説明

C型肝炎を治療するための四環系化合物

本発明は、式Iの化合物および組成物並びに該化合物の使用方法を包含する。該化合物は、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、HCVに感染した患者を治療するのに有効である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2007年8月9日に出願された米国仮出願第60/95,813号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
C型肝炎ウイルス(HCV)は、主要なヒト病原体であり、世界中で推定1億7千万人に感染しており、ヒト免疫不全ウイルス1型に感染している数のおよそ5倍である。これらのHCV感染者のかなりの割合は、肝硬変および肝細胞癌を包含する重篤な進行性肝疾患を発症する(Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52)。
【0003】
HCVはプラス鎖RNAウイルスである。推定アミノ酸配列の比較および5’−非翻訳領域における広範囲な類似性に基づき、HCVは、フラビウイルス科ファミリーにおける別個の属として分類されてきた。フラビウイルス科ファミリーのすべてのメンバーは、単一の中断されていないオープンリーディングフレームの翻訳を介してすべての知られているウイルス特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムを含有する、エンベロープを持ったビリオンを有する。
【0004】
かなりの異質性が、HCVゲノムの至る所でヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列内に見い出される。少なくとも6つの主要な遺伝子型が特徴付けられており、50を超えるサブタイプについて記載されてきた。HCVの主要な遺伝子型は、世界中でそれらの分布の点で異なり、HCVの遺伝的異質性の臨床的な意義は、病原性および治療法に対する遺伝子型の可能な影響に関する多くの研究にもかかわらず、捕らえどころのないままである。
【0005】
一本鎖HCV RNAゲノムは、長さが約9500ヌクレオチドであり、約3000アミノ酸の単一の大きなポリタンパク質をコードする単一のオープンリーディングフレーム(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞およびウイルスのプロテアーゼにより複数の部位において切断され、構造タンパク質および非構造(NS)タンパク質を生じる。HCVの場合、成熟した非構造タンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスプロテアーゼにより行われる。第1のプロテアーゼは、メタロプロテアーゼであると考えられており、NS2−NS3接合部において切断し;第2のプロテアーゼは、NS3のN末端領域内に含有されるセリンプロテアーゼ(NS3プロテアーゼとも呼ばれる)であり、NS3−NS4A切断部位においてはシス、残りのNS4A−NS4B、NS4B−NS5A、NS5A−NS5B部位についてはトランスの両方で、NS3の下流に続く切断のすべてを媒介する。NS4Aタンパク質は、複数の機能を果たし、NS3プロテアーゼの補因子として作用し、おそらくNS3および他のウイルスレプリカーゼ構成成分の膜への局在を助けるように見える。NS3タンパク質のNS4Aとの複合体形成は、プロセシング事象に必要と思われ、すべての部位においてタンパク質分解効率を高める。NS3タンパク質は、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性も示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも呼ばれる)は、HCVの複製に関与するRNA依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は、「Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides」(Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492;および Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242)に記載されている。
【0006】
現在、最も有効なHCV療法は、αインターフェロンとリバビリンの組合せを用い、患者の40%において持続的な有効性をもたらす(Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432)。最近の臨床結果は、ペグ化αインターフェロンが、単独療法として非修飾αインターフェロンよりも優れていることを示している(Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672)。しかしながら、ペグ化αインターフェロンとリバビリンの組合せが関わる実験的治療レジメンをもってしても、患者のかなりの割合は、ウイルス量の持続的な減少を有することはない。したがって、HCV感染を治療するための有効な治療剤を開発する明確かつ重要な必要性が存在する。
【0007】
(発明の詳細な説明)
本発明における1つの態様は、式I:
【化1】

[式中、
はCOまたはCONRであり;
はピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであって、それは(RN、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRはフェニルであって、それはハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びに(RN、((RN)アルキル(R)N、(R12)アルキル(R)N、アルキルCON(R)、シクロアルキルCON(R)、(メチル)オキサジアゾリル、((RN)アルコキシ、(R12)アルコキシ、R12、((RN)アルキル、(R12)アルキル、COR13、(アルキルSO)アルキル、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRはインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピロロピリジニル、ベンゾオキサゾリル、またはベンゾチアゾリルであって、それはハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され;
あるいはRはベンゾジオキソリルまたはジヒドロベンゾジオキシニルであって、それはハロおよびアルキルから選択される0〜2の置換基で置換され;
は水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
はシクロアルキルであり;
は水素またはアルキルであり;
は水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(R)(R10)NSO、または(R11)SOであり;
は水素またはアルキルであり;
は水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
は水素またはアルキルであり;
10は水素またはアルキルであり;
11はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
12はアゼチジニル,ピロリジニル,ピペリジニル,ピペラジニル,モルホリニル,チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、それはオキソおよびアルキルから選択される0〜3の置換基で置換され;
13はヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化2】

【化3】

であり;
14はヒドロキシ、アルコキシ、(RN、((RN)アルキル、((RN)アルキル(R)N、(R12)アルキル、(R12)アルキル(R)N、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化4】

であり;並びに
Xはメチレン、結合であるか、または存在しない]
の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩である。
【0008】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、
がCOまたはCONRであり;
がピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピラダジニルであって、それがアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRがフェニルであって、それがハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びにアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
が水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
がシクロアルキルであり;
が水素またはアルキルであり;
が水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(R)(R10)NSO、または(R11)SOであり;
が水素またはアルキルであり;
が水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
が水素またはアルキルであり;
10が水素またはアルキルであり;
11がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
12がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、それがオキソおよびアルキルから選択される0〜3の置換基で置換され;
13がヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化5】

であり;
14がヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化6】

であり;並びに
Xがメチレン、結合であるか、または存在しない、
化合物、またはそれの医薬的に許容される塩である。
【0009】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、RがCONR;RがアルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;並びにRが水素である。
【0010】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピラダジニルであって、それがアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換される。
【0011】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがフェニルであって、それがハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びに(RN、((RN)アルキル(R)N、(R12)アルキル(R)N、アルキルCON(R)、シクロアルキルCON(R)、(メチル)オキサジアゾリル、((RN)アルコキシ、(R12)アルコキシ、R12、((RN)アルキル、(R12)アルキル、COR13、(アルキルSO)アルキル、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換される。
【0012】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがフェニルであって、それがハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びにアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換される。
【0013】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピロロピリジニル、ベンゾオキサゾリル、またはベンゾチアゾリルであって、それがハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換される。
【0014】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがベンゾジオキソリルまたはジヒドロベンゾジオキシニルであって、それがハロおよびアルキルから選択される0〜2の置換基で置換される。
【0015】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rが水素である。
【0016】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがメトキシである。
【0017】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rがシクロヘキシルである。
【0018】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、RがアルキルSO、(R)(R10)NSOまたは(R11)SOである。
【0019】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Rが(R)(R10)NSOまたは(R11)SOである。
【0020】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Xがメチレンである。
【化7】

【0021】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Xが結合である。
【化8】

【0022】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、Xが存在しない。
【化9】

【0023】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、以下の立体化学を有する。
【化10】

【0024】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、以下の立体化学を有する。
【化11】

【0025】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、以下の立体化学を有する。
【化12】

【0026】
本発明における別の態様では、式Iの化合物において、以下の立体化学を有する。
【化13】

【0027】
任意の記号(R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、およびXを含む)のいかなる範囲も、記号の他のいずれの場合の範囲と、独立して用いることができる。
【0028】
特に断りがなければ、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」は、1〜6の炭素からなる、直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有し、2〜6の炭素からなる、直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「シクロアルキル」は、3〜7の炭素からなる単環式系を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」および置換アルキル部位を有する他の用語には、アルキル部位に関して1〜6の炭素原子からなる、直鎖および分枝鎖の異性体が含まれる。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」には、モノハロ置換アルキルからペルハロ置換アルキルまでの、全てのハロゲン化異性体が含まれる。「アリール」には、炭素環およびヘテロ環芳香族置換基が含まれる。括弧でくくった用語および複数の括弧でくくった用語は、当業者に結合関係を明確にする意図のためである。例えば((R)アルキル)の用語は、アルキル置換基がさらにRの置換基で置換されていることを意味する。
【0029】
ベンゾジオキソリルは、
【化14】

の部分を意味する。
【0030】
ジヒドロベンゾジオキシニルは、
【化15】

の部分を意味する。
【0031】
本発明には、本化合物のあらゆる医薬的に許容される塩の形態が含まれる。医薬的に許容される塩は、対イオンが本化合物の生理学的活性または毒性に対して著しく寄与せず、そのような機能が医薬的に同等である塩である。これらの塩は、市販品として入手可能な試薬を用いて、一般的な有機化学技術によって作ることができる。いくつかの陰イオン塩の形態には、酢酸塩、アシストラート、ベシル酸塩、臭化物塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グロコウロネート(glucouronate)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシレート、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシナホ酸塩が含まれる。いくつかの陽イオン塩の形態には、アンモニウム塩、アルミニウム塩、ベンザチン塩、ビスマス塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、リチウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、4−フェニルシクロヘキシルアミン塩、ピペラジン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩、および亜鉛塩が含まれる。
【0032】
本発明の化合物のいくつかは、不斉炭素原子を有する(例えば、下記の化合物を参照)。本発明には、あらゆる立体異性体が含まれ、それにはエナンチオマーおよびジアステレオマー並びにラセミ体のような立体異性体の混合物が含まれる。いくかの立体異性体は、当技術分野で公知の方法を用いて作ることができる。本化合物および関連中間体の立体異性体混合物は、一般に当技術分野で公知の方法によって、個々の異性体に分離することができる。
【化16】

【0033】
(合成方法)
本化合物は当技術分野で公知の方法によって作ってもよくて、それには以下に記載されている方法が含まれる。いくつかの試薬および中間体は当技術分野で公知である。その他の試薬および中間体は、適した物質を用いて、当技術分野で公知の方法によって作ることができる。化合物の合成を記載するために用いられる記号(例えば、数字が付された「R」置換基)は、化合物の製法の例示だけを目的としているのであって、特許請求の範囲または本明細書のその他の箇所で用いられる記号と混同されるものではない。スキームの中で用いられる略語は、概して当技術分野の慣習に従う。
【化17】

