説明

音声出力装置

【課題】信頼性の高い性能試験を行うことが可能な音声出力装置を提供する。
【解決手段】音声出力装置は、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成するパワーアンプと、異常時に前記パワーアンプの動作を制限ないしは停止させるアンプ保護処理機能を備えた制御部と、を有するものであって、前記制御部は、デフォルト状態(ステップS1のノー判定時)では前記アンプ保護処理機能をオンし(ステップS3)、特殊キーの入力を受け付けたとき(ステップS1のイエス判定時)に前記アンプ保護処理機能をオフする(ステップS2)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成するパワーアンプを備えた音声出力装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成するパワーアンプを備えた音声出力装置には、スピーカからの音声出力中におけるパワーアンプの危険な温度上昇を防ぐために、パワーアンプからの温度異常信号を制御部で監視し、異常時にはパワーアンプの動作を制限ないしは停止させる機能(いわゆるアンプ保護処理機能)が搭載されている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−236621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
確かに、アンプ保護処理機能を備えた音声出力装置であれば、パワーアンプの危険な温度上昇を未然に防ぐことが可能である。
【0006】
しかしながら、音声出力装置の性能試験を行う際には、上記のアンプ保護処理機能が性能試験の妨げとなり得る。例えば、スピーカを最大ボリュームで駆動し続けたまま、音声出力装置が故障せずにどれだけの時間まで耐え得るかを評価するための限界性能試験中にアンプ保護処理機能が働いてしまうと、音声出力装置自体の限界性能を正しく評価することができなくなる。
【0007】
そこで、従来では、アンプ保護処理機能を備えた製品版ファームウェアとは別に、アンプ保護処理機能を備えていないテスト用ファームウェアを用意しておき、実際に市場投入される音声出力装置には製品版ファームウェアを導入し、性能試験対象の音声出力装置にはテスト用ファームウェアを導入する、という運用が行われていた。
【0008】
しかしながら、従来では、音声出力装置の性能試験を行うためだけに、製品版ファームウェアとは異なるテスト用ファームウェアを用意しなければならず、容易に性能試験を行うことができなかった。
【0009】
また、従来では、実際に市場投入される音声出力装置(製品版ファームウェアが導入された音声出力装置)の性能を直接的に評価することができておらず、性能試験の信頼性を高める上では、さらなる改善の余地が残されていた。
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑み、容易に信頼性の高い性能試験を行うことが可能な音声出力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る音声出力装置は、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成するパワーアンプと、異常時に前記パワーアンプの動作を制限ないしは停止させるアンプ保護処理機能を備えた制御部と、を有する音声出力装置であって、前記制御部は、デフォルト状態では前記アンプ保護処理機能をオンし、特殊キーの入力を受け付けたときに前記アンプ保護処理機能をオフする構成(第1の構成)とされている。
【0012】
なお、上記第1の構成から成る音声出力装置において、前記特殊キーの入力に応じた動作モード切替機能は、前記制御部によって実行されるファームウェアの一機能としてプログラミングされている構成(第2の構成)にするとよい。
【0013】
また、上記第1または第2の構成から成る音声出力装置において、前記特殊キーは、テスト用リモコンにのみ設けられている構成(第3の構成)にするとよい。
【0014】
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成る音声出力装置において、前記制御部は、前記パワーアンプからの温度異常信号、または、前記パワーアンプの近傍に設けられた温度センサの温度検出信号を監視して、温度異常の有無を判断する構成(第4の構成)にするとよい。
【0015】
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成る音声出力装置において、前記制御部は、異常時に前記パワーアンプの動作を制限ないしは停止させるために、前記パワーアンプのゲインダウン、前記パワーアンプの出力ミュート、前記パワーアンプへの給電停止、及び前記パワーアンプへの音声信号の入力遮断の少なくともいずれか一つを実行する構成(第5の構成)にするとよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る音声出力装置であれば、複数種類のファームウェアを用意する必要がないので、容易に性能試験を行うことが可能であり、かつ、その性能試験の信頼性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るホームシアターシステムの一構成例を示すブロック図
【図2】制御部112で実行される製品版ファームウェアの内容を示す模式図
【図3】動作モード切替制御の一例を示すフローチャート
【図4】製品版リモコンとテスト用リモコンの相違点を示す模式図
