説明

電気機器

【課題】放射発生装置を備えた電気機器を提供する。
【解決手段】外部環境から分離可能な内部空間1が設けられており、内部空間1内へ電磁放射を発生するための、内部空間1に配置された少なくとも1つの放射発生装置41,42,43,44,45が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気機器に関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明の実施形態の1つの目的は放射発生装置を備えた電気機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
この目的は請求項1による内容によって達成される。別の好適な実施形態は別の請求項に記載されている。
【0004】
発明の少なくとも1つの実施形態によれば、電気機器は、
外部環境から分離可能な内部空間と、
内部空間に電磁放射を発生するための、内部空間に配置された少なくとも1つの放射発生装置とを有している。
【0005】
発明の少なくとも1つの実施形態において、外部環境は、電気機器が配置されている周囲環境である。したがって、外部環境又は周囲環境は、例えば温度、湿度及び/又は気圧を含む周囲条件を提供する。外部環境は、電気機器が配置されている部屋又は建物を含む。内部空間は外部環境から分離されており、内部空間は例えば物理的及び/又は熱的に外部環境から遮断されている。したがって、周囲条件とは異なることができる、内部空間における内部条件を確立することができる。「物理的に遮断されている」とは、空気又は水等の粒子又は電磁放射の交換が減じられるか又は好適には阻止されるということである。例えば、内部空間内へ放射発生装置によって発生される電磁放射は、内部空間が周囲環境から分離されている場合に外部環境を照射することを阻止されている。
【0006】
発明の少なくとも1つの好適な実施形態において、電気機器はドアを有しており、このドアは、ドアを閉鎖することによって内部空間を外部環境から分離する。これに対して、ドアを開放することにより、内部空間は外部環境に接続される。好適には、電気機器は開口を有しており、この開口は、ドアを閉鎖することによって遮蔽され、これにより、内部空間を外部環境から分離する。さらに、開口は、ドアが閉鎖されている時に内部空間を外部環境からシールするために、シール、例えばゴムシールによって包囲されていることができる。
【0007】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、ドアは、ドアが閉鎖されている時に内部空間に隣接して配置される内部ドア面を有する。この場合、内部ドア面は、内部空間への境界を形成しており、内部空間に面している。放射発生装置が内部ドア面に配置されていると有利であり、これにより、ドアが閉鎖されているときには内部空間に向かって、ドアが開放されているときには外部環境に向かって電磁放射を放射することができる。さらに、放射発生装置は、内部ドア面の一部として形成されているか、又はドアに一体的に組み込まれていることができる。これによって、放射発生装置は、少なくとも内部ドア面の一部である面、好適には放射取出し面、を有する。
【0008】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、電気機器は少なくとも1つの壁部を有しており、この壁部は、内部空間への別の境界を形成しており、内壁面を有している。少なくとも1つの放射発生装置が内壁面に配置されているか、又は内壁面の一部として形成されている。放射発生装置は壁部に一体的に組み込まれている。放射発生装置は、少なくとも内壁面の一部として形成された面、好適に放射取出し面を有することができる。
【0009】
特に、電気機器は、互いに隣接して配置されていて複数の方向で内部空間に対する境界を形成した複数の壁部を有する。好適には、内部空間は、ドアが閉鎖されている時に、少なくとも1つの壁部又は複数の壁部及びドアによって完全に包囲されている。
【0010】
電気機器は内部空間を限定する容器を含み、容器は少なくとも1つの壁部及び/又はドアを有する。
【0011】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、少なくとも1つの棚が内部空間に配置されている。さらに、複数の棚が内部空間に配置されることができる。少なくとも1つの棚又は複数の棚は、物体を内部空間における少なくとも1つの高さ又は複数の高さに載置及び/又は配置するために役立つ。
【0012】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、少なくとも1つの放射発生装置が少なくとも1つの棚に配置されている。これは、放射発生装置が棚の表面に取り付けられているか又は棚に含まれており、放射発生装置が少なくとも棚の表面の一部として形成されているということである。電磁放射は、放射発生装置の放射取出し面及び/又は棚の表面を介して内部空間へ放射される。
【0013】
好適には、棚は、電磁放射に対して透明な材料、例えばガラス又は透明なプラスチックを含み、放射発生装置によって放射された電磁放射は棚を透過することができる。択一的に、棚は少なくとも電磁放射の一部に対して不透明であるか、又は少なくとも電磁放射の一部を反射することができる。
【0014】
