説明

電池パック及びその製造方法

【課題】簡単な構造でカバーを強固に固定することができる電池パック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】素電池2に保護回路11及びカバー17が取り付けられ、保護回路11がカバー17内に収納されている電池パックであって、保護回路11に、外部接続用の端子部14が接合されており、前記保護回路11は、カバー17に形成した一対の対向する内壁面21の間に収納されており、カバー17に、端子部14が露出する開口18が、一対の対向する内壁面21を残して形成されており、開口18における端子部14と保護回路11との合計の厚さ寸法bは、カバー17の開口18における一対の対向する内壁面21間の寸法aより大きい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、素電池上部に保護回路及びカバーが取り付けられ、保護回路がカバー内に収納されている電池パック及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の電池パックの薄型化、小型化に伴ない、素電池上部の封口体側から正極リード、負極リードをとり、保護回路及び保護素子を素電池上部に集約させた外装部を備えた電池パックが主流になりつつある(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
図9は、従来の電池パックの一例の外観斜視図を示している。素電池101上部にカバー102が取り付けられている。カバー102の内部には、内部フレーム(図示せず)を収納しており、このフレームは素電池101上部に固定されている。
【0004】
カバー102の孔103と、フレームの固定爪104とを係合させることにより、カバー102がフレームに固定されている。カバー102内には、各種付属部品が収納されている。
【0005】
前記のような電池パック100の構成によれば、素電池101上部に付属部品を集約させたことにより、電池パックの薄型化、小型化が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−331818号公報
【特許文献2】特開2006−331819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記のような従来の電池パックにおいては、カバー102の固定は、主にカバー102の孔103と、内部フレームの固定爪104との係合によるものであり、強固な固定は困難であった。前記特許文献1、2では、カバーと素電池との間に樹脂モールドが一体化されており、カバーの固定の点では有利になるが、製造工程及び材料が増加し高価になっていた。
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、簡単な構造でカバーを強固に固定することができる電池パック及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明の電池パックは、素電池に保護回路及びカバーが取り付けられ、前記保護回路が前記カバー内に収納されている電池パックであって、前記保護回路に、外部接続用の端子部が接合されており、前記保護回路は、前記カバーに形成した一対の対向する内壁面の間に収納されており、前記カバーに、前記端子部が露出する開口が、前記一対の対向する内壁面を残して形成されており、前記開口における前記端子部と前記保護回路との合計の厚さ寸法は、前記カバーの前記開口における前記一対の対向する内壁面間の寸法より大きいことを特徴とする。
【0010】
本発明の電池パックの製造方法は、素電池に保護回路及びカバーが取り付けられ、前記保護回路が前記カバー内に収納されている電池パックの製造方法であって、前記保護回路に、外部接続用の端子部が接合されており、前記保護回路を、前記カバーに形成した一対の対向する内壁面の間に収納し、前記カバーに、前記端子部が露出する開口が、前記一対の対向する内壁面を残して形成されており、前記開口における前記端子部と前記保護回路との合計の厚さ寸法は、前記カバーの前記開口における前記一対の対向する内壁面間の寸法より大きくしており、前記保護回路を、前記カバーに収納する際に、前記端子部を前記開口における前記一対の対向する内壁面間を通過させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、簡単な構造でカバーを強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電池パックの分解斜視図。
【図2】図1のAA線における断面図。
【図3】本発明の一実施の形態において、カバー17内に保護回路11を収納した状態を示す斜視図。
【図4】本発明の一実施の形態において、組立体30を素電池2に取り付ける直前の状態を示した斜視図。
【図5】本発明の一実施の形態において、組立体30を素電池2に取り付けた状態を示した斜視図。
【図6】図5に示した素電池2上部の正面図。
【図7】図5のBB線における断面図。
【図8】本発明の一実施の形態に係る電池パックの完成状態の全体斜視図。
【図9】従来の電池パックの一例の外観斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の電池パック及びその製造方法によれば、簡単な構造でカバーを強固に固定することができ、さらに端子部の確実な支持、電池パックの再利用防止を図ることが可能になる。
