説明

2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造方法

【課題】 2,2,2−トリフルオロエチルアミンの新規製造方法の提供
【解決手段】式(I)
CF3CH2OL (I)
[LはTs{Tsは、
【化1】


(R1、R2、R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜3のパーフルオロアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルカルボニル基、炭素数1〜3のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、ハロゲン原子を示す)で表される基を示す}又はMs{Msは
CH3(CH2nSO2
(nは0〜5の整数、nが3〜5のものは直鎖状又は分岐鎖状)を示す}]で表される2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルにアンモニアを反応させることによる、2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬や医薬等の製造中間体として有用な化合物である2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
2,2,2−トリフルオロエチルアミンは、医薬農薬等の中間体として有用な化合物である。アンモニアを用いた2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造方法に関して、これまでに以下の方法が知られている。
(1)2,2,2−トリフルオロエチルハライドとアンモニアを反応させ、2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
(2)パーフルオロアルキル基含有アルキルアルコールのトリフルオロメタンスルホン酸エステルとアンモニアをホルムアミド中で反応させて、パーフルオロアルキル基含有アルキルアミンを製造する方法(特許文献5)。
(3)フッ化アルキルアルコールとアンモニア及び必要により水素を金属触媒、又は/及び、固体酸触媒と接触させて2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(特許文献6)。
また、アンモニアを用いずに2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法としては、以下の方法が知られている。
(4)トリフルオロアセトニトリルを、酸化白金触媒等の存在下水素還元してパーフルオロアルキル基含有アミンを製造する方法(非特許文献1、特許文献7)。
(5)トリフルオロアセトアミドをリチウムアルミニウムハイドライドで還元して2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(非特許文献2、非特許文献3)。
(6)N−(2,2,2−トリフルオロエチル)フタルイミドとヒドラジンを反応させて2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(非特許文献4)
(7)トリフルオロ酢酸とベンジルアミンを四塩化炭素とトリフェニルフォスフィンを用いて縮合させ、N−ベンジルトリフルオロ酢酸アミドを合成し、連続的に脱水塩素化、水素原子の転位、塩素原子の転位の後加水分解して2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(非特許文献5)。
(8)トリフルオロアセトアルデヒド(及びそのアセタール)とベンジルアミンを縮合してN−ベンジルイミンとし、水素原子を転位させた後、加水分解して2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(非特許文献6)。
(9)エチルアミンをフルオロオキシパーフルオロアルカン又はフルオロオキシペンタフルオロ硫黄を用いてラジカル反応によりフッ素化し、2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(特許文献8)。
(10)グリシンと四フッ化硫黄を反応させ、2,2,2−トリフルオロエチルアミンを製造する方法(非特許文献7)。
【特許文献1】米国特許2348321号明細書
【特許文献2】米国特許4618718号明細書
【特許文献3】国際特許0144163号明細書
【特許文献4】特開2003−137844号公報
【特許文献5】特開平6−219994号公報
【特許文献6】特開2005−2031号公報
【特許文献7】独国特許6610936号明細書
【特許文献8】米国特許4030994号明細書
【非特許文献1】J. Am. Chem. Soc., 65,1458,(1943)
【非特許文献2】J. Org. Chem., 24,1256,(1959)
【非特許文献3】J. Chem.Soc., 4014,(1952)
【非特許文献4】日本化学会誌,1985,(4),796
【非特許文献5】Tetrahedron letters, 43,(2002),5449
【非特許文献6】Tetrahedron letters,35,19,3119,(1994)
【非特許文献7】J. Org.Chem., 27, (1962), 1406
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アンモニアを使用する方法のうち上記方法(1)は、2,2,2−トリフルオロエチルアミンのような低分子のパーフルオロアルキル基含有アミンを製造しようとした場合、地球温暖化物質であるフロンを原料とすることになり、取扱いが煩雑となる。また原料のフロン自体も入手困難になりつつある。
上記方法(2)における特許文献5記載の方法では、脱離基としてパーフルオロアルキルスルホン酸と置換ベンゼンスルホン酸が挙げられているが、実施例としての記載は脱離能が極めて高いトリフルオロメタンスルホン酸のみであり、トルエンスルホン酸についての実施例は無く、また2,2,2−トリフルオロエチルアミン合成の実施例も記載されていない。
上記方法(3)は、出発物質のパーフルオロアルキル基含有アルコールに対して、2.9部のラネーニッケルを必要としており、反応後、大量のニッケル廃棄物が産出されてしまう。また、反応圧力は20〜30MPaもの高圧が必要であり、反応時間も20時間と長い。
また、アンモニアを使用しない方法[上記方法(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)]では、高価で入手困難な原料を使用したり、取扱い困難なリチウムアルミニウムハイドライドを使用したり、廃棄物が大量に生じたり、非常に高い反応圧力を必要としたりと、どの方法も工業的に実施することは容易ではない。
以上のように、容易かつ安価に入手可能な原料を用い、工業的に実施しやすい圧力、温度で、反応の結果産出される廃棄物も少なく、高収率、高選択的な2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造方法として、十分に満足出来る方法は知られていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者らは、このような状況に鑑み、鋭意検討した結果、安価で入手の容易な2,2,2−トリフルオロエタノールと安価で入手の容易なアルキル、あるいは置換フェニルスルホン酸クロライドから製造される2,2,2−トリフルオロエタノールのスルホン酸エステルとアンモニアを反応させることで、高収率、高選択的な2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩の製造方法を見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、
[1]式(I)
CF3CH2OL (I)
[式中、LはTs{Tsは、
【0005】
【化1】

