2レイヤディスクのサムネイル表示方法
【課題】特許文献1に開示されているサムネイルの表示方法は、主に、単層のディスクについての表示方法であり、近年ディスクの大容量化に伴って開発が行われている2レイヤディスク(デュアルレイヤディスクともいう)などの多層のディスクの各層ごとの表示方法については何ら開示されていない。
【解決手段】本発明は、上記課題に鑑みなされたものである。第一の発明は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、からなる記録再生装置に関する。
【解決手段】本発明は、上記課題に鑑みなされたものである。第一の発明は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、からなる記録再生装置に関する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2レイヤディスクのコンテンツ情報をレイヤごとに同時に表示することができる記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記録されているコンテンツの一覧を表示するための方法として、サムネイルを利用する方法が用いられている。例えば、特許文献1には、単一のメディアドライブに格納されているメディアの画像のサムネイルを利用してファイルの一覧表示やファイル操作などを行う方法が開示されている。
【特許文献1】特開2005−4419
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されているサムネイルの表示方法は、主に、単層のディスクについての表示方法であり、近年ディスクの大容量化に伴って開発が行われている2レイヤディスク(デュアルレイヤディスクともいう)などの多層のディスクの各層ごとの表示方法については何ら開示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものである。
【0005】
第一の発明は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、からなる記録再生装置に関する。
【0006】
第二の発明は、ファイル管理部は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する第一の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0007】
第三の発明は、ファイル管理部は、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する第一の発明又は第二の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0008】
第四の発明は、ファイル管理インターフェイス部は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する第三の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0009】
第五の発明は、ファイル管理部は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する第一の発明から第四の発明のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0010】
第六の発明は、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する第五の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0011】
第七の発明は、ファイル管理インターフェイス部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する第五の発明又は第六の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0012】
第八の発明は、組合表示手段は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する第七の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0013】
第九の発明は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する第一の発明から第八の発明のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、2層ディスクの各層に記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に本発明の実施形態を説明する。実施形態と、請求項との関係はおおむね次のようなものである。
実施形態1は、主に、請求項1、請求項10などについて説明している。
実施形態2は、主に、請求項2、請求項11などについて説明している。
実施形態3は、主に、請求項3について説明している。
実施形態4は、主に、請求項4について説明している。
実施形態5は、主に、請求項5、請求項12などについて説明している。
実施形態6は、主に、請求項6について説明している。
実施形態7は、主に、請求項7、請求項13などについて説明している。
実施形態8は、主に、請求項8、請求項14などについて説明している。
実施形態9は、主に、請求項9について説明している。
【0016】
なお、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、又はメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROMやDVD−ROMなどの読取ドライブ、各種通信用の送受信ポート、インターフェイス、その他の周辺装置などのハードウェア構成部や、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
【0017】
また、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することもできる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる。(本明細書の全体を通じて同様である。)
【0018】
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
【0019】
<<実施形態1>>
以下に、実施形態1について説明する。
<実施形態1の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。
図1は、本実施形態の概念の一例を説明するための図である。本実施形態の記録再生装置0100は、2層ディスクの各層に記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示することができる。図1においては、レイヤ0に記録されているコンテンツのサムネイルA、サムネイルBと、レイヤ1に記録されているコンテンツのサムネイルCがそれぞれレイヤごとに表示されている。
【0020】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図2は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0200は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0201と、ファイル管理部0202と、ファイル管理インターフェイス部0203と、からなる。
【0021】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」は、書換可能型2層ディスクに記録されている信号を読み出したり、書換可能型2層ディスクに信号を記録したりするように構成されている。ここで「書換可能型2層ディスク」とは、信号を記録する層を2層有する書換え可能な光ディスクのことをいう。書換可能型2層ディスクには、その物理的構造から、片面2層式のものと、両面1層式のものとが存在する。同一方向の面に各層のピットが形成されている構造のものを片面2層式という。片面2層式の書換可能型2層ディスクには、一例として、DVD+R DL(Dual Layer)、DVD−R DL(Dual Layer)などが挙げられる。片面2層式のディスクの容量は、一例として、8.5GB(12cmディスクの場合)、2.7GB(8cmディスクの場合)などが挙げられる。次に反対方向の面に各層のピットが形成されている構造のものを両面1層式という。両面1層式の書換可能型2層ディスクには、一例として、DVD−R DoubleSidedなどが挙げられる。両面1層式のディスクの容量は、一例として、9.4GB(12cmディスクの場合)、2.9GB(8cmディスクの場合)などが挙げられる。
【0022】
以下に、片面2層式と両面1層式の書換可能型2層ディスクに記録された信号の再生方法について簡単に説明する。まず書換可能型2層ディスクの各層は、一方の面に信号を記録する領域が設定され、この信号を記録する領域にピットが形成され、その上に金属膜からなる反射層が形成されている。片面2層式の書換可能型2層ディスクは、2層に設けられたこれらのピットに対して、光学ピックアップが同じ方向からそれぞれの層に焦点を合わせて再生用レーザ光を照射し、反射層から反射された信号を読み取って再生する。また両面1層式の書換可能型2層ディスクは、2層に設けられたピットに対して、光学ピックアップが逆の方向からそれぞれの層に焦点を合わせて再生用レーザ光を照射し、反射層から反射された信号を読み取って再生する。
【0023】
次に、信号を2層に記録していく方法には、一般的に、シーケンシャル記録方式と、レイヤジャンプ記録方式がある。シーケンシャル記録方式とは、一の層における信号を記録する領域全てに対して信号を記録し終わってから、他の層に対して信号の記録を開始する方式のことをいう。またレイヤジャンプ記録方式とは、記録するデータを均等に分割して、内周から順に2つの記録層に対して交互に信号を記録していく方式のことをいう。本発明においては、上記シーケンシャル方式のみを対象としている。なぜならば、レイヤジャンプ記録方式では記録された各コンテンツが2層にまたがって記録されるため、各コンテンツを単一のレイヤごとに表示することができないからである。
【0024】
書換可能型2層ディスク用ドライブ部にて読み書きされるデータは、ファイル管理部に入出力されるなどして利用される。
【0025】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するように構成されている。ここで「ファイル」とは、2層ディスクに対して入出力される際に、一かたまりとして取り扱われるデータのことをいう。ファイルには、一例として、静止画像ファイル、映像(動画像ともいう)ファイル、音声ファイル、制御ファイルなどが挙げられる。ファイル管理部は、一例として、ファイルを、その属性情報と関連付けて管理する。ここで「属性情報」には、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。ここで「ファイルとファイルとの関連を示す情報」には、一例として、映像コンテンツが複数のファイルから構成されている場合に、映像コンテンツを構成するファイルの順序を示す情報などが挙げられる。またファイル管理部は、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報などを生成するように構成することもできる。
【0026】
ファイル管理部で管理されるファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0027】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するように構成されている。ここで「ファイルの一覧」には、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報やそれらの組合せなどが挙げられる。ファイル管理インターフェイス部は、一例として、ファイル管理部から取得したファイルの層情報に従って、ファイルの一覧を表示装置(例えばディスプレイなど)に適合するデータ形式に変換して、1画面中に表示する。なお、前記「1画面中」には、画面をスクロールして表示できる場合が含まれていてもよい。また、2層のファイルの一覧をすべて同時に表示してもよいが、本発明は、それに限定されるものではない。例えばどちらか1つの層のファイルの一覧を表示しないというように、その一部を同時に表示しないように構成してもよい。
【0028】
なおファイル管理インターフェイス部が、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報などを生成するように構成してもよい。
【0029】
図3は、ディスプレイに各層ごとに表示されたファイルの一覧の一例を示すための図である。図3においては、下側にレイヤ0のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルA、サムネイルB、サムネイルC)。また上側にレイヤ1のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルD、サムネイルE)。
【0030】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図4は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置0400は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0401を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部0402に「CPU(中央処理装置)」(0404)と、「主メモリ」(0405)と、「記憶装置」(0406)と、「内蔵時計」(0407)と、「ストリーム管理手段」(0408)と、を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部0403に「映像デコード器」(0409)と、「VRAM(Video Random Access Memory)」(0410)と、「ディスプレイ」(0411)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(0412)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0031】
記憶装置は、CPUにて実行される各種プログラム(例えばファイル管理用プログラム、ファイル一覧生成用プログラムなど)や、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から取得したファイルなどを記憶している。またCPUは、記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために読み出す。それと同時に主メモリは、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、主メモリや記憶装置にはそれぞれメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理を行うことが可能になっている。また内蔵時計は、現在時間を計時し出力する機能を備える。また、ストリーム管理手段はCPUからの指令により、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報(例えば、TOC(Table Of Contents)情報)を読み出したり、書換可能型2層ディスク用ドライブ部に書き込んだりする処理を行う。また、映像デコード器は、ストリーム管理手段が読み込んだ管理情報やファイルをデコードし、ディスプレイに適合する形式に変換する。VRAMは、ディスプレイに適合する形式に変換されたファイルの一覧を保持する。ディスプレイは、VRAMから出力されたファイルの一覧を表示する。以上が各ハードウェア構成の機能である。
【0032】
以下に、2層ディスクの各層ごとにファイルの一覧をディスプレイの画面に表示する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。なお、サムネイル情報は、2層ディスクに予め格納されている場合に限定されず、TOC情報に基づいて、ファイル管理用プログラムが生成するように構成されていてもよい。次に、ファイル管理インターフェイス部は、上記サムネイル1(レイヤ0)、サムネイル2(レイヤ1)を映像デコード器でデコードして、層情報レイヤ0、1と関連付けてサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)を、上記のように一時的に主メモリなどに格納する。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を起動して、主メモリのワーク領域(アドレス12)に展開し、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1、サムネイル2に基づいて各層ごとのファイルの一覧を生成し、保持する。保持された各層ごとのファイルの一覧は、VRAMに出力される。VRAMは、各層ごとのファイルの一覧をディスプレイに出力する。ディスプレイは、ファイルの一覧を各層ごとに表示する。
【0033】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(これは、本明細書のその他の処理の流れについても同様である)。
図5は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、ファイル管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得する(ステップS0501)。
次に、ファイル管理ステップは、管理情報からファイルがレイヤ0に記録されているか判断する。判断の結果、レイヤ0に記録されている場合には、ステップS0503に進み、レイヤ0に記録されていない場合には、ステップS0505に進む(ステップS0502)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、レイヤ0としてファイルの一覧を生成する(ステップS0503)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示する(ステップS0504)。
次に、ファイル管理ステップは、レイヤ0に記録されていない場合には、管理情報からファイルがレイヤ1に記録されているか判断する。判断の結果、レイヤ1に記録されている場合には、ステップS0506に進み、レイヤ1に記録されていない場合には、処理を終了する(ステップS0505)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、レイヤ1としてファイルの一覧を生成し、ステップS0504に進む(ステップS0506)。
【0034】
