電源管理システム
【課題】電源ユニットを効果的に保護し、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する電源管理システムを提供する。
【解決手段】複数の電源ユニット、少なくとも一個の第一ダイオード、コントロールユニット及び第一極性切替ユニットを備える。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、各電源ユニットは、電池モジュール及び第一切替部材を備える。各第一ダイオードの一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続されて、且つ、第一ダイオードの他端は、第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。コントロールユニットは第一切替部材に電気的に接続され、第一極性切替ユニットは、コントロールユニット、第一共接続点及び電源ユニット列に電気的に接続される。
【解決手段】複数の電源ユニット、少なくとも一個の第一ダイオード、コントロールユニット及び第一極性切替ユニットを備える。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、各電源ユニットは、電池モジュール及び第一切替部材を備える。各第一ダイオードの一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続されて、且つ、第一ダイオードの他端は、第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。コントロールユニットは第一切替部材に電気的に接続され、第一極性切替ユニットは、コントロールユニット、第一共接続点及び電源ユニット列に電気的に接続される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電源管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ガソリンやディーゼルガソリン等の石化燃料を使用する乗り物あるいは発電機がもたらす最大の問題は、空気の汚染である。環境保護意識の高まりと共に、汚染性の低い電池が乗り物あるいは発電機の動力源となり、そして現在業界が全力でその技術発展に取り組んでいる。乗り物やその他の大型機械は、駆動及び操作上、大きな電圧及び電流を必要とする。さらに、多くの場合は交流電源、若しくは多相交流電源によって駆動されるため、電池を電源供給ユニットとする場合、複数の電池を並列及び/または直列に接続する必要があり、それによって電源供給ユニットの出力電圧及び/または電流を増加し、且つ、これを交流電源さらには多相交流電源に変換する。
【0003】
電池は、その特性及び残余電量等の要因があるため、直列接続に使用する場合、そのマッチング情況を考慮する必要があり、その上で直列接続に応用されることになる。直列接続で使用した場合、電池間の残余電量が等しくないと、充電時に容易に残余電の多い電池が過充電されて破損しやくすなり、逆に、残量電量が少ない電池はフル充電が行なえない。また、放電時、各電池間の特性の差異及び残余電量によって、過放電の状況が発生して、電池の破損を招く。
【0004】
このため、電源管理システムによって、その充電電圧、出力電圧の需要または各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整することが必要であり、さらに交流電源での充電またはその出力を交流電源または多相交流電源にして、同時に、電源ユニットを効果的に保護し、バランスよく充放電を行って、破損を回避する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、上記の問題に鑑み、本発明は、電源ユニットを効果的に保護し、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する電源管理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る電源管理システムは、複数の電源ユニット、少なくとも一個の第一ダイオード、コントロールユニット及び第一極性切替ユニットを備えることを特徴とする。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、各電源ユニットは、電池モジュール及び第一切替部材を備える。電池モジュール、第一切替部材は、直列接続で直列モジュールを形成する。各第一ダイオードの一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続されて、且つ、第一ダイオードの他端は、第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。コントロールユニットは第一切替部材に電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を各第一切替部材に出力して、それぞれ各第一切替部材の導通/遮断をコントロールする。第一極性切替ユニットは、コントロールユニット、第一共接続点及び電源ユニット列に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する。コントロールユニットは、第一調整信号を第一極性切替ユニットに出力して、第一操作電圧の極性をコントロールすることで、第一操作電圧を交流電圧にする。
【0007】
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係る電源管理システムは、複数の電源ユニット、少なくとも一個の第二切替ユニット、少なくとも一個の第三切替部材、第一極性切替ユニット、第二極性切替ユニット及びコントロールユニットを備えることを特徴とする。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成する。前記各電源ユニットは、電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、電池モジュール及び第一切替部材は、直列接続されて直列モジュールを形成する。各第二切替部材の一端は、それぞれ 前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、他端は第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。各第三切替部材の一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、他端は第二共接続点に接続されて、他の放電ループを形成する。第一極性切替ユニットは、電源ユニット列、第一共接続点に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する。第二極性切替ユニットは、電源ユニット列、第二共接続点に電気的に接続されて、第二操作電圧を出力する。コントロールユニットは、前記第一切替部材、前記第二切替部材、前記第三切替部材、第一極性切替ユニット及び第二極性切替ユニットに電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を各第一切替部材に出力して、それぞれ各第一切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、各電池モジュールの放電をコントロールする。さらに、コントロールユニットは、コントロール信号に基づき、それぞれ第二切替信号を各第二切替部材に出力し、それぞれ各第二切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、第一共接続点の放電電圧をコントロールする。またさらに、コントロールユニットは、コントロール信号に基づき、それぞれ第三切替信号を各第三切替部材に出力し、それぞれ各第三切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、第二共接続点の放電電圧をコントロールする。またさらに、コントロールユニットは、第一調整信号を第一極性切替ユニットに出力して、第一操作電圧の極性をコントロールし、且つ、コントロールユニットは第二調整信号を第二極性切替ユニットに出力して、第二操作電圧の極性をコントロールする。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明の電源管理システムは、コントロールユニットが、第一切替信号を第一切替部材に出力することと、第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、第一極性切替ユニットをコントロールして、第一操作電圧の極性を調整することとで、第一操作電圧を交流電圧にする。さらに、切替部材またはダイオードを追加接続することにより、電源管理システムを放電させられるほか、充電、電源ユニットの保護または多相出力機能を有する。従ってパワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の好適な実施例1における電源管理システムを示した図である。
【図2】実施例1の第一操作電圧の波形を示した図である。
【図3A】実施例1の第一切替部材の形態を示した図である。
【図3B】実施例1の第一切替部材もう一つの形態を示した図である。
【図3C】実施例1の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図4A】本発明の好適な実施例2における電源管理システムを示した図である。
【図4B】本発明の好適な実施例3における電源管理システムを示した図である。
【図4C】本発明の好適な実施例4における電源管理システムを示した図である。
【図4D】本発明の好適な実施例5における電源管理システムを示した図である。
【図4E】本発明の好適な実施例6における電源管理システムを示した図である。
【図4F】本発明の好適な実施例7における電源管理システムを示した図である。
【図4G】本発明の好適な実施例8における電源管理システムを示した図である。
【図4H】本発明の好適な実施例9における電源管理システムを示した図である。
【図4I】本発明の好適な実施例10における電源管理システムを示した図である。
【図4J】本発明の好適な実施例11における電源管理システムを示した図である。
【図5A】本発明の好適な実施例12における電源管理システムを示した図である。
【図5B】本発明の好適な実施例13における電源管理システムを示した図である。
【図5C】本発明の好適な実施例14における電源管理システムを示した図である。
【図5D】本発明の好適な実施例15における電源管理システムを示した図である。
【図5E】実施例15の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図6A】本発明の好適な実施例16における電源管理システムを示した図である。
【図6B】実施例16の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図7A】本発明の好適な実施例17における電源管理システムを示した図である。
【図7B】実施例17の電源ユニットの変更形態を示した図である。
【図7C】電源ユニットの更なる変更形態を示した図である。
【図7D】電源ユニットの更なる変更形態を示した図である。
【図8】本発明の好適な実施例18における電源管理システムを示した図である。
【図9A】本発明の好適な実施例19における電源管理システムを示した図である。
【図9B】本発明の好適な実施例20における電源管理システムを示した図である。
【図9C】実施例20の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図9D】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図10A】本発明の好適な実施例21における電源管理システムを示した図である。
【図10B】実施例21の電源ユニットの構成を示した図である。
【図10C】電源ユニットのもう一つの構成を示した図である。
【図11A】本発明の好適な実施例22における電源管理システムを示した図である。
【図11B】実施例22の電源ユニットの構成を示した図である。
【図11C】電源ユニットのもう一つの構成を示した図である。
【図11D】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11E】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11F】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11G】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図12A】各切替部材の状態組合せを示した図である。
【図12B】各操作電圧の電圧値を示した図である。
【図12C】第一操作電圧の出力波形を示した図である。
【図12D】第二操作電圧の出力波形を示した図である。
【図12E】第三操作電圧の出力波形を示した図である。
【図13】本発明の好適な実施例23における電源管理システムを示した図である。
【図14A】第一極性切替ユニットの一例を示した図である。
【図14B】第一極性切替ユニットの別の例を示した図である。
【図14C】第一極性切替ユニットの更に別の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
関連する図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例に係る電源管理システムを以下の通りに説明し、このうち同じ部材は同じ符号を付して説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の好ましい実施例1に係る電源管理システム1の概略図である。電源管理システム1は、複数の電源ユニット11A〜11Cと、少なくとも第一ダイオードD1と、コントロールユニット12と、第一極性切替ユニット13とを備える。本実施例は三つの電源ユニットを例とするが、異なる実施例において、一つ、二つ、或いはその他の数量であることが可能であり、本発明においては特に限定されない。
【0012】
各々の電源ユニット11A〜11Cは、電池モジュールBと第一切替部材SW1を備える。電池モジュールBと第一切替部材SW1は直列接続し、直列モジュールを形成する。前記電源ユニット11A〜11Cは、直列接続し、電源ユニット列を形成する。各第一ダイオードD1の一端は前記電源ユニット11A〜11Cのうちの一つとそれぞれ電気的に接続される。もう一端は第一共接続点に接続される。本実施例において、各第一ダイオードD1は陰極によって互いに電気的に接続され、且つ第一共接続点に接続される。
【0013】
実施上において、電池モジュールBは、二次電池(secondary battery)と電気二重層コンデンサ(electric double-layer capacitor)、或いは蓄エネ/放電の部材、或いは組合部材とを備える。また、電池モジュールBは光起電力素子(photovoltaic cell)、或いは燃料電池を備える。言い換えれば、各電池モジュールBは、一つ、或いは複数の蓄エネ/放電部材、或いは組合部材とを備える。前記蓄エネ/放電部材、或いは組合部材の数量は、本発明においては限定されない。
【0014】
コントロールユニット12は電源ユニット11A〜11Cの第一切替部材SW1と電気的に接続される。コントロール信号Scに基づいて、第一切替信号S1を各第一切替部材SW1にそれぞれ出力し、各第一切替部材SW1の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。コントロール信号Scは状態信号、或いは通信信号、或いは順序信号、或いはフィードバック信号、或いは前記信号の任意の組合せである。前記状態信号は、例えば、各電池モジュールBの電力状態であり、フィードバック信号は、例えば、各電池モジュールBの出力電圧の電圧値であり、或いは第一共接続点の電圧値の信号であり、或いは第一操作電圧V1の電圧値の信号であり、或いはその他のコントロール器からの信号などである。
【0015】
第一極性切替ユニット13は電源ユニット列とコントロールユニット12に電気的に接続される。さらに具体的に言えば、第一極性切替ユニット13と電源ユニット列の接続点は電源ユニット列の一端である。第一極性切替ユニット13は第一操作電圧V1を出力し、且つ第一極性切替ユニット13はコントロールユニット12から出力された第一調整信号Sp1を受信することで、第一操作電圧の極性を調整することによって、出力された第一操作電圧V1を交流電圧にする。
【0016】
本実施例1において、三つの電源ユニット11A〜11Cによって、各電池モジュールBは1.5ボルトの電池を例として説明するが、実際応用上では、その他の数量の電源ユニットを使用して応用することができる。また、簡潔に説明するために、以下は、第一級電源ユニットと、第二級電源ユニットと、第三級電源ユニットを図1に示すように下から上の電源ユニット11A〜11Cとしてそれぞれ称するが、注意すべきことは、ここの上、下とは図1に示される対応位置であり、本発明においてはこれに限定されない。
【0017】
図2を参照しながら図1に合わせて説明し、電源管理システム1の作動原理について更に具体的に説明する。図2は前記の電源管理システム1に出力される第一操作電圧V1の波形図の応用である。
【0018】
時間が0〜T1に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1をそれぞれコントロールし、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1は皆遮断しているため、電源ユニットがこの時間帯において放電することがないので、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて0ボルトである。
【0019】
時間がT1〜T2に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1の導通、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の遮断をそれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aのみがこの時間帯において放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて1.5ボルトである。
【0020】
時間がT2〜T3に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1と第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1の導通、第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の遮断をそれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aの電池モジュールBと第二級電源ユニット11Bがこの時間帯において同時に放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて、3ボルトである。
【0021】
時間がT3〜T4に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1と、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と、第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の導通ををれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aと、第二級電源ユニット11Bと、第三級電源ユニット11Cがこの時間帯において放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて4.5ボルトである。
【0022】
時間がT4〜T5に属する場合、各切替部材の作動状況は、時間がT2〜T3に属する場合と同じである。時間がT5〜T6に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT1〜T2に属する場合と同じである。時間がT6〜T7に属する場合、各切替部材の作動状況は時間が0〜T1に属する場合と同じである。したがって、前記の関連する説明をそれぞれ援用し、ここで繰り返して述べない。
【0023】
時間がT7〜T8に属する場合、時間がT1〜T2に属する場合とほぼ同じである。異なっているのは、コントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−1.5ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。注意すべきことは、コントロールユニット12が、例えば、切替部材状態表に基づいて、この時の第一操作電圧V1の極性が正、或いは負であるべきかを決めることで、第一調整信号Sp1を第一極性切替ユニット13に出力する。もちろん、コントロールユニット12は第一操作電圧V1の電圧値を検出することによって、出力端の電圧波形を取得し、且つニーズに基づいて第一切替信号S1と第一調整信号Sp1を変え、第一極性切替ユニット13の出力電圧を調整し、且つその電圧の極性を正から負に切替え、或いは負から正に切替える。
【0024】