【化18】

【化19】

【0034】
(生物学的方法)
化合物は、下記のHCV RdRpアッセイにおいて決定されるように、HCV NS5Bに対する活性を示した。
【0035】
HCV NS5B RdRpのクローニング、発現、および精製。HCV、遺伝子型1bのNS5Bタンパク質をコードするcDNAを、pET21a発現ベクター中にクローニングした。タンパク質を、溶解性を高めるための18アミノ酸C末端切断を伴って発現させた。イー・コリコンピテント細胞系BL21(DE3)を、タンパク質の発現のために使用した。培養物を、培養物が、600nmにおいて2.0の光学密度に達するまで、約4時間にわたって37℃にて培養した。培養物を、20℃まで冷却し、1mM IPTGで誘導した。新鮮なアンピシリンを、50μg/mlの最終濃度まで添加し、細胞を、20℃にて一夜にわたって培養した。
【0036】
細胞ペレット(3L)を、精製のために溶解すると、精製NS5B 15〜24mgが得られた。溶解バッファーは、20mM Tris−HCl、pH7.4、500mM NaCl、0.5% トリトンX−100、1mM DTT、1mM EDTA、20%グリセロール、0.5mg/mlリゾチーム、10mM MgCl、15ug/mlデオキシリボヌクレアーゼI、およびComplete TMプロテアーゼ阻害剤錠剤(Roche)からなっていた。溶解バッファーの添加後、凍結細胞ペレットを、組織ホモジナイザーを使用して再懸濁した。サンプルの粘性を減じるため、溶解物のアリコートを、Bransonソニケーターに接続されているマイクロチップを使用して氷の上で超音波処理した。超音波処理した溶解物を、4℃にて1時間にわたって100,000×gで遠心分離し、0.2μmフィルターユニット(Corning)に通して濾過した。
【0037】
タンパク質を、3つの連続するクロマトグラフィー工程:HeparinセファロースCL−6B、ポリUセファロース4B、およびHitrap SPセファロース(Pharmacia)を使用して精製した。クロマトグラフィーバッファーは、溶解バッファーと同一としたが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgClおよびプロテアーゼ阻害剤を含有せず、バッファーのNaCl濃度を、カラム上にタンパク質を充填するための要件に従って調整した。各カラムを、カラムタイプに応じて5〜50カラム容量の長さの異なるNaClグラジエントで溶出した。最終クロマトグラフィー工程後、得られる酵素の純度は、SDS−PAGE分析に基づいて>90%である。酵素を等分し、−80℃にて保存した。
【0038】
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ。HCV RdRp遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Costar3912)中で60μLの最終容量で実行した。アッセイバッファーは、20mM Hepes、pH7.5、2.5mM KCl、2.5mM MgCl、1mM DTT、1.6U RNAse阻害剤(Promega N2515)、0.1 mg/ml BSA(Promega R3961)、および2%グリセロールからなる。すべての化合物を、DMSO中で連続的に希釈し(3倍)、アッセイにおけるDMSOの最終濃度が2%になるように、水でさらに希釈した。HCV RdRp遺伝子型1b酵素は、28nMの最終濃度で使用した。ポリAテンプレートは、6nMで使用し、ビオチン化オリゴ−dT12プライマーは、180nMの最終濃度で使用した。テンプレートは、市販で入手した(Amersham 27−4110)。ビオチン化プライマーは、Sigma Genosysにより調製された。3H−UTPは、0.6μCi(0.29μM全UTP)で使用した。反応を、酵素の添加により開始させ、60分にわたって30℃にてインキュベートし、SPAビーズ(4μg/μl、Amersham RPNQ 0007)を含有する50mM EDTA25μlを添加することにより停止させた。プレートを、室温における1時間を超えるインキュベーションの後で、Packard Top Count NXTで読み取った。
【0039】
改良HCV NS5B RdRp酵素アッセイ。改良酵素アッセイは、下記のことを除いて、本質的には標準的酵素アッセイについて記載されているように行った。ビオチン化オリゴdT12プライマーを、アッセイバッファー中でプライマーとビーズを混ぜ、1時間にわたって室温にてインキュベートすることにより、ストレプトアビジン被覆SPAビーズ上に予備捕捉した。非結合プライマーを遠心分離後に除去した。プライマー結合ビーズを、20mM Hepesバッファー、pH7.5中に再懸濁し、20nMプライマーおよび0.67μg/μlビーズの最終濃度におけるアッセイで使用した。アッセイにおける添加の順序:酵素(14nM)を、希釈した化合物に添加し、続いて、テンプレート(0.2nM)、3H−UTP(0.6μCi、0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加し、反応を開始させた;示した濃度は最終である。反応を、30℃にて4時間にわたって進行させた。
【0040】
化合物のIC50値は、7つの異なる[I]を使用して決定した。IC50値は、式y=A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))を使用して阻害から計算した。
【0041】
FRETアッセイ調製。HCV FRETスクリーニングアッセイを行うため、96ウェル細胞培養プレートを使用した。FRETペプチド(Anaspec,Inc.)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの片端付近に蛍光ドナー、EDANSを、もう一方の端付近にアクセプター、DABCYLを含有する。ペプチドの蛍光は、ドナーとアクセプターの間の分子間共鳴エネルギー転移(RET)によりクエンチされるが、NS3プロテアーゼがペプチドを切断するため、生成物は、RETクエンチングを免れ、ドナーの蛍光が明らかになる。アッセイ試薬は下記の通り作った:Promega製の5×細胞Luciferase細胞培養溶解試薬(#E153A)を、dHOで1倍まで希釈し、NaClを150mM最終まで添加し、FRETペプチドを、2mMストックから20μM最終まで希釈した。
【0042】
プレートを調製するため、HCVレプリコン細胞を、Renillaルシフェラーゼレポーター遺伝子の有無に関わらずトリプシン処理し、カラム3〜12の添加された用量設定された試験化合物と一緒に96ウェルプレートの各ウェルに入れた;カラム1および2は、対照化合物(HCVプロテアーゼ阻害剤)を含有し、下の列は、化合物なしで細胞を含有した。次いで、プレートを、37℃にてCO2インキュベーターに入れた。
【0043】
アッセイ。上記に記載されている試験化合物(FRETアッセイ調製)の添加の後に、様々な時点でプレートを取り除き、Alamarブルー溶液(Trek Diagnostics、#00−100)を、細胞毒性の尺度としてウェル毎に添加した。Cytoflour4000機器(PE Biosystems)中で読み取った後に、プレートをPBSですすぎ、次いで、1ウェル当たり上記に記載されているFRETペプチドアッセイ試薬(FRETアッセイ調製)30ulを添加することによりFRETアッセイのために使用した。次いで、プレートを、340励起/490発光、20サイクルの自動モードに設定されたCytoflour4000機器に入れ、プレートを、キネティックモードで読み取った。典型的には、読み取り後のエンドポイント分析を使用するシグナル対ノイズは、少なくとも3倍であった。代替方法として、Alamarブルー読み取り後、プレートをPBSですすぎ、フェノールレッドを含まないDMEM(高グルコース)50ulを添加し、次いで、プレートを、Promega Dual−Glo Luciferase Assay Systemを使用するルシフェラーゼアッセイのために使用した。
【0044】
化合物分析は、相対的HCVレプリコン阻害および相対的細胞毒性値の定量化により決定された。細胞毒性値を計算するため、対照ウェルからの平均Alamar Blue蛍光シグナルを、100%無毒性として設定した。次いで、化合物試験ウェルの各々における個々のシグナルを、平均対照シグナルで除し、100%を乗じ、パーセント細胞毒性を決定した。HCVレプリコン阻害値を計算するため、平均バックグラウンド値を、アッセイ期間の終わりにHCVプロテアーゼ阻害剤の最高量を含有する2つのウェルから得た。これらの数は、ナイーブなHuh−7細胞から得られる数に類似していた。
【0045】
次いで、バックグラウンド数を、対照ウェルから得られる平均シグナルから差し引き、この数を、100%活性として使用した。次いで、化合物試験ウェルの各々における個々のシグナルを、バックグラウンド減算後の平均対照値で除し、100%を乗じ、パーセント活性を決定した。プロテアーゼ阻害剤用量設定についてのEC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性の50%低下を引き起こす濃度として計算した。化合物プレートについて得られる2つの数、パーセント細胞毒性およびパーセント活性を使用し、さらなる分析にとって興味のある化合物を決定した。
【0046】
化合物の代表的なデータは、表1に記載する。
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【0047】
(医薬組成物および治療方法)
化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染を治療するのに有用であることがある。したがって、本発明の別の態様は、化合物、または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、および医薬的に許容される担体を含む組成物である。
【0048】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物をさらに含む組成物である。
【0049】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターフェロンである組成物である。本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される場合である。
【0050】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、シクロスポリンである組成物である。本発明の別の態様は、シクロスポリンが、シクロスポリンAである場合である。
【0051】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、Imiqimod、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択される組成物である。
【0052】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染を治療するためのヌクレオシド類似体から選択される標的の機能を阻害するのに有効である組成物である。
【0053】
本発明の別の態様は、化合物、または医薬的に許容されるその塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含む組成物である。
【0054】
本発明の別の態様は、HCVレプリコンの機能を阻害する方法であって、HCVレプリコンを、化合物または医薬的に許容されるその塩と接触させることを含む方法である。
【0055】
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法であって、HCV NS5Bタンパク質を、化合物または医薬的に許容されるその塩と接触させることを含む方法である。
【0056】
本発明の別の態様は、患者においてHCV感染を治療する方法であって、患者に、治療上有効な量の化合物または医薬的に許容されるその溶媒和物もしくは塩を投与することを含む方法である。別の実施形態において、化合物は、HCVレプリコンの機能を阻害するのに有効である。別の実施形態において、化合物は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害するのに有効である。
【0057】
本発明の別の態様は、患者においてHCV感染を治療する方法であって、患者に、抗HCV活性を有する別の化合物と併せて(前に、後に、または同時に)、治療上有効な量の化合物、または医薬的に許容されるその溶媒和物もしくは塩を投与することを含む方法である。
【0058】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターフェロンである方法である。
【0059】
本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される方法である。
【0060】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、シクロスポリンである方法である。
【0061】
本発明の別の態様は、シクロスポリンが、シクロスポリンAである方法である。
【0062】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、Imiqimod、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される方法である。
【0063】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染を治療するためのヌクレオシド類似体からなる群より選択される標的の機能を阻害するのに有効である方法である。
【0064】
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCV NS5Bタンパク質以外のHCVライフサイクルにおける標的の機能を阻害するのに有効である方法である。
【0065】
「治療上有効な」とは、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているような意味のある患者利益を提供するのに必要とされる薬剤の量を意味する。
【0066】
「患者」とは、HCVウイルスに感染し、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているような療法に適している人を意味する。
【0067】
「治療」、「療法」、「レジメン」、「HCV感染」および関連用語は、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているように使用される。
【0068】
本発明の化合物は、一般的に、治療上有効な量の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物として与えられ、従来の賦形剤を含有することができる。治療上有効な量は、意味のある患者利益を提供するのに必要とされる量である。医薬的に許容される担体は、許容できる安全性プロファイルを有する従来の知られている担体である。組成物は、カプセル剤、錠剤、ロゼンジ剤、および散剤ならびに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、および液剤を包含するすべての一般的な固体および液体形態を包含する。組成物は、一般的な製剤技法を使用して製造され、従来の賦形剤(結合剤および湿潤剤など)およびビヒクル(水およびアルコールなど)は、組成物のために一般的に使用される。
【0069】
固体組成物は、通常、用量単位で製剤化され、投与量当たり活性成分約1〜1000mgを提供する組成物が好ましい。用量の一部の例は、1mg、10mg、100mg、250mg、500mg、および1000mgである。一般的に、他の薬剤は、臨床的に使用されるクラスの薬剤と同様な単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは、0.25〜1000mg/単位である。
【0070】
液体組成物は通常、用量単位範囲にある。一般的に、液体組成物は、1〜100mg/mLの単位用量範囲にあるであろう。用量の一部の例は、1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mL、および100mg/mLである。一般的に、他の薬剤は、臨床的に使用されるクラスの薬剤と同様な単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは、1〜100mg/mLである。
【0071】
本発明は、すべての従来型投与様式を包含し;経口的および非経口的方法が好ましい。一般的に、投与レジメンは、臨床的に使用される他の薬剤と同様であろう。典型的には、1日投与量は、1日につき体重1kg当たり1〜100mgであろう。一般的に、より多くの化合物が経口的には必要とされ、非経口的にはそれより少ない。しかしながら、具体的な投与レジメは、健全な医学的判断を使用して医師により決定されるであろう。
【0072】
本発明は、化合物が、組合せ療法で与えられる方法も包含する。すなわち、化合物は、肝炎およびHCV感染を治療するのに有用な他の薬剤と併せて、しかし、それらと別々に使用することができる。これらの組合せ方法において、化合物は、一般的に、他の薬剤と併せて、1日につき体重1kg当たり1〜100mgの1日投与量で与えられるであろう。他の薬剤は、一般的に、治療的に使用される量で与えられるであろう。しかしながら、具体的な投与レジメは、健全な医学的判断を使用して医師により決定されるであろう。
【0073】
組成物および方法に適している化合物の一部の例を表2に列挙する。
【表15】

