麻雀点数算出方法
【課題】携帯機器を用いて、競技者が普段利用している麻雀牌、麻雀卓においても、和了した際の点数を自動的に計算する。
【解決手段】携帯機器に、撮像手段と、表示部と、キー入力部を設け、撮像手段によって、和了した際の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別ごとに分けて撮影された牌画像と、撮像手段によって撮影されたドラ表示牌の牌画像から牌情報を識別し、ユーザから入力された識別結果の修正情報と、和了した時の和了状況情報と、和了した時の場の状況と、ルール情報とに基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算して、あがり点を算出し、当該あがり点を携帯機器の表示部に表示する。
【解決手段】携帯機器に、撮像手段と、表示部と、キー入力部を設け、撮像手段によって、和了した際の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別ごとに分けて撮影された牌画像と、撮像手段によって撮影されたドラ表示牌の牌画像から牌情報を識別し、ユーザから入力された識別結果の修正情報と、和了した時の和了状況情報と、和了した時の場の状況と、ルール情報とに基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算して、あがり点を算出し、当該あがり点を携帯機器の表示部に表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、麻雀点数算出方法に係り、特に、携帯機器(例えば、携帯電話機等)を用いて麻雀のあがり点を競技者に代わって自動的に算出する麻雀点数算出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、麻雀ゲーム、麻雀競技において、和了した際のあがり点を自動的に算出する方法として、ICチップなどを埋め込んだ専用の麻雀牌を使用する方法が知られている。(下記、特許文献1参照)
【0003】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献1】特開2003−154161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した方法によれば、麻雀卓に、ICチップの情報を読み取るための装置が必要となるため、専用の全自動麻雀卓でしか利用することができないという問題があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、携帯機器を用いて、競技者が普段利用している麻雀牌、麻雀卓においても、和了した際のあがり点を自動的に計算することが可能な麻雀点数算出方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)撮像手段と、表示部と、キー入力部とを有する携帯機器を用いて、麻雀の上がり点を計算する麻雀点数算出方法であって、前記携帯機器は、各種ルール情報を格納するルール記憶部と、あがり手牌の牌情報を、門前牌、副露牌、和了牌毎に格納する手牌データ記憶部と、ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部と、ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を格納する和了状況データ記憶部と、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を格納する場状況データ記憶部とを有し、前記撮像手段により、和了した時の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別毎に分けて撮影した牌画像から牌情報を識別し、当該牌情報を手牌データ記憶部に格納するステップ1と、前記撮像手段により撮影されたドラ表示牌の牌画像からドラ牌情報を識別し、当該ドラ牌情報をドラ牌データ記憶部に格納するステップ2と、前記手牌データ記憶部から牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ3と、前記ステップ3において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記手牌データ記憶部に格納されている牌情報に反映させるステップ4と、前記ドラ牌データ記憶部からドラ牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ5と、前記ステップ5において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記ドラ牌データ記憶部に格納されているドラ牌情報に反映させるステップ6と、ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、和了状況情報を前記ユーザに入力させるステップ7と、前記ステップ7において、前記ユーザから入力された和了状況情報を前記和了状況データ記憶部に格納するステップ8と、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、場状況情報を前記ユーザに入力させるステップ9と、前記ステップ9において、前記ユーザから入力された場状況情報を前記場状況データ記憶部に格納するステップ10と、前記ルール記憶部に格納されたルール情報、前記手牌データ記憶部に格納された牌情報、前記ドラ牌データ記憶部に格納されたドラ牌情報、前記和了状況データ記憶部に格納された和了状況情報、前記場状況データ記憶部に格納された場状況情報を読み出し、それらの情報に基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算してあがり点を算出し、当該あがり点を前記表示部に表示するステップ11とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の麻雀点数算出方法によれば、携帯機器を用いて、競技者が普段利用している麻雀牌、麻雀卓においても、和了した際のあがり点を自動的に計算することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施例では、携帯機器として、携帯電話機を使用する場合について説明する。
図1は、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実現するための携帯電話の概略構成を示す制御ブロック図である。
