説明

2モードトロカールアセンブリ

【課題】閉塞具アセンブリにおいてさらなる改良を提供し、内視鏡手順および腹腔鏡手順のような最小侵襲的外科的手順における使用のために特に適しているトロカールアセンブリを提供すること。
【解決手段】組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ1000内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリ100であって:閉塞具ハウジング102;該閉塞具ハウジングに連結され、そして長軸方向軸、および近位端および遠位端を規定する閉塞具シャフト;該閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材;該閉塞具シャフトの周りに取り付けられ、そして遠位シールド鼻部を有する閉塞具シールド106;ならびに手動操作部材、を備える、閉塞具アセンブリ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(背景)
(1.技術分野)
本出願は、2006年7月6日に出願された米国仮特許出願番号第60/819,244号の利益を主張し、その全体の開示は、本明細書中に参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
(2.関連技術の背景)
最小侵襲的手順は、数および種類が継続して増加している。手術部位に比較的小直径の一時的経路を形成することは、大部分の最小侵襲的外科的手順の鍵となる特徴である。このような経路を提供する最も共通の方法は、皮膚を通じてトロカールアセンブリを挿入することによる。多くの手順において、このトロカールアセンブリは、患者のガス注入された身体の腔中に挿入される。このような手順では、シール機構を備えたトロカールアセンブリが手術部位への必要な経路を提供するために利用され、その一方、ガス注入法ガスの漏れを最小にする。
【0003】
トロカールアセンブリは、代表的には、カニューレを通って除去可能に挿入される閉塞具を含む。閉塞具は、この閉塞具の鋭くなった先端部によって意図されない穿孔に対する安全なシールドを含み得る。この安全シールドは、安全シールドの相対的移動およびロックすることを制御する機構を含む。安全シールド機構の例は、本出願人に譲渡されたStellonらによる特許文献1、および本出願人に譲渡され、2005年6月30日に出願された米国出願番号第11/171052号に開示され、各々の開示の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。
【特許文献1】米国特許第6,319,266号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(要旨)
従って、本開示は、閉塞具アセンブリにおけるさらなる改良に関する。1つの好ましい実施形態では、組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリは、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結され、そして長軸方向軸を規定する閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材、およびこの閉塞具シャフトの周りに取り付けられ、そして遠位シールド鼻部を有する閉塞具シールドを備える。この閉塞具シールドは、上記貫通部材が上記シールド鼻部内に実質的に取り囲まれる延長位置と、上記貫通部材が上記シールド鼻部から少なくとも部分的に剥き出される退却位置との間の長軸方向移動のために適合されている。手動操作部材が上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記長軸方向軸の周りで、かつ上記閉塞具ハウジングに対する、上記閉塞具シールドが上記延長位置に固定されそして上記シールド鼻部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、上記閉塞具シールドを作動可能に解放し、この閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし、組織を貫通するために上記貫通部材を剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間の回転移動のために適合されている。上記閉塞具アセンブリは、上記閉塞具ハウジング内に配置されるラッチ部材をさらに備え得る。好ましいラッチ部材は、上記閉塞具シールドとの作動係合にあり、この閉塞具シールドをその延長位置に固定する。上記ラッチ部材は、上記閉塞具ハウジングがカニューレアセンブリと適正に嵌合されるとき、上記閉塞具シールドを解放するように作用可能であり、それによって、上記手動操作部材が解放位置にあるとき、この閉塞具シールドの上記退却位置に向かう移動を可能にする。上記閉塞具アセンブリは、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をもさらに含む。この解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレアセンブリとの嵌合に際し、このカニューレアセンブリを係合するように位置決めされ、それによって、上記解放部材を置換し、そして上記ラッチ部材の作用を引き起こす。
【0005】
指標部材は、上記閉塞具シールドに作動可能に連結され得る。この指標部材は、上記閉塞具シールドとの長軸方向移動のために適合され、操作者にこの閉塞具シールドの位置決めの視覚的確認を提供する。上記手動操作部材は、上記手動操作部材の初期位置にあるとき上記指標部材と作動係合にあり得、上記延長位置に上記閉塞具シールドを固定し、そして上記手動操作部材の解放位置にあるとき上記指標部材から作動可能に外れて上記閉塞具シールドの上記退却位置までの移動を可能にする。指標カラーは、上記閉塞具ハウジング内に配置され得、そして上記閉塞具シールドに取り付けられ得る。この指標カラーは、もそれに取り付けられた指標部材を有し、そして上記閉塞具シールドとの長軸方向移動のために適合されている。
【0006】
停止手段が、上記初期位置および上記解放位置において上記手動操作部材の位置決めを確認するために、上記閉塞具ハウジングと連結され得る。あるいは、制御部材が、上記閉塞具ハウジングに固定された関係で取り付けられ得、そして上記手動操作部材と作動可能に連結される。この制御部材および手動操作部材の一方は溝を備え、そしてこの制御部材および手動操作部材の他方がピンを備える。このピンは、上記手動操作部材のその初期位置と解放位置との間の回転の間に該溝を横切り、それによって該手動操作部材の初期位置と解放位置に対応する溝の端部を終止する。
【0007】
上記貫通部材は、好ましくは、上記閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレードである。
【0008】