【表16】

【表17】

【表18】

【0074】
実施例1
2−クロロ−3−(4−モルホリノスルホニル)−ピリジン
【化20】

2−クロロピリジン−3−スルホニルクロリド(200mg、0.43mmol)のトリエチルアミン溶液(0.158mL、1.13mmol)およびクロロホルム(2.80mL)に、モルホリン(0.090mL、1.04mmol)を0℃で加えた。生じた溶液を1時間0℃で攪拌し、3時間22℃で攪拌した。HCl(1M、50mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×100mL)。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物をベージュ色の固形物として得た(226mg、91%)。MS m/z 263 (MH+).
【0075】
以下の化合物を、上述した2−クロロ−3−(4−モルホリノスルホニル)−ピリジンと類似の方法で合成した:
実施例2
2−クロロ−3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−ピリジン
【化21】

MS m/z 302 (MH+).
【0076】
実施例3
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(フェニルスルホニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化22】

1,1−ジメチルエチル 3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート(6.00g、13.8mmol)のジオキサン溶液(28.0mL)およびBEMP(7.97mL、27.6mmol)に、フェニルビニルスルホン(27.6g、2.21mmol)を加えた。生じた混合物を密封管中、120℃のマイクロ波で15分間攪拌した。生じた溶液を減圧下で濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(CHCl)により表題化合物を黄色の油状物として得た(6.36g、79%)。MS m/z 584 (MH+). 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.18-1.33 (1 H, m), 1.34-1.45 (2 H, m), 1.49-57 (1 H, m), 1.64 (9 H, s.), 1.74-1.82 (2 H, m), 1.90-2.09 (4 H, m), 2.73 (1 H, m,), 3.93 (3 H, s), 4.38 (1 H, broad d), 5.08 (1 H, br. d), 7.09 (1 H, d, J=2.75 Hz), 7.12-7.18 (3 H, m), 7.22 (1 H, d, J=7.45 Hz), 7.30 (1 H, s), 7.48 (1 H, d, J=8.85 Hz), 7.54 (1 H, dd, J=8.55, 1.22 Hz), 7.61 (2 H, m), 7.67 (1 H, d, J=8.55), 8.01 (1 H, s).
【0077】
実施例4
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(トリブチルスタンニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化23】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(フェニルスルホニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル(1.00g、1.71mMol)を、ビス(トリブチルチン)(2.8mL、5.54mMol)、水素化トリブチルスズ(136μL、0.513mMol)およびトリエチルアミン(1.05mL、7.5mMol)と一緒に、ベンゼン(26mL)中に溶解した。溶液を約10分間窒素で拡散させ、次いで2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)(96mg、0.58mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素下で2時間、加熱還流した。続いて、反応液を以下のHPLC条件でLC−MSした:Discovery VP softwareを用いる、島津分析HPLC:%A=5%アセトニトリル、95%水、10mmol酢酸アンモニウム、%B=95%アセトニトリル、5%水、10mmol酢酸アンモニウム;開始%B=0;最終%B=100;グラジエント=3分;ランタイム=10分;流速=5ml/分;波長=220nm;カラム=Waters Xterra、3mm×50mm、S7。反応液に水素化トリブチルスズ(0.45mL、1.7mMol)およびAIBN(95mg、0.58mMol)を加え、反応液を2時間加熱還流し、進行を分析した。AIBN(99mg、0.60mMol)を反応液に加え、反応液を還流下でさらに6時間(タイマーを用いた)加熱した。反応の進行をLC−MSで分析し、次いで水素化トリブチルスズ(1.0ml、3.8mMol)およびAIBN(97mg、0.59mMol)を加え、反応液を2時間20分加熱還流した。反応液をLC−MSで分析し、AIBN(97mg、0.59mMol)を反応液に加えた。反応液を1時間窒素・還流下で加熱し、冷却し、LC−MSで分析した。揮発物を反応液から減圧下で除去し、反応液をC18パッキング(190gのYMC GEL ODS−A、120A spherical 75 μM)を用いて、カラムクロマトグラフィーにより精製した。反応液の残渣(6.67gの黄色油状物)を最小量のジクロロメタン中に溶解し、その溶液を逆相カラム(10%ジクロロメタンのアセトニトリル溶液中にパック)に用いた。最初の溶離を10%ジクロロメタンのアセトニトリル溶液で行い、続いて15%ジクロロメタンのアセトニトリル溶液で溶離した。クロマトグラフィーを、Whatman MKC18F逆相1「×3」200μMの厚さのTLCプレートを用いて、15%ジクロロメタンのアセトニトリル溶液で溶離して、TLCでモニターした。化合物の観測を、254nmでのUVランプおよびTLCプレートのヨウ素染色によって行った。生成物フラクションを回収し、揮発物を減圧下で除去し、淡黄色の泡沫状物を得た(647mg、52%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.71 - 0.83 (m, 9 H) 0.85 - 0.96 (m, 3 H) 0.95 - 1.08 (m, 6 H) 1.15 - 1.27 (m, 7 H) 1.27 - 1.49 (m, 11 H) 1.53 (s, 5 H) 1.60 - 1.67 (m, 9 H) 1.68 - 1.82 (m, 2 H) 1.84 - 1.96 (m, 1 H) 1.96 - 2.16 (m, 3 H) 2.74 - 2.91 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.16 - 4.40 (m, 1 H) 4.82 - 5.03 (m, 1 H) 6.72 - 6.90 (m, 2 H) 6.96 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.43 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.66 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 1 H) 7.81 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H);LC−MS:Discovery VP softwareを用いる、島津分析HPLC:%A=5%アセトニトリル、95%水、10mmol酢酸アンモニウム、%B=95%アセトニトリル、5%水、10mmol酢酸アンモニウム;開始%B=0;最終%B=100;グラジエント=3分;ランタイム=10分;流速=5ml/分;波長=220nm;カラム=Waters Xterra、3mm×50mm、S7;保持時間=4.2分、MS m/z 734(MH+).
【0078】
実施例5
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化24】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(トリブチルスタンニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル(100mg、0.136mmol)を溶解したTHF溶液(2mL)に、4−[(2−クロロピリジン−3−イル)カルボニル]モルホリン(47mg、0.21mmol)、TEA(0.029mL)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(16mg、0.014mmol)を加えた。この混合物を窒素下でキャップし、160℃のマイクロ波で2時間加熱した。反応混合物を以下の条件下でprepHPLCにより濾過精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mm S5。これにより、表題化合物を黄色のペースト状物として得た(38mg、44%)。MS m/z 634 (MH+).
【0079】
実施例6
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化25】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(50mg、0.079mmol)を1,2−ジクロロエタン(1mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)中に溶解した。生じた溶液を22℃で2時間攪拌した。溶液を減圧下で濃縮して、黄色の固形物を得た。これにより、表題化合物を黄色のペースト状物として得た(41mg、64%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.27 (m, 10 H) 2.42 (m, 1 H) 2.92 (m, 3 H) 3.30 (m, 3 H) 3.61-3.80 (m, 2 H) 3.89 (s, 3 H) 4.53 ( br d, 1 H) 5.90 (br d, 1 H) 6.92 (d, 1 H) 7.07 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.17 (s, 1 H) 7.40 (m, 1 H) 7.52 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.70 (m, 2 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.99 (s, 1 H) 8.82 (s, 1 H). MS m/z 578 (MH+).
【0080】
以下の化合物を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−で上述したのと類似の方法で合成した。
【0081】
実施例7
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−
【化26】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.27 (m, 10 H) 2.88 (m, 1 H) 3.47 (br m, 2 H) 3.70 (m, 3 H) 3.92 (s, 3 H) 3.96 (m, 3 H) 4.38 ( br d, 1 H) 6.02 (br d, 1 H) 6.70 (m, 1 H) 7.02 (m, 2 H) 7.13 (d, 1 H) 7.44 (s, 1 H) 7.52 (d, 1 H) 7.57 (t, 1 H) 7.63 (d, 1 H) 7.82 (d, 1 H) 8.25 (s, 1 H). LCMS: m/e 550 (M+H).
【0082】
実施例8
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−3−ピリダジニル]−
【化27】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.14 (m, 10 H) 2.88 (m, 1 H) 3.70 (br m, 4 H) 3.91 (s, 3 H) 3.96 (m, 4 H) 4.42 ( br d, 1 H) 5.78 (br d, 1 H) 6.79 (d, 1 H) 7.06 (m, 2 H) 7.33 (d, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 7.49 (d, 1 H) 7.59 (t, 1 H) 7.87 (d, 1 H) 8.18 (s, 1 H). LCMS: m/e 551 (M+H).
【0083】
実施例9
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[4−(ジメチルアミノ)−2−ピリミジニル]−3−メトキシ−
【化28】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.13-2.16 (m, 10 H) 2.91 (m, 1 H) 3.71 (br s, 3 H) 3.85 (br s, 3 H) 3.90 (s, 3 H) 4.22 ( br d, 1 H) 6.12 (br d, 1 H) 6.68 (s, 1 H) 6.72 (m, 1 H) 6.90 (s, 1 H) 7.06 (m, 2 H) 7.55 (d, 1 H) 7.79 (d, 1 H) 7.90 (d, 1 H) 8.43 (s, 1 H). LCMS: m/e 509 (M+H).
【0084】
実施例10
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−(ジメチルアミノ)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化29】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.11 (m, 10 H) 2.87 (m, 1 H) 3.30 (br s, 3 H) 3.69 (br s, 3 H) 3.95 (s, 3 H) 4.40 ( br d, 1 H) 5.95 (br d, 1 H) 6.52 (d, 1 H) 7.14 (dd, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.32 (m, 1 H) 7.52 (d, 1 H) 7.90 (d, 1 H) 8.29 (d, 1 H) 8.33 (m, 1 H) 8.50 (s, 1 H). LCMS: m/e 508 (M+H).
【0085】
実施例11
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化30】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.15 (m, 10 H) 2.90 (m, 1 H) 3.42 (m, 2 H) 3.53 (m, 2 H) 3.80 (m, 4 H) 3.92 (s, 3 H) 4.51 ( br d, 1 H) 5.92 (br d, 1 H) 7.06 (d, 1 H) 7.12 (dd, 1 H) 7.38 (d, 1 H) 7.56 (d, 1 H) 7.60 (s, 1 H) 7.79 (m, 2 H) 7.90 (d, 1 H) 8.39 (s, 1 H) 8.90 (d, 1 H). LCMS: m/e 578 (M+H).
【0086】
実施例12
