GPRS/GERANからLTEEUTRANへのハンドオフをサポートする方法および装置
【課題】GPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートすること。
【解決手段】GPRS(汎用パケット無線サービス)、GERAN(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク)、およびLTE(ロングタームエボリューション)EUTRAN(発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク)からのHO(ハンドオフ)をサポートする方法および装置は、LTE測定報告を受信するステップを含む。LTEネットワークへのHOが開始され、リロケーション要求信号が伝送される。eNB(発展型ノードB)ID(識別子)を含むリロケーション命令信号が受信される。
【解決手段】GPRS(汎用パケット無線サービス)、GERAN(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク)、およびLTE(ロングタームエボリューション)EUTRAN(発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク)からのHO(ハンドオフ)をサポートする方法および装置は、LTE測定報告を受信するステップを含む。LTEネットワークへのHOが開始され、リロケーション要求信号が伝送される。eNB(発展型ノードB)ID(識別子)を含むリロケーション命令信号が受信される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの無線通信システムがある。例えば、一部の無線通信システムには、汎用パケット無線サービス(GPRS)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)、およびロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(EUTRAN:evolved universal terrestrial radio access network)が含まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
モバイルユニットが移動しているとき、そのモバイルユニットはあるネットワークから別のネットワークにハンドオフされなければならないことがある。全てのネットワークが同一とは限らないので、このシステム間ハンドオフをサポートする方法が有益であろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
GPRS/GERANから、LTE/EUTRANへのハンドオフをサポートする方法および装置を開示する。この方法は、LTE測定報告を受信するステップを含む。そのLTEネットワークへのHOが開始され、リロケーション要求信号が伝送される。発展型ノードB(eNB)ID(識別子)を含むリロケーション命令信号が受信される。
【0005】
より詳細な理解は、例として添付の図面と併せて示す以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】LTEシステムアーキテクチャの全体的なネットワークアーキテクチャの一例を示す図である。
【図2】GERANシステムからLTEシステムへの第1段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図3】GERANシステムからLTEシステムへの第2段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図4】GPRS/GERANシステムからLTEシステムへの第3段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図5】無線送受信ユニットおよび基地局の機能ブロック図である。
【図6A】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図6B】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図6C】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7A】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7B】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7C】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以後言及する際、「無線送受信ユニット(WTRU)」という用語は、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのユーザ装置を含むが、これだけに限定されることはない。以後言及する際、「基地局」という用語は、ノードB、サイトコントローラ、基地局コントローラ、AP(アクセスポイント)、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのインタフェース接続装置を含むが、これだけに限定されることはない。
【0008】
図1は、LTEシステムアーキテクチャの全体的なネットワークアーキテクチャ100の一例を示す。LTEシステム100は、LTEシステムアーキテクチャと、既存のGERAN、UTRANベースのGPRSコアとの間の網間接続を示す。このLTEシステムは、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity/ユーザプレーンエンティティ(UPE:user plane entity)とAS間アンカ(inter AS anchor)とを含む発展型パケットコアに接続される発展型無線アクセスネットワーク(RAN)(E−Node B)を含む。発展型パケットコアは、HSS、PCRF、HSS、オペレータIPサーバ(例えばIMS、PSS等)、非3GPP IPアクセスネットワーク、および無線LAN(WLAN)3GPP IPアクセスブロックに接続する。LTEシステム100には、オペレーションIPサーバ(例えばIMS、PSS等)も含まれる。GPRSコアは、モビリティ管理、アクセス手順、およびユーザプレーン制御を担うサービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)を含む。このGPRSコアは、ネットワークが外部ネットワークおよび他のオペレータサーバに接続される場所であるゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)も含む。オペレータIPサービスは、ボイスオーバアイピー(VoIP)および他のマルチメディアサービスが制御される場所であるIPマルチメディアサービスサブシステム(IMS)を含む。非3GPP IPアクセスは、3GPP2(CDMA2000)やWiMAX(例えばIEEE 802.16システム)などの他の技術への接続を含む。この発展型コアは、3GPPに規定される網間接続アーキテクチャにより3GPPシステムに組み込まれるWLANネットワークにも接続する。
【0009】
図2は、WTRUがGERANシステム内のカバレッジから、LTEシステム内のカバレッジに移行している第1段階のハンドオフ手順200の一例を示す。図2に示すように、WTRU(図の下部に示す楕円で表す)が、あるシステムから別のシステムにハンドオーバされている。そのWTRUは現在、サービングGPRSサポートノード(SGSN)および移動先基地局コントローラ(BSC)を介して、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に接続されている。
【0010】
GERANシステムに属するセルは、LTEベースのセルに属するロケーションエリア/ルーティングエリア(LA2/RA2)とは別のロケーションエリア/ルーティングエリア(LA1/RA1)を含むことができる。特定の展開形態では、GERANセルがLTEセルと同じ場所を共用し得るが、これらのセルは、この2つのシステムアーキテクチャ間の違いのために別々のLA/RA構成のままとすることができる。
【0011】