別の好ましい実施形態では、組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリは、長軸方向軸を規定する閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材、およびこの貫通部材の周りに取り付けられ、そして組織を貫通するように適合されたシールド鼻部を有する閉塞具シールドを備える。この閉塞具シールドは、上記シールド鼻部が上記貫通部材を実質的に取り囲む延長位置と、上記貫通部材を少なくとも部分的に剥き出す退却位置との間の長軸方向移動のために適合されている。ラッチ部材は、上記閉塞具ハウジング内に配置され、そしてこの閉塞具シールドとの作動係合にあって上記閉塞具シールドをその延長位置に固定する。このラッチ部材は、上記閉塞具シールドを解放するために作用可能であり、上記閉塞具シールドのその退却位置に向かう移動を可能。手動操作部材は、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記閉塞具シールドを上記延長位置に固定し、それによって上記シールド鼻部が組織を通過するために利用される作動の第1のモードに対応する初期位置と、上記閉塞具シールドを作動可能に解放し、上記閉塞具シールドが該ラッチ部材の作用に際し、その退却位置に移動することを可能にし、上記貫通部材を剥き出し、上記貫通部材が組織と係合し、組織を通過することを可能にする。この手動操作部材は、上記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され得、上記初期位置と上記解放位置との間を移動する。解放部材は、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ得、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結される。この解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレアセンブリとの嵌合に際して上記カニューレアセンブリを係合するように位置決めされ、それによって上記解放部材を置換し、そして上記ラッチ部材の作用を引き起こす。指標部材は、上記閉塞具シールドに作動可能に連結され得る。上記指標部材は、上記閉塞具シールドとの長軸方向移動のため、および操作者に上記閉塞具シールドの位置決めの確認を提供するために適合されている。この手動操作部材は、この手動操作部材の初期位置にあるとき上記指標部材と作動係合にあって上記閉塞具シールドを延長位置に固定し、そして上記手動操作部材の解放位置にあるとき上記指標部材から作動可能に外れ、上記ラッチ部材が作用されるとき上記閉塞具シールドの上記退却位置までの移動を可能にする。
【0009】
別の好ましい実施形態では、トロカールアセンブリは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ、およびこのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリを備える。この閉塞具アセンブリは、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレード、およびこの閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられる閉塞具シールドを備える。この閉塞具シールドは、上記閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す第2の位置との間の長軸方向移動のために適合されている。手動操作部材は、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記閉塞具ハウジングに対し、上記閉塞具シールドのほぼ平滑な先導端部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、上記閉塞具シールドを作動可能に解放し、上記閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし、組織を貫通するために上記閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間を操作者によって選択的に移動されるように適合されている。ラッチ部材が、上記閉塞具ハウジング内に配置され、そして上記閉塞具シールドとの作動係合にあって上記閉塞具シールドをその延長位置に固定する。このラッチ部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレハウジングとが接近する際に上記閉塞具シールドを解放するために作用可能である。上記手動操作部材は、上記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され得、上記初期位置と上記解放位置との間を移動する。
【0010】
上記閉塞具アセンブリの使用の方法もまた開示される。
【0011】
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリであって:
閉塞具ハウジング;
その閉塞具ハウジングに連結され、そして長軸方向軸、および近位端および遠位端を規定する閉塞具シャフト;
その閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材;
その閉塞具シャフトの周りに取り付けられ、そして遠位シールド鼻部を有する閉塞具シールドであって、その貫通部材がそのシールド鼻部内に実質的に取り囲まれる延長位置とその貫通部材がそのシールド鼻部から少なくとも部分的に剥き出る退却位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;ならびに
その閉塞具ハウジングに取り付けられ、そしてその長軸方向軸の周りで、かつその閉塞具ハウジングに対する、その閉塞具シールドがその延長位置に固定されそしてそのシールド鼻部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、その閉塞具シールドを作動可能に解放し、その閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にしその組織を貫通するためにその貫通部材を剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間の回転移動のために適合された手動操作部材、
を備える、閉塞具アセンブリ。
(項目2)前記閉塞具ハウジング内に配置されるラッチ部材であって、前記閉塞具シールドと作動係合してその閉塞具シールドをその延長位置に固定し、その閉塞具シールドを解放するために作用可能であり、それによってその閉塞具シールドの前記手動操作部材によって提供される前記退却位置に向かう移動がその解放位置にあることを可能にするラッチ部材をさらに備える、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目3)前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をさらに備え、その解放部材が、その閉塞具ハウジングと前記カニューレアンセンブリとの嵌合に際しそのカニューレアセンブリを係合するために位置決めされ、それによってその解放部材を置換し、そしてそのラッチ部材の作用を引き起こす、項目2に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目4)前記閉塞具シールドに作動可能に連結される指標部材を備え、その指標部材がその閉塞具シールドとの長軸方向移動のため、および操作者にその閉塞具シールドの位置決めの視覚的確認を提供するために適合されている、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目5)前記手動操作部材が、前記手動操作部材の初期位置にあるとき前記指標部材と作動係合にあって前記延長位置に前記閉塞具シールドを固定し、そしてその手動操作部材の解放位置にあるときその指標部材から作動可能に外れてその閉塞具シールドの前記退却位置までの移動を可能にする、項目4に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目6)前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記閉塞具シールドに取り付けられる指標カラーを備え、その指標カラーがそれら取り付けられた指標部材を有し、そしてその閉塞具シールドとの長軸方向移動に適合されている、項目5に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目7)前記初期位置および前記解放位置において前記手動操