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルスルホニル)−2−ピリジニル]−
【化31】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.13 (m, 10 H) 2.51 (m, 4 H) 2.91 (m, 1 H) 3.24 (m, 4 H) 3.88 (s, 3 H) 4.65 ( br d, 1 H) 5.47 (br d, 1 H) 6.91 (d, 1 H) 7.05 (dd, 1 H) 7.30 (s, 1 H) 7.47 (m, 1 H) 7.53 (d, 1 H) 7.71 (d, 1 H) 7.88 (d, 1 H) 8.02 (s, 1 H) 8.40 (d, 1 H) 8.87 (d, 1 H). LCMS: m/e 614 (M+H).
【0087】
実施例13
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシル、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)スルホニル]−2−ピリジニル]−
【化32】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.13 (m, 13 H) 2.30 (m, 1 H) 2.43 (m, 1 H) 2.81 (s, 3 H) 2.89-3.12 (m, 3 H) 3.32 (m, 2 H) 3.67 (m, 1 H) 3.89 (s, 3 H) 4.50 ( br d, 1 H) 6.02 (br d, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.07 (dd, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.35 (m, 2 H) 7.52 (d, 1 H) 7.58 (m, 1 H) 7.88 (m, 2 H) 8.75 (d, 1 H). LCMS: m/e 653 (M+H).
【0088】
実施例14
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−1−アゼチジニル)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化33】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.85 (br s, 3 h) 1.09 (br s, 3 H) 1.13-2.16 (m, 11 H) 2.78 (m, 1 H) 2.91 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.63 ( br d, 1 H) 5.44 (br d, 1 H) 6.78 (s, 1 H) 6.92 (d, 1 H) 7.10 (dd, 1 H) 7.25 (m, 1 H) 7.36 (m, 1 H) 7.54 (d, 1 H) 7.88 (m, 2 H) 8.27 (d, 1 H) 8.50 (d, 1 H). LCMS: m/e 562 (M+H).
【0089】
実施例15
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−フェニル−
【化34】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.15 (m, 10 H) 2.91 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.53 ( br d, 1 H) 5.88 (br d, 1 H) 6.97 (dd, 1 H) 7.02 (m, 1 H) 7.32 (m, 2 H) 7.41 (m, 2 H) 7.53 (m, 3 H) 7.90 (d, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.37 (s, 1 H). LCMS: m/e 464 (M+H).
【0090】
実施例16
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−3−メトキシ−
【化35】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.13 (m, 10 H) 2.90 (m, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.60 ( br d, 1 H) 5.19 (br d, 1 H) 6.30 (t, 1 H) 6.83 (s, 1 H) 6.95 (d, 1 H) 7.05 (dd, 1 H) 7.21 (m, 3 H) 7.38 (m, 2 H) 7.52 (d, 1 H) 7.90 (m, 2 H). LCMS: m/e 530 (M+H).
【0091】
実施例17
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−
【化36】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.18-2.12 (m, 10 H) 2.18 (s, 3 H) 2.93 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.59 ( br d, 1 H) 4.76 (br d, 1 H) 6.71 (s, 1 H) 6.94 (d, 1 H) 7.02 (dd, 1 H) 7.22 (m, 1 H) 7.48 (m, 4 H) 7.91 (m, 2 H) 8.58 (s, 1 H). LCMS: m/e 546 (M+H).
【0092】
実施例18
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−
【化37】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.18-2.13 (m, 10 H) 2.73 (br s, 6 H) 2.91 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.70 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.87 (s, 1 H) 6.93 (br d, 1 H) 7.03 (dd, 1 H) 7.35-7.51 (m, 4 H) 7.70 (s, 1 H) 7.93 (m, 2 H) 8.17 (s, 1 H). LCMS: m/e 571 (M+H).
【0093】
実施例19
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−
【化38】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.12-2.10 (m, 10 H) 2.35 (m, 1 H) 2.83 (m, 2 H) 3.15-3.81 (m, 6 H) 3.93 (s, 3 H) 5.05 (d, 1 H) 5.55 (d, 1 H) 6.30 (d, 1 H) 6.36 (s, 1 H) 6.77 (m, 2 H) 6.88 (dd, 1 H) 7.40 (m, 2 H) 7.52 (s, 1 H) 7.61 (d, 1 H) 7.80 (s, 1 H). LCMS: m/e 617 (M+H).
【0094】
実施例20
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル]−3−メトキシ−
【化39】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.30-1.09 (m, 4 H) 1.13-2.16 (m, 10 H) 2.50 (m, 1 H) 2.75 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.22 (d, 1 H) 4.63 ( br d, 1 H) 5.44 (br d, 1 H) 6.78 (m, 2 H) 6.92 (d, 1 H) 7.10 (dd, 1 H) 7.25 (m, 1 H) 7.36 (m, 1 H) 7.54 (d, 1 H) 7.88 (m, 2 H) 8.27 (d, 1 H) 8.50 (d, 1 H). LCMS: m/e 547 (M+H).
【0095】
実施例21
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−
【化40】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.21 (m, 10 H) 2.40 (m, 1 H) 2.82 (m, 1 H) 3.00 (m, 3 H) 3.47 (m, 3 H) 3.63 (m, 3 H) 3.92 (s, 3 H) 4.27 (m, 2 H) 4.49 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.78 (s, 1 H) 6.88 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 7.98 (m, 3 H). LCMS: m/e 593 (M+H).
【0096】
実施例22
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−
【化41】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.40 (m, 16 H) 2.92 (m, 2 H) 3.50 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.21 (m, 2 H) 4.49 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.87 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.25 (m, 1 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 8.00 (m, 2 H). LCMS: m/e 551 (M+H).
【0097】
実施例23
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル]−
【化42】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.19-2.20 (m, 10 H) 2.45 (br s , 3 H) 2.90 (m, 1 H) 3.60 (br s, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.19 (br s, 1 H) 4.62 ( br d, 1 H) 5.03 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.90 (d, 1 H) 7.04 (dd, 1 H) 7.17 (m, 1 H) 7.36 (m, 2 H) 7.45 (m, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.92 (m, 2 H). LCMS: m/e 556 (M+H).
【0098】
実施例24
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−
【化43】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.13 (m, 10 H) 2.90 (m, 1 H) 3.00 (br s, 6 H) 3.60 (m, 2 H) 3.92 (s, 3 H) 4.29 (m, 1 H) 4.49 ( br d, 1 H) 4.72 (m, 1 H) 5.45 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.87 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.25 (m, 1 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 7.90 (m, 2 H). LCMS: m/e 551 (M+H).
【0099】
実施例25
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−
【化44】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.15 (m, 10 H) 2.90 (m, 1 H) 3.03 (m, 4 H) 3.42 (m, 5 H) 3.92 (s, 3 H) 3.98 (m, 2 H) 4.50 (br d, 1 H) 4.63 (m, 1 H) 5.28 (br d, 1 H) 6.75 (dd, 1 H) 6.95 (m, 2 H) 7.01 (dd, 1 H) 7.20 (m, 2 H) 7.27 (m, 1 H) 7.50 (d, 1 H) 7.69 (d, 1 H) 7.88 (d, 1 H) 8.32 (s, 1 H). LCMS: m/e 593 (M+H).
【0100】
実施例26
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−
【化45】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.15-2.15 (m, 10 H) 2.65-3.58 (m, 14 H) 3.92 (s, 3 H) 4.65 ( br d, 1 H) 5.04 (br d, 1 H) 6.75 (m, 1 H) 6.97 (dd, 1 H) 7.02 (m, 2 H) 7.49 (m, 5 H) 7.90 (m, 2 H). LCMS: m/e 628 (M+H).
【0101】
実施例27
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−
【化46】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.21-2.19 (m, 10 H) 2.58 (m, 2 H) 2.93 (m, 1 H) 3.11-3.59 (m, 4 H) 3.91 (s, 3 H) 3.95 (m, 4 H) 4.70 ( br d, 1 H) 5.09 (br d, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 6.92 (d, 1 H) 7.11 (dd, 1 H) 7.40 (m, 2 H) 7.53 (m, 4 H) 7.72 (s, 1 H) 7.97 (d, 1 H). LCMS: m/e 563 (M+H).
【0102】
実施例28
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−
【化47】

LCMS: m/e 532 (M+H)、保持時間2.99分。
【0103】
実施例29
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(1−ピロリジニルスルホニル)フェニル]−
【化48】

LCMS: m/e 597 (M+H)、保持時間2.83分。
【0104】
実施例30
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−
【化49】

LCMS: m/e 598 (M+H)、保持時間3.11分。
【0105】
実施例31
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メトキシ−
【化50】