時間がT8〜T9に属する場合は、時間がT2〜T3に属する場合とほぼ同じである。異なるのは、コントロールユニット12が、第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−3ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。
【0025】
時間がT9〜T10に属する場合は、時間がT3〜T4に属する場合とほぼ同じである。異なるのは、コントロールユニット12が、第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−4.5ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。
【0026】
時間がT10〜T11に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT8〜T9に属する場合と同じである。時間がT11〜T12に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT7〜T8に属する場合と同じである。前記の関連する説明をそれぞれ援用し、ここで繰り返して述べない。
【0027】
つまり、電源管理システム1はコントロールユニット12によって、放電する電源ユニットの数量をコントロールし、且つ第一極性切替ユニット13をコントロールすることによって、出力される第一操作電圧V1の極性を調整し、第一操作電圧V1を交流電圧にしてから負荷(図示してない)に提供して、交流電源の入力とする。
【0028】
特に注意すべきことは、前記波形図は単なる例えで、電源管理システム1は前記波形と相同の出力に限らず、実際の応用上では、各級電源ユニット11A〜11Cが放電する時間は、異なる負荷に基づいて、第一操作電圧V1のニーズ、或いはその他の応用上の考量に対し、例えば、電池モジュールBを保護、或いは全体システムの寿命を延長する目的に基づいて、コントロールユニット12によって、調整とコントロールを行う。例を挙げると、各級電源ユニット11A〜11Cの電池モジュールBの出力電圧は異なり、例えば、各級電源ユニット11A〜11Cの電池モジュールBの出力電圧は、8V、4V、2Vのそれぞれである。或いは、各時間ブロックの出力電圧は完全に相等ではない。例えば、時間ブロック0〜T1の出力電圧は時間ブロックT1〜T2の出力電圧より小さいなどである。本発明はこれらの例に限定されない。
【0029】
図3Aと図3Bは、本発明の好ましい実施例1に係る電源管理システムの第一切替部材であり、実施の応用上の異なる実施形態である。図3Aに示すように、第一切替部材SW1aはN型電界効果トランジスタ(N-MOSFET)である。図3Bに示すように、第一切替部材SW1bはP型電界効果トランジスタ(P-MOSFET)である。
【0030】
また、電源ユニット11の電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第一ダイオードD1の接続方式は異なる変化であることができる。図3Cに示すように、前記の部材は接続順序を変えることができ、しかし作動原理は同じである。
【実施例2】
【0031】
図4Aは、本発明の好ましい実施例2に係る電源管理システム2の概略図である。電源管理システム2は電源管理システム1とほぼ同じであり、異なるのは、第一操作電圧の調波歪み(harmonic distortion)を低減する目的に基づいて、電源管理システム2は第一極性切替ユニット13に電気的に接続される濾波ユニット14を更に備える。濾波ユニット14は例えば、インダクタンス素子と、キャパシタンス素子と、電気抵抗素子、或いはその組合せとを備える。その他の関連する技術特徴と作動原理は電源管理システム1と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例3】
【0032】
図4Bは、本発明の好ましい実施例3に係る電源管理システム3の概略図である。電源管理システム3は電源管理システム2の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム3において、前記電源ユニット31の第一ダイオードD1は陽極で互いに電気的に接続され、且つ第一共接続点に接続され、陰極で電気的に接続されることではない。また、第一極性切替ユニット13と電源ユニット列の接続点は電源ユニット列のもう一端であり、電源管理システム2と異なるが、その他の関連する技術特徴と作動原理は電源管理システム2と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【0033】
ここで説明すべきことは、以下に述べられる実施例の電源管理システム2、或いは電源管理システム3を基礎として変化を行う場合において、前記濾波ユニット14は第一操作電圧V1の調波を減少することによって、各実施例を好ましい効果に達成させることでき、各実施例が最低の効果を達成するために必要不可欠な部材ではない。即ち、濾波ユニット14を備えなくても、各実施例の実際の応用、実施することには影響を受けない。
【実施例4】
【0034】
図4Cは、本発明の好ましい実施例4に係る電源管理システム2aの概略図である。電源管理システム2と異なるのは、各電源ユニット11aは、第二ダイオードD2を更に備える点である。第二ダイオードD2と、電池モジュールBと、第一切替部材SW1に形成される直列モジュールに並列接続し、放電側路ループを提供する。コントロールユニット12はコントロール信号Scによって、ある電池モジュールBが直ちに消耗され、継続的に放電することができないと検知した時、対応するS1信号によって、第一切替部材SW1を遮断することができ、前記電池モジュールBの放電を停止し、この時、その他の電池モジュールBは第二ダイオードD2の放電電流側路ループによって、継続的に放電する。
【実施例5】
【0035】
図4Dは、本発明の好ましい実施例5に係る電源管理システム2bの概略図である。電源管理システム2と異なるのは、電源管理システム2bは少なくとも第二ダイオードD2と第二極性切替ユニット17とを更に備える点である。また、電源管理システム2bは、直列接続の4つの電源ユニット11を備える。本実施例では、第二ダイオードD2の数量は4つを例として、説明を行うが、異なる実施例において、第二ダイオードD2の数量は、一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0036】
各第二ダイオードD2の一端は、前記電源ユニット11のうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、もう一端は、第二共接続点に接続される。本実施例では、各第二ダイオードD2は陽極で互いに電気的に接続され、且つ第二共接続点に接続される。第二極性切替ユニット17は電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続され、且つ第二操作電圧V2を出力する。第二操作電圧V2は交流電圧であり、第二極性切替ユニット17は、コントロールユニット12に出力される第二調整信号Sp2に基づいて、第二操作電圧V2の極性をコントロールする。また、電源管理システム2bは、電源ユニット列と第二極性切替ユニット17との間に電気的に接続される第二切替部材SW2を更に備えることができ、同時にコントロールユニット12に電気的に接続される。第二切替部材SW2はコントロールユニット12に出力される第二切替信号S2に基づいて、導通、或いは遮断する。
【0037】
例えば、第一切替部材SW1Bと、SW1Cと、SW1D、及び第二切替部材SW2が導通する時、第一切替部材SW1Aは遮断し、第一操作電圧V1は第一切替部材SW1Bと、SW1Cと、SW1Dとそれぞれに対応する電池モジュールBの電圧総和に等しく、第二操作電圧V2は第一切替部材SW1Aに対応する電池モジュールBの電圧に等しい。第一切替部材SW1Aと、SW1Cと、SW1D、及び第二切替部材SW2が導通する時、第一切替部材SW1Bは遮断し、第一操作電圧V1は第一切替部材SW1C、SW1Dに対応する電池モジュールBの電圧総和に等しく、第二操作電圧V2は第一切替部材SW1A、SW1Bに対応する電池モジュールBの電圧に等しく、以下これに準ずる。つまり、第一切替部材SW1A〜SW1Dと第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第一操作電圧V1と第二操作電圧V2の出力をコントロールすることができる。例えば、第一操作電圧V1の位相と第二操作電圧V2の位相の差は90度である。
【実施例6】
【0038】
図4Eは、本発明の好ましい実施例6に係る電源管理システム2a1の概略図である。電源管理システム2a1は電源管理システム2aとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a1は少なくとも第二切替部材SW2を更に備え、第一ダイオードD1と直列接続し、且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を出力することによって、第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第二切替部材SW2と第一ダイオードD1に提供される放電電流ループ、或いは断路をコントロールする。特に、注意すべきことは、第一ダイオードD1の数量が異なることに基づいて、第二切替部材SW2の数量も対応して変わる。よって、本実施例は、三つの第二切替部材SW2を例とするが、異なる実施例において、第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0039】
また、各電池モジュールBは異なる電源飽和値を更に備えることで、電源管理システム2a1が組み合わせることによって、異なる電源飽和値の電池モジュールBを有し、多様化の出力電圧波形を得ることができる。
【実施例7】
【0040】
図4Fは、本発明の好ましい実施例7に係る電源管理システム2a2の概略図である。電源管理システム2a2は電源管理システム2a1とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a2は二相出力を有し、少なくとも第三切替部材SW3と、少なくとも第三ダイオードD3と、第二極性切替ユニット17とを更に備える点である。
【0041】
各第三切替部材SW3は前記電源ユニット11aのうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、第三切替部材SW3はコントロールユニット12と電気的に接続され、且つコントロールユニット12に出力される第三切替信号S3に基づいて、導通、或いは遮断する。
【0042】
各第三ダイオードD3は第三切替部材SW3のうちの一つとそれぞれ直列接続され、且つ第二共接続点に接続され、放電電流ループを提供する。
【0043】
特に注意すべきことは、本実施例において、第三切替部材SW3と第三ダイオードD3の数量は3つを例としてそれぞれ説明を行う。しかし、異なる実施例において、第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0044】
第二極性切替ユニット17は電源ユニット列と第二共接続点、及びコントロールユニット12に電気的に接続され、且つ第二操作電圧V2を出力し、コントロールユニット12は第二調整信号SP2を第二極性切替ユニット17に出力し、第二操作電圧V2の極性をコントロールすることで、第二操作電圧V2を交流電圧にする。
【0045】
電源管理システム2a2の第三切替部材SW3の機能は、放電される第二極性切替ユニット17の電源ユニット11aの数量をコントロールすることであり、電源管理システム2a2の作動原理は電源管理システム2aと電源管理システム2a1の組合せに似ている。異なるのは、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2と、第三切替部材SW3の導通、或いは遮断の組合せをコントロールすることによって、電源管理システム2a2は、出力される第一極性切替ユニット13と第二極性切替ユニット17の電源ユニット11aの数量をそれぞれコントロールして、二相の交流電圧の出力を提供する点である。
【実施例8】
【0046】
図4Gは、本発明の好ましい実施例8に係る電源管理システム2a3の概略図である。電源管理システム2a3は電源管理システム2a2とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a3は多重相出力を有し、電源管理システム2a3は第二極性切替ユニット17のみを備えるだけではなく、もう一つの第二極性切替ユニット18を更に備える点である。更に、第三ダイオードD3はもう一つの第二共接続点に接続される。一方、第二極性切替ユニット18は前記もう一つの第二共接続点と電源ユニット列に接続される。
【0047】
本実施例において、電源管理システム2a3と電源管理システム2a2は類似の作動原理を有し、異なるのは、電源管理システム2a3の第三切替部材SW3と第三ダイオードD3は二組に分けられ、第二極性切替ユニット17、18にそれぞれ接続し、各第三切替部材SW3の導通/遮断の組合せをコントロールすることによって、三相交流電圧の出力を提供する点である。
【0048】
特に注意すべきことは、第二共接続点の数量は、異なる実施例において、三つ、或いは更なる数量であることができ、第二共接続点の数量は、少なくとも一つであることができる。一方、第二切替部材SW2の数量は第二共接続点の数量と対応して変化することで、電源管理システムは多相出力を提供することができる。よって、本発明はこれらの例に限定されない。
【実施例9】
【0049】
図4Hは、本発明の好ましい実施例9に係る電源管理システム2b1の概略図である。電源管理システム2b1は電源管理システム2bとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b1において、電源ユニット列と第二極性切替ユニット17との間に接続される第二切替部材SW2は取り除かれ、且つ各第一ダイオードD1は第二切替部材SW2によって取り替えられ、一方、各第二ダイオードD2は第三切替部材SW3によって取り替えられ、コントロールユニット12は各第二切替部材SW2と第三切替部材SW3に電気的に接続され、且つ第二切替信号S2と第三切替信号S3をそれぞれ出力することで、各第二切替部材SW2と各第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をコントロールする点である。電源管理システム2b1の作動原理は、依然として電源管理システム2bの作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例10】
【0050】
図4Iは、本発明の好ましい実施例10に係る電源管理システム2b2の概略図である。電源管理システム2b2は電源管理システム2a2とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b2において、第二切替部材SW2に接続された第一ダイオードD1は取り除かれ、及び第三切替部材SW3に接続された第三ダイオードD3は取り除かれる点である。電源管理システム2b2の作動原理は、依然として電源管理システム2a2の作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例11】
【0051】
図4Jは、本発明の好ましい実施例11に係る電源管理システム2b3の概略図である。電源管理システム2b3は電源管理システム2a3とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b3において、第二切替部材SW2に接続された第一ダイオードD1は取り除かれ、及び第三切替部材SW3に接続された第三ダイオードD3は取り除かれる点である。電源管理システム2b3の作動原理は、依然として電源管理システム2a3の作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【0052】
さらに、前記多相交流電圧出力を有する実施例において、コントロール信号Scは、各第二共接続点の電圧値の信号、或いは各第二操作電圧の電圧値を代表する信号を更に備えるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例12】
【0053】
図5Aは、本発明の好ましい実施例12に係る電源管理システム2cの概略図である。電源管理システム2cは電源管理システム2の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2cは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11bは第二ダイオードD2を更に備える。前記電流制御器Iは電流源、或いは限流器であることができる。
【0054】
第二ダイオードD2は第一切替部材SW1に並列接続され、第二ダイオードD2は充電ループを電池モジュールBに提供する。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13と電源ユニット列に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続され、第一極性切替ユニット13によって、外部充電電源に接続された時、整流ユニット15は充電電流ループを提供することができる。
【0055】
前記電源ユニット11bに対して充電する場合、第一極性切替ユニット13の出力端は充電時の交流電源の入力端とすることができ、且つ電流制御器Iによって、充電時の電流方向と電流値をコントロールし、エネルギーを各電源ユニット11bの電池モジュールBに提供することができる。つまり、この時の前記電源ユニット11bは放電用ではなく、外部電源により提供されるエネルギーを受け充電を行う。電源管理システム2と比べて、放電機能のみならず、充電の機能をさらに有するため、繰り返して使用することができる。
【実施例13】
【0056】
図5Bは、本発明の好ましい実施例13に係る電源管理システム3aの概略図である。電源管理システム3aは電源管理システム3の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム3aは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11cは第二ダイオードD2を更に備える。
【0057】
第二ダイオードD2は第一切替部材SW1に並列接続され、第二ダイオードD2は充電ループを電池モジュールBに提供する。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13と電源ユニット列に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続され、第一極性切替ユニット13によって、外部充電電源に接続された時、整流ユニット15は充電電流ループを提供することができる。
【0058】
本実施例に関して、電源管理システム3に追加された部材の作動原理は電源管理システム2cと同じであるので、前に述べた通りであるため、ここで繰り返して述べない。
【0059】
さらに、本実施例において、各電池モジュールBは異なる電池数量を有する。即ち、各電池モジュールBの保存できる静電容量は皆異なるものであり、且つ直列される電池数も異なるものであるため、各電池モジュールBが出力する電圧も異なるものである。異なる電池数列を有する直列または並列組合せの電池モジュールBに合わせることによって、第一操作電圧V1の波形が更に多様化の変化をさせることができることで、負荷のニーズと符合することができる。また、各電池モジュールBの静電容量は前記放電周期の放電デューティ周期(discharge duty cycle)に正比例する。
【実施例14】
【0060】
図5Cは、本発明の好ましい実施例14に係る電源管理システム2dの概略図である。電源管理システム2dは電源管理システム2cの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2dは、充電回路16を更に備える点である。前記電源ユニット11bに電気的に接続される。充電回路16は、例えば、追加、補助用の充電回路であり、充電電源とブリッジ整流器を備える。充電電源は交流電源、或いは直流電源を備えることによって、前記電源ユニット11bに対して充電することができる。
【0061】
また、本実施例において、電源管理システム2dは充電回路16を追加することによって、電池モジュールBに対して充電を行い、第一極性切替ユニット13を経由する必要がないため、整流ユニット15を備えなくても良い。
【実施例15】
【0062】
図5Dは、本発明の好ましい実施例15に係る電源管理システム2eの概略図である。電源管理システム2eは電源管理システム2cの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、各電源ユニット11cは第二切替部材SW2と電池モジュールBを更に備える点である。第一切替部材SW1により形成された直列モジュール並列して充電側路ループを提供し、且つコントロールユニット12に電気的に接続される。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を第二切替部材SW2にそれぞれ出力し、各第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0063】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。任意級の電池モジュールBは充電を必要としない、或いは適合しない場合、例えば、前記級の電池モジュールBはすでに飽和状態に達した時、コントロールユニット12は第二切替部材SW2の切り替えによって導通させることができ、前記級の電池モジュールBは充電回路を強制的に脱離する。逆に、第二切替部材SW2の切り替えによって遮断させ、前記級の電源ユニットの電池モジュールBに充電を行う。
