説明

電飾パネルを有する電気器具

【課題】プラグから導入された電圧が供給できる状態であるか否かが一目で分かり、趣向性の高い電気器具を提供することであり、更に、当該電気器具を使用者の利便性の良い場所に固定できる電気器具を提供すること。
【解決手段】電圧を導入するプラグ、1個又は2個以上のコンセント、該コンセントに対応する1個又は2個以上のスイッチ及び該スイッチに対応する1個又は2個以上の電飾パネルを有する電気器具であって、該スイッチの入りと切りによって、プラグから導入された電圧を該スイッチに対応するコンセントに供給と遮断ができるようにした機構を有し、該電飾パネル用の光源が、対応するコンセントのスイッチが入りのときにのみ点灯するようになっていることを特徴とする電気器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電飾パネルを有する電気器具に関し、更に詳しくは、対応するコンセントのスイッチが入りのときにのみ点灯する電飾パネルを有する電気器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からスイッチの操作で周辺機器への電流の供給を制御できる電気器具は知られており、周辺機器の電源の切り忘れを防止できる利点からスイッチを有するコンセントは汎用されている。
【0003】
更に近年では、従来の周辺機器への電流を制御できる機能だけではなく、更に付加価値のある電気器具も開発されている(特許文献1〜特許文献3)。例えば、特許文献1では、プラグ差込口へのプラグの抜き差し、スイッチの操作部の操作が容易なスイッチ付きタップが開示されている。また特許文献2では、コンセントにつながる負荷の通電状態を表示する表示部を有するタップが開示されている。しかし、これらはタップの電気器具本来の機能のみに特化したものであり、趣向性を高めるものではなかった。
また、特許文献3には、照明付きコンセント及びテーブルタップが開示されている。しかし、これはプラグ差込口や接続プラグの位置を確認できるために照明が設けられているだけで、趣向性を高める程のものではなかった。
【0004】
また、コンセントからの抜き忘れを防止するために、プラグにライトを設け、このライト・プラグをコンセントに差し込むと、使用中ライトがつく機能を有するものが知られている(特許文献4)。しかし、この機能を活用するためには、使用する各プラグにライトを設けなければならなかったり、複数のプラグを一箇所で用いた場合に、ライトがついたプラグがどの機器に対応するか一目で分からなかったりする等の問題があった。
【0005】
一方、スイッチの操作で周辺機器への電流の供給を制御できる電気器具本体を床等に放置すると、その電気器具の内部に埃が溜まったり、歩行の妨げになったり、踏みつけられたりしてプラグが抜けかかったりするほか、床等にコードが散乱する等、更に重大な事故や不具合が発生する危険があるため安全上好ましくなかった。
そこで、電気器具本体の背面に磁石を装着したり、電気器具本体を壁に固定したりする方法が知られているが、強磁性体以外の材料からなる被取付部には利用できなかったり、ねじ止めできない場所には取り付けられなかったりするため、更なる開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−103256号公報
【特許文献2】特開平6−174757号公報
【特許文献3】実用新案登録第3080789号
【特許文献4】実開平6−7171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、プラグから導入された電圧が供給できる状態であるか否かが一目で分かり、趣向性の高い電気器具を提供することにある。更に、当該電気器具を使用者の利便性の良い場所に固定しても邪魔と感じさせない電気器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、電気器具が、スイッチの入りと切りによってプラグから導入された電圧を、対応するコンセントに供給と遮断ができるようにした機構を有し、対応するコンセントのスイッチが入りのときにのみ光る電飾パネルを備えることによって、趣向性に優れ、楽しさを醸し出し、プラグから導入された電圧が供給できる状態であるか否かが一目で分かるようにできることを見出した。更に、ホルダーを有することにより、電気器具を使用者の利便性の良い場所に固定しても、それを邪魔と感じさせないため、使用者の利便性の良い場所に好適に固定して用いることができることを見出し本発明に至った。
【0009】
