電話接続システム及び電話接続方法
【課題】使用する電話番号を一段と少なくすることができる電話接続システム及び電話接続方法を提供すること。
【解決手段】第1の電話機50と第2の電話機70とを電話網13を介して通話接続する電話接続システム100において、第1の電話機50と第2の電話機70とを電話網13とは異なるネットワーク11を介して対応付け、対応付けられた第1の電話機50と第2の電話機70とを通話接続する。
【解決手段】第1の電話機50と第2の電話機70とを電話網13を介して通話接続する電話接続システム100において、第1の電話機50と第2の電話機70とを電話網13とは異なるネットワーク11を介して対応付け、対応付けられた第1の電話機50と第2の電話機70とを通話接続する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電話接続システム及び電話接続方法に関し、例えば、転送機能を持った電話接続システム及び電話接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電話機同士を接続する電話接続システムとして、第1の電話機から転送用電話番号へ着信した着信呼を転送先へ転送する転送システムがある。このシステムにおいては、第2の電話機へ転送するための転送用電話番号が第2の電話機の電話番号と対応付けられていることにより、この転送用電話番号に着信した着信呼を第2の電話機へ転送する処理が行われる。
【0003】
なお、発呼者のダイヤルした番号を交換機においてデータベースを参照して付け替える電話交換システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる電話交換システムは、発呼加入者のダイヤルした番号が優先的に着信を許容する優先着信加入者への接続を示す所定の特番である場合に、発呼加入者から受信した被呼者の契約加入者番号を、データベースを参照して本来の一般電話番号に変換する。
【特許文献1】特開2003−244324号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の転送システムにおいては、第2の電話機の電話番号と、該第2の電話機へ転送するための転送用電話番号とが1対1で対応付けられており、いずれの発信元から転送用電話番号に着信しても当該転送用電話番号と1対1で対応付けられた転送先へ着信呼を転送できるように管理されている。
【0005】
しかしながら、転送用電話番号と転送先とを1対1で対応付けたのでは、転送設定数の増加に応じて大量の転送用電話番号を回線契約する必要が生じ、コストが増大するという問題があった。
【0006】
また、転送呼の発信者番号として転送用番号が通知されるため、転送先から発信元へ直接呼び返しができないといった問題がある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使用する電話番号を一段と少なくし得る電話接続システム及び電話接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電話接続システムは、第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続システムであって、前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付ける対応付け手段と、前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続する接続手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
このように構成された電話接続システムによれば、第1の電話機と第2の電話機とを対応付けた上で第1の電話機と第2の電話機とを通話接続することにより、第1及び第2を通話接続する際に用いられる電話番号として同じ電話番号を複数組の対応付けに用いることができ、その分、使用する電話番号を少なくすることができる。
【0010】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けられた第1又は第2の電話機からの特定の電話番号への着呼に応じて前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0011】
このように、特定の電話番号への着呼があった場合に、対応付けられている第1及び第2の電話機の通話接続を行うことにより、接続要求を受け付けるための一つの特定の電話番号を設定するだけで、複数組の対応付けに対して各々通話接続を行うことが可能となる。
【0012】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記特定の電話番号への着呼の発信元が前記第1又は第2の電話機のいずれであるかを前記対応付けから判断し、該判断結果に基づいて、対応付けられた他方の電話機へ前記特定の電話番号を発信者番号とする発呼を行い、前記他方の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0013】
これにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0014】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に、特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0015】
これにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0016】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて、前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0017】
このように、第1及び第2の電話機の対応付けが行われた状態においてネットワークを介した接続要求により第1及び第2の電話機の通話接続が行われることにより、第1又は第2の電話機から電話網を介した接続要求を発呼することなく通話接続を行うことが可能となる。
【0018】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0019】
このように、第1及び第2の電話機を通話接続する際に特定の電話番号が発信者番号として通知されることにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0020】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0021】
このように、第1及び第2の電話機の対応付けが行われた場合に、第1及び第2の電話機が通話接続されることにより、通話接続のための接続要求を送信する必要がなくなる。
【0022】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、少なくとも前記第1及び第2の電話機が前記対応付けられていない場合には、前記通話接続を拒否することを特徴とする。
【0023】
これにより、対応付けが行われていない場合には、接続要求が送信されても通話接続がされないことにより、誤接続を防止することができる。
【0024】
本発明の電話接続方法は、第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続方法であって、前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付けるステップと、前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続するステップと、を具備することを特徴とする。
【0025】
このように構成された電話接続方法によれば、第1の電話機と第2の電話機とを対応付けた上で第1の電話機と第2の電話機とを通話接続することにより、第1及び第2を通話接続する際に用いられる電話番号として同じ電話番号を複数組の対応付けに用いることができ、その分、使用する電話番号を少なくすることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、使用する電話番号を一段と少なくし得る電話接続システム及び電話接続方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る電話接続システム100を含む電話システムの概略的なシステム構成図である。電話接続システム100は、発信元である第1の電話機(例えば、携帯電話機50)から転送用電話番号へ着信した着信呼を転送先である第2の電話機(例えば、固定電話機70)へ転送処理するサーバである。
【0028】
電話接続システム100は、電話接続システム100の着信呼の転送先を決定する際に転送先電話番号及び発信者番号を検索する転送先管理データベース110と、電話機から要求された接続を行う呼の設定、及び接続を切るための呼の解放といった呼制御を行う呼制御サーバ120と、転送先管理データベース110の検索結果に基づいて呼制御サーバ120の呼制御を制御する状態管理サーバ130とを主に備えている。
【0029】
電話接続システム100は、インターネット11等のネットワーク上に設けられており、ゲートウェイ(図示せず)を介して電話網13と接続可能となっている。なお図1において、電話網13は、移動通信網及び固定電話網(公衆電話網)を含む概念である。この電話網13には、移動通信センタ(図示せず)が設けられており、携帯電話機50は、該移動通信センタを介して移動通信網(電話網13)に接続する。また、固定電話機70は交換機(図示せず)を介して公衆電話網(電話網13)に接続する。
【0030】
携帯電話機50又は固定電話機70から上記の転送用電話番号をダイヤルして発信された呼は、電話網13及びインターネット11を介して電話接続システム100の呼制御サーバ120に着信する。
【0031】
ここで、携帯電話機50は、携帯電話データ網12及びインターネット11を介して電話システム100の状態管理サーバ130にアクセスすることができるようになっており、また、コンピュータ等の端末装置60は、インターネット11を介して状態管理サーバ130にアクセスすることができるようになっている。
【0032】
これにより、携帯電話機50は、携帯電話データ網12及びインターネット11を介して電話接続システム100の状態管理サーバ130が提供する電話接続サービスにログインすることができ、また、端末装置60は、インターネット11を介して状態管理サーバ130の該電話接続サービスにログインすることができる。例えば、携帯電話機50によるログインにおいて、該携帯電話機50のユーザAにより携帯電話機50の電話番号によるログインが行われ、端末装置60によるログインにおいて、固定電話機70のユーザBによる固定電話機70の電話番号によるログインが行われた場合、状態管理サーバ130では、これらのログインに基づいて、携帯電話機50の電話番号と固定電話機70の電話番号とを、電話接続システム100の代表電話番号で対応付け、これらを転送先管理データベース110に登録する。
【0033】