<実施形態1の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、2層ディスクの各層に記録されたファイルを、各層ごとに一覧表示することができる。
【0035】
<<実施形態2>>
以下に、実施形態2について説明する。
<実施形態2の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する実施形態1に記載の記録再生装置に関する。
【0036】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図6は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0600は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0601と、ファイル管理部0602と、ファイル管理インターフェイス部0603と、からなる。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段0604を有する。
【0037】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」については、実施形態1と同様なので説明を省略する。
【0038】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1と同様なので説明を省略する。
(ディスクコピー手段)
「ディスクコピー手段」は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするように構成されている。ここで「ディスクコピー」とは、2層ディスクの一の層に記録されているすべてのファイルを単層ディスクに複写することをいう。また、ディスクコピー手段は、2層ディスクの一の層に記録されているすべてのファイルを他の層に複写するように構成することもできる。以下にディスクコピー手段の動作の一例を説明する。ディスクコピー手段にディスクコピーの起動がかけられると、ディスクコピー手段は、ファイル管理部が管理しているファイルの中からディスクコピーする層のファイルのみを選択する。次に選択したファイルを単層ディスクにディスクコピーする。なお、単層ディスクにディスクコピーするに際して、単層ディスク用のドライブ部を別に有する構成であってもよいし、書換可能型2層ディスク用ドライブ部が単層ディスクを読み書きできるように構成されていてもよい。ディスクコピー手段がディスクコピーするためのファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0039】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図7は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置0700は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0701を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部0702に「CPU(中央処理装置)」(0704)と、「主メモリ」(0705)と、「記憶装置」(0706)と、「内蔵時計」(0707)と、「ストリーム管理手段」(0708)と、「ディスクコピー手段」(0713)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部0703に「映像デコード器」(0709)と、「VRAM(Video Random Access Memory)」(0710)と、「ディスプレイ」(0711)を備えている。そして、それらが「システムバス」(0712)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0040】
ディスクコピー手段は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする。それ以外のハードウェアの構成については実施形態1のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0041】
以下に、2層ディスクの一の層のすべてのファイルを単層ディスクにディスクコピーする場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態1のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、単層ディスクにディスクコピーされる一の層のすべてのファイルが選択される。このファイルの選択操作は、例えば、マウス操作などによって行われる。ディスクコピー手段は、選択されたすべてのファイルを単層ディスクが搭載されているドライブに対してディスクコピーする。なお、ディスクコピー手段は、ハードウェアによる構成に限定されず、ソフトウェアによっても構成することができる。
【0042】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図8は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、ファイル管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得する(ステップS0801)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示する(ステップS0802)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS0804に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS0803)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS0803での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS0804)。
【0043】
<実施形態2の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎に単層ディスクにディスクコピーすることができる。
【0044】
<<実施形態3>>
以下に、実施形態3について説明する。
<実施形態3の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する実施形態1又は2に記載の記録再生装置に関する。
【0045】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図9は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0900は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0901と、ファイル管理部0902と、ファイル管理インターフェイス部0903と、からなる。また、ファイル管理部は、複写移動手段0905を有する。さらに、ファイル管理部は、ディスクコピー手段0904を有する構成であってもよい。
【0046】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」については、実施形態1又は2と同様なので説明を省略する。
【0047】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、複写移動手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1又は2と同様なので説明を省略する。
(複写移動手段)
「複写移動手段」は、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するように構成されている。以下に複写移動手段の動作の一例を説明する。複写移動手段に複写の起動がかけられると、複写移動手段は、ファイル管理部が管理しているファイルの中から複写するファイルを選択する。次に選択したファイルの属性情報を複写先の層に書換えて複写先の層に複写する。ファイルの移動の場合には、複写元のファイルを削除する点が違うのみで、動作は複写と同様であるので説明を省略する。複写移動手段が複写移動するためのファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0048】
図10は、一の層に記録されたファイルを他の層に移動する場合の一例を示すための図である。図10においては、ディスプレイに各層ごとにファイルの一覧が示されており、上段がファイルの移動前の画面であり、下段がファイルの移動後の画面である。図10の上段には、下側にレイヤ0のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルA、サムネイルB、サムネイルC)。また上側にレイヤ1のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルD、サムネイルE)。この状態から、レイヤ1のサムネイルDを選択して、レイヤ1に移動する操作を行うと、図10の下段のように、下側にレイヤ0のサムネイルA、サムネイルB、サムネイルC、サムネイルD、上側にレイヤ1のサムネイルEが表示された状態になる。
【0049】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図11は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1100は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1101を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1102に「CPU(中央処理装置)」(1104)と、「主メモリ」(1105)と、「記憶装置」(1106)と、「内蔵時計」(1107)と、「ストリーム管理手段」(1108)と、「ディスクコピー手段」(1113)と、を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1103に「映像デコード器」(1109)と、「VRAM」(1110)と、「ディスプレイ」(1111)を備えている。そして、それらが「システムバス」(1112)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、複写移動用プログラム(複写移動手段)(アドレス03)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態1又は2のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0050】
以下に、一の層に記録されたファイルを他の層に複写する場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態1又は2のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に複写されるファイルが選択される。このファイルの選択操作は、例えば、マウス操作などによって行われる。選択されたファイルを他の層に複写する操作が行われると、複写移動用プログラム(アドレス03)が起動される。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に複写する。なお、複写移動手段は、上述の複写移動用プログラムなどのソフトウェアによる構成に限定されず、ハードウェアによっても構成することができる。
【0051】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図12は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS1201、ステップS1202については、実施形態2のステップS0801、ステップS0802と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS1204に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS1205に進む(ステップS1203)。
次に、複写移動ステップは、ステップS1203での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS1204)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS1206に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS1205)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS1205での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS1206)。
【0052】
<実施形態3の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動することができる。
【0053】
<<実施形態4>>
以下に、実施形態4について説明する。
<実施形態4の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理インターフェイス部が、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する実施形態3に記載の記録再生装置に関する。
【0054】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図13は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置1300は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1301と、ファイル管理部1302と、ファイル管理インターフェイス部1303と、からなる。また、ファイル管理部は、複写移動手段1305を有する。また、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段1306を有する。さらに、ファイル管理部は、ディスクコピー手段1304を有する構成であってもよい。
【0055】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」については、実施形態3と同様なので説明を省略する。
【0056】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、ドラッグ・ドロップ手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態3と同様なので説明を省略する。
(ドラッグ・ドロップ手段)
「ドラッグ・ドロップ手段」は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するように構成されている。ここで「ドラッグ・ドロップ」とは、画面上のファイルアイコン上でマウスボタンを押し、ボタンを押したままで任意の場所まで移動させてマウスボタンを離す操作のことをいう。マウスボタンを押したままマウスを移動させることを「ドラッグ」といい、移動先でマウスボタンを離す操作を「ドロップ」といい、この2つの動作を連続させることからこう呼ばれる。ドラッグ・ドロップ手段による操作には、一例として、移動、複写などが挙げられる。以下にドラッグ・ドロップ手段の動作の一例を説明する。マウスのクリック動作により、一の層から他の層に移動するファイルアイコンが選択される。ここでファイルアイコンがドラッグされると、ドラッグ・ドロップ手段が起動され、画面上で移動したい層にファイルアイコンが移動したら、ファイルアイコンがドロップされる。すると、ドラッグ・ドロップ手段は、複写移動手段に対して、ファイルの属性情報を移動先の層に書換えて移動先の層にファイルを移動するように制御する。ファイルの複写の場合には、移動元のファイルを削除しない点が違うのみで、動作は移動と同様であるので説明を省略する。
【0057】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図14は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1400は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1401を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1402に「CPU(中央処理装置)」(1404)と、「主メモリ」(1405)と、「記憶装置」(1406)と、「内蔵時計」(1407)と、「ストリーム管理手段」(1408)と、「ディスクコピー手段」(1413)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1403に「映像デコード器」(1409)と、「VRAM」(1410)と、「ディスプレイ」(1411)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(1414)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(1412)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。マウスコントローラは、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動用プログラム(複写移動手段)(アドレス03)を制御する。その他のハードウェアの構成については実施形態3とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0058】
以下に、一の層に記録されたファイルをドラッグ・ドロップすることにより他の層に移動する場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態3のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に移動するファイルアイコンの選択操作を行うと、マウスコントローラが起動され、ファイルが選択される。ここで選択されたファイルアイコンがドラッグ・ドロップされると、マウスコントローラによって、複写移動用プログラム(アドレス03)が起動される。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に移動する。なお、ドラッグ・ドロップ手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0059】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図15は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS1501、ステップS1502については、実施形態2のステップS0801、ステップS0802と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS1504に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS1506に進む(ステップS1503)。
