RAGE融合タンパク質、製剤及びその使用方法
第二の非RAGEポリペプチドに連結されたRAGEポリペプチド配列を含むRAGE融合タンパク質が開示される。RAGE融合タンパク質は、RAGEリガンド結合部位及びイムノグロブリンCH2ドメインのN-末端アミノ酸に直接連結されたドメイン間リンカーを含むRAGEポリペプチドドメインを利用することができる。RAGE融合タンパク質製剤及びRAGE介在性病理学のための治療剤としてのRAGE融合タンパク質及びRAGE融合タンパク質製剤の利用も開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号56若しくは配列番号57に示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、RAGE融合タンパク質。
【請求項2】
配列番号56又は配列番号57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号56又は配列番号57の配列を含む、請求項1に記載のRAGE融合タンパク質。
【請求項3】
請求項1に記載のRAGE融合タンパク質をコードする、単離されたDNA分子。
【請求項4】
請求項3に記載の単離されたDNA分子であって、該DNAが配列番号54若しくは配列番号55に示す配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、前記DNA分子。
【請求項5】
請求項1に記載のRAGE融合タンパク質をコードする発現ベクター。
【請求項6】
請求項5に記載の発現ベクターでトランスフェクトされた細胞であって、配列番号56若しくは配列番号57に示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質を発現する、前記細胞。
【請求項7】
配列番号56又は配列番号57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号56又は配列番号57の配列を含む、請求項6に記載の細胞。
【請求項8】
凍結乾燥保護剤、RAGE融合タンパク質及び緩衝剤の凍結乾燥された混合物を含む、製剤。
【請求項9】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項10】
前記非還元糖がシュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の製剤。
【請求項11】
前記緩衝剤がヒスチジンを含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項12】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項13】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、前記RAGEドメイン間リンカーのC末端アミノ酸がRAGEイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項14】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項15】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位を含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項16】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57に示すアミノ酸配列のうちの少なくとも1つ又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項17】
配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57に示すアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57のポリペプチドを含む、請求項16に記載の製剤。
【請求項18】
界面活性剤、キレート剤、又は充填剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項19】
希釈剤中で再構成された、凍結乾燥RAGE融合タンパク質を含む再構成製剤であって、該再構成製剤中のRAGE融合タンパク質の濃度が約1mg/mL〜約400mg/mLの範囲内である、前記再構成製剤。
【請求項20】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項21】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項22】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項23】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位を含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項24】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57に示すアミノ酸配列のうちの少なくとも1つ、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項25】
配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57のポリペプチドを含む、請求項24に記載の再構成製剤。
【請求項26】
前記希釈剤が注射用の水(WFI)を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項27】
前記再構成製剤が皮下又は筋肉内投与に好適である、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項28】
前記再構成製剤が等張である、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項29】
前記製剤が、約1〜400mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約1mM〜約100mMのヒスチジン緩衝剤;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項30】
前記製剤が、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項31】
前記製剤が、40℃で1週間おいた後、5%未満の分解を示す、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項32】
再構成後の前記製剤中に、前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が凝集体として存在する、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項33】
前記RAGE融合タンパク質の凍結乾燥製剤が凍結乾燥保護剤を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項34】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項33に記載の再構成製剤。
【請求項35】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール、又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載の再構成製剤。
【請求項36】
前記RAGE融合タンパク質の凍結乾燥製剤が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項37】
凍結乾燥RAGE融合タンパク質を保持する容器、及び前記凍結乾燥製剤を希釈剤で再構成するための指示書を含む、製造品。
【請求項38】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項39】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項38に記載の製造品。