図1において、101は携帯電話機本体、102は携帯電話機の中枢をコントロールする制御部、103はユーザ向けの各種情報を表示する表示部、104はユーザからの各種情報の入力を行うキー入力部、105は牌の撮像機能を提供するカメラ、106は各種データを格納しておく記憶部である。
記憶部106内には、本実施例の麻雀点数算出方法を実現するためのプログラムを格納するプログラム記憶部107、各種ルール情報を格納するルール記憶部108、あがり手牌の門前牌、副露牌、和了牌の牌情報を格納する手牌データ記憶部109、ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部110、ツモあがりか、ロンあがりか、リーチの有無などの和了の状況の情報を格納する和了状況データ記憶部111、並びに、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間かなどの場の状況の情報を格納する場状況データ記憶部112が設けられる。
【0008】
次に、ある競技者が和了した際の上がり点を計算する、本実施例の麻雀点数算出方法について具体的に説明する。
図2(a)〜図2(e)は、図1に示す制御部102における、本実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
始めに、ステップ201のルール修正要求発生・検出処理ブロックにおいて、ユーザによるルールの修正(喰いタンありなし、後付けありなし等などのローカルルールを反映するなど)を行うかの確認をする選択画面を表示部103に表示し、ユーザにキー入力により選択させる。ルールの修正を行う場合は、ステップ202のルール修正・ルール修正反映処理ブロックにおいて、図3に示すような、ユーザによるルール修正を受け付けるメニューを表示部103に表示し、ユーザによって行われた修正をルール記憶部108に保存されたルールに反映させる。
なお、図3は、携帯電話機101の表示部103に表示されるルール修正メニュー画面の一例を示す図である。また、このステップ201、ステップ202は、麻雀を始める前に実行してもよい。
【0009】
次に、ステップ203の門前牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、手牌のうちまず門前牌についてのみ、携帯電話機101のカメラ105を用いて、すべてあるいは数回に分けてその一部を撮影するようにユーザに指示をする。
そして、ステップ204の門前牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、撮影された門前牌の撮像データから牌を識別し手牌データ記憶部109のデータに反映させる。なお、ここで、およびこれ以降の撮像データからの牌の識別に用いられる牌識別アルゴリズムについては、OCRソフト等で用いられている既知のものを使用する。
次に、ステップ205の門前牌撮像データ入力終了判定処理ブロックにおいて、門前牌撮像データの入力が終了したか否かの確認画面を表示部103に表示し、まだ全ての門前牌の撮像データを識別できていない場合は、完了するまで、ステップ203とステップ204を繰り返し実施する。
【0010】
次に、ステップ206の副露牌撮像データ入力要求検出処理ブロックにおいて、識別すべき副露牌があるかどうかをユーザに対して選択肢を表示し確認する。
識別すべき副露牌がない場合は、ステップ220に進み、識別すべき副露牌ある場合は、ステップ207の副露牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、手牌のうち副露牌についてのみ、携帯電話機101のカメラ105を用いて、すべてあるいは数回に分けて各面子が分割されず1枚の画像に収まるように撮影するようにユーザに指示をする。
そして、ステップ208の副露牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、撮影された副露牌の撮像データから牌を識別し面子として抜き出す。
副露牌については、面子としての組み合わせが鳴きの時点で固定されるため、順子、明刻子、明槓子、暗槓子のどれであるかを識別する必要がある。
まず、ステップ209の識別副露牌の順子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が3枚の同種の連続した数牌である順子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ210の識別順子の処理ブロックにおいて、識別した順子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
【0011】
順子に該当しない場合は、ステップ211の識別副露牌の明刻子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が3枚の同一牌である明刻子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ212の識別明刻子の処理ブロックにおいて、識別した明刻子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
順子にも明刻子にも該当しない場合は、ステップ213の識別副露牌の明槓子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が4枚の同一牌である明槓子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ214の識別明槓子の処理ブロックにおいて、識別した明槓子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
順子、明刻子、明槓子のいずれにも該当しない場合は、ステップ215の識別副露牌の暗槓子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が4枚の同一牌のうち明槓子と区別するために2枚を裏返しにしたものである暗槓子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ216の識別暗槓子の処理ブロックにおいて、識別した暗槓子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
【0012】
