説明

高次シランの製造法

本発明は、二量体ケイ素化合物および/または三量体ケイ素化合物、殊にケイ素ハロゲン化合物の製造法に関する。加えて、本発明による方法は、相応するゲルマニウム化合物の製造法にも適している。そのうえ、本発明は、該方法を実施するための装置ならびに製造されたケイ素化合物の使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二量体ケイ素化合物および/または三量体ケイ素化合物、殊にケイ素ハロゲン化合物の製造法に関する。加えて、本発明による方法は、相応するゲルマニウム化合物の製造法にも適している。そのうえ、本発明は、該方法を実施するための装置ならびに製造されたケイ素化合物の使用に関する。
【0002】
マイクロエレクトロニクスにおいて、例えばエピタキシーによる高純度ケイ素の製造のために用いられるケイ素化合物または窒化ケイ素(SiN)、酸化ケイ素(SiO)、酸化窒化ケイ素(SiON)、酸化炭化ケイ素(SiOC)または炭化ケイ素(SiC)は、それらの純度に関してとりわけ高い要求を満たさなければならない。殊にこれは、これらの材料の薄膜の製造に際して重要である。上記の適用分野において、ppb範囲〜ppt範囲における出発化合物の不純物がすでに妨げとなる。例えばヘキサクロロジシランは、要求される純度において、エレクトロニクス、半導体工業の領域のみならず製薬産業においても所望される出発化合物である。
【0003】
上記の高純度化合物の窒化ケイ素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素、酸化炭化ケイ素または炭化ケイ素、殊にこれらの化合物の膜を製造するためにヘキサクロロジシランが、さらなる窒素含有前駆体、酸素含有前駆体または炭素含有前駆体との反応によって変換される。低温エピタキシーによるエピタキシャルケイ素膜の製造にもヘキサクロロジシランが使用される。
【0004】
従来技術の公知の方法は、ケイ素のハロゲン化合物の製造のために、例えばヘキサクロロジシラン(六塩化二ケイ素)の製造のために、塩素または塩化水素とケイ化カルシウムまたはそれにケイ化銅との反応も利用する。さらなる一方法は、溶融シリコンによる転換に際してのテトラクロロシラン(四塩化ケイ素)の反応である(Gmelin,System−Nr 15,Teil B,1959,第658頁−第659頁)。2つの方法の欠点は、ケイ化カルシウム中にもケイ素中にも存在する不純物のいわば行われる塩素化であり、該不純物は次いで生成物中に一緒に連行される。半導体の製造に際してヘキサクロロジシランが使用されるべき場合、これらの不純物は許容され得ない。
【0005】
1958年からのドイツ国特許文献DE1142848の開示によれば、ガス状のシリコクロロホルムを電極トーチにおいて200〜1000℃まで加熱し、かつ作製されたガス混合物を即座に冷却し、かつ凝縮した場合に、最高純度のヘキサクロロジシランが得られる。効果を高めるために、シリコクロロホルムは水素または不活性ガスとの反応前に希釈される。
【0006】
1953年からのドイツ国特許文献DE1014971は、四塩化ケイ素を多孔質のケイ素成形体と、高められた温度にて、好ましくは1000℃を超える温度にて、ホットウォール反応器中で反応させるヘキサクロロジシランの製造法に関する。
【0007】
ドイツ国公開公報DE362493から、ヘキサクロロジシランのさらなる製造法が公知である。この場合、工業的規模におけるヘキサクロロジシランの製造のために、ケイ素合金または金属ケイ素が塩素と振動反応器の使用下で100〜500℃の温度にて反応される。
【0008】
D.N.Andrejew(J.fuer praktische Chemie,4.Reihe,Bd.23,1964,第288頁〜第297頁)は、プラズマ条件下で水素(H2)の存在における四塩化ケイ素(SiCl4)の反応によりヘキサクロロジシラン(Si2Cl6)および高次塩素化ポリシランが得られることを記載する。反応生成物は混合物として発生する。この方法の場合の欠点は、この生成物混合物が高粘性〜固体で発生し、それゆえ反応器壁に堆積し得ることである。同様に、プラズマ中での水素の存在におけるアルキルシラン、例えばメチルトリクロロシラン(MTCS)の反応によりヘキサクロロジシランおよび多数の不所望の副生成物が得られることが開示されている。2つの実施態様に共通していることは、還元剤としての水素が不都合にも付加的に必要とされることである。
【0009】
WO2006/125425A1は、ハロゲンシランからのバルクシリコンの二段階の製造法に関する。第一の段階で、有利にはハロゲンシラン、例えばフッ素シランまたはクロロシランが、水素の存在においてプラズマ放電に曝される。引き続く第二の段階で、第一の段階から得られたポリシラン混合物が、400℃からの温度にて、有利には700℃からの温度にてシリコンへと熱分解される。
【0010】