作部材の位置決めを確認するために、前記閉塞具ハウジングと連結される停止手段を備える、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目8)前記閉塞具ハウジングに固定された関係で取り付けられ、そして前記手動操作部材と作動可能に連結される制御部材を備え、その制御部材およびその手動操作部材の一方が溝を備え、そしてその制御部材およびその手動操作部材の他方がピンを備え、そのピンが、その手動操作部材のその初期位置と解放位置との間の回転の間にその溝を横切り、それによってその手動操作部材の初期位置と解放位置に対応する溝の端部を終止する、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目9)前記貫通部材が、前記閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレードである、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目10)前記閉塞具シールドが、前記延長位置に向かって垂直に付勢される、項目1に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目11)組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリであって:
長軸方向軸を規定する閉塞具ハウジング;
その閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト;
その閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材;
その貫通部材の周りに取り付けられ、そして組織を貫通するように適合されたシールド鼻部を有する閉塞具シールドであって、そのシールド鼻部がその貫通部材を実質的に取り囲む延長位置とその貫通部材を少なくとも部分的に剥き出す退却位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;
その閉塞具ハウジング内に配置され、そしてその閉塞具シールドとの作動係合にあってその閉塞具シールドをその延長位置に固定し、その閉塞具シールドを解放するために作用可能であり、その閉塞具シールドのその退却位置に向かう移動を可能にするラッチ部材;および
その閉塞具ハウジングに取り付けられ、そしてその閉塞具シールドをその延長位置に固定し、それによってそのシールド鼻部が組織を通過するために利用される作動の第1のモードに対応する初期位置と、その閉塞具シールドを作動可能に解放し、その閉塞具シールドがそのラッチ部材の作用に際し、その退却位置に移動することを可能にし、その貫通部材を剥き出し、その貫通部材が組織と係合し、その組織を通過することを可能にする手動操作部材、とを備える、閉塞具アセンブリ。
(項目12)前記手動操作部材が、前記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され、前記初期位置と前記解放位置との間を移動する、項目11に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目13)前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をさらに備え、その解放部材が、その閉塞具ハウジングと前記カニューレアセンブリとの嵌合に際してそのカニューレアセンブリを係合するように位置決めされ、それによってその解放部材を置換し、そしてそのラッチ部材の作用を引き起こす、項目11に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目14)前記閉塞具シールドに作動可能に連結される指標部材を含み、その指標部材が、その閉塞具シールドとの長軸方向移動のため、および操作者にその閉塞具シールドの位置決めの確認を提供するために適合されている、項目12に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目15)前記手動操作部材が、その手動操作部材の初期位置にあるとき前記指標部材と作動係合にあって前記閉塞具シールドを延長位置に固定し、そしてその手動操作部材の解放位置にあるときその指標部材から作動可能に外れ、前記ラッチ部材が作用されるときその閉塞具シールドの前記退却位置までの移動を可能にする、項目14に記載の閉塞具アセンブリ。
(項目16)トロカールアセンブリであって:
カニューレハウジングおよびそのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ;および
そのカニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリ
を備え、その閉塞具アセンブリが:
閉塞具ハウジング;
その閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト;
その閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレード;
その閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、そしてその閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、その閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す第2の位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;および
その閉塞具ハウジングに取り付けられ、その閉塞具ハウジングに対し、その閉塞具シールドのほぼ平滑な先導端部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、その閉塞具シールドを作動可能に解放し、その閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし、組織を貫通するためにその閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間を操作者によって選択的に移動されるように適合される手動操作部材、を備える、トロカールアセンブリ。
(項目17)前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記閉塞具シールドとの作動係合にあってその閉塞具シールドをその延長位置に固定するラッチ部材をさらに備え、そのラッチ部材が、その閉塞具ハウジングとそのカニューレハウジングとが接近する際にその閉塞具シールドを解放するために作用可能である、項目16に記載のトロカールアセンブリ。
(項目18)前記手動操作部材が、前記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され、前記初期位置と前記解放位置との間を移動する、項目16に記載のトロカールアセンブリ。
【0012】