電気機器はさらに、少なくとも1つの棚を配置及び/又は取り付けるために使用される少なくとも1つの保持エレメントを有する。例えば、保持エレメントは、棚を支持しかつ棚を所定の位置に保持する支持面若しくはクランプを含む。少なくとも1つの放射発生装置が棚に配置されている場合、保持エレメントが、この少なくとも1つの放射発生装置への電気接続を提供する電気コネクタを有すると有利である。
【0015】
発明の少なくとも1つの好適な実施形態において、少なくとも1つの放射発生装置は複数の放射発生装置を含む。複数の放射発生装置は同じ電磁放射又は異なる電磁放射を発生する。例えば、複数の放射発生装置は、様々な異なる位置において内部空間に電磁放射発生を提供するために、内壁表面及び/又は内部ドア面及び/又は少なくとも1つの棚の複数の位置に配置されていることができる。
【0016】
例えば、電磁放射は、可視波長を含む。この場合、少なくとも1つの放射発生装置又は複数の放射発生装置は、内部空間又は少なくとも内部空間の一部を照明するために使用される。さらに、電磁放射は、内部空間、例えば少なくとも1つの棚の上に配置された物体を照明するために使用される。好適には、可視電磁放射は、観察者のために白色照明印象を提供する。択一的に、照明印象は、単色又は混色であるか又は色及び/又は輝度の勾配を有することができる。
【0017】
発明の少なくとも1つの好適な実施形態において、放射発生装置は、内部空間が外部環境から分離されている時に発生される第1の電磁放射を発生する。さらに、内部空間が外部環境へ開放されている時に放射発生装置は第1の電磁放射を発生するのを停止することができ、これは、ドアが閉鎖されている時にだけ第1の電磁放射が発生されることを意味する。電気機器は例えばドア制御式スイッチを有しており、このドア制御式スイッチは、ドアが開閉された時にそれぞれ、第1の電磁放射を発生する放射発生装置を作動又は作動停止させることができる。さらに、ドア制御式スイッチは、ドアが閉鎖された時に放射発生装置を作動させ、時間制御式スイッチが、所定の時間が経過した後に、第1の電磁放射を発生する放射発生装置を作動停止させることができる。
【0018】
特に、第1の電磁放射が紫外波長を有すると有利である。例えば、微生物及び/又は細菌が活性になるのを防止するように例えば微生物及び/又は細菌を照射した場合に第1の電磁放射が殺菌剤、殺ウイルス剤及び/又は殺細菌剤の効果を有するように、紫外波長が選択されることができる。したがって、第1の電磁放射は、内部空間、内部空間における空気又はガス、内壁面、内部ドア面、1つ又は複数の棚及び/又は内部空間に配置された物体を殺菌、滅菌及び/又は清浄化するために使用されることができる。前記殺菌、滅菌及び/又は清浄化機構は、ドアが閉鎖され、内部空間が外部環境から分離されるたびに作動されることができる。
【0019】
特に、内面に配置されることができる物体は、有機材料及び無機材料、食品、及び例えば医療器具又はインプラントのような医療用物体のうちの少なくとも1つを含むことができる。さらに、氷、水又はその他のあらゆる液体が内部空間に閉じ込められ、第1の電磁放射によって照射されている時に清浄化及び/又は殺菌されることができる。例えば、水の場合、第1の電磁放射は、飲むために安全であることを保証するために、内部空間に配置されながら水を処理するために使用されることができる。
【0020】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、内部空間を包囲したドア及び少なくとも1つの壁部又は複数の壁部は、紫外放射に対して不透明である。
【0021】
択一的に又は付加的に、第1の電磁放射は赤外波長を含む。例えば、有機物体及び特に食品等の腐敗しやすい物品若しくは製品が内部空間に貯蔵されることができる。一旦食品が腐敗し始めると、食品から内部空間へ浸出する揮発性成分が生じる。この揮発性成分は、特有の赤外線吸収信号を有するので、特定の赤外波長の吸収が、特定の波長における強度の損失によって検出されることができる。したがって、電気機器はさらに検出器を有しており、この検出器は、赤外波長を検出することができ、特に、特定の赤外波長の吸収を検出することができる。検出器は、内部空間における又は内部空間の外側におけるディスプレイにメッセージを送信し、このメッセージは、使用者に食品の腐敗に関する情報を提供するために使用されることができる。
【0022】
さらに、放射発生装置は、内部空間が外部環境へ開放している時に、すなわちドアが開放している時に発生される第2の電磁放射を発生することができる。付加的に、この場合に、放射発生装置は、内部空間が外部環境から分離されている時、特にドアが閉鎖されている時に第2の電磁放射を発生することを停止すると有利である。上述のように、電気機器はドア制御式スイッチを有しており、このドア制御式スイッチは、ドアが開閉される時にそれぞれ、第2の電磁放射を発生する放射発生装置を作動又は作動停止させるために使用されることができる。好適には、第2の電磁放射は、上述のように内部空間を照明するための可視光、特に白色光を含む。
【0023】
発明の少なくとも1つの別の実施形態において、ドア又は少なくとも1つの壁部は、可視放射に対して少なくとも部分的に透明である。これは、ドア又は少なくとも1つの壁部が、可視放射に対して透明な窓を含むことを意味する。好適には、窓は、可視電磁放射に対して透明であり、紫外放射に対して不透明である。このような場合、放射発生装置は、内部空間が外部環境から分離されている時、すなわちドアが閉鎖されている時にも可視放射を発生することができると有利である。したがって、ドアが閉鎖されている時にも内部空間、例えば内部空間に配置された物体、を見ることができる。
