説明

CDMA無線通信システム

【課題】CDMA無線システムにおいて、増大する需要に対処するために、通信品質、電力効率等を改善する装置を提供する。
【解決手段】各アクセスポイントにおけるCDMAセグメントが複数のサブセグメントからなる通信システムにおいて、3フレームの送信時間間隔(TTI)が8回の再送信を伴ってデータ送信に利用される。アクセスポイントは、データ送信に利用されるインターレースを指定するだけでなく、特定のアクセス端末のパケット開始インターレースも割り当てる。補助パイロットチャネルR−AuxPICHが、アクセス端末により逆方向リンク上でCDMAデータと共に送信される。R−AuxPICHとR−PICHとの比はACK/NACKフィードバックに基づいて変動する。また、非QoSフローの緊急負荷制御機構として逆方向リンクアクティビティビット(RAB)を設定、ブロードキャストする送信機を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2006年8月25日に出願された、「CDMA無線通信システム(CDMA WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS)」という名称の米国仮特許出願第60/840,109号、2006年8月30日に出願された、「CDMA無線通信システム(CDMA WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS)」という名称の米国仮特許出願第60/841,360号、および2006年10月10日に出願された、「CDMA無線通信システム(CDMA WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS)」という名称の米国仮特許出願第60/828,823号の利益を主張し、これらの出願の全文を参照により本明細書に組み込むものである。
【背景技術】
【0002】
[発明の背景]
本明細書は一般に無線通信システム内のCDMAトラヒック設計の様々な態様に関する。
【0003】
音声、データ、映像といった様々な種類の通信を提供するために無線通信システムが広範に実施されている。これらのシステムには、利用可能なシステムリソース(帯域幅や送信電力など)を共用することにより複数のアクセス端末との通信をサポートすることのできる多元接続システムもある。このような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、あるいはこれらのシステムのうちの少なくとも2つが関与するハイブリッドシステムが含まれる。一般に、無線通信システムはいくつかの基地局を備え、各基地局は順方向リンクを使って移動局と通信し、各移動局(すなわちアクセス端末)は逆方向リンクを使って基地局と通信する。
【0004】
データを送信する単純な無線通信網は、今や音声や映像信号さえも送信する無線システムへと発展している。この結果、送信されるデータ量、帯域幅および電力需要などに関するユーザのニーズも増大している。したがって、このような通信システムの発展にもかかわらず、増大する需要に対処するためにこれらのシステムの様々な態様をさらに進化させる必要がある。これには、通信品質、電力効率、無線装置の最適使用、帯域幅などといった様々な態様における改善が関与し得る。
【発明の概要】
【0005】
以下に、特許請求する主題のいくつかの態様の基本的な理解を得るための特許請求する主題の簡略化した概要を提示する。この概要は特許請求する主題の外延的な概観ではない。この概要は、特許請求する主題の主要な、または不可欠な要素を特定するためのものでも、特許請求する主題の適用範囲の輪郭を示すためのものでもない。この概要の唯一の目的は、後段で提示するより詳細な説明への前置きとして、特許請求する主題のいくつかの概念を簡略化した形で提示することである。
【0006】
本明細書で説明する様々な態様に係る通信の方法は、CDMAデータ信号を送信することができ、OFDMデータ信号を送信する他のATと一緒に、CDMA制御サブセグメントと、データ送信用の1つまたは複数のCDMAトラヒックサブセグメントが割り当てられるATを提供する。各APにおける1つのCDMAセグメントは複数のサブセグメントからなり、各サブセグメントは、ネットワークによって構成される所定の方法で割り振られても、時間的かつ/または周波的に動的な方法で割り振られてもよい。
【0007】
一態様では、3フレームの送信時間間隔(TTI;Transmission Time Interval)が8回の再送信を伴ってCDMAデータ送信に利用される。CDMAセグメントは少なくとも3つのPHYフレームにわたって送信されるように定義され、例えば、単一のパケットが3つのPHYフレームにわたって分割して送信される。別の態様によれば、CDMAデータの所与のH−ARQ送信が、例えばTTIを構成する3フレームのうちの、利用できる限りの数のフレームに分散される。さらに、APは、指定のATの構成時にパケットが開始し得るインターレース(interlace)を指定することもできる。
【0008】
いくつかの態様では、データ送信と同じ帯域幅でデータ送信を搬送するフレームに入れて補助パイロット(auxiliary pilot)が送信されてもよい。別の態様では、RL補助パイロットチャネル(R−AuxPich)のスクランブリング(scrambling)を、速度表示と送信指数の両方の関数とすることができる。これにより、ATは、RL CDMA送信の速度の変化を最小限のオーバーヘッドで知らせることができる。
【0009】
別の態様では、R−AuxPICH(逆補助パイロットチャネル)がCDMAデータが存在するときに送信され、OFDMデータ送信用ではATはこれを除外することができる。よって、R−AuxPICHは、APとしてのCDMA送信のためのチャネル推定パイロットとして使用される。様々な態様において、CDMAトラヒックとR−AuxPICHとの電力比は、パケットフォーマット(packet format)に基づいて固定される。R−AuxPICHとR−PICHとの比は、ACK/NACKフィードバックに基づいて変化させることができる。異なる態様によれば、これは、構成時に打ち切り目標(termination target)、アップステップサイズおよびダウンステップサイズを設定することにより実現される。
【0010】
別の態様では、特定のセクタにおける(RoT(rise over thermal)または他の何らかの測定によって示される)負荷が所定の閾値を超えるか否かを示す、1ビットの逆方向リンクアクティビティビット(reverse link activity bit)(RAB)を、緊急負荷制御機構として使用することができる。これは、各PHYフレーム内のCDMAトラヒックセグメント上でどのフローにデータ送信が許容されているかを判定するのに使用することができる。別の態様では、構成時に各端末ごとのRABビットの意味を設定することができる。
【0011】
以下の説明および添付の図面で特許請求する主題のいくつかの例示的態様を詳細に説明する。しかしこれらの態様は、特許請求する主題の原理が用いられる様々な方法のうちのいくつかを示すにすぎず、特許請求する主題は、このようなすべての態様およびこれらの均等物を含むものである。特許請求する主題の他の利点および顕著な特徴は、以下の特許請求する主題の詳細な説明を図面と併せて読めば明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本明細書に示す様々な態様に係る無線多元接続通信システムを示す図である。
【図2】多元接続マルチキャリア通信システムにおける1つのAPと2つのATの一実施形態を示すブロック図である。
【図3】一態様に係るAPを示す概略図である。
【図4A】一態様に係るH−ARQインターレース構造での再送信タイムラインを示す図である。
【図4B】APがATのCDMAデータに使用するインターレースを指定し、パケット開始インターレースを割り当てる一態様を示す図である。
【図4C】CDMAトラヒックデータを送信するのに使用されるPHYフレームの例を示す概略図である。
