説明

飲料供給装置

【課題】飲料水を蓄えるタンク内の飲料水の枯渇時に、タンクからの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる飲料供給装置を提供する。
【解決手段】飲料供給装置1は、給水キャビネット2と、給水キャビネット2から供給される飲料水と粉末状の飲料原料から茶やコーヒー等の飲料を生成する飲料生成機本体3とから構成される。給水キャビネット2は、飲料水を蓄えるカセット式の給水タンク4と、給水タンク4内の飲料水を送出する給水ポンプ5と、給水ポンプ5から送出された飲料水を濾過する浄水器6とを備える。主制御部25は、給水タンク4内の飲料水が枯渇すると、主給水弁11と副給水弁21を少なくとも主給水パイプ9内の飲料水が浄水器6内に戻るのに要する所定時間以上に渡って開状態にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、飲料供給装置に係り、特に飲料水を蓄えるカセット式のタンクを内蔵する給水キャビネットを備えた飲料供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、飲料水を蓄えるカセット式のタンクを内蔵する給水キャビネットを備えた飲料供給装置が知られている(例えば、特許文献1)。
カセット式のタンクを内蔵する給水キャビネットを備えた飲料供給装置の一般的な構成を図6に示す。
飲料供給装置601は、給水キャビネット602と、給水キャビネット602から供給される飲料水を原料にして茶やコーヒー等を生成する飲料生成機本体603とから構成されている。給水キャビネット602は、飲料水を蓄えるカセット式の給水タンク604と、給水タンク604内の飲料水を送出する給水ポンプ605と、給水ポンプ605から送出された飲料水を濾過する浄水器606とを備えている。浄水器606の排水口は、給水パイプ609に接続されており、給水パイプ609の途中には、流量センサ610と、電磁開閉式の給水弁611とが設けられている。
【0003】
飲料生成機本体603が給水キャビネット602から供給される飲料水を原料にして茶やコーヒー等を生成すると、給水タンク604内の飲料水が減少していき、やがて給水可能な下限所定量を下回って枯渇状態になる。
飲料供給装置601は、給水タンク604内の飲料水が枯渇すると、図7のタイミングチャートに示されるように、給水弁611を閉状態にした後、給水ポンプ605を停止させ、給水タンク604内の飲料水が枯渇したことをユーザに通知する。ユーザによって給水タンク604に飲料水が補給されたことを検知すると、給水弁611を2秒間開状態/2秒閉間状態にした後、再び給水弁611を開状態にすると共に給水ポンプ605を稼働させる。その後、給水パイプ609の途中に設けられた流量センサ610によって飲料生成機本体603への給水に必要な所定流量が検知されると、給水タンク604内の飲料水の枯渇状態が解消されて給水可能な状態になったと判断し、給水弁611を閉状態にした後、給水ポンプ605を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−23846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、給水タンク604内の飲料水の枯渇時には、浄水器606の内部に空気が入り込み、また給水ポンプ605の下流側の圧力が上流側の圧力よりも高い状態になる。給水タンク604に飲料水を補給した後にこのような状態のまま給水ポンプ605を稼働させると、給水ポンプ605の動作効率が低下してしまう。そのため、従来は上記の例のように、給水タンク604に飲料水が補給された際に給水弁611を所定時間(図7の例では2秒間)開状態にすることによって、給水パイプ609内を飲料水の流通しない状態で連通状態とし、これにより、浄水器606の内部の空気を抜き、また給水ポンプ605の下流側の圧力と上流側の圧力とを平衡させようとしていた。しかしながら、従来は給水弁611を開状態にする時間が短いために、空気を十分に抜くことができず、また圧力を十分に平衡状態にすることもできず、給水ポンプ605の動作効率が低下してしまっていた。さらに、浄水器606内に空気が大量に入り込んでいる状態で給水ポンプ605を稼働させると、浄水器606内の空気は飲料水と混合した状態で給水パイプ609内を流れて除々に抜けていくため、浄水器606内の空気が完全に抜けて給水パイプ609内を流れる飲料水が給水に必要な所定流量に戻るまでに時間がかかる。その結果、給水タンク604内の飲料水の枯渇時に、給水タンク604からの給水が可能な状態に戻すまでに長時間を要するという問題があった。
【0006】
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、飲料水を蓄えるタンク内の飲料水の枯渇時に、タンクからの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、この発明に係る飲料供給装置は、飲料水を蓄えるタンクと、タンク内の飲料水を送出するポンプと、ポンプから送出された飲料水を濾過する浄水器と、浄水器で濾過された飲料水が流通して浄水器の上方に向けて延びる流通経路と、流通経路の途中に設けられた開閉弁と、流通経路内を流通してきた飲料水を原料にして飲料を生成する飲料生成手段と、ポンプ及び開閉弁を制御する制御手段とを備える飲料供給装置であって、制御手段は、タンク内の飲料水が枯渇すると、開閉弁を少なくとも流通経路内の飲料水が浄水器内に戻るのに要する所定時間以上に渡って開状態にする。
これにより、飲料水を蓄えるタンク内の飲料水の枯渇時に、タンクからの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる。