【0014】
前記本発明の電池パックにおいては、前記開口において、前記一対の対向する内壁面を残した部分が、前記素電池と前記端子部との間の全体に介在していることが好ましい。この構成によれば、カバーの強固な固定、及び端子部の確実な支持に一層有利になり、電池パックの再利用防止にも一層有利になる。
【0015】
また、前記保護回路は、前記素電池及び前記保護回路に接合したタブを介して、前記素電池に固定されていることが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で、保護回路を素電池に固定することができる。
【0016】
また、前記タブは、前記カバーに形成した穴に対応する位置に配置されていることが好ましい。この構成によれば、カバーに形成した穴の位置でタブを保護回路に接合でき、タブと保護回路との接合が容易になる。
【0017】
また、前記タブは、前記素電池の正極端子に接合された正極タブと、前記素電池の負極端子に接合された負極タブとを含んでいることが好ましい。この構成は、素電池と保護回路との電気接続のための負極タブ及び正極タブが、保護回路の支持構造を兼ねていることになり、保護回路の支持構造を一層簡素化することができる。
【0018】
また、前記素電池の外周面がラベルで被覆されており、前記ラベルは前記素電池の外周面を覆った部分から延出した延出部を形成しており、前記延出部は前記カバーの上面を覆っていることが好ましい。この構成によれば、カバーの素電池への固定がより確実になる。
【0019】
前記本発明の電池パックの製造方法においては、前記保護回路を前記カバー内に収納して、前記保護回路と前記カバーとの組立体を形成し、前記カバーと前記保護回路との間に、前記素電池に接合したタブを差し込んで、前記タブを、前記カバーに形成した穴の位置に露出させ、前記穴の位置に露出させた前記タブを前記保護回路に接合して、前記組立体を前記素電池に固定することが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で、保護回路とカバーとの組立体を素電池に固定でき、製造も容易になる。
【0020】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る電池パック1の分解斜視図である。図1は、素電池2、及びこれに取り付けられる各種付属部品を示している。素電池2は、例えばアルミ、アルミ合金又はその他の金属で形成された厚さの薄い角形の外装缶3内に、発電要素を内蔵したものである。素電池2は、例えば、角形リチウムイオン電池であり、携帯電話、ポータブルAV機器、モバイル機器等に用いられる。
【0021】
素電池2の上部は、封口体4により封止されている。封口体4には、負極端子5、正極端子6を設けている。外装缶3内には、電極体を内蔵しており、電極体からは正極集電リード及び負極集電リードが導出している。
【0022】
封口体4の裏側には、正極集電リードが溶接されている。このことにより、封口体4及びこれと一体の外装缶3は、正極に帯電することになる。負極端子5は、封口体4の裏側において、リード体に接続されている。負極端子5及びリード体は、絶縁体により絶縁されている。リード体には、電極体から導出した負極集電リードが溶接されている。このことにより、負極端子5は負極に帯電することになる。
【0023】
封口体4の長手方向の両端には、支持用タブ7及び支持用タブ8が溶接されている。負極端子5には、負極タブ9が溶接され、支持用タブ8には正極タブ10が溶接される。
【0024】
保護回路11には、保護素子12が取り付けられている。符号12aは、保護素子12の端子である。保護回路11及び保護素子12は、過充電・過電流・過放電等を防止するための保護手段である。
【0025】
保護回路11には、外部接続用の端子部14が取り付けられている。端子部14は、樹脂成形品であるコンタクトパッド15の開口部の内側に、端子16を取り付けたものである。電池パック1を対象製品に取り付けたときに、対象製品の端子と、端子16とが接触して導通が図られることになる。
【0026】
保護回路11は、樹脂成形品であるカバー17内に収納される。詳細は後に説明するように、保護回路11をカバー17内に収納した後、この組立品は負極タブ9及び正極タブ10を介して、素電池2に取り付けられることになる。
【0027】
素電池2の下部には、両面テープ23又は接着剤を介して缶底カバー24が取り付けられる。
【0028】
素電池2上部にカバー17が取り付けられ、素電池2の下部に缶底カバー24が取り付けられた状態で、素電池2の全周を覆うようにシート状のラベル25が被覆されることになる。素電池2へのラベル25の被覆が完了した状態では、ラベル25は図1のような角筒形状になっている。
【0029】
図2は、図1のAA線における断面図である。カバー17は、一対の対向する内壁面21の間に中空部22を形成している。中空部22に、図1に示した保護回路11が収納されることになる。
【0030】
図3は、カバー17内に保護回路11を収納した状態を示す斜視図である。本図は、図2に示したカバー17の中空部22に、保護回路11を収納して組立体30を形成した状態を示している。端子部14のカバー17への組み込みについては、後に図7を参照しながら説明する。
【0031】
