時には操作テーブルの位置が操作し易い高さに設置して、メカ等が引出した状態でも操作テーブルの操作が出来ることを実現することである。また、操作テーブルの実装位置が変わることで新たな大きな問題は、操作テーブルを前扉に付けることにより扉の開閉で閉める順序を間違えて、違う扉から誤って閉めても、操作面をパネルの端面で傷つけることがないように、操作面を有する実装ユニットの操作面がパネルにぶつかる前に下方向へスライドする機構、もしくは、実装ユニットが逃げる方式の構造を有する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電子機器装置の表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブルと取扱の表示を行う取扱表示部を取り付けた上部の表面パネルとを一体的に形成しているのを切り離して、操作テーブルを前扉に取り付ける。また、保守時において、操作テーブルを見える位置に設置させて形成した。また、電子機器の前扉に表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けたことにより電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序を間違えて、先に前扉を閉めた時、前扉に取付けてられているテーブルに上パネルが押して壊されないように、前扉を先に閉めると操作面を有する実装ユニットのロックピンが外れる構造として、そのロックが外れたことによりテーブルが下方向にスライドさせる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、保守時において操作テーブルを見える位置に設置でき、保守時のメンテナンスに効率良く出来て、作業が容易に進めることができる効果がある。また、電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序を間違えても、操作テーブル面に扉で傷つけることがなく、安全性も向上する。また、扉の開閉順序の注意喚起をしなくてもよくなり保守時における、操作手順を考えずに操作面の傷防止が計られる。また、保守するたびに操作面を破損しなくなり、障害率もさがり稼動品質も上がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
電子機器の表示操作部を形成する液晶パネルを取り付けた操作テーブルを有し、特にその操作テーブルを前扉に設けることにより、保守操作及びデバック時に表示操作部の液晶パネルを見ながら頻繁に操作する装置で、電子機器の前扉と上パネルとの開閉順序に制約がなく、開閉される扉構造を有する電子機器構造である。
【実施例1】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
【0010】
図1は本発明に係る電子機器テーブルスライド構造の外観を示す斜視図である。図2は図1の操作テーブル3と表示操作部付近の右側面図である。図1において、電子機器装置1の左上方には磁気カードを処理する磁気カード処理機構部と明細票を発行する明細票処理機構のカード処理部2が搭載してあり、そのカード処理部2の前面からカードスロット2aに磁気カード(ICカードも可)を挿入して処理をする。
一方、電子機器装置1の右側には、チケット等を発券処理する機構である発券処理部4が実装されていて、その前面部にはチケット等を出す口である発券口5を設けている。この発券口5は、上部にチケット等を取消しする時に挿入する口と発券する口があり、図示するように下の方までえぐられている。これは、発券枚数が最大で約18枚を一括に発券するため大きくしている。図2からも解るように発券口5が操作テーブル3まで食い込んでおり、フロントパネル11の先端37が操作テーブル3の中間まで設置する実装となる。
電子機器装置1の上方部中央にはエンドユーザに対して取引の内容を表示及び入力する液晶パネルでなる上部操作部6が設けられている。また、前面左側手前には携帯電話のバーコードでチケット等を発券する読取部の操作パネル7及びICカードでも発券する読取部である非接触カード部8を操作テーブル3に配置している。携帯電話及びICカードを操作テーブル3に置き易いように装置中段位置より若干高い位置に配置し、また媒体を置き易いように傾斜をつけている。
電子機器装置1の前面右側には前扉12を右へ開くように前扉ヒンジ9を筐体右側面24(図9参照)の上下2ヶ所に設置して前扉キー35にて開閉ができる。また、操作テーブル3は前扉12の左上方に設置している。図2においては、上部液晶パネルである上部操作部6はフロントパネル11に固定していて、電子機器装置1の本体三角部15にヒンジ固定板14でヒンジ10を固定し、そのヒンジ10でフロントパネル11を上方へと開くことができる。また、本体三角部にフロントパネル11開閉用にガススプリング13を固定して、ガススプリング13の反対側はフロントパネル11に固定している。このガススプリング13によりフロントパネル11をどの位置でも止められるように設定している。
【0011】
