説明

高速ダウンリンク及び高速アップリンクをサポートする制御情報を提供する方法及びシステム

【課題】高速ダウンリンクパケットアクセス及び高速アップリンクパケットアクセスをサポートする制御情報を提供する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】無線送信/受信ユニットは、プライマリダウンリンク制御チャネル介して、第1のダウンリンクデータチャネルおよびセカンダリダウンリンク制御チャネルのダウンリンクリソース割り当てを受信し、第1のダウンリンクデータチャネルのダウンリンクリソース割り当てに基づいて第1のダウンリンクデータチャネルを処理し、セカンダリダウンリンク制御チャネルのダウンリンクリソース割り当てに基づいてセカンダリダウンリンク制御チャネルを処理し、セカンダリダウンリンク制御チャネルから得られるセカンダリダウンリンク制御情報に基づいて第2のダウンリンクデータチャネルを処理する。それぞれの制御チャネル、データチャネルは、時間および周波数リソースのそれぞれの組み合わせを利用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関する。より詳細には、本発明は、高速ダウンリンク及び高速アップリンクをサポートする制御情報を提供する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のリリース5と6はそれぞれ、ダウンリンク及びアップリンクでの高速伝送のために、HSDPA及びHSUPAを規定している。HSDPA及びHSUPAの動作のために、ノードBが、複数のユーザ装置(UE)に無線リソースを配分し、UEにいくつかの物理チャネルを用意する。
【0003】
HSDPAには、2つのダウンリンク物理チャネルと1つのアップリンク物理チャネルがある。ダウンリンク物理チャネルには、HS−SCCH(High Speed Shared Control Channel)とHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)が含まれる。アップリンク物理チャネルには、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control Channel)が含まれる。
【0004】
HS−SCCHは、ダウンリンクHSDPA制御情報を伝達する。ダウンリンクHSDPA制御情報は、チャネル化コードセット、変調スキーム、トランスポートブロックサイズ、ハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)プロセス情報、冗長度及びコンステレーションバージョン、新データ表示、並びにUEアイデンティティ(ID)を含む。UEは、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって、セルの最大4つのHS−SCCHに割り当てられる。UEは、HSDPA用の制御情報を受信する前に、配分されたHS−SCCHのすべてをモニタする必要がある。
【0005】
HS−PDSCHは、ダウンリンクHSDPAデータパケットを運ぶ。HS−PDSCHの処理(例えば、周期的冗長検査(CRC)及びH−ARQ処理)に基づき、UEは、HS−DPCCHを介してノードBに肯定応答(ACK)信号または否定応答(NACK)信号を送信する。HS−DPCCHは、チャネル品質表示(CQI)も伝達する。
【0006】
HSUPAには、3つのダウンリンク物理チャネルと2つのアップリンク物理チャネルがある。ダウンリンク物理チャネルは、E−AGCH(E-DCH(Enhanced Dedicated Channel) Absolute Grant Channel)と、E−RGCH(E-DCH Relative Grant Channel)と、E−HICH(E-DCH H-ARQ Indicator Channel)を含む。アップリンク物理チャネルは、E−DPDCH(E-DCH Dedicated Physical Data Channel)と、E−DPCCH(E-DCH Dedicated Physical Control Channel)を含む。
【0007】
E−AGCHは、アップリンクE−DCH絶対伝送速度(すなわち、E−DPDCHとDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)との最大電力比)を伝達する。E−AGCHのチャネル化コードは、各UEに別々に伝えられる。E−RGCHは、アップリンクE−DCH相対伝送速度を伝達する。E−HICHは、E−DCH H−ARQ確認応答表示(すなわち、ACKまたはNACK)を伝達する。E−DPDCHは、アップリンクHSUPAデータパケットを運ぶ。E−DPCCHは、TFCI(Transport Format Combination Index)情報、RSN(Retransmission Sequence Number)及びハッピービットを伝達する。
【0008】
以下の表1と表2はそれぞれ、HSDPA及びHSUPAのダウンリンクで送信される制御情報を要約し、以下の表3と表4はそれぞれ、HSDPA及びHSUPAのアップリンクで送信される制御情報を要約する。
【0009】
【表1】

【0010】
【表2】

【0011】
【表3】

【0012】
【表4】

【発明の概要】
【0013】