転送先管理データベース110では、この登録された電話番号同士(携帯電話機50及び固定電話機70の電話番号)を代表電話番号で対応付けていることにより、携帯電話機50からの該代表電話番号への着信があった場合に、転送先管理データベース110に登録されている相手側である固定電話機70へ転送するようになっている。因みに、本実施の形態においては、携帯電話機50から代表電話番号へ電話をかける場合について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、固定電話機70から代表電話番号へ電話をかけるようにしてもよい。
【0034】
次に、状態管理サーバ130による転送先管理データベース110を利用した番号管理方法を説明する。図2は、転送先管理データベース110における番号管理方法の概念図である。本実施の形態においては、同時に二人のユーザが参加して電話会議を行う場合について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上のユーザが同時に参加するようにしてもよい。
【0035】
図2に示すように、状態管理サーバ130が提供する電話接続サービス(ユーザが電話会議に参加するためのサイト)としてのサイト1に対して、第1のユーザAがログインして携帯電話機50(電話番号:090−111−xxxx)の電話番号を登録し、また第2のユーザBがサイト1にログインして固定電話機70(電話番号:03−3456−bbbb)の電話番号を登録すると、状態管理サーバ130は、サイト1について、転送先管理データベース110に携帯電話機50及び固定電話機70の各電話番号が参加者電話番号として対応付けられ、またこれらが転送用電話番号(本実施形態の場合、代表電話番号)と対応付けられて登録される。
【0036】
この対応付けによって、これら対応付けられたいずれか一方の電話番号から電話接続システム100の代表電話番号(例えば050−2222−aaaa)に着信があった場合には、状態管理サーバ130は、この着信呼を、対応付けられた他方の電話番号へ転送する。これにより、同じサイト1にログインしているユーザA(携帯電話機50)及びユーザB(固定電話機70)においては、電話接続システム100の代表電話番号へ電話をかけることにより、電話接続システム100によって、その電話呼が他方のログイン中の電話番号の電話機へ転送されることになる。
【0037】
転送先管理データベース110では、各サイト(サイト1、サイト2、……)ごとにログインのあったユーザ(電話機)同士が電話接続システム100の代表電話番号に対応付けて登録される。例えば、図2に示す例では、サイト1にログインした電話番号090−111−xxxx(ユーザA)と03−3456−bbbb(ユーザB)とが対応付けられ、また、サイト2にログインした電話番号090−112−xxxx(ユーザC)と042−111−cccc(ユーザD)とが対応付けられる。これにより、図3に示すように、ユーザA及びユーザBと、ユーザC及びユーザDとは、それぞれ別々のサイト(サイト1、サイト2)に登録される。
【0038】
図4は、ユーザによるログインから電話会議への参加までの手順を示す概略図である。図3に示すように、まず、携帯電話機50のユーザAが携帯電話機50からインターネット11を介して電話接続システム100の状態管理サーバ130のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST101)。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。また、固定電話機70のユーザBが端末装置60を用い、インターネット11を介して状態管理サーバ130のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST102)。この場合、ユーザBは、固定電話機70の電話番号を指定してログインする。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。因みに、ユーザがサイトを指定する方法としては、URL(Uniform Resource Locator)のパス、パラメータ、クッキー等による指定、又は相手の状態をプレゼンス情報によって取得し、例えばオンライン状態になった場合に通話接続を確立させる方法等種々の方法が考えられる。本実施の形態は、この指定方法を限定するものではない。
【0039】
このようにサイト1に複数のユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインすると、これらのユーザ(電話番号)が転送先管理データベース110において対応付けられた状態となることにより(ステップST103)、電話会議を開始する条件が整ったことになる。複数のユーザが転送先管理データベース110において対応付けられた状態となると、状態管理サーバ130は、これら対応付けられて転送先管理データベース110に登録されたユーザ(電話番号)の一方から電話の着信があった場合に、この着信呼を他方のユーザ(電話番号)へ転送する。
【0040】
例えば、ユーザA(携帯電話機50)が電話接続システム100の代表電話に電話をかけると(ステップST104)、呼制御サーバ120は、このユーザA(携帯電話機50)からの着信呼を状態管理サーバ130へ通知する。状態管理サーバ130は、この通知に基づいて、転送先管理データベース110を検索することにより、ユーザA(携帯電話機50)の電話番号が転送先管理データベース110に登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、呼制御サーバ120を制御することにより、この携帯電話機50からの着信呼を他方のユーザB(固定電話機60)へ転送する(ステップST105)。この場合、転送呼の発信者として、電話接続システム100の代表電話番号が固定電話機70に通知される。
【0041】
この転送呼にユーザB(固定電話機70)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST106)。ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との通話接続は、呼制御サーバ120を介した転送によって行われていることにより、互いの電話機(携帯電話機50、固定電話機70)には、発信者番号として、転送を行った呼制御サーバ120の電話番号(すなわち、電話接続システム100の代表電話番号)が通知される。これにより、ユーザA、ユーザBは、互いに相手の電話番号を認識しない状態で電話会議が行われる。
【0042】
また、本実施の形態に係る電話接続システム100においては、転送先管理データベース110において、サイトごとにログインのあった複数のユーザを代表電話に対応付けて登録することにより、ユーザAから代表電話番号へ着信呼があった場合、状態管理サーバ130は、この着信呼については、転送先管理データベース110に登録されている他方のユーザBへの転送を目的とするものであるものと判断することができる。
【0043】
これにより、転送先管理データベース110に対応付けが登録されていれば、その対応付けが複数組(すなわち複数のサイトが設定されている)あったとしても、一人のユーザが一つのサイトにのみ登録する限りにおいては、転送用に使用される電話番号(転送用電話番号)は、電話接続システム1の代表電話番号だけでよく、従来のように転送先に対して個別に転送用電話番号を設定する場合に比べて、使用する電話番号の数を各段に少なくすることができる。
【0044】
ユーザAとユーザBとがログインした状態から、その一方又は両方がログアウトする場合について説明する。図5に示すように、ユーザA及びユーザBが電話接続システム100の例えばサイト1にログインしている状態において、ユーザAがサイト1からログアウトすると共に(ステップST111)、ユーザBがサイト1からログアウトする(ステップST112)。
【0045】
ユーザA及びユーザBの両方又はいずれか一方がサイト1からログアウトすると、状態管理サーバ130は、転送先管理データベース110に登録されているユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との割り付けを使用禁止状態とする(ステップST113)。
【0046】
この使用禁止状態において、例えばユーザAが携帯電話50から、電話会議に参加するための電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけると(ステップST114)、状態管理サーバ130は、呼制御サーバ120に着呼したユーザAからの着信呼に基づいて、ユーザAを特定する。そして、状態管理サーバ130は、転送先管理データベース110を参照することにより、ユーザAが未ログイン状態又は接続先の割り付けが行われていない状態であることを認識する。これにより、状態管理サーバ130は、ユーザAからの接続要求(接続先への転送)を拒否する(ステップST115)。
【0047】
かくして、ユーザA又はユーザBのいずれか又は両方がログアウトした場合には、電話会議に参加するための電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけても、接続(転送)が拒否されることにより、電話会議への誤接続を回避することができる。
【0048】
なお、上述の第1の実施の形態においては、二人のユーザが登録して電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上が参加することもできる。この場合には、電話接続システム100(状態管理サーバ130)の一つのサイトに三人以上のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC、……)がログインすることで、これらのユーザ(電話番号)と電話接続システム100の代表電話番号とが一つのグループとして対応付けられて転送先管理データベース110に登録される。そして、この登録状態(ログイン状態)において、登録されているいずれかのユーザ(例えばユーザA)が電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけることにより、状態管理サーバ130は、この着信呼を同一グループとして登録されている他の全てのユーザ(例えばユーザB、ユーザC)に転送することにより、これら全てのユーザが同時に電話会議に参加することができる。
【0049】
また、上述の実施の形態においては、図4について上述したように、電話会議に参加しようとする全てのユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインする場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、予めユーザBが固定電話機70の電話番号を電話接続システム100の代表番号と対応付けて登録しておく場合には、ユーザBがログインする必要はなく、図4の例では、ユーザAのみがログインすればよい。この場合、図6に示すように、例えば、ユーザBとサイト1とが予め対応付けられており、ユーザDがサイト2に予め対応付けられている。従って、例えばユーザAは、サイト1にログインすることにより、ユーザBと対応付けられることになり、また例えばユーザCがサイト2にログインすることにより、ユーザDと対応付けられることになる。
【0050】