次に、ドラッグ・ドロップステップは、ステップS1503での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップする(ステップS1504)。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS1505)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS1507に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS1506)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS1506での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS1507)。
【0060】
<実施形態4の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御することができる。
【0061】
<<実施形態5>>
以下に、実施形態5について説明する。
<実施形態5の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する実施形態1から4のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0062】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図16は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置1600は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1601と、ファイル管理部1602と、ファイル管理インターフェイス部1603と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段1607を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段1604と、複写移動手段1605と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段1606を有する構成であってもよい。
【0063】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」については、実施形態1から4のいずれか一と同様なので説明を省略する。
【0064】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、各層毎容量管理手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1から4のいずれか一と同様なので説明を省略する。
(各層毎容量管理手段)
「各層毎容量管理手段」は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理するように構成されている。ここで「ファイルの属性情報」には、実施形態1で述べたように、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。また「2層ディスクの属性情報」には、一例として、各層ごとに記録されているファイルの数・ファイル番号・記録容量、各層ごとの記録可能な残記録容量などが挙げられる。また、容量情報は、情報量の単位であるビット、バイト表示に限定されず、例えば、時間に換算した表示であってもよい。各層毎容量管理手段が行う管理には、一例として、以下のようなものが挙げられる。第一に、各層毎容量管理手段は、各層ごとに記録されているファイルの容量を計算する。第二に、各層毎容量管理手段は、各層ごとに記録されているファイルの容量を計算して各層ごとの全ファイルの容量を算出する。第三に、各層毎容量管理手段は、2層ディスクの全容量から記録済みの容量を引き算して記録可能な残記録容量を算出する。第四に、各層毎容量管理手段は、残記録容量を超えない容量のファイルが複写又は移動されようとした場合には、ファイルの複写又は移動後の残記録容量を算出する。第五に、各層毎容量管理手段は、残記録容量を超える容量のファイルが複写又は移動されようとした場合には、その旨をファイル管理インターフェイス部に出力する。上記各層毎容量管理手段での計算結果は、ファイル管理インターフェイス部や後述の容量情報依存制御手段(実施形態6参照)に出力されるなどして利用される。なお、各層毎容量管理手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0065】
図17は、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する一例を示すための図である。図17においては、下側にレイヤ0(合計3.7Gバイト)のファイル一覧が容量情報とともにサムネイル表示されている(サムネイルA(1.5Gバイト)、サムネイルB(1.2Gバイト)、サムネイルC(1.0Gバイト))。また上側にレイヤ1(合計2.4Gバイト)のファイル一覧が容量情報とともにサムネイル表示されている(サムネイルD(1.0Gバイト)、サムネイルE(1.4Gバイト))。
【0066】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図18は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1800は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1801を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1802に「CPU(中央処理装置)」(1804)と、「主メモリ」(1805)と、「記憶装置」(1806)と、「内蔵時計」(1807)と、「ストリーム管理手段」(1808)と、「ディスクコピー手段」(1813)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1803に「映像デコード器」(1809)と、「VRAM」(1810)と、「ディスプレイ」(1811)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(1814)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(1812)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、各層毎容量管理用プログラム(各層毎容量管理手段)(アドレス04)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態1から4のいずれか一とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0067】
以下に、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。ここまでの動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様である。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を、ファイル管理部は、各層毎容量管理用プログラム(アドレス04)をそれぞれ起動して、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)に基づいて各層ごとのファイルの一覧を容量情報とともに生成し、保持する。以降の動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様であるので省略する。
【0068】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図19は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、各層毎容量管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得し、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する(ステップS1901)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を容量情報とともに各層ごとに表示する(ステップS1902)。
次に、ステップS1903〜ステップS1907については、実施形態4のステップS1503〜ステップS1507と同様であるので説明を省略する。
【0069】
<実施形態5の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理することができる。
【0070】
<<実施形態6>>
以下に、実施形態6について説明する。
<実施形態6の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する実施形態5に記載の記録再生装置に関する。
【0071】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図20は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置2000は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2001と、ファイル管理部2002と、ファイル管理インターフェイス部2003と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段2007、容量情報依存制御手段2008と、を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段2004と、複写移動手段2005と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段2006を有する構成であってもよい。
【0072】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」については、実施形態5と同様なので説明を省略する。
【0073】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、容量情報依存制御手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態5と同様なので説明を省略する。
(容量情報依存制御手段)
「容量情報依存制御手段」は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するように構成されている。容量情報依存制御手段は、一例として、一の層から他の層に複写又は移動するファイルの容量情報に応じて以下のように複写移動手段を制御する。第一の例は、複写又は移動するファイルの容量が、複写又は移動先の層の残記録容量を超えない場合には、そのファイルを複写又は移動するように複写移動手段を制御する。第二の例は、複写又は移動するファイルの容量が、複写又は移動先の層の残記録容量を超える場合には、そのファイルを複写又は移動しないように複写移動手段を制御する。なお、容量情報依存制御手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0074】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図21は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置2100は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2101を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部2102に「CPU(中央処理装置)」(2104)と、「主メモリ」(2105)と、「記憶装置」(2106)と、「内蔵時計」(2107)と、「ストリーム管理手段」(2108)と、「ディスクコピー手段」(2113)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部2103に「映像デコード器」(2109)と、「VRAM」(2110)と、「ディスプレイ」(2111)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(2114)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(2112)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、容量情報依存制御用プログラム(容量情報依存制御手段)(アドレス05)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態5とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0075】
以下に、一の層のファイルを他の層に移動する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。ここまでの動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様である。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を、ファイル管理部は、各層毎容量管理用プログラム(アドレス04)をそれぞれ起動して、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)に基づいて各層ごとのファイルの一覧を容量情報とともに生成し、保持する。保持された各層ごとのファイルの一覧は、VRAMに出力される。VRAMは、各層ごとのファイルの一覧をディスプレイに出力する。ディスプレイは、ファイルの一覧を各層ごとに表示する。ここまでの動作は、実施形態5と同様である。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に移動するファイルアイコンの選択操作を行うと、マウスコントローラが起動され、ファイルが選択される。ここで選択されたファイルアイコンがドラッグ・ドロップされると、マウスコントローラによって、容量情報依存制御用プログラム(アドレス05)が起動される。容量情報依存制御用プログラム(アドレス05)は移動元のファイル容量が、移動先の層の残記録容量を超えていないので複写移動用プログラム(アドレス03)を起動し、次のように制御する。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に移動する。なお、ドラッグ・ドロップ手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0076】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図22は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2201、ステップS2202については、実施形態5のステップS1701、ステップS1702と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS2204に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS2208に進む(ステップS2203)。
次に、ドラッグ・ドロップステップは、ステップS2203での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップする(ステップS2204)。
次に、容量情報依存制御ステップは、各層毎容量管理ステップが管理する容量情報に基づいて複写移動ステップを制御する(ステップS2205)。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合には、ステップS2207に進み、複写又は/及び、移動しない場合には、ステップS2208に進む(ステップS2206)。
次に、複写移動ステップは、判断の結果、複写又は/及び、移動する場合には、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS2207)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS2209に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS2208)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS2208での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS2209)。
【0077】
<実施形態6の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御することができる。
【0078】
<<実施形態7>>
以下に、実施形態7について説明する。
<実施形態7の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理インターフェイス部が、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する実施形態5又は6に記載の記録再生装置に関する。
【0079】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図23は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置2300は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2301と、ファイル管理部2302と、ファイル管理インターフェイス部2303と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段2307を有する。ファイル管理インターフェイス部は、組合表示手段2309を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段2304と、複写移動手段2305と、容量情報依存制御手段2308と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段2306を有する構成であってもよい。