本発明は、高速データ伝送をサポートする制御情報を提供する方法及びシステムに関する。ノードBが、無線送信/受信ユニット(WTRU)に、少なくとも1つのダウンリンク制御チャネル及び少なくとも1つのアップリンク制御チャネルを割り当てる。ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルは、ダウンリンクデータ伝送とアップリンクデータ伝送の両方に関する制御情報を伝達するために用意される。HSDPA及びHSUPA用の従来の制御チャネルは、アップリンク及びダウンリンク用の制御チャネルの縮減セットに複合される。ノードBとWTRUは、ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの縮減セットによって、制御情報を通信する。ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの縮減セットによって伝送された制御情報に基づき、WTRUは、ダウンリンクデータの受信とアップリンクデータの送信を行い、ノードBは、アップリンクデータの受信とダウンリンクデータの送信を行う。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明によって構成されたシステムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による制御パケット及びデータパケットの伝送プロセス例のフロー図である。
【図3】本発明の別の実施形態による制御パケット及びデータパケットの伝送プロセス例のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書で言及する場合、「WTRU」という用語は、ユーザ装置(UE)、移動機(STA)、固定加入者ユニットもしくは移動加入者ユニット、ページャ、または無線環境で動作可能な他の任意の種類の機器も含むが、それに限定されない。本明細書で言及する場合、「ノードB」という用語は、基地局、eノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)または無線環境にある他の任意の種類のインタフェース機器も含むが、それに限定されない。
【0016】
本発明の機能は、集積回路(IC)に組み入れられてもよいし、多数の相互接続構成要素を備える回路で構成されてもよい。
【0017】
現在の3GPP規格には、HSDPA及びHSUPAの動作をサポートするために、4つのダウンリンク制御チャネルと2つのアップリンク制御チャネルがある。本発明によれば、従来の2つのアップリンク制御チャネルは、少なくとも1つのアップリンク制御チャネルに複合され(combine)、従来の4つのダウンリンク制御チャネルは、少なくとも1つのダウンリンク制御チャネルに複合される。高速アップリンク及び高速ダウンリンクのために使用されるこれらの制御チャネルに加えて、関連した個別制御チャネルで送られる情報(例えば、アップリンクDPCCH及びダウンリンクDPCCHの送信電力制御(TPC))も複合し得る。
【0018】
図1は、本発明によって構成された無線通信システム100のブロック図である。システム100は、ノードB102及びWTRU104を含む。ノードB102とWTRU104の間に、アップリンク制御チャネル112、ダウンリンク制御チャネル114、ダウンリンクデータチャネル116、及びアップリンクデータチャネル118が確立される。チャネル112〜118は、好ましくはノードB102または無線ネットワークコントローラ(RNC)によって、WTRU104に配分される。チャネル112〜118は、周波数、時間、電力、アンテナ及びコードの少なくとも1つの組み合わせによって規定されてもよい。あるアンテナとある電力は、あるユーザへの伝送に使用されてもよく、異なるアンテナと異なる電力のセットは、別のユーザへの伝送に使用されてもよい。従って、複数のチャネルが、異なるアンテナと異なる電力を使用して、同じ周波数と同じコードで同時に利用可能であってもよい。ノードB102は、WTRU104を、1つ以上のダウンリンク制御チャネル及び1つ以上のアップリンク制御チャネル、並びに1つ以上のダウンリンクデータチャネル及び1つ以上のアップリンクデータチャネルで送受信するように構成してもよい。
【0019】
WTRU104は、ダウンリンク制御チャネル114をリッスンし、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル及びアップリンクデータチャネルについての制御情報を得る。一旦WTRU104にアップリンク制御チャネル112及びダウンリンクデータチャネル116が設定されると、WTRU104は、割り当てられたダウンリンクデータチャネル116、アップリンク制御チャネル112及びアップリンクデータチャネル118で、データの受信あるいは制御情報及びデータ情報の送信を行う。
【0020】
制御情報には、スケジューリング情報、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を含んでもよい。パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報は、送信時間間隔(TTI)ごとに送信する必要がある。スケジューリング情報は、TTIごとに送信してもよいし、必要に応じて送信してもよい。
【0021】
パケット解読情報は、変調スキーム、符号化レート及びパケットサイズを含んでもよい。変調スキーム、符号化レート及びパケットサイズに関する情報は、無線伝送の1つのパラメータに複合してもよい。
【0022】
受信プロセス情報には、H−ARQプロセスID、新データ表示、冗長度バージョン、パケットシーケンス番号及び送信機のステータス情報を含んでもよい。H−ARQプロセスIDは、非同期H−ARQだけに必要であり、同期H−ARQには必要ない。冗長度バージョンは、新しいデータを示すためにも使用してもよい。パケットシーケンス番号は、送信機のH−ARQプロセス内のパケットのシーケンス番号を示す。これは、再送及び前に失敗した伝送をソフトまたはハード合成するのに役立つパラメータである。ステータス情報は、H−ARQ支援ARQ動作(H-ARQ assisted ARQ operation)で使用してもよく、そこでは、H−ARQと一緒に、進行中の伝送ステータスを表すフィードバック情報を報告してもよい。
【0023】
フィードバック情報には、H−ARQ ACK/NACK、制御チャネルのCQI、データチャネルのCQI、パケットシーケンス番号、H−ARQプロセスID、受信機のステータス情報、送信ダイバーシティ情報(送信ダイバーシティをサポートする位相情報及び振幅情報)、及び電力制御情報を含んでもよい。