【図5】一態様に係るATからデータを送信する一実施形態を示す概略図である。
【図6】RRIチャネルの必要性を軽減するのに用いることのできるデータ送信方法を示すフローチャートである。
【図7】通信システム内の様々な逆方向リンクチャネルのための電力制御ループを提供する別の態様に関するフローチャートである。
【図8】ACK/NACKフィードバックに基づいて通信システム内で様々なパイロットチャネルの電力を設定する方法800に関する図である。
【図9】緊急負荷制御機構として1ビットの逆方向リンクアクティビティビット(reverse link activity bit)(RAB)を用いる方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[発明の説明]
次に図面を参照して特許請求する主題を説明する。図面全体を通して、類似の要素を指すのには類似の参照番号を使用している。以下の記述では、特許請求する主題の十分な理解を得るために説明として多数の具体的詳細が示されている。しかし、特許請求する主題がこれらの具体的詳細なしでも実施され得ることは明らかであろう。場合によっては、特許請求する主題の説明を容易にするために周知の構造および装置をブロック図の形で示すこともある。
【0014】
次に図面を参照して様々な実施形態を説明する。図面全体を通して、類似の要素を指すのには類似の参照番号を使用している。以下の記述では、1つまたは複数の態様の十分な理解を得るために、説明として多数の具体的詳細が示されている。しかし、このような(1つまたは複数の)実施形態はこれらの具体的詳細なしでも実施され得ることは明らかであろう。場合によっては、1つまたは複数の実施形態の説明を容易にするために周知の構造および装置をブロック図の形で示すこともある。本出願で使用する際、「コンポーネント(component)」、「モジュール(module)」、「システム(system)」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ、すなわち、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかを指すものである。例えば、コンポーネントとは、それに限定されるものではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、集積回路、オブジェクト、実行可能プログラム、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができる。例えば、コンピュータ機器上で走っているアプリケーションもコンピュータ機器もコンポーネントとすることができる。1つのプロセスおよび/または実行のスレッド内に1つまたは複数のコンポーネントが存在していてもよく、1つのコンポーネントが1台のコンピュータ上に局在していても、2台以上のコンピュータ間に分散されていてもよい。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造が格納されている様々なコンピュータ可読媒体から実行することもできる。コンポーネントは、1つまたは複数のデータパケット(信号によってローカルシステム内、分散システム内の別のコンポーネントと、かつ/またはインターネットなどのネットワークを介して別のシステムとやりとりするあるコンポーネントからのデータなど)を有する信号などに従い、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスによってやり取りしてもよい。
【0015】
さらに本明細書では、様々な実施形態が、無線端末および/または基地局との関連で説明されている。無線端末とはユーザに音声および/またはデータ接続を提供する機器をいう。無線端末は、ラップトップコンピュータやデスクトップコンピュータなどのコンピュータ機器に接続されていてもよく、携帯情報端末(PDA)などのような自己完結型機器とすることもできる。また、無線端末を、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモート局、アクセスポイント、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザ機器、またはユーザ装置と呼ぶこともできる。無線端末は、加入者局、無線機器、セルラ電話機、PCS電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、無線ローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド式機器、または無線モデムに接続された他の処理装置とすることができる。基地局(アクセスポイントなど)とは、エアインターフェースを介し、1つまたは複数のセクタを経由して無線端末と通信するアクセスネットワーク内の機器をいう。基地局は、受信エアインターフェースフレームをIPパケットに変換することにより、無線端末と、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含み得るアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能してもよい。また、基地局はエアインターフェースの属性管理の調整も行う。さらに、本明細書で説明する様々な態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/または工学技術を使った方法、装置、または製造品として実施されてもよい。「製造品(article of manufacture)」という用語は、本明細書で使用する場合、任意のコンピュータ可読装置、搬送波、または媒体からアクセスすることのできるコンピュータプログラムを包含するものである。例えば、コンピュータ可読媒体には、それに限定されるものではないが、磁気記憶装置(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(コンパクトディスク(CD)、ディジタル多用途ディスク(DVD)など)、スマートカード、フラッシュメモリ(カード、スティック、キードライブなど)が含まれ得る。
【0016】
以下、様々な実施形態を、いくつかの装置、コンポーネント、モジュールなどを含み得るシステムとして提示する。様々なシステムは、追加の装置、コンポーネント、モジュールなどを含んでいてもよく、かつ/または、各図面との関連で論じる装置、コンポーネント、モジュールなどの必ずしもすべてを含んでいなくてもよいことを理解し、認識すべきである。また、これらの手法の組み合わせが使用されてもよい。
【0017】
「例示的(exemplary)」という語は、本明細書では、「代表例(example)、具体例(instance)、または例証(illustration)として使用する」という意味で用いられている。本明細書で「例示的」なものとして説明する実施形態または設計は、必ずしも他の実施形態または設計に優って好ましく、または有利であると解釈すべきものであるとは限らない。「リスニング(listening)」という語は、本明細書では、受信側機器(アクセスポイントまたはアクセス端末)が所与のチャネル上で受け取られるデータを受信し、処理しているという意味で用いられている。
【0018】
図1に、複数のアクセスポイント(AP)110と複数の端末120とを備える無線通信システム100を示す。基地局とは端末とやりとりする局である。また、基地局を、アクセスポイント、ノードB、および/または他の何らかのネットワークエンティティと呼んでもよく、基地局がこれらの機能の一部または全部を含んでいてもよい。各アクセスポイント110は、特定の地理的エリア102の通信カバレージを提供する。「セル(cell)」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、アクセスポイントおよび/またはアクセスポイントのカバレージエリアを指し得る。システム容量を向上させるために、アクセス端末カバレージエリアが、複数のより小規模なエリア、例えば3つの小規模エリア104a、104b、104cなどに分割されてもよい。各小規模エリアは、個々のベーストランシーバサブシステム(base transceiver subsystem)(BTS)によってサービス提供を受ける。「セクタ(sector)」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、APおよび/またはAPのカバレージエリアを指し得る。セクタ化されたセルでは、このセルのすべてのセクタのAPが通常はこのセルの基地局内に共に位置する。本明細書で説明する信号伝送技術は、セクタ化セルを用いたシステムにも、非セクタ化セルを用いるシステムにも使用され得る。説明を簡単にするために、以下の説明では、「基地局(base station)」という用語を、セクタにサービス提供する局とセルにサービス提供する局の総称として使用する。
