説明

BTLAに対するヒトモノクローナル抗体および使用方法

本開示は、高親和性で特異的にBTLAに結合する単離モノクローナル抗体、特にヒトモノクローナル抗体を提供する。本開示の抗体をコードする核酸分子、発現ベクター、宿主細胞、および本開示の抗体を発現するための方法も提供する。免疫複合体、二重特異性分子および本開示の抗体を含有する薬学的組成物も提供する。本開示は、BTLAを検出するための方法、ならびに抗BTLA抗体を用いて癌および感染性疾患を含む様々な疾患を治療するための方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
BTLAに結合し、かつ
(a)1×10−7Mまたはそれ以下のKでヒトBTLAに結合するか、
(b)HVEMのBTLAへの結合を阻害するか、または
(c)ヒトTrkB、CD28、CTLA−4、PD−1またはICOSに実質的に結合しない
という特性のうちの少なくとも1つを示す、単離ヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項2】
IgG1またはIgG4アイソタイプの完全長抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
抗体断片または一本鎖抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
5×10−8Mまたはそれ以下のKでヒトBTLAに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
1×10−8Mまたはそれ以下のKでヒトBTLAに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
5×10−9Mまたはそれ以下のKでヒトBTLAに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
1×10−8M〜1×10−10MのKでヒトBTLAに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
BTLAへの結合に対し、
(a)配列番号:1、2、3、4、5、6、74、および85からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むヒト重鎖可変領域、および
(b)配列番号:7、8、9、10、11、12、13、75、76、および86からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むヒト軽鎖可変領域
を含む参照抗体と交差競合(cross−compete)する、単離ヒトモノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項9】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:1のアミノ酸配列を含み、かつ前記ヒト軽鎖可変領域が配列番号:7のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項10】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:2のアミノ酸配列を含み、かつ前記ヒト軽鎖可変領域が配列番号:8のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項11】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:3のアミノ酸配列を含み、かつ前記ヒト軽鎖可変領域が配列番号:9のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項12】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:3のアミノ酸配列を含み、かつヒト軽鎖可変領域が配列番号:10のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項13】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:4のアミノ酸配列を含み、かつヒト軽鎖可変領域が配列番号:11のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項14】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:5のアミノ酸配列を含み、かつ前記ヒト軽鎖可変領域が配列番号:12のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項15】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:6のアミノ酸配列を含み、かつヒト軽鎖可変領域が配列番号:13のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項16】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:74のアミノ酸配列を含み、かつ前記ヒト軽鎖可変領域が配列番号:75のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項17】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:74のアミノ酸配列を含み、かつヒト軽鎖可変領域が配列番号:76のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項18】
前記ヒト重鎖可変領域が配列番号:85のアミノ酸配列を含み、かつヒト軽鎖可変領域が配列番号:86のアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項19】
ヒトV2−05遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項20】
ヒトV2−70遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項21】
ヒトV4−59遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項22】
ヒトV3−20遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項23】
ヒトV3−33遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項24】
ヒトVA27遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項25】
ヒトVL18遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項26】
ヒトVL15遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項27】
ヒトV04遺伝子の産物であるかまたはそれに由来する軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項28】
(a)ヒトV2−05遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkA27遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項29】
(a)ヒトV2−70遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkA27遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項30】
(a)ヒトV4−59遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkL18遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項31】
(a)ヒトV4−59遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkA27遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項32】
(a)ヒトV3−20遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkL15遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項33】
(a)ヒトV3−33遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVk04遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項34】
(a)ヒトV3−33遺伝子の重鎖可変領域、および
(b)ヒトVkA27遺伝子の軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項35】
CDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む重鎖可変領域、ならびにCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、
(a)該重鎖可変領域CDR3配列が、配列番号:26、27、28、29、30、31、79、および89からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含み、
(b)該軽鎖可変領域CDR3配列が、配列番号:46、47、48、49、50、51、52、82、92、および97からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含み、かつ
(c)該抗体が、BTLAに特異的に結合する、
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項36】
前記重鎖可変領域CDR2配列が配列番号:20、21、22、23、24、25、78、および88のアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含み、かつ、前記軽鎖可変領域CDR2配列が配列番号:39、40、41、42、43、44、45、81、91、および96のアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含む、請求項35に記載の抗体。
【請求項37】
前記重鎖可変領域CDR1配列が配列番号:14、15、16、17、18、19、77、および87のアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含み、かつ、前記軽鎖可変領域CDR1配列が配列番号:32、33、34、35、36、37、38、80、90、および95のアミノ酸配列からなる群から選択されるアミノ酸配列ならびにその保存的修飾を含む、請求項36に記載の抗体。
【請求項38】
重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、
(a)該重鎖可変領域が、配列番号:1、2、3、4、5、6、74、および85からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%相同なアミノ酸配列を含み、
(b)該軽鎖可変領域が、配列番号:7、8、9、10、11、12、13、75、76、および86からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも80%相同なアミノ酸配列を含み、
(c)該抗体が1×10−7Mまたはそれ以下のKでヒトBTLAに結合し、かつ、
(d)該抗体がヒトTrkb、CD28、CTLA−4、PD−1またはICOSに実質的に結合しない、
単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項39】
前記抗体がHVEMのBTLAへの結合を遮断する、請求項38に記載の抗体。
【請求項40】
