CD40細胞表面抗原を発現する固形腫瘍の治療方法
CD40細胞表面抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍について被験体を処置するために、治療方法が提供される。この方法は、アンタゴニスト抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントの治療有効量を、それを必要とする被験体に投与する工程を包含する。このアンタゴニスト抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントは、有意なアゴニスト活性を有さないが、この抗体がヒトCD40発現細胞上のCD40抗原に結合する場合にアンタゴニスト活性を表す。この抗CD40抗体またはその適切な抗原結合フラグメントの結合は、CD40発現癌細胞のADCC依存性の死滅を介して固形腫瘍の成長を有利に阻害する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍についてヒト被験体を処置するための方法であって、該方法は、該CD40抗原に特異的に結合し得るヒト抗CD40モノクローナル抗体の有効量を該被験体に投与する工程を包含し、該モノクローナル抗体は、CD40抗原に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さず、該抗体は、以下:
a)モノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12;
b)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体;
c)配列番号6に示される配列、配列番号7に示される配列、配列番号8に示される配列、配列番号6と配列番号7とに示される両方の配列、および配列番号6と配列番号8とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
d)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
e)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
f)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
g)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
h)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜89を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
i)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
j)前述の項目a)のモノクローナル抗体または前述の項目c)〜i)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体は組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
k)前述の項目a)〜j)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、方法。
【請求項2】
前記モノクローナル抗体が、少なくとも約10−6M〜約10−12Mの親和性(KD)でヒトCD40抗原に結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、Fvフラグメントおよび単鎖Fvフラグメントからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍についてヒト被験体を処置するための方法であって、該方法は、ヒトCD40抗原のドメイン2に特異的に結合するアンタゴニスト抗CD40モノクローナル抗体の有効量を、該被験体に投与する工程を包含し、該抗体はヒトCD40抗原のドメイン2に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さない、方法。
【請求項7】
前記抗体がヒト抗体である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記抗体が、ハイブリドーマ細胞株5.9によって産生される抗体、およびハイブリドーマ細胞株12.12によって産生される抗体からなる群より選択される抗体の結合特異性を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記抗体が、特許受託番号PTA−5542としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体、および特許受託番号PTA−5543としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記抗体が、モノクローナル抗体CHIR−12.12またはモノクローナル抗体CHIR−5.9の結合特異性を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記抗体が、配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合する、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記抗体が、以下:
a)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
b)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
c)ハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
d)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
e)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
f)前述の項目a)〜e)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体が組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
g)CHIR−12.12モノクローナル抗体の抗原結合フラグメントまたは前述の項目a)〜f)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを前記被験体に行う工程さらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍の増殖を阻害するための方法であって、該方法は、該CD40抗原に特異的に結合し得るヒト抗CD40モノクローナル抗体の有効量と該細胞とを接触させる工程を包含し、該モノクローナル抗体は、CD40抗原に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さず、該抗体は、以下:
a)モノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12;
b)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体;
c)配列番号6に示される配列、配列番号7に示される配列、配列番号8に示される配列、配列番号6と配列番号7とに示される両方の配列、および配列番号6と配列番号8とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
d)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
e)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
f)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
g)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
h)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜89を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
i)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
j)前述の項目a)のモノクローナル抗体または前述の項目c)〜i)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体は組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
k)前述の項目a)〜j)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、方法。
【請求項16】
前記モノクローナル抗体が、少なくとも約10−6M〜約10−12Mの親和性(KD)でヒトCD40抗原に結合する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、Fvフラグメントおよび単鎖Fvフラグメントからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを、前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍の増殖を阻害するための方法であって、該方法は、ヒトCD40抗原のドメイン2に特異的に結合するアンタゴニスト抗CD40モノクローナル抗体の有効量と該細胞とを接触させる工程を包含し、該抗体はヒトCD40抗原のドメイン2に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さない、方法。
【請求項21】
前記抗体がヒト抗体である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記抗体が、ハイブリドーマ細胞株5.9によって産生される抗体、およびハイブリドーマ細胞株12.12によって産生される抗体からなる群より選択される抗体の結合特異性を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記抗体が、特許受託番号PTA−5542としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体、および特許受託番号PTA−5543としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記抗体が、モノクローナル抗体CHIR−12.12またはモノクローナル抗体CHIR−5.9の結合特異性を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記抗体が、配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合する、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が、以下:
a)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
b)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
c)ハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
d)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
e)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
f)前述の項目a)〜e)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体が組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
g)CHIR−12.12モノクローナル抗体の抗原結合フラグメントまたは前述の項目a)〜f)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを、前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【請求項1】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍についてヒト被験体を処置するための方法であって、該方法は、該CD40抗原に特異的に結合し得るヒト抗CD40モノクローナル抗体の有効量を該被験体に投与する工程を包含し、該モノクローナル抗体は、CD40抗原に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さず、該抗体は、以下:
a)モノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12;
b)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体;