【0064】
図5Eは、電源ユニット11cの変化形態を表し、部材の接続順序の変更のみで、作動原理では、異なることはない。
【実施例16】
【0065】
図6Aは、本発明の好ましい実施例16に係る電源管理システム2fの概略図である。電源管理システムfは電源管理システム2aとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2fの各電源ユニット11dは第二切替部材SW2を更に備え、第二切替部材SW2は電池モジュールBとコントロールユニット12に形成される直列モジュールに電気的に接続される点である。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を各第二切替部材SW2にそれぞれ出力し、各第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0066】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。第一級の電池モジュールBの電圧出力を必要とする場合、コントロールユニット12は第一級の電源ユニット11dに属する第二切替部材SW2を導通させ、且つ放電し始めることをコントロールすることができる。第一級と第二級の電池モジュールBの電圧の出力を必要とする場合、コントロールユニット12は第一級の電源ユニット11dと第二級の電源ユニット11dに属する第二切替部材SW2を導通させ、且つ放電し始めることをコントロールすることができる。以下これに準ずる。
【0067】
つまり、本実施例の電池モジュールBは、例えば、燃料電池、或いは太陽電池など充電の部材を必要としないものを選択することができ、その他のメカニズムによって電力の蓄エネ素子を回復することができる。
【0068】
図6Bは、電源ユニット11dの変化形態を表し、部材の接続順序の変更のみで、作動原理では、異なることはない。
【実施例17】
【0069】
図7Aは、本発明の好ましい実施例17に係る電源管理システム2gの概略図である。電源管理システム2gは電源管理システム2fの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2gは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続される。
【0070】
また、各電源ユニット11eは第三切替部材SW3と第三ダイオードD3を更に備える。第三切替部材SW3は電池モジュールBと、第二切替部材SW2と、コントロールユニット12に電気的に接続され、充電側路ループを提供する。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第三切替信号S3を各第三切替部材SW3にそれぞれ出力し、各第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。第三ダイオードD3は第一切替部材SW1と第二切替部材SW2に並列接続し、充電ループを提供する。
【0071】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットである。電源管理システム2gの放電時においての作動原理は電源管理システム2fの同じであるため、繰り返して述べない。充電時の作動原理は電源管理システム2eと同じであり、例えば、提供される充電の電源電圧が比較的に低く、複数の電池モジュールBに対して同時に充電することができない場合、コントロールユニット12は第二級電源ユニットと第三級電源ユニットの第三切替部材SW3を皆導通に切替、且つ第一級電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替ることによって、第一級の電源ユニットの電池モジュールBに対して充電する。第一級の電源ユニットの電池モジュールBの電力が飽和してから、コントロールユニット12は第一級の電源ユニットと第三級の電源ユニットの第三切替部材SW3を皆導通に切替、且つ第二級の電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替ることによって、第二級の電源ユニットの電池モジュールBに対して充電する。以下これに準ずる。
【0072】
もちろん、提供される充電の電源が二つの電池モジュールBに対して同時に充電を行う場合、コントロールユニット12は電圧の比較的低い二級電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替えることができる。もう一つの電源ユニットの第三切替部材SW3を導通に切替えることによって、対応する二電池モジュールBに対して同時に充電を行う。
【0073】
つまり、コントロールユニット12は充電電源の電圧の大きさによって、或いは充電電源が変動の交流電圧である時、第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をコントロールし、充電電源の電圧に合わせて、電池モジュールBの数量を適当に調整すると同時に充電することで、最大のエネルギーの使用効率を達成することができる。
【0074】
図7B〜図7Dに示すように、電源ユニット11fと異なるのは、各図7B〜図7Dの電源ユニットの実施形態において、電源ユニット11f、11g、11hは第四ダイオードD4を更に備える点である。第三ダイオードD3を第一切替部材SW1に並列接続されることに変え、第四ダイオードD4では第二切替部材SW2に並列接続される。図7Bと、図7Cと、図7Dとの間の差異は、電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2の直列接続の順序変更である。第三ダイオードD3と第四ダイオードD4はいずれも充電電流ループの提供に用いられることによって、対応する第一切替部材SW1、或いは第二切替部材SW2を遮断することで、充電電流は、第三ダイオードD3、或いは第四ダイオードD4によって、流通することができる。注意すべきことは、仮に、図7B〜図7Dに示されるような実施形態と図7Aに示されるものとが異なるとしても、作動原理は依然として相同するものである。
【実施例18】
【0075】
図8は、本発明の好ましい実施例18に係る電源管理システム2hの概略図である。電源管理システム2hは電源管理システム2gの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2hは第四ダイオードD4と充電回路16とを更に備える点である。第四ダイオードD4は電流制御器Iに並列接続される。充電回路16は前記電源ユニット11fに電気的に接続される。
【0076】
また、各電源ユニット11fは第四切替部材SW4が第一ダイオードD1に並列接続されることを更に備え、充電電流ループを提供すると同時に、コントロールユニット12に電気的に接続される。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第四切替信号S4を第四切替部材SW4に出力し、各第四切替部材SW4の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0077】
電源管理システム2hの作動原理は電源管理システム2gと似ており、二者の区別は、電源管理システム2hのコントロールユニット12は各級電源ユニットの第四切替部材SW4をコントロールすることによって、充電時の電池モジュールBの直列長さを調整し、充電の電源の電圧に合わせることができる。また、充電回路16によって外部電源に接続して電池モジュールBに対して充電を行うこともできる。
【実施例19】
【0078】
図9Aは、本発明の好ましい実施例19に係る電源管理システム2iの概略図である。電源管理システム2iは電源管理システム2fの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2iは少なくとも第三ダイオードD3と、第二極性切替ユニット17と、第三切替部材SW3とを更に備える点である。
【0079】
各第三ダイオードD3の一端は前記電源ユニット11dのうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、もう一端は第二共接続点に接続される。第二極性切替ユニット17は、電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12に接続すると同時に第二操作電圧V2を出力する。第二操作電圧V2は交流電圧であり、第二極性切替ユニット17は、コントロールユニット12に出力されるうちの一つの第二調整信号Sp2に基づいて、第二操作電圧V2の極性をコントロールする。一方、第三切替部材SW3は、電源ユニット列と、第二極性切替ユニット17と、コントロールユニット12に電気的に接続する。第三切替部材SW3は、コントロールユニット12に出力される第三切替信号SW3に基づいて導通、或いは遮断する。
【0080】
本実施例において、電源管理システム2iの作動原理は電源管理システム2cと電源管理システム2fの統合である。つまり、コントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールすることによって、任意級の電源ユニットの放電をコントロールすることができる。もちろん、第一極性切替ユニット13からの出力、或いは第二極性切替ユニット17からの出力を選択することができる。第三切替部材SW3は第二操作電圧V2が出力するかどうかをコントロールする。
【0081】
例えば、本実施例は電源管理システム2fに沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。第一級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1、第二切替部材SW2が導通する時、第二級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1、第二切替部材SW2が導通し、第三級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1が導通し、第二切替部材SW2が遮断する。第一極性切替ユニット13に出力される第一操作電圧V1では、第一級の電源ユニット11dと第二級の電源ユニット11dから提供され、第二極性切替ユニット17に出力される第二操作電圧V2は第三級の電源ユニット11dから提供される。つまり、各第一操作電圧V1と第二操作電圧V2の変化は各切替部材の導通/遮断の組合せによって得ることができる。
【実施例20】
【0082】
図9Bは、本発明の好ましい実施例20に係る電源管理システム2jの概略図である。電源管理システム2jは電源管理システム2iの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2jは、充電と充電コントロールの機能を更に有し、電源管理システム2jは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11gは第四切替部材SW4と第四ダイオードD4を更に備える。第四切替部材SW4と、第四ダイオードD4と、電流制御器Iと、整流ユニット15の接続方式と作動原理は、電源管理システム2gの第三切替部材SW3、第三ダイオードD3、電流制御器Iと、整流ユニット15の説明を参考とされたい。
【0083】
本実施例において、電源管理システム2iと比べて、電源管理システム2jはコントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールすることができるだけでなく、任意級の電源ユニットの放電をコントロールすると同時に、コントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールし、任意級の電源ユニットに対して充電を行うことができる。
【0084】
図9C、図9Dは、電源ユニット11gの変化形態を表す。電源ユニット11h、11iは、第五ダイオードD5を備える。第四ダイオードD4を第一切替部材SW1と並列接続することに変更し、第五ダイオードD5は第二切替部材SW2と並列接続する。図9Cと図9Dとの間の差異は、電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2の直列接続の順序変更である。注意すべきことは、仮に、図9Cと図9Dに示される実施形態が図9Bに示されるものと異なるとしても、作動原理は依然として相同するものである。
【実施例21】
【0085】
図10Aは、本発明の好ましい実施例21に係る電源管理システム4の概略図である。同時に図10Bと図10Cに示す電源ユニットの概略図を合わせて参照しておきたい。電源管理システム4は電源管理システム1に基づいて、変化した実施例である。電源管理システム4は複数の電源ユニットU1〜U6と、少なくとも第一ダイオードD1と、少なくとも第二ダイオードD2と、コントロールユニット12と、第一極性切替ユニットPと、第二極性切替ユニットQとを備える。本実施例において、第一ダイオードD1と第二ダイオードD2の数量はそれぞれ三つを例として説明を行うが、異なる実施例において、第一ダイオードD1と第二ダイオードD2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。もちろん、第一ダイオードD1の数量と第二ダイオードD2の数量は互いに異なることができる。例えば、第一ダイオードD1の数量は二つで、第二ダイオードD2の数量は一つである。本発明はこれらの例に限定されない。
【0086】
電源ユニットU1〜U6は電気的に接続して電源ユニット列を形成すると同時に、電源ユニットU1〜U6は第一グループC1と第二グループC2に分け、第一グループC1は電源ユニットU1〜U3を備える。第二グループC2は電源ユニットU4〜U6を備える。各電源ユニットU1〜U6は電池モジュールBと第一切替部材SW1とを備えると同時に、電池モジュールBと第一切替部材SW1は直列接続して直列モジュールを形成する。
【0087】
各第一ダイオードD1の一端は第一グループC1の各電源ユニットU1〜U3とそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第一共接続点に接続する。更に、各第一ダイオードD1の陰極は互いに電気的に接続し、且つ第一共接続点に接続して第一放電ループを形成する。
【0088】
各第二ダイオードD2の一端は第二グループC2の各電源ユニットU4〜U6とそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第二共接続点に接続する。更に、各第二ダイオードD2の陽極は互いに電気的に接続し、且つ第二共接続点に接続して第二放電ループを形成する。
【0089】
コントロールユニット12は前記第一切替部材SW1と電気的に接続し、且つコントロール信号Scに基づいて第一切替信号S1を各第一切替部材SW1にそれぞれ出力し、各第一切替部材SW1の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールすることによって、第一共接続点と第二共接続点の放電電圧をコントロールする。
【0090】
第一極性切替ユニットPは電源ユニット列と、第一共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第一操作電圧V1を出力すると同時に、コントロールユニット12は第一調整信号Sp1を第一極性切替ユニットPに出力して、第一操作電圧V1の極性をコントロールすることで、第一操作電圧V1を交流電圧にする。
【0091】
第二極性切替ユニットQは電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第二操作電圧V2を出力すると同時に、コントロールユニット12は第二調整信号Sp2を第二極性切替ユニットQに出力して、第二操作電圧V2の極性をコントロールすることで、第二操作電圧V2を交流電圧にする。
【0092】
電源管理システム4の作動原理は電源管理システム1と似ている。異なるのは、電源管理システム4はデュアル出力を有するから、電源管理システム1は電源管理システム3と直列接続すると見なすことができ、第一操作電圧V1と第二操作電圧V2を同時に独立に提供することになるため、互いに影響することはない。よって、作動原理は電源管理システム1と電源管理システム3の説明を参考とされたい。
【0093】
また、前記の各電源ユニットの変化形態は皆電源ユニットU1〜U6に応用することができ、関連する作動原理は前記と同じであるため、繰り返して述べない。
【実施例22】
【0094】
図11Aは、本発明の好ましい実施例22に係る電源管理システム5の概略図である。電源管理システム5は電源管理システム4とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム5は、少なくとも第三ダイオードD3と少なくとも第二切替部材SW2とを更に備える点である。本実施例において、第三ダイオードD3と第二切替部材SW2の数量はそれぞれ四つを例として説明を行うが、異なる実施例において、第三ダイオードD3と第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0095】
各第三ダイオードD3の一端は電源ユニットU1〜U6のうちの一つとそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第三共接続点に接続する。
【0096】
各第二切替部材SW2の一端は電源ユニットU1〜U6のうちの一つとそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第四共接続点に接続する。且つ各第二切替部材SW2はコントロールユニット12と電気的に接続する。
【0097】
第三極性切替ユニットRは第三共接続点と、第四共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第三操作電圧V3を出力する。
【0098】
コントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて第二切替信号S2を前記第二切替部材SW2に出力し、第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第三共接続点と第四共接続点との間の電圧をコントロールする。第三極性切替ユニットRはコントロールユニット12に出力される第三調整信号Sp3に基づいて、第三操作電圧V3の極性をコントロールする。
【0099】
また、図11Bと図11Cに示すように、電源管理システム4と比べて、電源管理システム5の電源ユニットU2〜U5の電池モジュールBと第一切替部材SW1との間に一つの電流ループを更に有することによって、第三極性切替ユニットRに接続する。しかし、回路構造と作動原理は、依然として前記と異なることはない。
【0100】
簡潔に説明するために、本実施例は上から下まで、電源ユニットを第一級から第六級電源ユニットU1〜U6に定義する。第一操作電圧V1と第二操作電圧V2のコントロール原理は、前記電源管理システム1と電源管理システム3の説明を参考とされたい。第三操作電圧V3が電池モジュールBの電圧を出力する必要がある時、コントロールユニット12は第二級電源ユニットU2に対応する第二切替部材SW2を導通し、且つ第三、四、五級電源ユニットU3、U4、U5に対応する第二切替部材SW2を遮断することで、第二級電池モジュールU2を第三極性切替ユニットRに放電させることができ、必要とする電圧を得ることができる。第三操作電圧V3が二電池モジュールBの電圧を出力する必要がある時、コントロールユニット12は第二級、第三級電源ユニットU2、U3に対応する第二切替部材SW2を導通することができ、且つ第四級、第五級電源ユニットU4、U5に対応する第二切替部材SW2を遮断することで、第二級、第三級電源ユニットU2、U3を第三極性切替ユニットRに放電させることができ、必要とする電圧を得ることができる。以下これに準ずる。
【0101】
従って、コントロールユニット12に出力される第一切替信号S1、第二切替信号S2によって、各切替部材の導通、或いは遮断の組合せをコントロールしてから、各極性切替ユニットの出力電圧の極性をコントロールし、電源管理システム5は第一操作電圧V1と、第二操作電圧V2と、第三操作電圧V3を出力する。同時に、前記の操作電圧の中に二つの電圧の位相差は120度である。つまり、電源管理システム5は三相交流電源(three phase AC power)の出力を提供することができる。
【0102】
特に注意すべきことは、前記の各電源ユニットの変化形態は皆電源ユニットU1〜U6に応用することができ、関連する作動原理は前記と同じであり、以下は図11D〜図11Gに示される電源ユニットU1a〜U6aを例とし、本実施例の作動原理に対して更に説明を行う。
【0103】
図11Aと図11D〜図11Gに示すように、図11Dは電源ユニットU1の変化形態の電源ユニットU1aの概略図であり、図11Eは、電源ユニットU2、或いはU3の変化形態の電源ユニットU2a、或いはU3aの概略図であり、図11Fは電源ユニットU4、或いはU5の変化形態の電源ユニットU4aとU5aの概略図であり、図11Gは電源ユニットU6の変化形態の電源ユニットU6aの概略図である。
