説明

電源端子台および電源装置

【課題】電源装置にて、装置を小型化しつつ、作業性に勝る電源端子台を提供する。
【解決手段】本件開示の電源端子台1は絶縁体で形成された基台2と、基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、導電体で形成され、電源端子と電気的に接続される基台接続部6と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部7とを設けた端子座3と、を有し、端子座は、基台接続部と導電体接続部との間に段差を有し、異なる電位の電流が接続される電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の端子座は、隣り合う端子座に対し互いに異なる方向に導電体接続部を向けて接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、電源を受電する電源端子台および電源端子台から機能ブロックへ電源を分配するための電源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電源端子台は装置内の複数の機能ブロックに電流を分配するものである。伝送装置などに設けられた電源端子台には、伝送装置内に複数設けられた機能ブロックへ電力を分配するための端子が複数設けられる。複数の端子に電源ケーブルを繋ぐことにより、複数の機能ブロックへ電流を供給している。
【0003】
伝送装置は装置の電源端子台より、装置内の複数機能ブロックに大電流を分配する必要がある。伝送装置は近年、インターネット需要の増加などに伴い、回線容量の増加が求められている。回線容量の増加にあたっては、電気信号の高速化を行う必要があり、それに伴い、装置あたりの消費電流が従来装置の2倍程度以上の電流が装置に供給される。例えば、30Aの電流が装置に供給されていたところを、70A以上の電流が装置に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−167825号公報
【特許文献2】特開2003−68379号公報
【特許文献3】特開平7−220782号公報
【特許文献4】特開昭59−086168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
伝送装置の小型化のために高密度実装を行う必要があるが、伝送装置などの装置内の複数の機能ブロックに大電流を分配するためには、電源ケーブルの径を太くしなければならない。電源ケーブルの径が太くなると、電源ケーブルの曲げ半径が大きくなり、ケーブル配線のスペースが大きくなってしまい、電源装置の小型化を阻害する要因となる。電源ケーブルの柔軟性がなくなり、配線作業の作業性が悪化する。受電端子台に取り付ける、金具が受電端子台と同じ間隔では、分配用電源ケーブルが複数本接続された場合にケーブルの方向性により、絶縁距離が保てないため作業性が悪くなる。端子座は、電源端子に直接ネジ止めされ、隣り合う端子座の電源ケーブルと接続する導体接続部が同一平面上にあった。このため、隣り合う端子座または端子座に接続した電源ケーブルと接触してしまうことがあった。つまり作業域が限られていた。また、電源端子台の接続穴に直接複数の電源ケーブルを繋ぎこむと、ネジの緩みが発生することや、電源ケーブルの太さ、接続穴とその隣接する接続穴との距離などの物理的な要因によって繋ぎこむことができないことがある。これらの要因が、電源端子台を設けた装置の高密度実装を行う阻害要因となっている。
【0006】
本発明の目的は、電源装置にて、装置を小型化できるとともに、作業性のよい電源端子台を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本件開示の電源端子台は、絶縁体で形成された基台と、基台に設けられた複数の互いに絶縁された電源端子と、電源端子に接触され、導電体で接続された装置と電気的に接続される端子座と、電源端子と端子座とを固定する留め具とを有し、端子座は、電源端子に固定する留め具を通す固定穴と、導電体を接続する複数の導電体接続穴と、固定穴と導電体接続穴とを有す第1平面と、基台に対して第1平面部と異なる高さに設けられ、導電体接続穴を有する第2平面と、第1平面部と第2平面部とを接続する第3平面部とを有する。
【0008】
本件開示の電源装置は、絶縁体で形成された基台と、基台に設けられた複数の互いに絶縁された電源端子と、電源端子に接触され、導電体で接続された装置と電気的に接続される端子座と、電源端子と端子座とを固定する留め具とを有し、端子座は、電源端子に固定する留め具を通す固定穴と、導電体を接続する複数の導電体接続穴と、固定穴と導電体接続穴とを有す第1平面と、基台に対して第1平面部と異なる高さに設けられ、導電体接続穴を有する第2平面と、第1平面部と第2平面部とを接続する第3平面部とを有する電源端子台と、外部電源と接続され、電源端子台に給電する給電部と、電源端子台から給電され、過電流時に電流を遮断する過電流保護デバイスと、電源端子台から過電流保護デバイスを介して給電され、接続された装置に分電する複数の分電盤とを有する。
【発明の効果】
【0009】
電源装置によれば、装置を小型化できるとともに、作業性のよい電源端子台を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】電源ケーブルを接続した電源端子台を示した斜視図である。
【図2】端子座を有する電源端子台を示した斜視図である。
【図3】端子座を示した斜視図である。
【図4】電源端子台を有する電源装置の機能ブロック図である。
【図5】金属バーを有する電源端子台の斜視図である。
【図6】電源端子台の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1に電源分配ケーブルを接続した電源端子台について示す。
【0013】
