説明

Rスマートネットワークへのアクセスの制御

Rスマートの人間中心のネットワークへのアクセスの制御に関する実施形態を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人間中心のネットワークへのアクセスの制御に関する。
【背景技術】
【0002】
通信は、ほとんどの人々の生活にとって益々重要性を増している要素であり、平均的な人は数百人の人と知り合いになり得る。知り合いの数は増加傾向にあり、この結果、知り合いを管理するための新たな課題が生じている。
【0003】
一部の社会科学者は、大部分の通信は感情的なもので、分析的内容が仮にあるとしてもそれは二次的なものであると主張する。正しいかどうかは別として、思いやりや感情はしばしば「右脳」の活動と呼ばれ、こうした活動に長けていることは「右脳スマートネス」、略して「Rスマートネス」と呼ばれることがある。
【0004】
人々はしばしば、他人とどのように通信するかを決定する際にRスマートネスを使用する。一部の文化では、これは非常に顕著であり、会話の語彙や文法に影響を及ぼすことさえあり得る。例えば、近代以前のヨーロッパでは、三人称と間接語は王族の人と話すときに使用されていた。もう一つの例として、日本では、話す相手が子供なのか、家族なのか、同僚なのか、年長者なのか、上司なのかによって、異なる形式の挨拶が使用される。例えば、感謝を表す日本語の単語を取り上げよう。会話内で察知される演じる役割や立場の違いに応じて、「どうも」、「どうもありがとう」、「どうもありがとうございます」という形式を取り得る。このような状況において、演じる役割には、親と子、生徒と先生、部下と上司といったものが含まれる。更に、立場の違いは、年齢、スキルの到達度、精神的な成熟度、金銭等に基づき得る。実際には、こうしたことはそれほど形式的な形ではないにせよ、アメリカ英語にも存在し、「thanks」、「thank you」、「thank you very much」、その他のバリエーションが異なるトーン及びイントネーションで言われる。ただし、Rスマートネスは、ただ感謝を言うときばかりはなく、さまざまな状況で効力を発揮する。
【0005】
電気通信手段が単純な有線電話からPDA(携帯情報端末)、携帯電話、デスクトップコンピュータやラップトップ等の電子メール機器等に多様化するにつれ、単純な電話帳の使用や交換手の取り次ぎはもはや知り合いを追跡するための最適な手段ではなくなり得る。このため、個人的に所有する知り合いリストが人間の生活でより大きな役割を果たしつつある。このような個人的に所有する知り合いリストの性能を高めることは、よりスムーズな通信及び生産性の向上につながり得る。さらに、個人的に所有する知り合いリストへのアクセス及び/又はその使用を制御するための仕組みを提供することが望まれ得る。
【0006】
発明の対象は、明細書の結びの部分に特定的に且つ明確に記述されている。しかし、請求の範囲に記載されている発明の対象は、構成と操作の方法の両方、並びにそれらの目的及び機能に関するものであり、以下に示す詳細な説明を添付の図面と合わせて参照することにより良く理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】例示的な方法を示す。
【図2】例示的なシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の詳細な説明では、請求の範囲に記載されている発明の対象を十分に理解できるよう、数多くの具体的な詳細を示している。但し、こうした具体的な詳細がなくても、請求の範囲に記載されている発明の対象を実施し得ることは、当業者ならば理解されよう。これ以外の場合、周知の方法、手順、構成要素及び/又は回線は詳細には説明していない。
【0009】
以下の詳細な説明の一部分は、コンピュータ及び/又はコンピュータシステムメモリ内等のコンピューティングシステム内に格納されたデータビット及び/又はバイナリデジタル信号に対する操作のアルゴリズム及び/又は記号表現によって表される。こうしたアルゴリズムの記述及び/又は表現は、データ処理の分野における技術者が、自身の作業の実態を他の当業者に伝えるために使用する技法である。アルゴリズムはまさにここにあり、通常、所望の結果に通じる操作及び/又は類似の処理の自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。操作及び/又は処理は、物理的数量の物理的な操作を含み得る。必ずというわけではないものの、一般的に、こうした数量は、格納、転送、結合、比較及び/又は他の処理を行うことができる電気、磁気及び/又は電磁気の形を取り得る。主に共通使用の理由のため、これらの信号をビット、データ、値、エレメント、記号、文字、用語、数、数詞等と称することが、ときには好都合であると判明している。しかしながら、これら及び類似の用語の全ては、適切な物理的数量に関連付けられるべきであり、単に好都合なラベルでしかないことを理解されたい。特に具体的に明記しない限り、下記の説明から明らかであるように、本明細書を通じて、「処理する」、「コンピューティング」、「計算する」、「決定する」及び/又は類似の用語を使用する記述は、コンピュータ又は類似の電子コンピューティングデバイス等のコンピューティングプラットフォームの動作及び/又はプロセスを指し、コンピューティングプラットフォームは、物理的な電子及び/又は電磁数量及び/又はその他の物理的数量として表現されたデータを、コンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタ及び/又はその他の情報ストレージ、伝送及び/又は表示デバイス内で操作及び/又は変換することに留意されたい。