上記の方法の大部分に共通していることは、それらが、高温で、かつ相当のエネルギー消費量で進行し、還元剤としての水素を必要とするか、または多数の副生成物を伴う強く汚染された粗製生成物をもたらすことである。
【0011】
本発明の課題は、前述の欠点を有さない、工業的規模での二量体ケイ素化合物および/または三量体ケイ素化合物の経済的な製造法と、殊に該方法を実施するために適している装置ならびに製造された化合物の使用を提供することである。そのうえ、該方法は相応するゲルマニウム化合物にも適用可能である。
【0012】
該課題は、特許請求の範囲1および14の特徴に相当する、本発明による方法および本発明による装置によって解決される。
【0013】
本発明による方法は、二つの方法工程に分類される。方法工程a)では、一般式(IIa)のケイ素化合物の非熱的プラズマ処理が、場合により、殊に水素を含有する化合物である、1つまたはさらなる一般式(IIIa)のケイ素化合物の存在において行われる。本発明により、水素(H2)の添加を省くことができる。方法工程a)に続き、方法工程b)では、結果生じる相から1つ以上の純粋な式(Ia)のケイ素化合物が取得され、殊に、形成された反応生成物、一般式(Ia)のケイ素化合物を分離するため蒸留による後処理が行われる。意想外にも、該ケイ素化合物を、高い純度および最高純度でも単離することができる。式(Ia)のケイ素化合物は、不純物がppb範囲内でしか存在しない場合、高い純度を有する;最高純度は、ppt範囲およびそれを下回る範囲内での不純物であると理解される。
【0014】
意想外にも、水素、オルガニルおよび/またはハロゲンを含有する後続の一般式(IIa)のケイ素化合物の非熱的プラズマによる処理によって、一般式(Ia)の二量体ケイ素化合物および/または三量体ケイ素化合物が得られることを発見した。これらの化合物は、高選択的に、殊に副生成物によって強く汚染されることなく、非熱的プラズマ中で形成される。
【0015】
【化1】

【0016】
一般式(Ia)のケイ素化合物の基R1〜R8は、水素および/またはハロゲンに相当し、その際、ハロゲンは、基R1〜R8の少なくとも1つがハロゲン原子であるという条件で、フッ素、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、R1〜R8は同一基または異なる基を表していてよく、かつn=0または1である。とりわけ有利な化合物は、n=0のヘキサクロロジシランおよびn=1のオクタクロロトリシランであり、かつ基R1〜R8はいずれの化合物の場合も塩素に相当する。さらなる有利な化合物は、n=0または1を有し、その際、基R1〜R8の全てがハロゲン原子に相当する。適した化合物において、基R1〜R8はハロゲン原子および水素原子に相当する。
【0017】
【化2】

【0018】
一般式(IIa)のケイ素化合物の基R9〜R12は、水素、オルガニルに相当し、その際、オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、殊にオルガニルは、水素、またはハロゲンを含有し、その際、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、かつ、その際、基R9〜R12は同一基または異なる基を表していてよく、かつn=1または2である。とりわけ有利な化合物、四塩化ケイ素は、n=1であり、かつ基R9〜R12として塩素を有する。さらなる有利な化合物において、n=1または2であり、かつ基R9〜R12はハロゲン原子に相当する。また適しているのは、ハロゲン基およびオルガニル基または水素原子;またはハロゲン基およびオルガニル基を有する化合物である。一般式(Ia)の化合物は、出発物質として、および本方法におけるマトリックスとして用いられる。
【0019】
本発明により、水素、オルガニルおよび/またはハロゲンを含有する後続の一般式(IIa)のケイ素化合物を、1つまたは場合により複数のさらなる一般式(IIIa)のケイ素化合物の存在において(その際、式(IIa)および(IIIa)の化合物は、殊に同一ではない)、非熱的プラズマを用いて処理することによって、一般式(Ia)の二量体および/または三量体ケイ素化合物が得られることを発見した。殊に、非熱的プラズマ中でのケイ素化合物(IIa)および(IIIa)の処理は、還元剤、例えば水素の添加なしに行われる。
【0020】
【化3】

【0021】
一般式(IIIa)のケイ素化合物は、基R13〜R16として、水素、オルガニルを有し、その際、オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、殊にオルガニルは水素を含有するか、または該基はハロゲンを有し、その際、該ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、かつ、その際、基R13〜R15は同一または異なっていてよく、かつn=1または2であり、その際、n=1が有利であり、殊に、ただし、該ケイ素化合物は水素を含有する化合物である。意想外にも、式(Ia)の二量体ケイ素化合物の形成は高選択的に行われる。副生成物は僅かな程度でしか形成されない。