組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリは、閉塞具ハウジング、この閉塞具ハウジングに連結され、そして長軸方向軸を規定する閉塞具シャフト、この閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材、およびこの閉塞具シャフトの周りに取り付けられ、そして遠位シールド鼻部を有する閉塞具シールドを備える。この閉塞具シールドは、上記貫通部材が上記シールド鼻部内に実質的に取り囲まれる延長位置と、上記貫通部材が上記シールド鼻部から少なくとも部分的に剥き出る退却位置との間の長軸方向移動のために適合されている。手動操作部材が上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記長軸方向軸の周りで、かつ上記閉塞具ハウジングに対する、上記閉塞具シールドが上記延長位置に固定されそして上記シールド鼻部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、上記閉塞具シールドを作動可能に解放し、この閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし、組織を貫通するために上記貫通部材を剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間の回転移動のために適合されている。上記閉塞具ハウジングアセンブリは、上記閉塞具ハウジング内に配置されたラッチ部材をさらに含み得る。好ましいラッチ部材は、上記閉塞具シールドとの作動係合にあり、この閉塞具シールドをその延長位置に固定する。上記ラッチ部材は、上記閉塞具ハウジングがカニューレアセンブリと嵌合されるとき、上記閉塞具シールドを解放するように作用可能であり、それによって、上記手動操作部材が解放位置にあるとき、この閉塞具シールドの上記退却位置に向かう移動を可能にする。上記閉塞具アセンブリは、上記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして上記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をもさらに含む。この解放部材は、上記閉塞具ハウジングと上記カニューレアセンブリとの嵌合に際し、このカニューレアセンブリを係合するように位置決めされ、それによって、上記解放部材を置換し、そして上記ラッチ部材の作用を引き起こす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
ここで、描写する図面を詳細に参照し、これら図面では、同様の参照番号は、類似または同一の要素を識別し、図1および図2には、トロカールアセンブリが、本開示の好ましい実施形態に従って構築され、そして一般に参照番号10で指定される。トロカールアセンブリ10は、内視鏡手順および腹腔鏡手順のような最小侵襲的外科的手順における使用のために特に適している。一般に、トロカールアセンブリ10は、2つの主たるサブアセンブリ、すなわち、閉塞具アセンブリ100およびカニューレアセンブリ1000を含む。
【0014】
カニューレアセンブリ1000は、腹腔鏡外科的手順における使用のために適切な任意のカニューレアセンブリであり得る。1つの好ましい実施形態では、カニューレアセンブリ1000は、カニューレハウジング1002およびこのカニューレハウジング1002から延びるカニューレスリーブ1004を含む。カニューレハウジング1002およびカニューレスリーブ1004のいずれか、または両方は、一部または全体が不透明または透明であり得、そして生体適合性金属またはポリマー材料から製作される。カニューレアセンブリ1000は、外科用器具の非存在下で、カニューレアセンブリ1000を通るガス注入法のガスの通過を防ぐために閉鎖するよう適合されたダックビルバルブまたはその他のゼロ閉鎖バルブのような内部シールを含み得る。
【0015】
トロカールアセンブリ10はまた、好ましくはカニューレハウジング1002に離脱可能に取り付けられるシールアセンブリ2000を含み得る。シールアセンブリ2000をカニューレハウジング1002に離脱可能に連結するための手段は、差込みカップリング、ねじ連結、ラッチ、摩擦ばめ、舌および溝配列、スナップ適合などを含み得る。シールアセンブリ2000は、シールハウジング2002、およびシールアセンブリ2000を通って挿入される器具の周りで流体密なシールを形成するように適合される少なくとも1つの内部シールを含む。1つの適切なシールは、本出願人に譲渡されたRacenetらによる米国特許第6,702,787号に開示される織物シールであり得、その全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。このRacenetの「787特許」に開示されるシールは、弾性材料の第1の層およびこの第1の層に対して並置される第2の織物層を有する平坦な隔壁シールであり得る。このシールのさらなる詳細は、上記「787特許」によって確かめられ得る。シールアセンブリ2000は、カニューレアセンブリ1000の構成要素であってもよいし、または構成要素でなくてもよい。例えば、このシールアセンブリは、別個の除去可能なアセンブリであり得る。代替例では、このシールアセンブリは、カニューレアセンブリ1000の組み込みパーツを備え得、そして除去可能ではない。
【0016】
ここで、図1〜2と組み合わせて図3を参照し、閉塞具アセンブリ100は、閉塞具ハウジング102、閉塞具軸「x」を規定し、そして上記ハウジング102から遠位方向に延びる閉塞具シャフト104、およびこの閉塞具シャフト104の周りに同軸に取り付けられる閉塞具シールド106を含む。一般に、作動の第1の好ましいモードでは、閉塞具シールド106は、遠位シールド鼻部206を規定し、これは、平滑または解剖侵入を通じて組織を通って侵入、貫通または通過するために用いられ得る。あるいは、作動の第2のモードでは、閉塞具シールド106は、近位方向の長軸方向に退却するようにされ、閉塞具シャフト104の遠位端に配置された切断ブレードを剥き出す。シールド鼻部206および切断ブレードの作動および形態の詳細は、本明細書で以下に論議される。
【0017】
ここで、図3〜5を参照して、閉塞具ハウジング102は、ハウジングベース108およびハウジングカバー110を含む。一旦、適切な構成要素が(以下に説明されるように)その中に位置決めされると、ハウジングベース108は、ハウジングカバー110に、嵌合面を係合することにより、例えば、ハウジングベース108の対応する寸法のラッチ開口部114と相互ロックするカバー110の弾性の垂れ下がるラッチ112によって取り付けられ得る。好ましくは、ベース108とカバー110を均一に連結するため、少なくとも3つの対応するラッチ112と開口部114とが、カバー110およびベース108のそれぞれの周縁の周りに均一に間隔を置かれる。好ましくは、閉塞具ハウジング102は、例えば、直径が約5mmから約15mmまでのサイズ範囲のカニューレと機能的に協働するような形態および寸法である。
【0018】
ここで、図3と組み合わせ図4〜7を参照し、閉塞具ハウジング102は、ダイアルまたはアクティベーター部材116および制御部材118をさらに含み、この両方は、この閉塞具ハウジング102内に収容される。アクティベーター部材116は、アクティベーターディスク120およびアクティベーターディスク120から遠位方向に延びるアクティベーターカラー122を規定する。アクティベーターディスク120は、操作者の指による手の係合のための輪郭である高くなったタブ124を規定する。高くなったタブ124は、ハウジングカバー110の開口部126を超えて延びる。高くなったタブ124は、アクティベーター部材116の状況または位置を識別する窪んだ矢印128の形態の印をさらに含み、これは、アクティベーター部材116の状況または位置を識別する。アクティベーターカラー122は、軸方向スロット130、およびこの軸方向スロット130に対して直径方向の正反対にある軸方向リブ132(図7)を含む。アクティベーター部材116は、閉塞具シールド106をそれぞれ固定および解放する初期位置と解放位置との間で長軸方向軸「x」の周りの方向矢印「a」によって描写されるように(図4)、制限された回転移動のために適合されている。アクティベーター部材116の初期位置は、閉塞具シールド106が退却することを防がれ、そして遠位シールド鼻部206が組織を通過するために用いられる閉塞具アセンブリ100の作動の第1のモードに対応する。図6は、アクティベーター部材116の初期位置を示す。上記解放位置は、閉塞具シールド106が退却するようにされ、そして切断ブレードが組織を穿刺するために用いられる閉塞具アセンブリ100の作動の第2のモードに対応する。