【0080】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」については、実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。
【0081】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、組合表示手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。
(組合表示手段)
「組合表示手段」は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示するように構成されている。ここで「できるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する」とは、一例として、組合せたファイルの合計容量が単一層の記録容量を超えないもののうちで、単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを表示することなどが挙げられる。単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せが好ましいが、本発明は、それに限定されるものではなく、例えば、単一層の記録容量に二番目、三番目に近いファイルの組合せであってもよい。どの組合せを表示するかは、設計事項である。例えば、単一層の記録容量が4.7Gバイトであり、2層ディスクに記録されている組合せが、単一層の記録容量に近い順に4.7Gバイト、4.6Gバイト、4.5Gバイト、4.0Gバイト、3.7Gバイト、2.5Gバイトであるとする。このとき、組合表示手段は、ファイルの合計容量が4.0Gバイト以上になる組合せのうちで一番最初に検出された組合せを表示するように構成されているとする。この場合には、ファイルの組合せアルゴリズムによって、ファイルの合計の記録容量が4.7Gバイト、4.6Gバイト、4.5Gバイト、4.0Gバイトの4種類のファイルの組合せの表示が考えられることになる。なお、ファイルの組合せは、一つ表示するものであってもよいし同時に二以上表示するものであってもよい。
【0082】
組合表示手段は、単層ディスクにディスクコピーする場合などに有効である。なお、組合表示手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。以下、図を用いて組合表示手段による表示方法について説明する。
【0083】
図24は、組合表示手段が単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図24においては、図17で示したように、レイヤ0に1.5Gバイト、1.2Gバイト、1.0Gバイトのファイルが記録されており、レイヤ1に1.0Gバイト、1.4Gバイトのファイルが記録されているものとし、単一層の記録容量が4.7Gバイトであるとしている。このとき、組合表示手段は、単一層の記録容量が4.7Gバイトに最も近い組合せ(サムネイルA(1.5Gバイト:レイヤ0)、サムネイルB(1.2Gバイト:レイヤ0)、サムネイルC(1.0Gバイト:レイヤ0)、サムネイルD(1.0Gバイト:レイヤ1))を下段に表示している。なお、上段は、残りのファイル(サムネイルE(1.4Gバイト:レイヤ1))を示している。
【0084】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図25は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置2500は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2501を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部2502に「CPU(中央処理装置)」(2504)と、「主メモリ」(2505)と、「記憶装置」(2506)と、「内蔵時計」(2507)と、「ストリーム管理手段」(2508)と、「ディスクコピー手段」(2513)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部2503に「映像デコード器」(2509)と、「VRAM」(2510)と、「ディスプレイ」(2511)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(2514)と、「組合表示手段」(2515)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(2512)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。ファイル管理インターフェイス部が、「組合表示手段」を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態5又は6のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0085】
以下に、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する場合について説明する。まず各層ごとのファイルの一覧が、ディスプレイに表示されるまでの動作については実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。次にマウスコントローラによって、組合せ表示手段が起動されると、組合表示手段は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する。
【0086】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図26は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2601については、実施形態6のステップS2201と同様であるので説明を省略する。
次に、ファイル管理インターフェイスステップの組合表示ステップは、一各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する(ステップS2602)。
次に、ステップS2603〜ステップS2609については、実施形態6のステップS2203〜ステップS2209と同様であるので説明を省略する。
【0087】
<実施形態7の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示することができる。
【0088】
<<実施形態8>>
以下に、実施形態8について説明する。
<実施形態8の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、組合表示手段が、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する実施形態7に記載の記録再生装置に関する。
【0089】
<構成要件の明示>
本実施形態の構成要件については、実施形態7と同様であるので説明を省略する。
【0090】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」については、実施形態7と同様なので説明を省略する。
【0091】
(ファイル管理インターフェイス部)
(組合表示手段)
「組合表示手段」は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示するように構成されている。ここで「属性情報」には、実施形態1で述べたように、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、残記録時間の情報、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。
【0092】
図27は、組合表示手段が、ファイル属性情報(ジャンル)に基づいて組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図27においては、ジャンルごとにファイルが組合されて表示されている。図27の上段は、ジャンル:スポーツであり、サムネイルC(レイヤ0)と、サムネイルD(レイヤ1)が表示されている。下段は、ジャンル:映画であり、サムネイルA(レイヤ0)と、サムネイルB(レイヤ0)、サムネイルE(レイヤ1)が表示されている。
【0093】
図28は、組合表示手段が、ファイル属性情報(チャンネル)に基づいて組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図28においては、ジャンルごとにファイルが組合されて表示されている。図27の上段は、チャンネル2で録画されたコンテンツであり、サムネイルA(レイヤ0)と、サムネイルC(レイヤ0)と、サムネイルD(レイヤ1)が表示されている。下段は、チャンネル1で録画されたコンテンツであり、サムネイルB(レイヤ0)と、サムネイルE(レイヤ1)が表示されている。
【0094】
(ハードウェア構成図)
本実施形態のハードウェア構成については実施形態7と同様であるので説明を省略する。
【0095】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図29は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2901、ステップS2902については、実施形態7のステップS2601、ステップS2602と同様であるので説明を省略する。
次に、組合表示ステップは、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する(ステップS2903)。
次に、ステップS2904〜ステップS2910については、実施形態7のステップS2603〜ステップS2609と同様であるので説明を省略する。
【0096】
<実施形態8の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示することができる。
【0097】
<<実施形態9>>
<実施形態9の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する実施形態1から8のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0098】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図30は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置3000は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部3001と、ファイル管理部3002と、ファイル管理インターフェイス部3003と、単層ディスクドライブ部3010と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段3007を有する。ファイル管理インターフェイス部は、組合表示手段3009を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段3004と、複写移動手段3005と、容量情報依存制御手段3008と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段3006を有する構成であってもよい。
【0099】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)、(組合表示手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」、「組合表示手段」については、実施形態1から8のいずれか一と同様なので説明を省略する。
【0100】
(単層ディスクドライブ部)
「単層ディスクドライブ部」は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするように構成されている。ここで「単層ディスク」には、一例として、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、DVD−Video、DVD−VR、DVD+R、DVD+RW、DVD+VR、Blu−ray Diskなどが挙げられる。ディスクコピー手段に、ディスクコピーの起動がかけられると、ディスクコピー手段は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部からファイルを取得して、単層ディスクにファイルをコピーする。単層ディスクドライブ部を個別に有することにより、書換可能型2層ディスク用ドライブ部に単層ディスクを入れてディスクコピーをする必要がないという利点がある。
【0101】
(ハードウェア構成図)
本実施形態のハードウェア構成については、ディスクコピーのための単層ディスクドライブ部を有する点以外は、実施形態1から8のいずれか一と同様であるので説明を省略する。
【0102】
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れについては、ディスクコピーのための単層ディスクドライブ部を利用する点以外は、実施形態1から8のいずれか一と同様であるので説明を省略する。
【0103】
<実施形態9の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、2レイヤディスクのコンテンツ情報をレイヤごとに同時に表示することができる記録再生装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】実施形態1の概念図
【図2】実施形態1の機能ブロック図
【図3】実施形態1において、ディスプレイに各層ごとに表示されたファイルの一覧を説明するための図
【図4】実施形態1のハードウェア構成図
【図5】実施形態1の処理の流れ図
【図6】実施形態2の機能ブロック図
【図7】実施形態2のハードウェア構成図
【図8】実施形態2の処理の流れ図
【図9】実施形態3の機能ブロック図
【図10】実施形態3において、一の層に記録されたファイルを他の層に移動する場合を説明するための図
【図11】実施形態3のハードウェア構成図
【図12】実施形態3の処理の流れ図
【図13】実施形態4の機能ブロック図
【図14】実施形態4のハードウェア構成図
【図15】実施形態4の処理の流れ図
【図16】実施形態5の機能ブロック図
【図17】実施形態5において、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する場合を説明するための図
【図18】実施形態5のハードウェア構成図
【図19】実施形態5の処理の流れ図
【図20】実施形態6の機能ブロック図
【図21】実施形態6のハードウェア構成図
【図22】実施形態6の処理の流れ図
【図23】実施形態7の機能ブロック図
【図24】実施形態7において、組合表示手段が単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを説明するための図
【図25】実施形態7のハードウェア構成図
【図26】実施形態7の処理の流れ図
【図27】実施形態8において、組合表示手段が、ファイル属性情報(ジャンル)に基づいて組合せを表示する場合を説明するための図
【図28】実施形態8において、組合表示手段が、ファイル属性情報(チャンネル)に基づいて組合せを表示する場合を説明するための図
【図29】実施形態8の処理の流れ図
【図30】実施形態9の機能ブロック図
【符号の説明】
【0106】
0100 記録再生装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、2レイヤディスクのコンテンツ情報をレイヤごとに同時に表示することができる記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記録されているコンテンツの一覧を表示するための方法として、サムネイルを利用する方法が用いられている。例えば、特許文献1には、単一のメディアドライブに格納されているメディアの画像のサムネイルを利用してファイルの一覧表示やファイル操作などを行う方法が開示されている。
【特許文献1】特開2005−4419
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されているサムネイルの表示方法は、主に、単層のディスクについての表示方法であり、近年ディスクの大容量化に伴って開発が行われている2レイヤディスク(デュアルレイヤディスクともいう)などの多層のディスクの各層ごとの表示方法については何ら開示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものである。
【0005】
第一の発明は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、からなる記録再生装置に関する。
【0006】
第二の発明は、ファイル管理部は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する第一の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0007】
第三の発明は、ファイル管理部は、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する第一の発明又は第二の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0008】
第四の発明は、ファイル管理インターフェイス部は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する第三の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0009】
第五の発明は、ファイル管理部は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する第一の発明から第四の発明のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0010】
第六の発明は、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する第五の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0011】
第七の発明は、ファイル管理インターフェイス部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する第五の発明又は第六の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0012】
第八の発明は、組合表示手段は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する第七の発明に記載の記録再生装置に関する。
【0013】