【請求項40】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された、前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項38に記載の製造品。
【請求項41】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位をふくむ、請求項38に記載の製造品。
【請求項42】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項43】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項42に記載の製造品。
【請求項44】
前記希釈剤が注射用の水(WFI)を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項45】
前記再構成製剤が、皮下又は筋肉内投与のために好適である、請求項37に記載の製造品。
【請求項46】
前記再構成製剤が等張である、請求項37に記載の製造品。
【請求項47】
指示書に従った再構成後に、約1〜400mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約1mM〜約100mMのヒスチジン緩衝剤;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項48】
前記製剤が再構成後に、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項49】
前記指示書が、前記再構成製剤中の前記RAGE融合タンパク質濃度が約40mg/mL〜約100mg/mLの範囲内であるように、前記凍結乾燥製剤を再構成するためにものである、請求項37に記載の製造品。
【請求項50】
前記凍結乾燥製剤が等張である、請求項37に記載の製造品。
【請求項51】
前記凍結乾燥製剤を再構成するための希釈剤を保持する第二の容器をさらに含み、ここで、該希釈剤が注射用の水(WFI)である、請求項37に記載の製造品。
【請求項52】
前記指示書に従った再構成後に、前記製剤が40℃で1週間おいた後に5%未満の分解を示す、請求項37に記載の製造品。
【請求項53】
前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が、再構成後の前記製剤中に凝集体として存在する、請求項37に記載の製造品。
【請求項54】
前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質が凍結乾燥保護剤を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項55】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項54に記載の製造品。
【請求項56】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項54に記載の製造品。
【請求項57】
前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項58】
前記再構成製剤中のRAGE融合タンパク質濃度が約1mg/mL〜約400mg/mLの範囲内であるように、希釈剤中で前記RAGE融合タンパク質及び凍結乾燥保護剤の凍結乾燥混合物を再構成することを含む、RAGE融合タンパク質の安定な再構成製剤を調製するための方法。
【請求項59】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメイン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記凍結乾燥保護剤が、シュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記凍結乾燥混合物が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤又は充填剤をさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記再構成製剤が、約40〜100mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約2mM〜約60mMのヒスチジン;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項66】
RAGE融合タンパク質及び凍結乾燥保護量の凍結乾燥保護剤を含む混合物を凍結乾燥することによって前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質を調製することをさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項67】
対象においてRAGE介在性疾患を治療するための方法であって、RAGE融合タンパク質、凍結乾燥保護剤及び緩衝剤を含む再構成製剤の治療的有効量を上記対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項68】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール、又はトレハロースを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記緩衝剤がヒスチジンを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメイン又はその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメイン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記RAGE融合タンパク質製剤がさらに、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項78】
前記RAGE融合タンパク質製剤が、40℃で1週間おいた後に5%未満の分解を示す、請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が、前記RAGE融合タンパク質製剤中で凝集体として存在する、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記対象への前記RAGE融合タンパク質製剤の静脈内、腹腔内、又は皮下投与のうちの少なくとも1つを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項81】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、約40〜100mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約2mM〜約50mMのヒスチジン;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項82】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項83】
前記再構成RAGE 融合タンパク質製剤が、糖尿病の症状又は糖尿病の後期合併症を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項84】
前記糖尿病又は糖尿病の後期合併症が、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性の脚の潰瘍、循環器合併症、又は糖尿病性ニューロパチーのうちの少なくとも1つを含む、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、アミロイドーシス、アルツハイマー病、癌、腎障害、又は自己免疫に関連する炎症、炎症性腸疾患、リューマチ関節炎、乾癬、多発性硬化症、低酸素症、脳卒中、心臓発作、出血性ショック、敗血症、器官移植又は創傷治癒の障害のうちの少なくとも1つを治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項86】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、骨粗鬆症を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項87】