電源端子台100は、電源を分岐して複数個の負荷に電源供給を行う。電源端子台100は、絶縁体で形成された基台200と、導電体で形成され、電源を負荷に供給する電源分配用ケーブルが接続される接続具300と、基台200に設けられた複数の接続穴を有し、留め具400により、接続具300を基台200に固定している。
【0014】
電源端子台について以下に具体的に説明する。
【0015】
図2に電源端子台を示す。本件の電源端子台1は、絶縁体で形成され、それぞれ電気的な接触の無い複数の接続穴を有する基台2と、導電体で形成された端子座3と、端子座3を基台2に設けられた複数の基台接続穴6に固定する留め具4を有する。端子座3は電源を分岐して複数個の負荷に電源供給を行うケーブルが接続されるケーブル接続穴7を有する。端子座3は、留め具4を用い、基台2に設けられた接続穴6に固定するための固定穴8を有する。基台接続穴6は基台2を貫通し、図面奥の基台接続穴でも接続できる。図面手前が入力部、奥側が分配としている。
【0016】
電源端子台に用いる端子座について以下に具体的に説明する。図3に端子座を示す。端子座3は、固定穴8とケーブル接続穴7が設けられた第1平面部9を有する。また、端子座3は、基台に対して第1平面部9と異なる高さに固定されるように設けられ、ケーブル接続穴7を有する第2平面部10を有し、第1平面部9と第2平面部10を接続する第3平面部11を有する。第1平面部9と第2平面部10と第3平面部11は同一電位の電流が流れる。第1平面部9と第2平面部10と第3平面部11は一体に成形されるとよいが、それぞれを成形した後につなぎあわせてもよい。また、ケーブル接続穴7の位置は、端子座を電源端子台に固定した際に、接続穴の軸方向から見て基台から外側に配置されるように形成する。なお、ケーブル接続穴は、金属板や金属棒などの導体接続穴としても使用できる。
【0017】
図4に電源端子台を有する電源装置の機能ブロック図を示す。このような電源装置は、光伝送を用いた海底通信装置などに用いられる。電源装置は、電源装置の電源入力部となる電源端子台に電源分配ケーブルが接続され、過電流保護デバイスを介して、電源装置内の機能ブロックとなる各サブラックへ分配するよう接続される。
【0018】
本件の電源端子台を有する電源装置12は、たとえば、局舎給電装置に接続された電源端子台1を有する。電源端子台1に接続された電源ケーブルが分電盤に接続され、局舎から供給された電流を複数の機能ブロックに分配する。電源端子台1は、第1電源系統(MAIN1)13a、13b、第2電源系統(MAIN2)14a、14b、第1グラウンド(G1)15a、15b、第2グラウンド(G2)16a、16b、フレームグラウンド(FG)17a、17bの接続端子を有する。接続端子は接続穴と、端子座を有し、端子座は留め具によって接続穴に固定される。図2に示されている基台接続穴6がそれぞれの接続端子となる。ここで、図2の前面に示される接続端子が13a〜17aであり、図示されない奥側に貫通している接続端子が13b〜17bである。
【0019】
例えば、図4に示した電源装置では、局舎給電装置と接続された局舎給電部から電源端子台に電源分配ケーブルが接続され電力が供給される。局舎給電部は、バックワイヤリングボード(BWB)を介して局舎給電装置から給電される。局舎給電部は、電源端子台1の第1電源系統13bに電源ケーブルを介して例えば−48Vの電力を供給する配線18を有する。局舎給電部は、電源端子台1の第1グラウンド15bに電源ケーブルを介して接続される配線19を有する。局舎給電部は、電源端子台1の第2電源系統14bに電源ケーブルを介して例えば−48Vで電力を供給する配線20を有する。また、局舎給電部は、電源端子台1の第2グラウンド16bに電源ケーブルを介して接続される配線21を有する。
【0020】
電源装置は、第1端子、第2端子を有する複数のヒューズホルダ22〜27を有する。過電流保護デバイスであるヒューズは、過電流事故時にジュール熱によって溶断することにより事故による過電流を遮断する。
【0021】
ヒューズホルダ22は、電源端子台1の第1電源系統13aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ22の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤28の第1端子に電源ケーブルを介し、給電される。分電盤28の第1乃至5端子は、通信装置のサブラックの下段の電源端子にそれぞれ接続される。
【0022】
ヒューズホルダ23は、電源端子台1の第2電源系統14aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ23の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤28の第2端子に電源ケーブルを介し、給電される。
【0023】
ヒューズホルダ24は、電源端子台1の第1電源系統13aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ24の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤29の第1端子に電源ケーブルを介し、給電される。分電盤29の第1乃至5端子は、通信装置のサブラックの中段の電源端子にそれぞれ接続される。
【0024】
ヒューズホルダ25は、電源端子台1の第2電源系統14aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ25の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤29の第2端子に電源ケーブルを介し、給電される。
【0025】