カバー17には、図1に示したように、開口18、穴19及び20を形成している。図3では、開口18から端子部14が露出しており、穴19から端子12aが露出しており、穴20から端子13が露出している。
【0032】
図4は、図3に示した組立体30を素電池2に取り付ける直前の状態を示した斜視図である。封口体4の長手方向の両端には、支持用タブ7及び支持用タブ8が溶接されている。負極端子5には、負極タブ9が溶接され、支持用タブ8には正極タブ10が溶接されている。
【0033】
図5は、図4の状態から組立体30を素電池2に取り付けた状態を示した斜視図である。図5の状態では、図4に示した支持用タブ7、8、負極タブ9及び正極タブ10の立設部が、カバー17内に差し込まれていることになる。
【0034】
カバー13内部の長手方向の寸法と、支持用タブ7と支持用タブ8との立設部の間隔を、カバー13内部に支持用タブ7及び支持用タブ8を圧入するような寸法関係にしていれば、組立体30を支持用タブ7及び支持用タブ8を介して素電池2に強固に固定することが可能になる。
【0035】
図3、4では、カバー17の開口19から端子12aが露出しているが、図5ではカバー17内に負極タブ9(図4)が差し込まれて、穴19からは負極タブ9が露出している。同様に、図3、4では、カバー17の穴20から端子13が露出しているが、図5ではカバー17内に正極タブ10(図4)が差し込まれて、穴20からは正極タブ10が露出している。
【0036】
図6は、図5に示した素電池2上部の正面図である。負極タブ9は溶接点31において、負極タブ9の裏面の端子12a(図1)に溶接されている。正極タブ10は溶接点32において、正極タブ10の裏面の端子13(図1)に溶接されている。
【0037】
図4に示したように、負極タブ9は素電池2に固定された負極端子5に接合されており、正極タブ10は素電池2に固定された支持用タブ8に接合されている。このため、図6の状態では、組立体30は、保護回路11(図1)に接合された負極タブ9及び正極タブ10(図4)を介して、素電池2に固定されていることになる。この構成は、素電池2と保護回路11との電気接続のための負極タブ9及び正極タブ10が、保護回路11の支持構造を兼ねていることになる。このため、保護回路11を支持するフレーム等を不要にでき、構造を簡素化することができる。
【0038】
図7は、図5のBB線における断面図を示している。カバー17の開口部18(図1)から端子部14が露出している。端子部14は、保護回路11に接合されている。図7では、端子部14及び保護回路11の断面部は、簡略化して図示している。
【0039】
前記の通り、保護回路11は、カバー14の中空部22(図2)に収納されている。このため、保護回路11は、図2に示した一対の対向する内壁面21間の開口側から中空部22内に収納されることになる。したがって、図7において、保護回路11と一体の端子部14は、一対の対向する内壁面21間を通過して、図7の位置に配置されていることになる。
【0040】
図7において、端子部14と保護回路11との合計の厚さ寸法bは、一対の対向する内壁面21間の寸法aより大きくしている。したがって、図7の状態では、保護回路11と一体の端子部14は、一対の対向する内壁面21を押し広げながら、一対の内壁面21間の空間を通過していることになる。
【0041】
ここで、前記の通り、端子部14が接合された保護回路11は、負極タブ9及び正極タブ10に溶接されて、素電池2に強固に固定されている。さらに、寸法bを寸法aより大きくした寸法関係により、素電池2と端子部14との間に、カバー17の一部である介在部17aが介在している。
【0042】
この構成によれば、カバー17の保護回路11への固定が強固になる。すなわち、カバー17を素電池2から取り外そうとすると、介在部17aの移動が端子部14により規制され、カバー17の素電池2からの取り外しは困難になる。
【0043】
また、介在部17aにより、端子部14の支持が確実になる。すなわち、電池パック1を対象製品取り付ける際、端子部14の端子16が対象製品の端子に押圧されても、端子部14は介在部17aにより、素電池2側への移動が規制されることになる。
【0044】
前記のような、カバー17の強固な固定、及び端子部14の確実な支持は、介在部17aが、図7に示したように、素電池2と端子部14との間の全体に亘り介在していることにより一層有利になる。
【0045】
次に、カバー17を無理に取り外そうとした場合、介在部17aにより端子部14に大きな外力が加わり、端子部14が破損する可能性が高くなる。端子部14が破損すれば、端子部14を含む保護回路11全体の使用ができなくなる。
【0046】
このため、素電池2の寿命が到来した場合において、電池パック1の素電池2を新たな素電池2に交換し、保護回路11はそのまま使用するといった再利用は困難になる。したがって、再利用により信頼性の低下した電池パックが使用されることを防ぐことが可能になる。
【0047】
すなわち、本実施の形態によれば、カバー17の強固な固定に加えて、端子部14の確実な支持、電池パック1の再利用防止を図ることが可能になる。
【0048】
図8は、電池パック1の完成状態の外観斜視図である。図7の電池パック1は、
図5の状態から図6のように溶接点31及び32で、負極タブ9及び正極タブ10を溶接した後、ラベル25を被覆したものである。素電池2にラベル25を貼り付ける際には、シート状のラベル25を素電池2に巻き付ける。素電池2へのラベル25の貼り付けが完了した状態では、ラベル25は図1のような角筒形状になっている。