すなわち、本発明は、電圧を導入するプラグ、1個又は2個以上のコンセント、該コンセントに対応する1個又は2個以上のスイッチ及び該スイッチに対応する1個又は2個以上の電飾パネルを有する電気器具であって、該スイッチの入りと切りによって、プラグから導入された電圧を該スイッチに対応するコンセントに供給と遮断ができるようにした機構を有し、該電飾パネル用の光源が、対応するコンセントのスイッチが入りのときにのみ点灯するようになっていることを特徴とする電気器具を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、前記問題点を解消し上記課題を解決し、プラグから導入された電圧が供給できる状態であるか否かが一目で分かり、また趣向性の高い電気器具を提供することができる。すなわち、プラグから導入された電圧が、1個又は2個以上のコンセントの何れかにそれぞれ供給できる状態になっているか否かの判断が一目で分かり、スイッチの入りと切りが一目で分かり、その判断を電飾パネルの点灯と非点灯で行うという極めて趣向性の高い電気器具を提供することができる。
【0011】
更に、電気器具を使用者の利便性の良い場所に固定できる(又は固定しても気にならない)電気器具を提供することができる。また、電気器具を使用者の利便性の良い場所に固定して用いるための電気器具を提供することができる。すなわち、使用者が、容易に該電気器具が何処にあるかを見つけられたり、使用者がスイッチの入りと切りが容易にできたり、使用者にとってスイッチの入りと切りが一目で分かったりする等の利便性の良い場所に固定できる(又は固定しても気にならない若しくは邪魔にならない)電気器具を提供することができる。
【0012】
また、電気器具を使用者にとって上記の意味で利便性の良い場所に固定しても、極めて趣向性が高いので、固定された電気器具を楽しむことができても殆ど邪魔にならない電気器具を提供することができる。邪魔にならないので、使用者にとって上記の意味で利便性の良い場所に固定して使用できるという顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の電気器具の好ましい基本構成の一例を示す斜視図である。
【図2】実施例2で説明した本発明の電気器具の好ましい基本構成の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の電気器具を板状構造体に固定した状態を示す斜視図である。 (a)ホルダーと電気器具本体とで板状構造体を挟持して電気器具を固定する構造になっている本発明の電気器具の好ましい基本構成の一例であって、電飾パネル側から(前面から)見た斜視図である。 (b)上記(a)を後面から見た斜視図である。
【図4】本発明の電気器具が有する電飾パネルの点灯の一態様を示す概略の模式図である。
【図5】本発明の電気器具の電気回路の一例を示す図である。
【図6】本発明の電気器具における電飾パネルが、交換可能なカードに設けられている場合の概略を示す図である。 (a)板バネ開閉器に絶縁挿入板部位が差し込まれていない状態を示す図である。 (b)板バネ開閉器に絶縁挿入板部位が差し込まれている状態を示す図である。 (c)絶縁挿入板部位をその一辺に有するカードの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で任意に変形して実施することができる。
【0015】
図1に、本発明の電気器具の好ましい基本構成の一例を示す。本発明の電気器具は、電圧を導入するプラグ1、1個又は2個以上のコンセント2、該コンセント2に対応する1個又は2個以上のスイッチ3及び該スイッチ3に対応する1個又は2個以上の電飾パネル4を有する。
【0016】
本発明におけるプラグ1は、本発明の電気器具に電圧を導入するものであり、該プラグ1から導入された電圧は1個又は2個以上のコンセント2へ供給される。このとき、プラグ1から電圧が導入されていることが分かるように、プラグ1から電圧が導入されたときのみ点灯するライト10を有することが好ましい。ライト10はなくてもよいが、ライト10を用いる場合には、ライト10に印加する電圧を下げるために、回路内に抵抗をライト10と直列に用いることが好ましい。
【0017】
コンセント2への電圧の供給と遮断は、各コンセント2に対応する1個又は2個以上のスイッチ3の入りと切りによって制御されている。すなわち、対応するコンセント2のスイッチ3が「入り」の状態のときのみコンセント2へ電圧が供給されるようになっている。ここで、コンセント2の個数は、本発明の電気器具の大きさ、全てのコンセントに電圧を供給したときの電流使用量、個数の必要性等の点で、1個〜6個が好ましく、1個〜4個が更に好ましく、1個〜2個が特に好ましい。
【0018】
本発明の電気器具の目的は、1つのプラグ1からの電圧を複数のコンセント2に供給することではないので、コンセントの個数は1個でもよく、むしろ1個であることは特に好ましい。コンセント2を複数個設ける場合には、特に限定はないが、各コンセント2に対応するスイッチ3や電飾パネル4の配置がしやすい点で、各コンセント2を図1や図2のように横方向に並べて配置することが好ましい。
【0019】