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態に係る電話接続システム200の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム200は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100と比べて、ログインにより転送先管理データベース100に登録されて形成された各グループについて、電話会議に参加するための電話番号を電話接続システム100の代表電話番号とはせずに、複数の電話番号を使用する点が異なる。従って、図7においては、図1と同一部分には同一符号を付して、重複した説明を省略する。
【0051】
図7に示す電話接続システム200の状態管理サーバ230は、図1に示した状態管理サーバ130と比べて、ログインしたユーザでグループを形成した場合に、そのグループごとに複数の転送用電話番号のいずれかを使い回す点が異なる。すなわち、図1に示した状態管理サーバ130では、ログインしたユーザのグループが複数あった場合でも全てのグループに対して、電話接続システム100の代表電話番号を割り当てるようになされているのに対して、本実施の形態の状態管理サーバ230においては、予め複数の転送用電話番号を用意しておき、ログインしたユーザのグループごとに複数の転送用電話番号のいずれかを割り当てるようになされている。複数のグループが存在する場合には、それぞれ別々の転送用電話番号が割り当てられるが、用意された転送用電話番号の数よりも形成されたグループの数の方が多い場合には、異なるグループに同一の転送用電話番号を割り当ててもよい。
【0052】
この場合、図8に示すように、転送先管理データベース110に登録されるユーザ(参加者電話番号)のグループに対して、一つの転送用電話番号が割り当てられる。例えば、サイト1にログインした電話番号090−111−xxxxと03−3456−bbbbとが、転送用電話番号050−1111−aaaaに対応付けられ、また、サイト2にログインした電話番号090−112−xxxxと042−111−ccccとが、転送用電話番号050−2222−bbbbに対応付けられる。
【0053】
なお、これらの対応付けは、各々のユーザ(電話番号)がログアウトした際に転送先管理データベース110から削除される。そして、一つのサイトについて全ての登録ユーザ(電話番号)がログアウトした時点で該当サイトに対する転送用電話番号の割り当てが解除される。
【0054】
次に、ユーザによるログインから電話会議への参加までの手順を図7を用いて説明する。まず、携帯電話機50のユーザAが携帯電話機50からインターネット11を介して電話接続システム200の状態管理サーバ230のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST201)。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。また、固定電話機70のユーザBが端末装置60を用い、インターネット11を介して状態管理サーバ230のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST202)。この場合、ユーザBは、固定電話機70の電話番号を指定してログインする。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。これらのユーザには、同じ転送用電話番号が割り当てられ、この転送用電話番号によってユーザが対応付けられる。
【0055】
このようにサイト1に複数のユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインすると、これらのユーザ(電話番号)が転送先管理データベース110において対応付けられた状態となることにより(ステップST203)、電話会議を開始する条件が整ったことになる。本実施の形態では、複数の転送用電話番号のいずれかが使用されるようになっており、ユーザに対して割り当てられた転送用電話番号を知らせる必要がある。そこで、状態管理サーバ230は、ユーザA(携帯電話気50)に対して、該ユーザA(携帯電話機50)に割り当てられた転送用電話番号が通知される(ステップST204)。この通知のタイミングは、ユーザAがサイト1にログインして転送先管理データベース110に登録された時点、または、ユーザAに加えて他のユーザ(ユーザB)がサイト1にログインして転送先管理データベース110に登録した時点のいずれであってもよい。他のユーザ(ユーザB)が登録した時点で通知するようした場合、ユーザAは、この通知によって電話会議に他のユーザが登録したことを認識することができる。
【0056】
また、ユーザBに対しては、該ユーザBがログインして登録したタイミングで転送用電話番号が通知される(ステップST205)。なお、複数のユーザ(ユーザA、ユーザB)が登録した状態でユーザAからのみ電話会議の開始を指定する場合には、転送用電話番号のユーザBへの通知(ステップST205)は必要ない。
【0057】
かくして、複数のユーザが転送先管理データベース110において、割り当てられた転送用電話番号によって対応付けられた状態となると、状態管理サーバ230は、これら対応付けられて転送先管理データベース110に登録されたユーザ(電話番号)の一方から電話の着信があった場合に、この着信呼を他方のユーザ(電話番号)へ転送する。
【0058】
例えば、ユーザA(携帯電話機50)が電話接続システム200の代表電話に電話をかけると(ステップST206)、呼制御サーバ120は、このユーザA(携帯電話機50)からの着信呼を状態管理サーバ230へ通知する。状態管理サーバ230は、この通知に基づいて、転送先管理データベース110を検索することにより、ユーザA(携帯電話機50)の電話番号が転送先管理データベース110に登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、呼制御サーバ120を制御することにより、この携帯電話機50からの着信呼を他方のユーザB(固定電話機70)へ転送する(ステップST207)。この場合、転送呼の発信者として、転送用管理データベース110にユーザAとユーザBが対応付けられた転送用電話番号が固定電話機70に通知される。
【0059】
この転送呼にユーザB(固定電話機70)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST208)。ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との通話接続は、呼制御サーバ120を介した転送によって行われていることにより、互いの電話機(携帯電話機50、固定電話機70)には、発信者番号として、転送を行った呼制御サーバ120の転送用電話番号(ユーザA、ユーザBの登録を対応付けるために割り当てられた番号)が通知される。これにより、ユーザA、ユーザBは、互いに相手の電話番号を認識しない状態で電話会議が行われる。
【0060】
また、本実施の形態に係る電話接続システム200においては、転送先管理データベース110において、サイトごとにログインのあった複数のユーザを転送用電話番号に対応付けて登録することにより、ユーザAから代表電話番号へ着信呼があった場合、状態管理サーバ230は、この着信呼については、転送先管理データベース110に登録されている他方のユーザBへの転送を目的とするものであるものと判断することができる。
【0061】
転送先管理データベース110においては、予め用意されている複数の転送用電話番号のいずれかを用いてユーザAとユーザBとが対応付けられており、同一ユーザが異なるサイトにおいてそれぞれ登録する場合にはそれぞれのサイトにおいて異なる転送用電話番号を使用する必要があるが、異なるユーザが登録するサイトについては、同じ転送用電話番号を使用してもよく、これにより、従来に比べて、使用する転送用電話番号を少なくすることができる。
【0062】
なお、上述の第2の実施の形態においては、二人のユーザが登録して電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上が参加することもできる。この場合には、電話接続システム200(状態管理サーバ230)の一つのサイトに三人以上のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC、……)がログインすることで、これらのユーザ(電話番号)と転送用電話番号とが一つのグループとして対応付けられて転送先管理データベース110に登録される。そして、この登録状態(ログイン状態)において、登録されているいずれかのユーザ(例えばユーザA)が転送用電話番号に電話をかけることにより、状態管理サーバ230は、この着信呼を同一グループとして登録されている他の全てのユーザ(例えばユーザB、ユーザC)に転送することにより、これら全てのユーザが同時に電話会議に参加することができる。
【0063】
また、上述の実施の形態においては、図7について上述したように、電話会議に参加しようとする全てのユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインする場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、図6について上述した場合と同様にして、予めユーザBが固定電話機70の電話番号を転送用電話番号と対応付けて登録しておく場合には、ユーザBがログインする必要はなく、図6の例では、ユーザAのみがログインすればよい。
【0064】
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態に係る電話接続システム300の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム300は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100及び第2の実施の形態に示した電話接続システム200と比べて、コールバックを利用した点が異なる。従って、図9においては、図1(第1の実施の形態)及び図7(第2の実施の形態)と同一部分には同一符号を付して、重複した説明を省略する。
【0065】
図9に示す電話接続システム300の状態管理サーバ330は、図1に示した状態管理サーバ130及び図7に示した状態管理サーバ230と比べて、コールバックを実行する点が異なる。すなわち、ユーザA及びユーザBがそれぞれ電話接続システム300の例えばサイト1にログイン(ステップST301、ステップST302)した状態において、ログインした一方のユーザ(例えばユーザB)に対してログインした他方のユーザ(例えばユーザA)から代表電話番号(又は割り当てられた転送用電話番号)に電話をかけ、これが転送された場合に、この転送呼を受けたユーザB側の固定電話機70には、転送を行った電話接続システム300の代表電話番号(又は割り当てられた転送用電話番号)が発信者番号として通知される。従って、ユーザBが固定電話機70を介して、該通知された電話番号へ電話をかけ直すことにより(ステップST303)、コールバックが実施される。
【0066】
呼制御サーバ120がユーザB(固定電話機70)からの電話呼を受けると、状態管理サーバ330は、転送先管理データベース110に登録されているユーザA(携帯電話機50)の電話番号を検索し、この番号に転送する(ステップST304)。