LCMS: m/e 550 (M+H)、保持時間3.03分。
【0106】
実施例32
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−メトキシ−N
【化51】

LCMS: m/e 522 (M+H)、保持時間2.89分。
【0107】
実施例33
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−3−メトキシ−
【化52】

LCMS: m/e 544 (M+H)、保持時間2.95分。
【0108】
実施例34
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(7−ニトロ−1H−インドール−5−イル)−
【化53】

LCMS: m/e 548 (M+H)、保持時間2.81分。
【0109】
実施例35
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(7−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−
【化54】

LCMS: m/e 534 (M+H)、保持時間2.87分。
【0110】
実施例36
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(2−メチル−5−ベンゾチアゾリル)−
【化55】

LCMS: m/e 535 (M+H)、保持時間2.79分。
【0111】
実施例37
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化56】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−(40mg、0.077mmol)をTHF中(1mL)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(18mg、0.11mmol)を加えた。生じた溶液を22℃の窒素雰囲気下で1.5時間攪拌し、次いで1時間、加熱還流した。窒素雰囲気下で室温まで冷却し、N,N−ジメチルスルファミド(70mg、0.46mmol)およびDBU(0.012mL、0.92mmol)を加えた。反応液を1時間加熱還流し、22℃で18時間攪拌した。HCl(1M、10mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×25mL)。有機相を減圧下で濃縮し、以下の条件下でprepHPLCにより精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mm S5。これにより表題化合物を黄色のペースト状物として得た(36mg、67%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.27 (m, 11 H) 2.48 (m, 1 H) 2.94 (m, 3 H) 3.07 (s, 3 H) 3.33 (m, 3 H) 3.60-3.80 (m, 2 H) 3.89 (s, 3 H) 4.52 ( br d, 1 H) 5.91 (br d, 1 H) 6.91 (d, 1 H) 7.05 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.16 (s, 1 H) 7.42 (m, 1 H) 7.53 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.71 (m, 1 H) 7.85 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 8.00 (s, 1 H) 8.81 (s, 1 H). MS m/z 684 (MH+).
【0112】
以下の化合物を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−で上述したのと類似の方法で合成した。
【0113】
実施例38
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−
【化57】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.15-2.21 (m, 10 H) 2.89 (m, 1 H) 3.05 (s, 6 H) 3.49 (br m, 2 H) 3.73 (m, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 3.96 (m, 3 H) 4.38 ( br d, 1 H) 6.01 (br d, 1 H) 6.70 (m, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.13 (d, 1 H) 7.44 (s, 1 H) 7.52 (d, 1 H) 7.57 (t, 1 H) 7.63 (d, 1 H) 7.82 (d, 1 H) 8.25 (s, 1 H). LCMS: m/e 656 (M+H).
【0114】
実施例39
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−3−ピリダジニル]−
【化58】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.17 (m, 10 H) 2.89 (m, 1 H) 3.02 (s, 6 H) 3.70 (br m, 4 H) 3.91 (s, 3 H) 3.96 (m, 4 H) 4.42 ( br d, 1 H) 5.78 (br d, 1 H) 6.79 (d, 1 H) 7.06 (m, 2 H) 7.33 (d, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 7.49 (d, 1 H) 7.59 (t, 1 H) 7.87 (d, 1 H) 8.18 (s, 1 H).LCMS: m/e 657 (M+H).
【0115】
実施例40
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[4−(ジメチルアミノ)−2−ピリミジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−
【化59】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.12 (m, 10 H) 2.90 (m, 1 H) 3.06 (s, 6 H) 3.72 (br s, 3 H) 3.83 (br s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 4.19 ( br d, 1 H) 6.15 (br d, 1 H) 6.70 (s, 1 H) 6.72 (m, 1 H) 6.90 (s, 1 H) 7.07 (m, 2 H) 7.56 (d, 1 H) 7.81 (d, 1 H) 7.90 (d, 1 H) 8.43 (s, 1 H). LCMS: m/e 615 (M+H).
【0116】
実施例41
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−(ジメチルアミノ)−2−ピリジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−
【化60】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.11 (m, 10 H) 2.88 (m, 1 H) 3.04 (s, 6 H) 3.30 (br s, 3 H) 3.69 (br s, 3 H) 3.95 (s, 3 H) 4.40 ( br d, 1 H) 5.95 (br d, 1 H) 6.52 (d, 1 H) 7.14 (dd, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.32 (m, 1 H) 7.52 (d, 1 H) 7.90 (d, 1 H) 8.29 (d, 1 H) 8.30 (m, 1 H) 8.51 (s, 1 H). LCMS: m/e 614 (M+H).
【0117】
実施例42
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化61】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.13 (m, 10 H) 2.91 (m, 1 H) 3.07 (s, 6 H) 3.43 (m, 2 H) 3.54 (m, 2 H) 3.80 (m, 4 H) 3.92 (s, 3 H) 4.51 ( br d, 1 H) 5.92 (br d, 1 H) 7.06 (d, 1 H) 7.12 (dd, 1 H) 7.38 (d, 1 H) 7.56 (d, 1 H) 7.60 (s, 1 H) 7.79 (m, 2 H) 7.90 (d, 1 H) 8.39 (s, 1 H) 8.90 (d, 1 H). LCMS: m/e 684 (M+H).
【0118】
実施例43
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルスルホニル)−2−ピリジニル]−
【化62】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.13 (m, 10 H) 2.51 (m, 4 H) 2.91 (m, 1 H) 3.03 (s, 6 H) 3.24 (m, 4 H) 3.88 (s, 3 H) 4.65 ( br d, 1 H) 5.47 (br d, 1 H) 6.91 (d, 1 H) 7.05 (dd, 1 H) 7.30 (s, 1 H) 7.47 (m, 1 H) 7.53 (d, 1 H) 7.71 (d, 1 H) 7.88 (d, 1 H) 8.02 (s, 1 H) 8.40 (d, 1 H) 8.87 (d, 1 H). LCMS: m/e 720 (M+H).
【0119】
実施例44
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)スルホニル]−2−ピリジニル]−
【化63】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.13 (m, 13 H) 2.30 (m, 1 H) 2.43 (m, 1 H) 2.81 (s, 3 H) 2.89-3.12 (m, 3 H) 3.06 (s, 6 H) 3.32 (m, 2 H) 3.67 (m, 1 H) 3.89 (s, 3 H) 4.50 ( br d, 1 H) 6.02 (br d, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.07 (dd, 1 H) 7.20 (s, 1 H) 7.35 (m, 2 H) 7.52 (d, 1 H) 7.58 (m, 1 H) 7.88 (m, 2 H) 8.75 (d, 1 H). LCMS: m/e 759 (M+H).
【0120】
実施例45
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−1−アゼチジニル)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化64】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.86 (br s, 3 h) 1.10 (br s, 3 H) 1.13-2.16 (m, 11 H) 2.79 (m, 1 H) 2.92 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.63 ( br d, 1 H) 5.45 (br d, 1 H) 6.77 (s, 1 H) 6.91 (d, 1 H) 7.11 (dd, 1 H) 7.25 (m, 1 H) 7.35 (m, 1 H) 7.52 (d, 1 H) 7.89 (m, 2 H) 8.28 (d, 1 H) 8.52 (d, 1 H). LCMS: m/e 668 (M+H).
【0121】
実施例46
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−
【化65】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−(90mg、0.17mmol)をTHF中(1.65mL)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(107mg、0.66mmol)を加えた。生じた溶液を22℃の窒素雰囲気下で1.5時間攪拌し、次いで1時間、加熱還流した。窒素雰囲気下で室温まで冷却し、プロパン−2−スルホンアミド(122mg、0.99mmol)およびDBU(75mg、0.50mmol)を加えた。反応液を1時間加熱還流し、22℃で18時間攪拌した。HCl(1M、25mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×25mL)。有機相を減圧下で濃縮し、以下の条件下でprepHPLCにより精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mm S5。これにより表題化合物を黄色のペースト状物として得た(66mg、61%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.15-2.14 (m, 16 H) 2.20 (s, 3 H) 2.93 (m, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.04 (m, 1 H) 4.61 ( br d, 1 H) 4.76 (br d, 1 H) 6.72 (s, 1 H) 6.94 (d, 1 H) 7.02 (dd, 1 H) 7.22 (m, 1 H) 7.48 (m, 4 H) 7.91 (m, 2 H) 8.58 (s, 1 H). LCMS: m/e 651 (M+H).
【0122】
以下の化合物を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−で上述したのと類似の方法で合成した。
【0123】
実施例47
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化66】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.13 (m, 16 H) 2.90 (m, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.05 (m, 1 H) 4.60 ( br d, 1 H) 5.19 (br d, 1 H) 6.30 (t, 1 H) 6.83 (s, 1 H) 6.95 (d, 1 H) 7.05 (dd, 1 H) 7.21 (m, 3 H) 7.38 (m, 2 H) 7.52 (d, 1 H) 7.90 (m, 2 H). LCMS: m/e 635 (M+H).
【0124】
実施例48
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−フェニル−
【化67】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.15 (m, 16 H) 2.91 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.02 (m, 1 H) 4.52 ( br d, 1 H) 5.89 (br d, 1 H) 6.99 (dd, 1 H) 7.05 (m, 1 H) 7.33 (m, 2 H) 7.41 (m, 2 H) 7.52 (m, 3 H) 7.91 (d, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.38 (s, 1 H). LCMS: m/e 569 (M+H).
【0125】
実施例49
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化68】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.18-2.13 (m, 16 H) 2.73 (br s, 6 H) 2.91 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.06 (m, 1 H) 4.70 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.87 (s, 1 H) 6.93 (br d, 1 H) 7.03 (dd, 1 H) 7.35-7.51 (m, 4 H) 7.70 (s, 1 H) 7.93 (m, 2 H) 8.17 (s, 1 H). LCMS: m/e 676 (M+H).
【0126】
実施例50
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(4−モルホリニル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−
【化69】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.12-2.10 (m, 16 H) 2.35 (m, 1 H) 2.83 (m, 2 H) 3.15-3.81 (m, 6 H) 3.93 (s, 3 H) 4.02 (m, 1 H) 5.05 (d, 1 H) 5.55 (d, 1 H) 6.30 (d, 1 H) 6.36 (s, 1 H) 6.77 (m, 2 H) 6.88 (dd, 1 H) 7.40 (m, 2 H) 7.52 (s, 1 H) 7.61 (d, 1 H) 7.80 (s, 1 H). LCMS: m/e 722 (M+H).
【0127】
実施例51
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化70】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.29-1.10 (m, 4 H) 1.13-2.16 (m, 16 H) 2.51 (m, 1 H) 2.74 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.07 (m, 1 H) 4.22 (d, 1 H) 4.65 ( br d, 1 H) 5.46 (br d, 1 H) 6.77 (m, 2 H) 6.93 (d, 1 H) 7.10 (dd, 1 H) 7.25 (m, 1 H) 7.36 (m, 1 H) 7.54 (d, 1 H) 7.88 (m, 2 H) 8.27 (d, 1 H) 8.50 (d, 1 H). LCMS: m/e 652 (M+H).
【0128】
実施例52
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−
【化71】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.21 (m, 16 H) 2.40 (m, 1 H) 2.82 (m, 1 H) 3.00 (m, 3 H) 3.47 (m, 3 H) 3.63 (m, 3 H) 3.92 (s, 3 H) 4.03 (m, 1 H) 4.27 (m, 2 H) 4.49 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.78 (s, 1 H) 6.88 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 7.98 (m, 3 H). LCMS: m/e 698 (M+H).
【0129】
実施例53
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化72】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.40 (m, 22 H) 2.92 (m, 2 H) 3.50 (m, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 4.05 (m, 1 H) 4.21 (m, 2 H) 4.49 ( br d, 1 H) 5.00 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.87 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.25 (m, 1 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 8.00 (m, 2 H). LCMS: m/e 656 (M+H).
【0130】
実施例54
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル]−
【化73】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.18-2.21 (m, 16 H) 2.45 (br s , 3 H) 2.90 (m, 1 H) 3.60 (br s, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.03 (m, 1 H) 4.19 (br s, 1 H) 4.62 ( br d, 1 H) 5.03 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.90 (d, 1 H) 7.04 (dd, 1 H) 7.17 (m, 1 H) 7.36 (m, 2 H) 7.45 (m, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.92 (m, 2 H). LCMS: m/e 661 (M+H).
【0131】
実施例55
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化74】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17-2.13 (m, 16 H) 2.90 (m, 1 H) 3.00 (br s, 6 H) 3.60 (m, 2 H) 3.92 (s, 3 H) 4.01 (m, 1 H) 4.29 (m, 1 H) 4.49 ( br d, 1 H) 4.72 (m, 1 H) 5.45 (br d, 1 H) 6.75 (s, 1 H) 6.87 (dd, 1 H) 6.93 (d, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.25 (m, 1 H) 7.33 (m, 1 H) 7.41 (m, 1 H) 7.51 (d, 1 H) 7.90 (m, 2 H).LCMS: m/e 656 (M+H).
【0132】
実施例56
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−
【化75】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.20-2.15 (m, 16 H) 2.90 (m, 1 H) 3.03 (m, 4 H) 3.42 (m, 5 H) 3.92 (s, 3 H) 3.98 (m, 3 H) 4.50 (br d, 1 H) 4.63 (m, 1 H) 5.28 (br d, 1 H) 6.75 (dd, 1 H) 6.95 (m, 2 H) 7.01 (dd, 1 H) 7.20 (m, 2 H) 7.27 (m, 1 H) 7.50 (d, 1 H) 7.69 (d, 1 H) 7.88 (d, 1 H) 8.32 (s, 1 H).LCMS: m/e 698 (M+H).
【0133】
実施例57
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化76】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.16 (m, 16 H) 2.64-3.58 (m, 14 H) 3.91 (s, 3 H) 4.06 (m, 1 H) 4.66 ( br d, 1 H) 5.03 (br d, 1 H) 6.76 (m, 1 H) 6.99 (dd, 1 H) 7.04 (m, 2 H) 7.50 (m, 5 H) 7.91 (m, 2 H).LCMS: m/e 733 (M+H).
【0134】
実施例58
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−
【化77】

