説明

4’4’−ジオキサスピロ−スピロ置換テトラメート

本発明は、新規な式(I)の4’4’−ジオキサスピロ−スピロ置換テトラメート(式中、A、B、G、m、n、W、X、YおよびZは明細書に挙げられた意味を有する。)、これらのいくつかの製造方法および殺有害生物剤および/または除草剤としてのこれらの使用に関する。本発明は、4’4’−ジオキサスピロ−スピロ置換テトラメートを含む選択的除草剤組成物にも関し、作物植物適合性を改善する化合物にも関する。本発明は、さらに、新規な4’4’−ジオキサスピロ−スピロ置換テトラメートおよびこれらのエノールの水溶性濃縮物、前記製剤の製造方法および殺有害生物剤および/または除草剤としてのこれらの使用に関する。本発明は、アンモニウムまたはホスホニウム塩および場合によって浸透性増強剤の添加による、特に4’4’−ジオキサスピロ−スピロ置換テトラメートを含む植物保護剤の作用における改善、対応する薬剤、これらの製造方法および殺虫剤および/または殺ダニ剤としての植物保護におけるおよび/または望ましくない植物生長の防止のためのこれらの使用にも関する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

[式中、
Wは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ニトロまたはシアノを表し、
YおよびZは、互いに独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノまたはニトロを表し、
AおよびBおよびこれらが結合している炭素原子は、いずれの場合にも、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキルまたは場合によって置換されているフェニルによって場合によって置換されている5から7員ケタールを表し、
Gは、金属イオン当量またはアンモニウムイオンを表し、
mは、1または2の数を表し、
nは、1または2の数を表す。]。
【請求項2】
Wが、水素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
Xが、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C4−ハロアルキル、C−C4−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
YおよびZが、互いに独立に、水素、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
AおよびBならびにこれらが結合している炭素原子が、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで場合によって一置換から三置換されている5または6員ケタールを表し、
Gが、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、マグネシウム−ハロゲンカチオン、マグネシウム、カルシウムまたは
【化2】

(ここで、R、R、R、Rは、互いに独立に、水素、C−Cアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ポリ−(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシまたは場合によってハロゲン、アルキル、もしくはアルコキシで置換されているベンジルを表す。)のアンモニウムイオンを表し、
mが、1または2の数を表し、
nが、1または2の数を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
Wが、水素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはトリフルオロメチルを表し、
Xが、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシまたはシアノを表し、
YおよびZが、互いに独立に、特に好ましくは、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはシアノを表し、
AおよびBならびにこれらが結合している炭素原子が、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチル、モノクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチルまたはエトキシメチルで場合によって一置換または二置換されている5または6員ケタールを表し、
Gが、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、塩化マグネシウムカチオン、臭化マグネシウムカチオン、ヨウ化マグネシウムカチオン、マグネシウム、カルシウムまたは
【化3】

(ここで、R、R、R、Rは、互いに独立に、水素、C−C−アルキルまたはベンジルを表す。)のアンモニウムイオンを表し、
mが、1または2の数を表し、
nが、1または2の数を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
Wが、水素、塩素、臭素、メチル、エチルまたはメトキシを表し、
Xが、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシを表し、
YおよびZが、互いに独立に、水素、塩素、臭素またはメチルを表し、
AおよびBならびにこれらが結合している炭素原子が、メチル、エチル、プロピル、モノクロロメチルまたはメトキシメチルで場合によって一置換または二置換されている5または6員ケタールを表し、
Gが、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、臭化マグネシウムカチオン、マグネシウム、カルシウムまたは
【化4】

(ここで、R、R、R、Rは、互いに独立に、C−C−アルキルまたはベンジルを表す。)のアンモニウムイオンを表し、
mが、1または2の数を表し、
nが、1または2の数を表す、
式(I)の化合物。
【請求項5】
(A)式(I)
【化5】

(式中、
A、B、D、G、m、n、W、X、YおよびZは、上記の意味を有する。)の化合物を得るために、
式(II)
【化6】

(式中、
A、B、W、X、YおよびZは、上記の意味を有し、
は、アルキルを表す。)の化合物
を、希釈剤の存在下で、および金属塩基の存在下で分子内縮合させ、
(B)A、B、G、m、n、W、X、YおよびZが上記の意味を有する上に示された式(I)の化合物を得るために、
式(I’)
【化7】

(式中、A、B、W、X、YおよびZは上記の意味を有する。)の化合物を、いずれの場合にも、
α)式(III)もしくは(IV)の金属化合物
G(OR (III)、G(H) (IV)
(式中、
Gは、一価もしくは二価金属を表し、
nは、1もしくは2の数を表し、
は、水素もしくはアルキルを表す。)
と、適切な場合、希釈剤の存在下で反応させ、
または
β)式(V)のアミンもしくは式(VI)のアンモニウム化合物
【化8】