順子、明刻子、明槓子、暗槓子のいずれにも該当しない場合は、ステップ217の識別副露牌の識別不可表示処理ブロックにおいて、識別した副露牌が面子として識別できない旨を表示部103に表示し、ステップ218の識別副露牌のユーザによる修正処理ブロックにおいて、図4に示すようなメニュー画面を表示し、識別副露牌の面子としての修正候補(1枚違いで面子になっていない場合はそれを修正したもの等)を表示しその中あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を行う。
なお、図4は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別副露牌の面子修正メニュー画面の一例を示す図であり、識別副露牌の面子としての修正候補を表示しその中あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を受け付ける画面である。
次に、ステップ219の副露牌撮像データ入力終了判定処理ブロックにおいて、副露牌撮像データの入力が終了したか否かの確認画面を表示部103に表示し、まだ全ての副露牌の撮像データを識別できていない場合は、完了するまでステップ207からステップ219までを繰り返し実施する。
【0013】
次に、ステップ220の和了牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、和了牌を携帯電話機101のカメラ105によって撮影するようにユーザに指示をする。そして、ステップ221の和了牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、入力した和了牌撮像データから牌を識別し手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
次に、ステップ222のドラ表示牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、ドラ表示牌をカンドラ、裏ドラの分を含めて携帯電話機101のカメラ105によって撮影するようにユーザに指示をする。そして、ステップ223のドラ表示牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、入力したドラ表示牌撮像データから牌を識別しドラ牌データ記憶部110のデータに反映させる。
次に、ステップ224の識別手牌・ドラ表示処理ブロックにおいて、識別した手牌とドラ表示牌を、図5に示すように表示部103に表示し、ステップ225のユーザによる手牌・ドラ修正要求検出処理ブロックにおいて、ユーザによる手牌・ドラ牌の修正があるかの確認画面を表示部103に表示し、修正の要求がある場合は、ステップ226のユーザによる手牌・ドラ修正処理ブロックにおいて、図6に示すようなメニュー画面を表示し、ユーザに修正対象牌を選択させ、その修正候補(例えば、二萬と三萬、六索と九索など形状が似たもの)を表示し、その中から、あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を行い、その結果を手牌データ記憶部109、ドラ牌データ記憶部110のデータに反映する。
なお、図5は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別牌表示画面の一例を示す図であり、手牌の識別結果をユーザに提示する画面である。
また、図6は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別牌修正メニュー画面の一例を示す図であり、識別した手牌の中からユーザに修正対象牌を選択させ、その修正候補(例えば、二萬と三萬、六索と九索など形状が似たもの)を表示しその中から、あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を受け付ける画面である。
【0014】
次に、手牌の情報以外に必要となる和了の状況、場の状況の情報についてユーザからの入力を行う。
即ち、ステップ227の和了方法入力処理ブロックにおいて、上がりの形がツモあがりかロンあがりかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
また、ステップ228の自風入力処理ブロックにおいて、自風が何であるかをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映し、あわせて、和了した者が親か子のどちらかであるかの情報も得る。
次に、ステップ229の積み符入力処理ブロックにおいて、積み符がいくつであるかをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映する。
次に、ステップ230の手牌の役満判定処理ブロックにおいて、手牌の役がすでに役満または場風やリーチやツモ方法を考慮しない現時点で13飜以上(数え役満)あるかを判定し、該当する場合は符や飜数の計算が不要となるため、ステップ231からステップ239の処理を省略する。
【0015】
次に、ステップ231の門前判定処理ブロックにおいて、手牌が門前であるかを判定し、門前の場合はリーチの可能性があるため、ステップ232のリーチ有無入力処理ブロックにおいて、リーチしたか、ダブルリーチをしたか、あるいはリーチをかけなかったのどれかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
次に、ステップ233のリーチ有無判定処理ブロックにおいて、リーチまたはダブルリーチがされたかを判定し、リーチまたはダブルリーチがされている場合は、ステップ234のリーチ一発有無入力処理ブロックにおいて、リーチ一発であがったかをどうかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
次に、ステップ235のツモ・ロン判定処理ブロックにおいて、上がりの形がツモまたはロンどちらであったかを判定し、ユーザへの入力確認内容を分岐させる。
ツモあがりの場合は、ステップ236のツモ方法入力処理ブロックにおいて、ツモ方法が普通のツモか、天和(ユーザが子の場合は地和)か、嶺上開花か、海底ツモかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
また、ロンあがりの場合は、ステップ237のロン方法入力処理ブロックにおいて、ロン方法が普通のロンか、人和か、槍槓か、河底ロンかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
【0016】