【0067】
電話接続システム300によって転送された電話呼を受けた携帯電話機50には、その発信者番号として電話接続システム300の代表番号(又は割り当てられた転送用電話番号)が通知される。この転送呼にユーザA(携帯電話機50)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST305)。
【0068】
このように、本実施の形態においては、ユーザA(携帯電話機50)から発呼され、電話接続システム300によって転送された転送呼がユーザB(固定電話機70)に着呼した場合において、この転送呼の発信者番号としてユーザBに通知された電話接続システム300の代表電話番号(又は割り当てられた電話番号)に対してユーザBが電話をかけ直すと、電話接続システム300においてこの電話呼をユーザA(携帯電話機50)に転送する。これにより、転送された電話呼に対してコールバックを行う場合においても、発信元であるユーザA(携帯電話機50)を特定して該電話呼を転送することができる。
【0069】
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態に係る電話接続システム400の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム400は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100、第2の実施の形態に示した電話接続システム200及び第3の実施の形態に示した電話接続システム300と比べて、クリックツーダイヤルサーバ401を用いる点が異なる。このクリックツーダイヤルサーバ401は、ログインしているユーザからの接続要求に応じて、そのときログインしている各ユーザ(ユーザA、ユーザB)に対して、呼制御サーバ120から発呼を行って両者を接続するためのサーバである。
【0070】
すなわち、図10及び図11に示すように、例えば、ユーザA及びユーザBがそれぞれ電話接続システム400の例えばサイト1にログイン(ステップST401、ステップST402)した状態において、ログインした一方のユーザ(例えばユーザA)が携帯電話機50から携帯電話データ網12及びインターネット11を介してクリックツーダイヤルサーバ401にアクセスして接続要求を送信すると(ステップST403)、クリックツーダイヤルサーバ401は、状態管理サーバ430へユーザAから接続要求があったことを通知する。状態管理サーバ430は、この通知に基づいて転送先管理データベース110から、ユーザAの参加者電話番号(携帯電話機50の電話番号)とユーザBの参加者電話番号(固定電話機70の電話番号)との割り付けが登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、その両者へ発呼を行い(ステップST404、ステップST405)、両者を通話接続する(ステップST406)。
【0071】
このように、本実施の形態の電話接続システム400においては、クリックツーダイヤルサーバ401を用いることにより、ログイン中のユーザ(例えばユーザA)からの接続要求に基づいて、ログイン中の各ユーザ(ユーザA、ユーザB)に呼制御サーバ120によって電話発呼が行われる。これにより、各ユーザ(ユーザA、ユーザB)は、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0072】
なお、上述の第4の実施の形態においては、二人のユーザ(ユーザA、ユーザB)がログインして電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図12に示すように、三人以上のユーザが参加するようにしてもよい。図12に示すように、例えば三人のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)が参加する場合、ユーザA及びユーザBのログイン(ステップST401、ステップST402)に加えて、ユーザCがログイン(ステップST411)した場合を想定する。
【0073】
この場合、電話接続システム400は、例えばユーザAからの接続要求(ステップST403)に基づいて、ユーザA及びユーザBに対して電話発呼(ステップST404、ステップST405)を行うことに加えて、ユーザCに対しても電話発呼を行う(ステップST412)。
【0074】
これにより、ユーザAとユーザBとの間の通話接続(ステップST406)に加えて、ユーザBとユーザCとの間が通話接続されると共に(ステップST413)、ユーザAとユーザCとの間も通話接続される(ステップST414)。かくして、三人以上のユーザが参加する場合であっても、各ユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)は、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0075】
また、上述の第4の実施の形態においては、図11及び図12に示したように、各ユーザ(ユーザA、ユーザB(ユーザC))がログインした状態でいずれかのユーザ(例えばユーザA)から接続要求が送信された場合に、各ユーザ(ユーザA、ユーザB(ユーザC))に電話発呼がなされて電話会議が開始される場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、図13に示すように、ユーザ(例えばユーザA)から接続要求(ステップST403)を送信することなく、複数のユーザがログインした状態で電話接続システム400(呼制御サーバ120)からログイン済の各ユーザ(例えばユーザA、ユーザB)に対して電話発呼を行うことにより(ステップST404、ステップST405)、ログインした各ユーザは、電話会議を開始し得る状態(会議相手がログインした状態)で、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0076】
(他の実施の形態)
なお上述の各実施の形態においては、携帯電話機50と固定電話機70とを通話接続する場合について述べたが、これに限られるものではなく、携帯電話機同士、固定電話機同士等、通話接続する対象及びその組み合わせは種々のものを適用することができる。
【0077】
また、電話接続システム100を構成する転送先管理データベース110、呼制御サーバ120及び状態管理サーバ130(230、330、430)は、全てが必ずしも同一ネットワーク(インターネット11)上に設けられる必要はなく、それらの一部が他のネットワーク上に設けられて互いにデータを授受するようにしてもよい。
【0078】
また、上述の各実施の形態においては、電話接続システム100をインターネット11上に設ける場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、閉じた回線網であるいわゆるプライベート網等、種々のネットワークに広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】第1の実施の形態に係る電話接続システムの概略的なシステム構成図
【図2】上記第1の実施の形態の転送先管理データベースにおける番号管理方法の概念図
【図3】上記第1の実施の形態におけるサイトへのログイン方法の説明に供する概略図
【図4】上記第1の実施の形態における動作概要を示す図
【図5】上記第1の実施の形態における動作概要を示す図
【図6】上記第1の実施の形態におけるサイトへのログイン方法の変形例を示す概略図
【図7】第2の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図8】上記第2の実施の形態の転送先管理データベースにおける番号管理方法の概念図
【図9】第3の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図10】第4の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図11】上記第4の実施の形態の動作概要を示すタイミングチャート
【図12】上記第4の実施の形態の変形例に係る動作概要を示すタイミングチャート
【図13】上記第4の実施の形態の変形例に係る動作概要を示すタイミングチャート
【符号の説明】
【0080】
11…インターネット(ネットワーク)
12…携帯電話データ網
13…電話網
50…携帯電話機
60…端末装置
70…固定電話機
100、200、300、400…電話接続システム
110…転送先管理データベース
120…呼制御サーバ
130、230、330、430…状態管理サーバ
【技術分野】
【0001】
本発明は電話接続システム及び電話接続方法に関し、例えば、転送機能を持った電話接続システム及び電話接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電話機同士を接続する電話接続システムとして、第1の電話機から転送用電話番号へ着信した着信呼を転送先へ転送する転送システムがある。このシステムにおいては、第2の電話機へ転送するための転送用電話番号が第2の電話機の電話番号と対応付けられていることにより、この転送用電話番号に着信した着信呼を第2の電話機へ転送する処理が行われる。
【0003】
なお、発呼者のダイヤルした番号を交換機においてデータベースを参照して付け替える電話交換システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる電話交換システムは、発呼加入者のダイヤルした番号が優先的に着信を許容する優先着信加入者への接続を示す所定の特番である場合に、発呼加入者から受信した被呼者の契約加入者番号を、データベースを参照して本来の一般電話番号に変換する。
【特許文献1】特開2003−244324号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の転送システムにおいては、第2の電話機の電話番号と、該第2の電話機へ転送するための転送用電話番号とが1対1で対応付けられており、いずれの発信元から転送用電話番号に着信しても当該転送用電話番号と1対1で対応付けられた転送先へ着信呼を転送できるように管理されている。
【0005】
しかしながら、転送用電話番号と転送先とを1対1で対応付けたのでは、転送設定数の増加に応じて大量の転送用電話番号を回線契約する必要が生じ、コストが増大するという問題があった。
【0006】
また、転送呼の発信者番号として転送用番号が通知されるため、転送先から発信元へ直接呼び返しができないといった問題がある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使用する電話番号を一段と少なくし得る電話接続システム及び電話接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の電話接続システムは、第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続システムであって、前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付ける対応付け手段と、前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続する接続手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
