説明

PSAフロー変動の改良された制御のための方法と装置

【課題】 PSAフロー変動の改良された制御のための方法と装置を提供することである。
【解決手段】 少なくとも1つのガスコンポーネントを複数の容器の各々の容器の中に提供された吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離する工程を含んでいる圧力スイング吸着プロセス。分離する工程は、単一の均圧サイクルを有する。分離する工程は、複数の容器の容器あたりに、4つのバルブだけで好ましくは実行される。加えて、本発明の圧力スイング吸着システムは、少なくとも1つのガスコンポーネントを前記吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離するように構成された吸着体マスを各々含む複数の容器を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2005年1月12日に提出された発明の名称「PSAフロー変動の改良された制御のための方法と装置」である仮出願番号60/642,989に関連がある。この出願の内容は、参照によってここに引用したものとする。
【0002】
圧力スイング吸着(pressure swing adsorption:PSA)は、ガスの精製のために一般的に用いられる処理(プロセス)である。典型的なアプリケーションは、ガス混合からの水素の分離、天然ガスからのヘリウムの分離、埋め立て地ガス(landfill gas)の精製、並びに、酸素、窒素および/またはアルゴンの製造のための大気分離を含む。
【背景技術】
【0003】
関連技術のPSAシステムは、それらの非常に大きなプロダクト、および、ラフィネート(raffinate)ガスフローの揺らぎによって制限される。これらの揺らぎは、PSAシステムに接続された下流側プロセス装置の固有関数(proper function)を許容するフロー揺らぎを十分に弱めるため、相当の蓄積またはサージタンクを必要とする。
【0004】
工業規模のガス分離は、伝統的に、与えられた純度の加圧されたプロダクトの部分的な回収(fractional recovery)を促進するために少なくとも1つの圧力平衡(pressure−equalizing)ステップを備えているPSAサイクルを使用して実行された。増加された部分的な回収は、ラフィネートサージタンクに受け付けられないガスの量を減少させ、加圧されたプロダクトガスのより近い連続フローを確実にする。3つ以上の平衡(equalization)を有するサイクルは、知られている。
【0005】
関連技術のフロー脈動(pulsation)を減少するためにとられる別のステップは、単一のプロセスのつながり(train)において、多くの平衡および多くの容器を有するサイクルを運転することである。多くの容器および多くの平衡ステップを有するPSAシステムの実施例は、Fudererその他に対する米国特許第3,986,849号であり、それは、10個もの吸着体容器、および55個のバルブを所有しているプロセスつながりを記載する。工業用途において、回収可能なプロダクトの損失に対する高いエネルギーコストおよび運転コストは、通常、大きいプラントを除いて、1つ以上の均圧を有するより複雑なPSAサイクルに対する複雑さのかなりの増加によって、より重要になる。したがって、大部分のプラントは、加圧されたプロダクトおよびラフィネートガスの両方に対し極めて大きいサージタンクを使用する。
【0006】
全てのタイプのPSAシステム関連技術は、特に多重の平衡(multiple equalizations)を有するそれらを除いて、それらの非常に高い複雑さおよび付随する多くの部品点数による厳しい制限も受ける。この非常な複雑さは、部品故障の確率を増加させるだけでなく、システムの大きさ、組立時間および材料費用を増加させる。大部分の関連技術PSAシステムは、単一障害点システム(single point of failure systems)である。顕著な例外は、デマイヤーその他(De Meyer et al.)に対する米国特許第4,234,322号、およびローマクス(Lomax)による米国特許第6,699,307号にて明らかにされたプロセスである。典型的な関連技術プロセスでさえ、PSAプラントは、結局、不完全な部品のメインテナンスを実行することを停止(シャットダウン)しなければならない。このようなシャットダウンは、それらが全体のプロセス設備に対する失われた生産時間の重要な量を負うので、極めて好ましくない。更に、PSAが高温プロセス、例えば炭化水素蒸気改質装置(reformer)、自己熱交換式改質装置、部分酸化改質装置、アンモニア合成プラントまたはエチレンクラッカに接続されるときに、接続されたプロセス装置の寿命はシャットダウンおよびリスタートイベントの間に受ける高い機械的応力のために非常に短くなり得る。
【0007】