1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.21-2.19 (m, 16 H) 2.58 (m, 2 H) 2.93 (m, 1 H) 3.11-3.59 (m, 4 H) 3.91 (s, 3 H) 3.95 (m, 4 H) 4.07 (m, 1 H) 4.70 ( br d, 1 H) 5.09 (br d, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 6.92 (d, 1 H) 7.11 (dd, 1 H) 7.40 (m, 2 H) 7.53 (m, 4 H) 7.72 (s, 1 H) 7.97 (d, 1 H).LCMS: m/e 668 (M+H).
【0135】
実施例59
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−
【化78】

LCMS: m/e 637 (M+H)、保持時間3.04分。
【0136】
実施例60
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(1−ピロリジニルスルホニル)フェニル]−
【化79】

LCMS: m/e 702 (M+H)、保持時間2.98分。
【0137】
実施例61
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−
【化80】

LCMS: m/e 703 (M+H)、保持時間3.08分。
【0138】
実施例62
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化81】

LCMS: m/e 655 (M+H)、保持時間3.06分。
【0139】
実施例63
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化82】

LCMS: m/e 627 (M+H)、保持時間2.99分。
【0140】
実施例64
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化83】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−(10mg、0.015mmol)および10%Pd/C(10mg)を混合したイソプロパノール溶液(2.0mL)に、バルーンでH(1atm)を用いた。生じた混合物を22℃で6時間攪拌し、セライトを通して濾過し、減圧下で濃縮した。生じた黄色の固形物を以下の条件下でprepHPLCにより精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mmS5。これにより表題化合物を白色のペースト状物として得た(7.4mg、72%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.27 (m, 10 H) 2.89-4.05 (m, 13 H) 3.05 ( s, 6 H) 3.92 (s, 3 H) 4.70 (m, 1 H) 6.92 (d, 2 H) 7.07-7.70 (m, 3 H) 7.87 (m, 2 H) 8.52 (m, 2 H). MS m/z 686 (MH+).
【0141】
以下の化合物を、上述した5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−と類似の方法で合成した。
【0142】
実施例65
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−
【化84】

LCMS: m/e 658 (M+H)、保持時間2.78分。
【0143】
実施例66
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化85】

LCMS: m/e 686 (M+H)、保持時間2.88分。
【0144】
実施例67
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−
【化86】

LCMS: m/e 659 (M+H)、保持時間2.69分。
【0145】
実施例68
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−
【化87】

LCMS: m/e 701 (M+H)、保持時間2.74分。
【0146】
実施例69
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化88】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−(エトキシカルボニル)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−、1,1−ジメチルエチルエステル(159mg、0.269mmol)を1:1のTHF/MeOH溶液中(10mL)に溶解し、NaOH(1M、5mL)を加えた。生じた混合物を22℃で16時間攪拌した。HCl(1M、25mL)を加え、水層をCHCl(2×25mL)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、白色の固形物を得た。この固形物を再びTHF(1mL)中に溶解し、カルボニルジイミダゾール(60mg、0.370mmol)を加えた。生じた溶液を22℃の窒素雰囲気下で1.5時間攪拌し、次いで1時間、加熱還流した。窒素雰囲気下で室温まで冷却し、1−メチルピペラジン(62mg、0.615mmol)およびDBU(46mg、0.370mmol)を加え、反応液を22℃で18時間攪拌した。HCl(1M、10mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×25mL)。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色のペースト状物として得た(165mg、95%)。MS m/z 647 (MH+).
【0147】
実施例70
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−
【化89】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(61mg、0.094mmol)を1,2−ジクロロエタン(1mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)中に溶解した。生じた溶液を22℃で3時間攪拌した。溶液を減圧下で濃縮し、以下の条件下でprepHPLCにより精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mm S5。これにより表題化合物を黄色のペースト状物として得た(36mg、64%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.14-2.27 (m, 12 H) 2.55 (br s, 3 H) 2.90-3.30 (m, 6 H) 3.85 (s, 3 H) 4.57 ( br d, 1 H) 5.74 (br d, 1 H) 6.88 (d, 1 H) 7.05 (dd, 1 H) 7.21 (m, 1 H) 7.32 (m, 1 H) 7.50 (d, 1 H) 7.61 (d, 1 H) 7.73 (d, 1 H) 7.84 (d, 1 H) 7.95 (s, 1 H) 8.77 (br d, 1 H). MS m/z 591 (MH+)、保持時間2.59分。
【0148】
以下の化合物を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−で上述したのと類似の方法で合成した。
【0149】
実施例71
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化90】

LCMS: m/e 536 (M+H)、保持時間2.64分。
【0150】
実施例72
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(1−ピロリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化91】

LCMS: m/e 562 (M+H)、保持時間2.68分。
【0151】
実施例73
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−2−ピリジニル]−
【化92】

LCMS: m/e 617 (M+H)、保持時間2.61分。
【0152】
実施例74
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化93】

LCMS: m/e 592 (M+H)、保持時間2.64分。
【0153】
実施例75
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化94】

LCMS: m/e 576 (M+H)、保持時間2.69分。
【0154】
実施例76
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−
【化95】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−(30mg、0.051mmol)をTHF中(1mL)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(23mg、0.14mmol)を加えた。生じた溶液を22℃の窒素雰囲気下で1.5時間攪拌し、次いで1時間、加熱還流した。窒素雰囲気下で室温まで冷却し、N,N−ジメチルスルファミド(50mg、0.33mmol)およびDBU(18mg、0.14mmol)を加えた。反応液を1時間、加熱還流し、22℃で18時間攪拌した。HCl(1M、10mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×25mL)。有機相を減圧下で濃縮し、以下の条件下でprepHPLCにより精製した:Discovery VP softwareを用いる、島津prep.HPLC:%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA;%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA;開始%B=30;最終%B=100;グラジエント=12分;ランタイム=20分;流速=40ml/分;カラム=Waters Sunfire 30×100mm S5。これにより、表題化合物を黄色のペースト状物として得た(22mg、61%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16-2.24 (m, 18 H) 2.56 (br s, 3 H) 2.89-3.31 (m, 6 H) 3.85 (s, 3 H) 4.01 (m, 1 H) 4.58 ( br d, 1 H) 5.76 (br d, 1 H) 6.88 (d, 1 H) 7.07 (dd, 1 H) 7.19 (m, 1 H) 7.33 (m, 1 H) 7.50 (d, 1 H) 7.61 (d, 1 H) 7.73 (d, 1 H) 7.86 (d, 1 H) 7.96 (s, 1 H) 8.78 (br d, 1 H). MS m/z 697 (MH+)、保持時間2.65分。
【0155】
以下の化合物を、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−で上述したのと類似の方法で合成した。
【0156】
実施例77
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−2−ピリジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−
【化96】

LCMS: m/e 642 (M+H)、保持時間2.71分。
【0157】
実施例78
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(1−ピロリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化97】

LCMS: m/e 668 (M+H)、保持時間2.78分。
【0158】
実施例79
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−2−ピリジニル]−
【化98】

LCMS: m/e 723 (M+H)、保持時間2.69分。
【0159】
実施例80
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−[(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−
【化99】