【0024】
スケジューリング情報は、スケジューリング要求またはスケジューリング応答である。スケジューリング応答は、ノードB102からWTRU104へ送信され、スケジューリング要求は、WTRU104からノードB102へ送信される。スケジューリング応答は、副ダウンリンク制御チャネルへのリソース割り当て(適用可能な場合)、ダウンリンクデータチャネル116へのリソース割り当て、アップリンク制御チャネル112へのリソース割り当て、アップリンクデータチャネル118へのリソース割り当て、及び必要な場合アップリンクタイミング調整の少なくとも1つを含んでもよい。副ダウンリンク制御チャネルは、ポイントツーポイントサービスに関して1つのWTRU104への個別制御チャネルであり、ポイントツーマルチポイントサービスの場合は多分いくつかのWTRUへの個別制御チャネルである。WTRU104は、副制御チャネルを示すリソース割り当てに続いて、チャネルをリッスンし復号化する。WTRU104は、アップリンクスロットで正しく送信するためにフレーム配列タイミングを必要とする。WTRU104のクロックは時間とともにドリフトし、伝搬遅延は移動によって変化するので、WTRU104は、ノードB102からのフィードバックに基づき、そのクロックを調整する必要がある。この情報は、ノードB102が指定範囲外の受信を検出するときはいつも送信される。
【0025】
従来の3GPP規格では、無線リソースは、HSDPAに対してはTTIごとに、HSUPAに対しては無期限に割り当てられる。無線リソースの割り当てに融通性をもたらすために、継続期間フィールドを付加し、各リソース割り当てが、物理リソース割り当て情報及び物理リソース割り当てが有効である期間を示す継続期間を含んでもよい。継続期間は、WTRU104へのあるTTIの継続的な割り当てであってもよいし、リソースの一定時間の周期的割り当てであってもよい。例えば、継続期間フィールドは、「n」TTIで示されてもよく、ここで「n」は1から無限の値を有してもよい。「1」の値は、リソースが1つのTTIに割り当てられることを示し、「無限」の値はリソースの無限の割り当てを示す。リソースが無限の期間割り当てられる場合、WTRU104は、リソースの解放について明示的に通知される。
【0026】
スケジューリング応答は、ダウンリンク制御チャネル114で別々に送信されてもよい。あるいは、スケジューリング応答は、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報の少なくとも1つを持つ信号パケットに多重されてもよい。あるいは、スケジューリング応答は、データパケットに便乗して(piggyback)ダウンリンクデータチャネル116で送信されてもよい。
【0027】
あるいは、2つの個別のダウンリンク制御チャネルが、WTRU104に割り当てられてもよく(すなわち、主(primary)ダウンリンク制御チャネル及び副(secondary)ダウンリンク制御チャネル)、スケジューリング応答は、主ダウンリンク制御チャネルを介して送信されてもよく、他の制御情報(すなわち、パケット解読情報、受信プロセス情報、タイミング調整及びフィードバック情報)は、副ダウンリンク制御チャネルを介して送信されてもよい。主ダウンリンク制御チャネルを複数のWTRUで共用し、副ダウンリンク制御チャネルをポイントツーポイントサービスに関しては1つのWTRUで専用し、ポイントツーマルチポイントサービスに関してはWTRUのセットで専用することが好ましい。主ダウンリンク制御チャネルは、全WTRUがリッスンしている共通制御チャネルである。副制御チャネルは、特定の主制御チャネルでアドレス指定された特定のWTRUだけがリッスンする個別制御チャネルである。
【0028】
スケジューリング要求は、各サービスタイプもしくは各データフローに対するバッファ使用率と、関連サービス品質(QoS)要件と、各サービスに対する最初のパケットのキューの時間と、WTRU電力ヘッドルーム(すなわち、要求されたアップリンクリソースチャネルに対して利用可能な電力)などの情報の全部または一部を有してもよい。スケジューリング要求は、アップリンク制御チャネル112で別々に送信されてもよいし、他の制御情報に便乗してアップリンク制御チャネル112で送信されてもよいし、アップリンクデータに便乗してアップリンクデータチャネル118で送信されてもよいし、アップリンクデータチャネル118で個別のパケットによって送信されてもよいし、またランダムアクセスチャネル(RACH)(図1に示さず)を介して送信されてもよい。好ましくは、アクティブ送信中に(すなわち、アップリンク制御チャネル112が存在する)、スケジューリング要求は、他の制御情報に便乗してアップリンク制御チャネル112で送信される。アップリンク制御チャネル112がない場合、スケジューリング要求は、RACHで送信されるのが好ましい。
【0029】
アップリンク制御チャネル112及びダウンリンク制御チャネル114での制御情報の送信に関して、全制御情報を所与のTTIで送信する必要はないので、制御情報は2つの部分に分割されてもよい。制御情報は、特殊ビットを有して、制御チャネルがダウンリンク制御情報だけを有するかそれともアップリンク制御情報だけを有するか、並びに制御チャネルがフィードバック情報を有するかそれとも他の制御情報を有するかを示してもよい。特殊ビットは、制御チャネルがブロードキャスト情報、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)、周期的サービスに関する永続的スケジューリング情報、ページング情報またはWTRUのグループに関する制御情報を含むかどうかも示してもよい。
【0030】