【0024】
放射発生装置は、あらゆる好都合な形状、例えば点状、線状又は面状であることができる。例えば、点状は、点状光源として形成された放射発生装置に適しているのに対し、線状は、主として一方向に直線に沿って又は曲線に沿って延びた形状であることができる。例えば、面状は、多角形、円形、楕円形又はこれらのあらゆる組合せの形状のパネルであることができる。好適には、面をカバーする放射発生装置は矩形パネルである。
【0025】
さらに、放射発生装置は、2つ以上の面、例えば2つ以上の内壁面に配置されることができる。これは、放射発生装置が、例えば2つ又は3つ以上の内壁面に亘って延びていることができ、これにより、2つ又は3つ以上の内壁面を少なくとも部分的にカバーしているということである。特に、2つ又は3つ以上の内壁面は互いに対して平行でなくてよい。したがって、放射発生装置は、内壁面が放射発生装置によって被覆されるように、曲げられている及び/又は湾曲されていることができる。
【0026】
さらに、放射発生装置は光学素子を有する。光学素子は例えば、レンズ、拡散器又は波長変換器であることができる。
【0027】
発明の別の実施形態において、放射発生装置は、有機又は無機放射発生装置、特に、有機又は無機発光ダイオード又はエレクトロルミネセンスフォイルである。
【0028】
発明の少なくとも1つの実施形態において、有機放射発生装置は有機発光ダイオードを含む。有機発光ダイオード(OLED)は有機半導体層又は少なくとも1つの有機層を備えた半導体層シーケンスを有しており、電磁放射を発生することができる活性領域を有している。OLEDは、基板上の第1の電極と、第2の電極とを有しており、有機半導体層又は少なくとも1つの有機層を備えた半導体層シーケンスは、第1の電極と第2の電極との間に配置されている。基板は、剛性又はフレキシブルであることができ、透明又は不透明な材料を含む。基板は、ガラス、石英、プラスチックシート又はフォイル、金属、金属箔、ウェハ、又はこれらのあらゆる組合せ又はラミネートを含むことができる。第1及び第2の電極は、活性領域に正孔又は電子を噴射するのに適しており、これらの正孔及び電子は、活性領域における電磁放射の発生の下で再結合することができる。したがって、一方の電極はアノードとして形成されているのに対し、他方の電極はカソードとして形成されている。
【0029】
さらに、第1及び第2の電極の少なくとも一方は、活性領域によって発生された電磁放射を伝達することができる透明材料を含む。好適には、透明材料は、透明な導電性酸化物、金属、又は導電性有機材料を含む。例えば、透明な電極は、活性領域に陽電荷("正孔")を噴射することができるアノード又は活性領域に電子を噴射することができるカソードとして形成されている。透明な導電性酸化物を含む透明な電極は例えば、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化カドミウム、酸化チタン、酸化インジウム又は酸化インジウムスズ(ITO)としての透明な導電性金属酸化物を含む。さらに、二元性化合物の代わりに又はそれに加えて、透明な導電性酸化物は、Zn、Sn、Cd、Mg、In及びGaのうちの2つ及びOを含む三元性化合物を含む。透明な導電性酸化物は、p型にドーピングされているか又はn型にドーピングされており、カソード又はアノード材料として働く。択一的に又は付加的に、透明な電極は、薄い透明金属層を含む。適切な金属材料は、例えば、アルミニウム、バリウム、インジウム、銀、金、マグネシウム、カルシウム又はリチウム又はこれらの組合せ、化合物又は合金であることができる。金属を含む電極は、透明又は不透明であることができ、アノード又はカソード材料として働くことができる。
【0030】
有機半導体層又は少なくとも1つの有機層を備える半導体層シーケンスは、ポリマ、オリゴマー、モノマー、有機小分子又はその他の有機非ポリマ材料又はそれらの組合せを含む。
【0031】
発明の少なくとも1つの実施形態において、有機放射発生装置は、電極及び/又は有機層及び/又は活性領域が、湿気、又は例えば酸素等の酸化物質によって損害を受けることから保護する封止を含む。封止は、単層又は複数の層を含み、1つの層又は複数の層は、平坦化層、好適にはセラミックを含むバリヤ層、水及び/又は酸素吸収層、又はこれらのあらゆる組合せを含むことができる。
【0032】
放射発生装置は、放射取出し面を含む。放射取出し面は、基板の面("ボトムエミッタ")又は、放射発生装置の活性領域上に配置された、封止又は第2の電極("トップエミッタ")の面であることができ、これにより、活性領域は、基板と、カプセル封入又は第2の電極との間に挟まれている。択一的に、放射発生装置は、同時にボトムエミッタ及びトップエミッタとして形成されることができる。
【0033】
発明の少なくとも1つの実施形態において、放射発生装置は、エレクトロルミネセンスフォイル(ELF)として形成されている。ELFは、例えば硫化亜鉛に基づく無機材料を含む活性領域を含む。活性領域は、第1の電極と第2の電極との間に配置されていることができる。電極は、前記電極のような特徴又は構造を有する。活性領域は、適切なドーパント、例えば銅又はユーロピウムを含む。ELFは、電極及び/又は活性領域を挟んだ、基板及び/又は封止として形成された、プラスチックフォイルを含むことができる。