第九の発明は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する第一の発明から第八の発明のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、2層ディスクの各層に記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に本発明の実施形態を説明する。実施形態と、請求項との関係はおおむね次のようなものである。
実施形態1は、主に、請求項1、請求項10などについて説明している。
実施形態2は、主に、請求項2、請求項11などについて説明している。
実施形態3は、主に、請求項3について説明している。
実施形態4は、主に、請求項4について説明している。
実施形態5は、主に、請求項5、請求項12などについて説明している。
実施形態6は、主に、請求項6について説明している。
実施形態7は、主に、請求項7、請求項13などについて説明している。
実施形態8は、主に、請求項8、請求項14などについて説明している。
実施形態9は、主に、請求項9について説明している。
【0016】
なお、以下に記載する各機能ブロックは、ハードウェア、又はメモリ上に展開しハードウェアを制御することでその作用が得られるソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメモリ、ハードディスクドライブ、CD−ROMやDVD−ROMなどの読取ドライブ、各種通信用の送受信ポート、インターフェイス、その他の周辺装置などのハードウェア構成部や、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどが挙げられる。
【0017】
また、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することもできる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる。(本明細書の全体を通じて同様である。)
【0018】
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
【0019】
<<実施形態1>>
以下に、実施形態1について説明する。
<実施形態1の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。
図1は、本実施形態の概念の一例を説明するための図である。本実施形態の記録再生装置0100は、2層ディスクの各層に記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示することができる。図1においては、レイヤ0に記録されているコンテンツのサムネイルA、サムネイルBと、レイヤ1に記録されているコンテンツのサムネイルCがそれぞれレイヤごとに表示されている。
【0020】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図2は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0200は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0201と、ファイル管理部0202と、ファイル管理インターフェイス部0203と、からなる。
【0021】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」は、書換可能型2層ディスクに記録されている信号を読み出したり、書換可能型2層ディスクに信号を記録したりするように構成されている。ここで「書換可能型2層ディスク」とは、信号を記録する層を2層有する書換え可能な光ディスクのことをいう。書換可能型2層ディスクには、その物理的構造から、片面2層式のものと、両面1層式のものとが存在する。同一方向の面に各層のピットが形成されている構造のものを片面2層式という。片面2層式の書換可能型2層ディスクには、一例として、DVD+R DL(Dual Layer)、DVD−R DL(Dual Layer)などが挙げられる。片面2層式のディスクの容量は、一例として、8.5GB(12cmディスクの場合)、2.7GB(8cmディスクの場合)などが挙げられる。次に反対方向の面に各層のピットが形成されている構造のものを両面1層式という。両面1層式の書換可能型2層ディスクには、一例として、DVD−R DoubleSidedなどが挙げられる。両面1層式のディスクの容量は、一例として、9.4GB(12cmディスクの場合)、2.9GB(8cmディスクの場合)などが挙げられる。
【0022】
以下に、片面2層式と両面1層式の書換可能型2層ディスクに記録された信号の再生方法について簡単に説明する。まず書換可能型2層ディスクの各層は、一方の面に信号を記録する領域が設定され、この信号を記録する領域にピットが形成され、その上に金属膜からなる反射層が形成されている。片面2層式の書換可能型2層ディスクは、2層に設けられたこれらのピットに対して、光学ピックアップが同じ方向からそれぞれの層に焦点を合わせて再生用レーザ光を照射し、反射層から反射された信号を読み取って再生する。また両面1層式の書換可能型2層ディスクは、2層に設けられたピットに対して、光学ピックアップが逆の方向からそれぞれの層に焦点を合わせて再生用レーザ光を照射し、反射層から反射された信号を読み取って再生する。
【0023】
次に、信号を2層に記録していく方法には、一般的に、シーケンシャル記録方式と、レイヤジャンプ記録方式がある。シーケンシャル記録方式とは、一の層における信号を記録する領域全てに対して信号を記録し終わってから、他の層に対して信号の記録を開始する方式のことをいう。またレイヤジャンプ記録方式とは、記録するデータを均等に分割して、内周から順に2つの記録層に対して交互に信号を記録していく方式のことをいう。本発明においては、上記シーケンシャル方式のみを対象としている。なぜならば、レイヤジャンプ記録方式では記録された各コンテンツが2層にまたがって記録されるため、各コンテンツを単一のレイヤごとに表示することができないからである。
【0024】
書換可能型2層ディスク用ドライブ部にて読み書きされるデータは、ファイル管理部に入出力されるなどして利用される。
【0025】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するように構成されている。ここで「ファイル」とは、2層ディスクに対して入出力される際に、一かたまりとして取り扱われるデータのことをいう。ファイルには、一例として、静止画像ファイル、映像(動画像ともいう)ファイル、音声ファイル、制御ファイルなどが挙げられる。ファイル管理部は、一例として、ファイルを、その属性情報と関連付けて管理する。ここで「属性情報」には、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。ここで「ファイルとファイルとの関連を示す情報」には、一例として、映像コンテンツが複数のファイルから構成されている場合に、映像コンテンツを構成するファイルの順序を示す情報などが挙げられる。またファイル管理部は、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報などを生成するように構成することもできる。
【0026】
ファイル管理部で管理されるファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0027】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するように構成されている。ここで「ファイルの一覧」には、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報やそれらの組合せなどが挙げられる。ファイル管理インターフェイス部は、一例として、ファイル管理部から取得したファイルの層情報に従って、ファイルの一覧を表示装置(例えばディスプレイなど)に適合するデータ形式に変換して、1画面中に表示する。なお、前記「1画面中」には、画面をスクロールして表示できる場合が含まれていてもよい。また、2層のファイルの一覧をすべて同時に表示してもよいが、本発明は、それに限定されるものではない。例えばどちらか1つの層のファイルの一覧を表示しないというように、その一部を同時に表示しないように構成してもよい。
【0028】
なおファイル管理インターフェイス部が、一例として、ファイルの内容を示す文字情報、静止画情報、サムネイル情報などを生成するように構成してもよい。
【0029】
図3は、ディスプレイに各層ごとに表示されたファイルの一覧の一例を示すための図である。図3においては、下側にレイヤ0のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルA、サムネイルB、サムネイルC)。また上側にレイヤ1のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルD、サムネイルE)。
【0030】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図4は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置0400は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0401を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部0402に「CPU(中央処理装置)」(0404)と、「主メモリ」(0405)と、「記憶装置」(0406)と、「内蔵時計」(0407)と、「ストリーム管理手段」(0408)と、を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部0403に「映像デコード器」(0409)と、「VRAM(Video Random Access Memory)」(0410)と、「ディスプレイ」(0411)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(0412)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0031】
記憶装置は、CPUにて実行される各種プログラム(例えばファイル管理用プログラム、ファイル一覧生成用プログラムなど)や、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から取得したファイルなどを記憶している。またCPUは、記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために読み出す。それと同時に主メモリは、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、主メモリや記憶装置にはそれぞれメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理を行うことが可能になっている。また内蔵時計は、現在時間を計時し出力する機能を備える。また、ストリーム管理手段はCPUからの指令により、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報(例えば、TOC(Table Of Contents)情報)を読み出したり、書換可能型2層ディスク用ドライブ部に書き込んだりする処理を行う。また、映像デコード器は、ストリーム管理手段が読み込んだ管理情報やファイルをデコードし、ディスプレイに適合する形式に変換する。VRAMは、ディスプレイに適合する形式に変換されたファイルの一覧を保持する。ディスプレイは、VRAMから出力されたファイルの一覧を表示する。以上が各ハードウェア構成の機能である。
【0032】
以下に、2層ディスクの各層ごとにファイルの一覧をディスプレイの画面に表示する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。なお、サムネイル情報は、2層ディスクに予め格納されている場合に限定されず、TOC情報に基づいて、ファイル管理用プログラムが生成するように構成されていてもよい。次に、ファイル管理インターフェイス部は、上記サムネイル1(レイヤ0)、サムネイル2(レイヤ1)を映像デコード器でデコードして、層情報レイヤ0、1と関連付けてサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)を、上記のように一時的に主メモリなどに格納する。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を起動して、主メモリのワーク領域(アドレス12)に展開し、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1、サムネイル2に基づいて各層ごとのファイルの一覧を生成し、保持する。保持された各層ごとのファイルの一覧は、VRAMに出力される。VRAMは、各層ごとのファイルの一覧をディスプレイに出力する。ディスプレイは、ファイルの一覧を各層ごとに表示する。
【0033】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(これは、本明細書のその他の処理の流れについても同様である)。
図5は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、ファイル管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得する(ステップS0501)。
次に、ファイル管理ステップは、管理情報からファイルがレイヤ0に記録されているか判断する。判断の結果、レイヤ0に記録されている場合には、ステップS0503に進み、レイヤ0に記録されていない場合には、ステップS0505に進む(ステップS0502)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、レイヤ0としてファイルの一覧を生成する(ステップS0503)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示する(ステップS0504)。
次に、ファイル管理ステップは、レイヤ0に記録されていない場合には、管理情報からファイルがレイヤ1に記録されているか判断する。判断の結果、レイヤ1に記録されている場合には、ステップS0506に進み、レイヤ1に記録されていない場合には、処理を終了する(ステップS0505)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、レイヤ1としてファイルの一覧を生成し、ステップS0504に進む(ステップS0506)。
【0034】
<実施形態1の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、2層ディスクの各層に記録されたファイルを、各層ごとに一覧表示することができる。
【0035】
<<実施形態2>>
以下に、実施形態2について説明する。
<実施形態2の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する実施形態1に記載の記録再生装置に関する。
【0036】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図6は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0600は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0601と、ファイル管理部0602と、ファイル管理インターフェイス部0603と、からなる。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段0604を有する。
【0037】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」については、実施形態1と同様なので説明を省略する。
【0038】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1と同様なので説明を省略する。
(ディスクコピー手段)
「ディスクコピー手段」は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするように構成されている。ここで「ディスクコピー」とは、2層ディスクの一の層に記録されているすべてのファイルを単層ディスクに複写することをいう。また、ディスクコピー手段は、2層ディスクの一の層に記録されているすべてのファイルを他の層に複写するように構成することもできる。以下にディスクコピー手段の動作の一例を説明する。ディスクコピー手段にディスクコピーの起動がかけられると、ディスクコピー手段は、ファイル管理部が管理しているファイルの中からディスクコピーする層のファイルのみを選択する。次に選択したファイルを単層ディスクにディスクコピーする。なお、単層ディスクにディスクコピーするに際して、単層ディスク用のドライブ部を別に有する構成であってもよいし、書換可能型2層ディスク用ドライブ部が単層ディスクを読み書きできるように構成されていてもよい。ディスクコピー手段がディスクコピーするためのファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0039】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図7は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置0700は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0701を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部0702に「CPU(中央処理装置)」(0704)と、「主メモリ」(0705)と、「記憶装置」(0706)と、「内蔵時計」(0707)と、「ストリーム管理手段」(0708)と、「ディスクコピー手段」(0713)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部0703に「映像デコード器」(0709)と、「VRAM(Video Random Access Memory)」(0710)と、「ディスプレイ」(0711)を備えている。そして、それらが「システムバス」(0712)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0040】
ディスクコピー手段は、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする。それ以外のハードウェアの構成については実施形態1のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0041】