c)配列番号6に示される配列、配列番号7に示される配列、配列番号8に示される配列、配列番号6と配列番号7とに示される両方の配列、および配列番号6と配列番号8とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
d)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
e)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
f)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
g)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
h)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜89を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
i)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
j)前述の項目a)のモノクローナル抗体または前述の項目c)〜i)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体は組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
k)前述の項目a)〜j)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、方法。
【請求項2】
前記モノクローナル抗体が、少なくとも約10−6M〜約10−12Mの親和性(KD)でヒトCD40抗原に結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、Fvフラグメントおよび単鎖Fvフラグメントからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍についてヒト被験体を処置するための方法であって、該方法は、ヒトCD40抗原のドメイン2に特異的に結合するアンタゴニスト抗CD40モノクローナル抗体の有効量を、該被験体に投与する工程を包含し、該抗体はヒトCD40抗原のドメイン2に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さない、方法。
【請求項7】
前記抗体がヒト抗体である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記抗体が、ハイブリドーマ細胞株5.9によって産生される抗体、およびハイブリドーマ細胞株12.12によって産生される抗体からなる群より選択される抗体の結合特異性を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記抗体が、特許受託番号PTA−5542としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体、および特許受託番号PTA−5543としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記抗体が、モノクローナル抗体CHIR−12.12またはモノクローナル抗体CHIR−5.9の結合特異性を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記抗体が、配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合する、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記抗体が、以下:
a)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
b)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
c)ハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
d)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
e)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
f)前述の項目a)〜e)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体が組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
g)CHIR−12.12モノクローナル抗体の抗原結合フラグメントまたは前述の項目a)〜f)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを前記被験体に行う工程さらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍の増殖を阻害するための方法であって、該方法は、該CD40抗原に特異的に結合し得るヒト抗CD40モノクローナル抗体の有効量と該細胞とを接触させる工程を包含し、該モノクローナル抗体は、CD40抗原に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さず、該抗体は、以下:
a)モノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12;
b)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体;
c)配列番号6に示される配列、配列番号7に示される配列、配列番号8に示される配列、配列番号6と配列番号7とに示される両方の配列、および配列番号6と配列番号8とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
d)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
e)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
f)ハイブリドーマ細胞株5.9または12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
g)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
h)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜89を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
i)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−5.9またはCHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
j)前述の項目a)のモノクローナル抗体または前述の項目c)〜i)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体は組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
k)前述の項目a)〜j)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、方法。
【請求項16】
前記モノクローナル抗体が、少なくとも約10−6M〜約10−12Mの親和性(KD)でヒトCD40抗原に結合する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、Fvフラグメントおよび単鎖Fvフラグメントからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを、前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
CD40抗原を発現する癌細胞を含む固形腫瘍の増殖を阻害するための方法であって、該方法は、ヒトCD40抗原のドメイン2に特異的に結合するアンタゴニスト抗CD40モノクローナル抗体の有効量と該細胞とを接触させる工程を包含し、該抗体はヒトCD40抗原のドメイン2に結合される場合に有意なアゴニスト活性を有さない、方法。
【請求項21】
前記抗体がヒト抗体である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記抗体が、ハイブリドーマ細胞株5.9によって産生される抗体、およびハイブリドーマ細胞株12.12によって産生される抗体からなる群より選択される抗体の結合特異性を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記抗体が、特許受託番号PTA−5542としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体、および特許受託番号PTA−5543としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって産生される抗体からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記抗体が、モノクローナル抗体CHIR−12.12またはモノクローナル抗体CHIR−5.9の結合特異性を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記抗体が、配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合する、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が、以下:
a)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体;
b)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体;
c)ハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体;
d)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体;
e)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR−12.12と競合するモノクローナル抗体;
f)前述の項目a)〜e)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体が組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに
g)CHIR−12.12モノクローナル抗体の抗原結合フラグメントまたは前述の項目a)〜f)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体
からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記固形腫瘍が、肺癌、乳癌、卵巣癌、皮膚癌、結腸癌、膀胱癌、肝臓癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、鼻咽腔癌、扁平上皮癌、甲状腺乳頭状癌、子宮頚癌および肉腫からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
外科手術、放射線治療、化学療法、サイトカイン治療および前記固形腫瘍の処置での使用を目的とする他のモノクローナル抗体からなる群より選択される少なくとも1つの他の癌治療プロトコルを、前記被験体に行う工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図5】
【図6】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図5】
【図6】
【公表番号】特表2007−526908(P2007−526908A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538511(P2006−538511)
【出願日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2004/036955
【国際公開番号】WO2005/044305
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(591076811)カイロン コーポレイション (265)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2004/036955
【国際公開番号】WO2005/044305
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(591076811)カイロン コーポレイション (265)
【Fターム(参考)】
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