【0034】
特に、OLED又はELFを含む放射発生装置の活性領域は、同時に又は異なる時に異なる波長及び/又は同じ波長を有する電磁放射を発生することができる、様々なサブエリア又はコンポーネントに構造化されていることができる。例えば、活性領域は、可視光、好適には白色光を発生することができる第1のサブエリアの第1のグループを含むと好適である。さらに、活性領域は、紫外光又は赤外光を発生することができる第2のサブエリアの第2のグループを含むことができる。
【0035】
特に、第1及び/又は第2の電極は、電流及び/又は電圧が第1のサブエリア又は第2のサブエリア又はこれらの両方に印加されるように構造化されている。このような装置は、内部空間を照明及び殺菌するために、又は前記のように内部空間を照明しかつ内部空間における赤外線吸収成分を検出するために、適している。例えば、構造化されたOLED又はELFは、照明手段及び/又は殺菌手段及び/又は検出手段及び/又はディスプレイとして特に適している。例えば、構造化されたOLED又はELFは、ピクセル化構造を備えたサブエリアを含み、この構造において、独立して制御可能な放射発生サブエリアがピクセルとして形成されており、英数字及び/又は図形情報が、ディスプレイピクセルとして使用されるサブエリアによって表示されることができる。これと同時に、放射発生装置の別のサブエリアは、照明手段又は殺菌手段として働くことができる。
【0036】
発明の少なくとも1つの実施形態において、OLED又はELFを含む放射発生装置は、フレキシブル及び/又は湾曲可能である。このような放射発生装置は、有利には、1つ又は2つ以上の平坦な又は湾曲した内壁面を1つの放射発生装置で被覆又はカバーするために使用されることができる。択一的に、放射発生装置は、曲がった又は湾曲した内壁面と整合するように剛性で平坦であるか又は剛性でかつ曲がっていることができる。特に、全ての内壁面は、フレキシブル又は剛性の、単一の放射発生装置又は複数の放射発生装置で被覆又はカバーされていることができる。
【0037】
発明の別の実施形態において、放射発生装置は、無機発光ダイオード(LED)を含む。LEDは、基板におけるエピタキシャル成長された半導体層シーケンスを含み、例えばInGaAlN等の無機材料に基づくことができる。択一的に、半導体層シーケンスは、InGaAlP又はAlGaAsに基づくことができる。択一的に又は付加的に、半導体層シーケンスは、その他のIII−V−半導体材料システム又はII−VI−半導体システム又は前記材料のあらゆる組合せをも含むことができる。基板は、前記基板のような特徴を含む。LEDは、薄膜半導体チップとして形成されている。
【0038】
半導体シーケンスは、pn遷移、ダブルヘテロ構造、単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造として形成された活性領域を含む。LEDは、上述のような特徴及び/又は構造を有する、電極及び/又は電気的接点を含む。
【0039】
発明の別の実施形態において、放射発生装置は、ハウジング及び/又は、レンズ、拡散器及び/又は波長変換器等の光学素子を含む。ハウジングは、LED、OLED及び/又はELFのうちの1つ又は2つ以上を含む。拡散器は有利には、特に、外部観察者による同質の光及び輝度印象が好ましい場合に、放射発生装置の放射経路に配置されることができる。拡散器は有利には、点状及び/又は線状のLED、OLED及び/又はELFと組み合わせて使用されることができる。単色放射発生装置と組み合わされた波長変換器は、観察者への混色又は白色印象を提供するために有利である。
【0040】
発明の好適な実施形態において、放射発生装置は、第1の電磁放射を発生することができる第1のコンポーネントと、第2の電磁放射を発生することができる第2のコンポーネントとを有する。例えば、放射発生装置は、1つのハウジングに配置された第1のLEDと第2のLEDとを有する。第1のLEDは、可視放射を発生することができるのに対し、第2のLEDは、紫外又は赤外放射を発生することができる。このような放射発生装置は、上述のように内部空間を照明及び殺菌するのに適している。第1及び第2のコンポーネント又は複数のコンポーネントを有する放射発生装置は、上述のような異なるサブエリアを備えた放射発生装置のような特徴及び機能を有する。
【0041】
発明の少なくとも1つの実施形態において、電気機器は、家庭用機器又は装置、医療用機器又は装置及び/又は産業用機器又は装置である。
【0042】
発明の好適な実施形態において、電気機器はさらに、内部空間を、外部環境の温度よりも低い温度まで冷却するための冷却装置を含む。例えば、電気機器は、冷蔵庫、凍結器、アイスボックス、低温室又は冷却チャンバを含むことができる。
【0043】