【0008】
また、制御手段は、タンク内の飲料水が枯渇した直後に、開閉弁を少なくとも所定時間以上に渡って開状態にしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る飲料供給装置によれば、飲料水を蓄えるタンク内の飲料水の枯渇時に、タンクからの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1に係る飲料供給装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る飲料供給装置の主制御部周辺の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る飲料供給装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2に係る飲料供給装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1の変形例に係る飲料供給装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】従来技術に係る飲料供給装置の構成を示す図である。
【図7】従来技術に係る飲料供給装置の動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る飲料供給装置1の構成を図1に示す。
飲料供給装置1は、給水キャビネット2と、給水キャビネット2から供給される飲料水と粉末状の飲料原料から茶やコーヒー等の飲料を生成する飲料生成機本体3とから構成されている。
【0012】
給水キャビネット2は、飲料水を蓄える給水タンク4と、給水タンク4内の飲料水を送出する給水ポンプ5と、給水ポンプ5から送出された飲料水を濾過して不純物や雑菌を取り除く浄水器6とを備えている。また、ユーザによって開閉可能なフロントパネル2aと、フロントパネル2aの開閉状態を検知する開閉センサ7と、フロントパネル2aに設けられて給水タンク4内の飲料水の枯渇をユーザに通知する通知ランプ8とを備えている。
【0013】
浄水器6の排水口は、浄水器6の鉛直上方に向けて延びる主給水パイプ9に接続されており、主給水パイプ9の途中には、主給水パイプ9内を流れる飲料水の流量に比例する数のパルスを出力する流量センサ10と、電磁開閉式の主給水弁11とが設けられている。
【0014】
また、飲料生成機本体3は、冷水タンク12と、温水タンク13と、粉末原料供給部14と、混合器15とを備えている。冷水タンク12は、飲料水を冷却するための冷却水を蓄えるものであり、図示しない冷却回路によって内部の冷却水が冷却される。温水タンク13は、温飲料を注出する際に用いられる温水を蓄えるものであり、図示しない加温回路によって内部の飲料水が加温される。粉末原料供給部14は、粉末状の飲料原料を混合器15に供給する。混合器15は、冷水タンク12内の冷却水によって冷却された冷水又は温水タンク13から供給される温水と粉末原料供給部14から供給される粉末状の飲料原料とを混合して茶やコーヒー等の冷飲料又は温飲料を生成する。
【0015】
冷水タンク12の内部には、飲料水を流通させて冷水タンク12内の冷却水と熱交換させるための冷却コイル16が設けられている。冷却コイル16の一端は、給水パイプ17を介して主給水パイプ9に接続され、冷却コイル16の他端は、冷水パイプ18と電磁開閉式の冷水弁19を介して混合器15に接続されている。
一方、温水タンク13の給水口は、給水パイプ20と電磁開閉式の副給水弁21を介して主給水パイプ9に接続されており、温水タンク13の排水口は、温水パイプ22、温水注出ポンプ23、電磁開閉式の温水弁24を介して混合器15に接続されている。
【0016】
また、図2に示されるように、飲料供給装置1は、マイクロコンピュータによって構成される主制御部25を有している。主制御部25は、開閉センサ7及び流量センサ10からの出力を取得すると共に、給水ポンプ5、通知ランプ8、主給水弁11、粉末原料供給部14、副給水弁21、冷水弁19、温水注出ポンプ23、及び温水弁24を制御する。
【0017】
図1に戻って、この飲料供給装置1において冷飲料を注出する際には、主制御部25は、冷水弁19を開状態にした後、主給水弁11を開状態にすると共に副給水弁21を閉状態にし、給水ポンプ5を稼働させる。また、粉末原料供給部14から粉末状の飲料原料を混合器15に供給する。このとき、給水タンク4内の飲料水は、給水ポンプ5、浄水器6、主給水パイプ9、給水パイプ17を流通して冷却コイル16に送り込まれ、冷却コイル16内を流通する過程で冷水タンク12内の冷却水と熱交換して冷水となった後、冷水パイプ18を流通して混合器15に供給される。主制御部25は、給水タンク4から混合器15に所定量の飲料水が送出されたことを流量センサ10によって検知すると、給水ポンプ5を停止させる。その結果、所定量の冷水と粉末状の飲料原料とが混合器15において混合され、茶やコーヒー等の冷飲料が生成・注出される。
【0018】
次に、この実施の形態1に係る飲料供給装置1における給水タンク4内の飲料水の枯渇状態を検知してからその状態が解消されたことを検知するまでの動作について、冷飲料の注出中に給水タンク4内の飲料水が枯渇した場合を例に説明する。
【0019】
冷飲料の注出中に給水タンク4内の飲料水が枯渇すると、流量センサ10からパルスが出力されなくなる。このとき、主制御部25は、図3のタイミングチャートに示されるように、副給水弁21を閉状態にしたまま主給水弁11を閉状態にした後、0.2秒経過するのを待って給水ポンプ5を停止させ、さらに0.3秒経過後に冷水弁19を閉状態にする。そして、給水キャビネット2のフロントパネル2aに設けられた通知ランプ8を点滅させる。