【0019】
端末120は、典型的には、システム全体に分散しており、各端末は固定式とすることも移動式とすることもできる。また、端末を、移動局、ユーザ装置、および/または他の何らかの機器と呼んでもよく、端末がこれらの機能の一部または全部を含んでいてもよい。端末は、無線機器、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、無線モデムカードなどとすることができる。端末は、任意の所与の瞬間に順方向リンク上と逆方向リンク上で0、1つ、または複数の基地局と通信し得る。
【0020】
集中型アーキテクチャでは、システムコントローラ130がAP110に結合し、これらの基地局の調整および制御を行う。システムコントローラ130は、単一のネットワークエンティティとすることも、ネットワークエンティティの集合体とすることもできる。分散型アーキテクチャでは、各APが必要に応じて相互にやりとりし得る。
【0021】
態様によっては、システムは、CDMAとOFDMAのような複数のプロトコルをサポートしてもよく、これらのプロトコルは、RLとFL両方の送信に交互に使用されてもよく、一方または他方だけに使用されてもよい。加えて、OFDMA通信システムでは、1つまたは複数のATが、OFDM逆方向リンクと共に、またはこれの代わりに、CDMA逆方向リンクをサポートしてもよい。
【0022】
図2に、多元接続マルチキャリア通信システム100における1つのAP110xと2つのAT120xおよび120yとの実施形態のブロック図200を示す。AP110xにおいて送信(TX)データプロセッサ514は、データソース512からトラヒックデータ(すなわち情報ビット)を受け取り、コントローラ520とスケジューラ530からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えばコントローラ520は、アクティブATの送信電力を調整するのに使用される電力制御(PC)コマンドを提供し、スケジューラ530はATの搬送波割り当てを提供する。これら様々な種類のデータは異なるトランスポートチャネル上で送られてもよい。TXデータプロセッサ514はマルチキャリア変調(OFDMなど)を使って受け取ったデータを符号化および変調して変調データ(OFDMシンボルなど)を提供する。次いで送信ユニット(TMTR)516は、変調データを処理して、次にアンテナ518から送信されるダウンリンク変調信号を生成する。加えてメモリ522は、現在または前の割り当ておよび/または電力レベルに関する情報を保持することができる。
【0023】
AT120xとAT120yにおいてそれぞれ、送信された変調信号がアンテナ552によって受信され、受信ユニット(RCVR)554に提供される。受信ユニット554は受信信号を処理し、ディジタル化してサンプルを提供する。次いで受信(RX)データプロセッサ556は、サンプルを復調および復号して、回復されたトラヒックデータ、メッセージ、シグナリングなどを含む復号データを提供する。トラヒックデータはデータシンク558に提供され、この端末のために送られた搬送波割り当ておよびPCコマンドはコントローラ560に提供される。メモリ562は、受信したマップおよび端末の動作を円滑化する他の情報を格納するのに使用することができる。コントローラ560は、端末に割り当てられ、受け取った割り当てに示されているリソースを使ってアップリンク上のデータ送信を宛先指定する。
【0024】
コントローラ520は、端末に割り当てられているリソースを使ってダウンリンク上のデータ送信を宛先指定する。コントローラ520はさらに、送信する実際のデータはないが割り当てられたリソースを保持しようとするときに、消去シグニチャパケットを注入する。
【0025】
各アクティブ端末120ごとに、TXデータプロセッサ574は、データソース572からトラヒックデータを受け取り、コントローラ560からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えば、コントローラ560は、チャネル品質情報、所要送信電力、最大送信電力、または端末の最大送信電力と所要送信電力の差を示す情報を提供してもよい。様々な種類のデータが、TXデータプロセッサ574により割り当て搬送波を使って符号化および変調され、送信ユニット576によりさらに処理されて、次にアンテナ552から送信されるアップリンク変調信号が生成される。
【0026】
AP110xにおいて各ATからの送信変調信号がアンテナ518によって受信され、受信ユニット532によって処理され、RXデータプロセッサ534によって変調され、復号される。復号信号はデータシンク536に提供することができる。受信ユニット532は、各端末ごとに受信信号品質(受信信号対雑音比(SNR)など)を推定し、この情報をコントローラ520に提供する。次いでコントローラ520は、端末の受信信号品質が許容できる範囲内に維持されるように各端末ごとのPCコマンドを導出する。RXデータプロセッサ534は、各端末ごとの回復されたフィードバック情報(所要送信電力など)をコントローラ520とスケジューラ530とに提供する。
【0027】
スケジューラ530はコントローラ520にリソースを維持するための指示を提供する。この指示は、次のデータが送信されることが予定されている場合に提供される。AT120xでは、コントローラ560がリソースを維持する必要があるか否かを判定する。いくつかの態様では、コントローラ520は、スケジューラ530の機能を提供する命令を実行する。
【0028】
図3に示すように、アクセスポイント300は、メインユニット(MU)250と無線ユニット(RU)275とを備えることができる。MU250はアクセスポイントのディジタルベースバンドコンポーネントを含む。例えば、MU250は、ベースバンドコンポーネント205と、ディジタル中間周波数(IF)処理ユニット210を含むことができる。ディジタルIF処理ユニット210は、フィルタリング、チャネル化、変調などといった機能を実行することにより、無線チャネルデータを中間周波数でディジタル処理する。RU275はアクセスポイントのアナログ無線部分を含む。本明細書で使用する際、無線ユニットとは、アクセスポイント、または移動交換センタもしくは対応する機器への直接的もしくは間接的接続を有する他の種類の送受信局のアナログ無線部分である。無線ユニットは典型的には、通信システム内の特定のセクタにサービス提供する。例えば、RU275は、移動加入者ユニットから無線通信を受信する1つまたは複数のアンテナ235a〜tに接続された1つまたは複数の受信機230を含むことができる。一態様では、1つまたは複数の電力増幅器282a〜tが1つまたは複数のアンテナ235a〜tに結合されている。受信機230に接続されるのはアナログ/ディジタル(A/D)変換器225である。A/D変換器225は、受信機230が受信するアナログ無線通信を、ディジタルIF処理ユニット210を介してベースバンドコンポーネント205に送信するためのディジタル入力に変換する。またRU275は、アクセス端末に無線通信を送信するための、同じまたは異なるアンテナ235に接続されている1つまたは複数の送信機220も含むことができる。送信機220に接続されているのはディジタル/アナログ(D/A)変換器215である。D/A変換器215は、ディジタルIF処理ユニット210を介してベースバンドコンポーネント205から受け取るディジタル通信を移動加入者ユニットへの送信のためのアナログ出力に変換する。実施形態によっては、複数チャネル信号の多重化と音声信号およびデータ信号を含む様々な信号の多重化のためのマルチプレクサ284。中央処理装置280は、音声またはデータ信号の処理を含む様々な処理を制御するためにメインユニット250と無線ユニット275とに結合されている。