前記方法が、対象の骨密度を増加させるかことか又は対象の骨密度の減少速度を低下させることを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記自己免疫が、皮膚細胞、膵臓細胞、神経細胞、筋肉細胞、内皮細胞、心臓細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、心臓、骨髄細胞、骨、血液細胞、動脈細胞、静脈細胞、軟骨細胞、甲状腺細胞または幹細胞のうちの少なくとも1つの拒絶を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、腎障害を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項90】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、器官、組織、複数の細胞のうちの少なくとも1つの、第一の部位から第二の部位への移植に伴う炎症及び/又は拒絶を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項91】
前記第一の部位及び第二の部位が異なる対象中にある、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記第一の部位及び第二の部位が同じ対象中にある、請求項90に記載の方法。
【請求項93】
前記移植された細胞、組織または器官が、膵臓、皮膚、肝臓、腎臓、心臓、骨髄、血液、骨、筋肉、動脈、静脈、軟骨、甲状腺、神経系の細胞、組織又は器官、又は幹細胞を含む、請求項90に記載の方法。
【請求項1】
配列番号56若しくは配列番号57に示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、RAGE融合タンパク質。
【請求項2】
配列番号56又は配列番号57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号56又は配列番号57の配列を含む、請求項1に記載のRAGE融合タンパク質。
【請求項3】
請求項1に記載のRAGE融合タンパク質をコードする、単離されたDNA分子。
【請求項4】
請求項3に記載の単離されたDNA分子であって、該DNAが配列番号54若しくは配列番号55に示す配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、前記DNA分子。
【請求項5】
請求項1に記載のRAGE融合タンパク質をコードする発現ベクター。
【請求項6】
請求項5に記載の発現ベクターでトランスフェクトされた細胞であって、配列番号56若しくは配列番号57に示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質を発現する、前記細胞。
【請求項7】
配列番号56又は配列番号57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号56又は配列番号57の配列を含む、請求項6に記載の細胞。
【請求項8】
凍結乾燥保護剤、RAGE融合タンパク質及び緩衝剤の凍結乾燥された混合物を含む、製剤。
【請求項9】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項10】
前記非還元糖がシュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の製剤。
【請求項11】
前記緩衝剤がヒスチジンを含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項12】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項13】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、前記RAGEドメイン間リンカーのC末端アミノ酸がRAGEイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項14】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項15】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位を含む、請求項12に記載の製剤。
【請求項16】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57に示すアミノ酸配列のうちの少なくとも1つ又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項17】
配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57に示すアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33,34,35、36、37、56若しくは57のポリペプチドを含む、請求項16に記載の製剤。
【請求項18】
界面活性剤、キレート剤、又は充填剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項8に記載の製剤。
【請求項19】
希釈剤中で再構成された、凍結乾燥RAGE融合タンパク質を含む再構成製剤であって、該再構成製剤中のRAGE融合タンパク質の濃度が約1mg/mL〜約400mg/mLの範囲内である、前記再構成製剤。
【請求項20】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項21】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項22】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項23】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位を含む、請求項20に記載の再構成製剤。
【請求項24】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57に示すアミノ酸配列のうちの少なくとも1つ、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項25】
配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57のポリペプチドを含む、請求項24に記載の再構成製剤。
【請求項26】
前記希釈剤が注射用の水(WFI)を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項27】
前記再構成製剤が皮下又は筋肉内投与に好適である、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項28】
前記再構成製剤が等張である、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項29】
前記製剤が、約1〜400mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約1mM〜約100mMのヒスチジン緩衝剤;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項30】
前記製剤が、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項31】
前記製剤が、40℃で1週間おいた後、5%未満の分解を示す、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項32】
再構成後の前記製剤中に、前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が凝集体として存在する、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項33】
前記RAGE融合タンパク質の凍結乾燥製剤が凍結乾燥保護剤を含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項34】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項33に記載の再構成製剤。
【請求項35】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール、又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載の再構成製剤。