Keeferその他は、より高い全体システム容量を達成するために多重の回転PSAモジュール(multiple rotary PSA modules)を並列に用いたシステムを米国特許第6,051,050号に記載するが、故障の場合にはこれらのモジュールを運転する方法または戦略を開示していない。Keeferその他の回転モジュールは、産業プラクティスにおいて受け入れられるそれらとは全く異なっており、バルブで調節されたPSA装置(valved PSA apparatus)と同様の単一点のバルブ障害を受けるものではない。障害のそれらのモードは、段階的なシール障害を介するものである。Keeferのモジュールもアクティブベッドの極めて多数を有し、それらはしたがって、プロダクトおよびラフィネートガス流量脈動の変動に関してはより少ない。Keeferその他の低脈動回転モジュールおよびヒルその他(Hill et al.)に対する米国特許第5,112,367号、米国特許第5,268,021号、および、米国特許第5,366,541号の同様の発明は、摺動シールのそれらの使用による不可避のリークに苦しむ。制限されたシール寿命によるメインテナンス問題と同様に、このリークは、純度減少、および、プロダクトリカバリーをもたらす。高圧は、これらの問題を悪化させ、関連技術で受け入れられるバルブで調節されたPSA装置よりも、産業的に重要なセパレーションに対して望ましくない回転モジュールにさせる。
【0008】
関連技術のバルブで調節されたPSAシステムの極めて大きいサイズ、および、それらの非常に高いコストのため、プロセスシャットダウンを防止するためにバックアップのPSA容量を提供することは、特に均圧(pressure equalizations)および多数の吸着ベッドを有するバルブで調節されたPSAシステムのために、それらの付随する高複雑さを伴っており、極めて好ましくないままであった。
【0009】
本発明の発明者は、米国特許第6,755,895号(今後、895特許)にて、均圧を使用しているPSA装置の複雑さを大幅に減少する先進のPSAシステムの改良装置を以前に開発した。我々は、また、米国特許第6,699,307号(今後、307特許)にてPSAサイクルを実行するのに必要とするバルブの数を激減させるPSAサイクルを実行する新しい方法を開発した。我々は、また、出願中の米出願シリアル番号10/453,601号(今後、601出願)にてパージおよび平衡ガスのフローの制御を改良された方法を、同じく、出願中の米出願シリアル番号10/615,244号(今後、244出願)の、より高度なPSA装置並びにフローの変動性、製造コストを減少し、サービスおよび障害許容の容易さを提供するモジュール式のPSA装置の多重使用による新規なアプローチを開発した。これらの引用の全ては、それらの全体において本願明細書に引用したものとする。これらの発明は、全ての関連技術のPSAの欠点を対象にするが、改良の更なる余地は残っている。
【0010】
307特許の新規なPSAサイクルは、多重の均圧から利益を得る分離(セパレーション)に向けられる。そして、それは通常、平衡分離のための最適のPSAプロダクトリカバリーを得る際に有益である。しかしながら、特定の状況の下で、単一の均圧は、性能を最大にすることが好まれ得る。実施例は、パージガスの異常に高い量が、吸着体マスのボイドフラクションが低いところであるか作動圧力が低いところである吸着体表面から、吸着された不純物を取り除くのに必要とされる場合を含む。精製されたプロダクトの経済的な価値が低いときに、同じ状況は生じ得て、PSAに対する許される資本費は、非常に低い。
【発明の概要】
【0011】
244出願のモジュール式のPSAの方法と装置は、PSAプラントの流量変動を非常に減少し、それは、この変動を緩衝するためにガスストレージタンクの必要ボリュームを潜在的に減少し、配管およびバルブ類の必要サイズを減少し、PSAプラントのトータル設置面積を減少する。しかしながら、配管コネクション、構造的支持体などの数を不利に増加させる。
【0012】
したがって、本発明は、有利に、容器あたりに単に4つのバルブを使用して単一の均圧を有する圧力スイング吸着システムを提供する。
【0013】
本発明は、更に有利に、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルが単一の機械的なアセンブリに提供される圧力スイング吸着装置を提供する。
【0014】
本発明も、有利に、排ガス流量の変動を減少する並列して運転される2つの単一の平衡PSAサイクルを使用する圧力スイング吸着プロセスを提供する。
【0015】
さらにまた、本発明は、有利に、独立してまたは同時にプロダクトおよび排ガス流量の変動を最少にするために圧力スイング吸着サイクルを最適化する方法を提供する。
【0016】
これらの、および他の目的は、図を参照することによって、より明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】単一の均圧PSAサイクルを実行することが可能な4つの容器のPSAシステムを示しているプロセス図である。
【図2】図1の単一の平衡PSAシステムに対するバルブタイミング図である。
【図3】並列に運転している2つの単一の平衡PSAシステムを有するPSAを示すプロセス図である。
【図4】図3の並列の単一の平衡PSAシステムに対するバルブタイミング図の第1の実施形態を示す図である。
【図5】図3の並列の単一の平衡PSAシステムに対するバルブタイミング図の第2の実施形態を示す図である。
【図6】図3のプロセスを実行するPSA装置の等角投影図である。
【図7A】本発明によるスロット調整しているアセンブリの前平面図である。
【図7B】図7Aのスロット調整しているアセンブリの側面図である。