図3は、GERANシステムからLTEシステムへの第2段階のハンドオフ手順300の一例を示し、この段階はオプションとして利用することができる。WTRUが、あるシステムから別のシステムにハンドオフされるときに、移動先BSCと発展型ノードBとの間にトンネルを作成することができる。このトンネルは、発展型コアネットワークを経由する新しい接続が確立されている間に、GERANシステムとWTRUとの間で現在待ち状態にあるデータ伝送をeNode−Bを介して一時的に転送する。これは、移行中にデータが失われないことを保証するであろう。オペレータは、このステップを実施せず、GERAN BSCとeNode−Bとの間に接続が確立されない完全移行事例に進むことを選択することができる。データの転送は、2つのコアネットワーク間の上位レイヤで行われ得る。
【0012】
図4は、GPRS/GERANシステムからLTEシステムへの第3段階のハンドオフ手順400の一例を示す。図4に示すように、WTRUが、今では新MMEおよび移動先E−Node Bを介してアクセスゲートウェイ(AGW)に接続されている。
【0013】
図5は、WTRU510および基地局520の機能ブロック図である。図5に示すように、WTRU510は基地局520と通信し、その両方がGPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。
【0014】
典型的なWTRU内で見つけることができる構成要素に加えて、WTRU510は、プロセッサ515、受信機516、送信機517、およびアンテナ518を含む。プロセッサ515は、GPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。受信機516および送信機517は、プロセッサ515と通信する。アンテナ518は、無線データの送受信を助けるために受信機516および送信機517の両方と通信する。プロセッサ515、受信機516、送信機517、およびアンテナ518はGPRS/GERAN無線トランシーバとして構成するか、またはLTE EUTRAN無線トランシーバとして構成することができる。さらに、プロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナが1つだけ示されているが、WTRU510には複数のプロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナが含まれ、それにより様々なプロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナの集まりが様々なモード(例えばGPRS/GERANトランシーバやLTE EUTRANトランシーバ)で動作できることに留意されたい。
【0015】
典型的な基地局内で見つけることができる構成要素に加えて、基地局520は、プロセッサ525、受信機526、送信機527、およびアンテナ528を含む。プロセッサ525は、GPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。受信機526および送信機527は、プロセッサ525と通信する。アンテナ528は、無線データの送受信を助けるために受信機526および送信機527の両方と通信する。
【0016】
WTRU510および基地局520は、他のネットワーク装置と通信してよいことに留意されたい。
【0017】
図6Aないし6Cは、ハンドオフ手順600の信号図の一例を示す。図6Aないし6Cの信号図には、デュアルモードWTRU(LTE/GERAN)510、T−ENB(移動先e−Node B)520、S−BSC(サービングBSC)530、LTE−MME540、サービング2G(第2世代)SGSN550、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560が示されている。WTRU510は、LTEおよびGERANトランシーバを含む。
【0018】
図6Aないし6Cに示すように、ユーザダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)トラフィックが、各エンティティとデュアルモードWTRU510のGERANモードとの間に生じている。ステップ601で、WTRU510において測定が行われる。一例では、この測定は、WTRU510内のGERANトランシーバによりLTEネットワークに対して行われる。次いで、WTRU510が、測定報告(LTE)信号(602)を、S−BSC530に伝送する。LTEを移動先としている状態で、システム間HOが開始される(ステップ603)。移動元セルIDおよび移動先セルIDを含むリロケーション要求信号604が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送される。このサービング2G SGSN550が、移動先システムIDおよびMME IDを特定し(ステップ605)、リロケーション要求をLTE−MME540に転送する。
【0019】
LTE−MME540が、移動先e−Node B IDを特定し、ユーザプロファイルおよびコンテキストを、それが信号メッセージ606に含まれていなかった場合に要求する(ステップ607)。LTE−MME540が、セルID、MME ID、GGSN TEID、および国際移動加入者識別番号/一時的移動加入者識別番号(IMSI/TMSI)を含むハンドオフ要求信号(608)をT−ENB520に送信する。T−ENB520が、チャネルの可用性を判定し、無線アクセスベアラ(RAB)確立を開始する(ステップ609)。T−ENB520が、(IMSI/TMSIを含む)ハンドオフ要求ACK信号(610)をLTE−MME540に伝送し、このLTE−MME540が、IMSIおよびT−E Node B IDを含むリロケーション応答信号611をサービング2G SGSN550に伝送する。次いで、LTE−MME540が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の活性化に備えるためにMM状態およびSM状態を作り出す(ステップ612)。
【0020】
サービング2G SGSN550が、TMSIおよびE−Node B IDを含むリロケーション命令信号(613)をS−BSC530に伝送し、そのS−BSC530が、データを転送するためのE−Node Bへの一時トンネルを確立する(ステップ614)。次いで、ユーザデータがT−ENB520とS−BSC530との間で転送され、HO命令615がT−ENB520からWTRU510のGERANトランシーバに伝送され、このWTRU GERANトランシーバが、移動先チャネルIDを含む開始/同期無線信号(616)をLTEトランシーバに伝送する。T−ENB520が、リロケーション検出信号(617)をLTE−MME540に送信し、LTEトランシーバが、開始/同期無線信号をACKする(618)。
【0021】
HO完了信号(619)が、GERANトランシーバからS−BSCに送信される。RAN情報およびRAB確立が、LTEトランシーバとT−ENB520との間で行われ(620)、ユーザDL/ULトラフィックが流れる。PSアタッチ信号(621)が、LTEトランシーバからT−ENB520に伝送され、T−ENB520が、その信号をLTE−MME540に転送する(622)。LTE−MME540が、PSアタッチ受付信号(623)をT−ENB520を介してLTEトランシーバに伝送し、LTEトランシーバが、T−ENB520を介してLTE−MME540に転送されるPSアタッチ受付ACK(624)で応答する。
【0022】
MME−LTEが、新E−Node B TEIDでPDPコンテキストを更新し(ステップ625)、更新PDPコンテキスト信号(626)をLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560に伝送する。さらに、GPRSトンネリングプロトコルユーザプレーン(GTP−U)を通じてユーザデータを伝送することができる。
【0023】
HO完了信号(627)が、LTE−MME540からサービング2G SGSN550に送信され、このサービング2G SGSN550が、解放信号(628)をS−BSC530に、かつHO完了ACK(629)をLTE−MME540に送信する。トラフィックが、LTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560によりSGSNからE−Node Bに切り替えられ(ステップ630)、S−BSC530が、E−Node B BSSトンネルを解放し、データの転送を停止する(ステップ631)。解放ACK(632)が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送され、ユーザDL/ULデータおよび制御データが、LTEトランシーバ、T−ENB520、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560間を進む。
【0024】