【0006】
(R1、R2、R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜3のパーフルオロアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルカルボニル基、炭素数1〜3のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、ハロゲン原子を示す)で表される基を示す}又はMs{Msは
CH3(CH2nSO2
(nは0〜5の整数、nが3〜5のものは直鎖状又は分岐鎖状)を示す}]で表される2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルにアンモニアを反応させて、2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を高収率、高選択的に製造する方法。
[2]LがMs[Msは
CH3(CH2nSO2
(nは0〜5の整数、nが3〜5のものは直鎖状又は分岐鎖状)を示す]で表される[1]記載の2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルに、アンモニアを反応させて2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を高収率、高選択的に製造する方法。
[3]式(II)
【0007】
【化2】

【0008】
(式中、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基、又は互いに末端で結合して2価の炭化水素残基を表す)で表されるスルホキシドの存在下で行う、[1]または[2]記載の方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の製造方法により、医農薬等の製造中間体として重要な2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を、工業的に実現可能な方法で、高収率、高選択的に製造することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0011】
本発明において出発原料として用いる2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルは、式(I)
CF3CH2OL (I)
[Lは前記の通り]で表される化合物である。
【0012】
Lの内、Tsで表されるものの置換基R1、R2、R3、R4およびR5の炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられ、プロピル基、ブチル基、ペンチル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよい。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。炭素数1〜3のパーフルオロアルキル基としては、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、イソヘプタフルオロプロピル基が挙げられる。炭素数1〜3のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基が挙げられる。炭素数2〜5のアルキルカルボニル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基が挙げられる。炭素数1〜3のアルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基が挙げられる。
Tsの好ましい具体例としては、
【0013】
【化3】

【0014】
及び、
【0015】
【化4】

【0016】
が挙げられる。
【0017】
また、Msで表されるものの炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられ、プロピル基、ブチル基、ペンチル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよい。
反応形式は、回転式(バッチ式)、流通式のいずれでも良い。
【0018】
反応に用いるアンモニアと一般式(I)で示される2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルとのモル比(アンモニア/2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステル)は、特に制限は無いが、1以上であることが好ましく、1当量ないし30当量が更に好ましい。用いるアンモニアとしては、アンモニア水、液化アンモニア、及びアンモニアガス挙げられる。
【0019】
本発明においては、反応によりメタンスルホン酸(CH3SO3H)等のアルキルスルホン酸やトルエンスルホン酸(p−CH364SO3H)等の芳香族スルホン酸が副生するが、アンモニアが過剰に存在することでこれらのスルホン酸を中和し、反応後に中和処理が不要になる等の点で有利である。
【0020】
反応は、有機溶媒を用いてアンモニア水との混合溶媒中で行っても、有機溶媒中で液化アンモニウムを用いて行っても、有機溶媒を用いずアンモニア水中で行っても良いが、有機溶媒を用いる場合は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ペンタノール、イソペンタノール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、メチルシクロペンチルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1、2−ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のホルムアミド類、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド類、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、スルホラン等のスルホン類、あるいはこれらの混合溶媒等が挙げられる。
【0021】
これらの内、好ましいのはスルホキシド類であり、スルホキシド類とは、式
【0022】
【化5】