このように構成された電話接続システムによれば、第1の電話機と第2の電話機とを対応付けた上で第1の電話機と第2の電話機とを通話接続することにより、第1及び第2を通話接続する際に用いられる電話番号として同じ電話番号を複数組の対応付けに用いることができ、その分、使用する電話番号を少なくすることができる。
【0010】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けられた第1又は第2の電話機からの特定の電話番号への着呼に応じて前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0011】
このように、特定の電話番号への着呼があった場合に、対応付けられている第1及び第2の電話機の通話接続を行うことにより、接続要求を受け付けるための一つの特定の電話番号を設定するだけで、複数組の対応付けに対して各々通話接続を行うことが可能となる。
【0012】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記特定の電話番号への着呼の発信元が前記第1又は第2の電話機のいずれであるかを前記対応付けから判断し、該判断結果に基づいて、対応付けられた他方の電話機へ前記特定の電話番号を発信者番号とする発呼を行い、前記他方の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0013】
これにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0014】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に、特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0015】
これにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0016】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて、前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0017】
このように、第1及び第2の電話機の対応付けが行われた状態においてネットワークを介した接続要求により第1及び第2の電話機の通話接続が行われることにより、第1又は第2の電話機から電話網を介した接続要求を発呼することなく通話接続を行うことが可能となる。
【0018】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする。
【0019】
このように、第1及び第2の電話機を通話接続する際に特定の電話番号が発信者番号として通知されることにより、第1及び第2の電話機においては互いに相手の電話番号を秘匿した状態で通話を行うことが可能となる。
【0020】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする。
【0021】
このように、第1及び第2の電話機の対応付けが行われた場合に、第1及び第2の電話機が通話接続されることにより、通話接続のための接続要求を送信する必要がなくなる。
【0022】
また本発明は、上記電話接続システムにおいて、前記接続手段は、少なくとも前記第1及び第2の電話機が前記対応付けられていない場合には、前記通話接続を拒否することを特徴とする。
【0023】
これにより、対応付けが行われていない場合には、接続要求が送信されても通話接続がされないことにより、誤接続を防止することができる。
【0024】
本発明の電話接続方法は、第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続方法であって、前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付けるステップと、前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続するステップと、を具備することを特徴とする。
【0025】
このように構成された電話接続方法によれば、第1の電話機と第2の電話機とを対応付けた上で第1の電話機と第2の電話機とを通話接続することにより、第1及び第2を通話接続する際に用いられる電話番号として同じ電話番号を複数組の対応付けに用いることができ、その分、使用する電話番号を少なくすることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、使用する電話番号を一段と少なくし得る電話接続システム及び電話接続方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る電話接続システム100を含む電話システムの概略的なシステム構成図である。電話接続システム100は、発信元である第1の電話機(例えば、携帯電話機50)から転送用電話番号へ着信した着信呼を転送先である第2の電話機(例えば、固定電話機70)へ転送処理するサーバである。
【0028】
電話接続システム100は、電話接続システム100の着信呼の転送先を決定する際に転送先電話番号及び発信者番号を検索する転送先管理データベース110と、電話機から要求された接続を行う呼の設定、及び接続を切るための呼の解放といった呼制御を行う呼制御サーバ120と、転送先管理データベース110の検索結果に基づいて呼制御サーバ120の呼制御を制御する状態管理サーバ130とを主に備えている。
【0029】
電話接続システム100は、インターネット11等のネットワーク上に設けられており、ゲートウェイ(図示せず)を介して電話網13と接続可能となっている。なお図1において、電話網13は、移動通信網及び固定電話網(公衆電話網)を含む概念である。この電話網13には、移動通信センタ(図示せず)が設けられており、携帯電話機50は、該移動通信センタを介して移動通信網(電話網13)に接続する。また、固定電話機70は交換機(図示せず)を介して公衆電話網(電話網13)に接続する。
【0030】
携帯電話機50又は固定電話機70から上記の転送用電話番号をダイヤルして発信された呼は、電話網13及びインターネット11を介して電話接続システム100の呼制御サーバ120に着信する。
【0031】
ここで、携帯電話機50は、携帯電話データ網12及びインターネット11を介して電話システム100の状態管理サーバ130にアクセスすることができるようになっており、また、コンピュータ等の端末装置60は、インターネット11を介して状態管理サーバ130にアクセスすることができるようになっている。
【0032】
これにより、携帯電話機50は、携帯電話データ網12及びインターネット11を介して電話接続システム100の状態管理サーバ130が提供する電話接続サービスにログインすることができ、また、端末装置60は、インターネット11を介して状態管理サーバ130の該電話接続サービスにログインすることができる。例えば、携帯電話機50によるログインにおいて、該携帯電話機50のユーザAにより携帯電話機50の電話番号によるログインが行われ、端末装置60によるログインにおいて、固定電話機70のユーザBによる固定電話機70の電話番号によるログインが行われた場合、状態管理サーバ130では、これらのログインに基づいて、携帯電話機50の電話番号と固定電話機70の電話番号とを、電話接続システム100の代表電話番号で対応付け、これらを転送先管理データベース110に登録する。
【0033】
転送先管理データベース110では、この登録された電話番号同士(携帯電話機50及び固定電話機70の電話番号)を代表電話番号で対応付けていることにより、携帯電話機50からの該代表電話番号への着信があった場合に、転送先管理データベース110に登録されている相手側である固定電話機70へ転送するようになっている。因みに、本実施の形態においては、携帯電話機50から代表電話番号へ電話をかける場合について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、固定電話機70から代表電話番号へ電話をかけるようにしてもよい。
【0034】
次に、状態管理サーバ130による転送先管理データベース110を利用した番号管理方法を説明する。図2は、転送先管理データベース110における番号管理方法の概念図である。本実施の形態においては、同時に二人のユーザが参加して電話会議を行う場合について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上のユーザが同時に参加するようにしてもよい。
【0035】
図2に示すように、状態管理サーバ130が提供する電話接続サービス(ユーザが電話会議に参加するためのサイト)としてのサイト1に対して、第1のユーザAがログインして携帯電話機50(電話番号:090−111−xxxx)の電話番号を登録し、また第2のユーザBがサイト1にログインして固定電話機70(電話番号:03−3456−bbbb)の電話番号を登録すると、状態管理サーバ130は、サイト1について、転送先管理データベース110に携帯電話機50及び固定電話機70の各電話番号が参加者電話番号として対応付けられ、またこれらが転送用電話番号(本実施形態の場合、代表電話番号)と対応付けられて登録される。
【0036】
この対応付けによって、これら対応付けられたいずれか一方の電話番号から電話接続システム100の代表電話番号(例えば050−2222−aaaa)に着信があった場合には、状態管理サーバ130は、この着信呼を、対応付けられた他方の電話番号へ転送する。これにより、同じサイト1にログインしているユーザA(携帯電話機50)及びユーザB(固定電話機70)においては、電話接続システム100の代表電話番号へ電話をかけることにより、電話接続システム100によって、その電話呼が他方のログイン中の電話番号の電話機へ転送されることになる。
【0037】
転送先管理データベース110では、各サイト(サイト1、サイト2、……)ごとにログインのあったユーザ(電話機)同士が電話接続システム100の代表電話番号に対応付けて登録される。例えば、図2に示す例では、サイト1にログインした電話番号090−111−xxxx(ユーザA)と03−3456−bbbb(ユーザB)とが対応付けられ、また、サイト2にログインした電話番号090−112−xxxx(ユーザC)と042−111−cccc(ユーザD)とが対応付けられる。これにより、図3に示すように、ユーザA及びユーザBと、ユーザC及びユーザDとは、それぞれ別々のサイト(サイト1、サイト2)に登録される。
【0038】
