食品容器
【課題】本発明は不正に接着テープが外されると、明らかに接着テープが外された状態を目視により確認することができるとともに、特殊な接着テープを用いることなく、いままで用いていた接着テープの切断状態により、安価な接着テープを用いることができる、製造が容易で、安全性を確保することができる食品容器を得る。
【解決手段】食品が収納される容器本体5と、この容器本体5の開口部を密封状態で覆うことができる蓋7と、この蓋7を容器本体5の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋7に接着固定され、他端部が容器本体5に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープ10とからなる食品容器1において、接着テープ10の少なくとも一端部に接着テープ10の長さ方向の切り欠き部12を形成して食品容器1を構成している。
【解決手段】食品が収納される容器本体5と、この容器本体5の開口部を密封状態で覆うことができる蓋7と、この蓋7を容器本体5の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋7に接着固定され、他端部が容器本体5に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープ10とからなる食品容器1において、接着テープ10の少なくとも一端部に接着テープ10の長さ方向の切り欠き部12を形成して食品容器1を構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスーパー、コンビニエンスストアー等で販売するお弁当、惣菜類等の食品を収納する食品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の食品容器は食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとで構成されていた。
【0003】
このため、容器本体に蓋が外れることなく接着テープで固定することができるが、不正に接着テープを外され、元の状態に戻された場合には判別することができないという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、不正に接着テープが外されると、明らかに接着テープが外された状態を目視により確認することができるとともに、特殊な接着テープを用いることなく、いままで用いていた接着テープの切断状態により、安価な接着テープを用いることができる、製造が容易で、安全性を確保することができる食品容器を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成して食品容器を構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成しているので、不正に接着テープを外すと、接着テープの少なくとも一端部に形成した長さ方向の切り欠き部によって、該切り欠き部の端部より接着テープを切断させることができる。
したがって、接着テープの一端部の一部が残った状態になり、一目で不正に接着テープが外されたかを確認することができる。
よって、不正防止を図ることができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、接着テープの少なくとも一端部に長さ方向の切り欠き部を形成するだけでよいので、構造が簡単で、コストを上げることなく実施することができる。
【0010】
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、プリント部によって一端部の一部が残った接着テープを、さらに容易に確認することができるとともに、目印によって接着テープを容易に取り外すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図9に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明のお弁当、惣菜類等の食品を収納する食品容器で、この食品容器1は弁当食品2が収納される開口端部の一方の対向する部位の中央部が外方へ突出する弧状のフランジ部3、3を有する断面アングル状の蓋嵌合片4が形成された四角形状の容器本体5と、この容器本体5の蓋嵌合片4と嵌合固定される外周部に嵌合部6が形成された透明材製の上面が平坦な蓋7と、この蓋7の外周部に形成された、前記容器本体5の底面外周部が入り込む前記弧状のフランジ部3、3部の中央部に位置する部位に平坦面8、8が形成された突起状の荷くずれ防止リング9と、前記蓋7と前記容器本体5とを該蓋7の前記平坦面8、8で固定する接着テープ10、10とで構成されている。
【0013】
前記接着テープ10、10は図7に示すように、中央部が帯状に着色するように開封方向の目印11aが記載された帯状のプリント部11と、両端部に長さ方向の切り欠き部12、12が形成されたものが使用されている。
【0014】
上記構成の食品容器1は容器本体5の蓋嵌合片4に蓋7の嵌合部6を密封状態で覆うように嵌合させた後、蓋7の平坦面8、8に接着テープ10、10の一端部を貼着し、他端部を該部の容器本体5の外周部に貼着させるので、積み重ねた場合、図8に示すように蓋7の荷くずれ防止リング9内に容器本体5の下部が確実に収納されて、荷くずれするのを防止することができる。
【0015】
また、不正に接着テープ10、10を外していたずらをしようとした場合、図9に示すように接着テープ10、10が容器本体5と蓋7とに、接着していない隙間部5aに指を挿入して接着テープ10、10を引張って外そうとすると、接着テープ10、10の両端部の切り欠き部12、12によって接着テープ10、10の一部の端部10a、10aが残るように切断され、不正に接着テープ10、10が外されたことを目視で確認することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0016】