以下に、2層ディスクの一の層のすべてのファイルを単層ディスクにディスクコピーする場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態1のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、単層ディスクにディスクコピーされる一の層のすべてのファイルが選択される。このファイルの選択操作は、例えば、マウス操作などによって行われる。ディスクコピー手段は、選択されたすべてのファイルを単層ディスクが搭載されているドライブに対してディスクコピーする。なお、ディスクコピー手段は、ハードウェアによる構成に限定されず、ソフトウェアによっても構成することができる。
【0042】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図8は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、ファイル管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得する(ステップS0801)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示する(ステップS0802)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS0804に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS0803)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS0803での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS0804)。
【0043】
<実施形態2の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎に単層ディスクにディスクコピーすることができる。
【0044】
<<実施形態3>>
以下に、実施形態3について説明する。
<実施形態3の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する実施形態1又は2に記載の記録再生装置に関する。
【0045】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図9は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置0900は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部0901と、ファイル管理部0902と、ファイル管理インターフェイス部0903と、からなる。また、ファイル管理部は、複写移動手段0905を有する。さらに、ファイル管理部は、ディスクコピー手段0904を有する構成であってもよい。
【0046】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」については、実施形態1又は2と同様なので説明を省略する。
【0047】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、複写移動手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1又は2と同様なので説明を省略する。
(複写移動手段)
「複写移動手段」は、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するように構成されている。以下に複写移動手段の動作の一例を説明する。複写移動手段に複写の起動がかけられると、複写移動手段は、ファイル管理部が管理しているファイルの中から複写するファイルを選択する。次に選択したファイルの属性情報を複写先の層に書換えて複写先の層に複写する。ファイルの移動の場合には、複写元のファイルを削除する点が違うのみで、動作は複写と同様であるので説明を省略する。複写移動手段が複写移動するためのファイルは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部、ファイル管理インターフェイス部に入出力されるなどして利用される。
【0048】
図10は、一の層に記録されたファイルを他の層に移動する場合の一例を示すための図である。図10においては、ディスプレイに各層ごとにファイルの一覧が示されており、上段がファイルの移動前の画面であり、下段がファイルの移動後の画面である。図10の上段には、下側にレイヤ0のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルA、サムネイルB、サムネイルC)。また上側にレイヤ1のファイル一覧がサムネイル表示されている(サムネイルD、サムネイルE)。この状態から、レイヤ1のサムネイルDを選択して、レイヤ1に移動する操作を行うと、図10の下段のように、下側にレイヤ0のサムネイルA、サムネイルB、サムネイルC、サムネイルD、上側にレイヤ1のサムネイルEが表示された状態になる。
【0049】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図11は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1100は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1101を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1102に「CPU(中央処理装置)」(1104)と、「主メモリ」(1105)と、「記憶装置」(1106)と、「内蔵時計」(1107)と、「ストリーム管理手段」(1108)と、「ディスクコピー手段」(1113)と、を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1103に「映像デコード器」(1109)と、「VRAM」(1110)と、「ディスプレイ」(1111)を備えている。そして、それらが「システムバス」(1112)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、複写移動用プログラム(複写移動手段)(アドレス03)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態1又は2のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0050】
以下に、一の層に記録されたファイルを他の層に複写する場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態1又は2のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に複写されるファイルが選択される。このファイルの選択操作は、例えば、マウス操作などによって行われる。選択されたファイルを他の層に複写する操作が行われると、複写移動用プログラム(アドレス03)が起動される。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に複写する。なお、複写移動手段は、上述の複写移動用プログラムなどのソフトウェアによる構成に限定されず、ハードウェアによっても構成することができる。
【0051】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図12は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS1201、ステップS1202については、実施形態2のステップS0801、ステップS0802と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS1204に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS1205に進む(ステップS1203)。
次に、複写移動ステップは、ステップS1203での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS1204)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS1206に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS1205)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS1205での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS1206)。
【0052】
<実施形態3の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動することができる。
【0053】
<<実施形態4>>
以下に、実施形態4について説明する。
<実施形態4の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理インターフェイス部が、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する実施形態3に記載の記録再生装置に関する。
【0054】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図13は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置1300は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1301と、ファイル管理部1302と、ファイル管理インターフェイス部1303と、からなる。また、ファイル管理部は、複写移動手段1305を有する。また、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段1306を有する。さらに、ファイル管理部は、ディスクコピー手段1304を有する構成であってもよい。
【0055】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」については、実施形態3と同様なので説明を省略する。
【0056】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、ドラッグ・ドロップ手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態3と同様なので説明を省略する。
(ドラッグ・ドロップ手段)
「ドラッグ・ドロップ手段」は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するように構成されている。ここで「ドラッグ・ドロップ」とは、画面上のファイルアイコン上でマウスボタンを押し、ボタンを押したままで任意の場所まで移動させてマウスボタンを離す操作のことをいう。マウスボタンを押したままマウスを移動させることを「ドラッグ」といい、移動先でマウスボタンを離す操作を「ドロップ」といい、この2つの動作を連続させることからこう呼ばれる。ドラッグ・ドロップ手段による操作には、一例として、移動、複写などが挙げられる。以下にドラッグ・ドロップ手段の動作の一例を説明する。マウスのクリック動作により、一の層から他の層に移動するファイルアイコンが選択される。ここでファイルアイコンがドラッグされると、ドラッグ・ドロップ手段が起動され、画面上で移動したい層にファイルアイコンが移動したら、ファイルアイコンがドロップされる。すると、ドラッグ・ドロップ手段は、複写移動手段に対して、ファイルの属性情報を移動先の層に書換えて移動先の層にファイルを移動するように制御する。ファイルの複写の場合には、移動元のファイルを削除しない点が違うのみで、動作は移動と同様であるので説明を省略する。
【0057】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図14は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1400は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1401を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1402に「CPU(中央処理装置)」(1404)と、「主メモリ」(1405)と、「記憶装置」(1406)と、「内蔵時計」(1407)と、「ストリーム管理手段」(1408)と、「ディスクコピー手段」(1413)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1403に「映像デコード器」(1409)と、「VRAM」(1410)と、「ディスプレイ」(1411)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(1414)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(1412)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。マウスコントローラは、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動用プログラム(複写移動手段)(アドレス03)を制御する。その他のハードウェアの構成については実施形態3とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0058】
以下に、一の層に記録されたファイルをドラッグ・ドロップすることにより他の層に移動する場合について説明する。ディスプレイが、ファイルの一覧を各層ごとに表示するまでの動作については実施形態3のハードウェア構成図の動作説明と同様であるので省略する。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に移動するファイルアイコンの選択操作を行うと、マウスコントローラが起動され、ファイルが選択される。ここで選択されたファイルアイコンがドラッグ・ドロップされると、マウスコントローラによって、複写移動用プログラム(アドレス03)が起動される。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に移動する。なお、ドラッグ・ドロップ手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0059】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図15は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS1501、ステップS1502については、実施形態2のステップS0801、ステップS0802と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS1504に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS1506に進む(ステップS1503)。
次に、ドラッグ・ドロップステップは、ステップS1503での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップする(ステップS1504)。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS1505)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS1507に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS1506)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS1506での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS1507)。
【0060】
<実施形態4の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御することができる。
【0061】
<<実施形態5>>
以下に、実施形態5について説明する。
<実施形態5の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する実施形態1から4のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0062】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図16は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置1600は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1601と、ファイル管理部1602と、ファイル管理インターフェイス部1603と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段1607を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段1604と、複写移動手段1605と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段1606を有する構成であってもよい。
【0063】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」については、実施形態1から4のいずれか一と同様なので説明を省略する。
【0064】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、各層毎容量管理手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態1から4のいずれか一と同様なので説明を省略する。
(各層毎容量管理手段)
「各層毎容量管理手段」は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理するように構成されている。ここで「ファイルの属性情報」には、実施形態1で述べたように、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。また「2層ディスクの属性情報」には、一例として、各層ごとに記録されているファイルの数・ファイル番号・記録容量、各層ごとの記録可能な残記録容量などが挙げられる。また、容量情報は、情報量の単位であるビット、バイト表示に限定されず、例えば、時間に換算した表示であってもよい。各層毎容量管理手段が行う管理には、一例として、以下のようなものが挙げられる。第一に、各層毎容量管理手段は、各層ごとに記録されているファイルの容量を計算する。第二に、各層毎容量管理手段は、各層ごとに記録されているファイルの容量を計算して各層ごとの全ファイルの容量を算出する。第三に、各層毎容量管理手段は、2層ディスクの全容量から記録済みの容量を引き算して記録可能な残記録容量を算出する。第四に、各層毎容量管理手段は、残記録容量を超えない容量のファイルが複写又は移動されようとした場合には、ファイルの複写又は移動後の残記録容量を算出する。第五に、各層毎容量管理手段は、残記録容量を超える容量のファイルが複写又は移動されようとした場合には、その旨をファイル管理インターフェイス部に出力する。上記各層毎容量管理手段での計算結果は、ファイル管理インターフェイス部や後述の容量情報依存制御手段(実施形態6参照)に出力されるなどして利用される。なお、各層毎容量管理手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0065】