【0020】
ユーザは、給水タンク4内の飲料水の枯渇を知らせる通知ランプ8が点滅している場合には、フロントパネル2aを開いて給水タンク4に飲料水を補給し、再びフロントパネル2aを閉じる。
【0021】
主制御部25は、フロントパネル2aが閉じられたこと、すなわち開閉センサ7がON状態になったことを検知すると、給水タンク4に飲料水が補給されたと判断する。そして、主給水弁11と副給水弁21を少なくとも所定時間(=4秒)以上に渡って開状態にすることによって、給水パイプ9,20内を飲料水の流通しない状態で連通状態にする。上記所定時間の4秒とは、主給水パイプ9内に残っている飲料水が重力によって浄水器6内に戻っていくのに要する時間であり、これによって浄水器6の内部に入り込んでいた空気が十分に抜け、また給水ポンプ5の下流側の圧力と上流側の圧力とが十分に平衡するため、給水ポンプ5を稼働させて飲料水を送出する際の効率低下が防止される。また、主給水パイプ9内に残っている飲料水が浄水器6内に戻ることによって浄水器6内の空気の量が減少するため、給水ポンプ5を稼働させてから浄水器6内の空気が完全に抜けて主給水パイプ9内を流れる飲料水が給水に必要な所定流量に戻るまでに要する時間も短縮される。
【0022】
主制御部25は、上記所定時間が経過すると給水ポンプ5を稼働させ、給水ポンプ5から送出された飲料水は、浄水器6、主給水パイプ9、給水パイプ20を流通して温水タンク13に送り込まれる。その後、主給水パイプ9の途中に設けられた流量センサ10から、所定流量(=13ml/秒)に対応するパルス数(=15パルス/0.5秒)以上のパルスを10秒間にわたって検知すると、飲料水の枯渇状態が解消されて給水可能な状態になったと判断し、主給水弁11を閉状態にした後、0.2秒経過するのを待って給水ポンプ5を停止させ、さらに0.3秒経過後に副給水弁21を閉状態にする。
【0023】
以上説明したように、この実施の形態1に係る飲料供給装置1では、給水タンク4内の飲料水が枯渇して給水タンク4に飲料水が補給されると、主給水弁11と副給水弁21を少なくとも主給水パイプ9内の飲料水が浄水器6内に戻るのに要する所定時間(=4秒)以上に渡って開状態にする。これにより、給水タンク4内の飲料水の枯渇時に、給水タンク4からの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる。
【0024】
また、従来は、給水タンク4からの給水が可能な状態になった直後に主給水パイプ9内を流れる飲料水には浄水器6内の空気が気泡として混入し、主給水パイプ9内を実際に流れる飲料水の流量が流量センサ10によって計測される流量よりも少なくなる場合があった。その結果、給水タンク4からの給水が可能な状態になった直後には、冷飲料の注出時に所定量を注出することができないとう問題があった。
これに対して、この実施の形態1に係る飲料供給装置1では、主給水弁11と副給水弁21を開状態にしてから所定時間が経過するまでの間に浄水器6内の空気が十分に抜けていくため、給水タンク4からの給水が可能な状態になった直後であっても、冷飲料の注出時に所定量を注出することができる。
【0025】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る飲料供給装置1について説明する。
実施の形態1では、給水タンク4内の飲料水が枯渇して給水タンク4に飲料水が補給されたときに、主給水弁11と副給水弁21を所定時間以上に渡って開状態にした。これに対して、実施の形態2では、給水タンク4内の飲料水が枯渇した直後に、主給水弁11と副給水弁21を所定時間以上に渡って開状態にする。尚、実施の形態2に係る飲料供給装置1の構成は実施の形態1の構成と同一であるため、説明を省略する。
【0026】
冷飲料の注出中に給水タンク4内の飲料水が枯渇すると、図4のタイミングチャートに示されるように、主給水弁11を開状態にしたまま副給水弁21を開状態にした後、0.2秒経過するのを待って給水ポンプ5を停止させ、さらに0.3秒経過後に冷水弁19を閉状態にする。その後、主給水弁11と副給水弁21を、それらを開状態にしてから所定時間(=30秒)が経過するのを待って閉状態にする。そして、給水タンク4に飲料水が補給されて開閉センサ7がON状態になったことを検知すると、副給水弁21を開状態にした後、0.5秒経過するのを待って主給水弁11を開状態にすると共に給水ポンプ5を稼働させる。
【0027】
上記のように、給水タンク4内の飲料水が枯渇した直後に、給水ポンプ5を停止させると共に主給水弁11と副給水弁21を所定時間(=30秒)以上に渡って開状態にすると、その間は給水パイプ9,20内が飲料水の流通しない状態で連通状態となり、主給水パイプ9内に残っている飲料水が重力によって浄水器6内に戻っていく。その結果、浄水器6の内部に入り込んでいた空気が十分に抜け、また給水ポンプ5の下流側の圧力と上流側の圧力とが十分に平衡するため、給水ポンプ5を稼働させて飲料水を送出する際の効率低下が防止される。また、給水ポンプ5を稼働させてから浄水器6内の空気が完全に抜けて主給水パイプ9内を流れる飲料水が給水に必要な所定流量に戻るまでに要する時間も短縮される。
【0028】
以上説明したように、この実施の形態2に係る飲料供給装置1では、給水タンク4内の飲料水が枯渇した直後に、主給水弁11と副給水弁21を少なくとも所定時間(=30秒)以上に渡って開状態にする。このように動作させても、実施の形態1と同様に、給水タンク4からの給水が可能な状態に迅速に戻すことができる。
【0029】
その他の実施の形態.