【0019】
図3と組み合わせて、図6〜9を参照し、制御部材118は、閉塞具ハウジング102内に固定される。制御部材118は、制御ディスク134、および制御ディスク134の近位方向側または面から延びる制限カラー136を含む。制御ディスク134は、複数の交互するタブ138およびこの制御ディスク134の外側周縁に沿って配置される窪み140を含む。これらタブ138は、ハウジングカバー110の内壁中に規定される対応する内部窪み140内に受容され(図6)、制御部材118を閉塞具ハウジング102内に固定する。制御部材118はまた、長軸方向軸「x」から半径方向または側方に間隔を置かれる第2のアパーチャ142を含む。制御ディスク134は、円筒形シャフトマウント144およびスプリングマウント146をさらに含み、この両方は、制御ディスク134の遠位面から延びる。図6に最も良く描写されるように、シャフトマウント144は、長軸方向軸「x」とほぼ整列され、そして分岐タブ148および中央チャネル150を含む。スプリングマウント146は、長軸方向軸「x」から側方または半径方向に間隔を置かれる。
【0020】
図7を参照して、制御部材118の制限カラー136は、上記構成要素のアセンブルされた状態でアクティベーター部材116のアクティベーターカラー122を受容するような寸法であり、そしてこのアクティベーターカラー122が制限カラー136内で回転することを可能にする。制限カラー136は、制限カラー136の約1/2の周を延びる窪んだ溝152を規定する。アクティベーター部材116の軸方向リブ132は、初期位置と解放位置との間のアクティベーター部材116の回転の間に、制御部材118の窪んだ溝152を横切る。図3に最も良く描写されるように、窪んだ溝152は、窪んだ溝152の各端部で、支壁154、156を規定する。支壁154、156は、ストップとして供され、初期または解放位置にあるアクティベーター部材116の配置を確実、そして/または確認する。詳細には、支壁154、156は、アクティベーター部材116が初期または解放位置まで移動したことの触覚指標として供される。
【0021】
ここで、図3、6、および7を参照して、閉塞具ハウジング100は、指標カラー158をさらに含む。1つの好ましい配列では、指標カラー158は内部チャネル160を規定し、そして遠位カラー延長部162を有する。カラー延長部162は、その内面上に内部タブ164を含む。指標カラー158は、指標カラー158から半径方向の外方に延びる横方向アーム166、および指標フラッグ168のようなシールド位置指標をさらに有する。横方向アーム166は、このアーム166から近位方向に垂れ下がる軸方向ピン170を含む。軸方向ピン170は、制御部材118の第2のアパーチャ142との軸方向に整列しており、そして指標カラー158の軸方向移動の間にこの第2のアパーチャ142を横切る。指標フラッグ168は、それが、ハウジングカバー110の溝172を通って延びるので、閉塞具ハウジング102の外部から見える(図3および4を参照)。好ましくは、指標フラッグ168は、取り囲むハウジング構成要素と鋭く対比するために着色される。例えば、指標フラッグ168は、この取り囲むハウジング構成要素が白または薄い色である場合、赤であり得る。図7に最も良く描写されるように、指標カラー158は、カラーレッジ174、およびこのレッジ174の下に形成され、そしてこのレッジ174から半径方向の外方に延びる一対のポスト176をさらに含む。
【0022】
図6に最も良く描写されるように、指標カラー158は、コイルスプリング178によって遠位方向にスプリングで付勢される。特に、コイルスプリング178は、指標カラー158の内部チャネル160内に受容され、そして指標カラー158の内部棚160と係合する。コイルスプリング178の近位端は、制御部材118の遠位面から垂れるスプリングマウント144の周りで同軸に位置決めされる。
【0023】
ここで、図3と組み合わせて図10〜13を参照して、閉塞具アセンブリ100は、閉塞具ハウジング102内に配置されたラッチ機構を含み、この閉塞具アセンブリ100がカニューレアセンブリ1000に適正に取り付けられ、そして外科医がトロカール侵入を開始する準備が整うようなときまで、閉塞具シールド106の近位方向移動を防ぐ。ラッチ機構は、ラッチ部材180、およびスライダー182のような解放部材を含む。ラッチ部材180は、ウェブ186によって連結される2つの垂直脚184を有する。一対の付勢ポスト188が外方に延び、ラッチ部材180の各側のためのものである。指標カラー158のカラーレッジ174は、図10〜13中に描写されるようなラッチ部材180の非作用位置にあるとき、ラッチ部材180のウェブ186によって係合および固定される。指標カラー158のラッチ部材180の非作用位置では、上記指標カラー158、そしてそれ故閉塞具シールド106は、第1の延長位置に保持される。ラッチ部材180は、好ましくは、片持ち(カンチレバー)様式でハウジングベース108の一部として成形される。しかし、ラッチ部材180は別個の要素として形成され得、そして適切な公知の技法によってベース108に固定され得る。
【0024】
スライダー182は、その下側端部に配置されたスライダーポスト190、スライダー182の遠位面から遠位方向に延びるアームボタン192、およびクルーク196で終わる一対のスライダー脚194を含む。クルーク196はスライダー脚194中に規定され、そして図10および11に示されるように、ラッチ部材180のポスト188を係合するような形態および寸法である。スライダー182は、スライダー182のスライダーポスト190によって軸方向整列に維持されるスライダースプリング198によって遠位方向に付勢される。スライダースプリング198の近位端は、制御部材118の内面を支え、そしてスライダーポスト190と制御部材118のスプリングマウント146との間の位置に維持される(図12および13を参照のこと)。スライダー182の遠位方向付勢は、アームボタン192をハウジングベース108中に形成される開口部108aを通って突出させる。スライダー182の下端部または横方向脚200は、ハウジングベース108の取り付けポスト202にある(図3)。
【0025】
ここで、図3および12〜13を参照して、閉塞具シールド106は、それに作動可能に連結され、そして閉塞具シールド106とともに閉塞具アセンブリ100の外側部材を規定するシールド連結204を有する。1つの好ましい実施形態では、シールド連結204は、シールド連結204の遠位端から延び、それとのスナップ関係で閉塞具シールド106の対応する開口部210内に受容される、直径方向タブ208を含む配列によって閉塞具シールド106に連結される。閉塞具シールド106の構成要素を連結するためのその他の手段もまた想定され、スナップばめ整列、接着剤、溶接する舌および溝整列などを含む。その他の実施形態では、閉塞具シールド106および閉塞具連結204は、単一の構成要素である。アセンブルされた状態では、シールド連結204は、ハウジングベース108内に延び、そしてカラー延長部162内に少なくとも部分的に受容される。シールド連結204は、カラー延長部162の内部タブ164を受容する一対の直径方向で対向する外側溝212を含み、シールド延長部204および指標カラー158を作動可能に連結する。それ故、指標カラー158のシールド連結204との連結によって、閉塞具シールド106およびシールド鼻部206は、軸「x」に沿い、そして指標カラー158の対応する移動と同時に閉塞具ハウジング102および閉塞具シャフト104に対する往復軸方向移動のために適合されている。
【0026】