【0104】
電源ユニットU1a〜U6aは電源ユニットU1〜U6と異なるのは、電源ユニットU1a〜U6aは第四ダイオードD4と、第五ダイオードD5と、第六ダイオードD6と、第三切替部材SW3と、第四切替部材SW4とを更に備える点である。
【0105】
図12A〜図12Eを同時に参照しつつ説明する。図12Aは電源管理システム5が電源ユニットU1a〜U6aに合わせ、各切替部材の各状態の組合せの概略図であり、図示されていない第四切替部材SW4は遮断状態である。図12Bは電源管理システム5の各操作電圧対応図12Aに示される各切替部材の各状態の組合せの電圧値である。図12C〜図12Eは各操作電圧V1〜V3のそれぞれの出力波形の概略図である。
【0106】
従って、コントロールユニット12に出力される第一切替信号S1、第二切替信号S2、第三切替信号S3、第四切替信号S4によって、各切替部材の導通、或いは遮断の組合せをコントロールしてから、各極性切替ユニットの出力電圧の極性をコントロールし、電源管理システム5は第一操作電圧V1と、第二操作電圧V2と、第三操作電圧V3を出力する。同時に、前記の操作電圧の中に二つの操作電圧の位相差は120度である。つまり、電源管理システム5は三相交流電源の出力を提供することができる。
【実施例23】
【0107】
図13は、本発明の好ましい実施例23に係る電源管理システムの概略図である。電源管理システム5aは電源管理システム5とほぼ同じであり、異なるのは、第二切替部材SW2と第三ダイオードD3の接続位置は交換され、且つ接続方式が逆である点であるが、電源管理システム5aの全体の作動原理は、依然として電源管理システム5と同じである。
【0108】
また、本実施例において、六つの電源ユニットを例として説明を行うが、実際の応用では、その他の数量の電源ユニットに合わせることができる。本発明はこの例に限定されない。
【0109】
図14Aは、第一極性切替ユニット13aの概略図である。もちろん、この実施形態は第一極性切替ユニットP、或いは第二極性切替ユニット17、18、Q、或いは第三極性切替ユニットRに応用することができる。第一極性切替ユニット13aは第一トランジスタT1と、第二トランジスタT2と、第三トランジスタT3と、第四トランジスタT4と、第一整流ダイオードDaと、第二整流ダイオードDbと、第三整流ダイオードDcと、第四整流ダイオードDdと、第一コントロール端Sp1aと、第二コントロール端Sp1bとを備える。第一コントロール端Sp1aは高電位である時、且つ第二コントロール端Sp1bは低電位である時、第一トランジスタT1と第二トランジスタT2が導通し、電流はノードから第一トランジスタT1、ノードP3、負荷(図示しない)、ノードP4、第二トランジスタT2からノードP2に流れ、第一コントロール端Sp1aは低電位である時、第二コントロール端Sp1bは高電位である時、第三トランジスタT3と、第四トランジスタT4は導通し、電流はノードP1から第三トランジスタT3、ノードP4、負荷、ノードP3、第二トランジスタT2からノードP2に流れる。
【0110】
図14Bは、第一極性切替ユニット13bの概略図である。第一極性切替ユニット13bは第一直流端(ノードP1)と、第二直流端(ノードP2)と、二個の交流端(ノードP3、P4)と、第一コントロール端Sp1aと、第二コントロール端Sp1bと、変圧器TSと、第一トランジスタT1と、第二トランジスタT2とを備える。変圧器TSは、一次巻線TS1と二次巻線TS2を有し、一次巻線TS1は第一一次端と、第二一次端と、中間口出し端とを有し、中間口出し端は第一直流端(ノードP1)に接続し、二次巻線TS2の両端は二個の交流端(ノードP3、P4)にそれぞれ接続する。第一トランジスタT1は第一一次端と、第二直流端(ノードP2)と、第一コントロール端Sp1aに電気的に接続し、第一一次端と第二直流端との間の順向電流ループを提供すると同時に、第一コントロール端Sp1aよりその導通と遮断をコントロールする。第二トランジスタT2は第二一次端と、第二直流端(ノードP2)と、第二コントロール端Sp1bに電気的に接続し、第二一次端と第二直流端との間の順向電流ループを提供すると同時に、第二コントロール端Sp1bよりその導通と遮断をコントロールする。
【0111】
一次巻線TS1と、第一直流端(ノードP1)と、第二直流端(ノードP2)は電源ユニット列の放電電圧を受信することができ、放電電圧は所定周波数に基づき、ピークから零、或いは最低値との間の変動する電圧であり、前記第一トランジスタT1と第二トランジスタT2によって、放電電圧が零、或いは最低値時、導通と遮断を交互に切り換えることで、出力の極性を切り換え、二次巻線TS2と二個の交流端(ノードP3、P4)に交流電を出力する。
【0112】
図14Cは、第一極性切替ユニット13cの概略図である。第一極性切替ユニット13bと比べて、第一極性切替ユニット13cは第一整流ダイオードDaと第二整流ダイオードDbを更に備える。第一整流ダイオードDaと第一トランジスタT1は並列し、逆向電流ループを提供する。第二整流ダイオードDbは第二トランジスタT2と並列し、逆向電流ループを提供する。
【0113】
第一トランジスタT1と第二トランジスタT2が皆遮断する時、二個の交流端(ノードP3、P4)と二次巻線TS2は交流電入力を受信することができ、そして一次巻線TS1と、第一整流ダイオードDaと、第二整流ダイオードDbによって直流電圧に整流し、第一直流端(ノードP1)と第二直流端(ノードP2)から出力すると同時に、各電源ユニットに対して充電する。
【0114】
特に注意すべきことは、以上のように述べられる各種の電源管理システム2に基づいて、変化した実施例は前記技術特徴は電源管理システム3に適用することができる。その区別は第一ダイオードD1の第一共接続点の違いのみであるため、繰り返して述べない。しかし、依然として本発明に開示される範囲に属する。
【0115】
まとめると、このように、本発明の電源管理システムは、コントロールユニットが、第一切替信号を第一切替部材に出力することで、第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、第一極性切替ユニットをコントロールして、第一操作電圧の極性を調整することで、第一操作電圧を交流電圧にする。さらに、切替部材またはダイオードを追加接続することにより、電源管理システムを放電させられるだけではなく、充電、電源ユニットの保護または多相出力機能を有することで、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する。
【0116】
上記は例示的なものであって、限定するためのものではない。本発明の技術的思想および範囲から逸脱することなく、行われる等価の修正または変更は、いずれも後記の特許請求の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0117】
本発明は以上の如く構成したため、本発明は、電源ユニットを効果的に保護し、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する電源管理システムを提供し得るものである。
【符号の説明】
【0118】
1、2、2a〜2j、2a1〜2a3、2b、2b1〜2b3、3、3a、4、5、5a:電源管理システム
11、11a〜11i、11A〜11C、31、31a、U1〜U6、U1a〜U6a:電源ユニット
12:コントロールユニット
13、13a〜13c、P:第一極性切替ユニット
14:濾波ユニット
15:整流ユニット
16:充電回路
17、18、Q:第二極性切替ユニット
B:電池モジュール
C1:第一グループ
C2:第二グループ
D1:第一ダイオード
D2:第二ダイオード
D3:第三ダイオード
D4:第四ダイオード
D5:第五ダイオード
D6:第六ダイオード
Da:第一整流ダイオード
Db:第二整流ダイオード
Dc:第三整流ダイオード
Dd:第四整流ダイオード
I:電流制御器
P1〜P4:ノード
R:第三極性切替ユニット
S1:第一切替信号
S2:第二切替信号
S3:第三切替信号
S4:第四切替信号
Sc:コントロール信号
Sp1:第一調整信号
Sp1a:第一コントロール端
Sp1b:第二コントロール端
Sp2:第二調整信号
Sp3:第三調整信号
SW1、SW1a、SW1b、SW1A〜SW1D:第一切替部材
SW2:第二切替部材
SW3:第三切替部材
SW4:第四切替部材
T1:第一トランジスタ
T2:第二トランジスタ
T3:第三トランジスタ
T4:第四トランジスタ
TS:トランス
TS1:一次巻線
TS2:二次巻線
V1:第一操作電圧
V2、V2a:第二操作電圧
V3:第三操作電圧
【技術分野】
【0001】
本発明は電源管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ガソリンやディーゼルガソリン等の石化燃料を使用する乗り物あるいは発電機がもたらす最大の問題は、空気の汚染である。環境保護意識の高まりと共に、汚染性の低い電池が乗り物あるいは発電機の動力源となり、そして現在業界が全力でその技術発展に取り組んでいる。乗り物やその他の大型機械は、駆動及び操作上、大きな電圧及び電流を必要とする。さらに、多くの場合は交流電源、若しくは多相交流電源によって駆動されるため、電池を電源供給ユニットとする場合、複数の電池を並列及び/または直列に接続する必要があり、それによって電源供給ユニットの出力電圧及び/または電流を増加し、且つ、これを交流電源さらには多相交流電源に変換する。
【0003】
電池は、その特性及び残余電量等の要因があるため、直列接続に使用する場合、そのマッチング情況を考慮する必要があり、その上で直列接続に応用されることになる。直列接続で使用した場合、電池間の残余電量が等しくないと、充電時に容易に残余電の多い電池が過充電されて破損しやくすなり、逆に、残量電量が少ない電池はフル充電が行なえない。また、放電時、各電池間の特性の差異及び残余電量によって、過放電の状況が発生して、電池の破損を招く。
【0004】
このため、電源管理システムによって、その充電電圧、出力電圧の需要または各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整することが必要であり、さらに交流電源での充電またはその出力を交流電源または多相交流電源にして、同時に、電源ユニットを効果的に保護し、バランスよく充放電を行って、破損を回避する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、上記の問題に鑑み、本発明は、電源ユニットを効果的に保護し、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する電源管理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る電源管理システムは、複数の電源ユニット、少なくとも一個の第一ダイオード、コントロールユニット及び第一極性切替ユニットを備えることを特徴とする。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、各電源ユニットは、電池モジュール及び第一切替部材を備える。電池モジュール、第一切替部材は、直列接続で直列モジュールを形成する。各第一ダイオードの一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続されて、且つ、第一ダイオードの他端は、第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。コントロールユニットは第一切替部材に電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を各第一切替部材に出力して、それぞれ各第一切替部材の導通/遮断をコントロールする。第一極性切替ユニットは、コントロールユニット、第一共接続点及び電源ユニット列に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する。コントロールユニットは、第一調整信号を第一極性切替ユニットに出力して、第一操作電圧の極性をコントロールすることで、第一操作電圧を交流電圧にする。
【0007】
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係る電源管理システムは、複数の電源ユニット、少なくとも一個の第二切替ユニット、少なくとも一個の第三切替部材、第一極性切替ユニット、第二極性切替ユニット及びコントロールユニットを備えることを特徴とする。前記電源ユニットは、電気的に接続されて電源ユニット列を形成する。前記各電源ユニットは、電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、電池モジュール及び第一切替部材は、直列接続されて直列モジュールを形成する。各第二切替部材の一端は、それぞれ 前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、他端は第一共接続点に接続されて、放電ループを形成する。各第三切替部材の一端は、それぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、他端は第二共接続点に接続されて、他の放電ループを形成する。第一極性切替ユニットは、電源ユニット列、第一共接続点に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する。第二極性切替ユニットは、電源ユニット列、第二共接続点に電気的に接続されて、第二操作電圧を出力する。コントロールユニットは、前記第一切替部材、前記第二切替部材、前記第三切替部材、第一極性切替ユニット及び第二極性切替ユニットに電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を各第一切替部材に出力して、それぞれ各第一切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、各電池モジュールの放電をコントロールする。さらに、コントロールユニットは、コントロール信号に基づき、それぞれ第二切替信号を各第二切替部材に出力し、それぞれ各第二切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、第一共接続点の放電電圧をコントロールする。またさらに、コントロールユニットは、コントロール信号に基づき、それぞれ第三切替信号を各第三切替部材に出力し、それぞれ各第三切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、第二共接続点の放電電圧をコントロールする。またさらに、コントロールユニットは、第一調整信号を第一極性切替ユニットに出力して、第一操作電圧の極性をコントロールし、且つ、コントロールユニットは第二調整信号を第二極性切替ユニットに出力して、第二操作電圧の極性をコントロールする。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明の電源管理システムは、コントロールユニットが、第一切替信号を第一切替部材に出力することと、第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、第一極性切替ユニットをコントロールして、第一操作電圧の極性を調整することとで、第一操作電圧を交流電圧にする。さらに、切替部材またはダイオードを追加接続することにより、電源管理システムを放電させられるほか、充電、電源ユニットの保護または多相出力機能を有する。従ってパワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の好適な実施例1における電源管理システムを示した図である。
【図2】実施例1の第一操作電圧の波形を示した図である。
【図3A】実施例1の第一切替部材の形態を示した図である。
【図3B】実施例1の第一切替部材もう一つの形態を示した図である。
【図3C】実施例1の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図4A】本発明の好適な実施例2における電源管理システムを示した図である。
【図4B】本発明の好適な実施例3における電源管理システムを示した図である。
【図4C】本発明の好適な実施例4における電源管理システムを示した図である。
【図4D】本発明の好適な実施例5における電源管理システムを示した図である。
【図4E】本発明の好適な実施例6における電源管理システムを示した図である。
【図4F】本発明の好適な実施例7における電源管理システムを示した図である。
【図4G】本発明の好適な実施例8における電源管理システムを示した図である。
【図4H】本発明の好適な実施例9における電源管理システムを示した図である。
【図4I】本発明の好適な実施例10における電源管理システムを示した図である。
【図4J】本発明の好適な実施例11における電源管理システムを示した図である。
【図5A】本発明の好適な実施例12における電源管理システムを示した図である。
【図5B】本発明の好適な実施例13における電源管理システムを示した図である。
【図5C】本発明の好適な実施例14における電源管理システムを示した図である。
【図5D】本発明の好適な実施例15における電源管理システムを示した図である。
【図5E】実施例15の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図6A】本発明の好適な実施例16における電源管理システムを示した図である。
【図6B】実施例16の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図7A】本発明の好適な実施例17における電源管理システムを示した図である。
【図7B】実施例17の電源ユニットの変更形態を示した図である。
【図7C】電源ユニットの更なる変更形態を示した図である。
【図7D】電源ユニットの更なる変更形態を示した図である。
【図8】本発明の好適な実施例18における電源管理システムを示した図である。
【図9A】本発明の好適な実施例19における電源管理システムを示した図である。
【図9B】本発明の好適な実施例20における電源管理システムを示した図である。
【図9C】実施例20の電源ユニットの変化形態を示した図である。
【図9D】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図10A】本発明の好適な実施例21における電源管理システムを示した図である。
【図10B】実施例21の電源ユニットの構成を示した図である。
【図10C】電源ユニットのもう一つの構成を示した図である。
【図11A】本発明の好適な実施例22における電源管理システムを示した図である。
【図11B】実施例22の電源ユニットの構成を示した図である。
【図11C】電源ユニットのもう一つの構成を示した図である。
【図11D】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11E】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11F】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図11G】電源ユニットの更なる変化形態を示した図である。
【図12A】各切替部材の状態組合せを示した図である。
【図12B】各操作電圧の電圧値を示した図である。
【図12C】第一操作電圧の出力波形を示した図である。
【図12D】第二操作電圧の出力波形を示した図である。
【図12E】第三操作電圧の出力波形を示した図である。
【図13】本発明の好適な実施例23における電源管理システムを示した図である。
【図14A】第一極性切替ユニットの一例を示した図である。
【図14B】第一極性切替ユニットの別の例を示した図である。
【図14C】第一極性切替ユニットの更に別の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
関連する図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例に係る電源管理システムを以下の通りに説明し、このうち同じ部材は同じ符号を付して説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の好ましい実施例1に係る電源管理システム1の概略図である。電源管理システム1は、複数の電源ユニット11A〜11Cと、少なくとも第一ダイオードD1と、コントロールユニット12と、第一極性切替ユニット13とを備える。本実施例は三つの電源ユニットを例とするが、異なる実施例において、一つ、二つ、或いはその他の数量であることが可能であり、本発明においては特に限定されない。
【0012】
各々の電源ユニット11A〜11Cは、電池モジュールBと第一切替部材SW1を備える。電池モジュールBと第一切替部材SW1は直列接続し、直列モジュールを形成する。前記電源ユニット11A〜11Cは、直列接続し、電源ユニット列を形成する。各第一ダイオードD1の一端は前記電源ユニット11A〜11Cのうちの一つとそれぞれ電気的に接続される。もう一端は第一共接続点に接続される。本実施例において、各第一ダイオードD1は陰極によって互いに電気的に接続され、且つ第一共接続点に接続される。
【0013】
実施上において、電池モジュールBは、二次電池(secondary battery)と電気二重層コンデンサ(electric double-layer capacitor)、或いは蓄エネ/放電の部材、或いは組合部材とを備える。また、電池モジュールBは光起電力素子(photovoltaic cell)、或いは燃料電池を備える。言い換えれば、各電池モジュールBは、一つ、或いは複数の蓄エネ/放電部材、或いは組合部材とを備える。前記蓄エネ/放電部材、或いは組合部材の数量は、本発明においては限定されない。