【0022】
水素を含有する化合物として、ケイ素に結合した水素および/またはオルガニル基に結合した水素を含有するケイ素化合物が適用される。
【0023】
式(IIIa)のとりわけ有利な化合物は、n=1であり、かつ基R13〜R16に塩素および水素またはアルキル基、例えばメチルを有する。これらの化合物の例は、トリクロロシラン(HSiCl3)、ジクロロシラン(H2SiCl2)、モノクロロシラン(H3SiCl)、モノシラン(SiH4)およびメチルトリクロロシラン(MeSiCl3)ならびにジメチルジクロロシラン(Me2SiCl2)である。さらに別の適した化合物において、n=1〜2であり、その際、基R13、R15およびR16はハロゲン原子に相当し、かつR14は水素またはアルキル基に相当する。n=1およびn=2である式(IIa)および(IIIa)のケイ素化合物の混合物が使用される場合、平衡反応によって式(Ia)の二量体および/または三量体ケイ素化合物が得られる。
【0024】
式(Ia)のケイ素化合物の製造法において、n=1の一般式(IIa)のケイ素化合物は、n=1の一般式(IIIa)のケイ素化合物が、次の化合物HmSiX4-m(X=F、Cl、Br、I;m=0〜3)の1つに相当する場合、該化合物HmSiX4-m(X=F、Cl、Br、I;m=0〜3)のいずれにも相当しない。
【0025】
本発明により、式(IIa)の過ハロゲン化化合物が、水素を含有する1つまたは複数の式(IIIa)の化合物と還元剤の添加なしに非熱的プラズマ中で式(Ia)のケイ素化合物へと変換され、かつ純粋な、殊に高純度の式(Ia)のケイ素化合物が取得される。
【0026】
とりわけ有利な一実施態様において、式(Ia)の二量体および/または三量体ケイ素化合物は、式(IIa)の四塩化ケイ素(SiCl4)を、水素を含有する式(IIIa)の1種または他種のケイ素化合物と、非熱的プラズマ中で反応させることによって得られる。
【0027】
この場合、該四塩化ケイ素は出発材料でもあり、同様にマトリックスでもあるので、それは通常、水素を含有する化合物に対して過剰量で添加される。本発明による方法の大きな利点は、還元剤、例えば水素の添加を省くことができるという点にある。従来技術による公知の方法と比べて、流動性の均一な反応混合物が得られる。そのうえ、堆積物または油状物質が形成されず、殊に該反応混合物は、室温での貯蔵に際して固化しない。好ましくは、式(Ia)、殊にヘキサクロロジシランの二量体化合物の高選択的な形成につながるので、流動性反応混合物中にはすでに、ほぼ全体を占める形で塩素化ケイ素二量体化合物が存在している。さらなる生成物または副生成物はオクタクロロトリシランであり得る。これにより反応生成物が明らかに簡素化して分離されることになる。それによって、該生成物を目的に合わせて、純粋な形および高純度の形で、殊に蒸留による後処理後に提供することが可能となる。本発明による方法に従って製造されたケイ素化合物は、半導体工業または製薬産業における使用に適している。
【0028】
クロロシラン、例えばテトラクロロシラン(SiCl4)およびトリクロロシラン(HSiCl3)の合成に際して、これらは、さらなるケイ素含有化合物、例えばアルキルクロロシランとの2つの化合物の混合物として生じる。概して、該混合物中にはメチルクロロシランが含有されている。本発明による方法の大きな利点は、これらの混合物を、個々の化合物の蒸留分離による事前の精製なしにプラズマに供給することができるという点にある。むしろ、所定のシラン化合物の場合、水素を含有するシラン化合物の含量を、トリクロロシランおよび/またはメチルクロロシランの計量供給によって高めることができる。
【0029】
反応しなかった一般式(IIa)および場合により(IIIa)の出発材料は、必要に応じて非熱的プラズマに新たに供給される。一般式(Ia)の化合物に出発材料を完全に変換するために、1〜100サイクルを伴うサイクル運転様式が利用され得、有利なのは、1〜5回の僅かなサイクル数、好ましくは1回のみのサイクルで進められる。非熱的プラズマ中での変換によって得られる一般式(Ia)のケイ素化合物は、すでに純粋な形で、結果生じる相中で存在し、該相から、それは高純度で取得され得、殊にそれは蒸留による後処理にかけられる。このように、例えばヘキサクロロジシランは最高純度で、残りの反応生成物および出発材料から単離することができる(図1を参照のこと)。29Si−NMRスペクトルにおいて、ヘキサクロロジシランのシグナル(δ=7.4±0.1ppm、DMSO)以外にさらなる化合物は検出可能ではない。他の金属化合物を有するケイ素化合物の不純物は、少なくともppb範囲内〜ppt範囲内にあり、好ましくはppt範囲内にある。