図17は、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する一例を示すための図である。図17においては、下側にレイヤ0(合計3.7Gバイト)のファイル一覧が容量情報とともにサムネイル表示されている(サムネイルA(1.5Gバイト)、サムネイルB(1.2Gバイト)、サムネイルC(1.0Gバイト))。また上側にレイヤ1(合計2.4Gバイト)のファイル一覧が容量情報とともにサムネイル表示されている(サムネイルD(1.0Gバイト)、サムネイルE(1.4Gバイト))。
【0066】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図18は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置1800は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部1801を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部1802に「CPU(中央処理装置)」(1804)と、「主メモリ」(1805)と、「記憶装置」(1806)と、「内蔵時計」(1807)と、「ストリーム管理手段」(1808)と、「ディスクコピー手段」(1813)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部1803に「映像デコード器」(1809)と、「VRAM」(1810)と、「ディスプレイ」(1811)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(1814)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(1812)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、各層毎容量管理用プログラム(各層毎容量管理手段)(アドレス04)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態1から4のいずれか一とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0067】
以下に、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。ここまでの動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様である。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を、ファイル管理部は、各層毎容量管理用プログラム(アドレス04)をそれぞれ起動して、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)に基づいて各層ごとのファイルの一覧を容量情報とともに生成し、保持する。以降の動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様であるので省略する。
【0068】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図19は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。
まず、各層毎容量管理ステップは、書換可能型2層ディスク用ドライブ部から管理情報を取得し、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する(ステップS1901)。
次に、ファイル管理インターフェイスステップは、記録されているファイルの一覧を容量情報とともに各層ごとに表示する(ステップS1902)。
次に、ステップS1903〜ステップS1907については、実施形態4のステップS1503〜ステップS1507と同様であるので説明を省略する。
【0069】
<実施形態5の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理することができる。
【0070】
<<実施形態6>>
以下に、実施形態6について説明する。
<実施形態6の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理部が、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する実施形態5に記載の記録再生装置に関する。
【0071】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図20は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置2000は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2001と、ファイル管理部2002と、ファイル管理インターフェイス部2003と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段2007、容量情報依存制御手段2008と、を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段2004と、複写移動手段2005と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段2006を有する構成であってもよい。
【0072】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」については、実施形態5と同様なので説明を省略する。
【0073】
(ファイル管理部)
「ファイル管理部」は、容量情報依存制御手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態5と同様なので説明を省略する。
(容量情報依存制御手段)
「容量情報依存制御手段」は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するように構成されている。容量情報依存制御手段は、一例として、一の層から他の層に複写又は移動するファイルの容量情報に応じて以下のように複写移動手段を制御する。第一の例は、複写又は移動するファイルの容量が、複写又は移動先の層の残記録容量を超えない場合には、そのファイルを複写又は移動するように複写移動手段を制御する。第二の例は、複写又は移動するファイルの容量が、複写又は移動先の層の残記録容量を超える場合には、そのファイルを複写又は移動しないように複写移動手段を制御する。なお、容量情報依存制御手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0074】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図21は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置2100は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2101を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部2102に「CPU(中央処理装置)」(2104)と、「主メモリ」(2105)と、「記憶装置」(2106)と、「内蔵時計」(2107)と、「ストリーム管理手段」(2108)と、「ディスクコピー手段」(2113)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部2103に「映像デコード器」(2109)と、「VRAM」(2110)と、「ディスプレイ」(2111)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(2114)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(2112)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置が、容量情報依存制御用プログラム(容量情報依存制御手段)(アドレス05)を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態5とハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0075】
以下に、一の層のファイルを他の層に移動する場合について説明する。まず記録再生装置の電源を入れると、記憶装置に記憶されているファイル管理用プログラム(アドレス01)が主メモリのワーク領域(アドレス11)に展開され、ストリーム管理手段を介して書換可能型2層ディスク用ドライブ部からTOC情報を読み込む。ファイル管理用プログラムは、TOC情報に基づいてサムネイル情報(サムネイル1、サムネイル2)を、ストリーム管理手段を介して取得し、主メモリに書き込む。ここまでの動作は、実施形態1から4のいずれか一と同様である。次にファイル管理インターフェイス部は、ファイル一覧生成用プログラム(アドレス02)を、ファイル管理部は、各層毎容量管理用プログラム(アドレス04)をそれぞれ起動して、主メモリのデータ領域に格納されているサムネイル1(レイヤ0:アドレス21)、サムネイル2(レイヤ1:アドレス22)に基づいて各層ごとのファイルの一覧を容量情報とともに生成し、保持する。保持された各層ごとのファイルの一覧は、VRAMに出力される。VRAMは、各層ごとのファイルの一覧をディスプレイに出力する。ディスプレイは、ファイルの一覧を各層ごとに表示する。ここまでの動作は、実施形態5と同様である。次にディスプレイに表示されているファイルの一覧の中から、他の層に移動するファイルアイコンの選択操作を行うと、マウスコントローラが起動され、ファイルが選択される。ここで選択されたファイルアイコンがドラッグ・ドロップされると、マウスコントローラによって、容量情報依存制御用プログラム(アドレス05)が起動される。容量情報依存制御用プログラム(アドレス05)は移動元のファイル容量が、移動先の層の残記録容量を超えていないので複写移動用プログラム(アドレス03)を起動し、次のように制御する。複写移動用プログラムは、選択されたファイルを他の層に移動する。なお、ドラッグ・ドロップ手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。
【0076】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図22は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2201、ステップS2202については、実施形態5のステップS1701、ステップS1702と同様であるので説明を省略する。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するかどうか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合にはステップS2204に進み、複写又は/及び、移動しない場合にはステップS2208に進む(ステップS2203)。
次に、ドラッグ・ドロップステップは、ステップS2203での判断結果が複写又は/及び、移動する場合には、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップする(ステップS2204)。
次に、容量情報依存制御ステップは、各層毎容量管理ステップが管理する容量情報に基づいて複写移動ステップを制御する(ステップS2205)。
次に、複写移動ステップは、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するか判断する。判断の結果、複写又は/及び、移動する場合には、ステップS2207に進み、複写又は/及び、移動しない場合には、ステップS2208に進む(ステップS2206)。
次に、複写移動ステップは、判断の結果、複写又は/及び、移動する場合には、一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動する(ステップS2207)。
次に、ディスクコピーステップは、各層毎に単層ディスクにディスクコピーするかどうか判断する。判断の結果、ディスクコピーする場合にはステップS2209に進み、ディスクコピーしない場合には処理を終了する(ステップS2208)。
次に、ディスクコピーステップは、ステップS2208での判断結果がディスクコピーする場合には、各層毎に単層ディスクにディスクコピーする(ステップS2209)。
【0077】
<実施形態6の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御することができる。
【0078】
<<実施形態7>>
以下に、実施形態7について説明する。
<実施形態7の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、ファイル管理インターフェイス部が、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する実施形態5又は6に記載の記録再生装置に関する。
【0079】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図23は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置2300は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2301と、ファイル管理部2302と、ファイル管理インターフェイス部2303と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段2307を有する。ファイル管理インターフェイス部は、組合表示手段2309を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段2304と、複写移動手段2305と、容量情報依存制御手段2308と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段2306を有する構成であってもよい。
【0080】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」については、実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。
【0081】
(ファイル管理インターフェイス部)
「ファイル管理インターフェイス部」は、組合表示手段を有するように構成されている。それ以外の点は、実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。
(組合表示手段)
「組合表示手段」は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示するように構成されている。ここで「できるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する」とは、一例として、組合せたファイルの合計容量が単一層の記録容量を超えないもののうちで、単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを表示することなどが挙げられる。単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せが好ましいが、本発明は、それに限定されるものではなく、例えば、単一層の記録容量に二番目、三番目に近いファイルの組合せであってもよい。どの組合せを表示するかは、設計事項である。例えば、単一層の記録容量が4.7Gバイトであり、2層ディスクに記録されている組合せが、単一層の記録容量に近い順に4.7Gバイト、4.6Gバイト、4.5Gバイト、4.0Gバイト、3.7Gバイト、2.5Gバイトであるとする。このとき、組合表示手段は、ファイルの合計容量が4.0Gバイト以上になる組合せのうちで一番最初に検出された組合せを表示するように構成されているとする。この場合には、ファイルの組合せアルゴリズムによって、ファイルの合計の記録容量が4.7Gバイト、4.6Gバイト、4.5Gバイト、4.0Gバイトの4種類のファイルの組合せの表示が考えられることになる。なお、ファイルの組合せは、一つ表示するものであってもよいし同時に二以上表示するものであってもよい。
【0082】
組合表示手段は、単層ディスクにディスクコピーする場合などに有効である。なお、組合表示手段は、ハードウェアで構成することもできるし、ソフトウェアで構成することもできる。以下、図を用いて組合表示手段による表示方法について説明する。
【0083】
図24は、組合表示手段が単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図24においては、図17で示したように、レイヤ0に1.5Gバイト、1.2Gバイト、1.0Gバイトのファイルが記録されており、レイヤ1に1.0Gバイト、1.4Gバイトのファイルが記録されているものとし、単一層の記録容量が4.7Gバイトであるとしている。このとき、組合表示手段は、単一層の記録容量が4.7Gバイトに最も近い組合せ(サムネイルA(1.5Gバイト:レイヤ0)、サムネイルB(1.2Gバイト:レイヤ0)、サムネイルC(1.0Gバイト:レイヤ0)、サムネイルD(1.0Gバイト:レイヤ1))を下段に表示している。なお、上段は、残りのファイル(サムネイルE(1.4Gバイト:レイヤ1))を示している。
【0084】
(ハードウェア構成図)
以下に、本実施形態のハードウェア構成の一例について説明する。