(式中、
、R、R、Rは、互いに独立に、水素、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ−C−Cアルキル、ポリ−(C−Cアルコキシ)−C−C−アルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルコキシもしくは場合によってハロゲン、アルキルもしくはアルコキシで置換されているベンジルを表す。)
と、適切な場合、希釈剤の存在下で反応させる
ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物を調製する方法。
【請求項6】
請求項1に記載の少なくとも1種の式(I)の化合物を含むことを特徴とする、害虫および/または望ましくない植物生長を防除する材料。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)の化合物を害虫、望ましくない植物生長および/またはこれらの生育地に作用させることを特徴とする、有害動物および/または望ましくない植物生長を防除する方法。
【請求項8】
有害動物および/または望ましくない植物生長を防除するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、害虫および/または望ましくない植物生長の防除用の材料を調製する方法。
【請求項10】
害虫および/または望ましくない植物生長の防除用の材料を調製するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項11】
成分として、
(a’)A、B、G、m、n、W、X、YおよびZが、上記の意味を有する少なくとも1種の式(I)の化合物
および
(b’)以下の群の化合物:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチルヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(ジシクロノン、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコル)、1−メチルヘキシル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート(クロキントセト−メキシル−EP−A−86750、EP−A−94349、EP−A−191736、EP−A−492366における関連化合物も参照されたい。)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)尿素(クミルウロン)、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(シオメトリニル)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)尿素(ダイムロン、ジムロン)、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、S−1−メチル−1−フェニルエチルピペリジン−1−チオカルボキシレート(ジメピペレート)、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニルアセトアミド(ジクロルミド)、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム)、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレート(フェンクロラゾール−エチル−EP−A−174562およびEP−A−346620における関連化合物も参照されたい。)、フェニルメチル2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボキシレート(フルラゾール)、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(フルキソフェニム)、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン(フリラゾール、MON−13900)、エチル4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イソオキサゾールカルボキシレート(イソオキサジフェン−エチル−WO−A−95/07897における関連化合物も参照されたい。)、1−(エトキシカルボニル)エチル3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾエート(ラクチジクロル)、(4−クロロ−o−トリルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロプ)、ジエチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボキシレート(メフェンピル−ジエチル−WO−A−91/07874における関連化合物も参照されたい。)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート(MG−838)、1,8−ナフタル酸無水物、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル)、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トリル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、メチルジフェニルメトキシアセテート、エチルジフェニルメトキシアセテート、メチル1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(EP−A−269806およびEP−A−333131における関連化合物も参照されたい。)、エチル5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボキシレート、エチル5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボキシレート、エチル5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボキシレート(WO−A−91/08202における関連化合物も参照されたい。)、1,3−ジメチルブト−1−イル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、4−アリルオキシブチル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、1−アリルオキシプロプ−2−イル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、メチル5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、エチル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、アリル5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、2−オキソプロプ−1−イル5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、ジエチル5−クロロキノリン−8−オキシマロネート、ジアリル5−クロロキノキサリン−8−オキシマロネート、ジエチル5−クロロキノリン−8−オキシマロネート(EP−A−582198における関連化合物も参照されたい。)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、EP−A−613618を参照されたい。)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素(N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとしても知られている。)、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)−フェニル]−3,3−ジメチル尿素、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド
からの少なくとも1種の作物植物適合性を改善する化合物
および/または
一般式(IIa)
【化9】

もしくは一般式(IIb)
【化10】

もしくは一般式(IIc)
【化11】

の一般式によって定義される上記の化合物のうちの1つ
(ここで、
nは、0から5の数を表し、
は、以下に示した二価複素環式基のうちの1つを表し、
【化12】

nは、0から5の数を表し、
は、場合によって、C−C−アルキル−および/もしくはC−C−アルコキシカルボニルで置換されている1もしくは2個の炭素原子を有するアルカンジイルを表し、
14は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノもしくはジ(C−C−アルキル)アミノを表し、
15は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノもしくはジ(C−C−アルキル)アミノを表し、
16は、いずれの場合にも、場合によって、フッ素、塩素、および/もしくは臭素で置換されているC−C−アルキルを表し、
17は、水素、いずれの場合にも、場合によって、フッ素、塩素および/もしくは臭素で置換されているC−C−アルキル、C−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、もしくは、場合によって、フッ素、塩素および/もしくは臭素もしくはC−C−アルキルで置換されているフェニルを表し、
18は、水素、いずれの場合にも、場合によって、フッ素、塩素および/もしくは臭素で置換されているC−C−アルキル、C−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、もしくは場合によって、フッ素、塩素および/もしくは臭素もしくはC−C−アルキルで置換されているフェニルを表し、もしくはR17とともに、C−C−アルカンジイルもしくはC−C−オキサアルカンジイルを表し、これらのそれぞれは、場合によって、C−C−アルキル、フェニル、フリル、縮合ベンゼン環で、もしくはそれらが結合しているC原子と一緒になって、5もしくは6員炭素環を形成している2つの置換基で置換されており、
19は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、もしくは、いずれの場合にも、場合によって、フッ素、塩素、および/もしくは臭素で置換されているC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルもしくはフェニルを表し、
20は、水素、いずれの場合にも、場合によって、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲンもしくはC−C−アルコキシで置換されているC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルもしくはトリ(C−C−アルキル)シリルを表し、
21は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、もしくは、いずれの場合にも、場合によってフッ素、塩素および/もしくは臭素で置換されているC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルもしくはフェニルを表し、
は、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシを表し、
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシを表し、
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシを表す。)、
および/または
一般式(IId)
【化13】