ヒューズホルダ26は、電源端子台1の第1電源系統13aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ26の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤30の第1端子に電源ケーブルを介し、給電される。分電盤30の第1乃至5端子は、通信装置のサブラックの中段の電源端子にそれぞれ接続される。
【0026】
ヒューズホルダ27は、電源端子台1の第2電源系統14aから電源ケーブル又は金属バーなどによって第2端子に給電される。ヒューズホルダ27の第2端子に給電された電力は、第1端子から分電盤30の第2端子に電源ケーブルを介し、給電される。
【0027】
電源端子台1の第1グラウンド15bは、分電盤28の第3端子、分電盤29の第3端子、分電盤30の第3端子に接続される。電源端子台1の第2グラウンド16bは、分電盤28の第4端子、分電盤29の第4端子、分電盤30の第4端子に接続される。電源端子台1のフレームグラウンド17bは、分電盤28の第5端子、分電盤29の第5端子、分電盤30の第5端子に接続される。
【0028】
図5に金属バーを有する電源端子台の斜視図を示す。
電源端子台は、導電体で形成された金属バー31を有する。金属バー31は、導電体で形成される。例えば、ニッケルめっきの銅板を用いる。金属バー31は、例えば、図4に示す、電源端子台の第1電源系統(MAIN1)13と、ヒューズホルダ22、24、26のそれぞれの第2端子との接続に用いられる。また、電源端子台の第2電源系統(MAIN2)14と、ヒューズホルダ23、25、27のそれぞれの第2端子との接続に用いられる。
【0029】
図6に電源端子台を示す。
【0030】
電源端子台に取り付けられる端子座は、隣接する端子座と接続できるよう第4平面部32を設ける。第4平面部32と端子座とを留め具33で固定する。
【0031】
電源装置は、隣接する接続穴に端子座を固定する際に、電源端子台に対して同じ側面にそれぞれの端子座の第1平面がこないよう互い違いに固定する。これによって、隣接する端子座に接続される電源分配ケーブルが接触しにくくなる。また、端子座に電源分配ケーブルを接続する作業性が向上する。
【0032】
端子座を互い違いに取り付けることにより、小型で簡易的に絶縁距離を保つことが出来る。また、端子座を伸ばすことによって、複数の電源ケーブルを接続できる。
【0033】
端子座を同電位で使用する隣接端子に、同一方向に取り付けることにより隣接端子を接続することが出来る構造を特徴とする。
【0034】
また、電源分配ケーブルを接続するケーブル接続穴を増やすことにより、複数本の電源ケーブルを接続可能となる。また、BWBを介して給電するための電源ケーブルを筐体内にコンパクトに収容して、効率よく配線する。
【0035】
端子座を電極毎に方向性を反転して取り付けることにより、1品種の構造物で絶縁距離を確保することができる。
【0036】
(付記1)絶縁体で形成された基台と、前記基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、導電体で形成され、前記電源端子と電気的に接続される基台接続部と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部とを設けた端子座と、を備え、前記端子座は、前記基台接続部と前記導電体接続部との間に段差を有し、異なる電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の前記端子座は、隣り合う前記端子座に対し互いに異なる方向に前記導電体接続部を向けて接続されることを特徴とする電源端子台。
【0037】
(付記2)前記端子座は、前記基台接続部に前記導電体接続部と異なる方向に延びる第2導電体接続部を有することを特徴とする請求項1に記載の電源端子台。
【0038】
(付記3)前記基台に設けられた複数の前記電源端子が並ぶ方向と異なる方向に前記導電体接続部または前記第2導電体接続部が延び、前記導電体接続部または前記第2導電体接続部から、前記電源端子が並ぶ方向に延び、同じ電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う前記端子座と電気的に接続できる端子座接続部を有することを特徴とする請求項2に記載の電源端子台。
【0039】
(付記4)絶縁体で形成された基台と、前記基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、導電体で形成され、前記電源端子と電気的に接続される基台接続部と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部とを設けた端子座とを有し、前記端子座は、前記基台接続部と前記導電体接続部との間に段差を設け、異なる電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の前記端子座は、隣り合う前記端子座に対し互いに異なる方向に前記導電体接続部を向けて接続される電源端子台と、外部電源と接続され、前記電源端子台に給電する給電部と、前記電源端子台から給電され、過電流時に電流を遮断する過電流保護デバイスと、前記電源端子台から前記過電流保護デバイスを介して給電され、接続された装置に分電する複数の分電盤とを有することを特徴とする電源装置。
【0040】
(付記5)前記端子座は、前記基台接続部に前記導電体接続部と異なる方向に延びる第2導電体接続部を有し、前記基台に設けられた複数の前記電源端子が並ぶ方向と異なる方向に前記導電体接続部または前記第2導電体接続部が延び、前記導電体接続部または前記第2導電体接続部から、前記電源端子が並ぶ方向に延び、同じ電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う前記端子座と電気的に接続できる端子座接続部を有することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