図3は装置下部に配置した前扉12(第2扉とも言う)を先に開き、その後に、装置上部に配置したフロントパネル11(第1扉とも言う)を開いて前扉12を閉めた図で、この状態で保守を行うことがある。図4は、図3の状態からフロントパネル11を閉めていった状態でフロントパネル11の先端37が操作パネルドテ36に触る位置の図である。また、図5は図4に対して前扉が開いている状態で操作テーブルにフロントパネルがぶつからず逃げている時の図を示す。
【0012】
ここで電子機器装置1の特徴を簡単に説明する。装置内部を保守する際は、フロントパネル11のみ、またはフロントパネル11と前扉12の両方とも開いて保守作業を行う。前扉12にはエンドユーザが操作する操作テーブル3が取り付けられ、図2に示すように、フロントパネル11と前扉12とを閉めた箇所を覆う位置に操作テーブル3を配置する。そしてフロントパネル11と前扉12とが閉められた状態では操作テーブル3はスライドしない、即ち固定状態となり、エンドユーザが操作しても問題がない。フロントパネル11と前扉12とを両方開いた状態から夫々を閉める場合、最初にフロントパネル11を閉め、その後に前扉12を閉める方法1(図5参照)と、前扉12を閉めた後にフロントパネル11を閉める方法2(図3,4参照)とがある。上述のように、操作テーブル3の取付位置、配置から方法1であれば問題ないが、方法2の場合は既に閉められた前扉12に取り付けられた操作テーブル3の上面にフロントパネル11の端部37が接触してテーブル面を壊す可能性がある。そこで、後述するように、方法2の場合でも操作テーブル3が下にスライドする構成を採用している(図8参照)。この操作テーブル3に着目すると、前扉12のみが閉まったときはフリー状態となりスライド可能で、前扉12とフロントパネル11とが閉まったとき、又は、両者とも開いたときは前扉12に対して固定状態となりスライドしない。
【0013】
これらの特徴の構成、構造について以下、図6〜12を用いて詳細に説明する。
【0014】
図6は、フロントパネル11が閉めている時に、フロントパネル開閉アーム16が筐体内部に入り込んでいる状態を表わしている。フロントパネル11の裏側ではフロントパネル開閉アーム先端部16aが当たっていて、フロントパネル開閉アーム16は電子機器装置1の左側面に取り付けてあるアーム軸18を中心にB矢印方向に回転する。その回転動作は復帰バネ20の引張り力で行っていて、復帰バネ20は電子機器装置1の左側面に取り付けてあるアーム軸19とフロントパネル開閉アーム16の一部に引掛けて、引張りバネ力でフロントパネル開閉アーム16を回転する。また、フロントパネル開閉アーム16の別の先端にはローラ17を取り付けてありローラ17は軸を中心に回転する。つまり、フロントパネル11を閉めるときはアーム16の先端16aを押し込んで閉め、開けるときはアーム16と連通した復帰バネ20の復帰力により簡単に開く構造を採用している。なお、アーム16は後述の図8の状態まで戻る。
【0015】
図7は図6のA矢視図を示し、フロントパネル11と前扉12を省いた図で、フロントパネル開閉アーム先端部16aは筐体左側面角穴部21から出っ張る。この出っ張りにより保守員、操作員はフロントパネル11を簡単に開けることが可能となる。
【0016】
図8は、フロントパネル11が開いた時のフロントパネル開閉アーム16と前扉12に取り付けている操作テーブル3との関係を図示している。先に前扉12を閉め、その後、フロントパネル11を閉めると操作テーブル3の操作パネルドテ36にフロントパネル11の先端37がぶつかり、さらにフロントパネル11を下方向へ押していくと、操作テーブル3がC矢印方向へスライドして下がる。その操作テーブル3がC矢印方向に動く方式を図9〜図12で説明する。
【0017】
図9は図8を上から見て、フロントパネル11を省いた平面図で、ローラ17とスライドブロック23との関係を示す。ローラ17はフロントパネル開閉アーム16と連動して図6の矢印B方向で動く。即ち、フロントパネル11を閉めると、アーム16が上方向に動くと共にローラ17も上方向に動き(図6参照)、図9に図示する前扉12の裏側に取り付けられたスライドブロック23とは当接しない。一方、図8のようにフロントパネル11を開くと、アーム16の先端16aが出っ張ると同時に下方向に動き、ローラ17も下方向に動くため、ローラ17とスライドブロック23とが当接する。この状態を示すのが図9であり、その状態で前扉12を閉めていくと前扉12の上部において、ローラ17とあたる位置にスライドブロック23が前扉12に固定された図11のシャフト軸27(2個)を軸に左右方向にスライドする。左右方向のスライド動作は圧縮バネ25により行い、常にローラ17とスライドブロック23が接触する位置関係を設けている。
【0018】
