説明

高圧放電ランプ

【課題】 高圧放電ランプを一定時間点灯しても、金属箔6の溶断を発生させない高圧放電ランプを提供すること。
【解決手段】 発光部4の両端に封止部5が連設されてなる放電容器と、前記発光部4内に先端部が対向配置される一対の電極1と、当該電極1の芯棒7が溶融接合されて前記封止部5に埋設される金属箔6と、を有する高圧放電ランプにおいて、溶融接合に伴い、金属箔6の表面から芯棒7内部に至る空洞2が形成され、当該空洞2に封止部5を構成するガラスが入り込んでいることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データプロジェクタや液晶プロジェクタ、DLP(デジタルライトプロセッサ)プロジェクタなどの装置に用いられる高圧放電ランプに関する。特に、発光部内に水銀が0.15mg/mm以上封入され、水銀蒸気圧が110気圧以上となる高圧放電ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶プロジェクタや、デジタル・ライト・プロセッシング技術を使用したDLPプロジェクタが普及しつつある。その画像投影用光源として、ショートアーク型高圧放電ランプが使用されている。
図5は、特開2004−363014号公報に示す高圧放電ランプ10の構成を示す一部断面図である。
高圧放電ランプ10は、中央部分に形成された球状の発光部4と、該発光部4の両端に形成された封止部5とよりなる放電容器を備える。発光部4の内部に一対の電極1が配置され、封止部5には電極1の芯棒7と芯棒7に接続された金属箔6とが埋設されて気密にシールされた構造である。このような高圧放電ランプ10は、点灯時の水銀蒸気圧を高くすることによってアークの広がりを抑えるとともに、一層の光出力の向上を図ることができる。
【0003】
電極1の芯棒7と金属箔6とはレーザによって接合される。例えば、芯棒7と金属箔6とを密着させた後、金属箔6側からレーザ光を照射し、金属箔6を構成するモリブデン(Mo)と芯棒7を構成するタングステン(W)とを両方とも溶融させることにより接合される。レーザを用いて接合させる場合、芯棒7と金属箔6との両者を溶け合わせることができるため、電気的接続の信頼性を向上できるとともに、接合強度を上げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−363014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種のランプでは、電極1の芯棒7や金属箔6が点灯時に熱膨張をし、消灯時に冷却による収縮を起こす。芯棒7は封止部5を構成するガラスがよく張り付いて伸縮しにくいが、金属箔6は芯棒7ほどガラスが張り付かないので伸縮しやすくなっている。このため、高圧放電ランプ10の点灯・消灯時、芯棒7は熱膨張収縮がしにくく、金属箔6は熱膨張収縮がしやすくなっている。
【0006】
このように芯棒7と金属箔6との間で熱膨張収縮量が異なる状態のまま、高圧放電ランプ10の点灯・消灯が繰り返されると、芯棒7と重なる部分の金属箔6の厚みが薄くなり、金属箔6にかかる電気的負荷が大きくなってしまう。また、経験的に、芯棒7の終端が金属箔6側に曲がってしまうこともわかった。金属箔6は、電気的負荷が増大することにより加熱され、さらに芯棒7が曲がることによって圧迫されて、溶断してしまう。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑み、高圧放電ランプを一定時間点灯しても、金属箔の溶断を発生させない高圧放電ランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願第1の発明は、発光部の両端に封止部が連設されてなる放電容器と、前記発光部内に先端部が対向配置される一対の電極と、当該電極の芯棒が溶融接合されて前記封止部に埋設される金属箔と、を有する高圧放電ランプにおいて、前記溶融接合に伴い、金属箔の表面から芯棒内部に至る空洞が形成され、当該空洞に封止部を構成するガラスが入り込んでいることを特徴とする。
本願第2の発明は、第1の発明において、前記封止部を構成するガラスは、金属箔より深く空洞に入り込んでいることを特徴とする。
本願第3の発明は、第2の発明において、前記封止部を構成するガラスに接する芯棒の表面にも凹部が形成され、当該凹部に前記ガラスが入り込んでいることを特徴とする。