また、コンセント2に差し込む周辺電気器具のコンセントコードが床と平行に延びるようにできる点、電飾パネル4を点灯の有無が一目で分かるように本発明の電気器具の上面に設けられる点、電飾パネル4がコードで邪魔にならないようにできる点等から、コンセント2は、図1〜図3に示したように、本発明の電気器具の側面に設けることが好ましく、また、図3に示したように、電飾パネル4が本発明の電気器具の上に立っているときは、電飾パネル4の反対側の側面に設けることが特に好ましい。
【0020】
本発明の電気器具は、1個又は2個以上のコンセント2にそれぞれ対応して、1個又は2個以上のスイッチ3を有する。すなわち本発明におけるスイッチ3はコンセント2と同数個存在し、スイッチ3の入りと切りによって、プラグ1から導入された電圧を該スイッチ3に対応するコンセント2に供給と遮断ができるようにした機構を有する。そのため、周辺電気器具の電源を常に入りにしておけば、本発明の電気器具に差し込まれた周辺電気器具への電流の供給をスイッチ3で管理することができ、周辺電気器具のスイッチの場所を探すことがなくなり、また個別に周辺電気器具の電源を入り/切りする手間を省くことができる。従って、本発明の電気器具の使用態様としては、周辺電気器具のスイッチは常に入りにしておくことが好ましい。ここで、「周辺電気器具」とは、本発明の電気器具のコンセント2から電圧の供給を受けて作動する電気器具をいう。
【0021】
上記効果は、周辺電気器具のスイッチの場所が見つけ難い若しくは何かに隠れて見つけ難くなる場合、又は、周辺電気器具のスイッチが離れている若しくは周辺電気器具のスイッチまで手を伸ばすのが面倒な場合等に特に奏される。このような点から、本発明の電気器具を適用させる周辺電気器具としては、特に限定はないが具体的には、例えば、コタツ、電気ストーブ、足温器、扇風機等の冷暖房器具;電気スタンド等の照明器具;パソコン、プリンター、スキャナー等のパソコン関連機器;携帯電話、デジタルカメラ等の充電器;ポット;ゲーム機等が好ましいものとして挙げられる。中でも、冷暖房器具又は照明器具が好ましく、リモートスイッチの場所がコードの末端にあって離れていたり、スイッチが蒲団等の中に隠れていたり、4辺のどこにあるかが分からなくなったりするコタツが、本発明の電気器具が適用される周辺電気器具として最も好ましい。
【0022】
スイッチ3の形状は、レバー、押ボタン等、既存のあらゆる形状のものを用いることができる。またスイッチ3は、各々対応するコンセント2が分かるように、対応するコンセント2に隣接して配置することが好ましい。
【0023】
更に、本発明の電気器具は、スイッチ3に対応する1個又は2個以上の電飾パネル4を有する。電飾パネル4は、電飾パネル4用の光源5が点灯したときに、その部分のみが光って見えるものである。例えば、図1の電飾パネル4は星型の内部部分をいい、本発明の電気器具の筐体を構成する板自体が、光不透過性の材料板となっている。図2では、電飾パネル4は、太陽型の内部部分であり、後述する「電飾パネル4を有するカード8」のうちの「電飾パネル4以外の部分」が、光不透過性の材料板になっている。図3(a)では、電飾パネル4は両目の内部部分である。
【0024】
電飾パネル4は、図1及び図4に示したように、光不透過性の材料板に直接穴をあけてなるか又は光透過性の材料板に印刷してなるものが好ましい。印刷方式は特に限定はないが、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等が好ましい。また、光透過性の材料板の前面にレジストを塗布し、レジストの有無で描画した後に光不透過性の材料を付与し、その後、該レジストを剥離して、レジストが有った部分のみが光透過性になるようにしてもよい。この場合の「光不透過性の材料」としては金属粉等が挙げられる。また、特定の形状をした光不透過性材料を光透過性の材料に貼り付けて形成させてもよい。
【0025】
本発明における電飾パネル4(電飾パネル4用の光源5)は、対応するコンセント2のスイッチ3が入りのときにのみ点灯するようになることを特徴とする。複数個の電飾パネル4が、1個のコンセント(1個のスイッチ)に対応していてもよいし、複数個の電飾パネル4用の光源5が、1個のコンセント(1個のスイッチ)に対応していてもよい。電飾パネル4(又は光源5)が点灯することにより、対応するコンセント2にプラグ1から導入された電圧が供給されていることが容易に分かり、周辺電気器具が作動しているときだけ電飾パネル4が点灯するので、電飾パネル4自体の趣向性と相まってより趣向性が高くなる。また、コンセント2に差し込まれた周辺電気器具の電源の切り忘れを防止することができる。
【0026】
電飾パネル4は、点灯の有無が分かり電飾としての機能が発揮できれば特にその構成に限定はないが、タングステンランプ、ネオン球、LED、有機EL等の光源を用いたものが好ましい。また光源に付随して、導光板、反射板、光散乱板、仕切板等を用いることができる。導光板は、側面から光を入れて(側面に光源を設置して)、正面に光を出させるものである。反射板は、光源の電飾パネル4とは反対側に設置して光量を無駄にしないようにするものである。光散乱板は、電飾パネル4に光量が均一に当たるように、光源と電飾パネル4の間等に設けるものである。仕切板は、複数の電飾パネル4がある場合に、隣接する電飾パネル4に光が漏れ込まないようにするものである。
