駐車装置用パレット
【課題】 車両を駐車させる際に車両に給電するのに適した駐車装置用のパレットを提供する。
【解決手段】
従来の駐車装置に使用されるパレットに変わって、車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、給電プラグと充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルを収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、を備え、前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、ものとした。
【解決手段】
従来の駐車装置に使用されるパレットに変わって、車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、給電プラグと充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルを収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、を備え、前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、ものとした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、充電ケーブルで給電される車両を駐車させる駐車装置用パレットに係る。特に、充電ケーブルで充電される電気自動車を含む車両を駐車させる駐車装置用パレットに関する。
【背景技術】
【０００２】
複数の車両を駐車させるのに駐車機構を備える駐車装置を用いることがある。
駐車機構は、車両を入出庫空間と駐車空間との間で移動させて駐車させる。
例えば、駐車装置は、メリーゴーランド方式駐車機構、エレベータ方式駐車機構、エレベータ・スライド方式駐車機構、平面往復方式駐車機構、運搬格納方式駐車機構、二段方式・多段方式駐車機構、等の形式の駐車機構を備える。
例えば、メリーゴーランド方式駐車機構では、上下一対のスプロケットに主務チェーンが巻きかけられ、複数のケージが主務チェーンに所定の間隔でつり下げられ、ケージがパレットを支持する。スプロケットを回転させると、複数のケージが循環移動する。
例えば、エレベータ方式駐車機構では、垂直になった昇降路に沿って上下方向に多段の駐車空間を配し、車両を載せたケージを昇降路の中に昇降させて、車両をケージから駐車空間に移載し、駐車させる。電動機は、ケージを吊るケーブルを巻上げ、巻き下げする。さらに、他の電動機が、車両をケージと駐車空間との間で移動させる。
例えば、エレベータ・スライド方式駐車機構では、駐車空間を垂直方向と水平方向に多段に配列し、車両を搬送台車に乗せて入出庫空間と駐車空間の横との間で搬送し、車両を搬送台車と駐車空間との間で移載する。電動機が、搬送台車を移動させる。他の電動機が、車両を搬送台車と駐車空間との間で移動させる。
例えば、平面往復方式駐車機構では、駐車空間を水平に配列し、搬送台車が車両を入出庫空間と駐車空間の横との間で搬送し、車両を搬送台車と駐車空間との間で移載する。電動機が、搬送台車を移動させる。他の電動機が、車両を搬送台車と駐車空間との間で移動させる。
【０００３】
一方、車両の電動化が加速している。これらの車両を電動車両と総称する。
電動車両には、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車、電動バイク、等がある。
電動車両は、交流電気を給電されるタイプと直流電気を給電されるタイプがある。
そこで、駐車している間に、電動車両に給電することが考えられる。
電動車両には、外部から給電して車載バッテリーを充電するタイプのものがある。
それらの電動車両は、給電のための給電プラグ受を持つ。
急速充電器の給電プラグや１００／２００Ｖ等の電源コンセントに充電ケーブルを接続し充電ケーブルの給電プラグを電動車両の給電プラグ受に接続することで充電を行う。
【０００４】
車両をパレットに載せて車両を取り扱う形式の駐車機構を採用する駐車装置では、パレットに車両側中継端子を設け、パレットに乗せた車両の給電プラグ受と車両側中継端子とを充電ケーブルで電気的に接続して、駐車時間中に車両を充電することが考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、車両を駐車させる際に車両に給電するのに適した駐車装置用のパレットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電されるパレットを、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、を備え、前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、ものとした。
【０００７】
上記本発明の構成により、パレットが、複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ、給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電される。パレット主構造体が、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられる。充電ケーブルが、給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する。
中継機器が、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる。充電ケーブル収納機器が、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能である。前記充電ケーブル収納機器の収納機器本体が、前記収納空間を形成し、前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる。前記充電ケーブル収納機器の引き込み機構が、前期充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる。
その結果、車両をパレットの案内面に案内されてパレットに乗り降りさせて、電源装置から中継機器を経由して給電された電力を、収納空間から引き出した充電ケーブルにより案内面に乗った車両に給電でき、必要のないとき充電ケーブルを収納空間に引き込むことをできる。
【０００８】
以下に、本発明の実施形態に係るパレットを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【０００９】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し湾曲させる箇所である湾曲箇所を前記充電ケーブル本体の軸線に沿って移動自在にするケーブルガイド部材とを持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の案内部材が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する。前記引き込み機構のケーブルガイド部材が、前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を軸線に沿って移動自在にする。
その結果、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
【００１０】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る付勢部材を持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る。
その結果、前記充電ケーブルを収納空間から安定して引き出し、収納空間に安定して引き込むことをできる。
【００１１】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定され、前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
上記の実施形態の構成により、前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定される。前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
その結果、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
【００１２】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられ、前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定され、前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
上記の実施形態の構成により、前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられる。前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定される。前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
その結果、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
【００１３】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
上記の実施形態の構成により、前記付勢部材の第一付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る。前記付勢部材の第二付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る。第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
その結果、前記充電ケーブルが自動的に収納空間に安定して収納される。
【００１４】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る巻き取り機構とを持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の案内部材が、前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する。前記引き込み機構の巻き取り機構が、前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る。
その結果、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
【００１５】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される。
上記の実施形態の構成により、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される。
その結果、パレットをコンパクトにすることができる。
【発明の効果】
【００１６】
以上説明したように、本発明に係るパレットは、その構成により、以下の効果を有する。
複数の駐車空間を持つ駐車装置において車両を搭載するために使用されるパレットの上から見て略長方形の板構造体であるパレット主構造体に充電ケーブル収納機器を固定し、収納機器本体が充電ケーブル本体を収納できる収納空間を形成し、引き込み機構が前記充電ケーブルの少なくとも一部を引き出し口から収納空間の内側へ引き込むことをできる様にしたので、車両をパレットの案内面に案内されてパレットに乗り降りさせて、電源装置から中継機器を経由して給電された電力を、収納空間から引き出した充電ケーブルにより案内面に乗った車両に給電でき、必要のないとき充電ケーブルを収納空間に引き込むことをできる。
また、前記引き出し口が前記充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、前記ケーブルガイド部材が前記充電ケーブル本体の一部を湾曲させて支持し、湾曲箇所を軸線に沿って移動自在にするので、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
また、充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る様にしたので、前記充電ケーブルを収納空間から安定して引き出し、収納空間に安定して引き込むことをできる。
また、パレット主構造体に固定される前記収納機器本体が案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する様にしたので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、前記パレット主構造体が長辺にそって立ち上り部を設けられ、前記収納機器本体が立ち上がり部に沿って配置されて案内面に接して固定された前記収納機器本体が案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内するので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、前記充電ケーブルを、前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張り、前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張り、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい様にしたので、前記充電ケーブルが自動的に収納空間に安定して収納される。
また、前記引き出し口が前記充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、前記巻き取り機構が前記充電ケーブル本体を巻き取る様にしたので、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
また、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される様にしたので、パレットをコンパクトにすることができる。
従って、車両を駐車させる際に車両に給電するのに適した駐車装置用のパレットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【図２】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。