図10は図9の右側面から見た図で、スライドブロック23に取り付けてあるストッププレート28と操作テーブル3に取り付けてある操作テーブル上下アーム29との関係を示す。スライドブロック23の下部にストッププレート28を取り付けていて、スライドブロック23が動くとストッププレート28も動く。操作テーブル3には、固定金具31と操作テーブル上下アーム29が取り付けてある。また、前扉12には、シャフト33を有するバネ受け32が取り付けてある。そのシャフト33は、操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aに穴を介して、操作テーブル上下アーム29がシャフト33に沿って上下する。上下動作をさせるためにシャフト33に圧縮バネ30を巻き込ませていて、バネ受け32と操作テーブル上下アーム29の曲げ部29a間にあって、操作テーブル3が下へ落ちらないようにしている。
【0019】
図11は図10をD矢視方向から見た図である。さらに、図12はスライドブロック23とストッププレート28に勘合する操作テーブル上下アーム29との関係を示している。図11と図12では、操作テーブル3に固定されている操作テーブル上下アーム29が上下スライドするように前扉ミゾ34が前扉12に設けてあり、その前扉ミゾ34に沿って、操作テーブル3が上下する。スライドブロック23の下部に取り付けてあるストッププレート28の先端部28aは、操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aと重なり合う位置に設けてあって、スライドブロック23が図11の左右方向に動かないと操作テーブル3が下へ動かない関係となる。つまり、図9のように前扉12を閉めていくとスライドブロック23がローラ17に当たりスライドブロック23のR形状に沿ってスライドブロック23が動き、同時にストッププレート28も移動する。ストッププレート28が図12の(イ)の寸法より多く移動すると操作テーブル上下アーム29の曲げ部29aと重なり合っているストッププレート先端部28aがずれることにより、操作テーブル上下アーム29が上下に移動可能となり、それと共に操作テーブル3も上下へ移動することが出来る。
【0020】
このようにローラ17にスライドブロック23が当接してスライドブロック23が移動することで(図9参照)、操作テーブル3のロックがはずされる。よって、フロントパネル11が開いた状態で、先に前扉12を閉めても操作テーブル3が下へ移動可能となることにより(図8参照)、フロントパネル11で操作テーブル3を下へ押し込んでいっても、フロントパネル11を閉めることが出来る。また、フロントパネル11を閉めることによりフロントパネル11の裏側面でフロントパネル開閉アーム先端部16aを押し込んでいくのでローラ17が上に逃げ(図6参照)、さらにローラ17と接触していたスライドブロック23が元の位置に戻る。その時に、ローラ17と接触していたスライドブロック23が元の位置に戻る前より先に操作テーブル3が元の高さに戻るように圧縮バネ30の力を強く設定している。スライドブロック23が元の位置に戻ることによりストッププレート28も戻り、先に操作テーブル3のストッププレート先端部28aが元の位置の重なり合う位置となり、操作テーブル3の上下ロックが掛かり、操作テーブル3が固定される。従って、エンドユーザが操作テーブル3上で操作する場合でもスライドせずに固定した状態で操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る電子機器テーブルスライド構造の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る図1に示す操作テーブル部・表示操作部付近の右側面図である。
【図3】図2に示す表示操作部を開けた状態(保守時)を示す右側面図である。
【図4】図3に示す表示操作部を閉める状態(操作テーブルにフロントパネル先端がぶつかる直前時)を示す右側面図である。
【図5】図4に対して前扉が開いている状態(操作テーブルにフロントパネルがぶつからず逃げている時)を示す右側面図である。
【図6】フロントパネルとフロントパネル開閉アームとの関係図(フロントパネルを閉じている状態)
【図7】図6のA矢視図(フロントパネル開閉アームと筐体側面との関係図)
【図8】フロントパネルとフロントパネル開閉アームとの関係図(フロントパネルを閉じている状態)
【図9】図8の平面図(前扉とフロントパネル開閉アームとの関係)
【図10】前扉と操作テーブルの機構図
【図11】図10のD矢視図
【図12】図10のE矢視図
【符号の説明】
【0022】
1:電子機器装置、2:カード処理部(カード・明細票処理機構)、2a:カードスロット、3:操作テーブル、4:発券処理部(発券処理機構)、5:発券口、6:上部操作部(上部液晶パネル面)、7:操作パネル(バーコード読取部)、8:非接触カード部、9:前扉ヒンジ、10:ヒンジ(フロントパネル用)、11:フロントパネル、12:前扉、13:ガススプリング(フロントパネル開閉用)、14:ヒンジ固定板、15:本体三角部、16:フロントパネル開閉アーム、16a:フロントパネル開閉アーム先端部、17:ローラ、18:アーム軸、19:筐体側軸、20:復帰バネ、21:筐体左側面角穴部、22:筐体左側面、23:スライドブロック、24:筐体右側面、25:圧縮バネ(スライドブロック復帰用)、26:バネ押え、27:シャフト軸、28:ストッププレート、28a:ストッププレート先端部,29:操作テーブル上下アーム、29a:操作テーブル上下アーム曲げ部、30:圧縮バネ(上下アーム復帰用)、31:固定金具、32:バネ受け、33:シャフト、34:前扉ミゾ、35:前扉キー、36:操作テーブルドテ、37:先端、