次に、図10ないし図21に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0017】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、容器本体5Aの底面外周部に突条のリング13を形成するとともに、蓋7の平坦面8、8形成部位と対応する部位の突条リング13部位に平坦面14、14を形成し、両端中央部に1本の切り欠き部12、12を形成した接着テープ10A、10Aを用いた点で、このように形成された容器本体5A、接着テープ10A、10Aを用いて構成した食品容器1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、接着テープ10A、10Aの両端部が蓋7と容器本体5Aの平坦面8、14と接着されて、確実に接着固定させることができる。
【0018】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、各片の中央部に平坦面8、8、8、8および平坦面14、14、14、14を形成した蓋7Aおよび容器本体5Bを用いるとともに、両端部に切り欠き部12、12だけを形成した接着テープ10B、10Bを用いた点で、このように形成された蓋7A、容器本体5B、接着テープ10B、10Bを用いて構成した食品容器1B
にしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、上部内壁面に蓋嵌合凹部15が形成されたフランジ16の四隅部が外方へ突出するほぼ円形状の容器本体5Cと、この容器本体5Cの蓋嵌合凹部15と嵌合する嵌合片17、4個の平坦面8、8、8、8を有する荷くずれ防止リング9Aが形成された蓋7B と、両端部に両端部より内側部位が内側に傾斜する長さ方向の切り欠き部12A、12Aが形成された接着テープ10C、10Cとを用いた点で、このように形成された蓋7B、容器本体5Cおよび接着テープ10C、10Cを用いて構成された食品容器1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、フランジ16Aも円形状に形成された容器本体5Dと、3個の平坦面8、8、8が形成された荷くずれ防止リング9Bが形成された蓋7Cと、両端部が深くカットされた山形形状の切り欠き部12B、12Bが形成された接着テープ10D、10D、10Dを用いた点で、このように形成された容器本体5D、蓋7Cおよび接着テープ10D、10D、10Dを用いて構成した食品容器1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
なお、前記本発明を実施するための各形態では容器本体5、5A、5B、5C、5D内に弁当食品2を収納するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、食することができる食品を収納する場合にも同様に使用することができる。
また、接着テープ10、10A、10B、10C、10Dは切断時に自動的に切り欠き部12、12A、12Bが形成されたり、あるいは一方の端部にだけ切り欠き部12、12A、12Bが形成されるものであってもよい。
さらに、前記本発明を実施するための形態では接着テープの端部に複数個の長さ方向の切り欠き部を形成する場合、同じ長さの長さ方向の切り欠き部を形成するものについて説明したが、発明はこれに限らず、異なる長さの長さ方向の切り欠き部を形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明はスーパー、コンビニエンスストアー等で販売されるお弁当等の食品を収納する食品容器を製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の底面図。
【図4】図1の4−4線に沿う断面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の容器本体の斜視図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の蓋の斜視図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の接着テープの説明図。
【図8】本発明を実施するための最良の第1の形態の積み重ねた状態の断面図。
【図9】本発明を実施するための最良の第1の形態の接着テープを外した状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図11】本発明を実施するための第2の形態の底面図。
【図12】図10の12−12線に沿う断面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図14】本発明を実施するための第3の形態の底面図。
【図15】図13の15−15線に沿う断面図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図17】本発明を実施するための第4の形態の底面図。
【図18】図16の18−18線に沿う断面図。
【図19】本発明を実施するための第5の形態の平面図。
【図20】本発明を実施するための第5の形態の底面図。
【図21】図19の21−21線に沿う断面図。
【符号の説明】
【0024】
1、1A、1B、1C、1D:食品容器、
2:弁当食品、 3:フランジ部、
4:蓋嵌合片、
5、5A、5B、5C、5D:容器本体、
6:嵌合部、 7、7A、7B、7C:蓋、
8:平坦面、
9、9A、9B:荷くずれ防止リング、
10、10A、10B、10C、10D:接着テープ、
11:プリント、
12、12A、12B:切り欠き部、
13:突条リング、 14:平坦面、
15:蓋嵌合凹部、 16、16A:フランジ、
17:嵌合片。
【技術分野】
【0001】