【図7C】図7AのラインVIIC――VIICに沿って取られたスロット調整しているアセンブリの側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、吸着体容器10、20、30、および、40を有するPSAシステム100を示す。これらの吸着体容器は、307特許のプラクティスにより、4つの並列流れマニホールド、すなわちフィードマニホールド1、プロダクトマニホールド2、排ガスマニホールド3、並びに、平衡およびパージマニホールド4に接続される。容器は、対応する生ガスフィードバルブ11、21、31および41、プロダクトバルブ12、22、32および42、排気バルブ13、23、33および43、並びに、平衡およびパージバルブ14、24、34および44を付けられている。この機械的な配置は、したがって、各々4つのバルブを有する4つの容器を有する。
【0019】
本装置は、307特許のバルブタイミングサイクルまたは図2のバルブタイミングサイクルのいずれかを実行するために有利に用いることができる。図2は、8つの時間セグメントに分けられたバルブタイミングサイクルを示す。ここで、時間ステップは、フィードマニホールド1に提供される混合フィードガスから並列のプロダクトマニホールド2に供給される所望のプロダクトガスの連続精製を遂行するために繰り返される。図2は各々の容器が互いに対して適時にシフトされる同一のプロセスステップを実行することを示すので、容器10に対するステップについてだけは、詳細に説明される。第1の時間ステップの間、容器10は、吸着ステップ(adsorption step:A)にあり、そこにおいて混合フィードガスバルブ11がオープンであり、プロダクトバルブ12も、オープンである。バルブ13および14は、閉である。汚いフィードガスは、ペレットまたは押出し物のベッドとして、固体のモノリシックマスとして、圧延布または紙として、パウダーとして、またはいかなる公知技術の他のよく知られている吸着体手段によって提供される容器10の吸着体マスを介して伝播する。吸着体マスの選択は、セパレーションの化学作用によって決定され、従来技術において一般に公知である。吸着体マスの選択は、本発明のプラクティスに影響を及ぼさない。
【0020】
第1の時間ステップの後、吸着は、前記フィードガスバルブ11およびプロダクトバルブ12を閉じることによって止められる。不純物が吸着体容器10のプロダクト側に到達する前に、実質的に純粋なプロダクトガスの製造において、吸着ステップは止められる。この点で、吸着体マスのボイドスペースは、価値ある純粋なプロダクトガスでなお満たされる。この残渣の純粋なプロダクトが、それで、容器40に再加圧するために、第2の時間ステップで使われる。吸着体容器10に対する第2の時間ステップは、均圧ステップ(equalization step:Ed)と称し、ここで、容器10は、フィードガス圧の近傍の第1の最高圧力から第2の低圧力に減圧され、容器40は、第3の低圧力から基本的に同じ第2の圧力まで加圧される。この時間ステップの間、平衡およびパージバルブ14および44がオープンである一方、容器10のフィードプロダクトおよび排気バルブ11および41、12および42、および、13および43、並びに、容器40は、閉位置にある。
【0021】
吸着体容器10に対する第3の時間ステップにおいて、容器10は、そのボイドスペースが実質的に純粋なプロダクトガスによってなお満たされる第2の中間圧力でプロセスを開始する。このガスは、吸着された不純物の容器20をパージするために用いられる。容器20は、この時間ステップの間の第3の低圧力にあり、容器10と容器20との間の流量は、601出願のフロー制御方法によって、オリフィスプレートの使用により、または所望のフロー制御に影響を及ぼす最適に制限的なオリフィスを有するバルブ14および24の供給によって制御されることができる。この時間ステップの間、バルブ14および24は、パージガスを容器20に移すためにオープンであり、排気バルブ23は、パージガスおよびパージされた不純物を排気マニホールド3へと流すことができるようにオープンである。これらの2つの容器に対する他の全てのバルブは、容器10に対する時間ステップ3の提供パージステップ(provide purge step:pp)の間、閉である。
【0022】
時間ステップ3の提供パージステップの後、容器10は、第2の圧力と、最も低い第3の圧力との間の第4の中間圧力にある。ボイドスペースのガスは、未だ実質的に純粋である。容器10に対する他の全てのバルブがブローダウンステップ(blowdown step:BD)と称する容器10に対する第4のステップで閉じられる一方、このガスは、バルブ13を開くことによって排気マニホールド3に解放される。このステップは、第3の最も低圧力を、又はその近くの圧力を容器10にもたらす。第4の時間ステップ終了後、パージガスは、バルブ34および14を介して容器30から容器10へと提供され、容器10に対するパージステップ(purge step:P)を提供するためにバルブ13によってパージされた不純物ガスと一緒になって排気マニホールドに運ばれる。時間ステップ5の終了後、容器10は、不純物のパージがされて、そして第3の最も低圧力になる。
【0023】
時間ステップ6の間、容器40からの純粋なガスは、均圧ステップ(pressure equalization step:EP)の容器10に再加圧するために用いられる。この場合、バルブ14および44は、オープンであり、これらの容器に対する他のバルブは、閉である。このステップは、容器10に第2の中間圧力をもたらす。