(a)配列番号:14、15、16、17、18、19、77、および87からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:20、21、22、23、24、25、78、および88からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:26、27、28、29、30、31、79、および89からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:32、33、34、35、36、37、38、80、90、および95からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:39、40、41、42、43、44、45、81、91、および96からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:46、47、48、49、50、51、52、82、92、および97からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項41】
(a)配列番号:14を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:20を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:26を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:32を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:39を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:46を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項42】
(a)配列番号:15を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:21を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:27を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:33を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:40を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:47を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項43】
(a)配列番号:16を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:22を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:28を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:34を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:41を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:48を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項44】
(a)配列番号:17を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:23を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:29を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:36を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:43を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:50を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項45】
(a)配列番号:18を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:24を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:30を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:37を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:44を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:51を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項46】
(a)配列番号:19を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:25を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:31を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:38を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:45を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:52を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項47】
(a)配列番号:77を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:78を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:79を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:80を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:81を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:82を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項48】
(a)配列番号:77を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:78を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:79を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:95を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:96を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:97を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項49】
(a)配列番号:87を含む重鎖可変領域CDR1、
(b)配列番号:88を含む重鎖可変領域CDR2、
(c)配列番号:89を含む重鎖可変領域CDR3、
(d)配列番号:90を含む軽鎖可変領域CDR1、
(e)配列番号:91を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(f)配列番号:92を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、請求項40に記載の抗体。
【請求項50】
(a)配列番号:1、2、3、4、5、6、74および85からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:7、8、9、10、11、12、13、75、76および86からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分であって、該抗体がBTLAに特異的に結合する、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合部分。
【請求項51】
(a)配列番号:1のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:7のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項52】
(a)配列番号:2のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:8のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項53】
(a)配列番号:3のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:9のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項54】
(a)配列番号:3のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:10のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項55】
(a)配列番号:4のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:11のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項56】
(a)配列番号:5のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:12のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項57】
(a)配列番号:6のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:13のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項58】
(a)配列番号:74のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:75のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項59】
(a)配列番号:74のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:76のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項60】
(a)配列番号:85のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号:86のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、請求項50に記載の抗体。
【請求項61】
請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分および薬学的に許容できる担体を含む、組成物。
【請求項62】
治療物質に連結された、請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分を含む免疫複合体。
【請求項63】
請求項62に記載の免疫複合体および薬学的に許容できる担体を含む、組成物。
【請求項64】
前記治療物質が細胞毒素である、請求項62に記載の免疫複合体。
【請求項65】
請求項64に記載の免疫複合体および薬学的に許容できる担体を含む組成物。
【請求項66】
前記治療物質が放射性同位体である、請求項62に記載の免疫複合体。
【請求項67】