図7Aないし7Cは、代替ハンドオフ手順700の信号図の一例を示す。図7Aないし7Cに示すように、ダウンリンク(ユーザDL)/アップリンク(UL)トラフィックが、各エンティティとデュアルモードWTRU510のGERANモードとの間に生じている。ステップ701で、WTRU510において測定が行われる。次いで、WTRU510が、測定報告(LTE)信号(702)を、S−BSC530に伝送する。LTEを移動先としている状態で、システム間HOが開始される(ステップ703)。移動元セルIDおよび移動先セルIDを含むリロケーション要求信号704が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送される。このサービング2G SGSNが、移動先システムIDおよびMME IDを特定し(ステップ705)、リロケーション要求をLTE−MME540に転送する。
【0025】
LTE−MME540が、移動先e−Node B IDを特定し、ユーザプロファイルおよびコンテキストを、それが信号メッセージ706に含まれていなかった場合に要求する(ステップ707)。LTE−MME540が、セルID、MME ID、GGSN TEID、および国際移動加入者識別番号/一時的移動加入者識別番号(IMSI/TMSI)を含むハンドオフ要求信号(708)をT−ENB520に送信する。T−ENB520が、チャネルの可用性を判定し、無線アクセスベアラ(RAB)確立を開始する(ステップ709)。T−ENB520が、(IMSI/TMSIを含む)ハンドオフ要求ACK信号(710)をLTE−MME540に伝送し、このLTE−MME540が、IMSIおよびT−E Node B IDを含むリロケーション応答信号711をサービング2G SGSN550に伝送する。次いで、LTE−MME540が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の活性化に備えるためにMM状態およびSM状態を作り出す(ステップ712)。
【0026】
サービング2G SGSN550が、TMSIおよびE−Node B IDを含むリロケーション命令信号(713)をS−BSC530に伝送し、そのS−BSC530が、データを転送するためのE−Node Bへの一時トンネルを確立する(ステップ714)。次いで、ユーザデータがT−ENB520とS−BSC530との間で転送され、HO命令715がT−ENB520からWTRU510のGERANトランシーバに伝送され、このWTRU GERANトランシーバが、移動先チャネルIDを含む開始/同期無線信号(716)をLTEトランシーバに伝送する。ACK(717)がLTEトランシーバから送信され、HO完了メッセージ(718)がGERANトランシーバからS−BSC530に送信され、S−BSC530がHO完了信号(719)をT−ENB520に転送する。RANおよびRAB確立が、LTEトランシーバとT−ENB520との間で行われ、T−ENB520がリロケーション検出メッセージ(720)をLTE−MME540に伝送する。
【0027】
ユーザDL/ULトラフィックが、LTEトランシーバとT−ENB520との間に生じる。MME−LTEが、新E−Node B TEIDでPDPコンテキストを更新する(ステップ721)。
【0028】
HO完了信号(722)が、LTE−MME540からサービング2G SGSN550に送信され、このサービング2G SGSN550が、解放信号(723)をS−BSC530に、かつHO完了ACK(724)をLTE−MME540に送信する。トラフィックが、LTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560によりSGSNからE−Node Bに切り替えられ(ステップ725)、S−BSC530が、E−Node B BSSトンネルを解放し、データの転送を停止する(ステップ726)。解放ACK(727)が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送され、ユーザDL/ULデータおよび制御データが、LTEトランシーバ、T−ENB520、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560間を進む。
【0029】
図1ないし7Cで先に説明したように、WTRU510が、移動元3GPPアクセスシステムにより移動先3GPPアクセスシステムに変更するように命令される前に、移動先3GPPアクセスシステムで無線リソースが準備される。コアネットワークリソースが割り当てられる間にデータを転送するために、2つの無線アクセスネットワーク(RAN)(基本サービスセット(BSS:basic service set)およびE−Node B)間にトンネルが確立される。
【0030】
モバイルのモビリティコンテキストおよびセッションコンテキストを交換するために、2G/3G SGSNと、対応するMMEとの間にコアレベルで制御インタフェースがあってよい。加えて、移動先システムは、無線リソース構成、移動先セルシステム情報、等、などの無線アクセス要件に関する指示をWTRU510に与えることができる。
【0031】
ハンドオフ中には、ユーザデータが失われることを(例えば転送により)避けるために、U−プレーンが移動先システムに直接切り替えられる前に、DLU−プレーンデータが移動元システムから移動先システムに送信される中間状態がある。3GPPアンカが、DL U−プレーンデータを直接移動先システムに送信できると判定するまで、バイキャストを使用することもできる。
【0032】
諸特徴および要素を上記に特定の組合せにより説明したが、各特徴または要素を、他の特徴および要素なしに単独で、または他の特徴および要素を伴うもしくは伴わない様々な組合せで使用することができる。本発明で提供する方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読記憶媒体中に実施されるコンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体記憶装置、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクやデジタル多機能ディスク(DVD)などの光学媒体が含まれる。
【0033】
適切なプロセッサには、例えば汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1個または複数個のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向けIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuits)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)および/または状態機械が含まれる。
【0034】
ソフトウェアに関連するプロセッサを、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、ターミナル、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバを実装するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカホン、振動装置、スピーカ、マイクロホン、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲーム機モジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線LAN(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアによって実装されるモジュールと組み合わせて使用することができる。
【0035】
実施形態
1.汎用パケット無線サービス(GPRS)、モバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク用グローバルシステム(GERAN)、およびロングタームエボリューション(LTE)発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)からのハンドオフ(HO)をサポートする方法。
2.LTE測定報告を受信するステップをさらに含む実施形態1記載の方法。
3.LTEネットワークへのハンドオフ(HO)を開始するステップをさらに含む実施形態1または2記載の方法。
4.リロケーション要求信号を伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし3のいずれかに記載の方法。
5.発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を含むリロケーション命令信号を受信するステップをさらに含む実施形態1ないし4のいずれかに記載の方法。