【図5】従来における製品版ファームウェアとテスト用ファームウェアとの相違点を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0018】
<システムブロック図>
図1は、本発明に係るホームシアターシステムの一構成例を示すブロック図である。本構成例のホームシアターシステムは、テレビジョン放送受信装置100と、ホームシアター装置200と、を有する。
【0019】
テレビジョン放送受信装置100は、アンテナ101と、チューナ102と、復調IC103と、デマルチプレクサ104(以下、DEMUX104と呼ぶ)と、映像デコーダ105と、OSD[On Screen Display]処理部106と、映像出力部107と、液晶パネル108と、音声デコーダ109と、パワーアンプ110と、スピーカ111と、制御部112と、リモコン信号受信部113と、操作部114と、HDMI[High-Definition Multimedia Interface]通信部115と、リモコン116と、を備えている。なお、上記構成要素のうち、アンテナ101とリモコン116は、テレビジョン放送受信装置100の外部に設けられる。
【0020】
アンテナ101は、テレビジョン放送受信装置100に外部接続されており、放送波を電気的な受信信号に変換して出力する。なお、図1では、アンテナ101をテレビジョン放送受信装置100に直接接続した構成が描写されているが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えばケーブルテレビを視聴する場合には、アンテナ101とテレビジョン放送受信装置100との間に、ケーブルテレビ設備(増幅装置や配信装置など)が設けられる。
【0021】
チューナ102は、アンテナ101で受信されたデジタル放送信号から選局周波数の放送信号を選局し、選局された放送信号を復調IC103に出力する。
【0022】
復調IC103は、チューナ102で選局された放送信号をOFDM[Orthogonal Frequency Division Multiplexing]方式で復調し、ビダビ復号等を用いて誤り訂正を行うことにより、TS[Transport Stream]データを取り出す。
【0023】
DEMUX104は、TSデータから映像ストリームを抽出して映像デコーダ105に出力し、TSデータから音声ストリームを抽出して音声デコーダ108に出力する。
【0024】
映像デコーダ105は、DEMUX104から入力される映像ストリームをデコードしてデジタル映像データを生成し、これをOSD処理部106を介して映像出力部107に出力する。
【0025】
OSD処理部106は、映像デコーダ105から入力されるデジタル映像データに、制御部112から入力されるOSD映像データを重畳して出力する。
【0026】
映像出力部107は、OSD処理部106を介して入力されるデジタル映像データに基づいて、液晶パネル108での表示動作に必要な駆動信号を生成し、これを液晶パネル108に出力する。
【0027】
液晶パネル108は、映像出力部107から入力される駆動信号に基づいて映像を表示する。なお、液晶パネルのほか、プラズマディスプレイパネルや有機ELパネルなど、他の方式のパネルを用いても構わない。
【0028】
音声デコーダ109は、DEMUX104から入力される音声ストリームをデコードしてデジタル音声データを生成し、これをパワーアンプ110に出力する。
【0029】
パワーアンプ110は、音声デコーダ109から入力されるデジタル音声データに基づいてスピーカ111の駆動信号を生成し、これをスピーカ111に出力する。
【0030】
スピーカ111は、パワーアンプ110から入力される駆動信号を音声に変換して出力する。これにより、スピーカ111からテレビジョン放送音声が再生される。
【0031】
制御部112は、例えばマイコンを用いて構成されており、メモリ(不図示)に格納されたファームウェアを実行することによって、テレビジョン放送受信装置100の各部動作を統括的に制御する。
【0032】
リモコン信号受信部113は、リモコン116からユーザのキー操作に応じたリモコン信号を受信し、これをリモコンコードに変換して制御部112に出力する。制御部112は、リモコン信号受信部113から入力されるリモコンコードに応じた各種動作制御(電源オン/オフ、選局チャンネル変更、音量変更、入力切替など)を行う。
【0033】
操作部114は、ユーザの直接操作を受け付けて操作コードを生成し、これを制御部112に伝達する。制御部112は、操作部114から入力される操作コードに応じた各種動作制御(電源オン/オフ、選局チャンネル変更、音量変更、入力切替など)を行う。
【0034】
HDMI通信部115は、ホームシアター装置200に設けられたHDMI通信部202との間で、音声信号や制御信号の送受信を行う。
【0035】
リモコン116は、キー操作を受け付けてリモコン信号を生成し、これをリモコン信号受信部113に出力する。なお、リモコン信号としては一般的に赤外線信号が用いられるが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、他方式の無線信号(例えば、Bluetooth信号)を用いてもよい。
【0036】
ホームシアター装置200は、情報表示部201と、HDMI通信部202と、制御部203と、リモコン信号受信部204と、操作部205と、音源部206と、信号処理部207と、パワーアンプ208と、スピーカ209と、を備えている。なお、上記構成要素のうち、リモコン210は、ホームシアター装置200の外部に設けられる。
【0037】