本願第4の発明は、第2の発明において、前記金属箔の表面から前記空洞の最深部までの長さをdとし、前記電極の芯棒の径をrとするとき、d/rが0.35以上0.60以下となることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願第1の発明に係る高圧放電ランプによれば、金属箔の表面から芯棒内部に至る空洞にガラスを入り込ませることによって、ガラスが楔になって金属箔も伸縮しにくくなる。金属箔の膨張収縮量が妨げられ、封止部を構成するガラスの張り付き具合の差による芯棒と金属箔との膨張収縮量の違いを小さくすることができる。このような状態で高圧放電ランプを点灯・消灯するので、電極の芯棒が曲がることを防止し、金属箔の溶断も抑制することができる。
【0010】
本願第2の発明にかかる高圧放電ランプによれば、封止部を構成するガラスを空洞の金属箔より深く入り込んで、金属箔だけでなく芯棒の動きも規制することによって、金属箔の膨張収縮を妨げるだけでなく、金属箔と芯棒との膨張収縮量を略同等にするという効果が得られる。
【0011】
本願第3の発明にかかる高圧放電ランプによれば、ガラスに接する側面の表面にも凹部を設けてガラスを入り込ませて伸縮しにくくさせることによって、芯棒の金属箔に接合する側面の熱膨張収縮量と合わせることができる。芯棒の周方向のどの側面においても熱膨張収縮量が略同等になり、芯棒が曲がることをより効果的に防止することができる。
【0012】
本願第4の発明にかかる高圧放電ランプによれば、d/rを0.35以上0.60以下となるように電極を形成すれば、溶接強度を十分に備え、かつ、空洞にガラスが入り込む形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1の実施形態の高圧放電ランプの構成を示す一部拡大図
【図2】第1の実施形態の電極と金属箔とを示す上面図
【図3】図2に示すレーザ光の照射部分を拡大して示す断面図
【図4】第2の実施形態の電極と金属箔とを示す拡大断面図
【図5】従来の高圧放電ランプの構成を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、第1の実施形態の高圧放電ランプ10の構成を示す一部拡大図である。
高圧放電ランプ10は、石英ガラスよりなる概略球形の発光部4を有し、この発光部4に、タングステンよりなる電極1が対向して配置される。また、発光部4の端部から伸びるように封止部5が形成され、封止部5内には、例えばモリブデンよりなる導電用の金属箔6がシュリンクシールにより気密に埋設されている。一対の電極1は、太径の先端部と細径の芯棒7よりなり、芯棒7が金属箔6に溶接されて電気的に接続されている。
【0015】
発光部4には、水銀と、希ガスと、ハロゲンガスが封入されている。
水銀は、必要な可視光波長、例えば、波長360nm〜780nmという放射光を得るためのもので、0.15mg/mm以上封入される。この水銀封入量は温度条件によっても異なるが、点灯時に発光部4の内圧が150気圧以上の極めて高い蒸気圧となるように製作される。また、水銀をより多く封入することで点灯時の水銀蒸気圧が200気圧以上または300気圧以上となる高圧放電ランプ10を製作することができ、プロジェクタ装置に適した光源を実現することができる。
希ガスは、点灯始動性を改善するために用いられ、例えば、アルゴンガスが約13kPa封入される。
【0016】
ハロゲンは、沃素、臭素、塩素などが水銀その他の金属との化合物の形態で封入され、ハロゲンの封入量は、1×10−6〜1×10−2μmol/mmの範囲から選択される。ハロゲンを封入することによって、ハロゲンサイクルが発生し、高圧放電ランプ10の寿命を長くすることができる。また、本発明の高圧放電ランプ10のように極めて小型で高い内圧を有するものでは、ハロゲンを封入することによって、発光部4の黒化・失透を防止する効果がある。
【0017】
モリブデン(Mo)の薄箔よりなる金属箔6に電極1の芯棒7が、軸方向に数箇所レーザにより溶接されて接合されている。芯棒7および金属箔6が、接合された状態でシュリンクシールにより封止部5に埋設され、周囲を石英ガラスにより覆われた構造となっている。
【0018】
高圧放電ランプ10の数値例を示すと、例えば、発光部4の最大外径11.3mm、電極間距離1.1mm、発光部4の内容積115mmである。電極1の芯棒径φ0.3mm〜1.0mm、金属箔6の厚さ20μm、芯棒7と金属箔6との重なり部の軸方向長さ1〜2mmである。高圧放電ランプ10は、プロジェクタ装置に内蔵されるものであり、装置の小型化に伴い、高圧放電ランプ10も小型化することが求められている。また、高圧放電ランプ10の光量も要求されるので、印加電力も高く、発光部4の内部の熱的影響は極めて厳しいものとなる。高圧放電ランプ10の管壁負荷値(発光部4の内表面の単位面積当たりの印加電力)は0.8〜3.0W/mm2、具体的には2.5W/mm2となる。
このような高い水銀蒸気圧や管壁負荷値を有する高圧放電ランプ10は、プロジェクタ装置のようなプレゼンテーション用機器に搭載され、演色性の良い放射光を提供することができる。