もしくは一般式(IIe)
【化14】

の一般式によって定義される上記の化合物
(ここで、
nは、0から5の数を表し、
22は、水素もしくはC−C−アルキルを表し、
23は、水素もしくはC−C−アルキルを表し、
24は、水素、いずれの場合にも、場合によってシアノ、ハロゲンもしくはC−C−アルコキシで置換されているC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノもしくはジ(C−C−アルキル)アミノ、もしくは、いずれの場合にも、場合によってシアノ、ハロゲンもしくはC−C−アルキルで置換されているC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルキルチオもしくはC−C−シクロアルキルアミノを表し、
25は、水素、場合によってシアノ、ヒドロキシル、ハロゲンもしくはC−C−アルコキシで置換されているC−C−アルキル、いずれの場合にも、場合によってシアノもしくはハロゲンで置換されているC−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、もしくは、場合によってシアノ、ハロゲンもしくはC−C−アルキルで置換されているC−C−シクロアルキルを表し、
26は、水素、場合によってシアノ、ヒドロキシル、ハロゲンもしくはC−C−アルコキシで置換されているC−C−アルキル、いずれの場合にも、場合によってシアノもしくはハロゲンで置換されているC−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、場合によってシアノ、ハロゲンもしくはC−C−アルキルで置換されているC−C−シクロアルキル、もしくは場合によってニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシで置換されているフェニルを表し、もしくはR25とともに、いずれの場合にも、場合によってC−C−アルキルで置換されているC−C−アルカンジイルもしくはC−C−オキサアルカンジイルを表し、
は、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシを表し、
は、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシもしくはC−C−ハロアルコキシを表す。)
を含む有効量の活性化合物の組合せを含む材料。
【請求項12】
作物植物適合性を改善する化合物が、次の化合物の群:
クロキントセット−メキシル、フェンクロラゾール−エチル、イソオキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、フリラゾール、フェンクロリム、クミルロン、ジムロンおよび化合物
【化15】

から選択される、請求項11に記載の材料。
【請求項13】
作物植物適合性を改善する化合物がクロキントセット−メキシルである、請求項11または12に記載の材料。
【請求項14】
作物植物適合性を改善する化合物がメフェンピル−ジエチルである、請求項11または12に記載の材料。
【請求項15】
請求項1に記載の少なくとも1種の溶解された式(I)または式(I’)
【化16】

(式中、A、B、G、W、X、Y、Z、mおよびnは、上記の意味を有する。)の活性化合物および少なくとも1種の溶媒を含む相を含む組成物。
【請求項16】
溶媒として水を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
請求項1に記載の少なくとも1種の式(I)の化合物または請求項11に記載の材料および
少なくとも1種の式(II’)の塩
【化17】

(式中、
Dは、窒素またはリンを表し、
26’、R27’、R28’およびR29’は、互いに独立に、水素または、いずれの場合にも、場合によって置換されているC−C−アルキルまたは一不飽和または多価不飽和の、場合によって置換されているC−C−アルキレンを表し、該置換基は、ハロゲン、ニトロおよびシアノから選択することができ、
nは、1、2、3または4を表し、
30’は、有機または無機アニオンを表す。)
を含む組成物。
【請求項18】
少なくとも1種のさらなる浸透剤を含むことを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
すぐ使える材料(噴霧液)を請求項17に記載の式(II’)の塩を使用して調製することを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の活性化合物または請求項11に記載の材料を含む、殺有害生物剤および/または除草剤の活性を増加させる方法。
【請求項20】
噴霧液がさらなる浸透剤を用いて調製されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
有効量の請求項11に記載の材料または請求項15から18のいずれか一項に記載の組成物を、害虫、望ましくない植物生長および/またはこれらの生育地に作用させることを特徴とする、有害動物および/または望ましくない植物生長を防除する方法。
【請求項22】
有害動物および/または望ましくない植物生長を防除するための、請求項11に記載の材料または請求項15から18のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項23】
請求項15から18のいずれか一項に記載の組成物を、増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、有害動物および/または望ましくない植物生長の防除用の材料を調製する方法。
【請求項24】
害虫の防除用の材料を調製するための、請求項15から18のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項25】
組成物のすべての必要な成分が、水混和性溶媒または水に添加されることを特徴とする、請求項15に記載の組成物を調製する方法。
【請求項26】
請求項1に記載の式(I)の化合物および請求項11に記載の作物植物適合性を改善する化合物を、植物またはこれらの環境に短い間隔で別々に作用させることを特徴とする、望ましくない植物生長および/または害虫を防除する方法。
【請求項27】
式A.1、A.2、A.3、A.4、A.5、A.6、A.7、A.8の化合物。

【公表番号】特表2011−515352(P2011−515352A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−500094(P2011−500094)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【国際出願番号】PCT/EP2009/001897
【国際公開番号】WO2009/115262
【国際公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】