【0029】
本明細書では、スケーラブルな帯域幅のサポートを伴う、全二重および半二重のFDD(周波数分割二重)およびTDD(時分割二重)動作モードをサポートする無線通信システム設計の1つまたは複数の態様が説明されている。しかし、必ずしもこれに該当しなくてもよく、前述のモードに加えて、または前述のモードの代わりに他のモードがサポートされてもよい。さらに、本明細書における概念および手法は、必ずしも本明細書で説明する他のいずれかの概念または手法と併せて使用されなくてもよいことにも留意すべきである。また、本明細書で論じる様々な態様は、コンピューティングプラットフォームからモバイルハンドセットまでに及ぶ様々な機器にモバイル広帯域サービスを提供するモバイルOFDMA(直交周波数分割多元接続)解決方式であるUMB(Ultra Mobile Broadband)と関連付けることもできる。UMBはMIMOなどの先進技術を円滑化するシグナリングおよび制御機構を用いる。したがってこの技術は、地上通信線網(landline network)と関連付けられる広帯域アクセスと実質的に同様のモバイル広帯域体験を提供することができる。
【0030】
一態様では、CDMAデータ信号を送信することのできるATに、OFDMデータ信号を送信する他のATと一緒に、CDMA制御サブセグメントと、データ送信用の1つまたは複数のCDMAトラヒックサブセグメントが割り当てられる。例えば、UMBシステムでは、CDMAサブセグメントは、所定数のPHYフレームごとに周期的に発生する、フレーム内の帯域幅の連続する部分からなる。単一のアクセス端末に、制御チャネル送信のための1つまたは複数の制御サブセグメントを割り当てることができる。これらはCDMA制御のサブセグメントと呼ばれる。加えて、アクセス端末には、CDMAトラヒックサブセグメントと呼ばれる、CDMAトラヒック送信のための1つまたは複数のCDMAサブセグメントも割り当てられてよい。トラヒックに使用されるCDMAサブセグメントのセットは、制御に使用されるCDMAサブセグメントのセットと同じであっても同じでなくてもよい。一般に、各APにおけるCDMAセグメントは複数のサブセグメントを備え、各サブセグメントは、ネットワークによって構成される所定の方法で割り振られても、時間的かつ/または周波的に動的な方法で割り振られてもよい。CDMAサブセグメント割り当ては柔軟であり、ネットワーク全体またはネットワークの部分にまたがって共通とし、すべてのATについて同じとすることもでき、隣接するAPにまたがる部分的オーバーラップを許容することもできる。さらに、APがすべてのATの制御サブセグメントだけ(すなわちトラヒックなし)を有することも可能である。制御サブセグメントは、OFDM逆方向リンクのトラヒックサブセグメント上にスケジュールされても、これらのトラヒックサブセグメントを飛び越してもよい。さらに、態様によっては、データ送信と同じ帯域幅でデータ送信を搬送するフレームに入れて補助パイロットが送信されてもよい。一般にデータフレームは、いくつかある値の中でも特に、フレーム制御フィールド、アドレスフィールド、フレーム本体、およびフレームチェックシーケンスを備える。
【0031】
一態様では、CDMA逆方向リンク(RL)データ送信は、パケットの再送信のために自動再送信要求(ARQ;automatic repeat request)またはハイブリッド自動再送信要求(H−ARQ; hybrid automatic repeat request)をサポートする。ARQは、受信側が送信側にデータフレームの適正な受信を示すための肯定応答(acknowledgement)を送るデータ送信における誤り制御方式である。ハイブリッドARQ(H−ARQ)はARQ誤り制御方式の一変形であり、誤り検出情報(巡回冗長検査など)および誤り訂正符号、例えばターボ符号などがデータブロックに符号化される。このような符号化データブロックが受け取られると、伝送誤りを訂正し、正しいデータフレームを取得するために誤り訂正符号を取り出すことができる。すべての伝送誤りが訂正されない場合、受信側はARQと同様のやり方で再送信を要求することができる。
【0032】
図4Aに一態様に係るH−ARQインターレース構造の再送信タイムラインを示す。データ送信は一般にTTI(送信時間間隔)と呼ぶことのできる固定期間のフレームとして編成される。各フレームは特定の数のタイムスロットで構成することができる。一般に、1セル内のATはフレームレベルとスロットレベルの両方で同期され得る。ANとATにおいてH−ARQ関連の処理時間を提供するために、3インターレース構造をFLとRLの両方に使用することができる。一態様によれば、インターレースは、各フレーム間に7PHYフレームずつ間隔を置き、各PHYフレームが8OFDMシンボルを備えるようなフレームセットを備えることができる。
【0033】
H−ARQは一般に、誤り訂正符号と誤り検出符号を用いて符号化された送信データでフレームを形成することにより実施される。一態様によれば、CDMAデータ送信では、1フレーム送信時間間隔(TTI)が8回の再送信を伴って利用される。これは同じシステム上で送信されるOFDMデータと同じとすることができる。しかし、このようなインターレース構造は低品位なユーザ間の統計多重化をもたらす可能性があり、送信側からの利得および損失に相当するリンクバジェットが悪い。これらの欠点は、等間隔のフレームのセットにまたがって分割されたパケットを有するインターレース構造により解消することができる。したがって、図4Aに示すように、3フレームのTTIを8回の再送信と共にデータ送信に利用することができる。この態様では、CDMAセグメントは、少なくとも3つのPHYフレームにわたって送信されるように定義され、例えば、単一のパケットが3つのPHYフレームにわたって分割して送信される。他の態様では、CDMAデータの所与のH−ARQ送信が、TTIの3フレームなどのうちの、利用できる限りの数のフレームにわたって分散される。スケジューラは、本明細書で論じるように統計多重化を改善するための柔軟性を提供しつつ、CDMAトラヒックの割り振りにおける細分性を維持し得る。
【0034】
所与のATについて、APはCDMAデータに利用できるインターレースのセットを指定することができる。加えてAPは、割り当てまたは他の送信により、構成時にパケットが開始し得るインターレースを指定することもできる。例えば、1ユーザ当たり最大2つまでのインターレースがCDMAデータ送信に割り振られてもよい。図4Aに示すタイムラインによれば、APは、インターレース0、1、2を(このATでの)CDMAデータに使用させ、パケット送信がインターレース0において開始し、インターレース0、1および2に及ぶものと指定している。インターレース5においてATからAPにACK(肯定応答)が送信され、続いて、インターレース8、9、10に及ぶ再送信においてデータが反復される。図4Bに、APが、インターレース1および2を(このATでの)CDMAデータに使用され、パケット開始インターレース0を割り当てるものと指定する一態様を示す。したがって、パケット送信はインターレース1と2に及ぶ。一般に、APは2つのこうした「パケット開始」インターレースを指定することができる。2つのパケット開始インターレースの間には少なくとも3フレームずつ間隔を置くことができる。図4Aおよび図4Bに示すように、ACK(肯定応答)リソースは、ATがパケットを開始することのできる各インターレースに対応するATに割り当てられる。一般に、開始インターレースkでは、ATのパケットは、ATのCDMAトラヒックのためにこのATに割り当てられたインターレースに基づき、1つまたは複数のインターレースk、k+1、k+2に及ぶことができる。3つのPHYフレームにわたる分散により、ユーザ間の統計多重化が改善されると共に、送信側利得も改善され、同じパケットサイズでより良いリンクバジェットがもたらされる。加えてこの分散は、APに対し、例えば帯域幅要件など様々な基準に基づいて異なるATに可変のTTIサイズを指定する柔軟性も提供する。