【図３】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のＡ−Ａ矢視図である。
【図４】本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。
【図５】本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面図である。
【図６】本発明の第一の実施形態に係るパレットのＢ−Ｂ矢視図である。
【図７】本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面作用図である。
【図８】本発明の第一の実施形態に係るパレットの側面作用図である。
【図９】本発明の第一の実施形態に係るパレットの背面作用図である。
【図１０】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面図である。
【図１１】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その１である。
【図１２】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図１３】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＣ−Ｃ断面図である。
【図１４】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＤ−Ｄ断面図である。
【図１５】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＥ−Ｅ断面図である。
【図１６】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その２である。
【図１７】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図１８】本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図１９】本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図２０】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図２１】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図２２】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＦ−Ｆ断面図である。
【図２３】本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。
【図２４】本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
【図２５】本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。
【図２６】本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
【図２７】本発明の第六の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【図２８】各種形式の駐車装置の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【００１８】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態にかかるパレット１００は、駐車装置において車両を搭載するために使用される構造体である。
駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とで構成される。
駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とパレット移載機器４００とで構成されてもよい。
車両４０は、後述する充電ケーブル１２０で給電される。
パレット１００は、車両４０を搭載可能であり、少なくとも駐車空間２００に置かれたときに電源装置３００から電力を給電される。
【００１９】
最初に、説明を容易にするために、駐車装置の一例を、図を基に、説明する。
図１は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の概念図である。図２は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。図３は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のＡ−Ａ矢視図である。図４は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。図５は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面図である。
例えば、駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とパレット移載機器４００とで構成される。
パレット１００は、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり、略長方形の左右１対の長辺Ｅに挟まれて車両４０の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面Ｇを設けられる。
駐車空間２００は、空のパレット１００または車両４０を搭載したパレット１００を置く空間である。
図１は、複数の駐車空間が昇降路Ｈを間に挟んで上下方向に積まれた様子を示している。
駐車空間２００は駐車棚２１０とパレットロック機構２２０とを備えてもよい。
駐車棚２１０は、パレット１００を支持する棚構造である。
例えば、パレット１００は、駐車棚２１０の上を転動できるパレット車輪１１３を持つ。
パレットロック機構２２０は、駐車空間２００に位置するパレット１００を横行不能にロックする機構である。
【００２０】
電源装置３００は、電力をパレット１００を介して車両に給電する装置である。
電源装置３００は、給電ケーブル３２０と電源ボックス３３０とで構成されてもよい。
給電ケーブル３２０は、電源ボックス３３０の出力する電力を後述する車両側中継端子１３０に給電するケーブルである。
給電ケーブル３２０は、充電ケーブル１２０に直接に給電してもよい。
給電ケーブル３２０は、中継機器１４０を介して、充電ケーブル１２０に給電してもよい。
電源ボックス３３０は車両に給電する電力を出力する。
例えば、電源装置３００は、給電端子３１０と給電ケーブル３２０と電源ボックス３３０とで構成される。
給電端子３１０は、後述する車両側中継端子１４５を介して電力を給電してもよい。
給電ケーブル３２０は、電源ボックス３３０の出力する電力を充電ケーブル１２０に給電する。
【００２１】
パレット移載機器４００は、パレット１００を入出庫空間３０と複数の駐車空間２００の内の一つの駐車空間２００との間でパレット１００を移載する機器である。
例えば、パレット移載機器４００は、リフタ４１０と昇降機構４２０と横行機構４３０とで構成される。
リフタ４１０は、パレット１００を乗せて昇降路Ｈを昇降できる機構である。
昇降機構４２０は、リフタ４１０を昇降させる機構である。
横行機構４３０は、パレット１００をリフタ４１０と駐車空間２００の間で横行する機構である。
【００２２】
以下に、本発明の実施形態にかかるパレットを、図を基に説明する。
以下では、説明の便宜上、特別に言及しないかぎり、エレベータ方式駐車機構を採用した駐車装置を例に、説明する。
【００２３】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図６は、本発明の第一の実施形態に係るパレットのＢ−Ｂ矢視図である。図７は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面作用図である。図８は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの側面作用図である。図９は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの背面作用図である。図１０は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面図である。図１１は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その１である。図１２は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図１３は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＣ−Ｃ断面図である。図１４は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＤ−Ｄ断面図である。図１５は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＥ−Ｅ断面図である。図１６は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その２である。図１７は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【００２４】
本発明の第一の実施形態に係るパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
【００２５】
パレット主構造体１１０は、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり、略長方形の左右１対の長辺Ｅに挟まれて車両４０の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面Ｇを設けられる。
パレット主構造体１１０は、左右１対の案内面を挟む様に左右１対の立ち上り部Ｆを設けられてもよい。
立ち上り部Ｆは、長辺Ｅに沿って立ち上がり上部が平らになった上面を持つ。
パレット主構造体１１０は、パレット上部部材１１１と１対のパレット梁部材１１２と４個のパレット車輪１１３と一対のロック用突起部１１４とで構成されてもよい。
パレット上部部材１１１は、上から見て略長方形の板構造であり、左右１対の立ち上がり部Ｆと左右１対の案内面Ｇとを形成する。
図４は、パレット上部部材１１１が長辺Ｅに沿って上に立ち上がりコの字状の断面形状を持つ立ち上がり部Ｆと左右１対の立ち上がり部Ｆに挟まれた左右１対の案内面Ｇを形成す様子を示す。また、左右一対の案内面Ｇに挟まれた面は案内面Ｇより高くなっている。
パレット梁部材１１２は、長手方向を長辺Ｅに交差する様にパレット上部部材１１１に固定される梁状構造物である。
パレット車輪１１３は、パレット梁部材１１２に回転自在に固定される車輪である。
パレット車輪１１３は、前述した駐車棚２１０の上面を転動できる。
ロック用突起部１１４は、パレット梁部材１１２に設けられる突起部であり、前述のパレットロック機構２２０に係合され、パレット１００の横行を阻止できる。
【００２６】
充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
例えば、充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を後述する中継機器１４０を介して給電されて電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２とで構成される。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とで構成されてもよい。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とケーブル覆い管１２４とで構成されてもよい。
【００２７】
給電プラグ１２１は、電動車両４０の給電プラグ受に脱着可能に結合でき、給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる電気要素である。
充電ケーブル本体１２２は、給電プラグ１２１に一方の端部を電気的に連結する電気要素である。
充電端子１２３は、充電ケーブル本体１２２の他方の端部に電気的に連結する電気要素である。充電端子１２３は、後述する車両側中継端子１４５に結合する。充電端子１２３は、後述する車両側中継端子１４５に脱着可能に結合してもよい。
ケーブル覆い管１２４は、充電ケーブル本体１２２を覆う管である。例えば、ケーブル覆い管１２４はいわゆる電線用の可撓管であってもよい。ケーブル覆い管１２４は一端を給電プラグ１２１に固定される。
【００２８】
中継機器１４０は、電源装置から給電された電力を充電ケーブル１２０へ中継する電気機器である。
中継機器１４０は、駐車棚側中継端子１４１と中継ケーブル１４２とアース用ブラシ１４３と中継アース回路１４４とで構成されてもよい。
中継機器１４０は、駐車棚側中継端子１４１と中継ケーブル１４２とアース用ブラシ１４３と中継アース回路１４４と車両側中継端子１４５とで構成されてもよい。
駐車棚側中継端子１４１は、パレット主構造体１１０に固定され、パレット１００が駐車空間２００に位置するときに電源装置３００から電力を給電できる端子である。
例えば、駐車棚側中継端子１４１は、パレット１００が駐車空間２００に位置するときに、給電端子３１０に電気的に接合する。
中継ケーブル１４２は、駐車棚側中継端子１４１と車両側中継端子１４５との間を電気的に接続するケーブルである。
アース用ブラシ１４３は、パレット主構造体１１０に固定され、パレット１００が駐車空間に位置するときに駐車棚に接する。
中継アース回路１４４は、アース用ブラシ１４３と車両側中継端子１３０とを電気的に接続する回路である。
車両側中継端子１４５は、充電端子１２３に電気的に接続される端子である。
【００２９】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル本体１２２の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００３０】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
【００３１】
収納機器本体１５１がパレット主構造体１１０に固定され、収納機器本体１５１が案内面を転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様になっていてもよい。
収納機器本体１５１がパレット主構造体１１０と一体構造となり、収納機器本体１５１が案内面を転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様になっていてもよい。