6.発展型ノードB(eNB)識別子(ID)によって識別された発展型ノードB(eNB)へのトンネルを確立するステップをさらに含む実施形態1ないし5のいずれかに記載の方法。
7.確立されたトンネルを介してユーザデータを転送するステップをさらに含む実施形態1ないし6のいずれかに記載の方法。
8.ハンドオフ(HO)命令を無線送受信ユニット(WTRU)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし7のいずれかに記載の方法。
9.ハンドオフ(HO)完了信号を無線送受信ユニット(WTRU)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし8のいずれかに記載の方法。
10.解放確認応答(ACK)信号を伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし9のいずれかに記載の方法。
11.リロケーション要求信号を受信するステップをさらに含む実施形態1ないし10のいずれかに記載の方法。
12.移動先発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を特定するステップをさらに含む実施形態1ないし11のいずれかに記載の方法。
13.ハンドオフ(HO)要求信号を移動先発展型ノードB(eNB)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし12のいずれかに記載の方法。
14.ハンドオフ(HO)要求ACK(確認応答)を移動先eNBから受信するステップをさらに含む実施形態1ないし13のいずれかに記載の方法。
15.MM(モビリティ管理)状態を作り出すステップをさらに含む実施形態1ないし14のいずれかに記載の方法。
16.リロケーション検出信号を移動先発展型ノードB(eNB)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし15のいずれかに記載の方法。
17.PSアタッチ信号を前述の移動先発展型ノードB(eNB)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし16のいずれかに記載の方法。
18.PDP(パケットデータプロトコル)コンテキストを前述の移動先発展型ノードB(eNB)識別子(ID)で更新するステップをさらに含む実施形態1ないし17のいずれかに記載の方法。
19.ハンドオフ(HO)完了信号をサービングGPRSサポートノード(SGSN)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし18のいずれかに記載の方法。
20.ハンドオフ(HO)完了ACKをサービングGPRSサポートノード(SGSN)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし19のいずれかに記載の方法。
21.実施形態1ないし20のいずれかに記載の方法を実行するように構成される基地局コントローラ。
22.受信機をさらに備える実施形態21に記載の基地局コントローラ。
23.前述の受信機および送信機と通信するプロセッサをさらに備える実施形態21ないし22のいずれかに記載の基地局コントローラ。
24.プロセッサは、GERANネットワークからLTEネットワークへのハンドオフ(HO)を開始するように構成される実施形態21ないし23のいずれかに記載の基地局コントローラ。
25.プロセッサは、リロケーション要求を伝送するようにさらに構成される実施形態21ないし24のいずれかに記載の基地局コントローラ。
26.プロセッサは、発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を含むリロケーション命令を受信するようにさらに構成される実施形態21ないし25のいずれかに記載の基地局コントローラ。
27.プロセッサは、移動先発展型ノードB(eNB)とのトンネルを確立し、前述のトンネルを介して前述の移動先発展型ノードB(eNB)にユーザデータを転送するようにさらに構成される実施形態21ないし26のいずれかに記載の基地局コントローラ。
28.プロセッサは、ハンドオフ(HO)命令を無線送受信ユニット(WTRU)に伝送するようにさらに構成される実施形態21ないし27のいずれかに記載の基地局コントローラ。
29.プロセッサは、ハンドオフ(HO)完了信号を無線送受信ユニット(WTRU)から受信するようにさらに構成される実施形態21ないし28のいずれかに記載の基地局コントローラ。
30.プロセッサは、解放確認応答信号を伝送するようにさらに構成される実施形態2
1ないし29のいずれかに記載の基地局コントローラ。
31.実施形態1ないし30のいずれかに記載の方法を実行するように構成されるデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
32.GERANトランシーバおよびLTEトランシーバをさらに備える実施形態31に記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
33.GERANトランシーバは、LTEネットワークに対する測定を行うように構成される実施形態31ないし32のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
34.GERANトランシーバは、LTE測定報告信号をBSC(基地局コントローラ)に伝送するように構成される実施形態31ないし33のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
35.GERANトランシーバは、BSCからハンドオフ(HO)命令を受信するように構成される実施形態31ないし34のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
36.GERANトランシーバは、LTEトランシーバと無線を開始/同期させるように構成される実施形態31ないし35のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
37.LTEトランシーバは、ハンドオフ(HO)完了信号をBSCに伝送し、移動先eNB(発展型ノードB)とのユーザダウンリンク/アップリンクトラフィックを確立するように構成される実施形態31ないし36のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
【技術分野】
【0001】
本出願は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの無線通信システムがある。例えば、一部の無線通信システムには、汎用パケット無線サービス(GPRS)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)、およびロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(EUTRAN:evolved universal terrestrial radio access network)が含まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
モバイルユニットが移動しているとき、そのモバイルユニットはあるネットワークから別のネットワークにハンドオフされなければならないことがある。全てのネットワークが同一とは限らないので、このシステム間ハンドオフをサポートする方法が有益であろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
GPRS/GERANから、LTE/EUTRANへのハンドオフをサポートする方法および装置を開示する。この方法は、LTE測定報告を受信するステップを含む。そのLTEネットワークへのHOが開始され、リロケーション要求信号が伝送される。発展型ノードB(eNB)ID(識別子)を含むリロケーション命令信号が受信される。
【0005】
より詳細な理解は、例として添付の図面と併せて示す以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】LTEシステムアーキテクチャの全体的なネットワークアーキテクチャの一例を示す図である。
【図2】GERANシステムからLTEシステムへの第1段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図3】GERANシステムからLTEシステムへの第2段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図4】GPRS/GERANシステムからLTEシステムへの第3段階のハンドオフ手順の一例を示す図である。