図1および2を再び参照して、シールド鼻部206はテーパー状、円錐形または円錐台形態であり得、そして組織を通るように適合され、そして組織を切断または穿刺することができ得る。1つの好ましい実施形態では、シールド鼻部206は、丸くなった先端部214を備えた不規則形状を有する。特に、シールド鼻部206は、複雑な湾曲した配列を規定するほぼテーパー状の形態である。図2で最も良く描写されるように、シールド鼻部206の第1のプロフィールでは、このシールド鼻部206は、対向する凹状面を含む。第2のプロフィール(90゜オフセットで見て)では、シールド鼻部206は、凸状面218を規定する。この交互する凹状および凸状配列は、従来の円錐形形状の閉塞具と比較して(断面で)実質的に減少したプロフィールを提供し、それによって、組織層を貫通または通過する増加した能力を提供する。湾曲の種々の半径が企図される。丸くなった先端部214は、その弧形態により、組織の所望されない、または意図されない穿刺を最小にする。あるいは、丸くなった先端部214は、より尖り、所望であれば組織を穿刺しても良い。シールド鼻部206のこの特定の形態は、2005年4月12日に出願された、本出願人に譲渡された米国特許出願番号第11/103,892号に開示され、その内容は、その全体が本明細書中に参考として援用される。シールド鼻部206はまた、ナイフスロット220を規定する。
【0027】
図3、6および13を参照して、閉塞具シャフト104の構成要素が、ここで論議される。閉塞具シャフト104は、閉塞具ロッド222、およびこの閉塞具ロッド222に取り付けられたブレード224を含む。閉塞具ロッド222は、指標カラー158の開口部160を通過し、そして制御部材118のシャフトマウント144内に受容される近位端226を規定する。閉塞具ロッド222の近位端226は、それとスナップ関係で制御部材118のシャフトマウント144の分岐タブ148を受容する周縁方向窪み228を含む。このようにして、閉塞具ロッド104は、閉塞具ハウジング102に固定される。
【0028】
ここで、図3と組み合わせて図12を参照し、閉塞具ロッド222の遠位端は、ロック突出部232を有する閉塞具ナイフスロット230を規定する。ナイフブレード224は、ナイフスロット230内に、ナイフアパーチャ234内のロック突出部232の受容によって固定され得る。接着剤、セメントなどを含む従来手段がまた想定される。ナイフブレード224は、好ましくは、平坦または薄いブレードであり、そして適切なプロセスにより、例えば、スタンピングまたは金属射出成形によりステンレス鋼から製作され、そして貫通先端部238まで延びる対向する切断エッジ236を含む。ナイフブレード224は、シールド鼻部206のナイフスロット220内に収容される。
【0029】
ここで、図14〜15を参照して、トロカール10の使用および作動の方法が論議される。閉塞具アセンブリ100は、2つの作動モードを有する。作動の第1のモードでは、閉塞具シールド106は、その遠位位置にロックされ、そして鼻部シールド206は、組織に対して付与され、平滑または解剖侵入を通じて組織を貫通または通過する。第2のモードでは、鼻部シールド206および閉塞具シールド106は、退却するようにされ、ナイフブレード224を剥きだし、そして組織を貫通する。アクティベーター部材116は、これら2つのモードの間で閉塞具アセンブリ100の作動を制御する。
【0030】
最初に、閉塞具アセンブリ100は、カニューレアセンブリ1000内に挿入され、そして閉塞具ハウジング102がシールアセンブリ2000のシールハウジング2002で接近される場所まで進行される。シールアセンブリ2000は、別個のパーツを備え得、そしてカニューレアセンブリ1000の構成要素であり得る。シールハウジング2002および閉塞具ハウジング102のハウジングベース108は、摩擦ばめを形成するために適切な寸法であり得るか、または差し込みカップリング、舌−溝などを含む従来手段によって互いに連結され得る。閉塞具ハウジング102とシールハウジング2002とを接近し、スライダー182のアームボタン192は、シールハウジング2002の近位面2004を係合し、そして図13に描写される位置から図14〜15に描写される位置まで上方(方向矢印「u」によって描写される)に押される。この移動の間に、スライダー182は旋回または角度をなし、それによって、スライダー182の脚194は、ラッチ部材180を半径方向の外方方向(方向矢印「z」によって描写される)に押し、ラッチ部材180のウェブ部分は、指標カラー158のレッジ174との軸方向整列から外れる。この位置で、指標カラー158、閉塞具シールド106、およびシールド鼻部206は、アクティベーター部材116が作動の第2のモードにあるとき、自由に軸方向移動する。閉塞具アセンブリ100がカニューレアセンブリ2000と嵌合し、外科医は、平滑なブレードのない侵入または貫通ブレード侵入が手術部位に接近するために要求されるか否かを決定する。この決定は、初期侵入開口部がこの組織内で作製されたか否かに基づき推定され得、そしてそうであれば、それによって、閉塞具アセンブリ100の作動の第1のモードに対応する組織中へのブレードのない侵入を必要とする。ブレードのない、または平滑侵入が選択される場合、外科医は、アクティベーター部材116を図6の初期位置に位置決めする。この位置では、アクティベーターカラー122は、指標カラー158の軸方向ピン170上に位置決めされ、そしてそれ故、指標カラー158および閉塞具シールド106の近位方向退却移動を防ぐ。アクティベーターカラー122の初期位置中への位置決めの視覚的確認は、高くなったタブ124の指標矢印128によって提供される。1つの好ましい実施形態では、アクティベーターカラー122の初期位置は、図6に示されるように、指標フラッグ168に対して直径方向で対向して配置されている凹状矢印128に対応する。次いで、外科医は、シールド鼻部206を組織に適用し、そしてアセンブリ10に対して遠位方向の力を奏する。シールド鼻部206は、例えば、平滑解剖作用によって組織を通過し、下にある手術部位、例えば、腹腔に接近する。閉塞具アセンブリ100は、カニューレアセンブリ1000から除去され得、そして手術は、カニューレアセンブリ1000内に導入された器具で実施され得る。
【0031】
ブレードによる侵入が、作動の第2のモードに対応して必要である場合、アクティベーター部材116は、図6の初期位置から図16の解放位置まで、長軸方向軸「x」の周りでアクティベーター部材116を回転することにより選択的に移動され、その結果、アクティベーター部材116の凹状矢印128は、指標フラッグ168と整列され、それによって、アクティベーター部材116の位置決めの視覚的確認を提供する。アクティベーター部材116の軸方向リブ122の、制御部材118の壁156(図3)との係合はまた、解放位置にあるアクティベーター部材116の位置決めの触覚的確認を提供する。解放位置では、アクティベーターカラー122の軸方向スロット130は、指標カラー158の軸方向ピン170とほぼ整列する。
【0032】
ここで、図17〜19を参照して、外科医は、患者の身体壁を通じてトロカールアセンブリ10を挿入し始める。シールド鼻部206は、組織「t」と接触し、そして上方に駆動され、シールド鼻部206、閉塞具シールド106、および指標カラー158を、コイルスプリング178の付勢に対して近位方向(方向矢印「v」によって描写される)に移動する。本明細書で上記で論議されたように、閉塞具アセンブリ100は、シールアセンブリ2000と、上記ラッチ機構が能動化されて閉塞具シールド106の退却を許容するように適正に嵌合されなければならない。指標カラー158の近位方向移動の間に、この指標カラー158の軸方向ピン170は、制御部材118の第2のアパーチャ142を横切り、そしてアクティベーター部材116の軸方向スロット130を横切る(図19)。このような移動は、閉塞具ブレード224を剥き出し、組織を切開する。この閉塞具アセンブリ100の武装された状態は、指標カラー158の指標フラッグ168の近位方向位置によって視覚的に確認される。さらに、指標カラー158の近位方向移動は、指標カラー158のポスト176をスライダー182の脚194の外面194aに沿って乗せ、それによって、このスライダー182を、(方向矢印「r」および「v」によってそれぞれ示されるように)少なくとも半径方向の内方および上方に、閉塞具軸「x」に対してほぼ整列位置に移動し、そしてラッチ部材180から外す。(すなわち、スライダー脚194のクルーク196は、ラッチ部材180のポスト188を外す。)閉塞具ブレード224を剥き出し、外科医は、遠位方向に向いた力を閉塞具アセンブリ100に付与し得、組織を通る貫通を引き起こす。