【0024】
吸着が再び開始する前に、プロダクトガスマニホールドからの純粋なプロダクトガスを使用して容器10の最終的な再加圧(final repressurization:FP)のステップを実行することは、望まれ得る。容器10に対する他の全てのバルブが閉じる一方、これは、プロダクトバルブ12を開くことによって時間ステップ7で起こる。混合フィードガスによるいくつかの再加圧が使われるところで、これの変動は、可能である。フィードガスによる加圧の使用は、本発明のプラクティスに影響を及ぼさない。
【0025】
第8の時間ステップの吸着(adsorption:A)は、バルブ11を介して混合フィードガスを受け入れ、バルブ12を介してプロダクトを供給することによって、再び開始される。ステージ間の正確な圧力レベルが公知技術のプラクティスにより調整されることができることは、先の考察から明白である。更に、同じ装置を使用して307のサイクルに係る2つの均圧PSAサイクルを実行することは、また、可能である。
【0026】
図3は、図1のPSAシステム100を使用し、第2の同一のPSA101と結合している改良されたPSAシステムを示す。
【0027】
PSAサイクル101の容器は、50、60、70、および、80と表示し、それらのそれぞれのバルブは、PSA100に対したされたのと同様な番号をつけられる。2つのPSAのものが共通のフィードマニホールド1、プロダクトマニホールド2、および排気マニホールド3を介して接続されることは、注目すべきことであるが、しかし、平衡およびパージマニホールド4および5を分離する。したがって、244出願の方法に係るPSAモジュールを分離するように、これらの2つのPSA100および101は、操作されることができる。しかしながら、本発明で、それらは、単一の機械的なアセンブリ102に結合される。このアセンブリは、図6に示される。少なくとも2つのPSAモジュールを単一の機械的なアセンブリ102に結合することによって、フィッティングおよびパイプの数は、有利に減少する。更に、これらの部品を受け入れる機械加工、または形成された形態の数は、同様に減少する。更に、その機械的強度が増加し、機械的な支持構造物のその必要性は有利に減少すると共に、組み合わされた装置の必要とされるサイズおよび重量は有利に減少する。
【0028】
図4は、図3の2−モジュールPSAを使用するバルブタイミングサイクルの実施形態を示す。図2の時間ステップの各々が図4における2つの時間ステップをもたらすように、このバルブタイミング図は、16個の時間ステップに更に分けられる。したがって、提供パージステップが、PP1およびPP2になり、最終的な加圧ステップは、FP1およびFP2になる。図4において、PSA101に対するPSAサイクルは、2つの時間ステップによってPSAサイクル100からオフセットされる。そして、それは図2の8−ステップサイクルの1つの時間ステップによるオフセットと同一である。フロー変動の相対的減少をより理解するために、我々は、排ガス流量値の行と、吸着し得る吸着体容器の最大数とを図4に付け加えた。排ガス流量に対して、我々は、排ガスを発生する各々のステップに対して次の流量を有する実施例PSAを仮定する。PP1はガスの2.1ユニットを提供し、PP2はガスの1.4ユニットを提供し、BD1はガスの2.8ユニットを提供し、BD2はガスの0.7ユニットを提供する。各々の時間ステップに対して解放された排ガスの合計は、そのバルブサイクルに対して図4に示される。最終的な加圧がいくつかの条件下で非常に急速になされ得るように、吸着体容器の最大数はFP2の間の吸着を含み、および、時間FP2は吸着に利用可能であり得る。したがって、流量を減少し、混合フィードガスの所望されないコンポーネントから所望のプロダクトを分離することを改良する。吸着ステップとしてのFP2の使用は、まったく任意であり、本発明のプラクティスに影響を及ぼさない。
【0029】
別のバルブタイミングサイクルの実施形態は、図5に示される。そして、それはまた、排ガス流量および吸着する容器の数を示している。PSA100に対する時間サイクルは、図5の実施形態のPSA100に対して、PSAサイクルから16個の時間ステップの1つによってオフセットされる。上でリストされた実施例PSAの排ガスフローに対して、下の表は、図4、図5の実施形態と、両方のPSAサイクルが同時に操作される場合との間の排ガスフローの変動性をまとめたものである。この表は、図4の実施形態が、244出願のように同期をとって両方のPSAモジュールを操作することと比較してピークの排ガス流量および排ガス流量の変動性の両方とも減少していることを示す。更に、最少流量も、同期運転と比較して有利に増加する。この利点は、244出願の教示から予想され、および、ここで組み合わされる2台の単一の平衡モジュールを有する具体例に対して有効である。
【0030】
表は、図5のタイミングサイクルのように、多くの区別可能な時間ステップとしてバルブタイミングを2倍に分け、単一の時間ステップによってサイクルをオフセットすることによって、変動性が実質的なマージンによって更に減少することを示す。これは、更に最大の排ガス流量の実質的な減少および最少の排ガス流量の増加を伴う。対応して、これらの変化は、流量および/またはフローの圧力変動を減少するためのバッファーストレージリザーバー容量(reservoir capacity)を提供することの必要性を減らす。それらは、また、有利に、排ガスマニホールドおよびバルブオリフィスが同じ許容されるピーク圧力損失に対してサイズを減少することを許容する。