【0030】
非熱的プラズマは、プラズマ反応器中で作り出され、該反応器中でプラズマ電子による物質変換(plasmaelektrische Stoffumwandlung)が誘起され、かつ非等温プラズマに基づく。これらのプラズマに特徴的なのは、高い電子温度Te≧104Kおよび比較的低いガス温度TG≦103Kである。化学的なプロセスに不可欠な活性化エネルギーは、主として電子衝突により生じる(プラズマ電子による物質変換)。典型的な非熱的プラズマは、例えばグロー放電、HF放電、中空陰極放電またはコロナ放電によって作り出すことができる。本発明によるプラズマ処理を実施する作動圧力は、1〜1000mbar(絶対)、有利には1〜800mbar(絶対)、とりわけ有利には100〜500mbar(絶対)、殊に200〜500mbar(絶対)であり、その際、処理されるべき相は、好ましくは、−40℃〜200℃、とりわけ有利には20〜80℃、極めて有利には40〜60℃に調整されている。ゲルマニウム化合物の場合、それに相当する温度は、より高くてもよい。
【0031】
非熱的プラズマおよび均一系プラズマ触媒の定義のために、関連する専門文献、例えば"Plasmatechnik: Grundlagen und Anwendungen - Eine Einfuehrung; Autorenkollektiv, Carl Hanser Verlag, Muenchen/Wien; 1984, ISBN 3-446-13627-4"を参照のこと。
【0032】
本発明による方法の実施態様において、四塩化ケイ素(SiCl4)を、水素を含有する少なくとも1つのさらなる式(IIIa)の化合物と気相処理のためにプラズマ反応器中で、殊に還元剤を添加することなく反応させる。例示的に、式(IIIa)のケイ素化合物として、トリクロロシラン、ジクロロシラン、モノクロロシラン、モノシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシランおよび/またはプロピルトリクロロシランが列挙される。
【0033】
代替的な有利な一実施態様は、四塩化ケイ素と、さらなるハイドロジェンシラン、例えばトリクロロシランのみとの反応を予定する。さらなる有利な実施態様は、四塩化ケイ素と、オルガニル基を含有するシランのみとの反応を予定し、例えば、メチルトリクロロシランがテトラクロロシランに混加され、引き続き反応器に供給される。2つの代替的な実施態様は、殊に還元剤の添加なしに行われる。
【0034】
一般的に有利な方法変法は、四塩化ケイ素と、一般式(IIIa)のケイ素化合物との反応を予定し、その際、例えばハイドロジェンシラン、例えばトリクロロシランおよび/またはアルキル含有ケイ素化合物、例えばメチルトリクロロシランが、殊に還元剤の添加なしに、非熱的プラズマ処理にかけられる。
【0035】
上記の方法のさらなる利点は、高価な、不活性な希ガスの添加を省くことができるという点にある。代替的に、キャリアガス、好ましくは圧力下にある不活性ガス、例えば窒素、アルゴン、その他の希ガスまたはこれらの混合物を添加してよい。
【0036】
方法工程a)で形成される一般式(Ia)のケイ素化合物は、本方法を実施するための装置の受け器、例えば該装置の底部で溜められ、かつ蒸留による後処理に供給される。方法工程a)および/またはb)は、不連続的または連続的に実施することができる。とりわけ経済的なのは、方法工程a)およびb)を連続的に行う方法処理である。式(IIa)および場合により(IIIa)の化合物は、気相処理のためにプラズマ反応器に連続的に供給される。形成される相から、より高い沸点の反応生成物が受け器で分離される。本方法の開始時に、まず式(Ia)の化合物を受け器に溜め、同様に、反応しなかった式(IIa)および/または(IIIa)の化合物を反応器中に返送することが適切であり得る。これは、サンプルを取り出し、かつFT−IRまたはNMR分光法により分析することで調べることができる。そのため、このプロセスを適した形で連続的に("オンライン分析")モニタリングすることもできる。式(Ia)の化合物が受け器("溜め")で十分な濃度に達したらすぐに、蒸留による後処理を、一般式(Ia)のケイ素化合物の分離のために、連続的または不連続的な運転様式で行ってよい。不連続的な蒸留による後処理には、分離塔で十分である。そのために、十分な数の理論段を有する塔の塔頂部で、該化合物が高純度または最高純度で取り出される。要求される純度は、GC、IR、NMR、ICP−MSによるか、または抵抗測定もしくはGD−MSによってSiの分離後に調べることができる。
【0037】