次に、ステップ238の風牌有無判定処理ブロックにおいて、手牌に風牌(東・南・北・西)が含まれているかを判定し、風牌が含まれている場合は、ステップ239の場風入力処理ブロックにおいて、場風が何かをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映する。
最後に、ユーザからの入力がすべて終了したら、ステップ240の符・飜数計算・あがり点算出処理ブロックにおいて、今まで入力された手牌と和了状況と場状況の情報に基づきルール記憶部108のルールに従って役を判定し、符・飜数の計算を行いあがり点を算出する。なお、ここで用いられる役判定、符・飜数計算、あがり点計算アルゴリズムについては、麻雀のコンピュータゲームソフト等で用いられている既知のものを使用する。
そして、ステップ241の符・飜数・あがり点表示ブロックにおいて、判定した役および算出した符・飜数・あがり点を、図7に示すように表示部103に表示し、終了とする。
なお、図7は、携帯電話機101の表示部103に表示される符・飜数・あがり点表示の一例を示す図であり、判定した役および算出した符・飜数・あがり点をユーザに提示する図である。
【0017】
以上、説明したように、本実施例によれば、麻雀の和了時のあがり点を算出する際に、競技者が手牌を画像として携帯電話機101に取り込み、合わせて補足情報を入力することにより、役を判定し、符及び飜数を計算し、あがり点を自動的に算出し、携帯電話機101の表示部103に表示するようにしたので、通常の麻雀牌、麻雀卓を用いる場合でも、携帯電話機101のみで、あがり点を自動で算出することが可能となり、競技者に対して手軽で安価な上がり点の自動算出方法を提供することができる。
なお、本実施例において、携帯電話機に代えて、カメラ付きの携帯機器を使用することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実現するための携帯電話の概略構成を示す制御ブロック図である。
【図2(a)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(b)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(c)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(d)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(e)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す携帯電話機の表示部に表示されるルール修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図4】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別副露牌の面子修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図5】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別牌表示画面の一例を示す図である。
【図6】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別牌修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図7】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される役・符・飜数・あがり点表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0019】
101 携帯電話機
102 制御部
103 表示部
104 キー入力部
105 カメラ
106 記憶部
107 プログラム記憶部
108 ルール記憶部
109 手牌データ記憶部
110 ドラ牌データ記憶部
111 和了状況データ記憶部
112 場状況データ記憶部
【技術分野】
【0001】
本発明は、麻雀点数算出方法に係り、特に、携帯機器(例えば、携帯電話機等)を用いて麻雀のあがり点を競技者に代わって自動的に算出する麻雀点数算出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、麻雀ゲーム、麻雀競技において、和了した際のあがり点を自動的に算出する方法として、ICチップなどを埋め込んだ専用の麻雀牌を使用する方法が知られている。(下記、特許文献1参照)
【0003】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献1】特開2003−154161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した方法によれば、麻雀卓に、ICチップの情報を読み取るための装置が必要となるため、専用の全自動麻雀卓でしか利用することができないという問題があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、携帯機器を用いて、競技者が普段利用している麻雀牌、麻雀卓においても、和了した際のあがり点を自動的に計算することが可能な麻雀点数算出方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)撮像手段と、表示部と、キー入力部とを有する携帯機器を用いて、麻雀の上がり点を計算する麻雀点数算出方法であって、前記携帯機器は、各種ルール情報を格納するルール記憶部と、あがり手牌の牌情報を、門前牌、副露牌、和了牌毎に格納する手牌データ記憶部と、ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部と、ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を格納する和了状況データ記憶部と、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を格納する場状況データ記憶部とを有し、前記撮像手段により、和了した時の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別毎に分けて撮影した牌画像から牌情報を識別し、当該牌情報を手牌データ記憶部に格納するステップ1と、前記撮像手段により撮影されたドラ表示牌の牌画像からドラ牌情報を識別し、当該ドラ牌情報をドラ牌データ記憶部に格納するステップ2と、前記