【0033】
一旦、ナイフブレード224およびシールド鼻部206が、患者の身体壁を通過すると、閉塞具シールド106およびシールド鼻部206は、コイルスプリング178の影響下で遠位方向に移動し、それによって、シールド鼻部206は、図14に示されるようにブレード224を覆う。この閉塞具アセンブリ100は、カニューレアセンブリ1000から除去され得、そして手術が、カニューレアセンブリ1000を通って挿入された器具で実施される。閉塞具アセンブリ100の除去に際し、指標カラー158のレッジ174がラッチ部材180のウェブ位置186との係合に移動することが注記される。この移動と同時に、本明細書で上記で論議されたように、軸「x」に対して整列されるスライダー182は、コイルスプリング198の影響の下、遠位方向に駆動される。図13に描写される指標カラー158およびスライダー182の個々の位置では、指標カラー158のカラーレッジ174は、ラッチ部材180のウェブ186を固定して係合し、シールド鼻部206をその延長位置に固定する。この特徴は、除去された閉塞具アセンブリ100が武装されていないことを確実にする。
【0034】
そうでないことが注記される場合を除いて、現在開示されるトロカールアセンブリの構成要素で利用される材料は、一般に、例えば、ABS、ポリカーボネート、ステンレス鋼、チタンおよび任意のその他の適切な生体適合性金属および/またはポリマー材料のような材料を含む。好ましいABS材料は、General Electricから入手可能なCYCOLACである。好ましいポリカーボネート材料はまた、General Electricから商標名LEXANの下で入手可能である。利用され得る代替のポリカーボネート材料は、Dow Chemical Companyから入手可能なCALIBREポリカーボネートである。このポリカーボネート材料は、付加される強度のために部分的にガラスが充填され得る。
【0035】
本開示の例示の実施形態が、添付の図面を参照して本明細書中で説明されているけれども、本開示は、このような正確な実施形態に限られず、しかも、種々のその他の変更および改変が、本開示の範囲または思想から逸脱することなく当業者によってその中で実施され得ることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本開示の好ましい実施形態は、本明細書中で図面を参照して説明される。
【図1】図1は、本開示に従うトロカールアセンブリの斜視図であり、カニューレアセンブリおよび閉塞具アセンブリを示す。
【図2】図2は、カニューレアセンブリ内にアセンブルされた閉塞具アセンブリを示すトロカールアセンブリの斜視図である。
【図3】図3は、閉塞具アセンブリの分離されたパーツの斜視図である。
【図4】図4は、閉塞具アセンブリの閉塞具ハウジングの斜視図である。
【図5】図5は、閉塞具アセンブリの閉塞具ハウジングの第2の斜視図である。
【図6】図6は、閉塞具アセンブリの作動の第1のモードに対応する初期位置にあるアクティベーター部材を示す閉塞具アセンブリの閉塞具ハウジングの側方断面図である。
【図7】図7は、ハウジングカバーが取り外された閉塞具ハウジングの斜視図である。
【図8】図8は、ハウジングカバーが取り外された閉塞具ハウジングの斜視図である。
【図9】図9は、閉塞具ハウジングの制御部材の拡大斜視図である。
【図10】図10は、ハウジングカバーが取り外された閉塞具ハウジングのさらなる斜視図である。
【図11】図11は、ハウジングカバーが取り外された閉塞具ハウジングのさらなる斜視図である。
【図12】図12は、非作用位置にあるラッチ部材を示す閉塞具アセンブリの側方断面図である。
【図13】図13は、図12の示された領域の詳細の隔離された拡大図であり、非作用位置にあるラッチ部材の構成要素の関係を示す。
【図14】図14は、トロカールアセンブリの側方断面図であり、カニューレアセンブリに対して取り付けられた閉塞具アセンブリ、および非作用位置にあるラッチ部材を示す。
【図15】図15は、図14の示された領域の詳細の隔離された拡大図であり、作用位置にあるラッチ部材の構成要素の関係を示す。
【図16】図16は、閉塞具ハウジングの側方断面図であり、閉塞具アセンブリの作動の第2のモードに対応する解放位置にあるアクティベーター部材を示す。
【図17】図17は、図14の図に類似の側方断面図であり、閉塞具ブレードを剥き出すために退却位置にある閉塞具アセンブリの閉塞具シールドを示す。
【図18】図18は、図17の示された領域の詳細の隔離された拡大図である。
【図19】図19は、閉塞具シールドの退却位置までの移動の間の指標カラーの近位方向移動を示す側方断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリであって:
閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結され、そして長軸方向軸、および近位端および遠位端を規定する閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材;
該閉塞具シャフトの周りに取り付けられ、そして遠位シールド鼻部を有する閉塞具シールドであって、該貫通部材が該シールド鼻部内に実質的に取り囲まれる延長位置と該貫通部材が該シールド鼻部から少なくとも部分的に剥き出る退却位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;ならびに
該閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして該長軸方向軸の周りで、かつ該閉塞具ハウジングに対する、該閉塞具シールドが該延長位置に固定されそして該シールド鼻部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、該閉塞具シールドを作動可能に解放し、該閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし該組織を貫通するために該貫通部材を剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間の回転移動のために適合された手動操作部材、
を備える、閉塞具アセンブリ。
【請求項2】
前記閉塞具ハウジング内に配置されるラッチ部材であって、前記閉塞具シールドと作動係合して該閉塞具シールドをその延長位置に固定し、該閉塞具シールドを解放するために作用可能であり、それによって該閉塞具シールドの前記手動操作部材によって提供される前記退却位置に向かう移動がその解放位置にあることを可能にするラッチ部材をさらに備える、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項3】
前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をさらに備え、該解放部材が、該閉塞具ハウジングと前記カニューレアンセンブリとの嵌合に際し該カニューレアセンブリを係合するために位置決めされ、それによって該解放部材を置換し、そして該ラッチ部材の作用を引き起こす、請求項2に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項4】
前記閉塞具シールドに作動可能に連結される指標部材を備え、該指標部材が該閉塞具シールドとの長軸方向移動のため、および操作者に該閉塞具シールドの位置決めの視覚的確認を提供するために適合されている、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項5】