本発明により、該方法生成物の連続的な後処理は、少なくとも2つの塔を有する塔系において、有利には少なくとも3つの塔を有する系において行われる。このように、四塩化ケイ素(SiCl4)を第二の塔の塔頂部で、かつヘキサクロロジシラン(Si2Cl6)を第三の塔の塔頂部で蒸留により分離することで(場合により、オクタクロロトリシランの分離のために第四の塔を接続してよい)、例えば、同様に反応に際して形成された塩化水素ガス(HCl)を、いわゆる低沸点物塔により第一の塔の塔頂部を介して分離し、かつ溜めから集められた混合物を、その構成成分へと分けることができる。このように、プラズマ反応器から得られた反応混合物を精留によって分離し、かつ反応生成物のヘキサクロロジシランまたはオクタクロロトリシランを所望された純度で得ることができる。式(Ia)のケイ素化合物の蒸留による後処理は、常圧下でも、減圧または過圧下でも、殊に1〜1500mbar(絶対)の圧力で行うことができる。有利な圧力は、40〜250mbar(絶対)、殊に40〜150mbar(絶対)、好ましくは40〜100mbar(絶対)である。その際、真空下で式(Ia)のケイ素化合物を蒸留により後処理するための塔の塔頂温度は、50〜250℃の塔頂温度を有し、殊に該真空は、式(Ia)の化合物が単離される状況にある間、温度が50〜150℃、とりわけ有利には50〜110℃であるように調整されている。もともと強くは汚染されていない方法生成物は、蒸留による後処理によって非常に高い純度〜最高純度で単離することができる。式(Ib)のゲルマニウム化合物を後処理するための相応した温度は、いくらかより高められていてもよい。
【0038】
本発明による方法に従って製造される高純度または最高純度の一般式(Ia)の二量体および/または三量体ケイ素化合物は、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化炭化ケイ素または酸化ケイ素の製造において使用するのに大いに適しており、殊にこれらの材料の膜を製造するために、ならびに、有利には低温エピタキシーによるエピタキシャル膜の製造のために適している。これらの膜は、例えば化学蒸着法(CVD)により製造され得る。好ましくは、本発明による方法に従って製造される高純度または最高純度の一般式(Ia)の二量体および/または三量体ケイ素化合物は、高純度ジシラン(Si26)またはトリシラン(Si38)の製造における出発物質としても適している。
【0039】
一般的な方法に相応して、同様に、一般式(Ib)の高純度ゲルマニウム化合物を、一般式(IIb)および(IIIb)のゲルマニウム化合物から得ることができる。一般式(Ib)
【化4】

の二量体および/または三量体ゲルマニウム化合物
[式中、R1〜R8は、水素および/またはハロゲンであり、その際、該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、R1〜R8は式(Ib)中で同一基または異なる基を表し、ただし、基R1〜R8の少なくとも1つがハロゲンであり、かつn=0または1である]は、
a)一般式(IIb)
【化5】

のゲルマニウム化合物
[式中、基R9〜R12は、水素、オルガニルであり、その際、該オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、および/またはハロゲンに相当し、かつ該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、かつ、その際、R9〜R12は式(IIb)中で同一基または異なる基を表し、かつn=1または2である]
−および式(IIb)のゲルマニウム化合物を、1つまたは複数の一般式(IIIb)
【化6】

の化合物
[式中、R13〜R16は、水素、オルガニルであり、その際、該オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、および/またはハロゲンに相当し、かつ該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、基R13〜R15は式(IIIb)中で同一基または異なる基を表し、かつn=1または2であり、殊に、ただし、該ケイ素化合物は水素を含有する化合物である]の存在において、非熱的プラズマに曝し、かつ
b)結果生じる相から、1つまたは複数の純粋な一般式(Ib)のゲルマニウム化合物を取得することによって製造することができる。殊に、方法工程b)における相は、蒸留による後処理にかけられる。
【0040】
ケイ素化合物のための上記の全ての方法および該方法の実施態様は、一般式(Ib)のゲルマニウム化合物を製造するための一般式(IIb)および(IIIb)のゲルマニウム化合物に適用され得るので、本発明による方法を用いて高純度ゲルマニウム化合物、殊にGe2Cl6およびGe3Cl8も製造可能である。この場合、出発材料として、本発明により過ハロゲン化ゲルマニウム化合物、殊に四塩化ゲルマニウム、四フッ化ゲルマニウムまたは混合ハロゲン化合物(付加的にオルガニル基および/または水素を含有する)が、式(IIb)の化合物および水素を含有する一般式(IIIb)の化合物として考慮に入れられる。これらの化合物は、殊に精製後に、半導体、殊にケイ素のドーピングのために、またはナノ構造の製造のために使用することができる。