図25は、本実施形態の記録再生装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、記録再生装置のそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、記録再生装置2500は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部2501を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理部2502に「CPU(中央処理装置)」(2504)と、「主メモリ」(2505)と、「記憶装置」(2506)と、「内蔵時計」(2507)と、「ストリーム管理手段」(2508)と、「ディスクコピー手段」(2513)を備えている。また、記録再生装置は、ファイル管理インターフェイス部2503に「映像デコード器」(2509)と、「VRAM」(2510)と、「ディスプレイ」(2511)と、「マウスコントローラ(ドラッグ・ドロップ手段)」(2514)と、「組合表示手段」(2515)と、を備えている。そして、それらが「システムバス」(2512)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。ファイル管理インターフェイス部が、「組合表示手段」を有している点以外のハードウェアの構成については実施形態5又は6のハードウェア構成図と同様であるので説明を省略する。
【0085】
以下に、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する場合について説明する。まず各層ごとのファイルの一覧が、ディスプレイに表示されるまでの動作については実施形態5又は6と同様なので説明を省略する。次にマウスコントローラによって、組合せ表示手段が起動されると、組合表示手段は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する。
【0086】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図26は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2601については、実施形態6のステップS2201と同様であるので説明を省略する。
次に、ファイル管理インターフェイスステップの組合表示ステップは、一各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する(ステップS2602)。
次に、ステップS2603〜ステップS2609については、実施形態6のステップS2203〜ステップS2209と同様であるので説明を省略する。
【0087】
<実施形態7の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示することができる。
【0088】
<<実施形態8>>
以下に、実施形態8について説明する。
<実施形態8の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、組合表示手段が、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する実施形態7に記載の記録再生装置に関する。
【0089】
<構成要件の明示>
本実施形態の構成要件については、実施形態7と同様であるので説明を省略する。
【0090】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」については、実施形態7と同様なので説明を省略する。
【0091】
(ファイル管理インターフェイス部)
(組合表示手段)
「組合表示手段」は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示するように構成されている。ここで「属性情報」には、実施形態1で述べたように、一例として、ファイルが2層ディスクのどの層に記録されていたか、あるいはファイルが2層ディスクのどの層に記録されるべきかを示す情報(以下、層情報という)、ファイルの容量を示す情報、ファイルの記録時間を示す情報(録画時間、録音時間など)、残記録時間の情報、ファイルのジャンルを示す情報、録画チャンネルを示す情報、ファイルとファイルとの関連を示す情報などが挙げられる。
【0092】
図27は、組合表示手段が、ファイル属性情報(ジャンル)に基づいて組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図27においては、ジャンルごとにファイルが組合されて表示されている。図27の上段は、ジャンル:スポーツであり、サムネイルC(レイヤ0)と、サムネイルD(レイヤ1)が表示されている。下段は、ジャンル:映画であり、サムネイルA(レイヤ0)と、サムネイルB(レイヤ0)、サムネイルE(レイヤ1)が表示されている。
【0093】
図28は、組合表示手段が、ファイル属性情報(チャンネル)に基づいて組合せを表示する場合の一例を説明するための図である。まず、図28においては、ジャンルごとにファイルが組合されて表示されている。図27の上段は、チャンネル2で録画されたコンテンツであり、サムネイルA(レイヤ0)と、サムネイルC(レイヤ0)と、サムネイルD(レイヤ1)が表示されている。下段は、チャンネル1で録画されたコンテンツであり、サムネイルB(レイヤ0)と、サムネイルE(レイヤ1)が表示されている。
【0094】
(ハードウェア構成図)
本実施形態のハードウェア構成については実施形態7と同様であるので説明を省略する。
【0095】
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れについて説明する。
図29は、本実施形態の処理の流れの一例を説明するための図である。ステップS2901、ステップS2902については、実施形態7のステップS2601、ステップS2602と同様であるので説明を省略する。
次に、組合表示ステップは、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する(ステップS2903)。
次に、ステップS2904〜ステップS2910については、実施形態7のステップS2603〜ステップS2609と同様であるので説明を省略する。
【0096】
<実施形態8の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示することができる。
【0097】
<<実施形態9>>
<実施形態9の概念>
以下に本実施形態の概念について説明する。本実施形態は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する実施形態1から8のいずれか一に記載の記録再生装置に関する。
【0098】
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態の構成要件を明示する。
図30は、本実施形態の機能ブロックの一例を示すための図である。本実施形態の記録再生装置3000は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部3001と、ファイル管理部3002と、ファイル管理インターフェイス部3003と、単層ディスクドライブ部3010と、からなる。また、ファイル管理部は、各層毎容量管理手段3007を有する。ファイル管理インターフェイス部は、組合表示手段3009を有する。また、ファイル管理部は、ディスクコピー手段3004と、複写移動手段3005と、容量情報依存制御手段3008と、を有する構成であってもよい。さらに、ファイル管理インターフェイス部は、ドラッグ・ドロップ手段3006を有する構成であってもよい。
【0099】
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件について説明をする。
(書換可能型2層ディスク用ドライブ部)、(ファイル管理インターフェイス部)、(ディスクコピー手段)、(複写移動手段)、(ドラッグ・ドロップ手段)、(各層毎容量管理手段)、(容量情報依存制御手段)、(組合表示手段)
「書換可能型2層ディスク用ドライブ部」、「ファイル管理インターフェイス部」、「ディスクコピー手段」、「複写移動手段」、「ドラッグ・ドロップ手段」、「各層毎容量管理手段」、「容量情報依存制御手段」、「組合表示手段」については、実施形態1から8のいずれか一と同様なので説明を省略する。
【0100】
(単層ディスクドライブ部)
「単層ディスクドライブ部」は、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするように構成されている。ここで「単層ディスク」には、一例として、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、DVD−Video、DVD−VR、DVD+R、DVD+RW、DVD+VR、Blu−ray Diskなどが挙げられる。ディスクコピー手段に、ディスクコピーの起動がかけられると、ディスクコピー手段は、書換可能型2層ディスク用ドライブ部からファイルを取得して、単層ディスクにファイルをコピーする。単層ディスクドライブ部を個別に有することにより、書換可能型2層ディスク用ドライブ部に単層ディスクを入れてディスクコピーをする必要がないという利点がある。
【0101】
(ハードウェア構成図)
本実施形態のハードウェア構成については、ディスクコピーのための単層ディスクドライブ部を有する点以外は、実施形態1から8のいずれか一と同様であるので説明を省略する。
【0102】
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れについては、ディスクコピーのための単層ディスクドライブ部を利用する点以外は、実施形態1から8のいずれか一と同様であるので説明を省略する。
【0103】
<実施形態9の効果の簡単な説明>
本実施形態の記録再生装置によれば、2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、2レイヤディスクのコンテンツ情報をレイヤごとに同時に表示することができる記録再生装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】実施形態1の概念図
【図2】実施形態1の機能ブロック図
【図3】実施形態1において、ディスプレイに各層ごとに表示されたファイルの一覧を説明するための図
【図4】実施形態1のハードウェア構成図
【図5】実施形態1の処理の流れ図
【図6】実施形態2の機能ブロック図
【図7】実施形態2のハードウェア構成図
【図8】実施形態2の処理の流れ図
【図9】実施形態3の機能ブロック図
【図10】実施形態3において、一の層に記録されたファイルを他の層に移動する場合を説明するための図
【図11】実施形態3のハードウェア構成図
【図12】実施形態3の処理の流れ図
【図13】実施形態4の機能ブロック図
【図14】実施形態4のハードウェア構成図
【図15】実施形態4の処理の流れ図
【図16】実施形態5の機能ブロック図
【図17】実施形態5において、各層ごとのファイルの一覧を、各層毎容量管理手段が管理する容量情報とともにディスプレイに表示する場合を説明するための図
【図18】実施形態5のハードウェア構成図
【図19】実施形態5の処理の流れ図
【図20】実施形態6の機能ブロック図
【図21】実施形態6のハードウェア構成図
【図22】実施形態6の処理の流れ図
【図23】実施形態7の機能ブロック図
【図24】実施形態7において、組合表示手段が単一層の記録容量に最も近いファイルの組合せを説明するための図
【図25】実施形態7のハードウェア構成図
【図26】実施形態7の処理の流れ図
【図27】実施形態8において、組合表示手段が、ファイル属性情報(ジャンル)に基づいて組合せを表示する場合を説明するための図
【図28】実施形態8において、組合表示手段が、ファイル属性情報(チャンネル)に基づいて組合せを表示する場合を説明するための図
【図29】実施形態8の処理の流れ図
【図30】実施形態9の機能ブロック図
【符号の説明】
【0106】
0100 記録再生装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、
2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、
記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、
からなる記録再生装置。
【請求項2】
ファイル管理部は、
各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
ファイル管理部は、
一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する請求項1又は2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
ファイル管理インターフェイス部は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する請求項3に記載の記録再生装置。
【請求項5】
ファイル管理部は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の記録再生装置。
【請求項6】
ファイル管理部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する請求項5に記載の記録再生装置。
【請求項7】
ファイル管理インターフェイス部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する請求項5又は6に記載の記録再生装置。
【請求項8】
組合表示手段は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する請求項7に記載の記録再生装置。
【請求項9】
2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する請求項1から8のいずれか一に記載の記録再生装置。
【請求項10】
2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理ステップと、
記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイスステップと、
からなる記録再生装置の動作方法。
【請求項11】
ファイル管理ステップは、
各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピーステップを有する請求項10に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項12】
ファイル管理ステップは、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理ステップを有する請求項10又は11に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項13】
ファイル管理インターフェイスステップは、各層毎容量管理ステップが管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示ステップを有する請求項12に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項14】
組合表示ステップは、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する請求項13に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項1】
書換可能型2層ディスク用ドライブ部と、
2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理部と、
記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイス部と、
からなる記録再生装置。
【請求項2】
ファイル管理部は、
各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピー手段を有する請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
ファイル管理部は、
一の層に記録されたファイルを他の層に複写又は/及び、移動するための複写移動手段を有する請求項1又は2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
ファイル管理インターフェイス部は、各層毎に表示されたファイルの一覧中のファイルアイコンをドラッグ・ドロップすることで複写移動手段を制御するドラッグ・ドロップ手段を有する請求項3に記載の記録再生装置。
【請求項5】
ファイル管理部は、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載の記録再生装置。
【請求項6】
ファイル管理部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて複写移動手段を制御するための容量情報依存制御手段を有する請求項5に記載の記録再生装置。
【請求項7】
ファイル管理インターフェイス部は、各層毎容量管理手段が管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示手段を有する請求項5又は6に記載の記録再生装置。
【請求項8】
組合表示手段は、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する請求項7に記載の記録再生装置。
【請求項9】
2層ディスクドライブの一の層を単層ディスクにディスクコピーするための単層ディスクドライブ部をさらに有する請求項1から8のいずれか一に記載の記録再生装置。
【請求項10】
2層ディスクの各層に記録されたファイルを管理するファイル管理ステップと、
記録されているファイルの一覧を各層ごとに表示するファイル管理インターフェイスステップと、
からなる記録再生装置の動作方法。
【請求項11】
ファイル管理ステップは、
各層毎に単層ディスクにディスクコピーするためのディスクコピーステップを有する請求項10に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項12】
ファイル管理ステップは、各層に記録されたファイルの属性情報と、2層ディスクの属性情報とに基づいて各層毎の容量情報を管理する各層毎容量管理ステップを有する請求項10又は11に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項13】
ファイル管理インターフェイスステップは、各層毎容量管理ステップが管理する容量情報に基づいて両層のファイルの中から単一層の記録容量をできるだけ満たすのに適したファイルの組合せを表示する組合表示ステップを有する請求項12に記載の記録再生装置の動作方法。
【請求項14】
組合表示ステップは、さらにファイル管理部からファイル属性情報を取得して、ファイル属性情報にも基づいて組合せを表示する請求項13に記載の記録再生装置の動作方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【公開番号】特開2007−172796(P2007−172796A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−372845(P2005−372845)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
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