発明の少なくとも1つの好適な実施形態において、冷却装置を備えた電気機器はさらに、OLED又はELFディスプレイ及び/又は照明手段及び/又は殺菌手段及び/又は検出手段としてのOLEDを有する。特に、OLED又はELFはディスプレイとして使用されることができ、情報を表示するために英数字又は図形ディスプレイを可能にするか、又は光源として使用されることができる。OLED及びELFは、極めて低い温度においてさえも迅速な応答及び高いコントラストを維持しながら極めて低い温度から室温より高い温度までに亘る温度で作動することができるという利点を有する。さらに、全ての前記放射発生装置は、フレキシブルな形状因子を提供しながら低い発熱で動作し、これにより、発生された電磁放射は、内部空間が満杯である場合、つまり、内部空間が例えば食品又はその他の物体によって満たされている場合でさえも、容易に妨害されない。放射発生装置は、内部空間及び/又は内壁面のフォーム及び形状に合致することができる、フレキシブルな基板又は予備成形された基板又はハウジングを有する。特に、OLEDの寿命は低温において著しく延長される。さらに、内部空間は低温において低レベルの湿度を有するのに対し、内部空間は、外部環境から分離されている時には暗くなっており、このことは、特のOLEDの劣化を回避する。
【0044】
発明の別の実施形態において、電気機器はさらに、内部空間に水を提供するための接続部を有する。これは、内部空間の一部である容器に水が封入されることができるということであり、かつ/又は水が少なくとも一時的に及び/又は部分的に内部空間によって貯留されるということである。例えば、容器は、冷蔵庫における給水器として形成されている。放射発生装置によって発生される紫外放射は、内部空間及び/又は容器に貯留された水を清浄化するために提供されることができる。
【0045】
択一的に、電気機器はさらに、内部空間に配置された物体が浄化又は洗浄されることができる、洗浄又は浄化機器及び/又は装置を含む。例えば、電気機器は、洗濯機又は皿洗い機であることができる。特に、洗濯機又は皿洗い機が運転している時に紫外電磁放射が提供され、これにより、洗浄及び/又は浄化のために使用される水を殺菌及び浄化する。択一的に又は付加的に、洗濯機又は皿洗い機が空である時に、放射発生装置によって紫外電磁放射が発生されることができる。これは、例えば、洗濯機又は皿洗い機の運転後に内部空間を殺菌するのに適している。さらに、洗濯機又は皿洗い機の内部空間にそれぞれ配置された衣類又は物体は、電気機器が運転している間、放射発生装置によって発生される可視電磁放射によって照明されることができる。内部空間に配置された衣類又は物体は、電気機器が運転されている間、電気機器のドア又は壁部に設けられた窓から見える。
【0046】
発明の別の特徴、実施形態及び利点は、図面にしたがった典型的な実施形態の記述に関連して以下に開示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0047】
図面において、同様のエレメント、又は同様の機能を有するエレメントは、同じ参照符号で表されている。示されたエレメント、コンポーネント及び/又は層は、正確な寸法及び/又は大きさを表すわけではない。これに対し、エレメント、コンポーネント及び/又は層の寸法及び/又は大きさは、誇張して示されている。
【0048】
図1は、発明の少なくとも1つの実施形態による電気機器1000の実施形態を示している。図面は、電気機器1000の概略的な斜視図である。
【0049】
電気機器1000は、壁部2によって包囲された内部空間1を有する、冷蔵庫又は凍結器を表している。ドア3によって閉鎖されることができる開口21が設けられている。ドア3は、閉鎖されている時、内部空間1を外部環境から分離する。壁部2及びドア3は、内部空間1のための容器を形成している。壁部2は、内部空間1に面した内壁面20,201,203を有しており、ドア3は、ドア3が閉鎖されている時に内部空間1に面する内部ドア面30を有している。さらに、ドア3は窓5を有しており、ドアが閉鎖されて内部空間1が外部環境から分離されている時にこの窓から内部空間1を見ることができる。
【0050】
低温に保たれるべき食品等の物体が内部空間1に配置される。内部空間1における物体のための支持体としても働く棚6が内部空間1に取り付けられている。棚6は保持エレメント60によって支持されており、この保持エレメント60は、内壁面20に固定されているか又は内壁面20の構造である。斜視図であることにより、保持エレメント60を備えた1つの内壁面だけが見えている。外部環境の温度よりも低い温度まで内部空間1を冷却するために、電気機器1000は冷却装置7を有している。冷却装置7の冷却能力により、電気機器7は冷蔵庫又は凍結器であることができる。
【0051】
電気機器1000はさらに、壁部2に配置された放射発生装置41,42,43,44,45を有している。図1に示された放射発生装置41,42,43,44,45の位置及び形状は、単なる例として選択されている。特に、反対側の内壁面20も、放射発生装置を有することができる。付加的に又は択一的に、放射発生装置は、いずれの他の内壁面20,201,203に配置されることもできる。放射発生装置41,42,43は線状であるのに対し、放射発生装置44,45は円形である。放射発生装置41,42,43は全て、可視波長を有する第1の電磁放射を発生する無機LEDである第1のコンポーネントと、紫外波長を有する第2の電磁放射を発生する無機LEDである別の第2のコンポーネントとを有している。
【0052】
放射発生装置41,42,43の例として、図2A及び2Bはそれぞれ、放射発生装置41の正面図と側面図とを示している。図における線A−A及びB−Bはそれぞれ、他方の図の平面を示している。
【0053】