手牌データ記憶部から牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ3と、前記ステップ3において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記手牌データ記憶部に格納されている牌情報に反映させるステップ4と、前記ドラ牌データ記憶部からドラ牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ5と、前記ステップ5において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記ドラ牌データ記憶部に格納されているドラ牌情報に反映させるステップ6と、ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、和了状況情報を前記ユーザに入力させるステップ7と、前記ステップ7において、前記ユーザから入力された和了状況情報を前記和了状況データ記憶部に格納するステップ8と、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、場状況情報を前記ユーザに入力させるステップ9と、前記ステップ9において、前記ユーザから入力された場状況情報を前記場状況データ記憶部に格納するステップ10と、前記ルール記憶部に格納されたルール情報、前記手牌データ記憶部に格納された牌情報、前記ドラ牌データ記憶部に格納されたドラ牌情報、前記和了状況データ記憶部に格納された和了状況情報、前記場状況データ記憶部に格納された場状況情報を読み出し、それらの情報に基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算してあがり点を算出し、当該あがり点を前記表示部に表示するステップ11とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の麻雀点数算出方法によれば、携帯機器を用いて、競技者が普段利用している麻雀牌、麻雀卓においても、和了した際のあがり点を自動的に計算することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施例では、携帯機器として、携帯電話機を使用する場合について説明する。
図1は、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実現するための携帯電話の概略構成を示す制御ブロック図である。
図1において、101は携帯電話機本体、102は携帯電話機の中枢をコントロールする制御部、103はユーザ向けの各種情報を表示する表示部、104はユーザからの各種情報の入力を行うキー入力部、105は牌の撮像機能を提供するカメラ、106は各種データを格納しておく記憶部である。
記憶部106内には、本実施例の麻雀点数算出方法を実現するためのプログラムを格納するプログラム記憶部107、各種ルール情報を格納するルール記憶部108、あがり手牌の門前牌、副露牌、和了牌の牌情報を格納する手牌データ記憶部109、ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部110、ツモあがりか、ロンあがりか、リーチの有無などの和了の状況の情報を格納する和了状況データ記憶部111、並びに、東場か、南場か、あがった者がどの風の人間かなどの場の状況の情報を格納する場状況データ記憶部112が設けられる。
【0008】
次に、ある競技者が和了した際の上がり点を計算する、本実施例の麻雀点数算出方法について具体的に説明する。
図2(a)〜図2(e)は、図1に示す制御部102における、本実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
始めに、ステップ201のルール修正要求発生・検出処理ブロックにおいて、ユーザによるルールの修正(喰いタンありなし、後付けありなし等などのローカルルールを反映するなど)を行うかの確認をする選択画面を表示部103に表示し、ユーザにキー入力により選択させる。ルールの修正を行う場合は、ステップ202のルール修正・ルール修正反映処理ブロックにおいて、図3に示すような、ユーザによるルール修正を受け付けるメニューを表示部103に表示し、ユーザによって行われた修正をルール記憶部108に保存されたルールに反映させる。
なお、図3は、携帯電話機101の表示部103に表示されるルール修正メニュー画面の一例を示す図である。また、このステップ201、ステップ202は、麻雀を始める前に実行してもよい。
【0009】
次に、ステップ203の門前牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、手牌のうちまず門前牌についてのみ、携帯電話機101のカメラ105を用いて、すべてあるいは数回に分けてその一部を撮影するようにユーザに指示をする。
そして、ステップ204の門前牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、撮影された門前牌の撮像データから牌を識別し手牌データ記憶部109のデータに反映させる。なお、ここで、およびこれ以降の撮像データからの牌の識別に用いられる牌識別アルゴリズムについては、OCRソフト等で用いられている既知のものを使用する。
次に、ステップ205の門前牌撮像データ入力終了判定処理ブロックにおいて、門前牌撮像データの入力が終了したか否かの確認画面を表示部103に表示し、まだ全ての門前牌の撮像データを識別できていない場合は、完了するまで、ステップ203とステップ204を繰り返し実施する。
【0010】
次に、ステップ206の副露牌撮像データ入力要求検出処理ブロックにおいて、識別すべき副露牌があるかどうかをユーザに対して選択肢を表示し確認する。
識別すべき副露牌がない場合は、ステップ220に進み、識別すべき副露牌ある場合は、ステップ207の副露牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、手牌のうち副露牌についてのみ、携帯電話機101のカメラ105を用いて、すべてあるいは数回に分けて各面子が分割されず1枚の画像に収まるように撮影するようにユーザに指示をする。
そして、ステップ208の副露牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、撮影された副露牌の撮像データから牌を識別し面子として抜き出す。