ノードB102からWTRU104へのアップリンク制御情報は、送信フィードバック情報を有してもよい。WTRU104からノードB102へのダウンリンク制御情報は、フィードバック情報だけを有する。WTRU104からノードB102へのアップリンク制御情報は、パケット解読情報、受信プロセス情報及びスケジューリング要求(必要な場合)を有する。ノードB102からWTRU104へのダウンリンク制御情報は、解読情報、受信プロセス情報及びスケジュール応答(必要な場合)を有する。
【0031】
好ましい実施形態では、全制御情報を含むただ1つのパケットが使用されてもよい。あるいは、複数のパケットが使用されてもよい。ただ1つのパケットは、ダウンリンクとアップリンクの両方で必要なダウンリンク制御情報とアップリンク制御情報のすべてを収容する。制御パケットは、解読情報、受信プロセス情報、フィードバック情報及びスケジューリング情報(すなわち、スケジューリング要求またはスケジューリング応答)を収容する。アクティブ情報要素を示すために、何らかの表示が制御パケットに含まれてもよい。
【0032】
ダウンリンク制御チャネル114及びアップリンク制御チャネル112は、全WTRUに対する共用チャネルでもよいし、ただ1つのWTRUまたはWTRUのグループに割り当てられる個別チャネルでもよい。アップリンク制御チャネル112は、複数のWTRU間で衝突が起こり得ることから、共用チャネルではないことが好ましい。
【0033】
アップリンク制御チャネル112は、アクティブアップリンクデータ転送中及び/またはアクティブダウンリンクデータ転送中にだけ、WTRU104に割り当てられてもよい(すなわち、必要に応じて)。あるいは、アップリンク制御チャネル112は、休止状態でさえWTRU104に割り当てられてもよい。ダウンリンク制御チャネルとアップリンク制御チャネルの設定に関する4つの代替案を表5に要約する。方法3と方法4が、好ましい代替案である。
【0034】
【表5】

【0035】
ダウンリンク制御チャネルが1つで、TTI毎にリソース割り当てを行うシステム動作例について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の一実施形態による制御パケット及びデータパケットの伝送に関する例示のプロセス200のフロー図である。WTRUは、ダウンリンク制御チャネル114をリッスンしている(ステップ202)。一旦WTRU104が、ノードB102からダウンリンク制御チャネル114で自装置宛の制御情報を取得すると、WTRU104は、スケジューリング情報(例えば、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル及びアップリンクデータチャネルに対するリソース割り当て)、パケット解読情報、及び受信プロセス情報(例えば、符号化レート、変調スキーム、パケットサイズ、H−ARQプロセスID、冗長度バージョンなど)を取得する。制御パケットは、フィードバック情報(すなわち、前のアップリンクデータパケットのH−ARQ ACK/NACK及びCQI)も含んでもよい。WTRU104は、スケジューリング情報を受信し、ダウンリンクデータチャネル116、アップリンク制御チャネル112及びアップリンクデータチャネル118を設定する(ステップ204)。
【0036】
ノードB102は、ダウンリンクデータチャネル116を介してWTRU104にデータパケットを送信する(ステップ206)。WTRU104は、ダウンリンクデータチャネル116でダウンリンクデータパケットを受信し、ダウンリンク制御チャネル114を介して制御パケットで受信したパケット解読情報及び受信プロセス情報に基づき、データパケットを復号化し処理する(ステップ208)。
【0037】
WTRU104は、ダウンリンクデータパケットに、フィードバック情報(すなわち、ACK/NACK)を収容する制御パケットで応答する(ステップ210)。必要な場合、WTRU104は、アップリンク送信に関するスケジューリング要求、パケット解読情報及び受信プロセス情報(すなわち、符号化レート、変調スキーム、パケットサイズ、H−ARQプロセスID、冗長度バージョンなど)も送信してもよく、続いてアップリンクデータパケットを送信してもよい(ステップ210、212)。ノードB102は、アップリンク制御チャネルを介して受信した制御パケット内の制御情報を使用して、WTRU104からアップリンクデータパケットを受信し処理する(ステップ214)。
【0038】
主ダウンリンク制御チャネル、副ダウンリンク制御チャネル及び継続期間ベースのリソース割り当てを有するシステム動作例について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の別の実施形態による制御パケット及びデータパケットの伝送の例示のプロセス300のフロー図である。2つのダウンリンク制御チャネル(すなわち、主ダウンリンク制御チャネル及び副ダウンリンク制御チャネル)がある。主制御チャネル(共通制御チャネルと呼ばれてもよい)については、各WTRU104が知っており、モニタする。各WTRU104は、主チャネルでノードB102から自装置宛の制御情報を受信する。ノードB102は、主ダウンリンク制御チャネルでスケジューリング情報を送信する(ステップ302)。スケジューリング情報は、副ダウンリンク制御チャネル、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル及びアップリンクデータチャネルに対するリソース割り当てを含む。副ダウンリンク制御チャネルは、WTRU104宛の個別制御チャネルである。スケジューリング情報の受信時、WTRU104は、副ダウンリンク制御チャネル、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル及びアップリンクデータチャネルを設定する(ステップ304)。
【0039】