【0041】
本発明による装置は、非熱的プラズマを作り出すための反応器、受け器および蒸留による後処理のための塔系を包含し、その際、該塔系は、連続的な方法処理のために少なくとも2つの塔、殊に少なくとも3つの塔を包含する。目的に適った一変法において、該塔系は4つの塔を包含してよい。不連続的な方法処理の場合、1つの塔で十分である。該塔は、例えば精留塔である。
【0042】
該装置は、殊に本発明による方法を実施するのに適しており、その際、式(IIa)のケイ素化合物と、場合により式(IIIa)の1つまたは複数の化合物との、方法工程a)における反応器中での反応が行われる。反応生成物は、そのつど沸点に応じて、反応器に組み込まれた受け器で溜めることができるか、または該装置に組み込まれた塔系により直接、方法工程b)で部分的に該装置から直接的に取り出すことができる。
【0043】
連続的な方法処理における本発明による塔系の使用によって、例えば塩化水素ガスを低沸点物塔により第一の塔の塔頂部で該装置から直接取り去ることができ、引き続き、反応しなかったテトラクロロシランを第二の塔の塔頂部で取り出し、かつ一般式(Ia)のより高い沸点の反応生成物を第三の塔の塔頂部で取り出すことができる。より沸点の高い式(Ia)の複数の反応生成物が単離される場合、第四の塔を組み込んでよい。
【0044】
そのうえ、該装置中では反応器以外に、直列または並列に接続される1つ以上のさらに別の反応器も使用してよい。本発明により、該装置の少なくとも1つの反応器はオゾン発生器である。大きな利点は、市販のオゾン発生器を代替的に使用することが可能なため、投資コストが本質的に下げられるという点にある。本発明の反応器には、目的に応じて、ガラス管、殊に石英ガラス管が備え付けられており、その際、該管は、有利には並列もしくは同軸状に配置されており、かつスペーサにより不活性材料から間隔を保たれている。不活性材料として、殊にテフロンまたはガラスが適している。プラズマ放電"E"における接続された電子エネルギーが、圧力"P"と電極間隔"d"とからの積(p・d)に依存することは公知である。本発明による方法において、電極間隔と圧力とからの積は、一般に0,001〜300mm・bar、好ましくは0.05〜100mm・bar、とりわけ有利には0.08〜0.3mm・bar、殊に0,1〜0.2mm・barの範囲内にある。放電は1〜106Vの様々な交流電圧またはパルス電圧によって励起することができる。同様に、電圧の曲線パターンは、なかでも矩形パルス、台形パルスであってよく、または少しずつ個々の時間的な推移から構成されていてよい。とりわけ適しているのは、パルス状の励起電圧であり、該電圧は、反応器の全体の放電室中で放電を同時に形成することを可能にする。パルス運転に際してのパルス継続時間はガス系に左右され、それは、有利には10ns〜1msである。有利な電圧振幅は、ミクロシステムにおいて、10Vp〜100kVpであり、有利には100Vp〜10Vp、殊に50〜5Vpである。交流電圧の周波数は、10MHz〜10nsパルス(デューティファクタ 10:1)の間で10〜0.01Hzの範囲の低い周波数にまで調整することができる。例えば、反応器に1.9kHzの周波数および35kV"Peak to Peak"の振幅を有する交流電圧をかけることができる。電力供給量は、およそ40Wである。
【0045】
本発明による方法に従って製造された式(Ia)のケイ素化合物または式(Ib)のゲルマニウム化合物は、半導体工業または製薬工業において使用するために適している。それというのも、該化合物は、ppb範囲内、有利にはppt範囲内またはそれを下回る範囲内の不純物しか有していないからである。該化合物は、高純度および最高純度で製造することができる。なぜなら、意想外にも、該化合物は本発明による方法に従って高選択的に形成され、ひいては少量のごく僅かに過ぎない副生成物しか方法生成物の後処理の妨げとならないからである。
【0046】
それゆえ、本発明により製造された式(Ia)のケイ素化合物は、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化炭化ケイ素または酸化ケイ素の製造のために、殊に、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化炭化ケイ素または酸化ケイ素からの膜の製造のために適している。目的に応じて、ヘキサクロロジシランおよび/またはオクタクロロトリシラン以外に、上記の膜の製造のために、式(Ia)のさらに別の全てのケイ素化合物も使用することができる。同様に、本発明により製造された一般式(Ia)のケイ素化合物、殊にヘキサクロロジシランおよびオクタクロロトリシランは、ジシランまたはトリシランを製造するための出発物質として使用することができる。
【0047】