【0014】
コントロールユニット12は電源ユニット11A〜11Cの第一切替部材SW1と電気的に接続される。コントロール信号Scに基づいて、第一切替信号S1を各第一切替部材SW1にそれぞれ出力し、各第一切替部材SW1の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。コントロール信号Scは状態信号、或いは通信信号、或いは順序信号、或いはフィードバック信号、或いは前記信号の任意の組合せである。前記状態信号は、例えば、各電池モジュールBの電力状態であり、フィードバック信号は、例えば、各電池モジュールBの出力電圧の電圧値であり、或いは第一共接続点の電圧値の信号であり、或いは第一操作電圧V1の電圧値の信号であり、或いはその他のコントロール器からの信号などである。
【0015】
第一極性切替ユニット13は電源ユニット列とコントロールユニット12に電気的に接続される。さらに具体的に言えば、第一極性切替ユニット13と電源ユニット列の接続点は電源ユニット列の一端である。第一極性切替ユニット13は第一操作電圧V1を出力し、且つ第一極性切替ユニット13はコントロールユニット12から出力された第一調整信号Sp1を受信することで、第一操作電圧の極性を調整することによって、出力された第一操作電圧V1を交流電圧にする。
【0016】
本実施例1において、三つの電源ユニット11A〜11Cによって、各電池モジュールBは1.5ボルトの電池を例として説明するが、実際応用上では、その他の数量の電源ユニットを使用して応用することができる。また、簡潔に説明するために、以下は、第一級電源ユニットと、第二級電源ユニットと、第三級電源ユニットを図1に示すように下から上の電源ユニット11A〜11Cとしてそれぞれ称するが、注意すべきことは、ここの上、下とは図1に示される対応位置であり、本発明においてはこれに限定されない。
【0017】
図2を参照しながら図1に合わせて説明し、電源管理システム1の作動原理について更に具体的に説明する。図2は前記の電源管理システム1に出力される第一操作電圧V1の波形図の応用である。
【0018】
時間が0〜T1に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1をそれぞれコントロールし、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1は皆遮断しているため、電源ユニットがこの時間帯において放電することがないので、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて0ボルトである。
【0019】
時間がT1〜T2に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1の導通、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の遮断をそれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aのみがこの時間帯において放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて1.5ボルトである。
【0020】
時間がT2〜T3に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1と第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1の導通、第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の遮断をそれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aの電池モジュールBと第二級電源ユニット11Bがこの時間帯において同時に放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて、3ボルトである。
【0021】
時間がT3〜T4に属する場合、コントロールユニット12に出力された第一切替信号S1は第一級電源ユニット11Aの第一切替部材SW1と、第二級電源ユニット11Bの第一切替部材SW1と、第三級電源ユニット11Cの第一切替部材SW1の導通ををれぞれコントロールしているため、第一級電源ユニット11Aと、第二級電源ユニット11Bと、第三級電源ユニット11Cがこの時間帯において放電を行い、且つコントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力し、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、正極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて4.5ボルトである。
【0022】
時間がT4〜T5に属する場合、各切替部材の作動状況は、時間がT2〜T3に属する場合と同じである。時間がT5〜T6に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT1〜T2に属する場合と同じである。時間がT6〜T7に属する場合、各切替部材の作動状況は時間が0〜T1に属する場合と同じである。したがって、前記の関連する説明をそれぞれ援用し、ここで繰り返して述べない。
【0023】
時間がT7〜T8に属する場合、時間がT1〜T2に属する場合とほぼ同じである。異なっているのは、コントロールユニット12は第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−1.5ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。注意すべきことは、コントロールユニット12が、例えば、切替部材状態表に基づいて、この時の第一操作電圧V1の極性が正、或いは負であるべきかを決めることで、第一調整信号Sp1を第一極性切替ユニット13に出力する。もちろん、コントロールユニット12は第一操作電圧V1の電圧値を検出することによって、出力端の電圧波形を取得し、且つニーズに基づいて第一切替信号S1と第一調整信号Sp1を変え、第一極性切替ユニット13の出力電圧を調整し、且つその電圧の極性を正から負に切替え、或いは負から正に切替える。
【0024】
時間がT8〜T9に属する場合は、時間がT2〜T3に属する場合とほぼ同じである。異なるのは、コントロールユニット12が、第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−3ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。
【0025】
時間がT9〜T10に属する場合は、時間がT3〜T4に属する場合とほぼ同じである。異なるのは、コントロールユニット12が、第一調整信号Sp1を出力して、第一極性切替ユニット13をコントロールすることで、負極性の第一操作電圧V1を出力する。よって、第一操作電圧V1の電圧値はこの時間ブロックにおいて−4.5ボルトである。その他の相同する部分は前記の関連する説明を援用し、ここで繰り返して述べない。
【0026】
時間がT10〜T11に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT8〜T9に属する場合と同じである。時間がT11〜T12に属する場合、各切替部材の作動状況は時間がT7〜T8に属する場合と同じである。前記の関連する説明をそれぞれ援用し、ここで繰り返して述べない。
【0027】
つまり、電源管理システム1はコントロールユニット12によって、放電する電源ユニットの数量をコントロールし、且つ第一極性切替ユニット13をコントロールすることによって、出力される第一操作電圧V1の極性を調整し、第一操作電圧V1を交流電圧にしてから負荷(図示してない)に提供して、交流電源の入力とする。
【0028】
特に注意すべきことは、前記波形図は単なる例えで、電源管理システム1は前記波形と相同の出力に限らず、実際の応用上では、各級電源ユニット11A〜11Cが放電する時間は、異なる負荷に基づいて、第一操作電圧V1のニーズ、或いはその他の応用上の考量に対し、例えば、電池モジュールBを保護、或いは全体システムの寿命を延長する目的に基づいて、コントロールユニット12によって、調整とコントロールを行う。例を挙げると、各級電源ユニット11A〜11Cの電池モジュールBの出力電圧は異なり、例えば、各級電源ユニット11A〜11Cの電池モジュールBの出力電圧は、8V、4V、2Vのそれぞれである。或いは、各時間ブロックの出力電圧は完全に相等ではない。例えば、時間ブロック0〜T1の出力電圧は時間ブロックT1〜T2の出力電圧より小さいなどである。本発明はこれらの例に限定されない。
【0029】
図3Aと図3Bは、本発明の好ましい実施例1に係る電源管理システムの第一切替部材であり、実施の応用上の異なる実施形態である。図3Aに示すように、第一切替部材SW1aはN型電界効果トランジスタ(N-MOSFET)である。図3Bに示すように、第一切替部材SW1bはP型電界効果トランジスタ(P-MOSFET)である。
【0030】
また、電源ユニット11の電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第一ダイオードD1の接続方式は異なる変化であることができる。図3Cに示すように、前記の部材は接続順序を変えることができ、しかし作動原理は同じである。
【実施例2】
【0031】
図4Aは、本発明の好ましい実施例2に係る電源管理システム2の概略図である。電源管理システム2は電源管理システム1とほぼ同じであり、異なるのは、第一操作電圧の調波歪み(harmonic distortion)を低減する目的に基づいて、電源管理システム2は第一極性切替ユニット13に電気的に接続される濾波ユニット14を更に備える。濾波ユニット14は例えば、インダクタンス素子と、キャパシタンス素子と、電気抵抗素子、或いはその組合せとを備える。その他の関連する技術特徴と作動原理は電源管理システム1と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例3】
【0032】
図4Bは、本発明の好ましい実施例3に係る電源管理システム3の概略図である。電源管理システム3は電源管理システム2の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム3において、前記電源ユニット31の第一ダイオードD1は陽極で互いに電気的に接続され、且つ第一共接続点に接続され、陰極で電気的に接続されることではない。また、第一極性切替ユニット13と電源ユニット列の接続点は電源ユニット列のもう一端であり、電源管理システム2と異なるが、その他の関連する技術特徴と作動原理は電源管理システム2と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【0033】
ここで説明すべきことは、以下に述べられる実施例の電源管理システム2、或いは電源管理システム3を基礎として変化を行う場合において、前記濾波ユニット14は第一操作電圧V1の調波を減少することによって、各実施例を好ましい効果に達成させることでき、各実施例が最低の効果を達成するために必要不可欠な部材ではない。即ち、濾波ユニット14を備えなくても、各実施例の実際の応用、実施することには影響を受けない。
【実施例4】
【0034】
図4Cは、本発明の好ましい実施例4に係る電源管理システム2aの概略図である。電源管理システム2と異なるのは、各電源ユニット11aは、第二ダイオードD2を更に備える点である。第二ダイオードD2と、電池モジュールBと、第一切替部材SW1に形成される直列モジュールに並列接続し、放電側路ループを提供する。コントロールユニット12はコントロール信号Scによって、ある電池モジュールBが直ちに消耗され、継続的に放電することができないと検知した時、対応するS1信号によって、第一切替部材SW1を遮断することができ、前記電池モジュールBの放電を停止し、この時、その他の電池モジュールBは第二ダイオードD2の放電電流側路ループによって、継続的に放電する。
【実施例5】
【0035】
図4Dは、本発明の好ましい実施例5に係る電源管理システム2bの概略図である。電源管理システム2と異なるのは、電源管理システム2bは少なくとも第二ダイオードD2と第二極性切替ユニット17とを更に備える点である。また、電源管理システム2bは、直列接続の4つの電源ユニット11を備える。本実施例では、第二ダイオードD2の数量は4つを例として、説明を行うが、異なる実施例において、第二ダイオードD2の数量は、一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0036】
各第二ダイオードD2の一端は、前記電源ユニット11のうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、もう一端は、第二共接続点に接続される。本実施例では、各第二ダイオードD2は陽極で互いに電気的に接続され、且つ第二共接続点に接続される。第二極性切替ユニット17は電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続され、且つ第二操作電圧V2を出力する。第二操作電圧V2は交流電圧であり、第二極性切替ユニット17は、コントロールユニット12に出力される第二調整信号Sp2に基づいて、第二操作電圧V2の極性をコントロールする。また、電源管理システム2bは、電源ユニット列と第二極性切替ユニット17との間に電気的に接続される第二切替部材SW2を更に備えることができ、同時にコントロールユニット12に電気的に接続される。第二切替部材SW2はコントロールユニット12に出力される第二切替信号S2に基づいて、導通、或いは遮断する。
【0037】
例えば、第一切替部材SW1Bと、SW1Cと、SW1D、及び第二切替部材SW2が導通する時、第一切替部材SW1Aは遮断し、第一操作電圧V1は第一切替部材SW1Bと、SW1Cと、SW1Dとそれぞれに対応する電池モジュールBの電圧総和に等しく、第二操作電圧V2は第一切替部材SW1Aに対応する電池モジュールBの電圧に等しい。第一切替部材SW1Aと、SW1Cと、SW1D、及び第二切替部材SW2が導通する時、第一切替部材SW1Bは遮断し、第一操作電圧V1は第一切替部材SW1C、SW1Dに対応する電池モジュールBの電圧総和に等しく、第二操作電圧V2は第一切替部材SW1A、SW1Bに対応する電池モジュールBの電圧に等しく、以下これに準ずる。つまり、第一切替部材SW1A〜SW1Dと第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第一操作電圧V1と第二操作電圧V2の出力をコントロールすることができる。例えば、第一操作電圧V1の位相と第二操作電圧V2の位相の差は90度である。
【実施例6】
【0038】
図4Eは、本発明の好ましい実施例6に係る電源管理システム2a1の概略図である。電源管理システム2a1は電源管理システム2aとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a1は少なくとも第二切替部材SW2を更に備え、第一ダイオードD1と直列接続し、且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を出力することによって、第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第二切替部材SW2と第一ダイオードD1に提供される放電電流ループ、或いは断路をコントロールする。特に、注意すべきことは、第一ダイオードD1の数量が異なることに基づいて、第二切替部材SW2の数量も対応して変わる。よって、本実施例は、三つの第二切替部材SW2を例とするが、異なる実施例において、第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0039】
また、各電池モジュールBは異なる電源飽和値を更に備えることで、電源管理システム2a1が組み合わせることによって、異なる電源飽和値の電池モジュールBを有し、多様化の出力電圧波形を得ることができる。
【実施例7】
【0040】
図4Fは、本発明の好ましい実施例7に係る電源管理システム2a2の概略図である。電源管理システム2a2は電源管理システム2a1とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a2は二相出力を有し、少なくとも第三切替部材SW3と、少なくとも第三ダイオードD3と、第二極性切替ユニット17とを更に備える点である。
【0041】
各第三切替部材SW3は前記電源ユニット11aのうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、第三切替部材SW3はコントロールユニット12と電気的に接続され、且つコントロールユニット12に出力される第三切替信号S3に基づいて、導通、或いは遮断する。
【0042】
各第三ダイオードD3は第三切替部材SW3のうちの一つとそれぞれ直列接続され、且つ第二共接続点に接続され、放電電流ループを提供する。
【0043】
特に注意すべきことは、本実施例において、第三切替部材SW3と第三ダイオードD3の数量は3つを例としてそれぞれ説明を行う。しかし、異なる実施例において、第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0044】
第二極性切替ユニット17は電源ユニット列と第二共接続点、及びコントロールユニット12に電気的に接続され、且つ第二操作電圧V2を出力し、コントロールユニット12は第二調整信号SP2を第二極性切替ユニット17に出力し、第二操作電圧V2の極性をコントロールすることで、第二操作電圧V2を交流電圧にする。
【0045】
電源管理システム2a2の第三切替部材SW3の機能は、放電される第二極性切替ユニット17の電源ユニット11aの数量をコントロールすることであり、電源管理システム2a2の作動原理は電源管理システム2aと電源管理システム2a1の組合せに似ている。異なるのは、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2と、第三切替部材SW3の導通、或いは遮断の組合せをコントロールすることによって、電源管理システム2a2は、出力される第一極性切替ユニット13と第二極性切替ユニット17の電源ユニット11aの数量をそれぞれコントロールして、二相の交流電圧の出力を提供する点である。
【実施例8】
【0046】
図4Gは、本発明の好ましい実施例8に係る電源管理システム2a3の概略図である。電源管理システム2a3は電源管理システム2a2とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2a3は多重相出力を有し、電源管理システム2a3は第二極性切替ユニット17のみを備えるだけではなく、もう一つの第二極性切替ユニット18を更に備える点である。更に、第三ダイオードD3はもう一つの第二共接続点に接続される。一方、第二極性切替ユニット18は前記もう一つの第二共接続点と電源ユニット列に接続される。
【0047】
本実施例において、電源管理システム2a3と電源管理システム2a2は類似の作動原理を有し、異なるのは、電源管理システム2a3の第三切替部材SW3と第三ダイオードD3は二組に分けられ、第二極性切替ユニット17、18にそれぞれ接続し、各第三切替部材SW3の導通/遮断の組合せをコントロールすることによって、三相交流電圧の出力を提供する点である。
【0048】
特に注意すべきことは、第二共接続点の数量は、異なる実施例において、三つ、或いは更なる数量であることができ、第二共接続点の数量は、少なくとも一つであることができる。一方、第二切替部材SW2の数量は第二共接続点の数量と対応して変化することで、電源管理システムは多相出力を提供することができる。よって、本発明はこれらの例に限定されない。
【実施例9】
【0049】
図4Hは、本発明の好ましい実施例9に係る電源管理システム2b1の概略図である。電源管理システム2b1は電源管理システム2bとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b1において、電源ユニット列と第二極性切替ユニット17との間に接続される第二切替部材SW2は取り除かれ、且つ各第一ダイオードD1は第二切替部材SW2によって取り替えられ、一方、各第二ダイオードD2は第三切替部材SW3によって取り替えられ、コントロールユニット12は各第二切替部材SW2と第三切替部材SW3に電気的に接続され、且つ第二切替信号S2と第三切替信号S3をそれぞれ出力することで、各第二切替部材SW2と各第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をコントロールする点である。電源管理システム2b1の作動原理は、依然として電源管理システム2bの作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例10】
【0050】