【0027】
本発明の電気器具の電飾パネル4の(又は電飾パネル4用の光源5の)点灯方式は、導光板方式、直下型方式等何れでもよい。図4に、導光板、反射板、光散乱板、仕切板等を用いない単純な直下型方式の概略の模式図を示す。交換式電飾パネル4’等の電飾パネル4の下に、光源5が固定された光源固定具6がある。電飾パネル4が光不透過性の材料に穴をあけることによって、又は、光透過性の材料板に光透過性のものが印刷されて形成されている場合、その電飾パネル4用の光源5は、電飾パネル4の真下に位置していてもよいし、隣接する光不透過性のものの下に位置していてもよい。
【0028】
電飾パネル4は、その趣向性を最も良く発揮するために本発明の電気器具の上面に設けられることが好ましい。また、その点灯の有無が一目で分かる点、周辺が暗いときでも本発明の電気器具の場所が分かる点、コンセント2に差し込まれた周辺電気器具の電源が入りになっていることが容易に分かる点等からも、本発明の電気器具の上面に設けることが好ましい。図3に示す電飾パネル4の場所は斜めであるが、これも上面に設けられていることに該当する。電飾パネル4が複数個存在する場合には、対応するスイッチ3が分かるように、対応するスイッチ3に隣接して設けられていることが好ましい。
【0029】
電飾パネル4の形態は、点灯の有無が分かれば特に限定はないが、趣向性を高める形状、模様、色彩等が好ましい。また、1個のスイッチ3に対応する1個の電飾パネル4は、必ずしも1つの形状、模様又は色彩からなるものとは限らず、複数の形状、模様及び/又は色彩からなるものであってもよい。また、電飾パネル4の形態は、アート(芸術性のある図柄)、キャラクター模様等であることも、その趣向性の故、本発明の電気器具をコタツ板上、机上、棚板上等に固定しても、それが邪魔にならない点で好ましい。
【0030】
また、複数個のスイッチ3が存在し、電飾パネル4が複数個存在する場合には、趣向性を高める点で、各電飾パネル4の点灯時の色彩を異なるものにしたり、各電飾パネル4の形状、模様、色彩を、それぞれ関連性を持たせつつ異なるものにしたり、各電飾パネル4の形態を組み合わせると別の形態が現れたり連想されるようになったりしてもよい。
【0031】
電飾パネル4は、幻想的なムード、面白い雰囲気等を醸し出し、生活空間をエンジョイ(演出)することができる。また、本発明の電気器具の場合は、このような趣向性を有する電飾パネル4が存在するために、コタツ板上、机上、棚板上等、通常のテーブルタップ等を置いたり固定したりした場合には邪魔になる場所に固定しても、その存在が少なくとも邪魔にならないという極めて顕著な効果を有している。
【0032】
そのため、本発明の電気器具は、コタツ板、机板、棚板等の板状構造体の一辺に取り付けられて使用された場合、その趣向性のためにその存在が邪魔にならないので、例えば、(1)周辺電気器具に電圧・電流が供給されているか否かがより目立つ、(2)周辺電気器具の電源の切り忘れを確実に防止することができる、(3)周辺電気器具自体のスイッチの場所が見つけ難くい、周辺電気器具のスイッチが離れていてスイッチまで手を伸ばすのが面倒、スイッチが見えないので入り切りが不確実等の不都合を完璧に解消することができる。
【0033】
1個の電飾パネル4の大きさは、特に限定はないが、0.5cm〜200cmが好ましく、更に好ましくは1cm〜100cmであり、特に好ましくは1.5cm〜50cmであり、最も好ましくは2cm〜30cmである。このとき1個の電飾パネルが複数の形状、模様からなる場合の「1個の電飾パネル4」の大きさは、1個の電飾パネルを形成する全ての形状、模様の合計面積を指す。
【0034】
更に、電飾パネル4は、様々な電飾パネル4を用いることにより趣向性を高められる点で、交換式のものが好ましい。交換式のものを用いる場合には、電飾パネル4(に相当する部分)を有するカード8等の着脱や交換により、電飾パネル4の形状、模様、色彩等を変えることができる。すなわち、電飾パネル4は、電気器具にそれぞれ差し込むことによって交換可能なカード8に設けられていることが好ましい。電飾パネル4は、1枚1枚交換可能なカード8に、穴をあけたり、印刷したり、上記したレジスト方式等で設けられていることが好ましい。
【0035】
カード8等の着脱方法は、例えば図2に示したように、本発明の電気器具本体にカード差し込み口9を設けたり、電飾パネル4に相当する部分を透明パネル又は穴にしておき、それを覆うようにカード8等を載せたりすればよい。
【0036】