例えば、パレット主構造体１１０が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部Ｆを左右１対の案内面を挟む様に設けられており、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆと一体構造になっていても良い。
図７は、収納機器本体１５１と立ち上り部Ｆとが一体構造となった様子を示している。
【００３２】
パレット主構造体１１０が左右１対の長辺Ｅに沿って立ち上がり部Ｆの上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部Ｆを左右１対の案内面を挟む様に設けられており、収納機器本体１５１が左右１対の立ち上がり部Ｆのうちの一方の立ち上がり部Ｆに沿って配置され案内面Ｇに接する様にパレット主構造体１１０に固定されており、収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺に沿って案内する様になっていてもよい。
図５は、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆに沿って配置され案内面Ｇに接する様にパレット主構造体１１０に固定されている様子を示す。
【００３３】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とで構成される。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図１１、１２は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図１６、１７は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
【００３４】
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
例えば、案内部材１５３は、上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂと案内ローラ支持部材１５３ｃとで構成される。
上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂとが、案内ローラ支持部材１５３ｃに回転自在に支持される。
上下１対の小径案内ローラ１５３ｂが上下２対の大径案内ローラ１５３ａに挟まれ、充電ケーブル本体１２２を軸方向に移動自在に案内する案内空間が、上下１対の小径案内ローラ１５３ｂの間に形成される。
図１３は、案内部材１５３が上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂと案内ローラ支持部材１５３ｃとで構成される様子を示す。
【００３５】
ケーブルガイド部材１５４は、充電ケーブル本体１２２を充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在にする部材である。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、充電ケーブル本体１２２を充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所で１８０°だけ湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在にする部材である。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、弾性をもつ材料で出来たものである。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、複数の部材を直列に並べ、互いに屈曲可能に連結したものである。
図１２、図１７は、充電ケーブル本体１２２が、軸線に沿って下側直線箇所Ｌ１と湾曲箇所Ｌ２と上側湾曲箇所Ｌ３とに区別されるのを示している。
湾曲箇所Ｌ２は、充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在になっている。
ケーブルガイド部材１５４が、収納空間Ｓに納められる。
ケーブルガイド部材１５４の下側の端部が、収納機器本体１５１の底部に固定される。 ケーブルガイド部材１５４の上側の端部が、水平移動可能に案内される。
ケーブルガイド部材１５４の上側の端部が左右に移動すると、湾曲箇所Ｌ２が左右に移動する。
例えば、被ガイド部材１５７がケーブルガイド部材１５４の上側の端部に固定される。
充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に支持される。
例えば、充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に固定される。
例えば、充電ケーブル本体１２２が、案内部材より収納空間の内側にある任意の箇所で１８０°だけ湾曲されて支持される。
充電ケーブル本体１２２が、その軸心をケーブルガイド部材１５４の長手方向に沿わせて配置されケーブルガイド部材１５４に固縛される。
被ガイド部材１５７が、ガイドレール１５６に案内されて移動すると、湾曲箇所Ｌ２が充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動する。
図１２は、充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に支持される様子を示す。
【００３６】
付勢部材１５５は、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって付勢力で引っ張る部材である。
例えば、付勢部材１５５は、曲り癖がつけられた板材を回転軸に巻かれたものである。
板材を回転軸から引き出すのに、所定の引っ張り力を要する。
板材の先端がケーブルガイド部材１５４の他方の端部に固定される。板材が、回転軸に巻き込まれ、ケーブルガイド部材１５４を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって引っ張る様に付勢力を発生する。
【００３７】
ガイドレール１５６は、被ガイド部材１５７をガイドするレールである。
ガイドレール１５６は、収納空間Ｓに納められ、収納機器本体１５１の内側に長手方向を水平にして固定される。
【００３８】
被ガイド部材１５７は、ケーブルガイド部材１５４の上側の端部に固定され、ガイドレール１５６に水平移動自在に案内される部材である。
例えば、被ガイド部材１５７は、被ガイド部材本体１５７ａと１対の被ガイド部材車輪１５７ｂとで構成される。
被ガイド部材本体１５７ａは、ガイドレール１５６に固定され、１対の被ガイド部材車輪１５７ｂを回転自在に支持する部材である。
１対の被ガイド部材車輪１５７ｂは、ガイドレール１５６に案内されて、ガイドレール１５６の長手方向に転動する。
１対の被ガイド部材車輪１５７ｂがガイドレール１５６の長手方向に転動すると、湾曲箇所Ｌ２が充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動する。
図１４は、１対の被ガイド部材車輪１５７ｂがガイドレール１５６に案内される様子を示す。
【００３９】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００の作用を、説明する。
パレット１００に車両４０が乗っていないとき、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される。
車両４０が入出庫空間３０にあるパレット１００に乗り込む。
車輪が案内面Ｇを転動するときに、車輪の側面が収納機器本体１５１に案内される。
車両４０がパレット１００の上で停止する。
【００４０】
運転手または作業員が、充電ケーブル収納機器１５０の引き出し口Ｗから給電プラグ１２１を持ち上げる。充電ケーブル１２０が収納空間Ｓから引き出される。
運転手または作業員が、給電プラグ１２１を電動車両４０の給電プラグ受に差し込まれる。
運転主または作業員が入出庫空間３０から退場する。
車両４０を載せたパレット１００が、入出庫空間３０から駐車空間２００に移動させる。
パレット１００が駐車空間２００に停止すると、パレット１００の中継機器１４０が電源装置３００に導通する。
電源装置３００から中継機器１４０を介して充電ケーブル１２０に給電され、充電ケーブル１２０から電動車両４０へ給電される。
電動車両が４０を充電する。
【００４１】
出庫指令があると、電動車両４０を載せたパレット１００が、駐車空間２００から入出庫空間３０に移動される。
運転手または作業員が、給電プラグ１２１を電動車両４０の給電プラグ受から外す。
充電ケーブル１２０が、収納空間Ｓに収納される。
電動車両４０が、パレット１００から移動する。
パレット１００が空になる。
【００４２】
次に、本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図１８は、本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図１９は、本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００４３】
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４４】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００４５】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４６】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図１８は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図１９は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とは、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４７】
付勢部材１５５は、第一付勢部材１５５ａと第二付勢部材１５５ｂとで構成される。
第一付勢部材１５５ａは、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力で引っ張る部材である。
第二付勢部材１５５ｂは、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの外側へ向かって第二付勢力で引っ張る部材である。
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
不正部材１５５は、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力から第二付勢力を差し引いた付勢力で引っ張る。
【００４８】
次に、本発明の第三の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２０は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図２１は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。図２２は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＦ−Ｆ断面図である。
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００４９】
本発明の第三の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５０】
充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を後述する中継機器１４０を介して給電されて電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２とケーブル覆い管１２４とで構成される。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とケーブル覆い管１２４とで構成されてもよい。
給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３は、第一の実施形態にかかるパレットのものと同じなので説明を省略する。
【００５１】
ケーブル覆い管１２４は、充電ケーブル本体１２２を覆う管である。
ケーブル覆い管１２４は、撓むことをできる管である。例えば、ケーブル覆い管１２４は電線用を覆うためのいわゆる可撓管である。
ケーブル覆い管１２４の一方の端部が、給電プラグ１２１に固定される。
ケーブル覆い管１２４の他方の端部が、ケーブルガイド部材１５４に固定される。
この様にすると、充電ケーブル本体１２２に張力を作用させない様にできる。
図２２は、ケーブル覆い管１２４が案内部材１５３に案内される様子を示す。
【００５２】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００５３】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５４】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図２０は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図２１は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とは、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５５】
次に、本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２３は、本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。図２４は、本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００５６】
本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５７】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００５８】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
収納機器本体１５１が、パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に設けられる。