放射発生装置41は、無機LED411,412,413,414を支持したハウジング410を有している。図2A及び2Bに示された特定の実施形態において、LED414が、放射発生装置41の第1のコンポーネントである。LED414は、紫外電磁放射である第1の電磁放射を発生する。特に、紫外放射の波長は、殺菌剤、殺ウイルス剤及び/又は殺細菌剤であるように選択され、これにより、LED414が作動させられている場合、内部空間1は殺菌及び滅菌されることができる。さらに、LED411,412,413は、放射発生装置41の第2のコンポーネントとして形成されており、それぞれ、赤、緑及び青の波長を有する可視電磁放射である第2の電磁放射を発生するように選択されている。発生された可視電磁放射は、拡散器を含む光学素子419を通過し、これにより、LED411,412,413によって発生された、様々な可視波長を有する電磁放射が混合され、重ねられる。したがって、放射発生装置41は、例えば、第2の電磁放射として白色光を発生することができる。LED411,412,413それぞれによって発生された電磁放射の相対的な輝度に応じて、発生される色の制御が可能である。なぜならば、放射発生装置41の第2のコンポーネントは、着色された電磁放射をも発生するからである。
【0054】
択一的に、線状の放射発生装置41,42,43は、前述の第1及び第2のコンポーネントに対応する第1及び第2のサブエリアを備えた、1つ又は2つ以上の構造化された又は構造化されていない、OLED又はELFを含むことができる。
【0055】
放射発生装置41,42,43の第1及び第2のコンポーネントは、ドア3が開閉されると検出するスイッチ9によって制御される。スイッチ9は、ドア3が閉鎖されている時には第1の電磁放射、すなわち紫外電磁放射のみが放射発生装置41,42,43によって発生され、内部空間が外部環境に開放されている時には放射発生装置41,42,43が第1の電磁放射を発生するのを停止することを保証する。したがって、電気機器1000のあらゆる使用者は、紫外電磁放射に対して保護されることができる。さらに、壁部2、ドア3及び窓5は紫外電磁放射に対して不透明である。窓5は可視放射に対して透過性であるので、放射発生装置41,42,43は、ドア3が開放又は閉鎖されている時にそれぞれ、内部空間1及び内部空間1に配置された物体を照明するために使用されることができる。択一的に、放射発生装置41,42,43の第2のコンポーネントは、ドアが開放されている時だけに第2の電磁放射が発生され、ドアが閉鎖されている時には放射発生装置41,42,43が第2の電磁放射を発生するのを停止するように、スイッチ9によって制御されることもできる。
【0056】
内部空間1における物体及び特に食品の劣化を制御するために、放射発生装置44,45は、赤外波長を発生する無機LED及び/又はOLEDを含む。放射発生装置44,45に向き合ってかつ対面して配置された内壁面20において、電気機器1000は、赤外線検出器(図示せず)を有することができる。択一的に、放射発生装置44,45は赤外線検出器をも有しており、放射発生装置44,45によって発生された赤外電磁放射は、例えば、放射発生装置44,45に向き合った内壁面20に設けられた鏡によって反射される。さらに、放射発生装置44,45はさらに、内部空間1をさらに照明するための可視放射を発生するLEDを有することもできる。
【0057】
電気機器1000の寸法は制限されていないので、電気機器1000は、冷蔵室又は冷却チャンバとして配置されることもできる。
【0058】
さらに、電気機器1000に類似の電気機器は例えばクリーニング装置又は皿洗い機又は洗濯機であることもでき、この場合、冷却装置7が、内部空間1に水を提供するための接続部と交換される。
【0059】
図3は、外部環境から開口21に向かって正面図で示された電気機器2000の別の実施形態の概略図である。ドア3は完全に開放されて示されている。電気機器の機能は、前の実施形態と同様であるので、以下では、相違点だけが詳細に説明される。
【0060】
図1、図2A及び2Bに関して示された実施例とは異なり、電気機器2000はパネル状の放射発生装置40,46,47,48を有している。放射発生装置40,46,47,48は、内壁面20,201,202、内部ドア面30、及び棚6にそれぞれ配置されたOLED及び/又はELFを含み、これにより、内壁面20、内部ドア面30及び棚6は放射発生装置40,46,47,48によってそれぞれ被覆又はカバーされている。放射発生装置40,46,47,48は、明細書の概略部において上で説明されたような特徴を有することができる。特に、放射発生装置40,46,47,48は、紫外及び/又は赤外及び可視、好適には白色、電磁放射をそれぞれ発生する、第1及び第2のサブエリアを有する。したがって、単一の放射発生装置40,46,47,48のそれぞれは、上述のような放射発生装置41,42,43,44,45と同様に作動させられることができる。
【0061】
特に、放射発生装置48は、底部内壁面201をカバーしているか、又は底部内壁面201に一体的に組み込まれていることができるのに対し、放射発生装置40は、内部ドア面30をカバーしている。放射発生装置46は、曲げられており、上部内壁面202と、内壁面20の一部とをカバーしている。放射発生装置46は、内壁面20,202の形状に合致するように、剛性でかつ予備成形されているか、又は柔軟であることができる。放射発生装置47は、棚6に配置されており、例えば、内部空間6の、棚6の下方の下側部分に配置された物体を照明及び/又は殺菌することができる。択一的に又は付加的に、放射発生装置は、内部空間1、及び/又は棚6の上に配置された物体を照明及び/又は殺菌することもできる。保持エレメント60は、放射発生装置47を電源(図示せず)に電気的に接続するために導電体を有する。