【図5】無線送受信ユニットおよび基地局の機能ブロック図である。
【図6A】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図6B】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図6C】ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7A】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7B】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【図7C】代替ハンドオフ手順の信号図の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以後言及する際、「無線送受信ユニット(WTRU)」という用語は、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのユーザ装置を含むが、これだけに限定されることはない。以後言及する際、「基地局」という用語は、ノードB、サイトコントローラ、基地局コントローラ、AP(アクセスポイント)、または無線環境で動作可能な他の任意のタイプのインタフェース接続装置を含むが、これだけに限定されることはない。
【0008】
図1は、LTEシステムアーキテクチャの全体的なネットワークアーキテクチャ100の一例を示す。LTEシステム100は、LTEシステムアーキテクチャと、既存のGERAN、UTRANベースのGPRSコアとの間の網間接続を示す。このLTEシステムは、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity/ユーザプレーンエンティティ(UPE:user plane entity)とAS間アンカ(inter AS anchor)とを含む発展型パケットコアに接続される発展型無線アクセスネットワーク(RAN)(E−Node B)を含む。発展型パケットコアは、HSS、PCRF、HSS、オペレータIPサーバ(例えばIMS、PSS等)、非3GPP IPアクセスネットワーク、および無線LAN(WLAN)3GPP IPアクセスブロックに接続する。LTEシステム100には、オペレーションIPサーバ(例えばIMS、PSS等)も含まれる。GPRSコアは、モビリティ管理、アクセス手順、およびユーザプレーン制御を担うサービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)を含む。このGPRSコアは、ネットワークが外部ネットワークおよび他のオペレータサーバに接続される場所であるゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)も含む。オペレータIPサービスは、ボイスオーバアイピー(VoIP)および他のマルチメディアサービスが制御される場所であるIPマルチメディアサービスサブシステム(IMS)を含む。非3GPP IPアクセスは、3GPP2(CDMA2000)やWiMAX(例えばIEEE 802.16システム)などの他の技術への接続を含む。この発展型コアは、3GPPに規定される網間接続アーキテクチャにより3GPPシステムに組み込まれるWLANネットワークにも接続する。
【0009】
図2は、WTRUがGERANシステム内のカバレッジから、LTEシステム内のカバレッジに移行している第1段階のハンドオフ手順200の一例を示す。図2に示すように、WTRU(図の下部に示す楕円で表す)が、あるシステムから別のシステムにハンドオーバされている。そのWTRUは現在、サービングGPRSサポートノード(SGSN)および移動先基地局コントローラ(BSC)を介して、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に接続されている。
【0010】
GERANシステムに属するセルは、LTEベースのセルに属するロケーションエリア/ルーティングエリア(LA2/RA2)とは別のロケーションエリア/ルーティングエリア(LA1/RA1)を含むことができる。特定の展開形態では、GERANセルがLTEセルと同じ場所を共用し得るが、これらのセルは、この2つのシステムアーキテクチャ間の違いのために別々のLA/RA構成のままとすることができる。
【0011】
図3は、GERANシステムからLTEシステムへの第2段階のハンドオフ手順300の一例を示し、この段階はオプションとして利用することができる。WTRUが、あるシステムから別のシステムにハンドオフされるときに、移動先BSCと発展型ノードBとの間にトンネルを作成することができる。このトンネルは、発展型コアネットワークを経由する新しい接続が確立されている間に、GERANシステムとWTRUとの間で現在待ち状態にあるデータ伝送をeNode−Bを介して一時的に転送する。これは、移行中にデータが失われないことを保証するであろう。オペレータは、このステップを実施せず、GERAN BSCとeNode−Bとの間に接続が確立されない完全移行事例に進むことを選択することができる。データの転送は、2つのコアネットワーク間の上位レイヤで行われ得る。
【0012】
図4は、GPRS/GERANシステムからLTEシステムへの第3段階のハンドオフ手順400の一例を示す。図4に示すように、WTRUが、今では新MMEおよび移動先E−Node Bを介してアクセスゲートウェイ(AGW)に接続されている。
【0013】
図5は、WTRU510および基地局520の機能ブロック図である。図5に示すように、WTRU510は基地局520と通信し、その両方がGPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。
【0014】
典型的なWTRU内で見つけることができる構成要素に加えて、WTRU510は、プロセッサ515、受信機516、送信機517、およびアンテナ518を含む。プロセッサ515は、GPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。受信機516および送信機517は、プロセッサ515と通信する。アンテナ518は、無線データの送受信を助けるために受信機516および送信機517の両方と通信する。プロセッサ515、受信機516、送信機517、およびアンテナ518はGPRS/GERAN無線トランシーバとして構成するか、またはLTE EUTRAN無線トランシーバとして構成することができる。さらに、プロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナが1つだけ示されているが、WTRU510には複数のプロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナが含まれ、それにより様々なプロセッサ、受信機、送信機、およびアンテナの集まりが様々なモード(例えばGPRS/GERANトランシーバやLTE EUTRANトランシーバ)で動作できることに留意されたい。
【0015】
典型的な基地局内で見つけることができる構成要素に加えて、基地局520は、プロセッサ525、受信機526、送信機527、およびアンテナ528を含む。プロセッサ525は、GPRS/GERANからLTE EUTRANへのハンドオフをサポートするように構成される。受信機526および送信機527は、プロセッサ525と通信する。アンテナ528は、無線データの送受信を助けるために受信機526および送信機527の両方と通信する。
【0016】
WTRU510および基地局520は、他のネットワーク装置と通信してよいことに留意されたい。
【0017】
図6Aないし6Cは、ハンドオフ手順600の信号図の一例を示す。図6Aないし6Cの信号図には、デュアルモードWTRU(LTE/GERAN)510、T−ENB(移動先e−Node B)520、S−BSC(サービングBSC)530、LTE−MME540、サービング2G(第2世代)SGSN550、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560が示されている。WTRU510は、LTEおよびGERANトランシーバを含む。
【0018】