【0035】
図4Cに、前述のようなCDMAトラヒックデータを送信するのに使用されるPHYフレームの一実施形態を示す。この態様によれば、各PHYフレームは8個のOFDMシンボルで構成される。
【0036】
図5は、一態様に係る、ATからデータを送信する一実施形態に関連するものである。この実施形態では、符号器502がCDMAトラヒックのための送信データまたは情報ビットを、例えば1/5ターボ符号を使用するなどにより、OFDMAトラヒックと類似のやり方で符号化する。これらの符号化ビットはインターリーバ504によりインターリーブされる。一態様によれば、インターリーブはプルーニングビット反転チャネルインターリーバとすることができる。スクランブラ506は、ユーザMACID(Media Access Control Identification)およびRLサービスセクタのパイロットPN(疑似雑音;Pseudo Noise)符号に基づいてインターリーブされたビットにスクランブルをかける。なお、このCDMAトラヒックデータのスクランブリングは、CDMA制御データのスクランブリングとは別個のものである。変調器508は、例えばQPSK(四相位相偏移)変調などを用いることにより、スクランブルのかかったCDMAトラヒックデータを変調する。このようにして得られたシンボルは、送信の前に変調データをさらに予め調整するためにDFT(離散フーリエ変換)プリコーダ510の入力にマップされる。1CDMA送信当たりの変調シンボルの数は、CDMAセグメントの帯域幅(または割り振られるCDMAサブセグメントの数)と、インターレース内のフレーム数とに依存する。例えば、3つのPHYフレームにわたる128副搬送波CDMAセグメントは3072変調シンボルに対応する。さらに、OFDMAトラヒックの場合と同様に、必要な変調シンボルの数が1/5未満の符号速度(code rate)に対応するときには、繰り返しが用いられる。
【0037】
一態様によれば、CDMAトラヒックセグメント上のパケットフォーマットは、インターネットプロトコル上の音声(VoIP)通信をサポートする。一態様では、VoIPサポートを、256と128など2つのパケットサイズを使って最適化することができ、これらのサイズが、それぞれ、フルレートとクォーターレートのエンハンスド可変レートCODEC(EVRC)フレームに対応させるのに使用されてもよい。パケットサイズには、MAC(媒体アクセス制御)、ならびに巡回冗長符号(CRC)オーバーヘッドを含み得る。加えて、(VoIPとは別の)他の種類のフローをこのセグメント上で送信することもできる。CDMAフローマッピングは、ATにより、分散されたAT中心CDMA MAC、または他のマッピングを使って決定される。一般に割り当ては、CDMAトラヒックセグメントのみ、OFDMAトラヒックセグメントのみ、または両方のセグメントでどのフローが許容されるかを示す。しかしATはこの種の情報を、フローIDなどデータの種類、または別の手法基づいて決定してもよい。一態様では、CDMAデータ送信に使用されるパケットフォーマットを、データ復調に使用する補助パイロットを搬送するRL補助パイロットチャネル(R−AuxPich)のスクランブリングによって示すことができる。これにより、ATはRL CDMA送信のレートの変化を最小限のオーバーヘッドで知らせることができる。
【0038】
図6に、RRIチャネルの必要性、ならびに複数仮説復調/復号の必要を軽減するのに用いることのできる一態様を説明するフローチャート600を示す。602で、送信するデータがCDMAトラヒックデータであるか否かが判定される。そうである場合、プロセスはステップ604に進み、そうでない場合、終了ブロックに到達する。604で、送信するパケットフォーマット、ならびに再送信指数(retransmission index)、すなわち現在の送信の再送信回数、に基づいて、補助パイロットシンボルにスクランブルがかけられる。再送信回数は、現在の1つまたは複数のパケットが表すARQ送信の回数とすることができる。前述のように、また以下で図6Bにさらに示すように、補助パイロットはデータ送信を搬送するフレームに入れて送信される。したがって606で、スクランブルのかかったシンボルがデータを搬送するフレーム内に含められる。このように、各フレーム内のパイロットシンボルとデータシンボルは同じ送信処理を受け、608で送信される。これらのデータフレームを受信すると、APは、スクランブリングを異なる仮説と相関させて、データ復調の前にパケットフォーマットおよび送信指数を判定することができる。さらに、このCDMAチャネル上での後刻の送信について、APは前の送信でのR−AuxPich(パイロット)と組み合わせてパケットフォーマットまたは送信指数の1つまたは複数を識別することもできる。
【0039】
いくつかの態様によれば、順方向で受信されるデータの伝送速度に関する情報を搬送するデータ転送速度制御(DRC)チャネルが送信される。逆に、逆方向で送信されるトラヒックチャネルに関する情報を搬送する逆方向転送速度指示(RRI)チャネルも送信され、CDMAシステム内の順方向および逆方向の高速データ通信をサポートする。このように、基地局と移動局は制御情報を交換し、これによってデータ通信を円滑に実行する。しかし、パケットフォーマットと再送信指数に基づくR−AuxPich(パイロット)のスクランブリングにより、潜在的に高くつくRRIチャネルの必要も、APにおける複数仮説の復調/復号の必要もなくなる。
【0040】
図7は、通信システム内の様々な逆方向リンクチャネルのための電力制御ループを提供する別の態様に関連するフローチャートである。R−PICHは、R−CCCH(逆方向共通制御チャネル)上で初期アクセスメッセージを送信する移動局によるアクセスプリアンブルとして、すべてゼロのCDMA符号によって拡散され、直前に送信されるチャネルである。R−PICH(逆方向リンクパイロットチャネル)の電力制御ループと制御チャネルはCDMAデータが存在しない場合と同一である。F−PCCH、すなわち順方向リンク電力制御チャネルは、CDMAデータが存在するときでさえも送信される。よって、F−PCCHは、構成するオーバーヘッドが小さくても、パイロットのためのしっかりした受信SNR設定値を保証するため、例えばCDMAデータの有無など、異なる条件の下で送信される。
【0041】
通信システム内では、様々なメトリックが性能比指標として使用される。受信信号のSNRすなわち信号対雑音比はこうしたメトリックの1つである。これはATの送信電力レベルを判定する際に用いることができる。したがって、710で性能指標が測定される。720で、通信品質を求めるために、測定された性能指標が所定のSNR設定値と比較される。測定された性能指標が設定値より小さい場合、730で、関連付けられたATは必要とされる最適なレベルより高い電力レベルで信号を送信していると判断することができる。したがって、740で、APはATの送信電力の低減を円滑に行わせるためにF−PCCHを送信する。これは、F−PCCH送信内で受信信号と関連付けられるATのMACIDを指定することによって行われる。これに対して、720で、測定された性能指標が設定値より大きいと判定された場合、750で、関連付けられたATは、必要とされる最適なレベルより低い電力レベルで送信していると判断される。したがって、760で、APはATのMACIDを含むF−PCCH送信によりATの送信電力レベルを増大させる。システムは引き続き710でATの送信電力レベルを監視する。このように、F−PCCHは、R−PICHが送信されるレベルを制御するアップ/ダウンコマンドを搬送する。このループによりパイロットの受信SNR設定値が維持される。これらの電力制御信号は、CDMAデータが存在するときでさえも送信され、これによってR−PICHおよび制御チャネルの電力制御ループがCDMAデータの電力制御による影響を受けないままであるようにする。R−PICHおよび制御チャネルの電力制御ビットが構成するシグナリングオーバーヘッドは小さいが、それでもなおこれらのビットは、これらのチャネルのSNR維持を円滑にしており、これらのビットがなければチャネルはCDMAデータのACK/NACKに基づいて電力制御された場合に不必要に変動してしまう。また、SNR設定値は、制御チャネルおよびデータの電力を設定するための基準として使用されてもよい。ACK/NACKに基づく電力制御は、R−PICHに関して、CDMAデータが送信されるレベルを制御するのに使用される。