【請求項36】
前記RAGE融合タンパク質の凍結乾燥製剤が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の再構成製剤。
【請求項37】
凍結乾燥RAGE融合タンパク質を保持する容器、及び前記凍結乾燥製剤を希釈剤で再構成するための指示書を含む、製造品。
【請求項38】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項39】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメインまたはその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項38に記載の製造品。
【請求項40】
前記RAGE融合タンパク質が、第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された、前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項38に記載の製造品。
【請求項41】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGEリガンド結合部位をふくむ、請求項38に記載の製造品。
【請求項42】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項43】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項42に記載の製造品。
【請求項44】
前記希釈剤が注射用の水(WFI)を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項45】
前記再構成製剤が、皮下又は筋肉内投与のために好適である、請求項37に記載の製造品。
【請求項46】
前記再構成製剤が等張である、請求項37に記載の製造品。
【請求項47】
指示書に従った再構成後に、約1〜400mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約1mM〜約100mMのヒスチジン緩衝剤;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項48】
前記製剤が再構成後に、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56若しくは57に示す配列またはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項49】
前記指示書が、前記再構成製剤中の前記RAGE融合タンパク質濃度が約40mg/mL〜約100mg/mLの範囲内であるように、前記凍結乾燥製剤を再構成するためにものである、請求項37に記載の製造品。
【請求項50】
前記凍結乾燥製剤が等張である、請求項37に記載の製造品。
【請求項51】
前記凍結乾燥製剤を再構成するための希釈剤を保持する第二の容器をさらに含み、ここで、該希釈剤が注射用の水(WFI)である、請求項37に記載の製造品。
【請求項52】
前記指示書に従った再構成後に、前記製剤が40℃で1週間おいた後に5%未満の分解を示す、請求項37に記載の製造品。
【請求項53】
前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が、再構成後の前記製剤中に凝集体として存在する、請求項37に記載の製造品。
【請求項54】
前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質が凍結乾燥保護剤を含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項55】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項54に記載の製造品。
【請求項56】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項54に記載の製造品。
【請求項57】
前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項37に記載の製造品。
【請求項58】
前記再構成製剤中のRAGE融合タンパク質濃度が約1mg/mL〜約400mg/mLの範囲内であるように、希釈剤中で前記RAGE融合タンパク質及び凍結乾燥保護剤の凍結乾燥混合物を再構成することを含む、RAGE融合タンパク質の安定な再構成製剤を調製するための方法。
【請求項59】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメイン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記凍結乾燥保護剤が、シュークロース、マンニトール又はトレハロースのうちの少なくとも1つを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記凍結乾燥混合物が、緩衝剤、界面活性剤、キレート剤又は充填剤をさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記再構成製剤が、約40〜100mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約2mM〜約60mMのヒスチジン;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項66】
RAGE融合タンパク質及び凍結乾燥保護量の凍結乾燥保護剤を含む混合物を凍結乾燥することによって前記凍結乾燥RAGE融合タンパク質を調製することをさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項67】
対象においてRAGE介在性疾患を治療するための方法であって、RAGE融合タンパク質、凍結乾燥保護剤及び緩衝剤を含む再構成製剤の治療的有効量を上記対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項68】
前記凍結乾燥保護剤が非還元糖を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記非還元糖が、シュークロース、マンニトール、又はトレハロースを含む、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記緩衝剤がヒスチジンを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記RAGE融合タンパク質が、イムノグロブリンのCH2ドメインまたはイムノグロブリンのCH2ドメインの部分を含むポリペプチドに直接連結されたRAGEポリペプチドを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記RAGEポリペプチドが、RAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸がRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸に連結され、そして前記RAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がイムノグロブリンのCH2ドメイン又はその部分を含むポリペプチドのN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記RAGEイムノグロブリンドメインに連結された前記RAGEドメイン間リンカーを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