【0019】
続いて、金属箔6と芯棒7をレーザ照射により溶接する方法を図2に基づいて説明する。
図2は、芯棒7と金属箔6とを示す上面図である。
金属箔6は中央に芯棒7の周面に沿って軸方向に延びる中央曲面部61が形成され、両端が平面になっている断面Ω状になっている。金属箔6の一端に中央曲面部61が伸び、芯棒7と接合する重なり部62が形成されている。
なお、図2においては断面Ω状の金属箔6を用いているが、断面が平坦な平板状の金属箔を用いることもできる。
【0020】
金属箔6の中央曲面部61と芯棒7とが重ね合わされた重なり部62に、金属箔6側からレーザ光を数箇所に照射して溶融開口部3が複数形成される。レーザ光としては、YAGレーザ、ファイバーレーザ、またレーザ光の代替として電子ビームなどを用いることができる。エネルギー密度を17J/mm以上として、例えば、1.2Jのレーザをスポット径φ0.3mmで照射する。
【0021】
図3は、図2に示すレーザ光の照射部分を拡大して示す断面図である。詳しくは、レーザが当たった中心部と思われる溶接開口部3の中央を通り、芯棒7の軸に対して垂直に切断した断面図である。
レーザ光を照射すると、重ね合わせた材料の上材となるモリブデン(Mo)よりなる金属箔6を貫通し、下材であるタングステン(W)よりなる芯棒7が噴出する。噴出したタングステン(W)の一部は昇華するがその多くは表面の粘性が下がって周辺に流れ、金属箔6の上に回りこみ、金属箔6の表面に形成された開口の周縁に肉盛りしたように覆う。溶融されたタングステンが金属箔6を超えて盛り上がり、金属箔6に形成された開口を覆うようにして溶接開口部3が形成される。
【0022】
レーザ溶接による熱影響を受けると、芯棒7を構成するタングステン(W)が噴出・昇華するため、芯棒7の内部に空洞2が形成される。芯棒7に形成される空洞2は、レーザによる熱影響を受けた部分に形成されるものあり、レーザのエネルギー密度によってその深さが変わる。また、場合によって、中央が溶けて埋まって上部と下部とに分断されることがある。空洞2の深さdは、金属箔6の表面から空洞2の最深部、すなわち、上部と下部とに分断された場合は下部の底部までの長さをいう。
【0023】
レーザ溶接により、溶融したタングステンが金属箔6の開口を覆うように溶接開口部3が形成されて、芯棒7と金属箔6とが接合された電極構造体を、円筒状の石英ガラス管の内部に挿通し、円筒管を加熱収縮させて封止部5が形成される。封止部5を構成する石英ガラスは、芯棒7および金属箔6に密着しているので、溶接開口部3の内部にも入り込んでいる。レーザによって芯棒7に形成された空洞2に入り込んだガラスは、芯棒7および金属箔6が大きく動かないように元の位置に留める楔の役割をなす。
【0024】
レーザ溶接により金属箔6を通って芯棒7に至るまで形成された空洞2にガラスが入り込んでいるので、ガラスが楔になって金属箔6も伸縮しにくくなる。金属箔6の膨張収縮量が妨げられ、封止部5を構成するガラスの張り付き具合の差による芯棒7と金属箔6との膨張収縮量の違いを小さくすることができる。金属箔6と芯棒7との熱膨張収縮量が略同等な状態で高圧放電ランプ10を点灯・消灯することができるので、電極1の芯棒7が曲がることを防止し、金属箔6の溶断も抑制することができる。
【0025】
なお、封止部5を構成する石英ガラスは、溶接開口部3から続く空洞2の芯棒7の表面より内部に深く入り込んでいることが好ましい。ガラスが空洞2に深く入り込んで、金属箔6だけでなく芯棒7の動きも規制することによって、金属箔6の膨張収縮を妨げるだけでなく、金属箔6と芯棒7との膨張収縮量を略同等にするという効果が得られる。
【0026】
続いて、第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態の電極と金属箔とを示す拡大断面図である。
第2の実施形態では、電極1の芯棒7について、金属箔6に接合する側面に空洞2を形成して芯棒7と金属箔6との熱膨張収縮量の違いを小さくするだけでなく、封止部5を構成するガラスに接する側面の表面に凹部8を形成し、凹部8にガラスが入り込ませている。芯棒7の金属箔6に接合する側面だけを伸縮しにくくすると、芯棒7の反対側の側面はこれまで通りに熱膨張収縮するので、芯棒7の周方向の側面によって熱膨張収縮量が異なってしまう場合が発生する。
【0027】
そこで、ガラスに接する側面の表面にも凹部8を設けてガラスを入り込ませて伸縮しにくくさせることによって、芯棒7の金属箔6に接合する側面の熱膨張収縮量と合わせることができる。芯棒7の周方向のどの側面においても熱膨張収縮量が略同等になり、芯棒7が曲がることをより効果的に防止することができる。
【0028】
続いて、実施例について説明する。