【００５９】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８とで構成される。
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を巻き取る機構である。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を渦巻き状になる様に巻き取る。
巻き取り機構１５８が、上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される。
図２３は、充電ケーブル本体１２２が巻き取り機構１５８に巻き込まれる様子を示している。
図２４は、充電ケーブル本体１２２が、巻き取り機構１５８から解かれて、収納空間から出ている様子を示している。
【００６０】
次に、本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２５は、本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。図２６は、本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００６１】
本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００６２】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００６３】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
【００６４】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８とで構成される。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８と案内部材１５３とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
案内部材１５３は、第一の実施形態にかかるパレット１００のものであってもよい。
案内部材１５３は、パレット主構造体１１０の立ち上がり部Ｆに配される。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を巻き取る機構である。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を渦巻き状になる様に巻き取る機構であってもよい。
巻き取り機構１５８が、上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される。
図２５は、充電ケーブル本体１２２が巻き取り機構１５８に巻き込まれる様子を示している。
図２６は、充電ケーブル本体１２２が、巻き取り機構１５８から解かれて、収納空間から出ている様子を示している。
【００６５】
本発明の第八の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２７は、 本発明の第六の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
本発明の第六の実施形態にかかるパレット１００は、エレベータ・スライド式駐車機構または平面往復式駐車機構を採用する駐車装置に使用されるパレットである。
【００６６】
本発明の実施形態にかかるパレットは、その構成により、以下の効果を奏する。
複数の駐車空間２００を持つ駐車装置において車両４０を搭載するために使用されるパレット１００の上から見て略長方形の板構造体であるパレット主構造体１１０に充電ケーブル収納機器１５０を固定し、収納機器本体１５１が充電ケーブル本体１２２を収納できる収納空間Ｓを形成し、引き込み機構１５２が充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる様にしたので、車両４０をパレット１００の案内面Ｇに案内されてパレット１００に乗り降りさせて、電源装置３００から中継機器１４０を経由して給電された電力を、収納空間Ｓから引き出した充電ケーブル１２０により案内面Ｇに乗った車両４０に給電でき、必要のないとき充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、案内部材１５３が充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、ケーブルガイド部材１５４が充電ケーブル本体１２０を一部で１８０°だけ湾曲させて支持し、湾曲箇所Ｌ２を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在に案内する様にしたので、充電ケーブル本体１２２が絡むことなく充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから引き出すことをでき、収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって付勢力で引っ張る様にしたので、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから安定して引き出し、収納空間Ｓに安定して引き込むことをできる。
また、パレット主構造体１１０に固定される収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様にしたので、パレット１００の案内面Ｇを走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、パレット主構造体１１０が長辺Ｅにそって立ち上り部Ｆを設けられ、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆに沿って配置されて案内面Ｇに接して固定された収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺に沿って案内するので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、パレット主構造体１１０に固定される収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様にしたので、車両４０が収納機器本体１５１のある反対側へ横移動して案内され、収納機器本体１５１のある側に、給電プラグ１２１を干渉させずに給電プラグ受に差込む空間を確保できる。
また、充電ケーブル１２０を、引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力１５５ａで引っ張り、引き出し口Ｗから収納空間Ｓの外側へ向かって第二付勢力１５５ｂで引っ張り、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい様にしたので、充電ケーブル１２０が自動的に収納空間Ｓに安定して引っ張られて収納される。
また、案内部材１５３が充電ケーブル本体１２２を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、巻き取り機構１５８が充電ケーブル本体１２２を渦巻き状に巻き取る様にしたので、充電ケーブル本体１２２が絡むことなく充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから引き出すことをでき、収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、巻き取り機構１５８が上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される様にしたので、パレット１００をコンパクトにすることができる。
【００６７】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
説明では、エレベータ方式駐車機構を採用した駐車装置を例にして説明したがこれに限定されず、メリーゴーランド方式駐車機構、エレベータ・スライド方式駐車機構、平面往復方式駐車機構、運搬格納方式駐車機構、二段方式・多段方式駐車機構のどれを採用した駐車装置であってもよい。
端子同士を接合するとして説明したが、接触して接合してもよいし、非接触で接合してもよい。
車両側中継端子１３０と駐車棚側中継端子とは長い中継ケーブル１４２で電気的に接続されるとして説明したが、車両側中継端子１３０と駐車棚側中継端子とが実質的に一体であってもよい。
【符号の説明】
【００６８】
Ｅ 長辺
Ｇ 案内面
Ｆ 立ち上がり部
Ｈ 昇降路
Ｌ１ 下側直線箇所
Ｌ２ 湾曲箇所
Ｌ３ 上側直線箇所
Ｓ 収納空間
Ｗ 引き出し口
３０ 入出庫空間
４０ 車両
１００ パレット
１１０ パレット主構造体
１１１ パレット上部部材
１１２ パレット梁部材
１１３ パレット車輪
１１４ ロック用突起部
１２０ 充電ケーブル
１２１ 給電プラグ
１２２ 充電ケーブル本体
１２３ 充電端子
１２４ ケーブル覆い管
１４０ 中継機器
１４１ 駐車棚側中継端子
１４２ 中継ケーブル
１４３ アース用ブラシ
１４４ 中継アース回路
１４５ 車両側中継端子
１５０ 充電ケーブル収納機器
１５１ 収納機器本体
１５２ 引き込み機構
１５３ 案内部材
１５３ａ 大径案内ローラ
１５３ｂ 小径案内ローラ
１５３ｃ 案内ローラ支持部材
１５４ ケーブルガイド部材
１５５ 付勢部材
１５５ａ 第一付勢部材
１５５ｂ 第二付勢部材
１５６ ガイドレール
１５７ 被ガイド部材
１５７ａ 被ガイド部材本体
１５７ｂ 被ガイド部材車輪
１５８ 巻き取り機構
２００ 駐車空間
２１０ 駐車棚
２２０ パレットロック機構
３００ 電源装置
３１０ 給電端子
３２０ 給電ケーブル
３３０ 電源ボックス
４００ パレット移載機器
４１０ リフタ
４２０ 昇降機構
４３０ 横行機構
【先行技術文献】
【特許文献】
【００６９】
【特許文献１】特開平０５−２５６０３８号
【特許文献２】特開平０４−３６６２８３号
【特許文献３】特開平０５−２２７６６８号
【特許文献４】特開平０６−５７０８６号
【特許文献５】特開平０６−６７９８７号
【特許文献６】特開平０６−８１５０７号
【特許文献７】特開平０６−１２１４０７号
【特許文献８】特開平０６−３１８２８８号
【特許文献９】特開平０７−００４０９５号
【特許文献１０】特開平１０−０３０３５４号
【特許文献１１】特開平１０−１２４７１９号
【特許文献１２】特開平１１−０８６０５８号
【特許文献１３】特開平１１−１５２９２５号
【特許文献１４】特開２００１−３１２７７２号
【特許文献１５】特開２００１−３５９２０３号
【特許文献１６】特開２００２−００４６２０号
【特許文献１７】実開平０６−０２８１２４号
【特許文献１８】実開平０６−０３５５３５号
【技術分野】
【０００１】
本発明は、充電ケーブルで給電される車両を駐車させる駐車装置用パレットに係る。特に、充電ケーブルで充電される電気自動車を含む車両を駐車させる駐車装置用パレットに関する。
【背景技術】
【０００２】
複数の車両を駐車させるのに駐車機構を備える駐車装置を用いることがある。
駐車機構は、車両を入出庫空間と駐車空間との間で移動させて駐車させる。
例えば、駐車装置は、メリーゴーランド方式駐車機構、エレベータ方式駐車機構、エレベータ・スライド方式駐車機構、平面往復方式駐車機構、運搬格納方式駐車機構、二段方式・多段方式駐車機構、等の形式の駐車機構を備える。
例えば、メリーゴーランド方式駐車機構では、上下一対のスプロケットに主務チェーンが巻きかけられ、複数のケージが主務チェーンに所定の間隔でつり下げられ、ケージがパレットを支持する。スプロケットを回転させると、複数のケージが循環移動する。
例えば、エレベータ方式駐車機構では、垂直になった昇降路に沿って上下方向に多段の駐車空間を配し、車両を載せたケージを昇降路の中に昇降させて、車両をケージから駐車空間に移載し、駐車させる。電動機は、ケージを吊るケーブルを巻上げ、巻き下げする。さらに、他の電動機が、車両をケージと駐車空間との間で移動させる。
例えば、エレベータ・スライド方式駐車機構では、駐車空間を垂直方向と水平方向に多段に配列し、車両を搬送台車に乗せて入出庫空間と駐車空間の横との間で搬送し、車両を搬送台車と駐車空間との間で移載する。電動機が、搬送台車を移動させる。他の電動機が、車両を搬送台車と駐車空間との間で移動させる。
例えば、平面往復方式駐車機構では、駐車空間を水平に配列し、搬送台車が車両を入出庫空間と駐車空間の横との間で搬送し、車両を搬送台車と駐車空間との間で移載する。電動機が、搬送台車を移動させる。他の電動機が、車両を搬送台車と駐車空間との間で移動させる。
【０００３】
一方、車両の電動化が加速している。これらの車両を電動車両と総称する。
電動車両には、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車、電動バイク、等がある。
電動車両は、交流電気を給電されるタイプと直流電気を給電されるタイプがある。
そこで、駐車している間に、電動車両に給電することが考えられる。
電動車両には、外部から給電して車載バッテリーを充電するタイプのものがある。
それらの電動車両は、給電のための給電プラグ受を持つ。
急速充電器の給電プラグや１００／２００Ｖ等の電源コンセントに充電ケーブルを接続し充電ケーブルの給電プラグを電動車両の給電プラグ受に接続することで充電を行う。
【０００４】
車両をパレットに載せて車両を取り扱う形式の駐車機構を採用する駐車装置では、パレットに車両側中継端子を設け、パレットに乗せた車両の給電プラグ受と車両側中継端子とを充電ケーブルで電気的に接続して、駐車時間中に車両を充電することが考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、車両を駐車させる際に車両に給電するのに適した駐車装置用のパレットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電されるパレットを、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、を備え、前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、ものとした。
【０００７】
上記本発明の構成により、パレットが、複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ、給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電される。パレット主構造体が、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられる。充電ケーブルが、給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する。