副露牌については、面子としての組み合わせが鳴きの時点で固定されるため、順子、明刻子、明槓子、暗槓子のどれであるかを識別する必要がある。
まず、ステップ209の識別副露牌の順子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が3枚の同種の連続した数牌である順子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ210の識別順子の処理ブロックにおいて、識別した順子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
【0011】
順子に該当しない場合は、ステップ211の識別副露牌の明刻子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が3枚の同一牌である明刻子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ212の識別明刻子の処理ブロックにおいて、識別した明刻子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
順子にも明刻子にも該当しない場合は、ステップ213の識別副露牌の明槓子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が4枚の同一牌である明槓子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ214の識別明槓子の処理ブロックにおいて、識別した明槓子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
順子、明刻子、明槓子のいずれにも該当しない場合は、ステップ215の識別副露牌の暗槓子判定処理ブロックにおいて、識別した副露牌が4枚の同一牌のうち明槓子と区別するために2枚を裏返しにしたものである暗槓子であるかを判定し、該当する場合は、ステップ216の識別暗槓子の処理ブロックにおいて、識別した暗槓子を手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
【0012】
順子、明刻子、明槓子、暗槓子のいずれにも該当しない場合は、ステップ217の識別副露牌の識別不可表示処理ブロックにおいて、識別した副露牌が面子として識別できない旨を表示部103に表示し、ステップ218の識別副露牌のユーザによる修正処理ブロックにおいて、図4に示すようなメニュー画面を表示し、識別副露牌の面子としての修正候補(1枚違いで面子になっていない場合はそれを修正したもの等)を表示しその中あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を行う。
なお、図4は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別副露牌の面子修正メニュー画面の一例を示す図であり、識別副露牌の面子としての修正候補を表示しその中あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を受け付ける画面である。
次に、ステップ219の副露牌撮像データ入力終了判定処理ブロックにおいて、副露牌撮像データの入力が終了したか否かの確認画面を表示部103に表示し、まだ全ての副露牌の撮像データを識別できていない場合は、完了するまでステップ207からステップ219までを繰り返し実施する。
【0013】
次に、ステップ220の和了牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、和了牌を携帯電話機101のカメラ105によって撮影するようにユーザに指示をする。そして、ステップ221の和了牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、入力した和了牌撮像データから牌を識別し手牌データ記憶部109のデータに反映させる。
次に、ステップ222のドラ表示牌撮像データ入力処理ブロックにおいて、ドラ表示牌をカンドラ、裏ドラの分を含めて携帯電話機101のカメラ105によって撮影するようにユーザに指示をする。そして、ステップ223のドラ表示牌撮像データ識別処理ブロックにおいて、入力したドラ表示牌撮像データから牌を識別しドラ牌データ記憶部110のデータに反映させる。
次に、ステップ224の識別手牌・ドラ表示処理ブロックにおいて、識別した手牌とドラ表示牌を、図5に示すように表示部103に表示し、ステップ225のユーザによる手牌・ドラ修正要求検出処理ブロックにおいて、ユーザによる手牌・ドラ牌の修正があるかの確認画面を表示部103に表示し、修正の要求がある場合は、ステップ226のユーザによる手牌・ドラ修正処理ブロックにおいて、図6に示すようなメニュー画面を表示し、ユーザに修正対象牌を選択させ、その修正候補(例えば、二萬と三萬、六索と九索など形状が似たもの)を表示し、その中から、あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を行い、その結果を手牌データ記憶部109、ドラ牌データ記憶部110のデータに反映する。
なお、図5は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別牌表示画面の一例を示す図であり、手牌の識別結果をユーザに提示する画面である。
また、図6は、携帯電話機101の表示部103に表示される識別牌修正メニュー画面の一例を示す図であり、識別した手牌の中からユーザに修正対象牌を選択させ、その修正候補(例えば、二萬と三萬、六索と九索など形状が似たもの)を表示しその中から、あるいはそれ以外の任意の牌からユーザに選択させて修正を受け付ける画面である。
【0014】
次に、手牌の情報以外に必要となる和了の状況、場の状況の情報についてユーザからの入力を行う。
即ち、ステップ227の和了方法入力処理ブロックにおいて、上がりの形がツモあがりかロンあがりかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
また、ステップ228の自風入力処理ブロックにおいて、自風が何であるかをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映し、あわせて、和了した者が親か子のどちらかであるかの情報も得る。
次に、ステップ229の積み符入力処理ブロックにおいて、積み符がいくつであるかをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映する。