以下の実施例は、本発明による方法を詳細に説明するものであるが、本発明はこの実施例によって制限されない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による方法に従って製造された、DMSO中でのヘキサクロロジシランの99.34MHz−29Si−NMRスペクトルを示す図
【0049】
実施例1:
メチルトリクロロシラン(MeSiCl3)で富化した四塩化ケイ素(SiCl4)(その際、四塩化ケイ素は、好ましくは過剰量で存在する)を連続的に蒸発させ、かつ石英ガラス反応器のガス放電区間の非熱的プラズマに導く。ガス相を、約250ml/hで反応器に通す。該ガス相を反応器に流している間ずっと、1.9kHzの周波数および35kV"Peak to Peak"の振幅を有する交流電圧をかける。反応器中への電力供給量は、約40Wである。運転圧力は、約300mbarに調整する。反応器に通過させた後、反応混合物を受け器で液体の形で集めた。該反応混合物のガスクロマトグラムは、高分子ケイ素化合物の1つのシグナルのみを示し、かつヘキサクロロジシランに分類することができる。蒸留は不連続的に、スルザー金属パッキングを有する50cmの塔を備えた蒸留装置中で行う。約70℃の塔底温度および750mbar(絶対)の圧力の場合、約50℃の塔頂温度で四塩化ケイ素が留去される。引き続き、該圧力を約65mbar(絶対)に低下させ、かつ80℃の塔底温度で純粋なヘキサクロロジシランを留去する。塔頂温度は70℃である。その際、金属不純物の含量は、IPC−MSにおける検出限界値に相当する。29Si−NMRスペクトルは、−7.4ppmにてヘキサクロロジシランの1つのシグナルのみを示す(図1を参照のこと)。
【0050】
以下で本発明を、図面の中で示される実施例に基づき詳細に説明する。
【0051】
図1は、本発明による方法に従って製造される、DMSO中でのヘキサクロロジシランの99.34MHz−29Si−NMRスペクトルを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(Ia)の二量体ケイ素化合物および/または三量体ケイ素化合物または一般式(Ib)のゲルマニウム化合物
【化1】

[式中、R1〜R8は水素および/またはハロゲンであり、その際、該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、R1〜R8は式(Ia)または(Ib)中で同一基または異なる基を表し、ただし、該基R1〜R8の少なくとも1つはハロゲンであり、かつn=0または1である]の製造法であって、
a)その際、一般式(IIa)のケイ素化合物
【化2】

または一般式(IIb)のゲルマニウム化合物
【化3】

[式中、基R9〜R12は水素、オルガニルであり、その際、該オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、および/またはハロゲンに相当し、かつ該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、R9〜R12は式(IIa)または(IIb)中で同一基または異なる基を表し、かつn=1または2である]
−式(IIa)のケイ素化合物を、1つまたは複数の一般式(IIIa)の化合物
【化4】

の存在において
または式(IIb)のゲルマニウム化合物を、1つまたは複数の一般式(IIIb)の化合物
【化5】

[式中、R13〜R16は水素、オルガニルであり、その際、該オルガニルは、炭素原子1〜18個を有する、線状、分岐状および/または環状アルキル、炭素原子2〜8個を有する、線状、分岐状および/または環状アルケニル、非置換または置換アリールおよび/または相応するベンジルを包含し、および/またはハロゲンに相当し、かつ該ハロゲンは、塩素、臭素および/またはヨウ素から選択されており、その際、R13〜R16は式(IIIa)または(IIIb)中で同一基または異なる基を表し、かつn=1または2であり、殊に、ただし、該ケイ素化合物は水素を含有する化合物である]の存在において、非熱的プラズマに曝し、かつ
b)結果生じる相から、1つまたは複数の純粋な一般式(Ia)のケイ素化合物または一般式(Ib)のゲルマニウム化合物を取得する方法。
【請求項2】
方法工程b)において、前記相を蒸留による後処理にかけることを特徴とする、請求項1記載の方法。
【請求項3】
方法工程a)において、一般式(IIa)の四塩化ケイ素(R9〜R12=塩素およびn=1)、および水素を含有する少なくとも1つのさらなる一般式(IIIa)の化合物を、非熱的プラズマに曝すことを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
【請求項4】
水素を含有する一般式(IIIa)の化合物として、メチルトリクロロシラン、トリクロロシラン、ジクロロシラン、モノクロロシラン、モノシランおよび/またはジメチルジクロロシランを使用することを特徴とする、請求項3記載の方法。