図4は、ユーザによるログインから電話会議への参加までの手順を示す概略図である。図3に示すように、まず、携帯電話機50のユーザAが携帯電話機50からインターネット11を介して電話接続システム100の状態管理サーバ130のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST101)。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。また、固定電話機70のユーザBが端末装置60を用い、インターネット11を介して状態管理サーバ130のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST102)。この場合、ユーザBは、固定電話機70の電話番号を指定してログインする。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。因みに、ユーザがサイトを指定する方法としては、URL(Uniform Resource Locator)のパス、パラメータ、クッキー等による指定、又は相手の状態をプレゼンス情報によって取得し、例えばオンライン状態になった場合に通話接続を確立させる方法等種々の方法が考えられる。本実施の形態は、この指定方法を限定するものではない。
【0039】
このようにサイト1に複数のユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインすると、これらのユーザ(電話番号)が転送先管理データベース110において対応付けられた状態となることにより(ステップST103)、電話会議を開始する条件が整ったことになる。複数のユーザが転送先管理データベース110において対応付けられた状態となると、状態管理サーバ130は、これら対応付けられて転送先管理データベース110に登録されたユーザ(電話番号)の一方から電話の着信があった場合に、この着信呼を他方のユーザ(電話番号)へ転送する。
【0040】
例えば、ユーザA(携帯電話機50)が電話接続システム100の代表電話に電話をかけると(ステップST104)、呼制御サーバ120は、このユーザA(携帯電話機50)からの着信呼を状態管理サーバ130へ通知する。状態管理サーバ130は、この通知に基づいて、転送先管理データベース110を検索することにより、ユーザA(携帯電話機50)の電話番号が転送先管理データベース110に登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、呼制御サーバ120を制御することにより、この携帯電話機50からの着信呼を他方のユーザB(固定電話機60)へ転送する(ステップST105)。この場合、転送呼の発信者として、電話接続システム100の代表電話番号が固定電話機70に通知される。
【0041】
この転送呼にユーザB(固定電話機70)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST106)。ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との通話接続は、呼制御サーバ120を介した転送によって行われていることにより、互いの電話機(携帯電話機50、固定電話機70)には、発信者番号として、転送を行った呼制御サーバ120の電話番号(すなわち、電話接続システム100の代表電話番号)が通知される。これにより、ユーザA、ユーザBは、互いに相手の電話番号を認識しない状態で電話会議が行われる。
【0042】
また、本実施の形態に係る電話接続システム100においては、転送先管理データベース110において、サイトごとにログインのあった複数のユーザを代表電話に対応付けて登録することにより、ユーザAから代表電話番号へ着信呼があった場合、状態管理サーバ130は、この着信呼については、転送先管理データベース110に登録されている他方のユーザBへの転送を目的とするものであるものと判断することができる。
【0043】
これにより、転送先管理データベース110に対応付けが登録されていれば、その対応付けが複数組(すなわち複数のサイトが設定されている)あったとしても、一人のユーザが一つのサイトにのみ登録する限りにおいては、転送用に使用される電話番号(転送用電話番号)は、電話接続システム1の代表電話番号だけでよく、従来のように転送先に対して個別に転送用電話番号を設定する場合に比べて、使用する電話番号の数を各段に少なくすることができる。
【0044】
ユーザAとユーザBとがログインした状態から、その一方又は両方がログアウトする場合について説明する。図5に示すように、ユーザA及びユーザBが電話接続システム100の例えばサイト1にログインしている状態において、ユーザAがサイト1からログアウトすると共に(ステップST111)、ユーザBがサイト1からログアウトする(ステップST112)。
【0045】
ユーザA及びユーザBの両方又はいずれか一方がサイト1からログアウトすると、状態管理サーバ130は、転送先管理データベース110に登録されているユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との割り付けを使用禁止状態とする(ステップST113)。
【0046】
この使用禁止状態において、例えばユーザAが携帯電話50から、電話会議に参加するための電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけると(ステップST114)、状態管理サーバ130は、呼制御サーバ120に着呼したユーザAからの着信呼に基づいて、ユーザAを特定する。そして、状態管理サーバ130は、転送先管理データベース110を参照することにより、ユーザAが未ログイン状態又は接続先の割り付けが行われていない状態であることを認識する。これにより、状態管理サーバ130は、ユーザAからの接続要求(接続先への転送)を拒否する(ステップST115)。
【0047】
かくして、ユーザA又はユーザBのいずれか又は両方がログアウトした場合には、電話会議に参加するための電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけても、接続(転送)が拒否されることにより、電話会議への誤接続を回避することができる。
【0048】
なお、上述の第1の実施の形態においては、二人のユーザが登録して電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上が参加することもできる。この場合には、電話接続システム100(状態管理サーバ130)の一つのサイトに三人以上のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC、……)がログインすることで、これらのユーザ(電話番号)と電話接続システム100の代表電話番号とが一つのグループとして対応付けられて転送先管理データベース110に登録される。そして、この登録状態(ログイン状態)において、登録されているいずれかのユーザ(例えばユーザA)が電話接続システム100の代表電話番号に電話をかけることにより、状態管理サーバ130は、この着信呼を同一グループとして登録されている他の全てのユーザ(例えばユーザB、ユーザC)に転送することにより、これら全てのユーザが同時に電話会議に参加することができる。
【0049】
また、上述の実施の形態においては、図4について上述したように、電話会議に参加しようとする全てのユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインする場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、予めユーザBが固定電話機70の電話番号を電話接続システム100の代表番号と対応付けて登録しておく場合には、ユーザBがログインする必要はなく、図4の例では、ユーザAのみがログインすればよい。この場合、図6に示すように、例えば、ユーザBとサイト1とが予め対応付けられており、ユーザDがサイト2に予め対応付けられている。従って、例えばユーザAは、サイト1にログインすることにより、ユーザBと対応付けられることになり、また例えばユーザCがサイト2にログインすることにより、ユーザDと対応付けられることになる。
【0050】
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態に係る電話接続システム200の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム200は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100と比べて、ログインにより転送先管理データベース100に登録されて形成された各グループについて、電話会議に参加するための電話番号を電話接続システム100の代表電話番号とはせずに、複数の電話番号を使用する点が異なる。従って、図7においては、図1と同一部分には同一符号を付して、重複した説明を省略する。
【0051】
図7に示す電話接続システム200の状態管理サーバ230は、図1に示した状態管理サーバ130と比べて、ログインしたユーザでグループを形成した場合に、そのグループごとに複数の転送用電話番号のいずれかを使い回す点が異なる。すなわち、図1に示した状態管理サーバ130では、ログインしたユーザのグループが複数あった場合でも全てのグループに対して、電話接続システム100の代表電話番号を割り当てるようになされているのに対して、本実施の形態の状態管理サーバ230においては、予め複数の転送用電話番号を用意しておき、ログインしたユーザのグループごとに複数の転送用電話番号のいずれかを割り当てるようになされている。複数のグループが存在する場合には、それぞれ別々の転送用電話番号が割り当てられるが、用意された転送用電話番号の数よりも形成されたグループの数の方が多い場合には、異なるグループに同一の転送用電話番号を割り当ててもよい。
【0052】
この場合、図8に示すように、転送先管理データベース110に登録されるユーザ(参加者電話番号)のグループに対して、一つの転送用電話番号が割り当てられる。例えば、サイト1にログインした電話番号090−111−xxxxと03−3456−bbbbとが、転送用電話番号050−1111−aaaaに対応付けられ、また、サイト2にログインした電話番号090−112−xxxxと042−111−ccccとが、転送用電話番号050−2222−bbbbに対応付けられる。
【0053】
なお、これらの対応付けは、各々のユーザ(電話番号)がログアウトした際に転送先管理データベース110から削除される。そして、一つのサイトについて全ての登録ユーザ(電話番号)がログアウトした時点で該当サイトに対する転送用電話番号の割り当てが解除される。
【0054】
次に、ユーザによるログインから電話会議への参加までの手順を図7を用いて説明する。まず、携帯電話機50のユーザAが携帯電話機50からインターネット11を介して電話接続システム200の状態管理サーバ230のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST201)。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。また、固定電話機70のユーザBが端末装置60を用い、インターネット11を介して状態管理サーバ230のサイト1にアクセスしてログインする(ステップST202)。この場合、ユーザBは、固定電話機70の電話番号を指定してログインする。このログインした結果は、転送先管理データベース110に登録される。これらのユーザには、同じ転送用電話番号が割り当てられ、この転送用電話番号によってユーザが対応付けられる。
【0055】