ノードB102は、副ダウンリンク制御チャネルで制御情報(すなわち、符号化レート、変調スキーム、パケットサイズ、H−ARQプロセスID、冗長度バージョンなどのパケット関連情報)を送信する(ステップ306)。ノードB102は、副ダウンリンク制御チャネルでフィードバック情報(すなわち、前のアップリンクデータパケットのACK/NACK及びCQI)を送信してもよい。次いでノードB102は、ダウンリンクデータチャネルを介してWTRU104にデータパケットを送信する(ステップ308)。WTRU104は、副ダウンリンク制御チャネルで受信した制御情報に基づき、データパケットを復号化し処理する(ステップ310)。WTRU104は、アップリンク制御チャネルを介してデータパケットに対するフィードバック情報(すなわち、ACK/NACK)を収容する制御パケットを送信する(ステップ312)。必要な場合、WTRU104は、アップリンク制御チャネルを介して、フィードバックと一緒にアップリンク送信のためのスケジューリング要求及びパケット関連情報を送信してもよい。次いでWTRU104は、アップリンクデータチャネルを介してアップリンクデータパケットを送信してもよい(ステップ314)。ノードB102は、アップリンク制御チャネルを介して受信した制御情報に基づき、アップリンクデータパケットを受信し、復号化し、処理する(ステップ316)。主制御チャネルが、指定の期間、副制御チャネル及びデータ伝送チャネルを配分する場合、WTRU104は、継続的に(すなわち、各TTI)または周期的に(すなわち、複数のTTIにまたがる受信パターンに従って)、配分期間中に配分されたチャネルを受信する。
【0040】
アクティブH−ARQプロセスに対するH−ARQ制御パケットは、必要に応じて送信されてもよい。H−ARQ情報(H−ARQプロセスID、新データ表示及び冗長度バージョンなど)が次のパケット(例えば、次のデータパケットのヘッダ)に含まれる場合、TTIごとにスケジューリング情報を送信する必要はない。スケジューリング情報のためのダウンリンク制御パケットは、リソース配分、変調スキームまたはパケットサイズに変更がある場合だけ送信される。
【0041】
制御情報は、データパケットに便乗してもよい。制御情報(ACK/NACK、CQI、スケジューリング応答、またはスケジューリング要求など)は、データパケットのデータに便乗してもよい。このことは、アップリンクH−ARQプロセスもダウンリンクH−ARQプロセスもアクティブであるとき、特に役に立つ。ダウンリンクデータパケットは、ACK/NACK、CQI及びスケジューリング応答を運んでもよい。アップリンクデータパケットは、ACK/NACK、CQI及びスケジューリング要求を運んでもよい。
【0042】
あるいは、2つのアップリンク制御チャネル(すなわち、主アップリンク制御チャネル及び副アップリンク制御チャネル)が用意されてもよい。主アップリンク制御チャネルは、リソース要求を送信するために使用され、副制御チャネルは、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を送信するために使用される。
【0043】
ダウンリンクリソース配分は、暗黙のうちにアップリンクリソース配分を意味してもよい。例えば、WTRU104にダウンリンクでHSDPA用のリソースが割り当てられるとき、アップリンクで特定のリソースがデータ及び/または制御(ACK/NACK、小データパケット及びアップリンク送信用のスケジューリング要求など)の送信に割り当てられることを暗黙のうちに意味してもよい。アップリンクデータチャネル及びアップリンク制御チャネルは、ダウンリンクデータチャネルまたはダウンリンク制御チャネルから時間または周波数の固定オフセットを有してもよく、WTRU104は、固定オフセットに基づきアップリンクチャネルを設定してもよい。
【0044】
ノードB102は、アップリンク送信用の送信電力、パケットサイズ、変調スキーム、符号化レート及びH−ARQプロセスに関して決定をしてもよい。この場合、アップリンクデータパケット用の制御情報は、ノードB102からダウンリンク制御チャネルを介してWTRU104に送信される。
【0045】
WTRU104は、ダウンリンク制御チャネルをモニタするよう要求される。時分割多重(TDM)システムの場合、WTRU104は、WTRU104に割り当てられていないタイムスロット中スリープしてもよく、割り当てられたタイムスロット中は制御チャネルをリッスンするためにウェイクアップしてもよい。
【実施例1】
【0046】
1.WTRU及びノードBを含む無線通信システムにおいて、高速ダウンリンク及び高速アップリンクをサポートする制御情報を提供する方法。
【0047】
2.ダウンリンク伝送とアップリンク伝送の両方に関するダウンリンク制御情報を伝達するために、ノードBがWTRUに少なくとも1つのダウンリンク制御チャネルを割り当てるステップを含む実施形態1の方法。
【0048】
3.ダウンリンク伝送とアップリンク伝送の両方に関するアップリンク制御情報を伝達するために、ノードBがWTRUに少なくとも1つのアップリンク制御チャネルを割り当てるステップを含む実施形態1乃至2のいずれかの方法。
【0049】
4.ノードBとWTRUが、ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルを介して、それぞれダウンリンク制御情報及びアップリンク制御情報を通信するステップを含む実施形態3の方法。
【0050】
5.WTRUが、ダウンリンク制御情報に基づきダウンリンクデータを受信するステップを含む実施形態4の方法。
【0051】
6.WTRUが、アップリンク制御情報に基づきアップリンクデータを送信するステップを含む実施形態4乃至5のいずれかの方法。
【0052】
7.ノードBが、アップリンク制御情報に基づきアップリンクデータを受信するステップを含む実施形態4乃至6のいずれかの方法。
【0053】
8.ノードBが、ダウンリンク制御情報に基づきダウンリンクデータを送信するステップを含む実施形態4乃至7のいずれかの方法。
【0054】
9.ダウンリンク制御情報及びアップリンク制御情報は、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報の少なくとも1つを含む実施形態4乃至8のいずれかの方法。