図4Iは、本発明の好ましい実施例10に係る電源管理システム2b2の概略図である。電源管理システム2b2は電源管理システム2a2とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b2において、第二切替部材SW2に接続された第一ダイオードD1は取り除かれ、及び第三切替部材SW3に接続された第三ダイオードD3は取り除かれる点である。電源管理システム2b2の作動原理は、依然として電源管理システム2a2の作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例11】
【0051】
図4Jは、本発明の好ましい実施例11に係る電源管理システム2b3の概略図である。電源管理システム2b3は電源管理システム2a3とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2b3において、第二切替部材SW2に接続された第一ダイオードD1は取り除かれ、及び第三切替部材SW3に接続された第三ダイオードD3は取り除かれる点である。電源管理システム2b3の作動原理は、依然として電源管理システム2a3の作動原理と同じであるため、ここで繰り返して述べない。
【0052】
さらに、前記多相交流電圧出力を有する実施例において、コントロール信号Scは、各第二共接続点の電圧値の信号、或いは各第二操作電圧の電圧値を代表する信号を更に備えるため、ここで繰り返して述べない。
【実施例12】
【0053】
図5Aは、本発明の好ましい実施例12に係る電源管理システム2cの概略図である。電源管理システム2cは電源管理システム2の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2cは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11bは第二ダイオードD2を更に備える。前記電流制御器Iは電流源、或いは限流器であることができる。
【0054】
第二ダイオードD2は第一切替部材SW1に並列接続され、第二ダイオードD2は充電ループを電池モジュールBに提供する。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13と電源ユニット列に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続され、第一極性切替ユニット13によって、外部充電電源に接続された時、整流ユニット15は充電電流ループを提供することができる。
【0055】
前記電源ユニット11bに対して充電する場合、第一極性切替ユニット13の出力端は充電時の交流電源の入力端とすることができ、且つ電流制御器Iによって、充電時の電流方向と電流値をコントロールし、エネルギーを各電源ユニット11bの電池モジュールBに提供することができる。つまり、この時の前記電源ユニット11bは放電用ではなく、外部電源により提供されるエネルギーを受け充電を行う。電源管理システム2と比べて、放電機能のみならず、充電の機能をさらに有するため、繰り返して使用することができる。
【実施例13】
【0056】
図5Bは、本発明の好ましい実施例13に係る電源管理システム3aの概略図である。電源管理システム3aは電源管理システム3の回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム3aは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11cは第二ダイオードD2を更に備える。
【0057】
第二ダイオードD2は第一切替部材SW1に並列接続され、第二ダイオードD2は充電ループを電池モジュールBに提供する。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13と電源ユニット列に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続され、第一極性切替ユニット13によって、外部充電電源に接続された時、整流ユニット15は充電電流ループを提供することができる。
【0058】
本実施例に関して、電源管理システム3に追加された部材の作動原理は電源管理システム2cと同じであるので、前に述べた通りであるため、ここで繰り返して述べない。
【0059】
さらに、本実施例において、各電池モジュールBは異なる電池数量を有する。即ち、各電池モジュールBの保存できる静電容量は皆異なるものであり、且つ直列される電池数も異なるものであるため、各電池モジュールBが出力する電圧も異なるものである。異なる電池数列を有する直列または並列組合せの電池モジュールBに合わせることによって、第一操作電圧V1の波形が更に多様化の変化をさせることができることで、負荷のニーズと符合することができる。また、各電池モジュールBの静電容量は前記放電周期の放電デューティ周期(discharge duty cycle)に正比例する。
【実施例14】
【0060】
図5Cは、本発明の好ましい実施例14に係る電源管理システム2dの概略図である。電源管理システム2dは電源管理システム2cの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2dは、充電回路16を更に備える点である。前記電源ユニット11bに電気的に接続される。充電回路16は、例えば、追加、補助用の充電回路であり、充電電源とブリッジ整流器を備える。充電電源は交流電源、或いは直流電源を備えることによって、前記電源ユニット11bに対して充電することができる。
【0061】
また、本実施例において、電源管理システム2dは充電回路16を追加することによって、電池モジュールBに対して充電を行い、第一極性切替ユニット13を経由する必要がないため、整流ユニット15を備えなくても良い。
【実施例15】
【0062】
図5Dは、本発明の好ましい実施例15に係る電源管理システム2eの概略図である。電源管理システム2eは電源管理システム2cの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、各電源ユニット11cは第二切替部材SW2と電池モジュールBを更に備える点である。第一切替部材SW1により形成された直列モジュール並列して充電側路ループを提供し、且つコントロールユニット12に電気的に接続される。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を第二切替部材SW2にそれぞれ出力し、各第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0063】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。任意級の電池モジュールBは充電を必要としない、或いは適合しない場合、例えば、前記級の電池モジュールBはすでに飽和状態に達した時、コントロールユニット12は第二切替部材SW2の切り替えによって導通させることができ、前記級の電池モジュールBは充電回路を強制的に脱離する。逆に、第二切替部材SW2の切り替えによって遮断させ、前記級の電源ユニットの電池モジュールBに充電を行う。
【0064】
図5Eは、電源ユニット11cの変化形態を表し、部材の接続順序の変更のみで、作動原理では、異なることはない。
【実施例16】
【0065】
図6Aは、本発明の好ましい実施例16に係る電源管理システム2fの概略図である。電源管理システムfは電源管理システム2aとほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2fの各電源ユニット11dは第二切替部材SW2を更に備え、第二切替部材SW2は電池モジュールBとコントロールユニット12に形成される直列モジュールに電気的に接続される点である。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第二切替信号S2を各第二切替部材SW2にそれぞれ出力し、各第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0066】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。第一級の電池モジュールBの電圧出力を必要とする場合、コントロールユニット12は第一級の電源ユニット11dに属する第二切替部材SW2を導通させ、且つ放電し始めることをコントロールすることができる。第一級と第二級の電池モジュールBの電圧の出力を必要とする場合、コントロールユニット12は第一級の電源ユニット11dと第二級の電源ユニット11dに属する第二切替部材SW2を導通させ、且つ放電し始めることをコントロールすることができる。以下これに準ずる。
【0067】
つまり、本実施例の電池モジュールBは、例えば、燃料電池、或いは太陽電池など充電の部材を必要としないものを選択することができ、その他のメカニズムによって電力の蓄エネ素子を回復することができる。
【0068】
図6Bは、電源ユニット11dの変化形態を表し、部材の接続順序の変更のみで、作動原理では、異なることはない。
【実施例17】
【0069】
図7Aは、本発明の好ましい実施例17に係る電源管理システム2gの概略図である。電源管理システム2gは電源管理システム2fの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2gは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。電流制御器Iは第一極性切替ユニット13に電気的に接続される。整流ユニット15は第一極性切替ユニット13に並列接続される。
【0070】
また、各電源ユニット11eは第三切替部材SW3と第三ダイオードD3を更に備える。第三切替部材SW3は電池モジュールBと、第二切替部材SW2と、コントロールユニット12に電気的に接続され、充電側路ループを提供する。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第三切替信号S3を各第三切替部材SW3にそれぞれ出力し、各第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。第三ダイオードD3は第一切替部材SW1と第二切替部材SW2に並列接続し、充電ループを提供する。
【0071】
簡潔に説明するために、本実施例は、電源管理システム1に沿って、下から上に定義される三級電源ユニットである。電源管理システム2gの放電時においての作動原理は電源管理システム2fの同じであるため、繰り返して述べない。充電時の作動原理は電源管理システム2eと同じであり、例えば、提供される充電の電源電圧が比較的に低く、複数の電池モジュールBに対して同時に充電することができない場合、コントロールユニット12は第二級電源ユニットと第三級電源ユニットの第三切替部材SW3を皆導通に切替、且つ第一級電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替ることによって、第一級の電源ユニットの電池モジュールBに対して充電する。第一級の電源ユニットの電池モジュールBの電力が飽和してから、コントロールユニット12は第一級の電源ユニットと第三級の電源ユニットの第三切替部材SW3を皆導通に切替、且つ第二級の電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替ることによって、第二級の電源ユニットの電池モジュールBに対して充電する。以下これに準ずる。
【0072】
もちろん、提供される充電の電源が二つの電池モジュールBに対して同時に充電を行う場合、コントロールユニット12は電圧の比較的低い二級電源ユニットの第三切替部材SW3を遮断に切替えることができる。もう一つの電源ユニットの第三切替部材SW3を導通に切替えることによって、対応する二電池モジュールBに対して同時に充電を行う。
【0073】
つまり、コントロールユニット12は充電電源の電圧の大きさによって、或いは充電電源が変動の交流電圧である時、第三切替部材SW3の導通、或いは遮断をコントロールし、充電電源の電圧に合わせて、電池モジュールBの数量を適当に調整すると同時に充電することで、最大のエネルギーの使用効率を達成することができる。
【0074】
図7B〜図7Dに示すように、電源ユニット11fと異なるのは、各図7B〜図7Dの電源ユニットの実施形態において、電源ユニット11f、11g、11hは第四ダイオードD4を更に備える点である。第三ダイオードD3を第一切替部材SW1に並列接続されることに変え、第四ダイオードD4では第二切替部材SW2に並列接続される。図7Bと、図7Cと、図7Dとの間の差異は、電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2の直列接続の順序変更である。第三ダイオードD3と第四ダイオードD4はいずれも充電電流ループの提供に用いられることによって、対応する第一切替部材SW1、或いは第二切替部材SW2を遮断することで、充電電流は、第三ダイオードD3、或いは第四ダイオードD4によって、流通することができる。注意すべきことは、仮に、図7B〜図7Dに示されるような実施形態と図7Aに示されるものとが異なるとしても、作動原理は依然として相同するものである。
【実施例18】
【0075】
図8は、本発明の好ましい実施例18に係る電源管理システム2hの概略図である。電源管理システム2hは電源管理システム2gの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2hは第四ダイオードD4と充電回路16とを更に備える点である。第四ダイオードD4は電流制御器Iに並列接続される。充電回路16は前記電源ユニット11fに電気的に接続される。
【0076】
また、各電源ユニット11fは第四切替部材SW4が第一ダイオードD1に並列接続されることを更に備え、充電電流ループを提供すると同時に、コントロールユニット12に電気的に接続される。且つコントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて、第四切替信号S4を第四切替部材SW4に出力し、各第四切替部材SW4の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールする。
【0077】
電源管理システム2hの作動原理は電源管理システム2gと似ており、二者の区別は、電源管理システム2hのコントロールユニット12は各級電源ユニットの第四切替部材SW4をコントロールすることによって、充電時の電池モジュールBの直列長さを調整し、充電の電源の電圧に合わせることができる。また、充電回路16によって外部電源に接続して電池モジュールBに対して充電を行うこともできる。
【実施例19】
【0078】
図9Aは、本発明の好ましい実施例19に係る電源管理システム2iの概略図である。電源管理システム2iは電源管理システム2fの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2iは少なくとも第三ダイオードD3と、第二極性切替ユニット17と、第三切替部材SW3とを更に備える点である。
【0079】
各第三ダイオードD3の一端は前記電源ユニット11dのうちの一つとそれぞれ電気的に接続され、もう一端は第二共接続点に接続される。第二極性切替ユニット17は、電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12に接続すると同時に第二操作電圧V2を出力する。第二操作電圧V2は交流電圧であり、第二極性切替ユニット17は、コントロールユニット12に出力されるうちの一つの第二調整信号Sp2に基づいて、第二操作電圧V2の極性をコントロールする。一方、第三切替部材SW3は、電源ユニット列と、第二極性切替ユニット17と、コントロールユニット12に電気的に接続する。第三切替部材SW3は、コントロールユニット12に出力される第三切替信号SW3に基づいて導通、或いは遮断する。
【0080】
本実施例において、電源管理システム2iの作動原理は電源管理システム2cと電源管理システム2fの統合である。つまり、コントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールすることによって、任意級の電源ユニットの放電をコントロールすることができる。もちろん、第一極性切替ユニット13からの出力、或いは第二極性切替ユニット17からの出力を選択することができる。第三切替部材SW3は第二操作電圧V2が出力するかどうかをコントロールする。
【0081】
例えば、本実施例は電源管理システム2fに沿って、下から上に定義される三級電源ユニットで説明する。第一級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1、第二切替部材SW2が導通する時、第二級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1、第二切替部材SW2が導通し、第三級の電源ユニット11dの第一切替部材SW1が導通し、第二切替部材SW2が遮断する。第一極性切替ユニット13に出力される第一操作電圧V1では、第一級の電源ユニット11dと第二級の電源ユニット11dから提供され、第二極性切替ユニット17に出力される第二操作電圧V2は第三級の電源ユニット11dから提供される。つまり、各第一操作電圧V1と第二操作電圧V2の変化は各切替部材の導通/遮断の組合せによって得ることができる。
【実施例20】
【0082】
図9Bは、本発明の好ましい実施例20に係る電源管理システム2jの概略図である。電源管理システム2jは電源管理システム2iの回路構造とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム2jは、充電と充電コントロールの機能を更に有し、電源管理システム2jは、電流制御器Iと整流ユニット15を更に備える点である。且つ各電源ユニット11gは第四切替部材SW4と第四ダイオードD4を更に備える。第四切替部材SW4と、第四ダイオードD4と、電流制御器Iと、整流ユニット15の接続方式と作動原理は、電源管理システム2gの第三切替部材SW3、第三ダイオードD3、電流制御器Iと、整流ユニット15の説明を参考とされたい。
【0083】
本実施例において、電源管理システム2iと比べて、電源管理システム2jはコントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールすることができるだけでなく、任意級の電源ユニットの放電をコントロールすると同時に、コントロールユニット12によって、各切替部材の導通/遮断の組合せをコントロールし、任意級の電源ユニットに対して充電を行うことができる。
【0084】
図9C、図9Dは、電源ユニット11gの変化形態を表す。電源ユニット11h、11iは、第五ダイオードD5を備える。第四ダイオードD4を第一切替部材SW1と並列接続することに変更し、第五ダイオードD5は第二切替部材SW2と並列接続する。図9Cと図9Dとの間の差異は、電池モジュールBと、第一切替部材SW1と、第二切替部材SW2の直列接続の順序変更である。注意すべきことは、仮に、図9Cと図9Dに示される実施形態が図9Bに示されるものと異なるとしても、作動原理は依然として相同するものである。
【実施例21】
【0085】
図10Aは、本発明の好ましい実施例21に係る電源管理システム4の概略図である。同時に図10Bと図10Cに示す電源ユニットの概略図を合わせて参照しておきたい。電源管理システム4は電源管理システム1に基づいて、変化した実施例である。電源管理システム4は複数の電源ユニットU1〜U6と、少なくとも第一ダイオードD1と、少なくとも第二ダイオードD2と、コントロールユニット12と、第一極性切替ユニットPと、第二極性切替ユニットQとを備える。本実施例において、第一ダイオードD1と第二ダイオードD2の数量はそれぞれ三つを例として説明を行うが、異なる実施例において、第一ダイオードD1と第二ダイオードD2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。もちろん、第一ダイオードD1の数量と第二ダイオードD2の数量は互いに異なることができる。例えば、第一ダイオードD1の数量は二つで、第二ダイオードD2の数量は一つである。本発明はこれらの例に限定されない。
【0086】
電源ユニットU1〜U6は電気的に接続して電源ユニット列を形成すると同時に、電源ユニットU1〜U6は第一グループC1と第二グループC2に分け、第一グループC1は電源ユニットU1〜U3を備える。第二グループC2は電源ユニットU4〜U6を備える。各電源ユニットU1〜U6は電池モジュールBと第一切替部材SW1とを備えると同時に、電池モジュールBと第一切替部材SW1は直列接続して直列モジュールを形成する。
【0087】
各第一ダイオードD1の一端は第一グループC1の各電源ユニットU1〜U3とそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第一共接続点に接続する。更に、各第一ダイオードD1の陰極は互いに電気的に接続し、且つ第一共接続点に接続して第一放電ループを形成する。
【0088】
各第二ダイオードD2の一端は第二グループC2の各電源ユニットU4〜U6とそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第二共接続点に接続する。更に、各第二ダイオードD2の陽極は互いに電気的に接続し、且つ第二共接続点に接続して第二放電ループを形成する。
【0089】
コントロールユニット12は前記第一切替部材SW1と電気的に接続し、且つコントロール信号Scに基づいて第一切替信号S1を各第一切替部材SW1にそれぞれ出力し、各第一切替部材SW1の導通、或いは遮断をそれぞれコントロールすることによって、第一共接続点と第二共接続点の放電電圧をコントロールする。
【0090】