第一のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が第一のRAGEイムノグロブリンドメインのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEイムノグロブリンドメインのN-末端アミノ酸が前記第一のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸に連結され、第二のRAGEドメイン間リンカーのN-末端アミノ酸が前記第二のRAGEイムノグロブリンのC-末端アミノ酸に連結され、そして前記第二のRAGEドメイン間リンカーのC-末端アミノ酸がCH2イムノグロブリンドメイン又はイムノグロブリンのCH2ドメインの部分のN-末端アミノ酸に直接連結されるように、前記第二のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第二のRAGEドメイン間リンカーに連結された前記第一のRAGEイムノグロブリンドメイン及び前記第一のRAGEドメイン間リンカーを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記RAGEポリペプチドが、配列番号10に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列、又は配列番号47に示すアミノ酸配列若しくはそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
前記RAGE融合タンパク質が、配列番号32、33、34、35、36、37、56、若しくは57のうちの少なくとも1つに示すアミノ酸配列、又はそれに対して少なくとも90%同一の配列を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
配列番号32、33、34、35、36、37、56、又は57に対して少なくとも90%同一の配列が、C-末端リジンを含まない32、33、34、35、36、37、56、又は57のポリペプチドを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記RAGE融合タンパク質製剤がさらに、界面活性剤、キレート剤または充填剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項78】
前記RAGE融合タンパク質製剤が、40℃で1週間おいた後に5%未満の分解を示す、請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記RAGE融合タンパク質の約10%未満が、前記RAGE融合タンパク質製剤中で凝集体として存在する、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記対象への前記RAGE融合タンパク質製剤の静脈内、腹腔内、又は皮下投与のうちの少なくとも1つを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項81】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、約40〜100mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約2mM〜約50mMのヒスチジン;約60mM〜約65mMのシュークロース;約0.001%〜約0.05%のTween80;及び約6.0〜6.5のpHを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項82】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、約40〜50mg/mLの、配列番号32、33、34、35、36、37、56又は57に示す配列を含むRAGE融合タンパク質;約10mMのヒスチジン;約65mMのシュークロース;約0.01%のTween80;及び約6.0のpHを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項83】
前記再構成RAGE 融合タンパク質製剤が、糖尿病の症状又は糖尿病の後期合併症を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項84】
前記糖尿病又は糖尿病の後期合併症が、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性の脚の潰瘍、循環器合併症、又は糖尿病性ニューロパチーのうちの少なくとも1つを含む、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、アミロイドーシス、アルツハイマー病、癌、腎障害、又は自己免疫に関連する炎症、炎症性腸疾患、リューマチ関節炎、乾癬、多発性硬化症、低酸素症、脳卒中、心臓発作、出血性ショック、敗血症、器官移植又は創傷治癒の障害のうちの少なくとも1つを治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項86】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、骨粗鬆症を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項87】
前記方法が、対象の骨密度を増加させるかことか又は対象の骨密度の減少速度を低下させることを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記自己免疫が、皮膚細胞、膵臓細胞、神経細胞、筋肉細胞、内皮細胞、心臓細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、心臓、骨髄細胞、骨、血液細胞、動脈細胞、静脈細胞、軟骨細胞、甲状腺細胞または幹細胞のうちの少なくとも1つの拒絶を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、腎障害を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項90】
前記再構成RAGE融合タンパク質製剤が、器官、組織、複数の細胞のうちの少なくとも1つの、第一の部位から第二の部位への移植に伴う炎症及び/又は拒絶を治療するために使用される、請求項67に記載の方法。
【請求項91】
前記第一の部位及び第二の部位が異なる対象中にある、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記第一の部位及び第二の部位が同じ対象中にある、請求項90に記載の方法。
【請求項93】
前記移植された細胞、組織または器官が、膵臓、皮膚、肝臓、腎臓、心臓、骨髄、血液、骨、筋肉、動脈、静脈、軟骨、甲状腺、神経系の細胞、組織又は器官、又は幹細胞を含む、請求項90に記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図1I】
【図1J】
【図1K】
【図1L】
【図1M】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【図1B】
【図1C】
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【図2A】
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【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6A】
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【図8】
【図9】
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【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2009−536201(P2009−536201A)
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−509615(P2009−509615)
【出願日】平成19年4月25日(2007.4.25)
【国際出願番号】PCT/US2007/010125
【国際公開番号】WO2007/130302
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(507036832)トランステック ファーマ,インコーポレイティド (11)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月25日(2007.4.25)
【国際出願番号】PCT/US2007/010125
【国際公開番号】WO2007/130302
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(507036832)トランステック ファーマ,インコーポレイティド (11)
【Fターム(参考)】
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