【0049】
図8に示したように、ラベル25は、素電池2の外周面を覆うとともに、カバー17の側面を覆っている。また、ラベル25は延出部26が一体になっており、折り曲げた延出部26の先端側をカバー25の内側に接合している。図8の状態では、延出部21がカバー17の上面の一部を覆っている。
【0050】
本実施の形態においては、ラベル25は各種表示や絶縁のために用いられているだけでなく、カバー17の固定のためにも用いられている。すなわち、ラベル20は、前記の通り素電池2及びカバー17の側面を覆い、かつ延出部26がカバー17の上面を覆っており、このことがカバー17の固定に寄与している。
【0051】
また、図8のラベル25の被覆状態では、外部接続には用いない負極タブ9及び正極タブ10(図5)を覆っている。
【0052】
なお、本実施の形態では、負極タブ9を保護素子12の端子12aに接続した例で説明したが、端子12aとは別に設けた端子に接続するようにしてもよい。
【0053】
また、負極タブ9及び正極タブ10に加えて、さらに保護回路11の支持用タブを追加してもよい。
【0054】
また、図1の例では、保護回路11の厚み部分が封口体4と対向するように、縦置きしているが、保護回路11及び端子部14を、保護回路11の裏面が封口体4と対向するように横置きにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0055】
以上のように、本発明によれば、簡単な構造でカバーを強固に固定することができるので、本発明は、携帯電話、ポータブルAV機器、モバイル機器等に用いる電池パック及びその製造方法として有用である。
【符号の説明】
【0056】
1 電池パック
2 素電池
7,8 支持用タブ
9 負極タブ
10 正極タブ
11 保護回路
14 端子部
17 カバー
25 ラベル
26 延出部
19,20 穴
30 組立体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
素電池に保護回路及びカバーが取り付けられ、前記保護回路が前記カバー内に収納されている電池パックであって、
前記保護回路に、外部接続用の端子部が接合されており、
前記保護回路は、前記カバーに形成した一対の対向する内壁面の間に収納されており、
前記カバーに、前記端子部が露出する開口が、前記一対の対向する内壁面を残して形成されており、
前記開口における前記端子部と前記保護回路との合計の厚さ寸法は、前記カバーの前記開口における前記一対の対向する内壁面間の寸法より大きいことを特徴とする電池パック。
【請求項2】
前記開口において、前記一対の対向する内壁面を残した部分が、前記素電池と前記端子部との間の全体に介在している請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記保護回路は、前記素電池及び前記保護回路に接合したタブを介して、前記素電池に固定されている請求項1又は2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記タブは、前記カバーに形成した穴に対応する位置に配置されている請求項1から3のいずれかに記載の電池パック。
【請求項5】
前記タブは、前記素電池の正極端子に接合された正極タブと、前記素電池の負極端子に接合された負極タブとを含んでいる請求項3又は4に記載の電池パック。
【請求項6】
前記素電池の外周面がラベルで被覆されており、前記ラベルは前記素電池の外周面を覆った部分から延出した延出部を形成しており、前記延出部は前記カバーの上面を覆っている請求項1から5のいずれかに記載の電池パック。
【請求項7】
素電池に保護回路及びカバーが取り付けられ、前記保護回路が前記カバー内に収納されている電池パックの製造方法であって、
前記保護回路に、外部接続用の端子部が接合されており、
前記保護回路を、前記カバーに形成した一対の対向する内壁面の間に収納し、
前記カバーに、前記端子部が露出する開口が、前記一対の対向する内壁面を残して形成されており、
前記開口における前記端子部と前記保護回路との合計の厚さ寸法は、前記カバーの前記開口における前記一対の対向する内壁面間の寸法より大きくしており、
前記保護回路を、前記カバーに収納する際に、前記端子部を前記開口における前記一対の対向する内壁面間を通過させることを特徴とする電池パックの製造方法。
【請求項8】
前記保護回路を前記カバー内に収納して、前記保護回路と前記カバーとの組立体を形成し、
前記カバーと前記保護回路との間に、前記素電池に接合したタブを差し込んで、前記タブを、前記カバーに形成した穴の位置に露出させ、
前記穴の位置に露出させた前記タブを前記保護回路に接合して、前記組立体を前記素電池に固定する請求項7に記載の電池パックの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−34844(P2011−34844A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180837(P2009−180837)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(000005810)日立マクセル株式会社 (2,366)
【Fターム(参考)】