交換可能な複数枚のカード8は、それぞれ関連性がないものであっても、複数枚のカード8のセットに、物語性、統一性等があってもよい。また、電飾パネル4が複数個存在する場合には、それぞれの電飾パネル4を1枚のカード8に設けてもよいし、複数個の電飾パネル4をまとめて1枚のカード8に設けてもよい。カード8における電飾パネル4(に相当する部分)の製法は特に限定はないが、光不透過性の材料板に直接穴をあける、光透過性の材料板に印刷する、又は、上記したレジスト方式を用いることができる。
【0037】
更に、より趣向性を高められる点で、上記電飾パネル4が、該電飾パネル(に相当する部分)を有するカード8による交換式であり、該カード8が、電飾パネル用の光源5の点灯を制御する板バネ開閉器30の絶縁挿入板部位31をその一辺に有するものが好ましい。すなわち、本発明の電気器具は、電圧を導入するプラグ1、1個又は2個以上のコンセント2、該コンセント2に対応する1個又は2個以上のスイッチ3及び該スイッチ3に対応する1個又は2個以上の電飾パネル4を有する電気器具であって、該スイッチ3の入りと切りによって、プラグから導入された電圧を該スイッチに対応するコンセントに供給と遮断ができるようにした機構を有し、該電飾パネル4用の光源が、対応するコンセント2のスイッチ3が入りのときにのみ点灯するようになっており、該電飾パネル4が、電気器具にそれぞれ差し込むことによって交換可能なカード8に設けられており、該カード8が、電飾パネル用の光源5の点灯を制御する板バネ開閉器30の絶縁挿入板部位31をその一辺に有するものであることが特に好ましい。
【0038】
電飾パネル4の光源5を1個の電気器具に対して複数個用いた場合には、1枚のカード8が、複数個の光源5のうち、それぞれ特定の光源5の点灯を制御する複数の絶縁挿入板部位31を有することにより(図6(c))、カード8に固有の光源5を選択して電飾パネル4を点灯させることができる。これにより、カード8のセットにおいて、各カード8毎に、複数ある光源5の中からそれぞれ選んで点灯パターンを変えることができる。それぞれのカード8の模様等を変えることによって、電飾パネル4の形状、模様、色彩等を変えられるだけではなく、更に上記した形態にすることによって、電飾パネル4の点灯の明るさ、点灯パターン等も同時に変えることができ、より趣向性を高めることができる。
【0039】
ここで絶縁挿入板部位31は、その概略の一例を図6に示したように、本発明の電気器具内に設けられた板バネ開閉器30に差し込むことにより、電飾パネル4の光源5への通電の入りと切りを制御できるものである(図6(a)(b))。例えば、絶縁挿入板部位31が板バネ開閉器30に差し込まれていない状態では(図6(a))、板バネ32が基板33と接点34で接しており通電が入りの状態であり、その板バネ開閉器30に対応する光源5は点灯している。すなわち、カード8が有する絶縁挿入板部位31が板バネ開閉器30に全て差し込まれていない状態では、電飾パネル4の光源5は全て点灯する。一方、絶縁挿入板部位31が板バネ開閉器30に差し込まれている状態では(図6(b))、板バネ32が基板33と接点34で接しておらず通電が切りの状態であり、電飾パネル4の、その絶縁挿入板部位31に対応する光源5は点灯しない。
【0040】
すなわち、カード8がその一辺に有する複数の絶縁挿入板部位31が(図6(c))、板バネ開閉器30に差し込まれている場合には、その板バネ開閉器30に対応する(同時に、その絶縁挿入板部位31に対応する)電飾パネル4用の光源5は点灯しない。一方、カード8の一辺に絶縁挿入板部位31がない場合(図6(c)の絶縁挿入板部位31が欠けている部分の場合)、板バネ開閉器30に差し込まれないので、その板バネ開閉器30に対応する電飾パネル4用の光源5は点灯する。
【0041】
つまり、図6に示したように、カード8によって、板バネ開閉器30に差し込まれている状態と差し込まれていない状態とに区別することによって、対応する電飾パネル4の各光源5の点灯の有無を制御することができる。
【0042】
絶縁挿入板部位31は、カード8のどの位置に有してもよいが、カード8における電飾パネル4の形状等を遮らないようにカード8の一辺に設けることが好ましい(図6(c))。例えば、図6(c)の場合、カード8は絶縁挿入板部位31を3個有しているので、電飾パネル4の光源5のうち対応する3個の光源5への通電を切ることができる。また、カード8は絶縁挿入板部位31がない部分(欠けた部分)を4個有しているので、電飾パネル4の光源5のうち対応する4個の光源5への通電を入れる(入りの状態を保つ)ことができる。1組の「カード8のセット」の中でそれぞれのカード8に存在する絶縁挿入板部位31の位置を変えることによって、本発明の電気器具に差し込まれるカード8毎に、点灯する光源5を選択して変えることができる。
【0043】
図6(c)では、1枚のカード8に交換式電飾パネル4’が3個あり、電気器具の中には、例えば光源5は7個ある。光源5は、交換式電飾パネル4’の真下にあってもよいし、隣接する場所にあってもよい。1枚のカード8に存在する交換式電飾パネル4’の個数と絶縁挿入板部位31の個数は一致している必要はない。
【0044】