請求項64に記載の免疫複合体および薬学的に許容できる担体を含む、組成物。
【請求項68】
請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分を含む二重特異性分子であって、該抗体またはその抗原結合部分と異なる結合特異性を有する第2の機能部分に連結された、二重特異性分子。
【請求項69】
請求項68に記載の二重特異性分子および薬学的に許容できる担体を含有する、組成物。
【請求項70】
請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分をコードする単離核酸分子。
【請求項71】
請求項70に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項72】
請求項71に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
【請求項73】
請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体を発現する、ヒト免疫グロブリンの重鎖および軽鎖の導入遺伝子を含むトランスジェニックマウス。
【請求項74】
前記抗体を産生する、請求項73に記載のマウスから調製されるハイブリドーマ。
【請求項75】
対象における免疫応答を調節する方法であって、対象における免疫応答が調節されるように、対象に請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分を投与するステップを含む、方法。
【請求項76】
対象における腫瘍細胞の増殖を阻害する方法であって、対象に治療有効量の抗BTLA抗体またはその抗原結合部分を投与するステップを含む、方法。
【請求項77】
前記抗体がキメラ抗体である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記抗体がヒト化抗体である、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
前記抗体が完全ヒト抗体である、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
前記腫瘍細胞が、メラノーマ、腎癌、前立腺癌、乳癌、大腸癌および肺癌からなる群から選択される癌のものである、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
前記腫瘍細胞が、骨癌、膵癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚または眼内悪性メラノーマ、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、睾丸癌、子宮癌、ファロピウス管癌、子宮内膜癌、子宮頚癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病と急性リンパ芽球性白血病と慢性リンパ球性白血病とを含む慢性または急性白血病、小児期の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓癌または尿管癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、腫瘍血管新生、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫、カポジ肉腫、扁平上皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、アスベストにより誘発される癌を含む環境誘発性癌、ならびに該癌の組み合わせからなるリストから選択される癌のものである、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
対象における腫瘍細胞の増殖を阻害する方法であって、該対象に請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分を、該腫瘍細胞の増殖を阻害するのに有効な量で投与するステップを含む、方法。
【請求項83】
対象における感染性疾患を治療する方法であって、該対象が該感染性疾患について治療されるように、該対象に請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分を投与するステップを含む、方法。
【請求項84】
前記感染性疾患が、HIV;インフルエンザ;ヘルペス;ジアルジア;マラリア;リーシュマニア;(A型、B型、およびC型)肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス(例えば、VZV、HSV−1、HAV−6、HSV−II、およびCMV、エプスタインバーウイルス)、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、フラビウイルス、エコーウイルス、ライノウイルス、コクサッキーウイルス、コロナウイルス(cornovirus)、呼吸器合胞体ウイルス、ムンプスウイルス、ロタウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、パルボウイルス、ワクシニアウイルス、HTLVウイルス、デング熱ウイルス、パピローマウイルス、モルスカムウイルス(molluscum virus)、ポリオウイルス、狂犬病ウイルス、JCウイルスおよびアルボウイルス脳炎ウイルスによる病原感染症;クラミジア菌(bacteria chlamydia)、リケッチア菌(rickettsial bacterium)、マイコバクテリア(mycobacterium)、ブドウ球菌(staphylococcus)、連鎖球菌(streptococcus)、肺炎連鎖球菌(pneumonococcus)、髄膜炎菌(meningococcus)およびコノコッカス(conococcus)、クレブシエラ(klebsiella)、プロテウス(proteus)、セラチア(serratia)、シュードモナス(pseudomonas)、レジオネラ(legionella)、ジフテリア(diphtheria)、サルモネラ(salmonella)、桿菌(bacilli)、コレラ菌(cholera)、破傷風菌(tetanus)、ボツリヌス菌(botulism)、炭疽菌(anthrax)、ペスト菌(plague)、レプトスピラ菌(leptospirosis)、およびライム病菌(Lymes disease bacterium)による病原感染症;真菌のカンジダ属(Candida)(アルビカンス(albicans)、クルセイ(krusei)、グラブラタ(glabrata)、トロピカリス(tropicalis)など)、クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、アスペルギルス(Aspergillus)属(フミガーツス(fumigatus)、ニガー(niger)など)、ケカビ目(Mucorales)の属(ケカビ属(mucor)、アブシディア属(absidia)、クモノスカビ属(rhizophus))、スポロスリックス・シェンキー(Sporothrix schenkii)、ブラストミセス・デルマチチジス(Blastomyces dermatitidis)、ブラジル・パラコクシジオイデス(Paracoccidioides brasiliensis)、コクシジオイデス・イミチス(Coccidioides immitis)およびヒストプラスマ・カプスラーツム(Histoplasma capsulatum)による病原感染症;ならびに寄生虫の赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)、大腸バランチジウム(Balantidium coli)、ネグレリア・フォーレリ(Naegleriafowleri)、アカントアメーバ(Acanthamoeba)種、ランブル鞭毛虫(Giardia lambia)、クリプトスポリジウム(Cryptosporidium)種、ニューモシスティス・カリニ(Pneumocystis carinii)、三日熱マラリア原虫(Plasmodium vivax)、ネズミバベシア(Babesia microti)、トリパノソーマ・ブルセイ(Trypanosoma brucei)、クルーズ・トリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)、ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)、トキソプラズマ原虫(Toxoplasma gondi)、ブラジル鉤虫(Nippostrongylus brasiliensis)による病原感染症からなるリストから選択される、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
対象における抗原に対する免疫応答を増強する方法であって、該対象における該抗原に対する免疫応答が促進されるように、該対象に(i)該抗原と、(ii)請求項1〜60のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合部分とを投与するステップを含む、方法。
【請求項86】
前記抗原が、腫瘍抗原、ウイルス抗原、細菌抗原または病原体由来の抗原である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
抗BTLA抗体を調製するための方法であって、
(i)配列番号:14、15、16、17、18、19、77、および87からなる群から選択されるCDR1配列と、配列番号:20、21、22、23、24、25、78、および88からなる群から選択されるCDR2配列と、配列番号:26、27、28、29、30、31、79、および89からなる群から選択されるCDR3配列とを含む重鎖可変領域抗体配列、または(ii)配列番号:32、33、34、35、36、37、38、80、90、および95からなる群から選択されるCDR1配列と、配列番号:39、40、41、42、43、44、45、81、91、および96からなる群から選択されるCDR2配列と、配列番号:46、47、48、49、50、51、52、82、92、および97からなる群から選択されるCDR3配列とを含む軽鎖可変領域抗体配列を提供するステップと、
該重鎖可変領域抗体配列および該軽鎖可変領域抗体配列から選択される少なくとも1つの可変領域抗体配列内の少なくとも1つのアミノ酸残基を改変し、少なくとも1つの改変抗体配列を生成するステップと、
タンパク質として該改変抗体配列を発現するステップと
を含む、方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26】
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【図27】
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【図28A】
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【図28B】
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【図28C】
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【図29A】
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【図29B】
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【公表番号】特表2010−509920(P2010−509920A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−537358(P2009−537358)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2007/084792
【国際公開番号】WO2008/076560
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(506199879)メダレックス インコーポレーティッド (30)
【Fターム(参考)】