説明

電源ユニット制御システム、制御方法

【課題】プラットフォームを構成する複数のブレードエンクロージャの電源ユニットを制御すること。
【解決手段】各ブレードエンクロージャは、複数の電源ユニットと、自ブレードエンクロージャの電源ユニットから供給される電力を、他のブレードエンクロージャへ給電する給電ブレードと、電源ユニットを制御する制御装置とを備え、制御装置は、プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な電源ユニットの最低限の台数よりも複数台多い電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源ユニット制御システム、制御方法に関する。特に本発明は、プラットフォームを構成する複数のブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する電源ユニット制御システム、並びに電源ユニットを制御する制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、プラットフォームの構成の一例を示す。この例のプラットフォームは、複数のブレードエンクロージャ210〜212を備える。ブレードエンクロージャ210は、EM(Enclosure Manager)220、複数の電源ユニット230〜232、ブレード260〜262を有する。各モジュール(EM220、電源ユニット230〜232、ブレード260〜262)は、ブレードエンクロージャ210に取り付け、また取り外し可能である。ブレードエンクロージャ211および212についても、それぞれ同様にEM221および222、電源ユニット240〜242および250〜252、ブレード270〜272および280〜282を有する。各モジュールは同様に取り付け、または取り外し可能である。電源ユニット230〜232、240〜242および250〜252の9つのモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。ブレード260〜262、270〜272、280〜282の9のモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。EM220〜222の3つのモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。
【0003】
この場合プラットフォームのブレードエンクロージャ210〜212はそれぞれ独立であって、電力を他に供給するための経路を有さず、プラットフォームで電力の全体制御を行うための経路および方式を有さない。プラットフォームで電力の全体制御を行わず、かつ、電源ユニットをN+1冗長で運用する場合を考える。それぞれのブレードエンクロージャについて、必要な電源ユニット数は以下で求められる。
【0004】
必要な電源ユニット数(ブレードエンクロージャ当たり)=[ブレードエンクロージャ内の合計消費電力/1つの電源ユニットの最大供給電力]整数値に切り上げ+1
【0005】
必要な電源ユニット数(プラットフォーム全体)=必要な電源ユニット数(ブレードエンクロージャ当たり)の総和
【0006】
例えば、ブレードエンクロージャ内の消費電力は、それぞれブレードエンクロージャ210:150W、ブレードエンクロージャ211:160W、ブレードエンクロージャ212:170Wであったとする。また、1つの電源ユニットの最大供給電力は100Wであったとする。N+1冗長で運用する場合、上式より、ブレードエンクロージャ当たり3つ、プラットフォーム全体では9つの電源ユニットが必要である。
【0007】
特許文献1には、複数の給電ユニットを各々実装して成る複数の基本単位の基本情報処理装置を備えた集約情報処理装置に、電力を供給する給電システムが記載されている。この給電システムは、少なくとも2つの基本情報処理装置に設置した給電ユニットの各々を介して基本情報処理装置の給電経路間を電力ケーブルで接続することにより、基本情報処理装置の各々に存在する余剰電力を基本情報処理装置間で共有できるように構成されている。そして、この給電システムは、基本情報処理装置の各々に実装されている給電ユニットの電源を、基本情報処理装置の最大消費電力量に基づいてオンする。そして、この給電システムは、基本情報処理装置に存在する余剰電力の電力量の合計が、給電ユニット1つが出力する電力以下である場合に、新たな電力供給が可能な基本情報処理装置の給電ユニットの電源をオンにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第4743242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載のブレードシステムは、複数の給電ユニットが同時に故障する事態を想定していない。したがって、特許文献1に記載のブレードシステムを採用する場合、システム管理者は、例えば、給電ユニットの経年劣化に伴い、複数の給電ユニットが同時に故障する事態を想定して、給電ユニットが故障してしまう前の適当な時期を見計らって給電ユニットを交換する等の対応を行うことになる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、プラットフォームを構成する複数のブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する電源ユニット制御システムであって、各ブレードエンクロージャは、複数の電源ユニットと、自ブレードエンクロージャの電源ユニットから供給される電力を、他のブレードエンクロージャへ給電する給電ブレードと、電源ユニットを制御する制御装置とを備え、制御装置は、プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な電源ユニットの最低限の台数よりも複数台多い電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する。