【請求項5】
方法工程a)および/またはb)を連続的に行うことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項6】
一般式(Ia)のケイ素化合物を、方法工程a)において、該方法を実施するための装置の受け器に溜めることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
【請求項7】
工程b)における蒸留による後処理を、連続的な方法処理の場合、少なくとも2つの塔を有する塔系で行い、かつ不連続的な方法処理の場合、少なくとも1つの塔により行うことを特徴とする、請求項2から6までのいずれか1項記載の方法。
【請求項8】
蒸留による後処理を、常圧、減圧または過圧下で行うことを特徴とする、請求項2から7までのいずれか1項記載の方法。
【請求項9】
蒸留による後処理を、1〜1500mbar(絶対)の圧力にて行うことを特徴とする、請求項2から8までのいずれか1項記載の方法。
【請求項10】
式(Ia)のケイ素化合物の蒸留による後処理を、40〜250℃の範囲内の塔頂温度で行うことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
【請求項11】
方法工程a)における非熱的プラズマ処理を、1〜1000mbar(絶対)の圧力にて行うことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
【請求項12】
一般式(Ia)のケイ素化合物がヘキサクロロジシランおよび/またはオクタクロロトリシランであることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
【請求項13】
式(Ia)のケイ素化合物が、少なくともppb範囲内の純度を有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
【請求項14】
非熱的プラズマを作り出すための反応器、これに組み込まれた受け器および蒸留による後処理のための少なくとも2つの塔を伴う組み込まれた塔系を有することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法を、殊に連続的に実施するための装置。
【請求項15】
前記反応器がオゾン発生器であることを特徴とする、請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記反応器に、ガラス管、殊に石英ガラス管が備え付けられていることを特徴とする、請求項14または15記載の装置。
【請求項17】
前記ガラス管は、反応器中でスペーサによって不活性材料から間隔が保たれていることを特徴とする、請求項14から16までのいずれか1項記載の装置。
【請求項18】
前記スペーサの材料がガラスまたはテフロンであることを特徴とする、請求項14から17までのいずれか1項記載の装置。
【請求項19】
窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化炭化ケイ素または酸化ケイ素を製造するための、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法に従って製造された一般式(Ia)のケイ素化合物の使用。
【請求項20】
窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化炭化ケイ素または酸化ケイ素からの膜を製造するための請求項19記載の使用。
【請求項21】
ジシランまたはトリシランを製造するための出発物質としての、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法に従って製造された一般式(Ia)のケイ素化合物の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2010−517922(P2010−517922A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549784(P2009−549784)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/EP2007/064322
【国際公開番号】WO2008/098640
【国際公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(501073862)エボニック デグサ ゲーエムベーハー (837)
【氏名又は名称原語表記】Evonik Degussa GmbH
【住所又は居所原語表記】Rellinghauser Strasse 1−11, D−45128 Essen, Germany
【Fターム(参考)】