【0042】
図8は、ACK/NACKフィードバックに基づいて通信システム内の様々なパイロットチャネルの電力を設定する方法800に関連するものである。使用される送信電力は、最初は最も新しい正常なアクセスプローブの電力に基づくものであり、次いで、F−PCCH上で受け取られるフィードバックに基づいて動的に調整される。前述のように、R−AuxPICHはCDMAデータが存在するときに送信され、OFDMデータ送信用にはATによって除外されてもよい。R−AuxPICHは、APにおいてCDMA送信のためのチャネル推定パイロットとして使用することができる。R−PICH(逆方向リンク広帯域パイロットチャネル)は、帯域幅全体にわたる電力制御基準を提供する。一態様では、CDMAトラヒックとR−AuxPICHの電力比が、パケットフォーマットに基づいて固定される。例えば、各パケットフォーマットごとの比が、通信セッションの構成時に設定される。R−AuxPICHとR−PICHの比は、ACK/NACKフィードバックに基づいて変動させることができる。ACKは一般に、受け取った送信に応答して、この送信が適正に受け取られたことを示すために送られる。送信に応答するNACKは、この送信が適正に受け取られなかったことを示す。ACKに応答する場合、送信側は次のデータを送信するが、NACKに応答する場合、送信側は、適正に受け取られなかった送信を再送信する。
【0043】
次に図8を見ると、802で、パケットで搬送されるQoS(Quality of Service)フローが決定される。パケットのQoSは、例えばパケットによって搬送されるデータの種類などによって異なる。次に804で、R−AuxPICHとR−PICHの電力比を調整するための打ち切り目標が決定される。806で、アップステップサイズおよびダウンステップサイズが決定される。打ち切り目標ならびにアップステップサイズおよびダウンステップサイズは、各パケットごとに、各パケットで搬送されるフローのQoSに基づいて決定される。808で、パケット送信からのフィードバックが受け取られる。810で、フィードバックを打ち切り目標と比較して、パケットが目標を超えて打ち切られているか否かが判定される。YESである場合、812で、比R−AuxPICH/R−PICHがアップステップサイズ分だけ増大され、これによってR−AuxPICHの、したがってデータの送信電力が増大する。810における判定がNOである場合、パケットはパケットの打ち切り目標において、または打ち切り目標の前で打ち切られていると判断される。したがって、814で、R−AuxPICH/R−PICH比がダウンステップサイズ分だけ低減される。
【0044】
図9は、CDMAセグメントの負荷と関連した別の態様に関するフローチャートである。これは一般に、VoIPのようなQoSトラヒックも有益にサポートすることのできるセグメントおよび/またはAPに対するアドミッション制御によって制御される。図9には、1ビットの逆方向リンクアクティビティビット(reverse link activity bit)(RAB)を緊急負荷制御機構として用いる方法900が示されている。RABビットは、特定のセクタにおける(RoT(rise over thermal)、または他の何らかの測定によって示される)負荷が所定の閾値を超えるか否かを示す。これは、各PHYフレーム内のCDMAトラヒックセグメント上でどのフローにデータ送信が許されているか判定するのに使用することができる。したがって、RABの意味は、最初にパケット構成時に設定される。このため902で最初に、構成されるパケットがVoIPのようなQoSフローに関連するものであるか否かが判定される。YESである場合、904で、パケットはブロードキャストされるRABビットを無視し、代わりにアドミッション制御を利用するように構成される。902で、構成がQoSフローと関連付けられない場合、方法はステップ906に進み、そこで関連付けられたATのアクティブセット内の各セクタからRABビットが取得される。908で、設定されているビットのいずれかが閾値を超えるか否か識別するために、受け取ったRABビットが閾値と比較される。ビットのいずれも閾値を超えない場合、プロセスは910に進み、そこでCDMAセグメントがロードされる。しかし、912でRABビットのいずれかが閾値を超える場合、非QoSトラヒックはCDMAセグメントの使用を中止するよう告知される。RABをさらに利用するために、端末は、(RLサービスセクタに関する)RL品質の閾値に従って端末のアクティブセット内の各セクタからのRABをリスニングし(listen)、閾値を超える受け取りRABビットのいずれかが設定されている場合、端末は、RLSSによって設定されているものとして振舞う。RABはオンオフ変調チャネルである。一態様では、ON状態のRABは、F−PQICH(ATからのRLパイロットの品質を示す、APからATに送信されたパイロット品質チャネル)によって使用される16の符号語(code words)のうち1つのみを使用する。
【0045】
肯定応答ビットは、AT RL処理を簡略化するためにOFDMAデータの変調と同じ変調を使ってもよい。一態様では、CDMAセグメントに入ることを許可された各ユーザに、パケットが開始することのできる各インターレースに対応するACKIDが割り当てられる。このACKIDは、フレームワークで指定されている復号タイムラインに基づき、ACKがこのインターレースのために送信されることになっているフレームにおいて適用可能である。前述のように、一態様では、通信セッションの最初構成時などに、最大2つまでのパケット開始インターレース、したがって1ユーザ当たり最大2つまでのACKIDが割り当てられる。一態様では、CDMA ACKID0がOFDMAトラヒックに割り当てられない最初のACKチャネルに対応する。別の態様では、OFDMAトラヒックに割り当てられるACKの数は、ACKトラヒックが利用できる帯域幅に依存し、CDMAデータに割り当てられるACKは、CDMAセグメントに割り振られる帯域幅に基づいて自動的に低減される。
【0046】
本明細書で使用する場合、セグメントまたはサブセグメントとは、予め定義された時間周波数または周波数の割り振りとすることができ、時間的に、かつ/または周波数的に連続していても連続していなくてもよい。一般に、セグメントまたはサブセグメントは、利用可能な割り振りの一部であり、割り振りの残りの部分はOFDMデータおよび制御セグメント(control segment)によって使用される。
【0047】
本明細書で説明するデータ送信技術は様々な手段によって実施され得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせとして実施される。ハードウェア実装形態では、送信側におけるデータ送信または受信側におけるデータ受信に使用される処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理回路(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で述べる機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはこれらの組み合わせで実施されてもよい。
【0048】