中継機器が、電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる。充電ケーブル収納機器が、前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能である。前記充電ケーブル収納機器の収納機器本体が、前記収納空間を形成し、前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる。前記充電ケーブル収納機器の引き込み機構が、前期充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる。
その結果、車両をパレットの案内面に案内されてパレットに乗り降りさせて、電源装置から中継機器を経由して給電された電力を、収納空間から引き出した充電ケーブルにより案内面に乗った車両に給電でき、必要のないとき充電ケーブルを収納空間に引き込むことをできる。
【０００８】
以下に、本発明の実施形態に係るパレットを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【０００９】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し湾曲させる箇所である湾曲箇所を前記充電ケーブル本体の軸線に沿って移動自在にするケーブルガイド部材とを持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の案内部材が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する。前記引き込み機構のケーブルガイド部材が、前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を軸線に沿って移動自在にする。
その結果、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
【００１０】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る付勢部材を持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る。
その結果、前記充電ケーブルを収納空間から安定して引き出し、収納空間に安定して引き込むことをできる。
【００１１】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定され、前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
上記の実施形態の構成により、前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定される。前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
その結果、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
【００１２】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられ、前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定され、前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
上記の実施形態の構成により、前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられる。前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定される。前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する。
その結果、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
【００１３】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
上記の実施形態の構成により、前記付勢部材の第一付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る。前記付勢部材の第二付勢部材が、前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る。第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
その結果、前記充電ケーブルが自動的に収納空間に安定して収納される。
【００１４】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る巻き取り機構とを持つ。
上記の実施形態の構成により、前記引き込み機構の案内部材が、前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する。前記引き込み機構の巻き取り機構が、前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る。
その結果、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
【００１５】
本発明の実施形態に係るパレットは、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される。
上記の実施形態の構成により、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される。
その結果、パレットをコンパクトにすることができる。
【発明の効果】
【００１６】
以上説明したように、本発明に係るパレットは、その構成により、以下の効果を有する。
複数の駐車空間を持つ駐車装置において車両を搭載するために使用されるパレットの上から見て略長方形の板構造体であるパレット主構造体に充電ケーブル収納機器を固定し、収納機器本体が充電ケーブル本体を収納できる収納空間を形成し、引き込み機構が前記充電ケーブルの少なくとも一部を引き出し口から収納空間の内側へ引き込むことをできる様にしたので、車両をパレットの案内面に案内されてパレットに乗り降りさせて、電源装置から中継機器を経由して給電された電力を、収納空間から引き出した充電ケーブルにより案内面に乗った車両に給電でき、必要のないとき充電ケーブルを収納空間に引き込むことをできる。
また、前記引き出し口が前記充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、前記ケーブルガイド部材が前記充電ケーブル本体の一部を湾曲させて支持し、湾曲箇所を軸線に沿って移動自在にするので、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
また、充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る様にしたので、前記充電ケーブルを収納空間から安定して引き出し、収納空間に安定して引き込むことをできる。
また、パレット主構造体に固定される前記収納機器本体が案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する様にしたので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、前記パレット主構造体が長辺にそって立ち上り部を設けられ、前記収納機器本体が立ち上がり部に沿って配置されて案内面に接して固定された前記収納機器本体が案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内するので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、前記充電ケーブルを、前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張り、前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張り、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい様にしたので、前記充電ケーブルが自動的に収納空間に安定して収納される。
また、前記引き出し口が前記充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、前記巻き取り機構が前記充電ケーブル本体を巻き取る様にしたので、充電ケーブル本体が絡むことなく前記充電ケーブルを収納空間から引き出すことをでき、収納空間に引き込むことをできる。
また、前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される様にしたので、パレットをコンパクトにすることができる。
従って、車両を駐車させる際に車両に給電するのに適した駐車装置用のパレットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【図２】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。
【図３】本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のＡ−Ａ矢視図である。
【図４】本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。
【図５】本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面図である。
【図６】本発明の第一の実施形態に係るパレットのＢ−Ｂ矢視図である。
【図７】本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面作用図である。
【図８】本発明の第一の実施形態に係るパレットの側面作用図である。
【図９】本発明の第一の実施形態に係るパレットの背面作用図である。
【図１０】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面図である。
【図１１】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その１である。
【図１２】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図１３】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＣ−Ｃ断面図である。
【図１４】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＤ−Ｄ断面図である。
【図１５】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＥ−Ｅ断面図である。
【図１６】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その２である。
【図１７】本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図１８】本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図１９】本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図２０】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。
【図２１】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【図２２】本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＦ−Ｆ断面図である。
【図２３】本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。
【図２４】本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
【図２５】本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。
【図２６】本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
【図２７】本発明の第六の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
【図２８】各種形式の駐車装置の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【００１８】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態にかかるパレット１００は、駐車装置において車両を搭載するために使用される構造体である。
駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とで構成される。
駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とパレット移載機器４００とで構成されてもよい。
車両４０は、後述する充電ケーブル１２０で給電される。
パレット１００は、車両４０を搭載可能であり、少なくとも駐車空間２００に置かれたときに電源装置３００から電力を給電される。
【００１９】
最初に、説明を容易にするために、駐車装置の一例を、図を基に、説明する。
図１は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の概念図である。図２は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置の斜視図である。図３は、本発明の第一の実施形態に係る駐車装置のＡ−Ａ矢視図である。図４は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの部分図である。図５は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面図である。
例えば、駐車装置は、複数のパレット１００と複数の駐車空間２００と電源装置３００とパレット移載機器４００とで構成される。
パレット１００は、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり、略長方形の左右１対の長辺Ｅに挟まれて車両４０の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面Ｇを設けられる。