図6Aないし6Cに示すように、ユーザダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)トラフィックが、各エンティティとデュアルモードWTRU510のGERANモードとの間に生じている。ステップ601で、WTRU510において測定が行われる。一例では、この測定は、WTRU510内のGERANトランシーバによりLTEネットワークに対して行われる。次いで、WTRU510が、測定報告(LTE)信号(602)を、S−BSC530に伝送する。LTEを移動先としている状態で、システム間HOが開始される(ステップ603)。移動元セルIDおよび移動先セルIDを含むリロケーション要求信号604が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送される。このサービング2G SGSN550が、移動先システムIDおよびMME IDを特定し(ステップ605)、リロケーション要求をLTE−MME540に転送する。
【0019】
LTE−MME540が、移動先e−Node B IDを特定し、ユーザプロファイルおよびコンテキストを、それが信号メッセージ606に含まれていなかった場合に要求する(ステップ607)。LTE−MME540が、セルID、MME ID、GGSN TEID、および国際移動加入者識別番号/一時的移動加入者識別番号(IMSI/TMSI)を含むハンドオフ要求信号(608)をT−ENB520に送信する。T−ENB520が、チャネルの可用性を判定し、無線アクセスベアラ(RAB)確立を開始する(ステップ609)。T−ENB520が、(IMSI/TMSIを含む)ハンドオフ要求ACK信号(610)をLTE−MME540に伝送し、このLTE−MME540が、IMSIおよびT−E Node B IDを含むリロケーション応答信号611をサービング2G SGSN550に伝送する。次いで、LTE−MME540が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の活性化に備えるためにMM状態およびSM状態を作り出す(ステップ612)。
【0020】
サービング2G SGSN550が、TMSIおよびE−Node B IDを含むリロケーション命令信号(613)をS−BSC530に伝送し、そのS−BSC530が、データを転送するためのE−Node Bへの一時トンネルを確立する(ステップ614)。次いで、ユーザデータがT−ENB520とS−BSC530との間で転送され、HO命令615がT−ENB520からWTRU510のGERANトランシーバに伝送され、このWTRU GERANトランシーバが、移動先チャネルIDを含む開始/同期無線信号(616)をLTEトランシーバに伝送する。T−ENB520が、リロケーション検出信号(617)をLTE−MME540に送信し、LTEトランシーバが、開始/同期無線信号をACKする(618)。
【0021】
HO完了信号(619)が、GERANトランシーバからS−BSCに送信される。RAN情報およびRAB確立が、LTEトランシーバとT−ENB520との間で行われ(620)、ユーザDL/ULトラフィックが流れる。PSアタッチ信号(621)が、LTEトランシーバからT−ENB520に伝送され、T−ENB520が、その信号をLTE−MME540に転送する(622)。LTE−MME540が、PSアタッチ受付信号(623)をT−ENB520を介してLTEトランシーバに伝送し、LTEトランシーバが、T−ENB520を介してLTE−MME540に転送されるPSアタッチ受付ACK(624)で応答する。
【0022】
MME−LTEが、新E−Node B TEIDでPDPコンテキストを更新し(ステップ625)、更新PDPコンテキスト信号(626)をLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560に伝送する。さらに、GPRSトンネリングプロトコルユーザプレーン(GTP−U)を通じてユーザデータを伝送することができる。
【0023】
HO完了信号(627)が、LTE−MME540からサービング2G SGSN550に送信され、このサービング2G SGSN550が、解放信号(628)をS−BSC530に、かつHO完了ACK(629)をLTE−MME540に送信する。トラフィックが、LTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560によりSGSNからE−Node Bに切り替えられ(ステップ630)、S−BSC530が、E−Node B BSSトンネルを解放し、データの転送を停止する(ステップ631)。解放ACK(632)が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送され、ユーザDL/ULデータおよび制御データが、LTEトランシーバ、T−ENB520、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560間を進む。
【0024】
図7Aないし7Cは、代替ハンドオフ手順700の信号図の一例を示す。図7Aないし7Cに示すように、ダウンリンク(ユーザDL)/アップリンク(UL)トラフィックが、各エンティティとデュアルモードWTRU510のGERANモードとの間に生じている。ステップ701で、WTRU510において測定が行われる。次いで、WTRU510が、測定報告(LTE)信号(702)を、S−BSC530に伝送する。LTEを移動先としている状態で、システム間HOが開始される(ステップ703)。移動元セルIDおよび移動先セルIDを含むリロケーション要求信号704が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送される。このサービング2G SGSNが、移動先システムIDおよびMME IDを特定し(ステップ705)、リロケーション要求をLTE−MME540に転送する。
【0025】
LTE−MME540が、移動先e−Node B IDを特定し、ユーザプロファイルおよびコンテキストを、それが信号メッセージ706に含まれていなかった場合に要求する(ステップ707)。LTE−MME540が、セルID、MME ID、GGSN TEID、および国際移動加入者識別番号/一時的移動加入者識別番号(IMSI/TMSI)を含むハンドオフ要求信号(708)をT−ENB520に送信する。T−ENB520が、チャネルの可用性を判定し、無線アクセスベアラ(RAB)確立を開始する(ステップ709)。T−ENB520が、(IMSI/TMSIを含む)ハンドオフ要求ACK信号(710)をLTE−MME540に伝送し、このLTE−MME540が、IMSIおよびT−E Node B IDを含むリロケーション応答信号711をサービング2G SGSN550に伝送する。次いで、LTE−MME540が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の活性化に備えるためにMM状態およびSM状態を作り出す(ステップ712)。
【0026】
サービング2G SGSN550が、TMSIおよびE−Node B IDを含むリロケーション命令信号(713)をS−BSC530に伝送し、そのS−BSC530が、データを転送するためのE−Node Bへの一時トンネルを確立する(ステップ714)。次いで、ユーザデータがT−ENB520とS−BSC530との間で転送され、HO命令715がT−ENB520からWTRU510のGERANトランシーバに伝送され、このWTRU GERANトランシーバが、移動先チャネルIDを含む開始/同期無線信号(716)をLTEトランシーバに伝送する。ACK(717)がLTEトランシーバから送信され、HO完了メッセージ(718)がGERANトランシーバからS−BSC530に送信され、S−BSC530がHO完了信号(719)をT−ENB520に転送する。RANおよびRAB確立が、LTEトランシーバとT−ENB520との間で行われ、T−ENB520がリロケーション検出メッセージ(720)をLTE−MME540に伝送する。
【0027】
ユーザDL/ULトラフィックが、LTEトランシーバとT−ENB520との間に生じる。MME−LTEが、新E−Node B TEIDでPDPコンテキストを更新する(ステップ721)。
【0028】
HO完了信号(722)が、LTE−MME540からサービング2G SGSN550に送信され、このサービング2G SGSN550が、解放信号(723)をS−BSC530に、かつHO完了ACK(724)をLTE−MME540に送信する。トラフィックが、LTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560によりSGSNからE−Node Bに切り替えられ(ステップ725)、S−BSC530が、E−Node B BSSトンネルを解放し、データの転送を停止する(ステップ726)。解放ACK(727)が、S−BSC530からサービング2G SGSN550に伝送され、ユーザDL/ULデータおよび制御データが、LTEトランシーバ、T−ENB520、およびLTE UPE/ゲートウェイ/GGSN560間を進む。