第一極性切替ユニットPは電源ユニット列と、第一共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第一操作電圧V1を出力すると同時に、コントロールユニット12は第一調整信号Sp1を第一極性切替ユニットPに出力して、第一操作電圧V1の極性をコントロールすることで、第一操作電圧V1を交流電圧にする。
【0091】
第二極性切替ユニットQは電源ユニット列と、第二共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第二操作電圧V2を出力すると同時に、コントロールユニット12は第二調整信号Sp2を第二極性切替ユニットQに出力して、第二操作電圧V2の極性をコントロールすることで、第二操作電圧V2を交流電圧にする。
【0092】
電源管理システム4の作動原理は電源管理システム1と似ている。異なるのは、電源管理システム4はデュアル出力を有するから、電源管理システム1は電源管理システム3と直列接続すると見なすことができ、第一操作電圧V1と第二操作電圧V2を同時に独立に提供することになるため、互いに影響することはない。よって、作動原理は電源管理システム1と電源管理システム3の説明を参考とされたい。
【0093】
また、前記の各電源ユニットの変化形態は皆電源ユニットU1〜U6に応用することができ、関連する作動原理は前記と同じであるため、繰り返して述べない。
【実施例22】
【0094】
図11Aは、本発明の好ましい実施例22に係る電源管理システム5の概略図である。電源管理システム5は電源管理システム4とほぼ同じであり、異なるのは、電源管理システム5は、少なくとも第三ダイオードD3と少なくとも第二切替部材SW2とを更に備える点である。本実施例において、第三ダイオードD3と第二切替部材SW2の数量はそれぞれ四つを例として説明を行うが、異なる実施例において、第三ダイオードD3と第二切替部材SW2の数量は一つ、二つ、或いはその他の数量であることができる。本発明はこれらの例に限定されない。
【0095】
各第三ダイオードD3の一端は電源ユニットU1〜U6のうちの一つとそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第三共接続点に接続する。
【0096】
各第二切替部材SW2の一端は電源ユニットU1〜U6のうちの一つとそれぞれ電気的に接続し、もう一端は第四共接続点に接続する。且つ各第二切替部材SW2はコントロールユニット12と電気的に接続する。
【0097】
第三極性切替ユニットRは第三共接続点と、第四共接続点と、コントロールユニット12と電気的に接続し、且つ第三操作電圧V3を出力する。
【0098】
コントロールユニット12はコントロール信号Scに基づいて第二切替信号S2を前記第二切替部材SW2に出力し、第二切替部材SW2の導通、或いは遮断をコントロールすることによって、第三共接続点と第四共接続点との間の電圧をコントロールする。第三極性切替ユニットRはコントロールユニット12に出力される第三調整信号Sp3に基づいて、第三操作電圧V3の極性をコントロールする。
【0099】
また、図11Bと図11Cに示すように、電源管理システム4と比べて、電源管理システム5の電源ユニットU2〜U5の電池モジュールBと第一切替部材SW1との間に一つの電流ループを更に有することによって、第三極性切替ユニットRに接続する。しかし、回路構造と作動原理は、依然として前記と異なることはない。
【0100】
簡潔に説明するために、本実施例は上から下まで、電源ユニットを第一級から第六級電源ユニットU1〜U6に定義する。第一操作電圧V1と第二操作電圧V2のコントロール原理は、前記電源管理システム1と電源管理システム3の説明を参考とされたい。第三操作電圧V3が電池モジュールBの電圧を出力する必要がある時、コントロールユニット12は第二級電源ユニットU2に対応する第二切替部材SW2を導通し、且つ第三、四、五級電源ユニットU3、U4、U5に対応する第二切替部材SW2を遮断することで、第二級電池モジュールU2を第三極性切替ユニットRに放電させることができ、必要とする電圧を得ることができる。第三操作電圧V3が二電池モジュールBの電圧を出力する必要がある時、コントロールユニット12は第二級、第三級電源ユニットU2、U3に対応する第二切替部材SW2を導通することができ、且つ第四級、第五級電源ユニットU4、U5に対応する第二切替部材SW2を遮断することで、第二級、第三級電源ユニットU2、U3を第三極性切替ユニットRに放電させることができ、必要とする電圧を得ることができる。以下これに準ずる。
【0101】
従って、コントロールユニット12に出力される第一切替信号S1、第二切替信号S2によって、各切替部材の導通、或いは遮断の組合せをコントロールしてから、各極性切替ユニットの出力電圧の極性をコントロールし、電源管理システム5は第一操作電圧V1と、第二操作電圧V2と、第三操作電圧V3を出力する。同時に、前記の操作電圧の中に二つの電圧の位相差は120度である。つまり、電源管理システム5は三相交流電源(three phase AC power)の出力を提供することができる。
【0102】
特に注意すべきことは、前記の各電源ユニットの変化形態は皆電源ユニットU1〜U6に応用することができ、関連する作動原理は前記と同じであり、以下は図11D〜図11Gに示される電源ユニットU1a〜U6aを例とし、本実施例の作動原理に対して更に説明を行う。
【0103】
図11Aと図11D〜図11Gに示すように、図11Dは電源ユニットU1の変化形態の電源ユニットU1aの概略図であり、図11Eは、電源ユニットU2、或いはU3の変化形態の電源ユニットU2a、或いはU3aの概略図であり、図11Fは電源ユニットU4、或いはU5の変化形態の電源ユニットU4aとU5aの概略図であり、図11Gは電源ユニットU6の変化形態の電源ユニットU6aの概略図である。
【0104】
電源ユニットU1a〜U6aは電源ユニットU1〜U6と異なるのは、電源ユニットU1a〜U6aは第四ダイオードD4と、第五ダイオードD5と、第六ダイオードD6と、第三切替部材SW3と、第四切替部材SW4とを更に備える点である。
【0105】
図12A〜図12Eを同時に参照しつつ説明する。図12Aは電源管理システム5が電源ユニットU1a〜U6aに合わせ、各切替部材の各状態の組合せの概略図であり、図示されていない第四切替部材SW4は遮断状態である。図12Bは電源管理システム5の各操作電圧対応図12Aに示される各切替部材の各状態の組合せの電圧値である。図12C〜図12Eは各操作電圧V1〜V3のそれぞれの出力波形の概略図である。
【0106】
従って、コントロールユニット12に出力される第一切替信号S1、第二切替信号S2、第三切替信号S3、第四切替信号S4によって、各切替部材の導通、或いは遮断の組合せをコントロールしてから、各極性切替ユニットの出力電圧の極性をコントロールし、電源管理システム5は第一操作電圧V1と、第二操作電圧V2と、第三操作電圧V3を出力する。同時に、前記の操作電圧の中に二つの操作電圧の位相差は120度である。つまり、電源管理システム5は三相交流電源の出力を提供することができる。
【実施例23】
【0107】
図13は、本発明の好ましい実施例23に係る電源管理システムの概略図である。電源管理システム5aは電源管理システム5とほぼ同じであり、異なるのは、第二切替部材SW2と第三ダイオードD3の接続位置は交換され、且つ接続方式が逆である点であるが、電源管理システム5aの全体の作動原理は、依然として電源管理システム5と同じである。
【0108】
また、本実施例において、六つの電源ユニットを例として説明を行うが、実際の応用では、その他の数量の電源ユニットに合わせることができる。本発明はこの例に限定されない。
【0109】
図14Aは、第一極性切替ユニット13aの概略図である。もちろん、この実施形態は第一極性切替ユニットP、或いは第二極性切替ユニット17、18、Q、或いは第三極性切替ユニットRに応用することができる。第一極性切替ユニット13aは第一トランジスタT1と、第二トランジスタT2と、第三トランジスタT3と、第四トランジスタT4と、第一整流ダイオードDaと、第二整流ダイオードDbと、第三整流ダイオードDcと、第四整流ダイオードDdと、第一コントロール端Sp1aと、第二コントロール端Sp1bとを備える。第一コントロール端Sp1aは高電位である時、且つ第二コントロール端Sp1bは低電位である時、第一トランジスタT1と第二トランジスタT2が導通し、電流はノードから第一トランジスタT1、ノードP3、負荷(図示しない)、ノードP4、第二トランジスタT2からノードP2に流れ、第一コントロール端Sp1aは低電位である時、第二コントロール端Sp1bは高電位である時、第三トランジスタT3と、第四トランジスタT4は導通し、電流はノードP1から第三トランジスタT3、ノードP4、負荷、ノードP3、第二トランジスタT2からノードP2に流れる。
【0110】
図14Bは、第一極性切替ユニット13bの概略図である。第一極性切替ユニット13bは第一直流端(ノードP1)と、第二直流端(ノードP2)と、二個の交流端(ノードP3、P4)と、第一コントロール端Sp1aと、第二コントロール端Sp1bと、変圧器TSと、第一トランジスタT1と、第二トランジスタT2とを備える。変圧器TSは、一次巻線TS1と二次巻線TS2を有し、一次巻線TS1は第一一次端と、第二一次端と、中間口出し端とを有し、中間口出し端は第一直流端(ノードP1)に接続し、二次巻線TS2の両端は二個の交流端(ノードP3、P4)にそれぞれ接続する。第一トランジスタT1は第一一次端と、第二直流端(ノードP2)と、第一コントロール端Sp1aに電気的に接続し、第一一次端と第二直流端との間の順向電流ループを提供すると同時に、第一コントロール端Sp1aよりその導通と遮断をコントロールする。第二トランジスタT2は第二一次端と、第二直流端(ノードP2)と、第二コントロール端Sp1bに電気的に接続し、第二一次端と第二直流端との間の順向電流ループを提供すると同時に、第二コントロール端Sp1bよりその導通と遮断をコントロールする。
【0111】
一次巻線TS1と、第一直流端(ノードP1)と、第二直流端(ノードP2)は電源ユニット列の放電電圧を受信することができ、放電電圧は所定周波数に基づき、ピークから零、或いは最低値との間の変動する電圧であり、前記第一トランジスタT1と第二トランジスタT2によって、放電電圧が零、或いは最低値時、導通と遮断を交互に切り換えることで、出力の極性を切り換え、二次巻線TS2と二個の交流端(ノードP3、P4)に交流電を出力する。
【0112】
図14Cは、第一極性切替ユニット13cの概略図である。第一極性切替ユニット13bと比べて、第一極性切替ユニット13cは第一整流ダイオードDaと第二整流ダイオードDbを更に備える。第一整流ダイオードDaと第一トランジスタT1は並列し、逆向電流ループを提供する。第二整流ダイオードDbは第二トランジスタT2と並列し、逆向電流ループを提供する。
【0113】
第一トランジスタT1と第二トランジスタT2が皆遮断する時、二個の交流端(ノードP3、P4)と二次巻線TS2は交流電入力を受信することができ、そして一次巻線TS1と、第一整流ダイオードDaと、第二整流ダイオードDbによって直流電圧に整流し、第一直流端(ノードP1)と第二直流端(ノードP2)から出力すると同時に、各電源ユニットに対して充電する。
【0114】
特に注意すべきことは、以上のように述べられる各種の電源管理システム2に基づいて、変化した実施例は前記技術特徴は電源管理システム3に適用することができる。その区別は第一ダイオードD1の第一共接続点の違いのみであるため、繰り返して述べない。しかし、依然として本発明に開示される範囲に属する。
【0115】
まとめると、このように、本発明の電源管理システムは、コントロールユニットが、第一切替信号を第一切替部材に出力することで、第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、第一極性切替ユニットをコントロールして、第一操作電圧の極性を調整することで、第一操作電圧を交流電圧にする。さらに、切替部材またはダイオードを追加接続することにより、電源管理システムを放電させられるだけではなく、充電、電源ユニットの保護または多相出力機能を有することで、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する。
【0116】
上記は例示的なものであって、限定するためのものではない。本発明の技術的思想および範囲から逸脱することなく、行われる等価の修正または変更は、いずれも後記の特許請求の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0117】
本発明は以上の如く構成したため、本発明は、電源ユニットを効果的に保護し、パワーの消耗を回避すると同時に、充電電圧、出力電圧の求めまたは各電池モジュールの状態に基づき、電源ユニットの接続コンフィギュレーションを調整する電源管理システムを提供し得るものである。
【符号の説明】
【0118】
1、2、2a〜2j、2a1〜2a3、2b、2b1〜2b3、3、3a、4、5、5a:電源管理システム
11、11a〜11i、11A〜11C、31、31a、U1〜U6、U1a〜U6a:電源ユニット
12:コントロールユニット
13、13a〜13c、P:第一極性切替ユニット
14:濾波ユニット
15:整流ユニット
16:充電回路
17、18、Q:第二極性切替ユニット
B:電池モジュール
C1:第一グループ
C2:第二グループ
D1:第一ダイオード
D2:第二ダイオード
D3:第三ダイオード
D4:第四ダイオード
D5:第五ダイオード
D6:第六ダイオード
Da:第一整流ダイオード
Db:第二整流ダイオード
Dc:第三整流ダイオード
Dd:第四整流ダイオード
I:電流制御器
P1〜P4:ノード
R:第三極性切替ユニット
S1:第一切替信号
S2:第二切替信号
S3:第三切替信号
S4:第四切替信号
Sc:コントロール信号
Sp1:第一調整信号
Sp1a:第一コントロール端
Sp1b:第二コントロール端
Sp2:第二調整信号
Sp3:第三調整信号
SW1、SW1a、SW1b、SW1A〜SW1D:第一切替部材
SW2:第二切替部材
SW3:第三切替部材
SW4:第四切替部材
T1:第一トランジスタ
T2:第二トランジスタ
T3:第三トランジスタ
T4:第四トランジスタ
TS:トランス
TS1:一次巻線
TS2:二次巻線
V1:第一操作電圧
V2、V2a:第二操作電圧
V3:第三操作電圧
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直列接続して電源ユニット列を形成し、電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、前記電池モジュール及び前記第一切替部材は直列接続して直列モジュールを形成する複数の電源ユニットと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、且つ、その他端が第一共接続点に接続されて放電ループを形成する少なくとも一個の第一ダイオードと、
前記第一切替部材に電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を前記各第一切替部材に出力し、それぞれ前記各第一切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第一共接続点の放電電圧をコントロールするコントロールユニットと、
前記電源ユニット列、前記第一共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、第一操作電圧を出力し、且つ、前記コントロールユニットが出力する第一調整信号を受けて、前記第一操作電圧の極性をコントロールする第一極性切替ユニットとを備えることを特徴とする電源管理システム。
【請求項2】
前記各電源ユニットは、さらに前記直列モジュールに並列接続され、放電側路ループを提供する第二ダイオードを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項3】
前記各電源ユニットは、さらに、
前記直列モジュールに直列接続され、さらに前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう第二切替部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源管理システム。
【請求項4】
前記各電源ユニットは、さらに、
前記電池モジュール及び前記第一切替部材に電気的に接続されて、充電ループを提供する第二ダイオードを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項5】
前記電源ユニットは、さらに、
前記直列モジュールに電気的に接続されて、充電側路ループを提供し、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続されて、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう第二切替部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の電源管理システム。
【請求項6】
さらに、
それぞれ前記各第一ダイオードに並列接続されて、充電電流ループを提供し、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項7】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続される少なくとも一個の第二ダイオードと、
前記電源ユニット列、前記第二共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、さらに、第二操作電圧を出力して、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項8】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続される少なくとも一個の第三ダイオードと、
前記電源ユニット列、前記第二共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、さらに、第二操作電圧を出力して、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項3に記載の電源管理システム。
【請求項9】
さらに、
前記第一極性切替ユニット及び前記電源ユニット列に電気的に接続されて、前記充電ループを提供する電流制御器と、
前記第一極性切替ユニットに並列接続されて、前記充電ループを提供する整流ユニットとを備えることを特徴とする請求項4に記載の電源管理システム。
【請求項10】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第三共接続点に接続される少なくとも一個の第三ダイオードと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第四共接続点に接続され、前記コントロール信号が出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材と、
前記第三共接続点、前記第四共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、第三操作電圧を出力し、さらに、前記コントロールユニットが出力する第三調整信号に基づき、前記第三操作電圧の極性をコントロールする第三極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項7に記載の電源管理システム。
【請求項11】
さらに、
それぞれ前記各第一ダイオードに直列接続され、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源管理システム。
【請求項12】
さらに、
それぞれ前記電源ユニットのうちの一つ及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、前記コントロールユニットが出力する第三切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第三切替部材と、
それぞれ前記第三切替部材のうちの一つに直列接続され、且つ、それぞれが 少なくとも一個の第二共接続点に電気的に接続されて、少なくとも一個の放電電流ループを提供する少なくとも一個の第三ダイオードと、
それぞれ前記電源ユニット列、前記第二共接続点のうちの一つ及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、少なくとも一個の第二操作電圧を出力し、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする少なくとも一個の第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項11に記載の電源管理システム。
【請求項13】
前記コントロール信号は、前記各電池モジュールの静電容量の信号または前記第一共接続点の電圧値の信号または前記第一操作電圧の電圧値の信号を代表することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項14】
前記各電池モジュールの静電容量は、その放電周期の放電デューティ周期に正比例することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項15】
前記第一極性切替ユニットは、