【0010】
請求の範囲に記載されている発明の対象は、特定のタイプの通信技術、個人的な知り合いのグループ化を採用する特定の技術背景、及び個人的な知り合いのグループ化を表す特定の特性に制限されるものではないが、一部の実施形態では、請求の範囲に記載されている発明の対象が関係リングの知り合いリストを採用したRスマートネットワークの文脈で示され得る。
【0011】
本開示全体及び特許請求の範囲にて使用される際、「関係リング」という言い回しは、1つ又は複数のエモティエント(emotient)属性を共有する個人的な知り合いのグループ(例えば、知り合いのリスト)を表現するために使用し得る。但し、この点では請求の範囲に記載されている発明の対象は制限されず、請求の範囲に記載されている発明の対象に準拠した個人的な知り合いのグループ化は、いくつか例を挙げれば、「リング」、「リスト」、「グループ」又は「グループ化」、「ドメイン」と呼ばれ得る。したがって、本開示内において、「リング」等の用語の使用は、請求の範囲に記載されている発明の対象の実施形態例を表すために使用され得るネットワーク図等でたとえそのような形状が採用されていても、文字通りの幾何学的形状を記述するものと理解すべきでない。
【0012】
更に、本開示及び添付の特許請求の範囲において、「Rスマートネットワーク」という言い回しはエモティエント属性を共有する個人的な知り合いのグループ化を指し得る。ここで「エモティエント属性」という言い回しは主体の親近感、愛情、尊敬、敬慕、立場、演じる役割等の性質を指し、通信クライアントのユーザに対して定義され得る。言い換えれば、エモティエント属性は、個人的な知り合いのグループ化においてユーザが個人的な知り合いについてどのように感じているかを反映し得る。
【0013】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、関係リングへの通信アクセスは関係「パスポート」又は「ビザ」で制御し得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の文脈では、パスポートとビザという用語は、関係リングのメンバーの間で、及び新たなメンバー志願者の間で信用を渡す又は伝えるために使用される電子文書を表し得る。したがって、請求の範囲に記載されている発明の対象によれば、このようなパスポートをユーザが受領及び受諾すると、そのユーザの関係リングの知り合いリストの1つ又は複数への通信アクセスが新規メンバーに提供され得る。言い換えると、請求の範囲に記載されている発明の対象によれば、ユーザは例えば信頼できる個人的な知り合いによって個人的な知り合い候補に紹介され、その個人的な知り合い候補に自身の知り合いリストの最低限の部分への通信アクセスを付与し得る。本開示及び/又は添付の特許請求の範囲では、通信とメッセージという用語は、当事者間(例えば、ユーザと個人的な知り合い候補との間)での情報の伝達を意味するために、区別なく使用され得る。例えば、下記に更に説明するように、メッセージは一方の当事者から別の当事者への電子メール通信を含み、その電子メールはパスポート又は関連文書に応答して生成され、及び/又はパスポート又は関連文書を含む。
【0014】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、「Blessed(祝福された)」関係リングに属する知り合い又は「メンバー」は、リング信頼トランザクションにおいて、特定の他の関係リングに新しいメンバーを紹介し得る。このような信頼トランザクションには、ユーザ、仲介者、誓約者の三者が関与し得る。この文脈において、誓約者とはユーザと知り合いになりたがっている人又は主体と定義できる。仲介者とはその接触を容易にする人又は主体と定義できる。ユーザとは接触を受ける人又は主体と定義できる。「人」又は「人々」という用語は、本説明及び/又は添付の請求項で使用する場合、仲介者、誓約者、ユーザ、ユーザの関係リングアカウント、及び/又はそのアカウントを実現するユーザの1つのマシン及び/又は複数のマシンを示し得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、ユーザと仲介者は同一人物であってよい。更に、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、種々の役割は異なる人物を含んでもよいし、同じ人物を含んでもよい。
【0015】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、仲介者の役割は特定の人物に限定され得る。このため、例えば、プロパティagent_enabledが定義され、関係リング又は個々の知り合いに付加され得る。同様に、取り消しプロパティを定義することで、本来であれば特定の関係リング内のメンバーシップにより獲得し得るagent_enabledプロパティを知り合いから破棄又は削除し得る。