【0055】
10.ダウンリンク制御情報及びアップリンク制御情報は、スケジューリング情報を含む実施形態4乃至9のいずれかの方法。
【0056】
11.スケジューリング情報は、スケジューリング要求情報及びスケジューリング応答情報を含む実施形態10の方法。
【0057】
12.スケジューリング情報を、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報の少なくとも1つと多重化する実施形態10乃至11のいずれかの方法。
【0058】
13.ダウンリンク制御チャネルは、主ダウンリンク制御チャネル及び副ダウンリンク制御チャネルを含む実施形態2乃至12のいずれかの方法。
【0059】
14.主ダウンリンク制御チャネルは全WTRUに対する共用制御チャネルであり、副制御チャネルは少なくとも1つのWTRUに対する個別制御チャネルである実施形態13の方法。
【0060】
15.スケジューリング情報を、主ダウンリンク制御チャネルを介して伝送し、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を、副ダウンリンク制御チャネルを介して伝送する実施形態13乃至14のいずれかの方法。
【0061】
16.パケット解読情報、受信プロセス情報、フィードバック情報及びスケジューリング情報の少なくとも1つが、データパケットに便乗する実施形態9乃至15のいずれかの方法。
【0062】
17.スケジューリング情報をTTIごとに提供する実施形態10乃至16のいずれかの方法。
【0063】
18.スケジューリング情報を必要に応じて提供する実施形態10乃至17のいずれかの方法。
【0064】
19.スケジューリング情報は、リソース割り当て及び継続期間を含み、当該継続期間は、リソース割り当てが有効である期間を示す実施形態10乃至18のいずれかの方法。
【0065】
20.ノードBからWTRUに送信するスケジューリング情報は、ダウンリンクデータチャネルへのリソース割り当て、アップリンクデータチャネルへのリソース割り当て、アップリンク制御チャネルへのリソース割り当て、及びタイミング調整情報の少なくとも1つを含む実施形態10乃至19のいずれかの方法。
【0066】
21.タイミング調整情報を個別のパケットによって伝送する実施形態20の方法。
【0067】
22.パケット解読情報は、変調スキーム、符号化レート及びパケットサイズの少なくとも1つを含む実施形態9乃至21のいずれかの方法。
【0068】
23.受信プロセス情報は、H−ARQプロセスID、新データ表示、冗長度バージョン、パケットシーケンス番号及びステータス情報の少なくとも1つを含む実施形態9乃至22のいずれかの方法。
【0069】
24.フィードバック情報は、ACK/NACK表示、CQI、パケットシーケンス番号、H−ARQプロセスID、ステータス情報、送信ダイバーシティ情報及び電力制御情報の少なくとも1つを含む実施形態9乃至23のいずれかの方法。
【0070】
25.ダウンリンク制御情報とアップリンク制御情報とを、個別の制御チャネルを通じて別々に送信する実施形態3乃至24のいずれかの方法。
【0071】
26.ダウンリンク制御情報とアップリンク制御情報とを、1つの制御チャネルを介して同時に送信する実施形態3乃至24のいずれかの方法。
【0072】
27.ダウンリンク制御チャネルを、ダウンリンクに関してアクティブデータ転送があるときだけWTRUに割り当て、アップリンク制御チャネルを、アップリンクに関してアクティブデータ転送があるときだけWTRUに割り当てる実施形態3乃至26のいずれかの方法。
【0073】
28.ダウンリンク制御チャネルを、ダウンリンクに関してアクティブデータ転送がないにもかかわらずWTRUに割り当て、アップリンク制御チャネルを、アップリンクに関してアクティブデータ転送がないにもかかわらずWTRUに割り当てる実施形態3乃至26のいずれかの方法。
【0074】
29.ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの少なくとも1つは、共用チャネルである実施形態3乃至28のいずれかの方法。
【0075】
30.ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの少なくとも1つは、個別チャネルである実施形態3乃至28のいずれかの方法。
【0076】
31.ノードBが送信するスケジューリング応答情報は、アップリンク送信に対するリソース割り当てを含む実施形態11乃至30のいずれかの方法。
【0077】
32.無線通信システムは、TDDシステムである実施形態1乃至31のいずれかの方法。
【0078】
33.WTRUは、WTRUに割り当てられていないタイムスロット中スリープする実施形態32の方法。
【0079】
34.ノードBからWTRUに送信するスケジューリング情報は、ダウンリンクリソース割り当てを含み、アップリンクリソース割り当ては、ダウンリンクリソース割り当てから暗示的に得られる実施形態10乃至33のいずれかの方法。
【0080】
35.アップリンク制御チャネルは、主アップリンク制御チャネル及び副アップリンク制御チャネルを含む実施形態3乃至34のいずれかの方法。
【0081】
36.スケジューリング情報を、主アップリンク制御チャネルを介して伝送し、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を、副アップリンク制御チャネルを介して伝送する実施形態35の方法。
【0082】
37.ダウンリンク制御チャネルは、制御情報の種類を特定するための表示ビットを含む実施形態2乃至36のいずれかの方法。
【0083】
38.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがダウンリンク制御情報だけを有することを特定する実施形態37の方法。
【0084】