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装形態では、これらの技術は、本明細書で述べる機能を実行するモジュール(手順、関数など)を用いて実施される。ファームウェアおよび/またはソフトウェアコードは、メモリに格納され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内で実施されても、プロセッサの外部で実施されてもよい。
【0049】
開示の実施形態の上記説明は、当業者が本開示を作成し、または使用することを可能にするために提供するものである。当業者にはこれらの実施形態の様々な変更は容易に明らかであり、本明細書で定義する包括的原理は、本開示の精神および範囲を逸脱することなく他の実施形態にも適用され得る。よって、本開示は本明細書に示す実施形態だけに限定するものではなく、本開示には、本明細書に開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い適用範囲が与えられるべきである。
【0050】
以上の説明は様々な実施形態の例を含んでいる。当然ながら、各実施形態を説明するためにコンポーネントまたは方法の考えられるあらゆる組み合わせを記述することは不可能であるが、多くの別の組み合わせおよび置換が可能であることは当業者には理解されるものである。したがって、この詳細な説明は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に該当するこのようなすべての変更、改変、および変形を包含するものである。
【0051】
特に、前述のコンポーネント、装置、回路、システムなどによって実行される様々な機能に関して、このようなコンポーネントを記述するのに使用される(「手段(means)」への言及を含む)用語は、特に指示しない限り、たとえ各実施形態の本明細書で示す例示的態様において機能を果たす開示の構造と構造的に等価でないとしても、記載されたコンポーネントの特定された機能を実行する任意のコンポーネント(機能的均等物など)に対応するものである。これに関しては、各実施形態が、システム、ならびに様々な方法の動作および/またはイベントを実行するコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を含むことも理解されるであろう。
【0052】
加えて、特定の特徴がいくつかの実装形態のうちの1つのみに関して開示されているが、このような特徴は、任意の所与のまたは特定の用途に求めに応じて、かつ有利となるように、他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わされてもよい。さらに、「含む(includes)」および「含む(including)」ならびにこれらの変化形は、これらの用語が詳細な説明または特許請求の範囲において使用される限りにおいて、「備える(comprising)」という用語と同様の意味で含むことを意味するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ送信方法であって、
アクセス端末から、少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信することと、
前記アクセス端末から、少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して制御情報を送信することと
を含む方法。
【請求項2】
第1のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介して送信される前記データにスクランブルをかけることと、
前記第1のスクランブリングシーケンスとは異なる第2のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して送信される前記制御情報にスクランブルをかけることと
をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のスクランブリングシーケンスは、前記アクセス端末のMACIDと、前記アクセス端末のRLサービスセクタのパイロットPNとを備える請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記データを送信することは、補助パイロットチャネル(R−AuxPich)を介して補助パイロットを送信することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記データを送信することは、前記データのパケットフォーマットによって決定される比に基づいて、前記補助パイロットの送信の電力レベルからオフセットされた電力レベルにある前記少なくとも1つのデータセグメントを介してデータを送信することを備える請求項4に記載の方法。
【請求項6】
R−AuxPichとR−PICHとの比が、打ち切り目標、アップステップサイズおよびダウンステップサイズに基づくものである請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記打ち切り目標、前記アップステップサイズおよび前記ダウンステップサイズは、各パケットごとに決定され、各パケットに含まれるQoS従って定義される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項1に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信する手段と、
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントとは別の帯域幅を有する少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して制御情報を送信する手段と
を備える装置。
【請求項10】
第1のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介して送信される前記データにスクランブルをかける手段と、
前記第1のスクランブリングシーケンスとは異なる第2のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して送信される前記制御情報にスクランブルをかける手段と
をさらに備える請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第1のスクランブリングシーケンスは、アクセス端末のMACIDと前記アクセス端末のRLサービスセクタのパイロットPNとを備える請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記データを送信する手段は、補助パイロットチャネルを介して補助パイロットを送信する手段をさらに備える請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記データを送信する手段は、前記データのパケットフォーマットによって決定される比に基づいて、前記補助パイロットの送信の電力レベルからオフセットされた電力レベルにある前記少なくとも1つのデータセグメントを介してデータを送信する手段を備える請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記比は、打ち切り目標、アップステップサイズおよびダウンステップサイズに基づくものである請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記打ち切り目標、前記アップステップサイズおよび前記ダウンステップサイズは、前記アクセス端末によってサポートされるQoSクラスに従って定義される請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項10に記載の装置。
【請求項17】
アクセス端末から、少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信する命令と、
前記アクセス端末から、少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して制御情報を送信する命令と
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項18】