情報表示部201は、ホームシアター装置200の動作状態(入力ソース(内部音源/外部音源)、再生中のトラック番号や再生経過時間、ボリューム値、動作モード(通常モード/テストモード)など)を表示する。なお、情報表示部201としては、例えば、液晶パネルやFL表示管などを用いることができる。
【0038】
HDMI通信部202は、テレビジョン放送受信装置100に設けられたHDMI通信部115との間で、音声信号や制御信号の送受信を行う。
【0039】
制御部203は、例えばマイコンを用いて構成されており、メモリ(不図示)に格納されたファームウェアを実行することによって、ホームシアター装置200の各部動作を統括的に制御する。
【0040】
リモコン信号受信部204は、リモコン210からユーザのキー操作に応じたリモコン信号を受信し、これをリモコンコードに変換して制御部203に出力する。制御部203は、リモコン信号受信部204から入力されるリモコンコードに応じた各種動作制御(電源オン/オフ、音量変更、入力切替、イコライザ調整など)を行う。
【0041】
操作部205は、ユーザの直接操作を受け付けて操作コードを生成し、これを制御部203に伝達する。制御部203は、操作部205から入力される操作コードに応じた各種動作制御(電源オン/オフ、音量変更、入力切替、イコライザ調整など)を行う。
【0042】
音源部206は、各種メディア(CD[Compact Disc]、DVD[Digital Versatile Disc]、BD[Bluray Disc]、ハードディスクなど)を再生して音声信号を出力する。
【0043】
信号処理部207は、音源部206から入力される音声信号、或いは、HDMI通信部202を介してテレビジョン放送受信装置100から入力される音声信号に所定の信号処理を施してデジタル音声データを生成し、これをパワーアンプ208に出力する。
【0044】
パワーアンプ208は、信号処理部207から入力されるデジタル音声データに基づいてスピーカ209の駆動信号を生成し、これをスピーカ209に出力する。
【0045】
スピーカ209は、パワーアンプ208から入力される駆動信号を音声に変換して出力する。これにより、スピーカ209からメディア再生音声やテレビジョン放送音声が出力される。なお、スピーカ209としては、2チャンネルのステレオスピーカ(フロント左/右)、5.1チャンネルのサラウンドスピーカ(フロント左/右、リア左/右、センター、及び、サブウーファ)、或いは、7.1チャンネルのサラウンドスピーカ(フロント左/右、サイド左/右、リア左/右、センター、及び、サブウーファ)などを用いることができる。
【0046】
リモコン210は、キー操作を受け付けてリモコン信号を生成し、これをリモコン信号受信部204に出力する。なお、リモコン信号としては一般的に赤外線信号が用いられるが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、他方式の無線信号(例えば、Bluetooth信号)を用いてもよい。
【0047】
<アンプ保護処理機能>
上記構成から成るホームシアター装置200において、制御部203は、スピーカ209からの音声出力中におけるパワーアンプ208の危険な温度上昇を防ぐために、パワーアンプ208からの温度異常信号を監視し、異常時にはパワーアンプ203の動作を制限ないしは停止させる機能(いわゆるアンプ保護処理機能)を備えている。
【0048】
なお、上記の温度異常信号については、パワーアンプ208から出力される構成としてもよいし、或いは、パワーアンプ208の近傍に設けられた別途の温度センサ(図1では不図示)から出力される温度検出信号に基づいて、制御部203自身で温度異常の有無を判断する構成としてもよい。また、温度異常時だけでなく、その他の異常が検出されたときにアンプ保護処理を行う構成としてもよい。
【0049】
また、パワーアンプ203の動作を制限ないしは停止させる手法としては、パワーアンプ203のゲインダウンや出力ミュートのほか、パワーアンプ203への給電停止や音声信号の入力遮断を行う構成としてもよい。
【0050】
このようなアンプ保護処理機能を備えたホームシアター装置200であれば、パワーアンプ208の危険な温度上昇を未然に防ぐことができるので、ホームシアターシステム全体の安全性や信頼性を高めることが可能となる。
【0051】
<動作モード切替機能>
なお、上記構成から成るホームシアター装置200は、デフォルト状態(製品出荷時の動作状態)では、アンプ保護処理機能がオンとされた通常モードに設定されているが、リモコン210や操作部205から特殊キー(特殊コード)の入力を受けた場合には、アンプ保護処理機能がオフとされたテストモードに移行する。
【0052】
上記の動作モード切替機能は、実際に市場投入されるホームシアター装置200に導入され、制御部203によって実行される製品版ファームウェア(図2を参照)の一機能としてプログラミングされている。
【0053】
図3は、動作モード切替制御の一例を示すフローチャートであり、その実行主体は制御部203となる。まず、ステップS1では、特殊キーの入力があったか否かの判定が行われる。ステップS1にて、イエス判定が下された場合、ステップS2では、アンプ保護処理がオフとされた状態(テストモード)でホームシアター装置200が動作することになる。なお、テストモードに移行している状態では、情報表示部201や別途モニタのOSD表示により、現在テストモードに移行中である旨を表示するようにすればよい。一方、ステップS1にて、ノー判定が下された場合、ステップS3では、アンプ保護処理がオンとされた状態(通常モード)でホームシアター装置200が動作することになる。
【0054】