【表1】

【0031】
時間ステップの期間は、等しくまたは不等であることができる。これは、時間ステップの流量を16個の等しい時間ステップに基づく実施例において使用されるそれらから変えることができる。実際、PSAバルブタイミングサイクルは、最適化を導入するために、時間ステップのより多くの数に分けられることができる。加えて、バルブタイミングは、排ガス流量の代わりに排ガス組成に対して最適化されることがあり得て、または事実、プロダクト流量に対し代わりに最適化されることがあり得た。さらに一般的にいえば、別々のバルブタイミングサイクルは、排ガスフロー、種の排ガス濃度、プロダクトガス流量などのような各々のPSA変数に対して時間関数を生じる。これらの時間関数は、イベントを開閉している非常に近いバルブを除き基本的に連続的である。これらの関数は、標準数学関数(normal mathematical functions)を使用して、積分される(integrated)ことができ、および、微分される(differentiated)ことができる。これらの関数に対して、極座標のPSAサイクルのトータル期間を2πラジアン、すなわち全サイクルまたは円と考えることは、有効である。したがって、図5の等しい時間ステップを有する16個の時間ステップPSAサイクルにおいて、容器10は、サイクルの位置πラジアンでパージステップを開始する。
【0032】
したがって、我々は、少なくとも2つのPSAサイクルの組合せがそれらのバルブタイミングの間の位相角によって操作されることができることを発見した。サイクルにおいて16個の等しい時間ステップ、および、2つのステップの位相角を有する図4の実施例において、この位相角は、π/4の極座標の値を有する。16個の等しい時間ステップを有する図5の実施形態において、この位相角は、π/8の値を有する。実施例のPSAにおいて、π/8の値を有する図5の位相角が、図4において2倍大きい位相角を有する実施形態より排ガス流量の低い変動性を与えることが、表から示すことができる。排ガス流量のこの変動性は、時間領域(time domain)において、若しくは上で議論された極座標において、PSAサイクルに対する排ガス流量関数の合計から生じる連続関数の振幅として表されることができる。このような数学関数の組合せの振幅を最小にする数学的技術は、公知技術である。
【0033】
更に、2つの間の位相角または同時に関連する複数の変数を最小にするPSAサイクルを選ぶことは、可能である。たとえば、排ガスの流量およびプロダクトガスの流量、または、いくつかの排ガス種の組成およびトータル排ガス流量である。直接、第2のプロダクトとしての種、または次の精製のための種のより多いかより少ない量を取り込むために、発明の方法を使用して、いくつかの変数の、例えばいくつかの排ガス種の濃度の変動を最大にすることは、また、可能である。これらの多様な目的は、基本的なPSA装置に実質的な変更をさせることなく、または逆に複雑さに影響を与えることなく遂げられることができる。
【0034】
図6は、図3のプロセス図を実行するPSA装置を示す。アセンブリ210は、、プロダクトマニホールド2、並びに、平衡およびパージマニホールド4および5に接続するために、またはそれらを収容するために用いられる。アセンブリ220は、フィードマニホールド1、および、排気マニホールド3に接続するために、またはそれらを収容するために用いられる。アセンブリ210およびアセンブリ220は、示すように共に複数のロッドで好ましくはつながれる。
【0035】
本発明は、有利にフロー変動抑制の態様を提供する。PSAの容器の異なるペアーの間のフローは、同じサイクルステップの実行のために、好ましくは等しい。したがって、提供パージ1ステップ、PP1は、本発明の装置の容器の8個の区別可能なペアリングの間で実行される。これらの8個のペアリングの間の流量特性の不一致は、さまざまな容器が吸着された不純物種の中でパージされる程度の変動を生じる。これは、PSAから純粋なプロダクトガスの部分的なリカバリの好ましくない減少(reduction)をもたらすことができる。不必要なフロー変動を最少にするために、図7A、図7B、および図7Cにて図示するように、スロット調整オリフィス310を含むスロット調整アセンブリ300は、たとえば、平衡およびパージマニホールド4および5に沿って、もしくは他のマニホールドの容器の間の位置に提供されることができできる。1つの実施形態において、スロット調整アセンブリが、米国特許第6,887,301号に記載されている多孔質金属フリットの代わりに使われることができる。このようなオリフィスは、有利に変動性の最少を伴って、所定の、所望の流量特性を提供する。残念なことに、製造の変動性がスロット調整のオリフィスの流量特性の実質的な違いを生じ得ることが分かっている。
【0036】