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器装置において、
装置上部に配置し開閉可能なフロントパネルと、装置下部に配置し開閉可能な前扉と、前記前扉に取り付けられ種々の操作を行う操作テーブルとを有し、
前記フロントパネルと前記前扉とを閉めたときに前記操作テーブルを固定状態とし、前記前扉のみを閉めたときに前記操作テーブルを上下に可動状態とすることを特徴とする電気機器装置。
【請求項2】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルの裏側より当接するフロントパネル開閉アームと、
前記フロントパネル開閉アームに連動するローラと、
前記前扉の裏側に設置されたスライドブロックとを有し、
前記フロントパネルと前記前扉とを閉めたとき前記フロントパネルの裏側板で前記フロントパネル開閉アームを押し込むと共に前記ローラを前記スライドブロックと当接しない位置に保持することを特徴とする電子機器装置。
【請求項3】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルの裏側より当接するフロントパネル開閉アームと、
前記フロントパネル開閉アームに連動するローラと、
前記前扉の裏側に設置されたスライドブロックとを有し、
前記フロントパネルを開けることで前記フロントパネル開閉アームの端部は前記フロントパネル方向に回転し、当該回転と共に前記ローラを前記スライドブロックと当接位置に移動し、前記前扉を閉めるとき前記ローラに前記スライドブロックは当接して移動することで、前記操作テーブルを上下に移動可能にすることを特徴とする電子機器装置。
【請求項4】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルを開け且つ前記前扉を閉めた状態から前記フロントパネルを閉めるとき、当該フロントパネルの端部によって前記操作テーブルを下方に移動させた後に前記フロントパネルを閉めることを特徴とする電子機器装置。
【請求項1】
電子機器装置において、
装置上部に配置し開閉可能なフロントパネルと、装置下部に配置し開閉可能な前扉と、前記前扉に取り付けられ種々の操作を行う操作テーブルとを有し、
前記フロントパネルと前記前扉とを閉めたときに前記操作テーブルを固定状態とし、前記前扉のみを閉めたときに前記操作テーブルを上下に可動状態とすることを特徴とする電気機器装置。
【請求項2】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルの裏側より当接するフロントパネル開閉アームと、
前記フロントパネル開閉アームに連動するローラと、
前記前扉の裏側に設置されたスライドブロックとを有し、
前記フロントパネルと前記前扉とを閉めたとき前記フロントパネルの裏側板で前記フロントパネル開閉アームを押し込むと共に前記ローラを前記スライドブロックと当接しない位置に保持することを特徴とする電子機器装置。
【請求項3】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルの裏側より当接するフロントパネル開閉アームと、
前記フロントパネル開閉アームに連動するローラと、
前記前扉の裏側に設置されたスライドブロックとを有し、
前記フロントパネルを開けることで前記フロントパネル開閉アームの端部は前記フロントパネル方向に回転し、当該回転と共に前記ローラを前記スライドブロックと当接位置に移動し、前記前扉を閉めるとき前記ローラに前記スライドブロックは当接して移動することで、前記操作テーブルを上下に移動可能にすることを特徴とする電子機器装置。
【請求項4】
請求項1記載の電子機器装置において、
前記フロントパネルを開け且つ前記前扉を閉めた状態から前記フロントパネルを閉めるとき、当該フロントパネルの端部によって前記操作テーブルを下方に移動させた後に前記フロントパネルを閉めることを特徴とする電子機器装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−276925(P2006−276925A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−90458(P2005−90458)
【出願日】平成17年3月28日(2005.3.28)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月28日(2005.3.28)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】
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