【0029】
図1ないし7Cで先に説明したように、WTRU510が、移動元3GPPアクセスシステムにより移動先3GPPアクセスシステムに変更するように命令される前に、移動先3GPPアクセスシステムで無線リソースが準備される。コアネットワークリソースが割り当てられる間にデータを転送するために、2つの無線アクセスネットワーク(RAN)(基本サービスセット(BSS:basic service set)およびE−Node B)間にトンネルが確立される。
【0030】
モバイルのモビリティコンテキストおよびセッションコンテキストを交換するために、2G/3G SGSNと、対応するMMEとの間にコアレベルで制御インタフェースがあってよい。加えて、移動先システムは、無線リソース構成、移動先セルシステム情報、等、などの無線アクセス要件に関する指示をWTRU510に与えることができる。
【0031】
ハンドオフ中には、ユーザデータが失われることを(例えば転送により)避けるために、U−プレーンが移動先システムに直接切り替えられる前に、DLU−プレーンデータが移動元システムから移動先システムに送信される中間状態がある。3GPPアンカが、DL U−プレーンデータを直接移動先システムに送信できると判定するまで、バイキャストを使用することもできる。
【0032】
諸特徴および要素を上記に特定の組合せにより説明したが、各特徴または要素を、他の特徴および要素なしに単独で、または他の特徴および要素を伴うもしくは伴わない様々な組合せで使用することができる。本発明で提供する方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読記憶媒体中に実施されるコンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体記憶装置、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクやデジタル多機能ディスク(DVD)などの光学媒体が含まれる。
【0033】
適切なプロセッサには、例えば汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1個または複数個のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向けIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuits)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)および/または状態機械が含まれる。
【0034】
ソフトウェアに関連するプロセッサを、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、ターミナル、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバを実装するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカホン、振動装置、スピーカ、マイクロホン、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲーム機モジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線LAN(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアによって実装されるモジュールと組み合わせて使用することができる。
【0035】
実施形態
1.汎用パケット無線サービス(GPRS)、モバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク用グローバルシステム(GERAN)、およびロングタームエボリューション(LTE)発展型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)からのハンドオフ(HO)をサポートする方法。
2.LTE測定報告を受信するステップをさらに含む実施形態1記載の方法。
3.LTEネットワークへのハンドオフ(HO)を開始するステップをさらに含む実施形態1または2記載の方法。
4.リロケーション要求信号を伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし3のいずれかに記載の方法。
5.発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を含むリロケーション命令信号を受信するステップをさらに含む実施形態1ないし4のいずれかに記載の方法。
6.発展型ノードB(eNB)識別子(ID)によって識別された発展型ノードB(eNB)へのトンネルを確立するステップをさらに含む実施形態1ないし5のいずれかに記載の方法。
7.確立されたトンネルを介してユーザデータを転送するステップをさらに含む実施形態1ないし6のいずれかに記載の方法。
8.ハンドオフ(HO)命令を無線送受信ユニット(WTRU)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし7のいずれかに記載の方法。
9.ハンドオフ(HO)完了信号を無線送受信ユニット(WTRU)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし8のいずれかに記載の方法。
10.解放確認応答(ACK)信号を伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし9のいずれかに記載の方法。
11.リロケーション要求信号を受信するステップをさらに含む実施形態1ないし10のいずれかに記載の方法。
12.移動先発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を特定するステップをさらに含む実施形態1ないし11のいずれかに記載の方法。
13.ハンドオフ(HO)要求信号を移動先発展型ノードB(eNB)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし12のいずれかに記載の方法。
14.ハンドオフ(HO)要求ACK(確認応答)を移動先eNBから受信するステップをさらに含む実施形態1ないし13のいずれかに記載の方法。
15.MM(モビリティ管理)状態を作り出すステップをさらに含む実施形態1ないし14のいずれかに記載の方法。
16.リロケーション検出信号を移動先発展型ノードB(eNB)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし15のいずれかに記載の方法。
17.PSアタッチ信号を前述の移動先発展型ノードB(eNB)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし16のいずれかに記載の方法。
18.PDP(パケットデータプロトコル)コンテキストを前述の移動先発展型ノードB(eNB)識別子(ID)で更新するステップをさらに含む実施形態1ないし17のいずれかに記載の方法。
19.ハンドオフ(HO)完了信号をサービングGPRSサポートノード(SGSN)に伝送するステップをさらに含む実施形態1ないし18のいずれかに記載の方法。
20.ハンドオフ(HO)完了ACKをサービングGPRSサポートノード(SGSN)から受信するステップをさらに含む実施形態1ないし19のいずれかに記載の方法。
21.実施形態1ないし20のいずれかに記載の方法を実行するように構成される基地局コントローラ。
22.受信機をさらに備える実施形態21に記載の基地局コントローラ。
23.前述の受信機および送信機と通信するプロセッサをさらに備える実施形態21ないし22のいずれかに記載の基地局コントローラ。
24.プロセッサは、GERANネットワークからLTEネットワークへのハンドオフ(HO)を開始するように構成される実施形態21ないし23のいずれかに記載の基地局コントローラ。
25.プロセッサは、リロケーション要求を伝送するようにさらに構成される実施形態21ないし24のいずれかに記載の基地局コントローラ。
26.プロセッサは、発展型ノードB(eNB)識別子(ID)を含むリロケーション命令を受信するようにさらに構成される実施形態21ないし25のいずれかに記載の基地局コントローラ。
27.プロセッサは、移動先発展型ノードB(eNB)とのトンネルを確立し、前述のトンネルを介して前述の移動先発展型ノードB(eNB)にユーザデータを転送するようにさらに構成される実施形態21ないし26のいずれかに記載の基地局コントローラ。
28.プロセッサは、ハンドオフ(HO)命令を無線送受信ユニット(WTRU)に伝送するようにさらに構成される実施形態21ないし27のいずれかに記載の基地局コントローラ。