このようにサイト1に複数のユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインすると、これらのユーザ(電話番号)が転送先管理データベース110において対応付けられた状態となることにより(ステップST203)、電話会議を開始する条件が整ったことになる。本実施の形態では、複数の転送用電話番号のいずれかが使用されるようになっており、ユーザに対して割り当てられた転送用電話番号を知らせる必要がある。そこで、状態管理サーバ230は、ユーザA(携帯電話気50)に対して、該ユーザA(携帯電話機50)に割り当てられた転送用電話番号が通知される(ステップST204)。この通知のタイミングは、ユーザAがサイト1にログインして転送先管理データベース110に登録された時点、または、ユーザAに加えて他のユーザ(ユーザB)がサイト1にログインして転送先管理データベース110に登録した時点のいずれであってもよい。他のユーザ(ユーザB)が登録した時点で通知するようした場合、ユーザAは、この通知によって電話会議に他のユーザが登録したことを認識することができる。
【0056】
また、ユーザBに対しては、該ユーザBがログインして登録したタイミングで転送用電話番号が通知される(ステップST205)。なお、複数のユーザ(ユーザA、ユーザB)が登録した状態でユーザAからのみ電話会議の開始を指定する場合には、転送用電話番号のユーザBへの通知(ステップST205)は必要ない。
【0057】
かくして、複数のユーザが転送先管理データベース110において、割り当てられた転送用電話番号によって対応付けられた状態となると、状態管理サーバ230は、これら対応付けられて転送先管理データベース110に登録されたユーザ(電話番号)の一方から電話の着信があった場合に、この着信呼を他方のユーザ(電話番号)へ転送する。
【0058】
例えば、ユーザA(携帯電話機50)が電話接続システム200の代表電話に電話をかけると(ステップST206)、呼制御サーバ120は、このユーザA(携帯電話機50)からの着信呼を状態管理サーバ230へ通知する。状態管理サーバ230は、この通知に基づいて、転送先管理データベース110を検索することにより、ユーザA(携帯電話機50)の電話番号が転送先管理データベース110に登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、呼制御サーバ120を制御することにより、この携帯電話機50からの着信呼を他方のユーザB(固定電話機70)へ転送する(ステップST207)。この場合、転送呼の発信者として、転送用管理データベース110にユーザAとユーザBが対応付けられた転送用電話番号が固定電話機70に通知される。
【0059】
この転送呼にユーザB(固定電話機70)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST208)。ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との通話接続は、呼制御サーバ120を介した転送によって行われていることにより、互いの電話機(携帯電話機50、固定電話機70)には、発信者番号として、転送を行った呼制御サーバ120の転送用電話番号(ユーザA、ユーザBの登録を対応付けるために割り当てられた番号)が通知される。これにより、ユーザA、ユーザBは、互いに相手の電話番号を認識しない状態で電話会議が行われる。
【0060】
また、本実施の形態に係る電話接続システム200においては、転送先管理データベース110において、サイトごとにログインのあった複数のユーザを転送用電話番号に対応付けて登録することにより、ユーザAから代表電話番号へ着信呼があった場合、状態管理サーバ230は、この着信呼については、転送先管理データベース110に登録されている他方のユーザBへの転送を目的とするものであるものと判断することができる。
【0061】
転送先管理データベース110においては、予め用意されている複数の転送用電話番号のいずれかを用いてユーザAとユーザBとが対応付けられており、同一ユーザが異なるサイトにおいてそれぞれ登録する場合にはそれぞれのサイトにおいて異なる転送用電話番号を使用する必要があるが、異なるユーザが登録するサイトについては、同じ転送用電話番号を使用してもよく、これにより、従来に比べて、使用する転送用電話番号を少なくすることができる。
【0062】
なお、上述の第2の実施の形態においては、二人のユーザが登録して電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、三人以上が参加することもできる。この場合には、電話接続システム200(状態管理サーバ230)の一つのサイトに三人以上のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC、……)がログインすることで、これらのユーザ(電話番号)と転送用電話番号とが一つのグループとして対応付けられて転送先管理データベース110に登録される。そして、この登録状態(ログイン状態)において、登録されているいずれかのユーザ(例えばユーザA)が転送用電話番号に電話をかけることにより、状態管理サーバ230は、この着信呼を同一グループとして登録されている他の全てのユーザ(例えばユーザB、ユーザC)に転送することにより、これら全てのユーザが同時に電話会議に参加することができる。
【0063】
また、上述の実施の形態においては、図7について上述したように、電話会議に参加しようとする全てのユーザ(ユーザA及びユーザB)がログインする場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、図6について上述した場合と同様にして、予めユーザBが固定電話機70の電話番号を転送用電話番号と対応付けて登録しておく場合には、ユーザBがログインする必要はなく、図6の例では、ユーザAのみがログインすればよい。
【0064】
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態に係る電話接続システム300の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム300は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100及び第2の実施の形態に示した電話接続システム200と比べて、コールバックを利用した点が異なる。従って、図9においては、図1(第1の実施の形態)及び図7(第2の実施の形態)と同一部分には同一符号を付して、重複した説明を省略する。
【0065】
図9に示す電話接続システム300の状態管理サーバ330は、図1に示した状態管理サーバ130及び図7に示した状態管理サーバ230と比べて、コールバックを実行する点が異なる。すなわち、ユーザA及びユーザBがそれぞれ電話接続システム300の例えばサイト1にログイン(ステップST301、ステップST302)した状態において、ログインした一方のユーザ(例えばユーザB)に対してログインした他方のユーザ(例えばユーザA)から代表電話番号(又は割り当てられた転送用電話番号)に電話をかけ、これが転送された場合に、この転送呼を受けたユーザB側の固定電話機70には、転送を行った電話接続システム300の代表電話番号(又は割り当てられた転送用電話番号)が発信者番号として通知される。従って、ユーザBが固定電話機70を介して、該通知された電話番号へ電話をかけ直すことにより(ステップST303)、コールバックが実施される。
【0066】
呼制御サーバ120がユーザB(固定電話機70)からの電話呼を受けると、状態管理サーバ330は、転送先管理データベース110に登録されているユーザA(携帯電話機50)の電話番号を検索し、この番号に転送する(ステップST304)。
【0067】
電話接続システム300によって転送された電話呼を受けた携帯電話機50には、その発信者番号として電話接続システム300の代表番号(又は割り当てられた転送用電話番号)が通知される。この転送呼にユーザA(携帯電話機50)が応答することにより、呼制御サーバ120によってユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間が通話接続されることにより、ユーザA(携帯電話機50)とユーザB(固定電話機70)との間で通話が成立する(ステップST305)。
【0068】
このように、本実施の形態においては、ユーザA(携帯電話機50)から発呼され、電話接続システム300によって転送された転送呼がユーザB(固定電話機70)に着呼した場合において、この転送呼の発信者番号としてユーザBに通知された電話接続システム300の代表電話番号(又は割り当てられた電話番号)に対してユーザBが電話をかけ直すと、電話接続システム300においてこの電話呼をユーザA(携帯電話機50)に転送する。これにより、転送された電話呼に対してコールバックを行う場合においても、発信元であるユーザA(携帯電話機50)を特定して該電話呼を転送することができる。
【0069】
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態に係る電話接続システム400の概略的なシステム構成図である。この電話接続システム400は、第1の実施の形態に示した電話接続システム100、第2の実施の形態に示した電話接続システム200及び第3の実施の形態に示した電話接続システム300と比べて、クリックツーダイヤルサーバ401を用いる点が異なる。このクリックツーダイヤルサーバ401は、ログインしているユーザからの接続要求に応じて、そのときログインしている各ユーザ(ユーザA、ユーザB)に対して、呼制御サーバ120から発呼を行って両者を接続するためのサーバである。
【0070】
すなわち、図10及び図11に示すように、例えば、ユーザA及びユーザBがそれぞれ電話接続システム400の例えばサイト1にログイン(ステップST401、ステップST402)した状態において、ログインした一方のユーザ(例えばユーザA)が携帯電話機50から携帯電話データ網12及びインターネット11を介してクリックツーダイヤルサーバ401にアクセスして接続要求を送信すると(ステップST403)、クリックツーダイヤルサーバ401は、状態管理サーバ430へユーザAから接続要求があったことを通知する。状態管理サーバ430は、この通知に基づいて転送先管理データベース110から、ユーザAの参加者電話番号(携帯電話機50の電話番号)とユーザBの参加者電話番号(固定電話機70の電話番号)との割り付けが登録されているか否かを判断する。そして、登録されている場合には、その両者へ発呼を行い(ステップST404、ステップST405)、両者を通話接続する(ステップST406)。
【0071】
このように、本実施の形態の電話接続システム400においては、クリックツーダイヤルサーバ401を用いることにより、ログイン中のユーザ(例えばユーザA)からの接続要求に基づいて、ログイン中の各ユーザ(ユーザA、ユーザB)に呼制御サーバ120によって電話発呼が行われる。これにより、各ユーザ(ユーザA、ユーザB)は、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0072】