【0016】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、特定の関係リングをagent_enabledプロパティと関連付けることができ、その結果として当該リングの全てのメンバーはagent_enabledプロパティを継承する。このため、例えば、こうしたリングを「信頼された」関係リングと呼ぶことができる。信頼リングのメンバーは有効な仲介者を含むことができ、この仲介者は2つの文書(誓約者に伝達されるパスポート文書と、そのパスポートに対してユーザに伝達される受領書)を発送することにより、潜在的な新しいメンバー又は誓約者をユーザに紹介し得る。
【0017】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、ユーザの通信クライアントはパスポート受領書をユーザに示しても示さなくてもよいが、パスポートの受領を内部的に確認し得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、パスポート受領書は、仲介者によりユーザに送信される、人間が理解し易い紹介ノートを含み得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、パスポート受領書の表示、形式、及び/又は管理に対する代替案をユーザプリファレンスとして設定し得る。
【0018】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、パスポート受領書により、紹介された誓約者のエントリがユーザの知り合いリストに生成され得る。一部の実施形態では、このようなエントリはグラフィカルユーザインタフェース(GUI)で表示してもよい。更に、誓約者から実際に通信(電子メール等)を受信するまでエントリの表示を遅らせることが可能であり、及び/又はその他の実施形態では、特別なエリアでエントリを表示すること及び/又は誓約者がユーザによって受諾されるまでエントリを薄く又は強調しないようにしておくこと、ができる。例えば、このために使用されるGUIのこのような特別なエリアは「試用期間」エリアと呼び得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、GUIの試用期間エリアに表示されるエントリはある期間が経過すると期限切れになり、その後GUIに表示されなくなり得る。
【0019】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、パスポート及び/又はパスポート受領書は、例えば電子メールクライアント等の関係リング拡張通信クライアントの構成要素を形成するパスポートマネージャにより生成され得る。一部の実施形態では、仲介者は電子メール等の通信の本文でパスポート及び/又はパスポートの受領書を手動で作成でき得る。
【0020】
一部の実施形態では、パスポートは一時的なもので、ある期間が経過すると期限切れになるように構成され得る。請求の範囲に記載されている発明の対象によれば、パスポートは一定の回数を使用すると、期限切れになり得る。一部の実施形態では、期限切れになった後、パスポートが再発行され得る。一部の実施形態では、1つ又は複数のイベントが一定の時間内に発生しなかった場合に、パスポートが期限切れになり得る。例えば、パスポートマネージャ等を使用するユーザは、パスポートを使用し得る回数を指定するパスポートプリファレンスを設定し得る。この文脈において、誓約者にパスポートを提供すると、誓約者に一時的な権限が伝達され、誓約者はユーザと通信することが可能となり得る。その後、パスポートの期限切れになった時点で、この権限は破棄又は期限切れになり得る。
【0021】
或いは、ユーザがパスポートの寿命又は期間を指定しておくことができ、パスポートが生成され、及び/又は誓約者に提供されてから、その期間内に特定のイベント又はイベント群が発生しなければならず、それを過ぎるとパスポートが期限切れになるように設定できる。パスポートが期限切れにならないよう発生しなければならないイベントとしては、誓約者がパスポートを受領する、誓約者がパスポートに基づきユーザへ通信を送信する、ユーザがパスポート受領書又は誓約者から受信した通信を受諾及び/又は登録する、及び/又はユーザが誓約者を受諾する、といったことが含まれるが、これだけに限定されるわけではない。
【0022】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、パスポートは仲介者のID、関係リング名及び/又は仲介者に関係する役割を含み得る。更に、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、誓約者は仲介者のID、関係リング名及び/又は仲介者に関係する役割をユーザに送信されるメッセージに含み得る。仲介者のID、関係リング名及び/又は仲介者に割り当てられている役割が誓約者からユーザに送信されるメッセージ内にない場合、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、例えばユーザプリファレンスの設定等に応じて、メッセージは「nobody(宛先不明)」リングに関係付けられるか、又は戻って来得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、このような設定が電子メールクライアント等の通信クライアントに埋め込まれ得る。