このような構成とすることにより、従来とは異なり、製品の性能試験を行うためだけに特殊なテスト用ファームウェア(図5を参照)を用意しておく必要がなくなるので、容易に性能試験を行うことが可能となる。また、本構成を採用することにより、実際に市場投入されるホームシアター装置200(製品版ファームウェアが導入されたホームシアター装置200)の性能を直接的に評価することができるので、性能試験の信頼性を高めることが可能となる。
【0055】
<特殊キー(特殊コード)>
なお、テストモードへの移行を指示するための特殊キー(特殊コード)については、ユーザの手に届く製品版リモコンとは別に、工場内で用いられるテスト用リモコンを用意しておき、テスト用リモコンにのみ、テストモードへの移行に必要な特殊キー(テストモード移行キー)を設けておくことが望ましい(図4を参照)。このような構成とすることにより、ユーザが誤ってホームシアター装置200をテストモードに移行してしまうおそれがなくなる。ただし、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、リモコン210や操作部205からの特殊な操作(複数ボタンの同時押下やパスワード入力など)によってテストモードへの移行を行う構成としても構わない。
【0056】
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、ホームシアター装置(=AVプレーヤ+AVアンプ+スピーカ)に本発明を適用した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明は、テレビジョン放送受信装置、AVプレーヤ、AVアンプ、アンプ付きスピーカなど、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成する音声出力装置に幅広く適用することが可能である。例えば、図1に示したテレビジョン放送受信装置100に本発明を適用する場合には、制御部112を主体として、上記のアンプ保護処理機能や動作モード切替機能を実現するように構成すればよい。
【0057】
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、ホームシアター装置、テレビジョン放送受信装置、AVプレーヤ、AVアンプ、アンプ付きスピーカなど、音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成する音声出力装置に幅広く利用することが可能な技術である。
【符号の説明】
【0059】
100 テレビジョン放送受信装置
101 アンテナ
102 チューナ
103 復調IC
104 デマルチプレクサ(DEMUX)
105 映像デコーダ
106 OSD処理部
107 映像出力部
108 液晶パネル
109 音声デコーダ
110 パワーアンプ
111 スピーカ
112 制御部
113 リモコン信号受信部
114 操作部
115 HDMI通信部
116 リモコン
200 ホームシアター装置(音声出力装置)
201 情報表示部
202 HDMI通信部
203 制御部
204 リモコン信号受信部
205 操作部
206 音源部
207 信号処理部
208 パワーアンプ
209 スピーカ
210 リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声信号を増幅してスピーカ駆動信号を生成するパワーアンプと、
異常時に前記パワーアンプの動作を制限ないしは停止させるアンプ保護処理機能を備えた制御部と、
を有する音声出力装置であって、
前記制御部は、デフォルト状態では前記アンプ保護処理機能をオンし、特殊キーの入力を受け付けたときに前記アンプ保護処理機能をオフすることを特徴とする音声出力装置。
【請求項2】
前記特殊キーの入力に応じた動作モード切替機能は、前記制御部によって実行されるファームウェアの一機能としてプログラミングされていることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項3】
前記特殊キーは、テスト用リモコンにのみ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声出力装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記パワーアンプからの温度異常信号、または、前記パワーアンプの近傍に設けられた温度センサの温度検出信号を監視して、温度異常の有無を判断することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の音声出力装置。
【請求項5】
前記制御部は、異常時に前記パワーアンプの動作を制限ないしは停止させるために、前記パワーアンプのゲインダウン、前記パワーアンプの出力ミュート、前記パワーアンプへの給電停止、及び、前記パワーアンプへの音声信号の入力遮断の少なくともいずれか一つを実行することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の音声出力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−39430(P2012−39430A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−178362(P2010−178362)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.Bluray Disc
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】