なお、上述の第4の実施の形態においては、二人のユーザ(ユーザA、ユーザB)がログインして電話会議を行う場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図12に示すように、三人以上のユーザが参加するようにしてもよい。図12に示すように、例えば三人のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)が参加する場合、ユーザA及びユーザBのログイン(ステップST401、ステップST402)に加えて、ユーザCがログイン(ステップST411)した場合を想定する。
【0073】
この場合、電話接続システム400は、例えばユーザAからの接続要求(ステップST403)に基づいて、ユーザA及びユーザBに対して電話発呼(ステップST404、ステップST405)を行うことに加えて、ユーザCに対しても電話発呼を行う(ステップST412)。
【0074】
これにより、ユーザAとユーザBとの間の通話接続(ステップST406)に加えて、ユーザBとユーザCとの間が通話接続されると共に(ステップST413)、ユーザAとユーザCとの間も通話接続される(ステップST414)。かくして、三人以上のユーザが参加する場合であっても、各ユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザC)は、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0075】
また、上述の第4の実施の形態においては、図11及び図12に示したように、各ユーザ(ユーザA、ユーザB(ユーザC))がログインした状態でいずれかのユーザ(例えばユーザA)から接続要求が送信された場合に、各ユーザ(ユーザA、ユーザB(ユーザC))に電話発呼がなされて電話会議が開始される場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、図13に示すように、ユーザ(例えばユーザA)から接続要求(ステップST403)を送信することなく、複数のユーザがログインした状態で電話接続システム400(呼制御サーバ120)からログイン済の各ユーザ(例えばユーザA、ユーザB)に対して電話発呼を行うことにより(ステップST404、ステップST405)、ログインした各ユーザは、電話会議を開始し得る状態(会議相手がログインした状態)で、呼制御サーバ120からの電話を受けることで電話会議を開始することができる。
【0076】
(他の実施の形態)
なお上述の各実施の形態においては、携帯電話機50と固定電話機70とを通話接続する場合について述べたが、これに限られるものではなく、携帯電話機同士、固定電話機同士等、通話接続する対象及びその組み合わせは種々のものを適用することができる。
【0077】
また、電話接続システム100を構成する転送先管理データベース110、呼制御サーバ120及び状態管理サーバ130(230、330、430)は、全てが必ずしも同一ネットワーク(インターネット11)上に設けられる必要はなく、それらの一部が他のネットワーク上に設けられて互いにデータを授受するようにしてもよい。
【0078】
また、上述の各実施の形態においては、電話接続システム100をインターネット11上に設ける場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、閉じた回線網であるいわゆるプライベート網等、種々のネットワークに広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】第1の実施の形態に係る電話接続システムの概略的なシステム構成図
【図2】上記第1の実施の形態の転送先管理データベースにおける番号管理方法の概念図
【図3】上記第1の実施の形態におけるサイトへのログイン方法の説明に供する概略図
【図4】上記第1の実施の形態における動作概要を示す図
【図5】上記第1の実施の形態における動作概要を示す図
【図6】上記第1の実施の形態におけるサイトへのログイン方法の変形例を示す概略図
【図7】第2の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図8】上記第2の実施の形態の転送先管理データベースにおける番号管理方法の概念図
【図9】第3の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図10】第4の実施の形態に係る電話接続システムの動作概要を示すシステム構成図
【図11】上記第4の実施の形態の動作概要を示すタイミングチャート
【図12】上記第4の実施の形態の変形例に係る動作概要を示すタイミングチャート
【図13】上記第4の実施の形態の変形例に係る動作概要を示すタイミングチャート
【符号の説明】
【0080】
11…インターネット(ネットワーク)
12…携帯電話データ網
13…電話網
50…携帯電話機
60…端末装置
70…固定電話機
100、200、300、400…電話接続システム
110…転送先管理データベース
120…呼制御サーバ
130、230、330、430…状態管理サーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続システムであって、
前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付ける対応付け手段と、
前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続する接続手段と、
を具備することを特徴とする電話接続システム。
【請求項2】
前記接続手段は、前記対応付けられた第1又は第2の電話機からの特定の電話番号への着呼に応じて前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項3】
前記接続手段は、前記特定の電話番号への着呼の発信元が前記第1又は第2の電話機のいずれであるかを前記対応付けから判断し、該判断結果に基づいて、対応付けられた他方の電話機へ前記特定の電話番号を発信者番号とする発呼を行い、前記他方の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項2に記載の電話接続システム。
【請求項4】
前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に、特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項4に記載の電話接続システム。
【請求項5】
前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて、前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項6】
前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項5に記載の電話接続システム。
【請求項7】
前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電話接続システム。
【請求項8】
前記接続手段は、少なくとも前記第1及び第2の電話機が前記対応付けられていない場合には、前記通話接続を拒否することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項9】
第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続方法であって、
前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付けるステップと、
前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続するステップと、
を具備することを特徴とする電話接続方法。
【請求項1】
第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続システムであって、
前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付ける対応付け手段と、
前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続する接続手段と、
を具備することを特徴とする電話接続システム。
【請求項2】
前記接続手段は、前記対応付けられた第1又は第2の電話機からの特定の電話番号への着呼に応じて前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項3】
前記接続手段は、前記特定の電話番号への着呼の発信元が前記第1又は第2の電話機のいずれであるかを前記対応付けから判断し、該判断結果に基づいて、対応付けられた他方の電話機へ前記特定の電話番号を発信者番号とする発呼を行い、前記他方の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項2に記載の電話接続システム。
【請求項4】
前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に、特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項4に記載の電話接続システム。
【請求項5】
前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて、前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項6】
前記接続手段は、前記ネットワークを介した接続要求に応じて特定の電話番号を発信者番号とする電話呼を前記第1及び第2の電話機にそれぞれ発呼し、前記第1及び第2の電話機からの応答に応じて前記通話接続を行うことを特徴とする請求項5に記載の電話接続システム。
【請求項7】
前記接続手段は、前記対応付けが行われたことを条件に前記第1及び第2の電話機を通話接続することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電話接続システム。
【請求項8】
前記接続手段は、少なくとも前記第1及び第2の電話機が前記対応付けられていない場合には、前記通話接続を拒否することを特徴とする請求項1に記載の電話接続システム。
【請求項9】
第1の電話機と第2の電話機とを電話網を介して通話接続する電話接続方法であって、
前記第1の電話機と前記第2の電話機とを前記電話網とは異なるネットワークを介して対応付けるステップと、
前記対応付けられた第1の電話機と第2の電話機とを通話接続するステップと、
を具備することを特徴とする電話接続方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−118429(P2009−118429A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−292390(P2007−292390)
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【出願人】(303067478)株式会社 ネクストジェン (12)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【出願人】(303067478)株式会社 ネクストジェン (12)
【Fターム(参考)】
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