電極の芯棒径と空洞の深さを種々に変更させて金属箔とレーザ溶接した電極構造体を用意し、溶接強度と空洞にガラスが入り込むか否かを検証した。
実験対象の高圧放電ランプの仕様を以下に示す。
電極 :材質;タングステン、芯棒径φ0.4mm、芯棒長さ6.7mm
金属箔 :材質;モリブデン、厚さ20μm、電極との重なり長さ1.5mm
溶接 :YAGレーザ、軸方向に2箇所、エネルギー密度17〜21J/mm
封止部 :材質;石英ガラス、直径φ約5.5mm
なお、封止部は、厚さ2mm・直径φ6mmの円筒管を収縮させて形成した。
【0029】
レーザ溶接により電極に形成される空洞の深さは、レーザによる熱影響を受けた到達深さでもあるので、レーザのエネルギー密度を選択することによって、適当な量とすることができる。また、高圧放電ランプに用いられる電極芯棒の径は非常に小さく、φ0.3〜1.0mm程度とすることが要求されるので、空洞の深さもそれほど大きくすることはできない。
【0030】
図3に示すように、レーザ溶接により形成される空洞は、中央が溶けて埋まって上部と下部とに分断される場合が発生する。空洞の深さとはレーザによる熱影響を受けた到達深さをいうので、ここでは、上部と下部とに分断された場合は下部の底部までの長さdをいう。空洞の深さを正確に測るためには、レーザが当たった中心部と思われる溶接開口部の中央を通るように切断した断面において、金属箔の表面から空洞の最深部までの離間距離をレーザ測長によりにより計測する。
【0031】
実験結果を表1に示す。空洞の深さdと電極芯棒の径rとを変数とする「d/r」をパラメータとして、d/rが種々の値をとるように変更した場合の、溶接強度とガラス入り込みを確認した。溶接強度は、芯棒と金属箔との溶接部の引き剥がし強度が60g以上あれば高圧放電ランプの性能上問題がないと分かっているので、引き剥がし強度が60g以上となるときを「○」とし、60g以下のときを「×」とした。なお、引き剥がし強度は、例えばプッシュプルゲージに接続し、芯棒から引き剥がす方向へ引っ張り、剥がれたときの測定値とした。また、ガラス入り込みは、芯棒表面より深く入り込むときを「○」とし、ガラスが入り込まないときや芯棒表面より浅くしか入り込まないときを「×」とした。
【0032】
【表1】

【0033】
溶接強度については、d/rが0.25以下のとき十分に接合されずに剥がれてしまい、d/rが0.65以上のとき金属箔が溶けすぎて切れてしまった。d/rが0.30以上0.60以下となるように溶接部を形成すれば、引き剥がし強度が60g以上となり、溶接強度が十分に備えられることがわかった。
ガラス入り込みについては、d/rが0.30以下のときは空洞が小さすぎてガラスが入り込まない形状となる。d/rが0.35以上となるように電極を形成すれば、空洞にガラスが金属箔の表面より深く入り込む形状とすることができることがわかった。
以上の実験結果より、d/rを0.35以上0.60以下となるように電極を形成すれば、溶接強度を十分に備え、かつ、空洞にガラスが入り込む形状とすることができることがわかった。
【符号の説明】
【0034】
1 電極
2 空洞
3 溶融開口部
4 発光部
5 封止部
6 金属箔
7 芯棒
8 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部の両端に封止部が連設されてなる放電容器と、前記発光部内に先端部が対向配置される一対の電極と、当該電極の芯棒が溶融接合されて前記封止部に埋設される金属箔と、を有する高圧放電ランプにおいて、
前記溶融接合に伴い、金属箔の表面から芯棒内部に至る空洞が形成され、当該空洞に封止部を構成するガラスが入り込んでいることを特徴とする高圧放電ランプ。
【請求項2】
前記封止部を構成するガラスは、芯棒の表面よりも深く空洞に入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ。
【請求項3】
前記封止部を構成するガラスに接する芯棒の表面にも凹部が形成され、当該凹部に前記ガラスが入り込んでいることを特徴とする請求項2に記載の高圧放電ランプ。
【請求項4】
前記金属箔の表面から前記空洞の最深部までの長さをdとし、前記電極の芯棒の径をrとするとき、d/rが0.35以上0.60以下となることを特徴とする請求項2に記載の高圧放電ランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−182605(P2010−182605A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−26948(P2009−26948)
【出願日】平成21年2月9日(2009.2.9)
【出願人】(000102212)ウシオ電機株式会社 (1,414)
【Fターム(参考)】