前記手動操作部材が、前記手動操作部材の初期位置にあるとき前記指標部材と作動係合にあって前記延長位置に前記閉塞具シールドを固定し、そして該手動操作部材の解放位置にあるとき該指標部材から作動可能に外れて該閉塞具シールドの前記退却位置までの移動を可能にする、請求項4に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項6】
前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記閉塞具シールドに取り付けられる指標カラーを備え、該指標カラーがそれら取り付けられた指標部材を有し、そして該閉塞具シールドとの長軸方向移動に適合されている、請求項5に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項7】
前記初期位置および前記解放位置において前記手動操作部材の位置決めを確認するために、前記閉塞具ハウジングと連結される停止手段を備える、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項8】
前記閉塞具ハウジングに固定された関係で取り付けられ、そして前記手動操作部材と作動可能に連結される制御部材を備え、該制御部材および該手動操作部材の一方が溝を備え、そして該制御部材および該手動操作部材の他方がピンを備え、該ピンが、該手動操作部材のその初期位置と解放位置との間の回転の間に該溝を横切り、それによって該手動操作部材の初期位置と解放位置に対応する溝の端部を終止する、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項9】
前記貫通部材が、前記閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレードである、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項10】
前記閉塞具シールドが、前記延長位置に向かって垂直に付勢される、請求項1に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項11】
組織を貫通し、そしてカニューレアセンブリ内に少なくとも部分的に位置決め可能である閉塞具アセンブリであって:
長軸方向軸を規定する閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトの遠位端に隣接する貫通部材;
該貫通部材の周りに取り付けられ、そして組織を貫通するように適合されたシールド鼻部を有する閉塞具シールドであって、該シールド鼻部が該貫通部材を実質的に取り囲む延長位置と該貫通部材を少なくとも部分的に剥き出す退却位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;
該閉塞具ハウジング内に配置され、そして該閉塞具シールドとの作動係合にあって該閉塞具シールドをその延長位置に固定し、該閉塞具シールドを解放するために作用可能であり、該閉塞具シールドのその退却位置に向かう移動を可能にするラッチ部材;および
該閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして該閉塞具シールドを該延長位置に固定し、それによって該シールド鼻部が組織を通過するために利用される作動の第1のモードに対応する初期位置と、該閉塞具シールドを作動可能に解放し、該閉塞具シールドが該ラッチ部材の作用に際し、その退却位置に移動することを可能にし、該貫通部材を剥き出し、該貫通部材が組織と係合し、該組織を通過することを可能にする手動操作部材、とを備える、閉塞具アセンブリ。
【請求項12】
前記手動操作部材が、前記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され、前記初期位置と前記解放位置との間を移動する、請求項11に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項13】
前記閉塞具ハウジングに取り付けられ、そして前記ラッチ部材と作動可能に連結される解放部材をさらに備え、該解放部材が、該閉塞具ハウジングと前記カニューレアセンブリとの嵌合に際して該カニューレアセンブリを係合するように位置決めされ、それによって該解放部材を置換し、そして該ラッチ部材の作用を引き起こす、請求項11に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項14】
前記閉塞具シールドに作動可能に連結される指標部材を含み、該指標部材が、該閉塞具シールドとの長軸方向移動のため、および操作者に該閉塞具シールドの位置決めの確認を提供するために適合されている、請求項12に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項15】
前記手動操作部材が、該手動操作部材の初期位置にあるとき前記指標部材と作動係合にあって前記閉塞具シールドを延長位置に固定し、そして該手動操作部材の解放位置にあるとき該指標部材から作動可能に外れ、前記ラッチ部材が作用されるとき該閉塞具シールドの前記退却位置までの移動を可能にする、請求項14に記載の閉塞具アセンブリ。
【請求項16】
トロカールアセンブリであって:
カニューレハウジングおよび該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレ;および
該カニューレ内に少なくとも部分的に位置決め可能な閉塞具アセンブリ
を備え、該閉塞具アセンブリが:
閉塞具ハウジング;
該閉塞具ハウジングに連結される閉塞具シャフト;
該閉塞具シャフトに連結される閉塞具ブレード;
該閉塞具ブレードの周りに同軸に取り付けられ、そして該閉塞具ブレードを実質的に取り囲む第1の位置と、該閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す第2の位置との間の長軸方向移動のために適合される閉塞具シールド;および
該閉塞具ハウジングに取り付けられ、該閉塞具ハウジングに対し、該閉塞具シールドのほぼ平滑な先導端部が組織を貫通するために用いられる作動の第1のモードに対応する初期位置と、該閉塞具シールドを作動可能に解放し、該閉塞具シールドがその退却位置まで移動することを可能にし、組織を貫通するために該閉塞具ブレードを少なくとも部分的に剥き出す作動の第2のモードに対応する解放位置との間を操作者によって選択的に移動されるように適合される手動操作部材、を備える、トロカールアセンブリ。
【請求項17】
前記閉塞具ハウジング内に配置され、そして前記閉塞具シールドとの作動係合にあって該閉塞具シールドをその延長位置に固定するラッチ部材をさらに備え、該ラッチ部材が、該閉塞具ハウジングと該カニューレハウジングとが接近する際に該閉塞具シールドを解放するために作用可能である、請求項16に記載のトロカールアセンブリ。
【請求項18】
前記手動操作部材が、前記閉塞具ハウジングに対する回転移動のために適合され、前記初期位置と前記解放位置との間を移動する、請求項16に記載のトロカールアセンブリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate


【公開番号】特開2008−12303(P2008−12303A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−168052(P2007−168052)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(501289751)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (320)
【Fターム(参考)】