【0011】
本発明の第2の形態によると、電源ユニットを制御する制御方法であって、プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な電源ユニットの最低限の台数よりも複数台多い電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する。
【0012】
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
【発明の効果】
【0013】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、電源ユニットの稼働率が高く、信頼性の高いプラットフォームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】一実施形態に係る電源ユニット制御システムの利用環境のプラットフォーム100の一例を示す図である。
【図2】プラットフォーム100を運用する場合の構成の一例を示す図である。
【図3】ブレードエンクロージャの詳細な構成の一例を示す図である。
【図4】EM20〜22の動作フローの一例を示す図である。
【図5】プラットフォームの構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0016】
図1は、一実施形態に係る電源ユニット制御システムの利用環境のプラットフォーム100の一例を示す。プラットフォーム100は、複数のブレードエンクロージャ10〜12を備える。
【0017】
図2は、プラットフォーム100を運用する場合の構成の一例を示す。ブレードエンクロージャ10は、EM20、電源ユニット30〜32、ブレード60〜62、給電ブレード63を有する。各モジュール(EM20、電源ユニット30〜32、ブレード60〜62、給電ブレード63)は、ブレードエンクロージャ10に取り付け、また取り外し可能である。ブレードエンクロージャ11および12についても、それぞれ同様にEM21および22、電源ユニット40〜42および50〜52、ブレード70〜72および80〜82、給電ブレード73および83を有する。各モジュールは同様に取り付け、または取り外し可能である。電源ユニット30〜32、40〜42および50〜52の9つのモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。ブレード60〜62、70〜72、80〜82および給電ブレード63、73、83の12のモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。EM20〜22の3つのモジュールは、それぞれ搭載位置が可換である。ブレードエンクロージャ10〜12は、ネットワークケーブル90で接続される。また、ブレードエンクロージャ10〜12は、それぞれ給電ブレード63、73、83を介して、給電ケーブル91で接続される。ここで、EM20〜22は、この発明における制御装置の一例であってよい。
【0018】
図2、3を用い、ブレードエンクロージャ内の詳細な構成について説明する。ブレードエンクロージャ10は、給電バス92、制御ライン93(I2C等による)およびネットワークポート94を有する。給電ブレードは給電コネクタ95を有する。電源ユニットから出力される電力は、給電バス92を介して、ブレードエンクロージャ10内の各モジュールに供給される。ブレード60〜62およびEM20は、給電バス92に接続されているため、電力供給を受けることができる。給電ブレードは、給電バス92に接続されており、また給電ブレード内部でこの接続を給電コネクタ95に接続している。(以上のことは、ブレードエンクロージャ10では勿論のこと、ブレードエンクロージャ11、12でも同様である。)給電ケーブル92を給電コネクタ95に接続し、かつ給電ケーブルを同様にブレードエンクロージャ11、12の給電ブレード73、83の有する各給電コネクタに接続することで、ブレードエンクロージャ10〜12の各給電バスが接続される。結果、あるブレードエンクロージャの電源ユニットが供給する電力を他のブレードエンクロージャに給電ブレードおよび給電ケーブルを介して供給可能な状態である。また、EM20は、制御ライン93を介して各モジュール(ブレード60〜62、給電ブレード63、電源ユニット30〜31)の監視・制御が可能である。EM20は、記憶領域96を有し、制御ラインを介して取得した各モジュールの種類・数量・消費電力等の情報や、利用者が設定した情報を保存し、必要に応じて読み出し、書き換え、削除する機能を有する。ブレードエンクロージャ10のネットワークポート94にネットワークケーブルを接続し、かつ同様にブレードエンクロージャ11、12のネットワークポートに接続することで、
ブレードエンクロージャ10〜12の各EMが接続される。(ネットワークケーブルは、必要に応じてネットワークハブやネットワークスイッチと複数のネットワークケーブルの組合せでよい。)結果、各EMは他のブレードエンクロージャに搭載されているモジュール(例えば電源ユニット)の監視・制御が可能である。
【0019】