第1のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介して送信される前記データにスクランブルをかける命令と、
前記第1のスクランブリングシーケンスとは異なる第2のスクランブリングシーケンスに従い、前記少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して送信される前記制御情報にスクランブルをかける命令と
をさらに備える請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項19】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項20】
CDMAデータの所与のH−ARQ送信を、TTI(送信時間間隔)を構成する3フレームからの利用できる限りの数のフレームに分散させる命令をさらに備える請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項21】
アクセス端末から、少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信することと、
前記アクセス端末から肯定応答を、前記肯定応答を識別する肯定応答IDを含めて送信することと
を備えるデータ送信方法。
【請求項22】
前記肯定応答IDは、前記アクセス端末がパケットに入れたデータの送信を開始することを許容された各インターレースに対応する請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記アクセス端末に割り当てられた2つの肯定応答IDのうちの1つから前記肯定応答IDを選択すること
をさらに備える請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項21に記載の方法。
【請求項25】
アクセス端末から、少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信する手段と、
前記アクセス端末から肯定応答を、前記肯定応答を識別する肯定応答IDを含めて送信する手段と
を備える装置。
【請求項26】
前記肯定応答IDは、前記アクセス端末がパケットに入れたデータの送信を開始することを許容された各インターレースに対応する請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記アクセス端末に割り当てられた2つの肯定応答IDのうちの1つから前記肯定応答IDを選択する手段をさらに備える請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項25に記載の装置。
【請求項29】
アクセス端末から、少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信する命令と、
前記アクセス端末から肯定応答を、前記肯定応答を識別する肯定応答IDを含めて送信する命令と
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項30】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項31】
CDMAデータ送信に使用されたパケットフォーマットが、データ復調に使用される補助パイロットを搬送するRL補助パイロットチャネル(R−AuxPich)のスクランブリングによって示される請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項32】
前記RL補助パイロットチャネルのスクランブリングは、さらに再送信指数に基づくものである請求項31に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項33】
関連付けられたAT(アクセス端末)のアクティブセット内の各セクタから取得された逆方向リンクアクティビティビット(RAB)による負荷制御機構を実施する命令
をさらに備える請求項29に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項34】
RABビットセットが所定の閾値を超える場合、非QoS(サービス品質)フローがブロックされる請求項33に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項35】
QoSフローがRABビットを無視するように構成される請求項33に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項36】
少なくとも1つのCDMAデータセグメントを介してデータを送信し、少なくとも1つのCDMA制御セグメントを介して制御情報を送信する送信機と、
スクランブリングシーケンスに従い、少なくとも前記データにスクランブルをかけるプロセッサと
を備えるアクセス端末。
【請求項37】
前記スクランブリングシーケンスは、前記アクセス端末のMACID(媒体アクセス制御識別)と、前記アクセス端末のRLサービスセクタのパイロットPNとを備える請求項36に記載のアクセス端末。
【請求項38】
前記送信機は、補助パイロットチャネルを介して補助パイロットを送信する請求項37に記載のアクセス端末。
【請求項39】
前記データは、前記データのパケットフォーマットによって決定された比に基づき、前記補助パイロットの送信の電力レベルからオフセットされた電力レベルにある前記少なくとも1つのデータセグメントを介して送信される請求項38に記載のアクセス端末。
【請求項40】
前記比は、打ち切り目標、アップステップサイズおよびダウンステップサイズに基づくものである請求項38に記載のアクセス端末。
【請求項41】
前記打ち切り目標、前記アップステップサイズおよび前記ダウンステップサイズは、前記アクセス端末によってサポートされるQoSクラスに従って定義される請求項40に記載のアクセス端末。
【請求項42】
前記少なくとも1つのCDMAデータセグメントは、OFDMA帯域幅の128副搬送波のうちの少なくともいくつかに対応する請求項36に記載のアクセス端末。
【請求項43】
前記送信機は、さらに肯定応答と、前記肯定応答を識別する肯定応答IDとを送信する請求項36に記載のアクセス端末。
【請求項44】
前記肯定応答IDは、前記アクセス端末がパケットに入れたデータの送信を開始することを許容された各インターレースに対応する請求項43に記載のアクセス端末。
【請求項45】
前記プロセッサは、前記アクセス端末に割り当てられた2つの肯定応答IDのうちの1つから肯定応答IDを選択する請求項43に記載のアクセス端末。
【請求項46】
プロセッサに関連付けられたセクタ内の負荷が所定の閾値を超える場合、逆方向リンクアクティビティビット(RAB)を設定するプロセッサと、
前記セクタ内のアクセス端末にRABをブロードキャストする送信機と
を備える緊急負荷制御機構を実施する装置。
【請求項47】
非QoSフローを送信するアクセス端末が、前記セクタに前記RABが設定されるときに、CDMAデータセグメントにおいてデータをロードするのを中止する請求項46に記載の装置。
【請求項48】
RABは、ON状態のRABがAPからATに送信されるF−PQICH(パイロット品質チャネル)によって使用される16個の符号語のうちの1つだけを使用するように操作されるオンオフ変調チャネルである請求項46に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−151853(P2012−151853A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−16436(P2012−16436)
【出願日】平成24年1月30日(2012.1.30)
【分割の表示】特願2009−526854(P2009−526854)の分割
【原出願日】平成19年8月27日(2007.8.27)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】