第一直流端と、第二直流端と、二個の交流端と、第一コントロール端及び第二コントロール端と、
一次巻線及び二次巻線を有して、このうち、前記一次巻線は第一一次端、第二一次端及び中間口出し端を有し、前記中間口出し端が前記第一直流端に接続され、前記二次巻線の両端がそれぞれ前記二個の交流端に接続されるトランスと、
前記第一一次端、前記第二直流端及び前記第一コントロール端に電気的に接続されて、前記第一一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第一コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第一トランジスタと、
前記第二一次端、前記第二直流端及び前記第二コントロール端に電気的に接続されて、前記第二一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第二コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第二トランジスタと、
前記第一トランジスタに並列接続して、逆向電流ループを提供する第一整流ダイオードと、
前記第二トランジスタに並列接続して、逆向電流ループを提供する第二整流ダイオードとを備え、
前記一次巻線、前記第一直流端及び前記第二直流端は、所定周波数によってそのピーク電圧と最低電圧間で変動する直流電圧を受け、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタが、前記直流電圧が前記最低電圧に近づくか等しい時、導通と遮断を交互に切り換えることによって、前記一次巻線の電流方向を切り替え、前記二次巻線及び前記二個の交流端で周波数が前記所定周波数の2分の1の交流電流を出力し、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタがいずれも遮断されている時、前記二個の交流端が交流電源の入力を受け入れて、前記一次巻線、前記第一整流ダイオード及び前記第二整流ダイオードによって直流電に整流して、前記第一直流端及び前記第二直流端から出力することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項16】
電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、それぞれ電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、前記電池モジュール及び前記第一切替部材が直列接続して直列モジュールを形成する複数の電源ユニットと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第一共接続点に接続されて放電ループを形成する少なくとも一個の第二切替部材と、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続されて他の放電ループを形成する少なくとも一個の第三切替部材と、
前記電源ユニット列、前記第一共接続点に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する第一極性切替ユニットと、
前記電源ユニット列及び前記第二共接続点に電気的に接続されて、第二操作電圧を出力する第二極性切替ユニットと、
前記第一切替部材、前記第二切替部材、前記第三切替部材、前記第一極性切替ユニット及び前記第二極性切替ユニットに電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を前記各第一切替部材に出力して、それぞれ前記各第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、さらに、前記コントロール信号に基づき、それぞれ第二切替信号を前記各第二切替部材に出力して、それぞれ前記各第二切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第一共接続点の放電電圧をコントロールし、さらに、前記コントロール信号に基づき、それぞれ第三切替信号を前記各第三切替部材に出力し、前記各第三切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第二共接続点の放電電圧をコントロールし、さらに、第一調整信号を前記第一極性切替ユニットに出力して、前記第一操作電圧の極性をコントロールし、さらに第二調整信号を前記第二極性切替ユニットに出力して、前記第二操作電圧の極性をコントロールするコントロールユニットとを備えることを特徴とする電源管理システム。
【請求項17】
前記第一極性切替ユニットまたは前記第二極性切替ユニットは、第一直流端、第二直流端、二個の交流端、第一コントロール端及び第二コントロール端と、
一次巻線及び二次巻線を有して、このうち、前記一次巻線は、第一一次端、第二一次端及び中間口出し端を有し、前記中間口出し端が前記第一直流端に接続され、前記二次巻線の両端がそれぞれ前記二個の交流端に接続されるトランスと、
前記第一一次端、前記第二直流端及び前記第一コントロール端に電気的に接続されて、前記第一一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第一コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第一トランジスタと、
前記第二一次端、前記第二直流端及び前記第二コントロール端に電気的に接続されて、前記第二一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第二コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第二トランジスタと、
前記第一トランジスタに並列接続されて、逆向電流ループを提供する第一整流ダイオードと、
前記第二トランジスタに並列接続されて、逆向電流ループを提供する第二整流ダイオードとを備え、
前記一次巻線、前記第一直流端及び前記第二直流端は、所定周波数によってそのピーク電圧と最低電圧の間において変動する直流電圧を受け、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタが、前記直流電圧が前記最低電圧に近づくか等しい時、導通と遮断を交互に切り換えることによって、前記一次巻線の電流方向を切り替え、前記二次巻線及び前記二個の交流端で周波数が前記所定周波数の2分の1の交流電流を出力し、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタがいずれも遮断されている時、前記二個の交流端が交流電源の入力を受け入れて、前記一次巻線、前記第一整流ダイオード及び前記第二整流ダイオードによって直流電に整流して、前記第一直流端及び前記第二直流端から出力することを特徴とする請求項16に記載の電源管理システム。
【請求項1】
直列接続して電源ユニット列を形成し、電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、前記電池モジュール及び前記第一切替部材は直列接続して直列モジュールを形成する複数の電源ユニットと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、且つ、その他端が第一共接続点に接続されて放電ループを形成する少なくとも一個の第一ダイオードと、
前記第一切替部材に電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を前記各第一切替部材に出力し、それぞれ前記各第一切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第一共接続点の放電電圧をコントロールするコントロールユニットと、
前記電源ユニット列、前記第一共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、第一操作電圧を出力し、且つ、前記コントロールユニットが出力する第一調整信号を受けて、前記第一操作電圧の極性をコントロールする第一極性切替ユニットとを備えることを特徴とする電源管理システム。
【請求項2】
前記各電源ユニットは、さらに前記直列モジュールに並列接続され、放電側路ループを提供する第二ダイオードを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項3】
前記各電源ユニットは、さらに、
前記直列モジュールに直列接続され、さらに前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう第二切替部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源管理システム。
【請求項4】
前記各電源ユニットは、さらに、
前記電池モジュール及び前記第一切替部材に電気的に接続されて、充電ループを提供する第二ダイオードを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項5】
前記電源ユニットは、さらに、
前記直列モジュールに電気的に接続されて、充電側路ループを提供し、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続されて、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう第二切替部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の電源管理システム。
【請求項6】
さらに、
それぞれ前記各第一ダイオードに並列接続されて、充電電流ループを提供し、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項7】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続される少なくとも一個の第二ダイオードと、
前記電源ユニット列、前記第二共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、さらに、第二操作電圧を出力して、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項8】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続される少なくとも一個の第三ダイオードと、
前記電源ユニット列、前記第二共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、さらに、第二操作電圧を出力して、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項3に記載の電源管理システム。
【請求項9】
さらに、
前記第一極性切替ユニット及び前記電源ユニット列に電気的に接続されて、前記充電ループを提供する電流制御器と、
前記第一極性切替ユニットに並列接続されて、前記充電ループを提供する整流ユニットとを備えることを特徴とする請求項4に記載の電源管理システム。
【請求項10】
さらに、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第三共接続点に接続される少なくとも一個の第三ダイオードと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第四共接続点に接続され、前記コントロール信号が出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材と、
前記第三共接続点、前記第四共接続点及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、第三操作電圧を出力し、さらに、前記コントロールユニットが出力する第三調整信号に基づき、前記第三操作電圧の極性をコントロールする第三極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項7に記載の電源管理システム。
【請求項11】
さらに、
それぞれ前記各第一ダイオードに直列接続され、さらに、前記コントロールユニットに電気的に接続され、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第二切替部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源管理システム。
【請求項12】
さらに、
それぞれ前記電源ユニットのうちの一つ及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、前記コントロールユニットが出力する第三切替信号に基づき導通または遮断を行なう少なくとも一個の第三切替部材と、
それぞれ前記第三切替部材のうちの一つに直列接続され、且つ、それぞれが 少なくとも一個の第二共接続点に電気的に接続されて、少なくとも一個の放電電流ループを提供する少なくとも一個の第三ダイオードと、
それぞれ前記電源ユニット列、前記第二共接続点のうちの一つ及び前記コントロールユニットに電気的に接続されて、少なくとも一個の第二操作電圧を出力し、且つ、前記コントロールユニットが出力する第二調整信号に基づき、前記第二操作電圧の極性をコントロールする少なくとも一個の第二極性切替ユニットとを備えることを特徴とする請求項11に記載の電源管理システム。
【請求項13】
前記コントロール信号は、前記各電池モジュールの静電容量の信号または前記第一共接続点の電圧値の信号または前記第一操作電圧の電圧値の信号を代表することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項14】
前記各電池モジュールの静電容量は、その放電周期の放電デューティ周期に正比例することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項15】
前記第一極性切替ユニットは、
第一直流端と、第二直流端と、二個の交流端と、第一コントロール端及び第二コントロール端と、
一次巻線及び二次巻線を有して、このうち、前記一次巻線は第一一次端、第二一次端及び中間口出し端を有し、前記中間口出し端が前記第一直流端に接続され、前記二次巻線の両端がそれぞれ前記二個の交流端に接続されるトランスと、
前記第一一次端、前記第二直流端及び前記第一コントロール端に電気的に接続されて、前記第一一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第一コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第一トランジスタと、
前記第二一次端、前記第二直流端及び前記第二コントロール端に電気的に接続されて、前記第二一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第二コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第二トランジスタと、
前記第一トランジスタに並列接続して、逆向電流ループを提供する第一整流ダイオードと、
前記第二トランジスタに並列接続して、逆向電流ループを提供する第二整流ダイオードとを備え、
前記一次巻線、前記第一直流端及び前記第二直流端は、所定周波数によってそのピーク電圧と最低電圧間で変動する直流電圧を受け、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタが、前記直流電圧が前記最低電圧に近づくか等しい時、導通と遮断を交互に切り換えることによって、前記一次巻線の電流方向を切り替え、前記二次巻線及び前記二個の交流端で周波数が前記所定周波数の2分の1の交流電流を出力し、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタがいずれも遮断されている時、前記二個の交流端が交流電源の入力を受け入れて、前記一次巻線、前記第一整流ダイオード及び前記第二整流ダイオードによって直流電に整流して、前記第一直流端及び前記第二直流端から出力することを特徴とする請求項1に記載の電源管理システム。
【請求項16】
電気的に接続されて電源ユニット列を形成し、それぞれ電池モジュール、第一切替部材を備え、且つ、前記電池モジュール及び前記第一切替部材が直列接続して直列モジュールを形成する複数の電源ユニットと、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第一共接続点に接続されて放電ループを形成する少なくとも一個の第二切替部材と、
その一端がそれぞれ前記電源ユニットのうちの一つに電気的に接続され、その他端が第二共接続点に接続されて他の放電ループを形成する少なくとも一個の第三切替部材と、
前記電源ユニット列、前記第一共接続点に電気的に接続されて、第一操作電圧を出力する第一極性切替ユニットと、
前記電源ユニット列及び前記第二共接続点に電気的に接続されて、第二操作電圧を出力する第二極性切替ユニットと、
前記第一切替部材、前記第二切替部材、前記第三切替部材、前記第一極性切替ユニット及び前記第二極性切替ユニットに電気的に接続されて、コントロール信号に基づき、それぞれ第一切替信号を前記各第一切替部材に出力して、それぞれ前記各第一切替部材の導通または遮断をコントロールし、さらに、前記コントロール信号に基づき、それぞれ第二切替信号を前記各第二切替部材に出力して、それぞれ前記各第二切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第一共接続点の放電電圧をコントロールし、さらに、前記コントロール信号に基づき、それぞれ第三切替信号を前記各第三切替部材に出力し、前記各第三切替部材の導通または遮断をコントロールすることで、前記第二共接続点の放電電圧をコントロールし、さらに、第一調整信号を前記第一極性切替ユニットに出力して、前記第一操作電圧の極性をコントロールし、さらに第二調整信号を前記第二極性切替ユニットに出力して、前記第二操作電圧の極性をコントロールするコントロールユニットとを備えることを特徴とする電源管理システム。
【請求項17】
前記第一極性切替ユニットまたは前記第二極性切替ユニットは、第一直流端、第二直流端、二個の交流端、第一コントロール端及び第二コントロール端と、
一次巻線及び二次巻線を有して、このうち、前記一次巻線は、第一一次端、第二一次端及び中間口出し端を有し、前記中間口出し端が前記第一直流端に接続され、前記二次巻線の両端がそれぞれ前記二個の交流端に接続されるトランスと、
前記第一一次端、前記第二直流端及び前記第一コントロール端に電気的に接続されて、前記第一一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第一コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第一トランジスタと、
前記第二一次端、前記第二直流端及び前記第二コントロール端に電気的に接続されて、前記第二一次端と前記第二直流端の間の順向電流ループを提供し、且つ、前記第二コントロール端によってその導通と遮断をコントロールする第二トランジスタと、
前記第一トランジスタに並列接続されて、逆向電流ループを提供する第一整流ダイオードと、
前記第二トランジスタに並列接続されて、逆向電流ループを提供する第二整流ダイオードとを備え、
前記一次巻線、前記第一直流端及び前記第二直流端は、所定周波数によってそのピーク電圧と最低電圧の間において変動する直流電圧を受け、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタが、前記直流電圧が前記最低電圧に近づくか等しい時、導通と遮断を交互に切り換えることによって、前記一次巻線の電流方向を切り替え、前記二次巻線及び前記二個の交流端で周波数が前記所定周波数の2分の1の交流電流を出力し、前記第一トランジスタと前記第二トランジスタがいずれも遮断されている時、前記二個の交流端が交流電源の入力を受け入れて、前記一次巻線、前記第一整流ダイオード及び前記第二整流ダイオードによって直流電に整流して、前記第一直流端及び前記第二直流端から出力することを特徴とする請求項16に記載の電源管理システム。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図4G】
【図4H】
【図4I】
【図4J】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図11E】
【図11F】
【図11G】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図4G】
【図4H】
【図4I】
【図4J】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図11E】
【図11F】
【図11G】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【公開番号】特開2013−90568(P2013−90568A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−231237(P2012−231237)
【出願日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【出願人】(595108860)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【出願人】(595108860)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]