【0023】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、誓約者の通信クライアントがパスポートを自動的に処理し、個人(ユーザ等)に紹介された旨が誓約者に通知され、それにより誓約者はその個人に対して電子メール等の通信を送信し得る。請求の範囲に記載されている発明の対象のその他の実施形態では、ユーザに通信を送信する際に、パスポートを確認し、例えばリング名、リングのメンバーシップ及び/又は役割ヘッダーキーの適切な値を指定することを誓約者が求められ得る。
【0024】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、ユーザはリングメンバーシップ及び/又は自分に紹介される人(誓約者等)の役割を変更し得る。一部の実施形態では、このような変更は、新しいパスポート受領書又は変更したパスポート受領書として誓約者に送信され得る。更に別の実施形態では、ユーザは誓約者が提供したリング及び/又は役割情報を無視でき、その代わりに、知り合いデータベースに指定されているリング及び/又は役割情報を使用し得る。加えて、ユーザは誓約者の紹介を拒否し、これによりユーザの信頼を受けた関係リングへの通信アクセスを拒否し得る。
【0025】
図1に、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態に基づくプロセス例100を示す。プロセス100は様々な行為及び/又はイベントを打ち出すものの、そのような行為及び/又はイベントはいずれも請求の範囲に記載されている発明の対象を限定するものとみなされるべきではなく、更に、図1に示される行為及び/又はイベントの数多くの代替案を、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づき実施できることを当業者は理解されよう。
【0026】
プロセス100は、仲介者からユーザにパスポート受領書を送信する行為102から開始され、ここでパスポート受領書は前述したパスポートと対応付けられると共に、パスポートはユーザへの誓約者の紹介を表し得る。上記のとおり、誓約者はユーザの関係リングに対してアクセスを求める人を意味し得る。更に、上記のとおり、仲介者はパスポートとそのパスポートに対応するパスポート受領書の両方を生成し得る。一部の実施形態では、仲介者は誓約者の要請でパスポートとパスポート受領書の両方を生成し得る。行為106において、ユーザは受領書を登録し得る。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、行為106では、一定の期間にユーザがパスポート受領書を登録し得る。この文脈において、受領書の登録では、前述したように、パスポートマネージャによりGUIの試用期間エリアに受領書が配置されることがあり得るが、この点に関して請求の範囲に記載されている発明の対象は限定されない。
【0027】
プロセス100は、続いて、仲介者が誓約者にパスポートを送信し[行為106]、誓約者は仲介者からのパスポートの受領を受けて電子メール等のメッセージをユーザに送信する[行為108]。前述したように、誓約者からユーザへ送信されるメッセージは、仲介者、リング、及び/又は仲介者及び/又は誓約者に対応する役割情報を示す「ステータス情報」を含み得る。行為110において、ユーザが誓約者の紹介を受諾したかどうか確認が行われる。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態では、ユーザは、行為102/104でパスポート受領書を受信及び登録した後、関係リングへのアクセスを誓約者に与えることを拒絶したことを示し得る。又、行為108で誓約者からメッセージを受信した後でも、ユーザはこれを行い得る。
【0028】
行為110でユーザが紹介を拒絶すると、メッセージは拒否され得る[行為114]。一方、ユーザが紹介を受諾すると、プロセス100は、ステータス情報がユーザにとって受諾可能であるかどうかの確認[行為112]に進み得る。ステータス情報がユーザにとって受諾可能であれば、メッセージが登録され得る[行為116]。一部の実施形態では、行為116でのメッセージの登録は、ユーザの人間中心のネットワークの少なくとも一部分への通信アクセスを誓約者に提供し得る。一部の実施形態では、行為108で送信されたメッセージに対応するステータス情報が、誓約者に提供される通信アクセスの範囲を決定し得る。
【0029】
一方、ステータス情報がユーザにとって受諾可能でなかった場合は、行為118で、メッセージに対応するステータス情報をユーザが変更するかどうかの確認を行い得る。ユーザが行為118でステータス情報を変更しないことを選択した場合、メッセージは拒否され得る[行為114]。但し、行為118でユーザがステータス情報を変更することを選択した場合、プロセス100は行為120に進み、ステータス情報が変更され得る。一部の実施形態では、行為120では、ユーザは仲介者、リング、及び/又は仲介者及び/又は誓約者に対応する役割情報の1つ又は複数を変更し得る。その後、プロセス100は行為116に進み、変更されたステータス情報に対応したメッセージが登録され得る。
【0030】