29.プロセッサは、ハンドオフ(HO)完了信号を無線送受信ユニット(WTRU)から受信するようにさらに構成される実施形態21ないし28のいずれかに記載の基地局コントローラ。
30.プロセッサは、解放確認応答信号を伝送するようにさらに構成される実施形態2
1ないし29のいずれかに記載の基地局コントローラ。
31.実施形態1ないし30のいずれかに記載の方法を実行するように構成されるデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
32.GERANトランシーバおよびLTEトランシーバをさらに備える実施形態31に記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
33.GERANトランシーバは、LTEネットワークに対する測定を行うように構成される実施形態31ないし32のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
34.GERANトランシーバは、LTE測定報告信号をBSC(基地局コントローラ)に伝送するように構成される実施形態31ないし33のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
35.GERANトランシーバは、BSCからハンドオフ(HO)命令を受信するように構成される実施形態31ないし34のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
36.GERANトランシーバは、LTEトランシーバと無線を開始/同期させるように構成される実施形態31ないし35のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
37.LTEトランシーバは、ハンドオフ(HO)完了信号をBSCに伝送し、移動先eNB(発展型ノードB)とのユーザダウンリンク/アップリンクトラフィックを確立するように構成される実施形態31ないし36のいずれかに記載のデュアルモード無線送受信ユニット(WTRU)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)であって、
ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を実行し、汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局へ測定報告を送信するように構成されたプロセッサを具え、
前記プロセッサは、さらに、前記GERAN基地局によって送信されたハンドオーバコマンドを受信するように構成され、前記ハンドオーバコマンドは、前記LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含み、
前記プロセッサは、さらに、前記ハンドオーバコマンドに応答して、前記LTEセルとの接続を確立するように構成されたことを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
方法であって、
無線送受信ユニット(WTRU)によって、ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を実行するステップと、
前記無線送受信ユニット(WTRU)によって、汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局へ測定報告を送信するステップと、
前記GERAN基地局によって送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップと、
ここで、前記ハンドオーバコマンドは、前記LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含み、
前記ハンドオーバコマンドに応答して、前記LTEセルとの接続を確立するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項3】
汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局であって、
無線送受信ユニット(WTRU)から、ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を含む測定報告を受信するように構成されたプロセッサを具え、
前記プロセッサは、さらに、前記測定報告に応答して、前記無線送受信ユニット(WTRU)へハンドオーバコマンドを送信するように構成され、前記ハンドオーバコマンドは、LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含むことを特徴とする汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局。
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)であって、
ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を実行し、汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局へ測定報告を送信するように構成されたプロセッサを具え、
前記プロセッサは、さらに、前記GERAN基地局によって送信されたハンドオーバコマンドを受信するように構成され、前記ハンドオーバコマンドは、前記LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含み、
前記プロセッサは、さらに、前記ハンドオーバコマンドに応答して、前記LTEセルとの接続を確立するように構成されたことを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
方法であって、
無線送受信ユニット(WTRU)によって、ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を実行するステップと、
前記無線送受信ユニット(WTRU)によって、汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局へ測定報告を送信するステップと、
前記GERAN基地局によって送信されたハンドオーバコマンドを受信するステップと、
ここで、前記ハンドオーバコマンドは、前記LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含み、
前記ハンドオーバコマンドに応答して、前記LTEセルとの接続を確立するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項3】
汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局であって、
無線送受信ユニット(WTRU)から、ロングタームエボリューション(LTE)セルでの測定を含む測定報告を受信するように構成されたプロセッサを具え、
前記プロセッサは、さらに、前記測定報告に応答して、前記無線送受信ユニット(WTRU)へハンドオーバコマンドを送信するように構成され、前記ハンドオーバコマンドは、LTEセルに関する無線リソース構成および移動先セル情報を含むことを特徴とする汎用パケット無線サービス(GPRS)グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション無線アクセスネットワーク(GERAN)基地局。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【公開番号】特開2013−17216(P2013−17216A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−193136(P2012−193136)
【出願日】平成24年9月3日(2012.9.3)
【分割の表示】特願2009−550094(P2009−550094)の分割
【原出願日】平成20年2月12日(2008.2.12)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年9月3日(2012.9.3)
【分割の表示】特願2009−550094(P2009−550094)の分割
【原出願日】平成20年2月12日(2008.2.12)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】
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