駐車空間２００は、空のパレット１００または車両４０を搭載したパレット１００を置く空間である。
図１は、複数の駐車空間が昇降路Ｈを間に挟んで上下方向に積まれた様子を示している。
駐車空間２００は駐車棚２１０とパレットロック機構２２０とを備えてもよい。
駐車棚２１０は、パレット１００を支持する棚構造である。
例えば、パレット１００は、駐車棚２１０の上を転動できるパレット車輪１１３を持つ。
パレットロック機構２２０は、駐車空間２００に位置するパレット１００を横行不能にロックする機構である。
【００２０】
電源装置３００は、電力をパレット１００を介して車両に給電する装置である。
電源装置３００は、給電ケーブル３２０と電源ボックス３３０とで構成されてもよい。
給電ケーブル３２０は、電源ボックス３３０の出力する電力を後述する車両側中継端子１３０に給電するケーブルである。
給電ケーブル３２０は、充電ケーブル１２０に直接に給電してもよい。
給電ケーブル３２０は、中継機器１４０を介して、充電ケーブル１２０に給電してもよい。
電源ボックス３３０は車両に給電する電力を出力する。
例えば、電源装置３００は、給電端子３１０と給電ケーブル３２０と電源ボックス３３０とで構成される。
給電端子３１０は、後述する車両側中継端子１４５を介して電力を給電してもよい。
給電ケーブル３２０は、電源ボックス３３０の出力する電力を充電ケーブル１２０に給電する。
【００２１】
パレット移載機器４００は、パレット１００を入出庫空間３０と複数の駐車空間２００の内の一つの駐車空間２００との間でパレット１００を移載する機器である。
例えば、パレット移載機器４００は、リフタ４１０と昇降機構４２０と横行機構４３０とで構成される。
リフタ４１０は、パレット１００を乗せて昇降路Ｈを昇降できる機構である。
昇降機構４２０は、リフタ４１０を昇降させる機構である。
横行機構４３０は、パレット１００をリフタ４１０と駐車空間２００の間で横行する機構である。
【００２２】
以下に、本発明の実施形態にかかるパレットを、図を基に説明する。
以下では、説明の便宜上、特別に言及しないかぎり、エレベータ方式駐車機構を採用した駐車装置を例に、説明する。
【００２３】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図６は、本発明の第一の実施形態に係るパレットのＢ−Ｂ矢視図である。図７は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの平面作用図である。図８は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの側面作用図である。図９は、本発明の第一の実施形態に係るパレットの背面作用図である。図１０は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面図である。図１１は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その１である。図１２は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図１３は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＣ−Ｃ断面図である。図１４は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＤ−Ｄ断面図である。図１５は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＥ−Ｅ断面図である。図１６は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の平面断面図その２である。図１７は、本発明の第一の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
【００２４】
本発明の第一の実施形態に係るパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
【００２５】
パレット主構造体１１０は、上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり、略長方形の左右１対の長辺Ｅに挟まれて車両４０の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面Ｇを設けられる。
パレット主構造体１１０は、左右１対の案内面を挟む様に左右１対の立ち上り部Ｆを設けられてもよい。
立ち上り部Ｆは、長辺Ｅに沿って立ち上がり上部が平らになった上面を持つ。
パレット主構造体１１０は、パレット上部部材１１１と１対のパレット梁部材１１２と４個のパレット車輪１１３と一対のロック用突起部１１４とで構成されてもよい。
パレット上部部材１１１は、上から見て略長方形の板構造であり、左右１対の立ち上がり部Ｆと左右１対の案内面Ｇとを形成する。
図４は、パレット上部部材１１１が長辺Ｅに沿って上に立ち上がりコの字状の断面形状を持つ立ち上がり部Ｆと左右１対の立ち上がり部Ｆに挟まれた左右１対の案内面Ｇを形成す様子を示す。また、左右一対の案内面Ｇに挟まれた面は案内面Ｇより高くなっている。
パレット梁部材１１２は、長手方向を長辺Ｅに交差する様にパレット上部部材１１１に固定される梁状構造物である。
パレット車輪１１３は、パレット梁部材１１２に回転自在に固定される車輪である。
パレット車輪１１３は、前述した駐車棚２１０の上面を転動できる。
ロック用突起部１１４は、パレット梁部材１１２に設けられる突起部であり、前述のパレットロック機構２２０に係合され、パレット１００の横行を阻止できる。
【００２６】
充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
例えば、充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を後述する中継機器１４０を介して給電されて電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２とで構成される。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とで構成されてもよい。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とケーブル覆い管１２４とで構成されてもよい。
【００２７】
給電プラグ１２１は、電動車両４０の給電プラグ受に脱着可能に結合でき、給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる電気要素である。
充電ケーブル本体１２２は、給電プラグ１２１に一方の端部を電気的に連結する電気要素である。
充電端子１２３は、充電ケーブル本体１２２の他方の端部に電気的に連結する電気要素である。充電端子１２３は、後述する車両側中継端子１４５に結合する。充電端子１２３は、後述する車両側中継端子１４５に脱着可能に結合してもよい。
ケーブル覆い管１２４は、充電ケーブル本体１２２を覆う管である。例えば、ケーブル覆い管１２４はいわゆる電線用の可撓管であってもよい。ケーブル覆い管１２４は一端を給電プラグ１２１に固定される。
【００２８】
中継機器１４０は、電源装置から給電された電力を充電ケーブル１２０へ中継する電気機器である。
中継機器１４０は、駐車棚側中継端子１４１と中継ケーブル１４２とアース用ブラシ１４３と中継アース回路１４４とで構成されてもよい。
中継機器１４０は、駐車棚側中継端子１４１と中継ケーブル１４２とアース用ブラシ１４３と中継アース回路１４４と車両側中継端子１４５とで構成されてもよい。
駐車棚側中継端子１４１は、パレット主構造体１１０に固定され、パレット１００が駐車空間２００に位置するときに電源装置３００から電力を給電できる端子である。
例えば、駐車棚側中継端子１４１は、パレット１００が駐車空間２００に位置するときに、給電端子３１０に電気的に接合する。
中継ケーブル１４２は、駐車棚側中継端子１４１と車両側中継端子１４５との間を電気的に接続するケーブルである。
アース用ブラシ１４３は、パレット主構造体１１０に固定され、パレット１００が駐車空間に位置するときに駐車棚に接する。
中継アース回路１４４は、アース用ブラシ１４３と車両側中継端子１３０とを電気的に接続する回路である。
車両側中継端子１４５は、充電端子１２３に電気的に接続される端子である。
【００２９】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル本体１２２の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００３０】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
【００３１】
収納機器本体１５１がパレット主構造体１１０に固定され、収納機器本体１５１が案内面を転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様になっていてもよい。
収納機器本体１５１がパレット主構造体１１０と一体構造となり、収納機器本体１５１が案内面を転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様になっていてもよい。
例えば、パレット主構造体１１０が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部Ｆを左右１対の案内面を挟む様に設けられており、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆと一体構造になっていても良い。
図７は、収納機器本体１５１と立ち上り部Ｆとが一体構造となった様子を示している。
【００３２】
パレット主構造体１１０が左右１対の長辺Ｅに沿って立ち上がり部Ｆの上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部Ｆを左右１対の案内面を挟む様に設けられており、収納機器本体１５１が左右１対の立ち上がり部Ｆのうちの一方の立ち上がり部Ｆに沿って配置され案内面Ｇに接する様にパレット主構造体１１０に固定されており、収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺に沿って案内する様になっていてもよい。
図５は、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆに沿って配置され案内面Ｇに接する様にパレット主構造体１１０に固定されている様子を示す。
【００３３】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とで構成される。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図１１、１２は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図１６、１７は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
【００３４】
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
例えば、案内部材１５３は、上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂと案内ローラ支持部材１５３ｃとで構成される。
上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂとが、案内ローラ支持部材１５３ｃに回転自在に支持される。
上下１対の小径案内ローラ１５３ｂが上下２対の大径案内ローラ１５３ａに挟まれ、充電ケーブル本体１２２を軸方向に移動自在に案内する案内空間が、上下１対の小径案内ローラ１５３ｂの間に形成される。
図１３は、案内部材１５３が上下２対の大径案内ローラ１５３ａと上下１対の小径案内ローラ１５３ｂと案内ローラ支持部材１５３ｃとで構成される様子を示す。
【００３５】
ケーブルガイド部材１５４は、充電ケーブル本体１２２を充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在にする部材である。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、充電ケーブル本体１２２を充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所で１８０°だけ湾曲させて支持し、湾曲させる箇所である湾曲箇所を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在にする部材である。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、弾性をもつ材料で出来たものである。
例えば、ケーブルガイド部材１５４は、複数の部材を直列に並べ、互いに屈曲可能に連結したものである。
図１２、図１７は、充電ケーブル本体１２２が、軸線に沿って下側直線箇所Ｌ１と湾曲箇所Ｌ２と上側湾曲箇所Ｌ３とに区別されるのを示している。
湾曲箇所Ｌ２は、充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在になっている。
ケーブルガイド部材１５４が、収納空間Ｓに納められる。
ケーブルガイド部材１５４の下側の端部が、収納機器本体１５１の底部に固定される。 ケーブルガイド部材１５４の上側の端部が、水平移動可能に案内される。
ケーブルガイド部材１５４の上側の端部が左右に移動すると、湾曲箇所Ｌ２が左右に移動する。
例えば、被ガイド部材１５７がケーブルガイド部材１５４の上側の端部に固定される。
充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に支持される。
例えば、充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に固定される。
例えば、充電ケーブル本体１２２が、案内部材より収納空間の内側にある任意の箇所で１８０°だけ湾曲されて支持される。
充電ケーブル本体１２２が、その軸心をケーブルガイド部材１５４の長手方向に沿わせて配置されケーブルガイド部材１５４に固縛される。
被ガイド部材１５７が、ガイドレール１５６に案内されて移動すると、湾曲箇所Ｌ２が充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動する。
図１２は、充電ケーブル本体１２２が、ケーブルガイド部材１５４に支持される様子を示す。
【００３６】