但し、請求の範囲に記載されている発明の対象は、プロセス100の例に限定されない。したがって、例えば、新しい知り合いをもたらすための代替手順では、その知り合いを知り合いデータベースに単に追加するだけであってもよい。更に、知り合いのグループへの通信アクセスを制御するために、プロセス100、又は請求の範囲に記載されている発明の対象に基づく他のプロセス、を採用できるものの、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づく更に別の代替手順では、不明の通信に対して「スパム」リングを採用し得る。言い換えれば、不明の送り主又は好ましくない送り主から受信した通信をスパムリングに転送するための規則を使用し得る。その後、スパムリングの不明の送り主又は好ましくない送り主が好ましい又は「良好な」知り合いであると判明した場合に、このような知り合いは上位レベル又は信頼を受けたリングへ昇格され得る。
【0031】
請求の範囲に記載されている発明の対象は特定の通信タイプ又は技術に限定されることはなく、したがって、上記の説明では電子メール通信に焦点を当ててきたが、請求の範囲に記載されている発明の対象では、電子メールメッセージと一緒に管理される電話メッセージ等の他の媒体も包含し得る。例えば、ユーザは、音声メールを電子メールに転送する音声メールサービスに加入し得る。このような音声メッセージについても、本明細書に記載したあらゆる手法を採用できる。
【0032】
加えて、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づく手法は、携帯電話等、純粋に音声のみのデバイスにも適用し得る。したがって、例えば、パスポート及びパスポート受領書の交換をセットアップするためにテキストメッセージングを使用し得る。加えて、一部の実施形態では、音声チャネル確立プロトコル自体が、パスポート構成要素をリンク制御プロトコルの一部として統合し得る。したがって、例えば、電話機及び携帯電話等の端末デバイスで、発信者番号又はその他のリンク制御情報に対して知り合いリストを採用することで、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づく通信アクセスを制御し得る。
【0033】
更に、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づき、新しい知り合いを紹介するために本明細書に記載されている手法により、新しい知り合いの紹介の監査も容易になり得る。したがって、例えば、新しく紹介された知り合いが好ましくないということが判明した場合、その新しい知り合いを紹介した当事者は「疑わしい」となり、それを受けてその人のagent_enableプロパティは破棄又は変更され得る。更に、通信クライアントの追加機能により、紹介の履歴が管理され、不正な紹介が行われた場合に紹介の履歴がバックトレースされるため、知り合いの紹介の監査が更に容易になり得る。
【0034】
例示的なシステム
図2は例示システム200のブロック図である。システム200は、例えば図1に関連して前述した様々な機能の一部又は全てを実行するために使用し得る。システム200は、メッセージ、電子文書(パスポート等)等を含む通信を容易にできる、端末デバイス等の任意のデバイス又はデバイスの集まりを含み得る。例えば、システム200は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートフォン及び/又は携帯電話、PDA等を含み得る。
【0035】
システム200には、本明細書に記載されているものを含む様々な機能を提供及び/又は容易にできるプロセッサ等のプロセッサ202(中央処理装置(CPU)等)、プロセッサ202に結合されたメモリ204、及びプロセッサ202及び/又はメモリ204に結合された表示デバイス206が含まれる。更に、プロセッサ202、ディスプレイ206、及びメモリ204は、通信経路又はバス208により、一緒に結合されてもよい。図2には図示されていないグラフィック処理装置(GPU)は、プロセッサ202に結合され、及び/又はプロセッサ202内蔵されてもよく、表示デバイス206に表示可能な情報を提供するために表示デバイス206に結合されてもよいことは、当業者によって理解されよう。このような表示可能な情報は、GUIの形式で表示デバイス206に提示され得る。ここで、このようなGUIは、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態に基づき、Rスマートの人間中心のネットワーク、パスポート等の電子文書の視覚的な表現を示すことが可能であり得る。
【0036】
請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態に基づき、プロセッサ202は、Rスマートの人間中心のネットワークを定義するために使用されるリスト構造、データ構造及び/又は配列等の内部表現を容易、構築、生成、及び/又は処理するロジックを含み得る。更に、請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態に基づき、メモリ204はプロセッサ202と関連して動作し、このような内部表現の少なくとも一部分を格納又は保持し得る。
【0037】