図2では、スイッチ3の個数(コンセント2の個数)は2個であり、電飾パネル4’も2個である。それらの個数は一致している必要はないが一致していることも分かり易いので好ましい。一般に、スイッチの個数(コンセントの個数)が複数個あり、カード8が複数枚ある時は、周辺電気器具に対応するスイッチ3の入りと切りの状態が良く分かる範囲で(良く分かることを前提に)、それぞれのカード8の設計(絶縁挿入板部位31の場所と絶縁挿入板部位31のない場所の設定)をすることが好ましい。
【0045】
1枚のカード8における「絶縁挿入板部位31の個数」と「絶縁挿入板部位31のない部分(欠けた部分)の個数」との和(S)は、1個の電気器具内にある光源5の個数に限定はないが通常は一致している。1枚のカード8における上記和(S)は特に限定はないが、2〜30個が好ましく、3〜20個がより好ましく、4〜10個が特に好ましい。1枚のカード8における「絶縁挿入板部位31の個数」は特に限定はないが、0〜15個が好ましく、1〜10個がより好ましく、2〜5個が特に好ましい。少な過ぎると趣向性がなくなり、多過ぎると1枚のカード8に収まらなくなる場合がある。
【0046】
それぞれの絶縁挿入板部位31は、上記の通り、対応するそれぞれの光源5への通電の入りと切りを制御するものであるから、絶縁体である。絶縁挿入板部位31の材質は絶縁体であれば特にその材質に限定はないが、具体的には、例えば、紙;ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン等の合成樹脂等が挙げられる。耐久性、耐熱性、加工性が良い点で、合成樹脂が好ましい。
【0047】
本発明の電気器具は、電飾パネル4が前面になるように電気器具を板状構造体21の一辺に取り付けられる構造を有するホルダー11を備えたものも好ましい。更に、該ホルダー11が、該ホルダー11と電気器具本体とで板状構造体21を挟持して電気器具を固定する構造になっている電気器具も好ましい。図3に、本発明の電気器具のうちホルダー11を備えたものの好ましい形態及び好ましい使用態様の一例を示した。電気器具を板状構造体21の一辺に取り付けることにより、前記した効果が得られ、特に使用者の利便性の良い場所でコンセント2への電圧の供給と遮断をすることができる。
【0048】
本発明における板状構造体21は、板状のものであれば特に限定なく用いることができるが、本発明の電気器具の利便性、安全性、簡便に固定できる点で、コタツ板、机板、棚板等の家具の板状構造体が好ましい。板状構造体21がコタツ板、机板である場合は、本発明の電気器具におけるコンセント2にコタツ、机周辺で使用する周辺電気器具のコンセントを差し込めば、コタツ、机上で当該周辺電気器具の電源の入りと切りを管理することができる等の利便性に優れた効果を発揮する。
【0049】
また、本発明の電気器具が板状構造体21の一辺に取り付けられる場合には、電飾パネル4の点灯時の光度を高めたり、趣向性を高めたりすれば、補助ライトや置物等の室内装飾品として活用することができるため、本発明の電気器具の大きさを気にすることなく設計することができる。
【0050】
これらの中でも、板状構造体21がコタツ板である場合は、本発明の電気器具のコンセント2がコタツに電流を供給するためのものであり、該コタツへの電流の供給と遮断が、電気器具が有するスイッチ3の入りと切りによってできるようになっており、該コタツに電流が供給されているときにのみ電気器具が有する電飾パネル4が光るようになっている。そのため、板状構造体21がコタツ板である場合は、本発明の電気器具のコンセント2にコタツのコンセントを差し込めば、コタツ板に固定された本発明の電気器具におけるスイッチ3でコタツの電源の入りと切りを管理することができるので、コタツ自体のスイッチをコタツ布団内を手探りで探す必要がない、コタツのスイッチが入りになっているか否かが電飾パネル4の点灯の有無で分かる、入り切りの不確実性が生じることがないのでコタツのスイッチの切り忘れを防止できる、コタツがリモートスイッチの場合で反対側にある場合にわざわざコタツからでる必要がない等の特に優れた効果を有する。
【0051】
本発明の電気器具が板状構造体21の一辺に取り付けられて使用される場合に、周辺電気器具としては特に限定はないが、机上で使用する電気スタンド等の照明器具;パソコン、プリンター、スキャナー等のパソコン関連機器;携帯電話、デジタルカメラ等の充電器;コタツ板の下で使用されるコタツ等が特に好ましい。
【0052】
周辺電気器具のスイッチは、特に限定はないが、前記した本発明の電気器具が有する効果を十分に発揮するために、常に入りの状態にしておくことが好ましい。
【0053】
