説明

U字溝

【課題】合成樹脂製のU字溝の敷設箇所における地下水位が高い場合やU字溝の敷設後に敷設箇所の地下水位が上昇した場合であっても、地下水の浮力によりU字溝が浮き上がることがない合成樹脂製のU字溝を提供する。
【解決手段】外表面が波型形状に形成された合成樹脂製のU字溝10において、U字溝10の内側から外側への水の流出は許容せず、U字溝10の外側から内側への水の流入は許容する弁構造体20が、U字溝10どうしの連結部の外側におけるU字溝10の底部12に形成された平坦部18に配設されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製のU字溝に関し、より詳細には、地下水位が高い場所に敷設した場合や、敷設後に敷設箇所の地下水位が上昇した場合においても浮き上がることのないU字溝に関する。
【背景技術】
【0002】
排水路を構築する際に用いられる排水部材としてU字溝が広く知られている。このようなU字溝としては、従来のコンクリート製のU字溝に加えて合成樹脂製のU字溝も使用されている。合成樹脂製のU字溝は、コンクリート製のU字溝に比べ非常に軽量であるため、設置作業や運搬が容易にできるという利点があり、排水路の施工作業が困難な山間部や傾斜地において好適に使用することができる。
このような合成樹脂製のU字溝は、軽量であるが故に、U字溝を敷設した箇所の地下水位が高いと浮力の作用により排水路構築後にU字溝が浮き上がってしまうことがあるという不具合も認められており、浮き上がり防止対策が施された合成樹脂製のU字溝も提案されている。このような合成樹脂製のU字溝としては、例えば特許文献1および特許文献2に開示されているようなものが知られている。
【0003】
特許文献1には、図5に示すように、断面が略U字型をなす平板により形成された内壁材120の外面側に、断面が略U字型をなす波型板により形成された外壁材130を一体成形した合成樹脂製のU字溝100が示されている。このU字溝100の開口部端縁には、外壁材130の側壁部外面に沿って下方に延伸するロッド150が係止されていると共に、ロッド150の下端部に浮き上がり防止部材160が取り付けられた構成が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、図6に示すように、樹脂による一体成形によって形成されたU字溝本体210の側壁部220に、U字溝本体210の外部からU字溝本体210内へは通水させ、U字溝本体210の内部からU字溝本体210の外部への通水を阻止する逆止弁230を設けたU字溝200の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−063541号公報
【特許文献2】実用新案登録第3085013号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている合成樹脂製のU字溝においては、合成樹脂製のU字溝100の側壁部の外側にロッド150を下方に向けて延設し、ロッド150の下端部に浮き上がり防止材160を取り付け、浮き上がり防止材160を土砂に埋設させることにより合成樹脂製のU字溝100の浮き上がりを防止させている。
しかしながら、この合成樹脂製のU字溝100は、U字溝100の延長方向における複数箇所に所要寸法の浮き上がり防止材160が配設されているだけあり、合成樹脂製のU字溝100を敷設した箇所において地下水位が高い状態が続くと、浮き上がり防止材160をもってしてもU字溝100が浮き上がってしまうという課題がある。
【0007】
また、特許文献2に開示されている逆止弁付きのU字溝200は、U字溝200の外部の地下水位が高くなった場合に、地下水をU字溝200の内部に取り込むことによってU字溝200の浮き上がりを防止することを可能にしたものである。しかしながら、U字溝200の内部を流下する水の水位が地下水位より大幅に低い状態である場合や、U字溝200の内部に水が流れていない場合においては、U字溝200の外部の地下水位がU字溝200の側壁部220に設けられた逆止弁230の高さ位置に到達する前に、地下水の浮力によりU字溝200が浮き上がってしまうという課題の所在が明らかになった。
【0008】
そこで本願発明は、合成樹脂製のU字溝の敷設箇所における地下水位が高い場合やU字溝の敷設後に敷設箇所の地下水位が上昇した場合であっても、地下水の浮力によりU字溝が浮き上がることがない合成樹脂製のU字溝の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決し、目的を達成させるために鋭意研究を行った結果、本願発明者は以下の構成に想到した。
すなわち、外表面が波型形状に形成された合成樹脂製のU字溝において、前記U字溝の内側から外側への水の流出は許容せず、前記U字溝の外側から内側への水の流入は許容する弁構造体が、前記U字溝どうしの連結部の外側におけるU字溝の底部に形成された平坦部に配設されていることを特徴とするU字溝である。
【0010】
また、前記平坦部と前記連結部の内側U字溝の外表面との間には隙間部が形成されていることが好ましい。