図2、3を用い、本発明のプラットフォーム100の説明を行う。最初にブレードエンクロージャの一般的な動作を説明する。ブレードエンクロージャ10に搭載されるいくつかの電源ユニットに電源電流が入力されると、まず、EM20の動作に必要な電力がEM20に自動的に供給される。(これは後述の電源ユニットの稼働制御の状態とは無関係に供給される待機電力である。)次に、EM20はブレード等の構成モジュールの種類・数量・消費電力等の情報を、制御ライン93を経由して取得してEM20内の記憶領域96に保持し、またEM20内の記憶領域96に各種設定値を予め保持している。これらの保持される値を参照して、当該EM20と同一のブレードエンクロージャ内の電源ユニット30〜32の稼働制御の判断を行う。(例えば、ブレードエンクロージャに消費電力30Wのブレードが2つ、消費電力50Wのブレードが3つ搭載され、その他のブレード収納ユニット内部の消費電力が100Wであったとする。その場合、ブレードエンクロージャに必要な消費電力は20W×3+30W×2+40W=160Wである。)動作に必要な電源ユニットを稼働させた後、ブレードが稼働される。なおまた、EMは、ネットワークポート94およびネットワークケーブルを介して他のブレードエンクロージャのEMに接続される。(以下、複数EMでの制御の一例を記載する。この方法で制御してもよいし、他の方法でもよい。例えば、この時、自動的に最優先のEMが決定される。決定の方法は、EM間で通信を行い、所定の規則に基づき決定する。所定の規則は、例えば、ユーザが予め異なる優先順位番号をそれぞれのEMに付与していてもよいし、その他の方法でもよい。複数のブレードエンクロージャに影響する制御を行う場合、いずれのEMで命令が発された場合でも、ネットワークポートおよびネットワークケーブルを経由して最優先のEMに通知される。その後に、ネットワークポートおよびネットワークケーブルを経由して全てのEMに配布する。)
【0020】
図4は、EM20〜22の動作フローの一例を示す。ブレードエンクロージャの一般的な動作から、EMは、自ブレードエンクロージャ内のブレード等の構成モジュールの種類・数量・消費電力等の情報を有するため、自ブレードエンクロージャ内で必要な消費電力の合計を認知する(S101)。そして、EMは、自ブレードエンクロージャ内の電源ユニットの数量および稼働状態を認知し、電源ユニットを稼働制御する。例えば、プラットフォーム100で電力の全体制御を行う場合、かつ、電源ユニットをN+1冗長(正味必要な数量Nに対し、冗長な1つを設ける設定)で運用する場合を考える。EMは、プラットフォーム100全体で必要な電源ユニット数を、以下の式(1)〜(3)のいずれかの式で求める(S102)。
【0021】
必要な電源ユニット数(プラットフォーム100全体)
=[プラットフォーム100の合計消費電力/1つの電源ユニットの最大供給電力]整数値に切り上げ+k(k=2、3、・・・) ・・・(1)
【0022】
必要な電源ユニット数(プラットフォーム100全体)
=[プラットフォーム100の合計消費電力/1つの電源ユニットの最大供給電力]整数値に切り上げ×m 但し、mN>N+1 (m=2、3、・・・) ・・・(2)
【0023】
必要な電源ユニット数(プラットフォーム100全体)
=[プラットフォーム100の合計消費電力/1つの電源ユニットの最大供給電力]整数値に切り上げ×m+k(m=2、3、・・・、k=1、2、3、・・・) ・・・(3)
【0024】
例えば、ブレードエンクロージャ内での消費電力の合計が、それぞれブレードエンクロージャ10:150W、ブレードエンクロージャ11:170W、ブレードエンクロージャ12:190Wであったとする。また、1つの電源ユニットの最大供給電力は100Wであったとする。プラットフォーム100の合計消費電力は150+170+190=510Wであるから、式(1)のN+k(k=2)冗長で運用する場合、上式よりプラットフォーム100全体で8つの電源ユニットが必要である。EMは、この結果に基づき、プラットフォーム100で合計8つの電源ユニットを稼働させる(S103)。(図2は、電源ユニット30〜32、40〜42、50、51の8つを稼働させた状態である。どの電源ユニットを稼働させるかは、予め設定した基準に基づいて行う。例えば、電源ユニット30、40、50、31、41、51、32、42、52の順に予め優先順位を設定しておき、その優先順位の高い電源ユニットから計算結果の数量を稼働対象に選択してもよいし、その他の方法でもよい。)
【0025】
以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、複数のブレードエンクロージャを含めて電源制御を行うことで、プラットフォーム100全体で電力の統合制御を行うことによる効率的な電源ユニット管理が可能となることである。また、その結果として、プラットフォーム100全体で電源をオンする電源ユニットの総数を削減することができ、省電力のシステムを構成することが可能となることである。
【0026】
第2の効果は、既存のスロットを使用するので、追加の専用スロットやインタフェースポート等が不要で、プラットフォーム100全体での電源ユニットの統合制御を可能とすることである。
【0027】
先の実施例では、1つの給電ブレードにつき1つの給電ポートを有し、1つの給電ケーブルで3つの給電ポートを接続したが、1つの給電ブレードにつき2つ以上の給電ポートを有してもよい。また、いくつかのブレードエンクロージャが、2つ以上の給電ブレードを有してもよい。1つの給電ケーブルは、2つの給電ポートと接続する機能を有してもよいし、4以上の給電ポートと接続する機能を有してもよい。
【0028】