本発明はスーパー、コンビニエンスストアー等で販売するお弁当、惣菜類等の食品を収納する食品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の食品容器は食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとで構成されていた。
【0003】
このため、容器本体に蓋が外れることなく接着テープで固定することができるが、不正に接着テープを外され、元の状態に戻された場合には判別することができないという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、不正に接着テープが外されると、明らかに接着テープが外された状態を目視により確認することができるとともに、特殊な接着テープを用いることなく、いままで用いていた接着テープの切断状態により、安価な接着テープを用いることができる、製造が容易で、安全性を確保することができる食品容器を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成して食品容器を構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成しているので、不正に接着テープを外すと、接着テープの少なくとも一端部に形成した長さ方向の切り欠き部によって、該切り欠き部の端部より接着テープを切断させることができる。
したがって、接着テープの一端部の一部が残った状態になり、一目で不正に接着テープが外されたかを確認することができる。
よって、不正防止を図ることができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、接着テープの少なくとも一端部に長さ方向の切り欠き部を形成するだけでよいので、構造が簡単で、コストを上げることなく実施することができる。
【0010】
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、プリント部によって一端部の一部が残った接着テープを、さらに容易に確認することができるとともに、目印によって接着テープを容易に取り外すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図9に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明のお弁当、惣菜類等の食品を収納する食品容器で、この食品容器1は弁当食品2が収納される開口端部の一方の対向する部位の中央部が外方へ突出する弧状のフランジ部3、3を有する断面アングル状の蓋嵌合片4が形成された四角形状の容器本体5と、この容器本体5の蓋嵌合片4と嵌合固定される外周部に嵌合部6が形成された透明材製の上面が平坦な蓋7と、この蓋7の外周部に形成された、前記容器本体5の底面外周部が入り込む前記弧状のフランジ部3、3部の中央部に位置する部位に平坦面8、8が形成された突起状の荷くずれ防止リング9と、前記蓋7と前記容器本体5とを該蓋7の前記平坦面8、8で固定する接着テープ10、10とで構成されている。
【0013】
前記接着テープ10、10は図7に示すように、中央部が帯状に着色するように開封方向の目印11aが記載された帯状のプリント部11と、両端部に長さ方向の切り欠き部12、12が形成されたものが使用されている。
【0014】
上記構成の食品容器1は容器本体5の蓋嵌合片4に蓋7の嵌合部6を密封状態で覆うように嵌合させた後、蓋7の平坦面8、8に接着テープ10、10の一端部を貼着し、他端部を該部の容器本体5の外周部に貼着させるので、積み重ねた場合、図8に示すように蓋7の荷くずれ防止リング9内に容器本体5の下部が確実に収納されて、荷くずれするのを防止することができる。
【0015】
また、不正に接着テープ10、10を外していたずらをしようとした場合、図9に示すように接着テープ10、10が容器本体5と蓋7とに、接着していない隙間部5aに指を挿入して接着テープ10、10を引張って外そうとすると、接着テープ10、10の両端部の切り欠き部12、12によって接着テープ10、10の一部の端部10a、10aが残るように切断され、不正に接着テープ10、10が外されたことを目視で確認することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0016】
次に、図10ないし図21に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0017】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、容器本体5Aの底面外周部に突条のリング13を形成するとともに、蓋7の平坦面8、8形成部位と対応する部位の突条リング13部位に平坦面14、14を形成し、両端中央部に1本の切り欠き部12、12を形成した接着テープ10A、10Aを用いた点で、このように形成された容器本体5A、接着テープ10A、10Aを用いて構成した食品容器1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、接着テープ10A、10Aの両端部が蓋7と容器本体5Aの平坦面8、14と接着されて、確実に接着固定させることができる。
【0018】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、各片の中央部に平坦面8、8、8、8および平坦面14、14、14、14を形成した蓋7Aおよび容器本体5Bを用いるとともに、両端部に切り欠き部12、12だけを形成した接着テープ10B、10Bを用いた点で、このように形成された蓋7A、容器本体5B、接着テープ10B、10Bを用いて構成した食品容器1B
にしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、上部内壁面に蓋嵌合凹部15が形成されたフランジ16の四隅部が外方へ突出するほぼ円形状の容器本体5Cと、この容器本体5Cの蓋嵌合凹部15と嵌合する嵌合片17、4個の平坦面8、8、8、8を有する荷くずれ防止リング9Aが形成された蓋7B と、両端部に両端部より内側部位が内側に傾斜する長さ方向の切り欠き部12A、12Aが形成された接着テープ10C、10Cとを用いた点で、このように形成された蓋7B、容器本体5Cおよび接着テープ10C、10Cを用いて構成された食品容器1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、フランジ16Aも円形状に形成された容器本体5Dと、3個の平坦面8、8、8が形成された荷くずれ防止リング9Bが形成された蓋7Cと、両端部が深くカットされた山形形状の切り欠き部12B、12Bが形成された接着テープ10D、10D、10Dを用いた点で、このように形成された容器本体5D、蓋7Cおよび接着テープ10D、10D、10Dを用いて構成した食品容器1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
なお、前記本発明を実施するための各形態では容器本体5、5A、5B、5C、5D内に弁当食品2を収納するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、食することができる食品を収納する場合にも同様に使用することができる。
また、接着テープ10、10A、10B、10C、10Dは切断時に自動的に切り欠き部12、12A、12Bが形成されたり、あるいは一方の端部にだけ切り欠き部12、12A、12Bが形成されるものであってもよい。
さらに、前記本発明を実施するための形態では接着テープの端部に複数個の長さ方向の切り欠き部を形成する場合、同じ長さの長さ方向の切り欠き部を形成するものについて説明したが、発明はこれに限らず、異なる長さの長さ方向の切り欠き部を形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明はスーパー、コンビニエンスストアー等で販売されるお弁当等の食品を収納する食品容器を製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の底面図。
【図4】図1の4−4線に沿う断面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の容器本体の斜視図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の蓋の斜視図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の接着テープの説明図。
【図8】本発明を実施するための最良の第1の形態の積み重ねた状態の断面図。
【図9】本発明を実施するための最良の第1の形態の接着テープを外した状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図11】本発明を実施するための第2の形態の底面図。
【図12】図10の12−12線に沿う断面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図14】本発明を実施するための第3の形態の底面図。
【図15】図13の15−15線に沿う断面図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図17】本発明を実施するための第4の形態の底面図。
【図18】図16の18−18線に沿う断面図。
【図19】本発明を実施するための第5の形態の平面図。
【図20】本発明を実施するための第5の形態の底面図。
【図21】図19の21−21線に沿う断面図。
【符号の説明】
【0024】
1、1A、1B、1C、1D:食品容器、
2:弁当食品、 3:フランジ部、
4:蓋嵌合片、
5、5A、5B、5C、5D:容器本体、
6:嵌合部、 7、7A、7B、7C:蓋、
8:平坦面、
9、9A、9B:荷くずれ防止リング、
10、10A、10B、10C、10D:接着テープ、
11:プリント、
12、12A、12B:切り欠き部、
13:突条リング、 14:平坦面、
15:蓋嵌合凹部、 16、16A:フランジ、
17:嵌合片。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成したものを用いたことを特徴とする食品容器。
【請求項2】
接着テープは長さ方向の中央部に開封方向の目印が記載された帯状のプリント部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の食品容器。
【請求項1】
食品が収納される容器本体と、この容器本体の開口部を密封状態で覆うことができる蓋と、この蓋を前記容器本体の開口部を密封状態で覆った状態で固定する一端部が蓋に接着固定され、他端部が容器本体に接着固定された少なくとも2個以上の接着テープとからなる食品容器において、前記接着テープの少なくとも一端部に該接着テープの長さ方向の切り欠き部を形成したものを用いたことを特徴とする食品容器。
【請求項2】
接着テープは長さ方向の中央部に開封方向の目印が記載された帯状のプリント部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の食品容器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2009−35275(P2009−35275A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−199541(P2007−199541)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(507119928)ベンダーサービス株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(507119928)ベンダーサービス株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
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