付勢部材１５５は、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって付勢力で引っ張る部材である。
例えば、付勢部材１５５は、曲り癖がつけられた板材を回転軸に巻かれたものである。
板材を回転軸から引き出すのに、所定の引っ張り力を要する。
板材の先端がケーブルガイド部材１５４の他方の端部に固定される。板材が、回転軸に巻き込まれ、ケーブルガイド部材１５４を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって引っ張る様に付勢力を発生する。
【００３７】
ガイドレール１５６は、被ガイド部材１５７をガイドするレールである。
ガイドレール１５６は、収納空間Ｓに納められ、収納機器本体１５１の内側に長手方向を水平にして固定される。
【００３８】
被ガイド部材１５７は、ケーブルガイド部材１５４の上側の端部に固定され、ガイドレール１５６に水平移動自在に案内される部材である。
例えば、被ガイド部材１５７は、被ガイド部材本体１５７ａと１対の被ガイド部材車輪１５７ｂとで構成される。
被ガイド部材本体１５７ａは、ガイドレール１５６に固定され、１対の被ガイド部材車輪１５７ｂを回転自在に支持する部材である。
１対の被ガイド部材車輪１５７ｂは、ガイドレール１５６に案内されて、ガイドレール１５６の長手方向に転動する。
１対の被ガイド部材車輪１５７ｂがガイドレール１５６の長手方向に転動すると、湾曲箇所Ｌ２が充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動する。
図１４は、１対の被ガイド部材車輪１５７ｂがガイドレール１５６に案内される様子を示す。
【００３９】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００の作用を、説明する。
パレット１００に車両４０が乗っていないとき、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される。
車両４０が入出庫空間３０にあるパレット１００に乗り込む。
車輪が案内面Ｇを転動するときに、車輪の側面が収納機器本体１５１に案内される。
車両４０がパレット１００の上で停止する。
【００４０】
運転手または作業員が、充電ケーブル収納機器１５０の引き出し口Ｗから給電プラグ１２１を持ち上げる。充電ケーブル１２０が収納空間Ｓから引き出される。
運転手または作業員が、給電プラグ１２１を電動車両４０の給電プラグ受に差し込まれる。
運転主または作業員が入出庫空間３０から退場する。
車両４０を載せたパレット１００が、入出庫空間３０から駐車空間２００に移動させる。
パレット１００が駐車空間２００に停止すると、パレット１００の中継機器１４０が電源装置３００に導通する。
電源装置３００から中継機器１４０を介して充電ケーブル１２０に給電され、充電ケーブル１２０から電動車両４０へ給電される。
電動車両が４０を充電する。
【００４１】
出庫指令があると、電動車両４０を載せたパレット１００が、駐車空間２００から入出庫空間３０に移動される。
運転手または作業員が、給電プラグ１２１を電動車両４０の給電プラグ受から外す。
充電ケーブル１２０が、収納空間Ｓに収納される。
電動車両４０が、パレット１００から移動する。
パレット１００が空になる。
【００４２】
次に、本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図１８は、本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図１９は、本発明の第二の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００４３】
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４４】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００４５】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４６】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４と付勢部材１５５とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図１８は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図１９は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とは、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００４７】
付勢部材１５５は、第一付勢部材１５５ａと第二付勢部材１５５ｂとで構成される。
第一付勢部材１５５ａは、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力で引っ張る部材である。
第二付勢部材１５５ｂは、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの外側へ向かって第二付勢力で引っ張る部材である。
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい。
不正部材１５５は、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力から第二付勢力を差し引いた付勢力で引っ張る。
【００４８】
次に、本発明の第三の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２０は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その１である。図２１は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構の側面断面図その２である。図２２は、本発明の第三の実施形態に係る充電ケーブル収納機構のＦ−Ｆ断面図である。
本発明の第二の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００４９】
本発明の第三の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５０】
充電ケーブル１２０は、電源装置３００から出力された電力を後述する中継機器１４０を介して給電されて電動車両４０へ供給するケーブル状の部材である。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２とケーブル覆い管１２４とで構成される。
充電ケーブル１２０は、給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３とケーブル覆い管１２４とで構成されてもよい。
給電プラグ１２１と充電ケーブル本体１２２と充電端子１２３は、第一の実施形態にかかるパレットのものと同じなので説明を省略する。
【００５１】
ケーブル覆い管１２４は、充電ケーブル本体１２２を覆う管である。
ケーブル覆い管１２４は、撓むことをできる管である。例えば、ケーブル覆い管１２４は電線用を覆うためのいわゆる可撓管である。
ケーブル覆い管１２４の一方の端部が、給電プラグ１２１に固定される。
ケーブル覆い管１２４の他方の端部が、ケーブルガイド部材１５４に固定される。
この様にすると、充電ケーブル本体１２２に張力を作用させない様にできる。
図２２は、ケーブル覆い管１２４が案内部材１５３に案内される様子を示す。
【００５２】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００５３】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５４】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とで構成されてもよい。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
図２０は、充電ケーブル１２０が収納空間Ｓに収納される様子を示す。
図２１は、充電ケーブル１２０の一部が収納空間Ｓから引き出される様子を示す。
案内部材１５３とケーブルガイド部材１５４とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とは、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５５】
次に、本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２３は、本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。図２４は、本発明の第四の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００５６】
本発明の第四の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００５７】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００５８】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
収納機器本体１５１が、パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に設けられる。
【００５９】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８とで構成される。
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を巻き取る機構である。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を渦巻き状になる様に巻き取る。
巻き取り機構１５８が、上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される。
図２３は、充電ケーブル本体１２２が巻き取り機構１５８に巻き込まれる様子を示している。
図２４は、充電ケーブル本体１２２が、巻き取り機構１５８から解かれて、収納空間から出ている様子を示している。
【００６０】
次に、本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２５は、本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その１である。図２６は、本発明の第五の実施形態に係るパレットの平面作用図その２である。
本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００の主要構造は、第一の実施形態に係るパレットと略同一なので、同じ部分の説明を省略し、異なる点を説明する。
【００６１】
本発明の第五の実施形態にかかるパレット１００は、パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０と充電ケーブル収納機器１５０とで構成される。
パレット主構造体１１０と充電ケーブル１２０と中継機器１４０の構造は、本発明の第一の実施形態にかかるパレット１００のものと同じなので、説明を省略する。
【００６２】
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器である。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
充電ケーブル収納機器１５０は、パレット主構造体１１０に固定され、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに収納可能な機器であってもよい。
【００６３】
充電ケーブル収納機器１５０は、収納機器本体１５１と引き込み機構１５２とで構成される。
収納機器本体１５１は、収納空間Ｓを形成し、充電ケーブル本体１２２の給電プラグ１２１に連結された側の一部分を収納空間Ｓの外に引き出すための開口である引き出し口Ｗを設けられる構造体である。
【００６４】
引き込み機構１５２は、充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる機構である。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８とで構成される。
引き込み機構１５２は、案内部材１５３と巻き取り機構１５８と案内部材１５３とガイドレール１５６と被ガイド部材１５７とで構成されてもよい。
案内部材１５３は、引き出し口Ｗの近傍に設けられ、充電ケーブル本体１２２を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する部材である。
例えば、案内部材１５３は、中心に充電ケーブル本体１２２を案内する案内空間を形成するラッパ状の部材であってもよい。
案内部材１５３は、第一の実施形態にかかるパレット１００のものであってもよい。
案内部材１５３は、パレット主構造体１１０の立ち上がり部Ｆに配される。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を巻き取る機構である。
巻き取り機構１５８は、充電ケーブル本体１２２の案内部材１５３より収納空間Ｓの内側にある任意の箇所を渦巻き状になる様に巻き取る機構であってもよい。
巻き取り機構１５８が、上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される。
図２５は、充電ケーブル本体１２２が巻き取り機構１５８に巻き込まれる様子を示している。
図２６は、充電ケーブル本体１２２が、巻き取り機構１５８から解かれて、収納空間から出ている様子を示している。
【００６５】
本発明の第八の実施形態にかかるパレット１００を、図を基に、説明する。
図２７は、 本発明の第六の実施形態に係る駐車装置の概念図である。
本発明の第六の実施形態にかかるパレット１００は、エレベータ・スライド式駐車機構または平面往復式駐車機構を採用する駐車装置に使用されるパレットである。
【００６６】
本発明の実施形態にかかるパレットは、その構成により、以下の効果を奏する。