【0062】
図4は、以上の概略的な図と同様の図で示された、電気機器3000の別の実施形態の概略図を示している。
【0063】
電気機器3000は、ドア3に窓5を有しており、ドア3が閉鎖されて内部空間1が外部環境から分離されている時にこの窓から外部観察者が放射発生装置49を見ることができる。放射発生装置49は、第1及び第2のサブエリア491,492を有するOLEDを含む。サブエリア491は、殺菌及び滅菌のために紫外第1電磁放射を発生するための有機材料を含む。第2のサブエリア492は、ピクセル4920として形成された別のサブエリアを有する。サブエリア492は、複数のピクセル4920が同時に可視第2電磁放射を発生する場合、照明手段として働くことができる。さらに、サブエリア492は、ピクセル4920が互いに独立して作動させられる場合に、英数字又は図形ディスプレイとして働くことができる。ドア3に窓5が設けられていることにより、ドア3が閉鎖されている時でさえも、表示された情報を見ることができる。例えば、サブエリア492は、内部空間1における条件についてのステータス情報を表示することができる。
【0064】
択一的に又は付加的に、放射発生装置49又は、少なくとも放射発生装置49のサブエリア492に類似のディスプレイは、内部ドア面、特に少なくとも窓5の一部をカバーすることができる。放射発生装置は、電磁放射を、窓5を通って及び内部空間に向かって発生するように形成されることができる。
【0065】
電気機器3000はさらに、内部空間1に配置された容器8を有する。容器8は、全ての側において壁部によって閉鎖されているが、前側の壁部は説明のために示されていない。容器8は、好適には紫外電磁放射を発生する放射発生装置4を有する。図3に示された実施形態において、容器8は、冷蔵庫である電気機器3000に組み込まれた給水器である。水接続部81によって給水器8に水が供給されることができる。前の実施形態に示されたあらゆる電磁放射装置は、単なる例であり、明細書に記載されたあらゆるその他の放射発生装置と交換されることができる。
【0066】
発明の範囲は、ここに記載された典型的な実施形態に限定されない。発明は、新規の特徴又は特徴の組合せが請求項又は実施形態に明瞭に述べられていないとしても、ここに開示されておりかつ請求の範囲に述べられた特徴のあらゆる組合せを含む、あらゆる新規の特徴及びあらゆる新規の特徴の組合せにおいて具体化される。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】少なくとも1つの実施形態による電気機器の概略図である。
【図2】少なくとも1つの別の実施形態による放射発生装置の概略図である。
【図3】本発明による別の実施形態による電気機器の概略図である。
【図4】本発明による別の実施形態による電気機器の概略図である。
【符号の説明】
【0068】
1000,2000,3000 電気機器、 1 内部空間、 2 壁部、 3 ドア、 5 窓、 6 棚、 7 冷却装置、 8 容器、 81 送水部、 9 スイッチ、 20,201,203 壁面、 21 開口、 30 内部ドア面、 41,42,43,44,45,46,47,48,49 放射発生装置、 410 ハウジング、 411,412,413,414 無機LED、 419 光学素子、 491,492 サブエリア、 4920 ピクセル、 60 保持エレメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器において、
外部環境から分離可能な内部空間(1)が設けられており、
該内部空間(1)内へ電磁放射を発生するための、内部空間(1)に配置された少なくとも1つの放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が設けられていることを特徴とする、電気機器。
【請求項2】
外部環境から内部空間(1)を分離するドア(3)が設けられている、請求項1記載の電気機器。
【請求項3】
前記ドア(3)が内部ドア面(30)を有しており、
該内部ドア面(30)に少なくとも1つの放射発生装置(40)が配置されている、請求項1又は2記載の電気機器。
【請求項4】
外部環境に対して内部空間(1)を閉じ込める容器が設けられており、
該容器が、内部空間(1)の境界を形成しかつ内壁面(20,201,202,203)を有する少なくとも1つの壁部(2)を有しており、
少なくとも1つの放射発生装置(40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が前記内壁面(20,201,202,203)に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項5】
前記容器がさらにドア(3)を含む、請求項1から4までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項6】
前記内部空間(1)に少なくとも1つの棚(6)が配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項7】