たとえば、単一のオリフィスで、約0.003インチの標準偏差を有する0.095インチの平均オリフィス径をを各々有するスロット調整アセンブリのグループにおいて、フローの標準偏差は、大きくなることがわかった。しかしながら、単一のオリフィスで、0.001インチの標準偏差を有する0.095インチのオリフィス径を各々有するスロット調整アセンブリのグループにおいて、フローの標準偏差は、第1のオリフィスの実施例の約半分であった。標準偏差のこの種の減少は、製造のより高い注意を介して、例えば穿設されたオリフィスの慎重なリーミングおよびばり取り、オリフィスの精密穿孔またはワイヤカット放電加工法(wire EDM)または他の同様の精密穴あけ技術の使用で、得られることができる。このような技術は、オリフィス径の標準偏差をわずか0.0001に限定するために有利に用いられることができる。したがって、本発明は、各々のオリフィスの直径の標準偏差が平均オリフィス径の2%未満で維持されるスロット調整アセンブリを、および、圧力スイング吸着システムにインストールされたオリフィスのアレイのオリフィス径の標準偏差が平均オリフィス径の2%未満であるスロット調整アセンブリを好ましくは含む。
【0037】
さらにまた、3つのオリフィスのアレイを各々有し、各々のオリフィスが0.001インチの標準偏差を有する0.055インチの直径を有するものであるスロット調整アセンブリのグループにおいて、フローの標準偏差は、第1のオリフィスの実施例の約4分の1であった。特に、この更なる減少は、オリフィスを製造する精度の増加なしで得られた。かくして、必要な所定のフロー限定に対して、等しい製作公差のために、少なくとも2つの分離したオリフィスを有するオリフィスアセンブリは、単一のオリフィスを有するものより好まれる。
【0038】
本発明の好ましい実施態様を説明するためにここで例示的実施形態が示され、記載されているが、それが本願明細書にいかなる形であれ請求項の範囲を制限するはずでない点に留意する必要がある。
【0039】
本発明の多数の修正および変更形態は、上記の教示を考慮して可能である。従って、添付の請求の範囲で、本発明が、ここで特に記載されているより他の形態で実施されることができるものであると理解され得る。
【0040】
本発明、および、それの多数の効果のより完全な理解は、上記の詳細な説明によって、特に添付の図面とともに考慮されるときに、直ちに明らかになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのガスコンポーネントを複数の容器の各々の容器内に提供された吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離する工程を具備し、
前記分離する工程は、単一の均圧サイクルを有する圧力スイング吸着プロセス方法。
【請求項2】
前記分離する工程は、前記複数の容器の各容器あたり単に4つのバルブによって実行される請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項3】
4つの容器を使用して実行される請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項4】
前記複数の容器の各々の容器は、フィードマニホールド、プロダクトマニホールド、排ガスマニホールド、および平衡およびパージマニホールドを具備する4つの並列フローマニホールドに接続されている請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項5】
単一のバルブは、前記複数の容器の各々個別の容器に、前記4つの並列フローマニホールドの各々のマニホールドを接続する導管に沿って提供されている請求項4に記載のプロセス方法。
【請求項6】
前記分離する工程は、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルを実行することを具備し、
前記独立した圧力スイング吸着サイクルは、前記複数の容器の各々の一組の容器に各々実行される請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項7】
前記複数の容器の各々の容器は、共通のフィードマニホールド、共通のプロダクトマニホールド、および、共通の排ガスマニホールドに接続され、
各々の一組の容器は、個別の一組の容器内の各々の容器に接続された分離した平衡およびパージマニホールドに接続される請求項6に記載のプロセス方法。
【請求項8】
前記各々の一組の容器は、互いに同じである請求項6に記載のプロセス方法。
【請求項9】
前記一組の容器の全ては、単一の機械的なアセンブリ内に提供されている請求項6に記載のプロセス方法。
【請求項10】
前記少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルの各々は、同じ一連の工程を実行し、
前記サイクルのタイミングは、所定の位相角によってオフセットされている請求項6に記載のプロセス方法。
【請求項11】
前記所定の位相角は、排ガスのトータル流量、排ガス種の組成、および、プロダクトガスのトータル流量のうちの少なくとも1つを含む所定の変数を最少にするように変化される請求項10に記載のプロセス方法。
【請求項12】
前記所定の位相角は、同時に複数の所定の変数を最少にするように変化される請求項11に記載のプロセス方法。
【請求項13】
前記所定の位相角は、排ガス種の濃度を含む所定の変数を最大にするように変化される請求項10に記載のプロセス方法。
【請求項14】
前記一連の工程の工程時間は、等しい請求項10に記載のプロセス方法。