これにより、U字溝の流路(U字溝の内側)に弁構造体が露出しないため、U字溝の外部からU字溝内部への水の取り込みを可能にしながらも、U字溝の排水性能を低下させることがない。また、U字溝の外部からU字溝の内部への土砂の流入を防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる合成樹脂製のU字溝の構成によれば、U字溝の内側からの水は外側に流出することがなく、U字溝の外側の水はU字溝内側に確実に流入させることができるため、U字溝の敷設箇所の地下水位が高い場所や、U字溝の敷設後に地下水位が上昇した場合であっても、地下水の浮力によるU字溝の浮き上がりを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態における合成樹脂製のU字溝の正面図である。
【図2】本実施形態における合成樹脂製のU字溝による地下水の取り込み状態を示す説明図である。
【図3】U字溝の連結部分における状態を示す一部断面図である。
【図4】弁構造体の組立図である。
【図5】特許文献1に開示されている浮き上がり防止対策が施された合成樹脂製U字溝を示す説明図である。
【図6】特許文献2に開示されている逆止弁付U字溝を示す説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明にかかる合成樹脂製U字溝10の実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態における合成樹脂製のU字溝10(以下、単にU字溝10という)は、図1に示すように、底部12と底部12の両端部から上方へそれぞれ起立する側壁部14とにより略U字状をなし、底部12と側壁部14が一体形成されている。本実施形態においては、U字溝10の底部12と側壁部14とにより囲まれた上方開口空間のことを流路16ということがある。U字溝10の底部12および側壁部14の内側表面および外側表面のそれぞれは、U字溝10の外側と内側に交互に突出する連続波型形状に形成されている。
このようにして形成されたU字溝10において、U字溝10の外側からU字溝10の内側への水の流入を許容し、U字溝10の内側からU字溝10の外側への水の流出を許容しない弁構造体20が底部12に配設されている点が本発明の最大の特徴点である。
【0014】
このような弁構造体20をU字溝10の底部12に配設することで、弁構造体20を介してのU字溝10の流路16への地下水の取り込み能力を最大限に高めることができる。
例えば、U字溝10の流路16における水位WLに対し、地下水の水位GWLが図2(A)に示す状態である場合、図2(B)に示すように、U字溝10の底部12に配設された弁構造体20によって、U字溝10の流路16の水位WLが地下水の水位GWLになるまで地下水がU字溝10の流路16に取り込まれる。これにより、地下水によりU字溝10に作用する浮力を0にすることができ、U字溝10の浮き上がりを防止することができるのである。もし、U字溝10の流路16に水がない場合において地下水の水位GWLがU字溝10の底部12に配設された弁構造体20よりも上側位置であれば、弁構造体20により地下水がU字溝10の流路16に流入し、U字溝10の流路16における水位WLが上昇し、最終的には図2(B)に示すように地下水の水位GWLとU字溝10の流路16の水位WLとが等しくなり、U字溝10に作用する地下水による浮力を0にすることができる。
【0015】
このように弁構造体20をU字溝10の底部12に配設する構成は、地下水の水位GWLが高い施工箇所や、U字溝10の敷設後において地下水の水位GWLが上昇した場合に、確実、かつ、速やかに地下水をU字溝10の外部から内部に流入させることができ好都合である。なお、地下水の水位GWLがU字溝10の流路16における水位WLよりも低水位である場合には、地下水による浮力よりも流路16内の水に作用する重力の方が大きいため、U字溝10が浮き上がることはない。また、弁構造体20から流路16を流下する水がU字溝10の外部に流出することはなく、U字溝10の流路16を流れる水を確実に排水処理することができる。
【0016】
次に図3および図4に基づいて、弁構造体20について説明する。
弁構造体20の装着位置について説明する。図3に示すように、弁構造体20は合成樹脂製のU字溝10の端部11を所要範囲にわたって重複させてなる連結部において、連結部の外側(下側)に位置するU字溝10Aの底部12に形成された装着孔12Aに装着されている。より詳細には、連結部の内側に位置するU字溝10Bの流路16側(U字溝10Bの内側)に突出する山部17と、連結部の外側のU字溝10Aに設けられた平坦部18との間に形成された隙間部分90に弁構造体20が収まるように装着されている。このような位置に弁構造体20を装着することにより、U字溝10Bの流路16に弁構造体20の一部が露出することがなく、U字溝10Bの排水能力の低下が防止でき好都合である。
【0017】
また、図3に示すように、平坦部18の位置を連結部の内側のU字溝10Bの端部11に最も近い山部17に対応する部位とし、連結部の内側のU字溝10Bの端部11を連結部の外側のU字溝10Aの底部12内表面から離反させておけば、弁構造体20から取り込んだ連結部の外側のU字溝10Aの外部の地下水をスムーズに流路16に流入させることができる点でさらに好都合である。
【0018】