39.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがアップリンク制御情報だけを有することを特定する実施形態37の方法。
【0085】
40.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがブロードキャスト情報を有することを特定する実施形態37の方法。
【0086】
41.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがMBMS制御情報を有することを特定する実施形態37の方法。
【0087】
42.表示ビットは、制御チャネルが永続的スケジューリング情報を有することを特定する実施形態37の方法。
【0088】
43.表示ビットは、制御チャネルがページング情報を有することを特定する実施形態37の方法。
【0089】
44.高速ダウンリンク及び高速アップリンクをサポートする制御情報を提供する無線通信システム。
【0090】
45.WTRUに少なくとも1つのダウンリンク制御チャネルを割り当てるように構成されたノードBを備える実施形態44のシステム。
【0091】
46.ダウンリンク制御チャネルが、ダウンリンクとアップリンクの両方に関するダウンリンク制御情報を伝達するために用意される実施形態45のシステム。
【0092】
47.ノードBが、WTRUに少なくとも1つのアップリンク制御チャネルを割り当てる実施形態44乃至46のいずれかのシステム。
【0093】
48.ダウンリンクとアップリンクの両方に関するアップリンク制御情報を伝達するために、アップリンク制御チャネルを用意する実施形態47のシステム。
【0094】
49.ノードBが、ダウンリンク制御チャネルを介してWTRUにダウンリンク制御情報を送信し、アップリンク制御情報及びダウンリンク制御情報に基づき、それぞれアップリンクデータ受信及びダウンリンクデータ送信の少なくとも1つを実行する実施形態47乃至48のいずれかのシステム。
【0095】
50.WTRUが、アップリンク制御チャネルを介してノードBにアップリンク制御情報を送信し、ダウンリンク制御情報及びアップリンク制御情報に基づき、それぞれダウンリンクデータ受信及びアップリンクデータ送信の少なくとも1つを実行するように構成された実施形態47乃至48のいずれかのシステム。
【0096】
51.制御情報は、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報の少なくとも1つを含む実施形態46乃至50のいずれかのシステム。
【0097】
52.制御情報は、スケジューリング情報を含む実施形態46乃至51のいずれかのシステム。
【0098】
53.スケジューリング情報は、スケジューリング要求情報及びスケジューリング応答情報を含む実施形態52のシステム。
【0099】
54.スケジューリング情報を、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報の少なくとも1つと多重化する実施形態52乃至53のいずれかのシステム。
【0100】
55.ダウンリンク制御チャネルは、主ダウンリンク制御チャネル及び副ダウンリンク制御チャネルを含む実施形態45乃至54のいずれかのシステム。
【0101】
56.主ダウンリンク制御チャネルは全WTRUに対する共用制御チャネルであり、副制御チャネルは少なくとも1つのWTRUに対する個別制御チャネルである実施形態55のシステム。
【0102】
57.スケジューリング情報を、主ダウンリンク制御チャネルを介して伝送し、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を、副ダウンリンク制御チャネルを介して伝送する実施形態55乃至56のいずれかのシステム。
【0103】
58.パケット解読情報、受信プロセス情報、フィードバック情報及びスケジューリング情報の少なくとも1つが、データパケットに便乗する実施形態51乃至57のいずれかのシステム。
【0104】
59.スケジューリング情報をTTIごとに提供する実施形態52乃至58のいずれかのシステム。
【0105】
60.スケジューリング情報を必要に応じて提供する実施形態52乃至58のいずれかのシステム。
【0106】
61.スケジューリング情報は、リソース割り当て及び継続期間を含み、当該継続期間は、リソース割り当てが有効である期間を示す実施形態52乃至60のいずれかのシステム。
【0107】
62.ノードBからWTRUに送信するスケジューリング応答情報は、ダウンリンクデータチャネルへのリソース割り当て、アップリンクデータチャネルへのリソース割り当て、アップリンク制御チャネルへのリソース割り当て、及びタイミング調整情報の少なくとも1つを含む実施形態53乃至61のいずれかのシステム。
【0108】
63.タイミング調整情報を個別のパケットによって伝送する実施形態62のシステム。
【0109】
64.パケット解読情報は、変調スキーム、符号化レート及びパケットサイズの少なくとも1つを含む実施形態51乃至63のいずれかのシステム。
【0110】
65.受信プロセス情報は、H−ARQプロセスID、新データ表示、冗長度バージョン、パケットシーケンス番号及びステータス情報の少なくとも1つを含む実施形態51乃至64のいずれかのシステム。
【0111】
66.フィードバック情報は、ACK/NACK表示、CQI、パケットシーケンス番号、H−ARQプロセスID、ステータス情報、送信ダイバーシティ情報及び電力制御情報の少なくとも1つを含む実施形態51乃至65のいずれかのシステム。
【0112】
67.ダウンリンク制御情報とアップリンク制御情報とを、個別の制御チャネルを通じて別々に送信する実施形態47乃至66のいずれかのシステム。
【0113】
68.ダウンリンク制御情報とアップリンク制御情報とを、1つの制御チャネルを介して同時に送信する実施形態47乃至66のいずれかのシステム。
【0114】
69.ダウンリンク制御チャネルを、ダウンリンクに関してアクティブデータ転送があるときだけWTRUに割り当て、アップリンク制御チャネルを、アップリンクに関してアクティブデータ転送があるときだけWTRUに割り当てる実施形態47乃至68のいずれかのシステム。