LCMS: m/e 698 (M+H)、保持時間2.73分。
【0160】
実施例81
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−
【化100】

LCMS: m/e 682 (M+H)、保持時間2.77分。
【0161】
実施例82
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−
【化101】

ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(20mg、0.092mmol)のDMSO溶液(1.0mL)に、90%NaH(2.5mg、0.092mmol)を加えた。この混合物を22℃で15分間攪拌し、続いて7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−(16mg、0.023mmol)のDMSO溶液(1.0mL)を加えた。生じた溶液を60℃で3時間攪拌し;HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHClで抽出した(2×30mL)。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。この油状物を上記のように逆相prepHPLCにより精製し、表題化合物を黄色のペースト状物として得た(11mg、67%)。MS m/z 711 (MH+)、保持時間2.76分。
【0162】
実施例83
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(メトキシカルボニル)フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化102】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(トリブチルスタンニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル(520mg、0.710mmol)を、20mlマイクロ波管内で磁気攪拌棒により、1,4−ジオキサン(6.8ml)中に溶解した。反応液に、2−ブロモ安息香酸メチル(0.189ml、1.349mmol)、続いてビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(35.7mg、0.051mmol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下でキャップし、油浴中(60℃)に沈め、100℃まで加熱した。反応液を終夜(18時間)100℃で加熱し、次いで室温まで冷却した。反応液を、あらかじめ行っておいた反応液(0.349mmolスケール)と合わせて、揮発物をロータリーエバポレーターにより減圧下で除去して、暗緑色の油状物を得た(約1g)。粗製の反応液をシリカゲルに吸着させ、40gのシリカゲルスラリー(40%ヘキサン/60%ジクロロメタンがパックされている)でクロマトグラフした。生成物を40%ヘキサンのジクロロメタン溶液で溶離し、カラムを30%ヘキサンのジクロロメタン溶液でフラッシュした。純粋な生成物フラクションを合わせて、溶媒をロータリーエバポレーターにより減圧下で除去して、表題化合物を黄色の無定形固形物として得た。表題化合物を、減圧した室温下で終夜乾燥して、得た(387mg、63%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.92 (t, J=7.32 Hz, 1 H) 1.19 - 1.30 (m, 2 H) 1.30 - 1.51 (m, 5 H) 1.52 - 1.57 (m, 13 H) 1.58 - 1.72 (m, 3 H) 1.71 - 1.86 (m, 2 H) 1.86 - 2.01 (m, 1 H) 2.00 - 2.18 (m, 3 H) 2.84 - 2.96 (m, 1 H) 3.66 (s, 3 H) 3.88 (s, 3 H) 4.68 (d, J=11.60 Hz, 1 H) 4.92 (d, J=10.38 Hz, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 6.90 (d, J=2.44 Hz, 1 H) 7.00 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.03 - 7.07 (m, 1 H) 7.34 - 7.44 (m, 2 H) 7.51 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.63 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.79 (s, 1 H) 7.82 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.96 - 8.04 (m, 1 H). LC−MS保持時間2.9分;578 m/z (MH+)。LCデータを、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0×50mmカラムを備えた、島津LC−10AS液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。
【0163】
実施例84
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、6−(2−カルボキシフェニル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−、10−(1,1−ジメチルエチル)エステル
【化103】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(メトキシカルボニル)フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(381mg、0.660mmol)を、あらかじめ混合したテトラヒドロフラン(4.7mL)、メタノール(4.70mL)、および水酸化ナトリウム(1.0M、4.7mL、4.70mmol)の溶液に加えた。反応混合物は油状の不均一な混合物であり、1,4−ジオキサン(8ml)を清澄な均一の混合物に加えた。溶液は数分後に濁り、さらに追加のジオキサン(2ml)およびメタノール(1ml)を加えたが、溶解状態に対する明らかな効果は無かった。反応液を室温、窒素雰囲気下で終夜(19時間)攪拌した。反応液を減圧下、室温で(21℃)で濃縮し、反応液を酢酸エチルおよび塩酸水(1.0N)で分液処理した。酢酸エチルを加えて、総有機量を約100mLにして、完全な溶解を達成した。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を合わせて、塩酸水(1N)および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧下で除去し、黄色の膜状物を得た。微量の水および酢酸エチルを除去するために、試料をジクロロメタン中に溶解し、揮発物をロータリーエバポレーターにより減圧下で除去した。次いで残渣をベンゼン中に溶解し、揮発物を減圧下で除去して、黄色の泡沫状物/膜状物を得て、減圧した室温で乾燥した場合に粗生成物を黄色の無定形固形物として得た(382mg)。LC−MS保持時間2.19分;562 m/z (MH−)。LCデータは、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Phenomenex−Luna 10u C18 3.0×50mmカラムを装着した、島津LC−10AS液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。
【0164】
実施例85
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化104】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、 6−(2−カルボキシフェニル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−、10−(1,1−ジメチルエチル)エステル(192mg、0.341mmol)をDMF(3.4ml)中に溶解し、TBTU(208mg、0.647mmol)を反応液に加えた。反応液を窒素雰囲気下でキャップし、室温で1時間攪拌し、次いでDMAP(214mg、1.752mmol)を溶解した。アミン試薬である3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(148mg、0.743mmol)を反応液に加え、反応液を窒素雰囲気下でキャップし、室温で終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、連続して、塩酸水(1.0N)、飽和炭酸水素ナトリウム水および食塩水で洗浄した。有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を減圧した室温下で乾燥して、黄色の固形物として得た(214mg)。生成物を、1%メタノール/ジクロロメタンの溶媒中でスラリーした、7gシリカゲルカラムで精製した。生成物フラクションを合わせて、溶媒を減圧下で除去し、生成物を黄色の固形物として得た(161mg)。HPLC分析はさらなる精製が望ましいことを示したので、豊富な生成物をDMF/アセトニトリル混合液(4ml)中に溶解し、逆相HPLCにより精製した:典型的なHPLC条件:SCL−10Aコントローラー、SIL−10AオートサンプラーおよびFRC−10Aフラクションコレクターに適合している、Discovery VP softwareを用いる、島津高圧液体クロマトグラフィー・システム、およびWaters Sunfire Prep C18 OBD、5μM 19mm×100mmカラムを用いて精製し、SPD−10AV UV−Vis detectorを用いてモニターした(検出器波長は220nmで)。溶離条件には以下を用いた:流速が25mL/分、グラジエントが70%溶媒A/30%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が15分間でランタイムが30分間、用いたのは%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA、%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA溶媒系。生成物の保持時間=10分。生成物フラクションから溶媒を減圧下でspeed−vacを終夜、中くらいの温度で用いて、除去した。純粋な生成物フラクションを合わせて、ジクロロメタンを用いてバイアルに移し、溶媒を減圧下で除去し、減圧した室温下で乾燥して、生成物を黄色の無定形膜状物として得た(102mg、38%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.85 (m, 1 H) 1.09 - 1.51 (m, 6 H) 1.60 (s, 10 H) 1.65 - 1.96 (m, 6 H) 2.05 (s, 3 H) 2.19 - 2.78 (m, 5 H) 2.91 (t, J=10.99 Hz, 1 H) 2.97 - 3.37 (m, 1 H) 3.38 - 3.72 (m, 2 H) 3.88 (s, 3 H) 4.20 - 4.84 (m, 2 H) 5.18 (s, 1 H) 6.88 (d, J=2.14 Hz, 1 H) 6.99 (s, 1 H) 7.03 (dd, J=8.70, 2.59 Hz, 1 H) 7.31 - 7.46 (m, 3 H) 7.50 (d, J=8.55 Hz, 2 H) 7.67 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.82 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.97 (s, 1 H). LC−MS保持時間2.94分;672m/z (MH+)。LCデータは、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Phenomenex−Luna 10u C18 3.0×50mmカラムを装着した、島津LC−10AS液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。
【0165】
実施例86
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−
【化105】

7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(99mg、0.147mmol)を1,2−ジクロロエタン中(2mL)に溶解し、次いでTFA(2mL)を加えた。反応液を窒素雰囲気下でキャップし、室温で2.3時間攪拌した。揮発物を、減圧下でロータリーエバポレーターを用いて除去した。反応液の残渣をジクロロメタンおよびベンゼンの混合した溶液に溶解し、次いで揮発物を減圧下で除去し、溶解を繰り返し、揮発物を除去して、TFAの除去を助けた。試料を減圧した室温下で終夜乾燥して、表題化合物をベージュ色の無定形固形物として得た(93mg)。反応性生物をさらなる精製をせずに用いた。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.15 - 1.33 (m, 2 H) 1.34 - 1.45 (m, 2 H) 1.45 - 1.74 (m, 3 H) 1.75 - 1.87 (m, J=9.16 Hz, 2 H) 1.94 (s, 1 H) 2.01 - 2.17 (m, J=5.80 Hz, 3 H) 2.37 - 2.72 (m, J=78.43 Hz, 3 H) 2.92 (t, J=12.05 Hz, 1 H) 3.13 - 3.77 (m, 4 H) 3.90 (s, 3 H) 4.66 (d, J=58.29 Hz, 4 H) 4.94 - 5.27 (m, 1 H) 6.91 (s, 1 H) 6.97 (s, 1 H) 7.04 (dd, J=8.70, 2.59 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.45 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 7.51 (d, J=8.55 Hz, 2 H) 7.75 (d, J=5.49 Hz, 1 H) 7.87 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.93 - 8.23 (m, 1 H). LC−MS保持時間1.68分;614m/z (MH-)。LCデータを、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0×50mmカラムを備えた、島津LC−10AS液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。
【0166】
実施例87
13−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(2−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)フェニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド
【化106】