【請求項15】
前記一連の工程の工程時間は、等しくない請求項10に記載のプロセス方法。
【請求項16】
圧力スイング吸着システムであって、
少なくとも1つのガスコンポーネントを吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離するように構成された前記吸着体マスを各々含んでいる複数の容器を具備し、
前記システムは、単一の均圧サイクルを使用してガス混合を分離するように構成され、
前記システムは、前記複数の容器の容器あたりに単に4つのバルブを含んでいる圧力スイング吸着システム。
【請求項17】
前記システムは、4つの容器を含んでいる請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記システムは、8つの容器を含んでいる請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
フィードマニホールド、プロダクトマニホールド、排ガスマニホールド、並びに、平衡およびパージマニホールドを含む4つの並列フローマニホールドを更に具備し、
前記複数の容器の各々の容器は、前記4つの並列フローマニホールドの各々に接続されている請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
単一のバルブは、前記複数の容器の各々の個別の容器に前記4つの並列フローマニホールドの各々のマニホールドを接続する導管に沿って提供されている請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記システムは、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルを使用して前記ガス混合を分離するように構成され、
前記独立した圧力スイング吸着サイクルは、前記複数の容器の個別の一組の容器において、各々実行される請求項16に記載のシステム。
【請求項22】
前記複数の容器の各々の容器は、共通のフィードマニホールド、共通のプロダクトマニホールド、および、共通の排ガスマニホールドに接続され、
各々の一組の容器は、個別の一組の容器内の各々の容器に接続された分離した平衡およびパージマニホールドに接続される請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記各々の一組の容器は、互いに同じである請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記一組の容器の全ては、単一の機械的なアセンブリ内に提供されている請求項21に記載のシステム。
【請求項25】
前記各々の一組の容器は、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルの同じ一連の工程を実行するように構成され、
前記サイクルのタイミングは、所定の位相角によってオフセットされている請求項21に記載のシステム。
【請求項26】
前記所定の位相角は、排ガスのトータル流量、排ガス種の組成、および、プロダクトガスのトータル流量のうちの少なくとも1つを含む所定の変数を最少にするように変化される請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
前記所定の位相角は、同時に複数の所定の変数を最少にするように変化される請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記所定の位相角は、排ガス種の濃度を含む所定の変数を最大にするように変化される請求項25に記載のシステム。
【請求項29】
前記一連の工程の工程時間は、等しい請求項25に記載のシステム。
【請求項30】
前記一連の工程の工程時間は、等しくない請求項25に記載のシステム。
【請求項31】
排ガスのトータル流量、排ガス種の組成、および、プロダクトガスのトータル流量のうちの少なくとも1つを含む所定の変数を最少にするための手段を更に具備する請求項21に記載のシステム。
【請求項32】
前記最少にするための手段は、同時に複数の所定の変数を最少にするための手段を含んでいる請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
排ガス種の濃度を含む所定の変数を最大にするための手段を更に具備する請求項31に記載のシステム。
【請求項34】
独立して、プロダクトガス流量、および、排ガス流量の変動を最少にするための手段を更に具備する請求項21に記載のシステム。
【請求項35】
同時に、プロダクトガス流量、および、排ガス流量の変動を最少にするための手段を更に具備する請求項21に記載のシステム。
【請求項36】
圧力スイング吸着システムであって、
少なくとも1つのガスコンポーネントを吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離するように構成された前記吸着体マスを各々含んでいる複数の容器を具備し、
前記システムは、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルを使用して前記ガス混合を分離するように構成され、
前記少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルは、前記複数の容器の各々の一組の容器に各々実行される圧力スイング吸着システム。