先の実施例の形態では、3つのブレードエンクロージャであったが、2つでもよいし、4つ以上でもよい。ブレード、電源ユニットおよびEMの数は、それぞれ3、2および1であったが、それ以外の数であってよい。(EMをブレードエンクロージャ当たり複数有する場合は、例えば、予めEM用スロットに優先順位を付し、それに従い優先順位の高いEMをそのブレードエンクロージャの代表EMとする。) また、ブレードおよび電源ユニットのスロットの数は、それぞれ4つおよび3つであったが、それ以外の数であってよい。給電バスには、ブレードおよび電源ユニットが接続されている状態を示したが、それら以外のモジュール(スイッチモジュールやFANモジュール等)が接続されていてもよい。また、給電ブレードによるブレードエンクロージャ間接続を示したが、給電バスに接続される電源ユニット、スイッチモジュール、FANモジュール等のモジュール用スロット向けに同様の給電モジュールを作成し、これを給電ブレードの代わりに使用してもよい。(実際の運用には、使用していない、または使用する可能性の低いスロットを使用すればよい。)
【0029】
先の実施例の形態では、給電ブレードは単に電力供給のための経路としての機能を有するものであったが、給電ブレードは給電コネクタと給電バスの接続のON/OFF機能を有してもよいし、供給電力の向きを制御する(入力/出力)機能を有してもよい。(例えば、前者はバスドライバを、後者はバストランシーバを、その制御部とともに設け、これらをEMが制御ラインを経由して制御すればよい。)
【0030】
先の実施例では、ブレードエンクロージャ当たり1つの給電ブレードを搭載し、全体で1つの給電ケーブルを使用したが、複数の給電ケーブルを使用し各給電ケーブル間を接続してもよい。また、ブレードエンクロージャ当たり複数の給電ユニットを接続し、そのそれぞれについて1つまたは複数の給電ケーブルで接続してもよい。結果、給電経路を多重化してよい。
【0031】
また、ブレードエンクロージャ10と12にそれぞれ1つの給電ユニットを搭載し、ブレードエンクロージャ11に2つの給電ユニットを搭載して、これらの給電ユニットをデイジーチェーン接続するようにしてもよい。同様に4つ以上のブレードエンクロージャを接続してもよいし、各給電ユニットを接続する電源ケーブルは複数でもよいし、給電ユニット・給電ケーブルをm倍(mは3以上の整数)用い、デイジーチェーン接続をm重化してもよい。
【0032】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0033】
100 プラットフォーム
10〜12 ブレードエンクロージャ
20〜22 EM
30〜32 電源ユニット
40〜42 電源ユニット
50〜52 電源ユニット
60〜62 ブレード
63 給電ブレード
70〜72 ブレード
80〜82 ブレード
90 ネットワークケーブル
91 給電ケーブル
92 給電バス
93 制御ライン
94 ネットワークポート
95 給電コネクタ
96 記憶領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォームを構成する複数のブレードエンクロージャの電源ユニットを制御する電源ユニット制御システムであって、
前記各ブレードエンクロージャは、
複数の電源ユニットと、
自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットから供給される電力を、他のブレードエンクロージャへ給電する給電ブレードと、
前記電源ユニットを制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、前記プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な前記電源ユニットの最低限の台数よりも複数台多い前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する
ことを特徴とする電源ユニット制御システム。
【請求項2】
前記制御装置は、前記プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な前記電源ユニットの最低限の台数N(Nは、1以上の整数)よりもk(kは、2以上の整数)台多いN+k台の前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な前記電源ユニットの最低限の台数N(Nは、1以上の整数)のm(mは、mN>N+1を条件とする2以上の整数)倍のmN台の前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な前記電源ユニットの最低限の台数N(Nは、1以上の整数)よりも複数台多いmN+k(mは、2以上の整数、kは、1以上の整数)台の前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、予め定められた順番にしたがって前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電源ユニット制御システム。
【請求項6】
電源ユニットを制御する制御方法であって、
プラットフォーム全体の総消費電力を充足するのに必要な電源ユニットの最低限の台数よりも複数台多い前記電源ユニットを稼働させるべく、自ブレードエンクロージャの前記電源ユニットを制御する制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−65161(P2013−65161A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202869(P2011−202869)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】