2ドラムバイアル中、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−(44.5mg、0.072mmol)をTHF(725μl)中で攪拌し、次いでCDI(30mg、0.185mmol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下でキャップし、室温で1時間攪拌した。反応液は、反応液懸濁液にCDIを添加して5分後、清澄な均一溶液になった。次いで反応液を密封したバイアル中、1時間70℃で加熱した。反応液を室温まで冷却し、プロパン−2−スルホンアミド(45mg、0.365mmol)を、続いてDBU(32.7μl、0.217mmol)を反応液に加えた。反応液を再び窒素雰囲気下でキャップし、70℃に終夜(16時間)加熱した。反応液を酢酸エチルおよび塩酸水(1.0N)で分液処理した。有機層を塩酸水(1.0N)で洗浄し、次いで水層を合わせて、酢酸エチルで逆抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥試薬を濾過により除去し、揮発物を、減圧下でロータリーエバポレーターを用いて除去して、生成物を粗生成物である黄色の膜状物として得た(62mg)。試料を、SCL−10Aコントローラー、SIL−10AオートサンプラーおよびFRC−10Aフラクションコレクターに適合している、Discovery VP softwareを用いた、島津高圧液体クロマトグラフィー・システムで精製した。試料をアセトニトリル/DMF(1:1)(2ml)中に溶解し、 Waters Sunfire Prep C18 OBD、5μM 19mm×100mmカラムを用いて精製し、SPD−10AV UV−Vis detectorを用いてモニターした(検出器波長は220nmで)。溶離条件には以下を用いた:流速が25mL/分、グラジエントが70%溶媒A/30%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が15分間でランタイムが30分間、用いたのは%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA、%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA溶媒系。生成物の保持時間は6.74分。揮発物を除去し、精製した生成物を減圧した室温下で乾燥して、表題化合物を無定形な黄色の固形物として得た(27.7mg、46%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.36 (s, 0.7 H) 1.06 - 1.31 (m, 2.6 H) 1.31 - 1.57 (m, 10.8 H) 1.59 - 1.71 (m, 1.1 H) 1.79 (d, J=10.07 Hz, 2.7 H) 1.90 - 2.15 (m, 4.8 H) 2.23 (d, J=11.90 Hz, 1.1 H) 2.35 (s, 0.9 H) 2.57 (s, 2.7 H) 2.63 - 2.85 (m, 2.6 H) 2.83 - 2.98 (m, 3.2 H) 3.06 (s, 1.3 H) 3.21 (d, J=11.60 Hz, 1.6 H) 3.34 (d, J=12.21 Hz, 1.1 H) 3.48 (s, 1.3 H) 3.66 (d, J=6.41 Hz, 1.1 H) 3.93 (s, 3.0 H) 4.00 - 4.17 (m, 1.2 H) 4.45 (s, 0.3 H) 4.62 (d, J=15.26 Hz, 1.0 H) 4.96 (d, J=15.87 Hz, 0.8 H) 5.16 (d, J=14.34 Hz, 0.3 H) 6.94 (d, J=16.48 Hz, 2.0 H) 7.03 - 7.08 (m, 1.1 H) 7.41 (d, J=7.32 Hz, 1.2 H) 7.46 - 7.61 (m, 4.2 H) 7.65 (d, J=8.24 Hz, 0.9 H) 7.73 (s, 0.8 H) 7.92 (d, J=8.54 Hz, 1.3 H) 10.05 (s, 0.2 H) 10.22 (s, 0.7 H). LC−MS保持時間1.91分;719 m/z (MH-)。LCデータを、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0×50mmカラムを備えた、島津LC−10AS液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。
MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。
【0167】
実施例88
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル
【化107】

2ドラムバイアル中、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、6−(2−カルボキシフェニル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−、10−(1,1−ジメチルエチル)エステル(186.6mg、0.331mmol)をDMF(3.3mL)中に溶解した。TBTU(212mg、0.660mmol)を反応液に加え、反応液を室温、窒素雰囲気下で1時間攪拌した。DMAP(214mg、1.752mmol)を反応液中に溶解し、次いでアミン試薬であるモルホリン(115μL、1.324mmol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下でキャップし、室温で終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、連続して、塩酸水(1.0N)、飽和炭酸水素ナトリウム水および食塩水で洗浄した。有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を黄色の膜状物として得た(198mg)。粗生成物をアセトニトリル(2ml)中に溶解し、DMF(4ml)を混合物に加えた。生成溶液を、逆相HPLCを用いて、3つの2mlインジェクションで精製した。試料を、SCL−10Aコントローラー、SIL−10AオートサンプラーおよびFRC−10Aフラクションコレクターに適合している、Discovery VP softwareを用いた、島津高圧液体クロマトグラフィー・システムで精製した。試料をWaters Sunfire Prep C18 OBD、5μM 19mm×100mmカラムを用いて精製し、SPD−10AV UV−Vis detectorを用いてモニターした(検出器波長は220nmで)。溶離条件には以下を用いた:流速が25mL/分、グラジエントが70%溶媒A/30%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が15分間でランタイムが25分間、用いたのは%A=10%アセトニトリル、90%水、0.1%TFA、%B=90%アセトニトリル、10%水、0.1%TFA溶媒系。生成物の保持時間は17.6分。生成物フラクションを合わせて、揮発物をロータリーエバポレーターにより減圧下で除去した。精製した生成物をジクロロメタン溶液としてバイアルに移して、溶媒を減圧下で除去して、表題化合物を琥珀橙色の無定形固形物として得た(74mg、35%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.17 - 1.29 (br.s H) 1.31 - 1.50 (m, 2 H) 1.51 - 1.67 (m, 10 H) 1.78 (d, J=10.07 Hz, 2 H) 1.94 (d, J=7.93 Hz, 1 H) 2.08 (d, J=16.17 Hz, 4 H) 2.28 - 2.81 (m, 4 H) 2.83 - 3.12 (m, 2 H) 3.37 (br.s, 3 H) 3.75 (br.s, 1 H) 3.88 (s, 3 H) 4.59 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 5.28 (br.s, 1 H) 6.90 (d, J=2.44 Hz, 1 H) 6.95 (s, 1 H) 7.02 (dd, J=8.55, 2.75 Hz, 1 H) 7.30 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 7.35 - 7.41 (m, 1 H) 7.42 - 7.54 (m, 3 H) 7.63 (d, J=7.93 Hz, 1 H) 7.78 - 7.94 (m, 2 H). LC−MS保持時間2.69分;633m/z (MH+)。LCデータを、SPD−10AV UV−Vis detector(検出器波長は220nmで)を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0×50mmカラムを備えた、島津LC−10AS 液体クロマトグラフで記録した。溶離条件には以下を用いた:流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が3分、保持時間が1分、分析時間が4分であり、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー方式のLCのためのMicromass Platformで測定した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
はCOまたはCONRであり;
はピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであって、それは(RN、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRはフェニルであって、それはハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びに(RN、((RN)アルキル(R)N、(R12)アルキル(R)N、アルキルCON(R)、シクロアルキルCON(R)、(メチル)オキサジアゾリル、((RN)アルコキシ、(R12)アルコキシ、R12、((RN)アルキル、(R12)アルキル、COR13、(アルキルSO)アルキル、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRはインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピロロピリジニル、ベンゾオキサゾリル、またはベンゾチアゾリルであって、それはハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され;
あるいはRはベンゾジオキソリルまたはジヒドロベンゾジオキシニルであって、それはハロおよびアルキルから選択される0〜2の置換基で置換され;
は水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
はシクロアルキルであり;
は水素またはアルキルであり;
は水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(R)(R10)NSO、または(R11)SOであり;
は水素またはアルキルであり;
は水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
は水素またはアルキルであり;
10は水素またはアルキルであり;
11はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
12はアゼチジニル,ピロリジニル,ピペリジニル,ピペラジニル,モルホリニル,チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、それはオキソおよびアルキルから選択される0〜3の置換基で置換され;
13はヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化2】

であり;
14はヒドロキシ、アルコキシ、(RN、((RN)アルキル、((RN)アルキル(R)N、(R12)アルキル、(R12)アルキル(R)N、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化3】

であり;並びに
Xはメチレン、結合であるか、または存在しない]
の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩。
【請求項2】
がCOまたはCONRであり;
がピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピラダジニルであって、それがアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
あるいはRがフェニルであって、それがハロ、アルキル、およびアルコキシから選択される0〜2の置換基で置換され、並びにアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換され;
が水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
がシクロアルキルであり;
が水素またはアルキルであり;
が水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(R)(R10)NSO、または(R11)SOであり;
が水素またはアルキルであり;
が水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
が水素またはアルキルであり;
10が水素またはアルキルであり;
11がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり;
12がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、それがオキソおよびアルキルから選択される0〜3の置換基で置換され;
13がヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化4】

であり;
14がヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモモルホリニル、
【化5】

であり;並びに
Xがメチレン、結合であるか、または存在しない、
請求項1の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩。
【請求項3】
がCONRであり;RがアルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;並びにRが水素である、請求項1の化合物。
【請求項4】
がピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、またはピリダジニルであって、それが(RN、R12、COR13、およびSO14からなる群より選択される0〜1の置換基で置換される、請求項1の化合物。
【請求項5】
が水素である、請求項1の化合物。
【請求項6】
がメトキシである、請求項1の化合物。
【請求項7】
がシクロヘキシルである、請求項1の化合物。
【請求項8】
がアルキルSO、(R)(R10)NSOまたは(R11)SOである、請求項1の化合物。
【請求項9】
Xがメチレンである、請求項1の化合物。
【請求項10】
Xが結合である、請求項1の化合物。
【請求項11】
Xが存在しない、請求項1の化合物。
【請求項12】
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−3−ピリダジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[4−(ジメチルアミノ)−2−ピリミジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−(ジメチルアミノ)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルスルホニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシルic、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)スルホニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−1−アゼチジニル)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−フェニル−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(1−ピロリジニルスルホニル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−メトキシ−N;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(7−ニトロ−1H−インドール−5−イル)−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(7−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−4−イル)−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(2−メチル−5−ベンゾチアゾリル)−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−3−ピリダジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[4−(ジメチルアミノ)−2−ピリミジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−(ジメチルアミノ)−2−ピリジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルスルホニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)スルホニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−1−アゼチジニル)−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾリル−3−イル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−フェニル−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(4−モルホリニル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[(シクロプロピルカルボニル)アミノ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−[(メチルスルホニル)メチル]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]スルホニル]フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(1−ピロリジニルスルホニル)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−イル)−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[3−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[6−(4−モルホリニル)−2−ピリジニル]−;
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−6−[4−(4−モルホリニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル]−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−;
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−3−メトキシ−N−[(1−メチルエチル)スルホニル]−6−[3−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]フェニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(1−ピロリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−6−[3−[(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−6−[3−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−2−ピリジニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(1−ピロリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−[(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−3−メトキシ−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド、13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[3−(1−ピペリジニルカルボニル)−2−ピリジニル]−;
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[3−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2−ピリジニル]−;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]フェニル]−;
13−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(2−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)フェニル)− 7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド;並びに
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−(4−モルホリニルカルボニル)フェニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル;
からなる群より選択される化合物、またはそれの医薬的に許容される塩。
【請求項13】
請求項1の化合物、またはそれの医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物。
【請求項14】
患者に、治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを特徴とする、C型肝炎感染症の治療方法。

【公表番号】特表2010−535799(P2010−535799A)
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−520272(P2010−520272)
【出願日】平成20年8月6日(2008.8.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/072295
【国際公開番号】WO2009/023487
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】