実施の形態1において、給水タンク4内の飲料水の枯渇を検知した際には、図3のタイミングチャートに示されるように、主給水弁11を閉状態にした後に給水ポンプ5を停止させていた。これは給水ポンプ5と主給水弁11との間の主給水パイプ9内を加圧することによって浄水器6内の内容物(活性炭等)が流出するのを防ぐためである。この給水ポンプ5と主給水弁11との間が加圧された状態は、給水タンク4に飲料水が補給された後の上記所定時間において主給水パイプ9内が飲料水の流通しない状態で連通状態となった際に解消される。しかしながら、主給水パイプ9内の圧力をより確実に平衡状態にするために、図5のタイミングチャートに示されるように、給水ポンプ5を停止させた後に主給水弁11を閉状態にすることによって、給水ポンプ5と主給水弁11との間を加圧しないようにしてもよい。これにより、給水ポンプ5の下流側の圧力と上流側の圧力とをより確実に平衡させることができる。
【0030】
実施の形態1において、所定時間を4秒よりも長く設定してもよい。また、実施の形態2において、所定時間を30秒よりも長く設定してもよいし、短く設定してもよい。
【0031】
実施の形態1,2において、流量、パルス数、経過時間等の値は、実施の形態において示した値に限定されるものではなく、適宜調整することができる。
【0032】
実施の形態1,2において、給水ポンプ5を稼働させた際に送出される飲料水を温水タンク13に流入させたが、主給水パイプ9を図示しない排水管に連通させることによって、飲料供給装置1の外部に排水してもよい。
【0033】
実施の形態1では、給水タンク4内の飲料水が枯渇して給水タンク4に飲料水が補給されたときに、主給水弁11と副給水弁21を所定時間以上に渡って開状態にし、実施の形態2では、給水タンク4内の飲料水が枯渇した直後に、主給水弁11と副給水弁21を所定時間以上に渡って開状態にした。しかしながら、主給水弁11と副給水弁21を所定時間以上に渡って開状態にするタイミングはこれらに限定されるものではなく、給水タンク4内の飲料水の枯渇を検知してから給水ポンプ5を再駆動させるまでの間であればよい。
【符号の説明】
【0034】
1 飲料供給装置、3 飲料生成手段(飲料生成機本体)、4 タンク(給水タンク)、5 ポンプ(給水ポンプ)、6 浄水器、9 流通経路(主給水パイプ)、11 主給水弁(開閉弁)、21 副給水弁(開閉弁)、25 制御手段(主制御部)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料水を蓄えるタンクと、
該タンク内の飲料水を送出するポンプと、
該ポンプから送出された飲料水を濾過する浄水器と、
該浄水器で濾過された飲料水が流通して該浄水器の上方に向けて延びる流通経路と、
該流通経路の途中に設けられた開閉弁と、
前記流通経路内を流通してきた飲料水を原料にして飲料を生成する飲料生成手段と、
前記ポンプ及び前記開閉弁を制御する制御手段と
を備える飲料供給装置であって、
前記制御手段は、
前記タンク内の飲料水が枯渇すると、前記開閉弁を少なくとも前記流通経路内の飲料水が前記浄水器内に戻るのに要する所定時間以上に渡って開状態にする、飲料供給装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記タンク内の飲料水が枯渇した直後に、前記開閉弁を少なくとも前記所定時間以上に渡って開状態にする、請求項1に記載の飲料供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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