メモリ204及び/又はプロセッサ202が更に図2には図示されていない1つ又は複数のコントローラに結合され、プロセッサ202及び/又はメモリ204及び/又はディスプレイ206の間でGUIを指定する情報等の情報の通信を容易にし得ることを、当業者は認識するであろう。更に、メモリ204は、データの格納を提供する任意のデバイス又はデバイスの集まりであってもよい。例えば、メモリ204は、ハードディスクドライブ(HDD)又はその他何らかの磁気記憶媒体を含んでも、光記憶技術を含んでもよい。あるいは、メモリ204は、プロセッサ202内部のメモリを含んでもよく、及び/又はプロセッサ202外部の1つ又は複数の個別のメモリデバイスを含んでもよい。更に、メモリ204は、その他のいずれかのメモリ技術(ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ等)を含んでもよい。請求の範囲に記載されている発明の対象の一部の実施形態に基づき、メモリ204は、Rスマートの人間中心のネットワーク及び/又は例えば人間中心のネットワークに属する知り合いを表すインジケータ等(アイコン等)の視覚的な表現を示すことができる情報を、少なくとも一時的に、格納又は保持し得る。このような情報は、例えば、Rスマートの人間中心のネットワークの視覚的な表現を示すことができるとともに、表示デバイス206に表示させることができるGUIの少なくとも一部分を指定する情報を含み得る。
【0038】
表示デバイス206は、更に顕著な例のいくつかを挙げるならば、液晶ディスプレイ(LCD)、ポリマーベースのディスプレイ、エレクトロルミネッセントディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)、ブラウン管(CRT)ディスプレイ等の任意のタイプの表示デバイスを含み得る。例示システム200は特定の構成要素の構成で示されたが、広範囲の構成のいずれかを使用した、その他の実施形態も可能である。更に、システム200は、請求の範囲に記載されている発明の対象と特に密接な関係はないものの、通信バス等の多くの追加構成要素(請求の範囲に記載されている発明の対象を曖昧にしないようにするために、図2には図示していない)を含み得ることを、当業者は認識するであろう。
【0039】
特定の実施形態だけを記載してきたが、請求の範囲に記載されている発明の対象は、適用範囲において、1つ又は複数の特定の実施形態に限定されることはない。例えば、一部の実施形態はハードウェアで構成し、或るデバイス又はデバイスの組み合わせで稼働させる等が可能である一方、その他の実施形態ではソフトウェアであってもよい。更に、一部の実施形態は、ファームウェアで構成することも、或いは例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの任意の組み合わせでも構成され得る。同様に、請求の範囲に記載されている発明の対象はこの点で適用範囲が限定されることはないものの、一部の実施形態は1つ又は複数の記憶媒体等、1つ又は複数の物品を含み得る。例えば、1つ又は複数のCD−ROM、コンピュータディスク、又はフラッシュメモリ等の、このような記憶媒体には、命令が格納され得る。例えばコンピュータシステム、コンピューティングプラットフォーム、又はその他のシステム等のシステムによってこの命令が実行されると、例えば前述した実施形態の1つ等、請求の範囲に記載されている発明の対象に基づく方法が実施される。1つの潜在的な例として、コンピューティングプラットフォームは、1つ又は複数の処理装置又はプロセッサと、ディスプレイ、キーボード、及び/又はマウス等の1つ又は複数の入出力デバイスと、並びに/又はスタティックランダムアクセスメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、及び/又はハードドライブ等の1つ又は複数のメモリと、を含み得る。
【0040】
本明細書における「或る実施形態」、「1つの実施形態」、「一部の実施形態」、又は「その他の実施形態」という言及は、1つ又は複数の実施形態に関連して記載した特定の機能、構造、又は特性が少なくともいくつかの実施形態に含まれうるものの、必ずしも全ての実施形態に含まれるわけではないということを意味し得る。前述の「或る実施形態」、「1つの実施形態」、又は「一部の実施形態」という様々な表現は全てが必ずしも同一の実施形態を指すものとは限らない。又、本明細書では、冠詞「a」は、1つ又は複数の物品を含むものとして使用されている。更に、「結合され」又は「応答する」又は「応じて」又は「通信して」等の用語又は言い回しが本明細書又は特許請求の範囲にて使用されるとき、これらの用語は広く解釈されるべきである。例えば、「に結合され」という言い回しは、その言い回しが使用されている文脈に見合うように、通信的に、電気的に、及び/又は動作的に結合されていることを意味し得る。
【0041】
前記の記述では、請求の範囲に記載されている発明の対象の様々な側面が記載されている。説明の目的上、請求の範囲に記載されている発明の対象を十分理解するために、特定の数値、システム、及び/又は構成を規定した。但し、請求の範囲に記載されている発明の対象はその個々の詳細がなくても実施し得ることは、本開示の恩恵を受ける当業者にとっては明らかであろう。これ以外の場合、請求の範囲に記載されている発明の対象を曖昧にしないように、周知の特徴は省略及び/又は簡略化された。本明細書ではいくつかの特徴が図示及び/又は記載されているが、当業者は、現在又は将来において、多くの修正、置換、変更、及び/又は等価物を思い付くであろう。このため、添付の特許請求の範囲は、請求の範囲に記載されている発明の真の精神に含まれる、このような修正及び/又は変更を全てカバーすることを意図したものであることを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人が通信クライアントのユーザに第2の通信を送信することを求めていることを示す第1の通信を前記ユーザに送信するステップと、