複数の駐車空間２００を持つ駐車装置において車両４０を搭載するために使用されるパレット１００の上から見て略長方形の板構造体であるパレット主構造体１１０に充電ケーブル収納機器１５０を固定し、収納機器本体１５１が充電ケーブル本体１２２を収納できる収納空間Ｓを形成し、引き込み機構１５２が充電ケーブル１２０の少なくとも一部を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ引き込むことをできる様にしたので、車両４０をパレット１００の案内面Ｇに案内されてパレット１００に乗り降りさせて、電源装置３００から中継機器１４０を経由して給電された電力を、収納空間Ｓから引き出した充電ケーブル１２０により案内面Ｇに乗った車両４０に給電でき、必要のないとき充電ケーブル１２０を収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、案内部材１５３が充電ケーブル本体を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、ケーブルガイド部材１５４が充電ケーブル本体１２０を一部で１８０°だけ湾曲させて支持し、湾曲箇所Ｌ２を充電ケーブル本体１２２の軸線に沿って移動自在に案内する様にしたので、充電ケーブル本体１２２が絡むことなく充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから引き出すことをでき、収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、充電ケーブル１２０を引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって付勢力で引っ張る様にしたので、充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから安定して引き出し、収納空間Ｓに安定して引き込むことをできる。
また、パレット主構造体１１０に固定される収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様にしたので、パレット１００の案内面Ｇを走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、パレット主構造体１１０が長辺Ｅにそって立ち上り部Ｆを設けられ、収納機器本体１５１が立ち上がり部Ｆに沿って配置されて案内面Ｇに接して固定された収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺に沿って案内するので、パレットの案内面を走行する車両の姿勢と位置を調整できる。
また、パレット主構造体１１０に固定される収納機器本体１５１が案内面Ｇを転動するタイヤの側面を長辺Ｅに沿って案内する様にしたので、車両４０が収納機器本体１５１のある反対側へ横移動して案内され、収納機器本体１５１のある側に、給電プラグ１２１を干渉させずに給電プラグ受に差込む空間を確保できる。
また、充電ケーブル１２０を、引き出し口Ｗから収納空間Ｓの内側へ向かって第一付勢力１５５ａで引っ張り、引き出し口Ｗから収納空間Ｓの外側へ向かって第二付勢力１５５ｂで引っ張り、第一付勢力が第二付勢力よりも大きい様にしたので、充電ケーブル１２０が自動的に収納空間Ｓに安定して引っ張られて収納される。
また、案内部材１５３が充電ケーブル本体１２２を軸線の延びる方向に移動自在に案内し、巻き取り機構１５８が充電ケーブル本体１２２を渦巻き状に巻き取る様にしたので、充電ケーブル本体１２２が絡むことなく充電ケーブル１２０を収納空間Ｓから引き出すことをでき、収納空間Ｓに引き込むことをできる。
また、巻き取り機構１５８が上からみてパレット主構造体１１０の左右１対の案内面Ｇに挟まれる箇所に固定される様にしたので、パレット１００をコンパクトにすることができる。
【００６７】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
説明では、エレベータ方式駐車機構を採用した駐車装置を例にして説明したがこれに限定されず、メリーゴーランド方式駐車機構、エレベータ・スライド方式駐車機構、平面往復方式駐車機構、運搬格納方式駐車機構、二段方式・多段方式駐車機構のどれを採用した駐車装置であってもよい。
端子同士を接合するとして説明したが、接触して接合してもよいし、非接触で接合してもよい。
車両側中継端子１３０と駐車棚側中継端子とは長い中継ケーブル１４２で電気的に接続されるとして説明したが、車両側中継端子１３０と駐車棚側中継端子とが実質的に一体であってもよい。
【符号の説明】
【００６８】
Ｅ 長辺
Ｇ 案内面
Ｆ 立ち上がり部
Ｈ 昇降路
Ｌ１ 下側直線箇所
Ｌ２ 湾曲箇所
Ｌ３ 上側直線箇所
Ｓ 収納空間
Ｗ 引き出し口
３０ 入出庫空間
４０ 車両
１００ パレット
１１０ パレット主構造体
１１１ パレット上部部材
１１２ パレット梁部材
１１３ パレット車輪
１１４ ロック用突起部
１２０ 充電ケーブル
１２１ 給電プラグ
１２２ 充電ケーブル本体
１２３ 充電端子
１２４ ケーブル覆い管
１４０ 中継機器
１４１ 駐車棚側中継端子
１４２ 中継ケーブル
１４３ アース用ブラシ
１４４ 中継アース回路
１４５ 車両側中継端子
１５０ 充電ケーブル収納機器
１５１ 収納機器本体
１５２ 引き込み機構
１５３ 案内部材
１５３ａ 大径案内ローラ
１５３ｂ 小径案内ローラ
１５３ｃ 案内ローラ支持部材
１５４ ケーブルガイド部材
１５５ 付勢部材
１５５ａ 第一付勢部材
１５５ｂ 第二付勢部材
１５６ ガイドレール
１５７ 被ガイド部材
１５７ａ 被ガイド部材本体
１５７ｂ 被ガイド部材車輪
１５８ 巻き取り機構
２００ 駐車空間
２１０ 駐車棚
２２０ パレットロック機構
３００ 電源装置
３１０ 給電端子
３２０ 給電ケーブル
３３０ 電源ボックス
４００ パレット移載機器
４１０ リフタ
４２０ 昇降機構
４３０ 横行機構
【先行技術文献】
【特許文献】
【００６９】
【特許文献１】特開平０５−２５６０３８号
【特許文献２】特開平０４−３６６２８３号
【特許文献３】特開平０５−２２７６６８号
【特許文献４】特開平０６−５７０８６号
【特許文献５】特開平０６−６７９８７号
【特許文献６】特開平０６−８１５０７号
【特許文献７】特開平０６−１２１４０７号
【特許文献８】特開平０６−３１８２８８号
【特許文献９】特開平０７−００４０９５号
【特許文献１０】特開平１０−０３０３５４号
【特許文献１１】特開平１０−１２４７１９号
【特許文献１２】特開平１１−０８６０５８号
【特許文献１３】特開平１１−１５２９２５号
【特許文献１４】特開２００１−３１２７７２号
【特許文献１５】特開２００１−３５９２０３号
【特許文献１６】特開２００２−００４６２０号
【特許文献１７】実開平０６−０２８１２４号
【特許文献１８】実開平０６−０３５５３５号
【特許請求の範囲】
【請求項１】
複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電されるパレットであって、
上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、
給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、
電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、
前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、
を備え、
前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、
ことを特徴とするパレット。
【請求項２】
前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し湾曲させる箇所である湾曲箇所を前記充電ケーブル本体の軸線に沿って移動自在にするケーブルガイド部材とを持つ、
ことを特徴とする請求項１に記載のパレット。
【請求項３】
前記引き込み機構が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る付勢部材を持つ、
ことを特徴とする請求項２に記載のパレット。
【請求項４】
前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定され、
前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する、
ことを特徴とする請求項３に記載のパレット。
【請求項５】
前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられ、
前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定され、
前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する、
ことを特徴とする請求項４に記載のパレット。
【請求項６】
前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項５に記載のパレット。
【請求項７】
前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項３に記載のパレット。
【請求項８】
前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る巻き取り機構とを持つ、
ことを特徴とする請求項１に記載のパレット。
【請求項９】
前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される、
ことを特徴とする請求項８に記載のパレット。
【請求項１】
複数の駐車空間と電源装置とを持つ駐車装置において用いられ給電プラグ受を設けられる車両を搭載するために使用され駐車空間に置かれたときに電源装置から電力を給電されるパレットであって、
上から見て略長方形の形状を持つ板構造体であり前記略長方形の左右１対の長辺に挟まれて車両の左右の転動するタイヤを案内する左右１対の案内面を設けられるパレット主構造体と、
給電プラグ受に脱着可能に結合でき給電プラグ受に結合するときに給電プラグ受に電気的に接合できる給電プラグと該給電プラグに一方の端部を電気的に連結する充電ケーブル本体とを有する充電ケーブルと、
電源装置から給電された電力を前記充電テーブルの他方の端部に給電できる中継機器と、
前記パレット主構造体に固定され前期充電ケーブルの少なくとも一部を収納空間に収納可能な充電ケーブル収納機器と、
を備え、
前記充電ケーブル収納機器が前記収納空間を形成し前記充電ケーブル本体の前記給電プラグに連結された側の一部分を該収納空間の外に引き出すための開口である引き出し口を設けられる収納機器本体と前記充電ケーブルの少なくとも一部を該引き出し口から該収納空間の内側へ引き込むことをできる引き込み機構とを有する、
ことを特徴とするパレット。
【請求項２】
前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体を前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所で湾曲させて支持し湾曲させる箇所である湾曲箇所を前記充電ケーブル本体の軸線に沿って移動自在にするケーブルガイド部材とを持つ、
ことを特徴とする請求項１に記載のパレット。
【請求項３】
前記引き込み機構が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって前記付勢力で引っ張る付勢部材を持つ、
ことを特徴とする請求項２に記載のパレット。
【請求項４】
前記収納機器本体が前記パレット主構造体に固定され、
前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する、
ことを特徴とする請求項３に記載のパレット。
【請求項５】
前記パレット主構造体が左右１対の長辺に沿って立ち上がり上部が平らになった上面をもつ左右１対の立ち上がり部を左右１対の案内面を挟む様に設けられ、
前記収納機器本体が左右１対の立ち上がり部のうちの一方の立ち上がり部に沿って配置され案内面に接する様に前記パレット主構造体に固定され、
前記収納機器本体が前記案内面を転動するタイヤの側面を前記長辺に沿って案内する、
ことを特徴とする請求項４に記載のパレット。
【請求項６】
前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項５に記載のパレット。
【請求項７】
前記付勢部材が前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の内側へ向かって第一付勢力で引っ張る第一付勢部材と前記充電ケーブルを前記引き出し口から前記収納空間の外側へ向かって第二付勢力で引っ張る第二付勢部材とを含み、
第一付勢力が第二付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項３に記載のパレット。
【請求項８】
前記引き込み機構が前記引き出し口の近傍に設けられ前記充電ケーブル本体を軸線に直交する方向への移動を抑制し軸線の延びる方向へ移動自在に案内する案内部材と前記充電ケーブル本体の前記案内部材より前記収納空間の内側にある任意の箇所を巻き取る巻き取り機構とを持つ、
ことを特徴とする請求項１に記載のパレット。
【請求項９】
前記巻き取り機構が上からみて前記パレット主構造体の左右１対の案内面に挟まれる箇所に固定される、
ことを特徴とする請求項８に記載のパレット。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図１６】
【図１７】
【図１８】
【図１９】
【図２０】
【図２１】
【図２２】
【図２３】
【図２４】
【図２５】
【図２６】
【図２７】
【図２８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図１６】
【図１７】
【図１８】
【図１９】
【図２０】
【図２１】
【図２２】
【図２３】
【図２４】
【図２５】
【図２６】
【図２７】
【図２８】
【公開番号】特開２０１３−１７３３９（Ｐ２０１３−１７３３９Ａ）
【公開日】平成２５年１月２４日（２０１３．１．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１４９５９４（Ｐ２０１１−１４９５９４）
【出願日】平成２３年７月５日（２０１１．７．５）
【出願人】（０００１９８３６３）ＩＨＩ運搬機械株式会社 (292)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年１月２４日（２０１３．１．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年７月５日（２０１１．７．５）
【出願人】（０００１９８３６３）ＩＨＩ運搬機械株式会社 (292)
【Ｆターム（参考）】
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