次に、ステップ230の手牌の役満判定処理ブロックにおいて、手牌の役がすでに役満または場風やリーチやツモ方法を考慮しない現時点で13飜以上(数え役満)あるかを判定し、該当する場合は符や飜数の計算が不要となるため、ステップ231からステップ239の処理を省略する。
【0015】
次に、ステップ231の門前判定処理ブロックにおいて、手牌が門前であるかを判定し、門前の場合はリーチの可能性があるため、ステップ232のリーチ有無入力処理ブロックにおいて、リーチしたか、ダブルリーチをしたか、あるいはリーチをかけなかったのどれかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
次に、ステップ233のリーチ有無判定処理ブロックにおいて、リーチまたはダブルリーチがされたかを判定し、リーチまたはダブルリーチがされている場合は、ステップ234のリーチ一発有無入力処理ブロックにおいて、リーチ一発であがったかをどうかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
次に、ステップ235のツモ・ロン判定処理ブロックにおいて、上がりの形がツモまたはロンどちらであったかを判定し、ユーザへの入力確認内容を分岐させる。
ツモあがりの場合は、ステップ236のツモ方法入力処理ブロックにおいて、ツモ方法が普通のツモか、天和(ユーザが子の場合は地和)か、嶺上開花か、海底ツモかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
また、ロンあがりの場合は、ステップ237のロン方法入力処理ブロックにおいて、ロン方法が普通のロンか、人和か、槍槓か、河底ロンかをユーザに入力させ和了状況データ記憶部111のデータに反映する。
【0016】
次に、ステップ238の風牌有無判定処理ブロックにおいて、手牌に風牌(東・南・北・西)が含まれているかを判定し、風牌が含まれている場合は、ステップ239の場風入力処理ブロックにおいて、場風が何かをユーザに入力させ場状況データ記憶部112のデータに反映する。
最後に、ユーザからの入力がすべて終了したら、ステップ240の符・飜数計算・あがり点算出処理ブロックにおいて、今まで入力された手牌と和了状況と場状況の情報に基づきルール記憶部108のルールに従って役を判定し、符・飜数の計算を行いあがり点を算出する。なお、ここで用いられる役判定、符・飜数計算、あがり点計算アルゴリズムについては、麻雀のコンピュータゲームソフト等で用いられている既知のものを使用する。
そして、ステップ241の符・飜数・あがり点表示ブロックにおいて、判定した役および算出した符・飜数・あがり点を、図7に示すように表示部103に表示し、終了とする。
なお、図7は、携帯電話機101の表示部103に表示される符・飜数・あがり点表示の一例を示す図であり、判定した役および算出した符・飜数・あがり点をユーザに提示する図である。
【0017】
以上、説明したように、本実施例によれば、麻雀の和了時のあがり点を算出する際に、競技者が手牌を画像として携帯電話機101に取り込み、合わせて補足情報を入力することにより、役を判定し、符及び飜数を計算し、あがり点を自動的に算出し、携帯電話機101の表示部103に表示するようにしたので、通常の麻雀牌、麻雀卓を用いる場合でも、携帯電話機101のみで、あがり点を自動で算出することが可能となり、競技者に対して手軽で安価な上がり点の自動算出方法を提供することができる。
なお、本実施例において、携帯電話機に代えて、カメラ付きの携帯機器を使用することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実現するための携帯電話の概略構成を示す制御ブロック図である。
【図2(a)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(b)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(c)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(d)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図2(e)】図1に示す制御部における、本発明の実施例の麻雀点数算出方法を実施するための処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す携帯電話機の表示部に表示されるルール修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図4】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別副露牌の面子修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図5】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別牌表示画面の一例を示す図である。
【図6】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される識別牌修正メニュー画面の一例を示す図である。
【図7】図1に示す携帯電話機の表示部に表示される役・符・飜数・あがり点表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0019】
101 携帯電話機
102 制御部
103 表示部
104 キー入力部
105 カメラ
106 記憶部
107 プログラム記憶部
108 ルール記憶部
109 手牌データ記憶部
110 ドラ牌データ記憶部
111 和了状況データ記憶部
112 場状況データ記憶部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像手段と、表示部と、キー入力部とを有する携帯機器を用いて、麻雀の上がり点を計算する麻雀点数算出方法であって、
前記携帯機器は、各種ルール情報を格納するルール記憶部と、
あがり手牌の牌情報を、門前牌、副露牌、和了牌毎に格納する手牌データ記憶部と、
ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部と、
ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を格納する和了状況データ記憶部と、