前記第2の通信を前記人が前記ユーザに送信できることを示す第3の通信を前記人に送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記通信クライアントがRスマートネットワークをサポートするように適合される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信クライアントが関係リングをサポートするように適用される請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第3の通信に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の人が前記第1の通信を送信することを防止するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第2の通信に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザが前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は役割のうちの少なくとも1つを受諾しなかった場合に前記第2の通信を拒否するステップを更に含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は役割のうちの少なくとも1つが前記ユーザによって受諾された場合に前記第2の通信を登録するステップを更に含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の人の前記ID、前記関係リング名、及び/又は前記役割を変更するステップを更に含む請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の通信に応答して知り合いリスト上に前記人のエントリを生成するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
エントリを生成するステップが、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)で前記エントリを表示することを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
エントリを生成するステップが、一定期間にエントリを生成することを含む請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の通信が、人間が理解し易い紹介ノートを含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記人と関連付けられた通信クライアントが、前記第3の通信を処理し、前記第2の通信を前記ユーザに送信できることを前記人に対して通知する請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の通信が電子メールを含む請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の通信と関連付けられた権限が期限切れになった場合に前記第2の通信を拒否するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項17】
物品であって、命令を格納した記憶媒体を含み、該命令が実行されると、
通信クライアントのユーザに第2の通信を送信することが人によって求められていることを示す第1の通信を前記ユーザに送信するステップと、
前記第2の通信を前記人が前記ユーザに送信できることを示す第3の通信を前記人に送信するステップと、が実行される物品。
【請求項18】
前記通信クライアントがRスマートネットワークをサポートするように適用される請求項17に記載の物品。
【請求項19】
前記通信クライアントが関係リングをサポートするように適用される請求項17に記載の物品。
【請求項20】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第3の通信に含まれる、請求項17に記載の物品。
【請求項21】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記第2の人が前記第1の通信を送信することを防止するステップが実行される請求項17に記載の物品。
【請求項22】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第2の通信に含まれる、請求項17に記載の物品。
【請求項23】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記ユーザが前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は役割のうちの少なくとも1つを受諾しなかった場合に前記第2の通信を拒否するステップが実行される請求項22に記載の物品。