【0041】
(付記6)導電体で平板に形成された導電バーを有し、前記導電バーは、前記電源端子と前記過電流保護デバイスとを接続することを特徴とする請求項4または5に記載の電源装置。
【0042】
(付記7)前記複数の電源端子は、電力を給電するための電源系統用電源端子、グラウンドとして用いるグラウンド用電源端子、フレームグラウンド用電源端子とであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載の電源装置。
【0043】
(付記8)光伝送を行う通信装置であって、絶縁体で形成された基台と、前記基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、導電体で形成され、前記電源端子と電気的に接続される基台接続部と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部とを設けた端子座とを有し、前記端子座は、前記基台接続部と前記導電体接続部との間に段差を設け、異なる電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の前記端子座は、隣り合う前記端子座に対し互いに異なる方向に前記導電体接続部を向けて接続される電源端子台と、外部電源と接続され、前記電源端子台に給電する給電部と、前記電源端子台から給電され、過電流時に電流を遮断する過電流保護デバイスと、前記電源端子台から前記過電流保護デバイスを介して給電され、接続された装置に分電する複数の分電盤とを有することを特徴とする電源装置を備えることを特徴とする通信装置。
【符号の説明】
【0044】
1. 電源端子台
2. 基台
3. 端子座
4. 留め具
6. 基台接続穴
7. 接続穴
8. 固定穴
9. 第1平面部
10.第2平面部
11.第3平面部
12.電源装置
13.第1電源系統
14.第2電源系統
15.第1グラウンド
16.第2グラウンド
17.フレームグラウンド
18〜21.局舎給電部
22〜27.ヒューズホルダ
28〜30.分電盤
31.金属バー
32.第4平面部
33.留め具




【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁体で形成された基台と、
前記基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、
導電体で形成され、前記電源端子と電気的に接続される基台接続部と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部とを設けた端子座と、
を備え、
前記端子座は、前記基台接続部と前記導電体接続部との間に段差を有し、
異なる電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の前記端子座は、隣り合う前記端子座に対し互いに異なる方向に前記導電体接続部を向けて接続されることを特徴とする電源端子台。
【請求項2】
前記端子座は、前記基台接続部に前記導電体接続部と異なる方向に延びる第2導電体接続部を有することを特徴とする請求項1に記載の電源端子台。
【請求項3】
前記基台に設けられた複数の前記電源端子が並ぶ方向と異なる方向に前記導電体接続部または前記第2導電体接続部が延び、前記導電体接続部または前記第2導電体接続部から、前記電源端子が並ぶ方向に延び、同じ電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う前記端子座と電気的に接続できる端子座接続部を有することを特徴とする請求項2に記載の電源端子台。
【請求項4】
絶縁体で形成された基台と、前記基台に互いに絶縁されて設けられた複数の電源端子と、導電体で形成され、前記電源端子と電気的に接続される基台接続部と、電流を送受する導電体と接続される導電体接続部とを設けた端子座とを有し、前記端子座は、前記基台接続部と前記導電体接続部との間に段差を設け、異なる電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う複数の前記端子座は、隣り合う前記端子座に対し互いに異なる方向に前記導電体接続部を向けて接続される電源端子台と、
外部電源と接続され、前記電源端子台に給電する給電部と、
前記電源端子台から給電され、過電流時に電流を遮断する過電流保護デバイスと、
前記電源端子台から前記過電流保護デバイスを介して給電され、接続された装置に分電する複数の分電盤と
を有することを特徴とする電源装置。
【請求項5】
前記端子座は、前記基台接続部に前記導電体接続部と異なる方向に延びる第2導電体接続部を有し、
前記基台に設けられた複数の前記電源端子が並ぶ方向と異なる方向に前記導電体接続部または前記第2導電体接続部が延び、前記導電体接続部または前記第2導電体接続部から、前記電源端子が並ぶ方向に延び、同じ電位の電流が接続される前記電源端子に電気的に接続された隣り合う前記端子座と電気的に接続できる端子座接続部を有することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
【請求項6】
導電体で平板に形成された導電バーを有し、
前記導電バーは、前記電源端子と前記過電流保護デバイスとを接続することを特徴とする請求項4または5に記載の電源装置。
【請求項7】
前記複数の電源端子は、電力を給電するための電源系統用電源端子、グラウンドとして用いるグラウンド用電源端子、フレームグラウンド用電源端子とであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載の電源装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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