東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を格納する場状況データ記憶部とを有し、
前記撮像手段により、和了した時の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別毎に分けて撮影した牌画像から牌情報を識別し、当該牌情報を手牌データ記憶部に格納するステップ1と、
前記撮像手段により撮影されたドラ表示牌の牌画像からドラ牌情報を識別し、当該ドラ牌情報をドラ牌データ記憶部に格納するステップ2と、
前記手牌データ記憶部から牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ3と、
前記ステップ3において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記手牌データ記憶部に格納されている牌情報に反映させるステップ4と、
前記ドラ牌データ記憶部からドラ牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ5と、
前記ステップ5において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記ドラ牌データ記憶部に格納されているドラ牌情報に反映させるステップ6と、
ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、和了状況情報を前記ユーザに入力させるステップ7と、
前記ステップ7において、前記ユーザから入力された和了状況情報を前記和了状況データ記憶部に格納するステップ8と、
東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、場状況情報を前記ユーザに入力させるステップ9と、
前記ステップ9において、前記ユーザから入力された場状況情報を前記場状況データ記憶部に格納するステップ10と、
前記ルール記憶部に格納されたルール情報、前記手牌データ記憶部に格納された牌情報、前記ドラ牌データ記憶部に格納されたドラ牌情報、前記和了状況データ記憶部に格納された和了状況情報、前記場状況データ記憶部に格納された場状況情報を読み出し、それらの情報に基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算してあがり点を算出し、当該あがり点を前記表示部に表示するステップ11とを有することを特徴とする麻雀点数算出方法。
【請求項1】
撮像手段と、表示部と、キー入力部とを有する携帯機器を用いて、麻雀の上がり点を計算する麻雀点数算出方法であって、
前記携帯機器は、各種ルール情報を格納するルール記憶部と、
あがり手牌の牌情報を、門前牌、副露牌、和了牌毎に格納する手牌データ記憶部と、
ドラ牌情報を格納するドラ牌データ記憶部と、
ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を格納する和了状況データ記憶部と、
東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を格納する場状況データ記憶部とを有し、
前記撮像手段により、和了した時の手牌を、門前牌、副露牌、和了牌の種別毎に分けて撮影した牌画像から牌情報を識別し、当該牌情報を手牌データ記憶部に格納するステップ1と、
前記撮像手段により撮影されたドラ表示牌の牌画像からドラ牌情報を識別し、当該ドラ牌情報をドラ牌データ記憶部に格納するステップ2と、
前記手牌データ記憶部から牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ3と、
前記ステップ3において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記手牌データ記憶部に格納されている牌情報に反映させるステップ4と、
前記ドラ牌データ記憶部からドラ牌情報を読み出し前記表示部に表示し、ユーザからの識別結果の修正を受け付けるステップ5と、
前記ステップ5において、前記ユーザから識別結果の修正があった場合に、当該修正情報を前記ドラ牌データ記憶部に格納されているドラ牌情報に反映させるステップ6と、
ツモあがりか、ロンあがりか、あるいは、リーチの有無の情報を含む和了状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、和了状況情報を前記ユーザに入力させるステップ7と、
前記ステップ7において、前記ユーザから入力された和了状況情報を前記和了状況データ記憶部に格納するステップ8と、
東場か、南場か、あがった者がどの風の人間か、あるいは、積み符の数の情報を含む場状況情報を入力するための画面を前記表示部に表示し、場状況情報を前記ユーザに入力させるステップ9と、
前記ステップ9において、前記ユーザから入力された場状況情報を前記場状況データ記憶部に格納するステップ10と、
前記ルール記憶部に格納されたルール情報、前記手牌データ記憶部に格納された牌情報、前記ドラ牌データ記憶部に格納されたドラ牌情報、前記和了状況データ記憶部に格納された和了状況情報、前記場状況データ記憶部に格納された場状況情報を読み出し、それらの情報に基づき、役を判定するとともに、符および飜数を計算してあがり点を算出し、当該あがり点を前記表示部に表示するステップ11とを有することを特徴とする麻雀点数算出方法。
【図1】
【図2(a)】
【図2(b)】
【図2(c)】
【図2(d)】
【図2(e)】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2(a)】
【図2(b)】
【図2(c)】
【図2(d)】
【図2(e)】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公開番号】特開2008−272276(P2008−272276A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−120496(P2007−120496)
【出願日】平成19年5月1日(2007.5.1)
【出願人】(391002409)株式会社 日立システムアンドサービス (205)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年5月1日(2007.5.1)
【出願人】(391002409)株式会社 日立システムアンドサービス (205)
【Fターム(参考)】
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