【請求項24】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は役割のうちの少なくとも1つが前記ユーザによって受諾された場合に前記第2の通信を登録するステップが実行される請求項22に記載の物品。
【請求項25】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記第2の人の前記ID、前記関係リング名、及び/又は前記役割を変更するステップが実行される請求項22に記載の物品。
【請求項26】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記第1の通信に応答して知り合いリスト上に前記人のエントリを生成するステップが実行される請求項17に記載の物品。
【請求項27】
エントリを生成するステップが、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)で前記エントリを表示することを含む請求項26に記載の物品。
【請求項28】
エントリを生成するステップが、一定期間にエントリを生成することを含む請求項26に記載の物品。
【請求項29】
前記第1の通信が、人間が理解し易い紹介ノートを含む請求項17に記載の物品。
【請求項30】
前記人と関連付けられた通信クライアントが、前記第3の通信を処理し、前記第2の通信を前記ユーザに送信できることを前記人に対して通知する請求項17に記載の物品。
【請求項31】
前記第2の通信が電子メールを含む請求項17に記載の物品。
【請求項32】
前記記憶媒体が命令を格納しており、該命令が実行されると、更に
前記第2の通信と関連付けられた権限が期限切れになった場合に前記第2の通信を拒否するステップが実行される請求項17に記載の物品。
【請求項33】
通信クライアントのユーザに第2の通信を送信することが人によって求められていることを示す第1の通信を前記ユーザに送信するよう適用され、且つ前記第2の通信を前記人が前記ユーザに送信できることを示す第3の通信を前記人に送信するように適用されたロジックを備えた端末デバイスを有する装置。
【請求項34】
前記通信クライアントがRスマートネットワークをサポートするように適用され、及び/又は前記通信クライアントが関係リングをサポートするように適用される請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記第1の通信が、人間が理解し易い紹介ノートを含む請求項33に記載の装置。
【請求項36】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第3の通信に含まれる、請求項33に記載の装置。
【請求項37】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第2の通信に含まれる、請求項33に記載の装置。
【請求項38】
端末デバイスがコンピュータ、電話、及びPDAのうちの1つを含む請求項33に記載の装置。
【請求項39】
プロセッサと
前記プロセッサに結合された記憶装置と
前記プロセッサに結合された表示装置と、を有し、
前記プロセッサが、通信クライアントのユーザに第2の通信を送信することが人によって求められていることを示す第1の通信を前記ユーザに送信するように適用され、且つ、前記第2の通信を前記人が前記ユーザに送信できることを示す第3の通信を前記人に送信するように適用される、システム。
【請求項40】
前記通信クライアントがRスマートネットワークをサポートするように適用され、及び/又は前記通信クライアントが関係リングをサポートするように適用される請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記第1の通信が、人間が理解し易い紹介ノートを含む請求項39に記載のシステム。
【請求項42】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第3の通信に含まれる、請求項39に記載のシステム。
【請求項43】
第2の人が前記ユーザに前記第1の通信を送信し、前記第2の人のID、関係リング名、及び/又は前記第2の人に関連付けられた役割のうちの少なくとも1つが前記第2の通信に含まれる、請求項39に記載のシステム。
【請求項44】
コンピュータ、電話、及びPDAのうちの1つに前記プロセッサが内蔵されている請求項39に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2011−503697(P2011−503697A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532080(P2010−532080)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【国際出願番号】PCT/US2008/012555
【国際公開番号】WO2009/061459
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(510073165)リアン ホールディングス,エルエルシー (4)
【Fターム(参考)】