【0023】
(R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基、又は互いに末端で結合して2価の炭化水素残基を表す)で表される。具体的には、例えばジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドが挙げられる。
【0024】
なお、R6およびR7が互いに末端で結合して2価の炭化水素残基を表す場合は、炭素数3〜6の炭化水素残基が好ましい。
【0025】
反応系中にアンモニアが過剰に存在する為、副生するスルホン酸を中和する目的で塩基を加える必要はないが、反応の促進を目的に塩基を添加しても良い。添加する塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0026】
反応促進や選択率を向上させるために添加物を加ても良い。加える添加物としては、例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、塩化アンモニウム、ターシャリーブチルアンモニウムブロミド、ターシャリーブチルアンモニウムクロリド等の塩又は相間移動触媒が挙げられる。
【0027】
反応開始時の初期圧力は常圧でよいが、反応温度に応じて加圧しても良い。加圧する場合は1〜2MPaの穏やかな圧力でよい。反応は耐圧密閉容器中で行う為、初期圧力が常圧であっても、反応の設定温度到達時には0.1〜0.7MPaまで内圧が上昇する。
【0028】
反応温度は、例えば0〜200℃、好ましくは50〜180℃である。
【0029】
反応時間は、バッチ処理の場合には0.5〜20時間、好ましくは2〜10時間である。
本発明において製造される2,2,2−トリフルオロエチルアミンは、アミンとして取り出しても良いし、また酸付加塩として取り出しても良い。酸付加塩として取り出す場合、常法に従って酸付加塩にすることができるものは、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸等のハロゲン化水素酸の塩、硝酸、硫酸、燐酸、塩素酸、過塩素酸等の無機酸の塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のスルホン酸の塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸等のカルボン酸の塩又はグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸の塩とすることができる。
【0030】
本発明において原料として用いる一般式(I)で表される2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルは公知の方法により製造することが出来る。
【実施例】
【0031】
以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1]
メタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチルからの2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造
50mlオートクレーブにメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(CF3CH2OSO2CH3)1g(5.62mmol)、及びジメチルスルホキシド2gを仕込み、28%アンモニア水3.07g(50.6mmol)を仕込んだ。150℃まで加熱し、5時間攪拌した。この間内圧は0.67MPaまで上昇した。反応終了後、オートクレーブを5℃まで冷却し、反応液をガスクロマトグラフィーで分析して2,2,2−トリフルオロエチルアミンの収率を求めたところ、79%であった。副生成物として予想されるビス(2,2,2−トリフルオロエチル)アミンは痕跡量しか生成していなかった。
[実施例2]
p−トルエンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチルからの2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造
50mlオートクレーブにp−トルエンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(CF3CH2OSO264p−CH3)1g(3.93mmol)、及びジメチルスルホキシド3gを仕込み、28%アンモニア水2.4g(35.4mmol)を仕込んだ。150℃まで加熱し、3時間攪拌した。一旦5℃まで冷却し、アンモニア水2gを追加して再び150℃まで過熱し、さらに2時間攪拌した。反応終了後、5℃まで冷却し、反応液をガスクロマトグラフィーで分析して2,2,2−トリフルオロエチルアミンの収率を求めたところ、85%であった。副生成物として予想されるビス(2,2,2−トリフルオロエチル)アミンは痕跡量しか生成していなかった。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の製造方法は、農薬、医薬等の中間体等として有用な化合物である2,2,2−トリフルオロエチルアミンの製造方法として有用である。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
CF3CH2OL (I)
[式中、LはTs{Tsは、
【化1】


(R1、R2、R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜3のパーフルオロアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、炭素数1〜5のアルキルカルボニル基、炭素数1〜3のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、ハロゲン原子を示す)で表される基を示す}又はMs{Msは
CH3(CH2nSO2
(nは0〜5の整数、nが3〜5のものは直鎖状又は分岐鎖状)を示す}]で表される2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルにアンモニアを反応させて、2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を高収率、高選択的に製造する方法。
【請求項2】
LがMs[Msは
CH3(CH2nSO2
(nは0〜5の整数、nが3〜5のものは直鎖状又は分岐鎖状)を示す]で表される請求項1記載の2,2,2−トリフルオロエタノールスルホン酸エステルに、アンモニアを反応させて2,2,2−トリフルオロエチルアミン又はその塩を高収率、高選択的に製造する方法。
【請求項3】
式(II)
【化2】


(式中、R6およびR7はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基、又は互いに末端で結合して2価の炭化水素残基を表す)で表されるスルホキシドの存在下で行う、請求項1または2記載の方法。

【公開番号】特開2008−162990(P2008−162990A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−342(P2007−342)
【出願日】平成19年1月5日(2007.1.5)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】