【0115】
70.ダウンリンク制御チャネルを、ダウンリンクに関してアクティブデータ転送がないにもかかわらずWTRUに割り当て、アップリンク制御チャネルを、アップリンクに関してアクティブデータ転送がないにもかかわらずWTRUに割り当てる実施形態47乃至68のいずれかのシステム。
【0116】
71.ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの少なくとも1つは、共用チャネルである実施形態47乃至70のいずれかのシステム。
【0117】
72.ダウンリンク制御チャネル及びアップリンク制御チャネルの少なくとも1つは、個別チャネルである実施形態47乃至70のいずれかのシステム。
【0118】
73.ノードBが送信するスケジューリング応答情報は、アップリンク送信に対するリソース割り当てを含む実施形態53乃至72のいずれかのシステム。
【0119】
74.無線通信システムは、TDDシステムである実施形態44乃至73のいずれかのシステム。
【0120】
75.WTRUは、WTRUに割り当てられていないタイムスロット中スリープする実施形態74のシステム。
【0121】
76.ノードBからWTRUに送信するスケジューリング情報は、ダウンリンクリソース割り当てを含み、アップリンクリソース割り当ては、ダウンリンクリソース割り当てから暗示的に得られる実施形態52乃至75のいずれかのシステム。
【0122】
77.アップリンク制御チャネルは、主アップリンク制御チャネル及び副アップリンク制御チャネルを含む実施形態47乃至76のいずれかのシステム。
【0123】
78.スケジューリング情報を、主アップリンク制御チャネルを介して伝送し、パケット解読情報、受信プロセス情報及びフィードバック情報を、副アップリンク制御チャネルを介して伝送する実施形態77のシステム。
【0124】
79.ダウンリンク制御チャネルは、制御情報の種類を特定するための表示ビットを有する実施形態45乃至78のいずれかのシステム。
【0125】
80.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがダウンリンク制御情報だけを有することを特定する実施形態79のシステム。
【0126】
81.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがアップリンク制御情報だけを有することを特定する実施形態79のシステム。
【0127】
82.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがブロードキャスト情報を有することを特定する実施形態79のシステム。
【0128】
83.表示ビットは、ダウンリンク制御チャネルがマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)制御情報を有することを特定する実施形態79のシステム。
【0129】
84.表示ビットは、制御チャネルが永続的スケジューリング情報を有することを特定する実施形態79のシステム。
【0130】
85.表示ビットは、制御チャネルがページング情報を有することを特定する実施形態79のシステム。
【0131】
本発明の機能及び構成要素について、特定の組み合わせによる好ましい実施形態で記述したが、各機能または各構成要素は、好ましい実施形態の他の機能及び他の構成要素なしに単独で使用されてもよいし、本発明の他の機能及び他の構成要素の有無にかかわらずに種々の組み合わせで使用されてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される方法であって、
前記方法は、
プライマリダウンリンク制御チャネル介して、第1のダウンリンクデータチャネルおよびセカンダリダウンリンク制御チャネルについてのダウンリンクリソース割り当てを受信するステップと、
前記第1のダウンリンクデータチャネルについての前記ダウンリンクリソース割り当てに基づいて前記第1のダウンリンクデータチャネルを処理するステップと、
前記セカンダリダウンリンク制御チャネルについての前記ダウンリンクリソース割り当てに基づいて前記セカンダリダウンリンク制御チャネルを処理するステップと、
前記セカンダリダウンリンク制御チャネルから得られるセカンダリダウンリンク制御情報に基づいて第2のダウンリンクデータチャネルを処理するステップであって、前記プライマリダウンリンク制御チャネル、セカンダリダウンリンク制御チャネル、第1のダウンリンクデータチャネル、および第2のダウンリンクデータチャネルは、時間および周波数リソースのそれぞれの組み合わせを利用する、ステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記セカンダリダウンリンク制御チャネルを処理するステップは、前記セカンダリダウンリンク制御チャネルを介して前記セカンダリダウンリンク制御情報を得るステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セカンダリダウンリンク制御情報は、スケジューリング情報、復号情報、受信プロセス情報、およびフィードバック情報のいずれか、または任意の組み合わせを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−249314(P2012−249314A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−165142(P2012−165142)
【出願日】平成24年7月25日(2012.7.25)
【分割の表示】特願2011−285921(P2011−285921)の分割
【原出願日】平成18年10月4日(2006.10.4)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】