少なくとも1つの放射発生装置(47)が少なくとも1つの棚(6)に配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項8】
棚(6)を位置決めしかつ少なくとも1つの放射発生装置(47)に電気的接続を提供するための保持エレメント(60)が設けられている、請求項6又は7記載の電気機器。
【請求項9】
少なくとも1つの放射発生装置(41,42,43,44,45)が複数の放射発生装置を含む、請求項1から8までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項10】
電磁放射が、紫外波長、可視波長又は赤外波長のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から9までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項11】
放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が、内部空間(1)が外部環境から分離されている時に第1の電磁放射を発生する、請求項1から10までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項12】
放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が、内部空間(1)が外部環境へ開放している時に第1の電磁放射を発生することを停止する、請求項1から11までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項13】
第1の電磁放射が、紫外波長及び/又は赤外波長を含む、請求項11又は12記載の電気機器。
【請求項14】
放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が、内部空間(1)が外部環境へ開放している時に第2の電磁放射を発生する、請求項11から13までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項15】
放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が、内部空間(1)が外部環境から分離されている時に第2の電磁放射を発生することを停止する、請求項1から14までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項16】
第2の電磁放射が可視波長を含む、請求項14又は15記載の電気機器。
【請求項17】
ドア(3)及び少なくとも1つの壁部(2)が紫外放射に対して不透明である、請求項5記載の電気機器。
【請求項18】
ドア(3)又は少なくとも1つの壁部(2)が可視放射に対して少なくとも部分的に透明である、請求項4又は5記載の電気機器。
【請求項19】
放射発生装置(4,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49)が、有機放射発生装置及び/又は無機放射発生装置を含む、請求項1から18記載の電気機器。
【請求項20】
有機放射発生装置(4,40,46,47,48,49)が、有機発光ダイオード(OLED)を含む、請求項1から19までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項21】
無機放射発生装置(4,41,42,43,44,45)が、無機発光ダイオード(LED)(411,412,413,414)又はエレクトロルミネセンスフォイル(ELF)を含む、請求項19記載の電気機器。
【請求項22】
放射発生装置(4,41,42,43,44,45)が、第1の電磁放射を発生することができる第1のコンポーネント(414)と、第2の電磁放射を発生することができる第2のコンポーネント(411,412,413)とを含む、請求項1から21までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項23】
電気機器が、家庭用機器、医療用機器又は産業用機器である、請求項1から22までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項24】
外部環境の温度よりも低い温度に内部空間(1)を冷却するための冷却装置(7)が設けられている、請求項1から23までのいずれか1項記載の電気機器。
【請求項25】
内部空間(1)に水を供給するための接続部(81)が設けられている、請求項1から23までのいずれか1項記載の電気機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−142554(P2008−142554A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−318562(P2007−318562)
【出願日】平成19年12月10日(2007.12.10)
【出願人】(599133716)オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (586)
【氏名又は名称原語表記】Osram Opto Semiconductors GmbH
【住所又は居所原語表記】Wernerwerkstrasse 2, D−93049 Regensburg, Germany
【Fターム(参考)】