本発明におけるホルダー11は、本発明の電気器具を板状構造体21の一辺に取り付けることができれば特に限定はないが、図3に示したように、ホルダー11と電気器具本体とで板状構造体21を挟持して本発明の電気器具を固定する構造になっていることが、コンパクトな構造にできる点等から好ましい。ホルダー11と電気器具本体とホルダー11とで板状構造体21を挟持して電気器具を固定する際は、電気器具本体とホルダー11とを、取付ねじ12を締めることで本発明の電気器具が固定されるようになっていることが好ましい。本発明の電気器具が板状構造体21の一辺に取り付けられる場合には、プラグ1やコンセント2は、利便性から電気器具の外側面に設けることが好ましい。その際、ホルダー11には、例えばプラグ1やコンセント2を塞がないように適宜空洞を設けてもよい。
【0054】
本発明の電気器具の筐体、ホルダー11の材質及びカード8の材質は特に限定はないが、樹脂製が軽量で安価にできる点で好ましい。
【0055】
図5に、本発明の電気器具の電気回路の一例を示す。光源5の必要電圧に応じて、抵抗13が接続されている。
【実施例】
【0056】
以下に実施例及び比較例を挙げ、図面を参照しながら本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
【0057】
実施例1
図1に示すような筐体が樹脂製の電気器具Aを作製した。電気器具Aは、プラグ1、コンセント2をそれぞれ電気器具Aの側面に設け、スイッチ3、電飾パネル4、ライト10を電気器具Aの上面に設けた。電飾パネル4の形状は星形にし、発光体にネオン球を用い、内部に反射板及び導光板を用いた。ライト10にはネオン球を用いた。600W用のコンセント2、スイッチ3及び電飾パネル4はそれぞれ2個ずつ設けた。このときの電飾パネル4の大きさは約6cmであった。
【0058】
プラグ1から電圧を導入した電気器具Aは、スイッチ3を入りにすると対応する電飾パネル4のみが点灯し、対応するコンセント2にプラグ1から導入された電圧が供給されていることが分かった。なお、このとき電気器具Aにプラグ1から電圧が導入されていることを示すライト10も点灯していた。また、電飾パネル4の点灯により、室内を暗くしたときに幻想的な雰囲気にすることができた。
【0059】
更に、電気器具A、電気器具Aのコンセント2に周辺電気器具のプラグを差し込んで使用したところ、周辺電気器具の電源の入りと切りを電気器具Aのスイッチ3で管理することができた。また、電飾パネル4が点灯しているので、電気器具のコンセント2に差し込まれている周辺電気器具の電源の切り忘れを防止することができた。
【0060】
実施例2
実施例1において、電飾パネル4を交換式の電飾パネル4’にし、電飾パネル4’が設けられたカード8を使用するタイプにした以外は実施例1と同様にして電気器具Aを作製した。
【0061】
実施例2の電気器具Aも、実施例1の電気器具Aと同様の効果を奏した。更に、交換式の電飾パネル4’により、使用者をより楽しませることができ、また更なる美感を感じさせ、時々変更できる室内装飾品としても楽しむことができた。
【0062】
実施例3
実施例2において、カード8を図6(c)に示したような複数の絶縁挿入板部位を有するものにした以外は、実施例2と同様にして電気器具Aを作製した。
【0063】
実施例3の電気器具Aも、実施例2と同様の効果を奏した。更に、絶縁挿入板部位を有するカード8により、使用者をより楽しませることができ、また更なる美感を感じさせ、時々変更できる室内装飾品としても楽しむことができた。
【0064】
実施例4
図3に示すような樹脂製のホルダー11を備えた電気器具Aを作製した。電気器具Aは、プラグ1、コンセント2を外側面に設け、電飾パネル4を電気器具Aの上面に設けた。電飾パネル4の形状は両目型にし、発光体にLEDを用い、内部に導光板を用いた。600W用のコンセント2、スイッチ3及び電飾パネル4はそれぞれ1個ずつ設け、電飾パネル4の大きさは約6cmであった。そしてホルダー11と電気器具A本体とで、板状構造体21であるコタツ板(厚さ約30mm)を挟持して電気器具Aをコタツ板の上に固定した。
【0065】
実施例1、実施例2と同様に、電気器具Aは、スイッチ3を入りにすると電飾パネル4が点灯し、コンセント2にプラグ1から導入された電圧が供給された。また、電飾パネル4の点灯により、コタツ上が楽しく華やかになり、卓上ライトや光る置物等の室内装飾品としても活用することができた。
【0066】
更に、電気器具Aのコンセント2にコタツのプラグを差し込んでコタツのスイッチを常に入りにして使用したところ、コタツの電源の入りと切りの際にわざわざコタツ布団の中でコタツのスイッチを探す手間が省け、電気器具Aのスイッチ3で管理することができて利便性に優れていた。また、コタツの電源が常に入りにしておけば、コタツに電流が流れているときは電飾パネル4が点灯していて、コタツに電流が流れていないときは電飾パネル4が点灯していないので、安全性、確実性、趣向性等に優れていた。
【0067】
また、電気器具Aがコタツ板上にある分だけコタツ上が狭くなったが、電飾パネル4の点灯には趣向性があり楽しさがあるので、コタツ上が狭くなることは気にならなかったし、また邪魔にもならなかった。本発明の電気器具Aは、楽しく邪魔にならないので、本来置く気にならない手元の板状構造体に設置が好適にできる。