【請求項37】
前記システムは、複数の容器の各容器あたり単に4つのバルブを含んでいる請求項36に記載のシステム。
【請求項38】
前記複数の容器の各々の容器は、共通のフィードマニホールド、共通のプロダクトマニホールド、および、共通の排ガスマニホールドに接続され、
各々の一組の容器は、個別の一組の容器内の各々の容器に接続された分離した平衡およびパージマニホールドに接続される請求項36に記載のシステム。
【請求項39】
前記各々の一組の容器は、互いに同じである請求項36に記載のシステム。
【請求項40】
前記一組の容器の全ては、単一の機械的なアセンブリ内に提供されている請求項36に記載のシステム。
【請求項41】
前記各々の一組の容器は、前記少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルの同じ一連の工程を実行するように構成され、
前記サイクルのタイミングは、所定の位相角によってオフセットされている請求項36に記載のシステム。
【請求項42】
前記所定の位相角は、排ガスのトータル流量、排ガス種の組成、および、プロダクトガスのトータル流量のうちの少なくとも1つを含む所定の変数を最少にするように変化される請求項41に記載のシステム。
【請求項43】
前記所定の位相角は、同時に複数の所定の変数を最少にするように変化される請求項42に記載のシステム。
【請求項44】
前記所定の位相角は、排ガス種の濃度を含む所定の変数を最大にするように変化される請求項41に記載のシステム。
【請求項45】
前記一連の工程の工程時間は、等しい請求項41に記載のシステム。
【請求項46】
前記一連の工程の工程時間は、等しくない請求項41に記載のシステム。
【請求項47】
排ガスのトータル流量、排ガス種の組成、および、プロダクトガスのトータル流量のうちの少なくとも1つを含む所定の変数を最少にするための手段を更に具備する請求項36に記載のシステム。
【請求項48】
前記最少にするための手段は、同時に複数の所定の変数を最少にするための手段を含んでいる請求項47に記載のシステム。
【請求項49】
排ガス種の濃度を含む所定の変数を最大にするための手段を更に具備する請求項47に記載のシステム。
【請求項50】
独立して、プロダクトガス流量、および、排ガス流量の変動を最少にするための手段を更に具備する請求項36に記載のシステム。
【請求項51】
同時に、プロダクトガス流量、および、排ガス流量の変動を最少にするための手段を更に具備する請求項36に記載のシステム。
【請求項52】
圧力スイング吸着プロセス方法であって、
少なくとも1つのガスコンポーネントを複数の容器の各々の容器内に提供された吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離する工程を具備し、
前記分離する工程は、少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルを使用して前記ガス混合を分離し、
前記少なくとも2つの独立した圧力スイング吸着サイクルは、前記複数の容器の個別の一組の容器において、各々実行される圧力スイング吸着プロセス方法。
【請求項53】
圧力スイング吸着システムのためのスロット調整アセンブリであって、
少なくとも1つのガスコンポーネントを吸着体マスに吸収することによってガス混合を分離するように構成された前記吸着体マスを各々含む少なくとも2つの容器と、
前記少なくとも2つの容器の間のフローを調整するように構成された少なくとも2つのスロット調整オリフィスとを具備するスロット調整アセンブリ。
【請求項54】
前記オリフィスの各々の直径の標準偏差は、平均オリフィス径の2%未満で維持される請求項53のスロット調整アセンブリ。
【請求項55】
前記圧力スイング吸着システムにインストールされたオリフィスのアレイのオリフィス径の標準偏差は、平均オリフィス径の2%未満である請求項53のスロット調整アセンブリ。
【請求項56】
圧力スイング吸着装置であって、
流体が連通する少なくとも容器の2つのペアーを具備し、
少なくとも1つのスロット調整アセンブリは、前記容器のペアーの各々の間の流体経路に配置され、
前記スロット調整アセンブリは、少なくとも2つのオリフィスを含んでいる圧力スイング吸着装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【公開番号】特開2012−254459(P2012−254459A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−187895(P2012−187895)
【出願日】平成24年8月28日(2012.8.28)
【分割の表示】特願2007−551338(P2007−551338)の分割
【原出願日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願人】(511016202)ランマス・テクノロジー・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】Lummus Technology Inc.
【住所又は居所原語表記】1515 Broad Street, Bloomfield, New Jersey 07930, U.S.A.
【Fターム(参考)】