【0068】
比較例1
実施例1において、電飾パネル4を設けず、その代わり単なるパイロットランプにした以外は実施例1と同様にして電気器具Bを作製した。図示はしていない。
【0069】
電気器具Bは、コンセント2につないだ周辺電気器具の電源の入りと切りを、電気器具Bのスイッチ3で管理することができたものの、スイッチ3の入りと切りを一目で認識することができず、周辺電気器具の電源の切り忘れを完全に防止することは困難であった。また、単なるパイロットランプを設けた電気器具Bは、使用者に美感を生じさせず、室内装飾品として楽しむこともできなかった。
【0070】
比較例2
実施例3において、電飾パネル4を設けず、その代わり単なるパイロットランプにした以外は実施例3と同様にして電気器具Bを作製した。
【0071】
電気器具Bは趣向性がなく、それ自体は楽しいものでもなく邪魔になるだけなので、コタツ板の上に載せて使用する気にはなれなかった。ましてや、コタツ板状に固定して使用する気にはなれなかった。そのため、通常のリモートスイッチと全く同じで、コタツの外に置くことになったため、電気器具Bがコタツの反対側にいってしまったとき等、一旦、コタツからでなければコタツの入り切りができなかった。
【0072】
電気器具Bは、コタツの電源の入りと切りをスイッチ3で管理することができるものの、コタツの電源の切り忘れを完全に防止することは困難であった。また、電気器具Bをコタツ板上に固定したが、使用者に美感を生じさせず、室内装飾品として楽しむこともできない上、コタツ板上のスペースを狭くし単に邪魔な存在であった。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明の電気器具は、プラグから導入された電圧が供給できる状態であるか否かが一目で分かり、趣向性にも優れているため、家庭内等で広く利用できるものである。特に、本発明の電気器具は、使用者の利便性の良い場所に固定することができ(固定して用いる気にさせるため)、家庭用等として広く好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0074】
A 電気器具
1 プラグ
2 コンセント
3 スイッチ
4 電飾パネル
4’ 交換式電飾パネル
5 光源
6 光源固定具
8 カード
9 カード差し込み口
10 ライト
11 ホルダー
12 取付ねじ
13 抵抗
21 板状構造体
30 板バネ開閉器
31 絶縁挿入板部位
32 板バネ
33 基板
34 接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電圧を導入するプラグ、1個又は2個以上のコンセント、該コンセントに対応する1個又は2個以上のスイッチ及び該スイッチに対応する1個又は2個以上の電飾パネルを有する電気器具であって、該スイッチの入りと切りによって、プラグから導入された電圧を該スイッチに対応するコンセントに供給と遮断ができるようにした機構を有し、該電飾パネル用の光源が、対応するコンセントのスイッチが入りのときにのみ点灯するようになっていることを特徴とする電気器具。
【請求項2】
更に、上記電飾パネルが前面になるように電気器具を板状構造体の一辺に取り付けられる構造を有するホルダーを備えたものである請求項1に記載の電気器具。
【請求項3】
上記ホルダーが、該ホルダーと電気器具本体とで板状構造体を挟持して電気器具を固定する構造になっている請求項2に記載の電気器具。
【請求項4】
上記電飾パネルが、光不透過性の材料板に直接穴をあけてなるか又は光透過性の材料板に印刷してなるものである請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の電気器具。
【請求項5】
上記電飾パネルが、電気器具にそれぞれ差し込むことによって交換可能なカードに設けられている請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の電気器具。
【請求項6】
上記カードが、電飾パネル用の光源の点灯を制御する板バネ開閉器の絶縁挿入板部位をその一辺に有するものである請求項5に記載の電気器具。
【請求項7】
上記板状構造体がコタツ板又は机板である請求項2ないし請求項6の何れかの請求項に記載の電気器具。
【請求項8】
上記コンセントがコタツに電流を供給するためのものであり、上記板状構造体がコタツ板であって、該コタツへの電流の供給と遮断が、電気器具が有するスイッチの入りと切りによってできるようになっており、該コタツに電流が供給されているときにのみ電気器具が有する電飾パネルが光るようになっている請求項2ないし請求項7に記載の電気器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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