次に弁構造体20の具体的な構造について説明する。本実施形態における弁構造体20は、図4に示すように、ベース部30と、ベース部30に装着される弁体である傘形弁40と、傘形弁40を被覆する配置でベース部30に装着される上キャップ50と、ベース部30の下部に装着される下キャップ60と、を有している。このような弁構造体20は、U字溝10とベース部30との間にリングパッキン70を介在させた状態でU字溝10の底部12に形成された装着孔12Aに装着されている。
【0019】
ベース部30は、上筒部31および下筒部32と、仕切板33とを有し、上筒部31と下筒部32の間に仕切板33を配設した状態で一体に形成されている。上筒部31は、外表面の一部である外周面に所要間隔をあけて通水孔31Aが複数形成されていると共に、外周面の一部を拡径方向に突出させたフランジ部31Bが形成されている。また、下筒部32は、U字溝10の底部12に形成された装着孔12Aに挿入可能な径寸法に形成され、外周面に雄ねじ部32Aが形成されている。仕切板33には上筒部31および下筒部32の内部空間どうしを連通させる連通孔33Aが所要間隔をあけて穿設されている。
【0020】
このようにして形成されたベース部30の仕切板33には、連通孔33Aを覆う配置で弁体として合成ゴム製の傘形弁40が取り付けられている。傘形弁40は、取付軸42と傘部44とを有し、取付軸42には中途位置が他の位置における径寸法よりも大径寸法に形成された太径部42Aが形成されている。この太径部42Aは、仕切板33の平面中央位置に穿設された取付孔33Bの径寸法よりも若干大径寸法に形成されている。このように形成された太径部42Aを取付孔33Bに差し込むと、太径部42Aが弾性変形しながら縮径し、太径部42Aが取付孔33Bを通過することにより太径部42Aが取付孔33Bにスナップフィットする。すなわち、太径部42Aと取付孔33B部分においてに抜け止めさせた状態で傘形弁40を仕切板33に装着することができる。
【0021】
このようにして仕切板33の略中央位置に傘形弁40を装着することにより、傘部44が仕切板33に穿設されたすべての連通孔33Aを覆った状態にすることができる。仕切板33に傘形弁40を装着した後に、上筒部31に上キャップ50が装着される。上筒部31に装着されている上キャップ50の外周面には周方向に所要間隔をあけて通水孔51が形成されているので、上筒部31と上キャップ50とは互いの通水孔31A、51を介して連通した状態になっている。上筒部31への上キャップ50の取り付け形態は、スナップフィットや螺着等の着脱可能な取り付け形態を採用すれば傘形弁40のメンテナンスを行うことができるため好都合である。
【0022】
下筒部32と雄ねじ部32Aに螺着されている下キャップ60との間には吸出し防止材80が配設されている。吸出し防止材80は、下筒部32の下端面と下キャップ60の内底面との間で挟持された状態となっている。また、下キャップ60の底面には所要間隔をあけて取込孔62が穿設されているので、土砂を含む地下水は、下キャップ60の取込孔62から取り込まれ、吸出し防止材80により濾過された後に水のみが下筒部32の内部空間に誘導されることになる。このような吸出し防止材80は、配設を省略することもできる。
【0023】
U字溝10への弁体構造20の装着は、まず、U字溝10の底部12に形成した装着孔12Aにリングパッキン70を配設し、ベース部30の下筒部32を装着孔12AにU字溝10の内側から外側に挿通させる。次いでU字溝10の外側に突出した下筒部32の外周面に形成された雄ネジ部32Aに、吸出し防止材80を内部に収容した下キャップ60を螺着すればよい。
ベース部30には上筒部31のフランジ部31Bが形成されているので、U字溝10の底部12から外部に突出させた下筒部32の雄ネジ部32Aに下キャップ60を螺着させることで、フランジ部31Bと底部12および下キャップ60とでリングパッキン70を挟持した状態で弁構造体20をU字溝10に水密にシールした状態で装着することができるのである。
【0024】
傘形弁40の作用について説明する。図3、図4にも示しているように、傘形弁40の傘部44は、取付軸42部分から傘部44の外側に離反するにつれて傘部44が仕切板33側に接近するように湾曲する形状に形成されている。すなわち傘部44は、U字溝10の外側にある地下水に対しては、傘部44の下面と仕切板33との間に通水部分となる隙間が形成されやすくなるため、U字溝10の外側の地下水を内側に積極的に取り込む(流入させる)ことができる。これとは逆に、U字溝10の内側を流れる水に対しては、水の重量によって傘部44が仕切板33の連通孔33Aを上側から押さえ込むように被覆する(密着させる)ことにより、U字溝10の内側から外側への水の流出を防ぐことができる。
【0025】
以上に本実施形態にかかる合成樹脂製U字溝10の構成について詳細に説明したが、本願発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において適宜改変を行ったとしても本願発明の技術的範囲に属する。例えば、以上の実施形態においては、弁構造体20をU字溝10の連結部分において、弁構造体20をU字溝10の流路16に露出させないように配設した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。弁構造体20をU字溝10の底部12から露出させた状態で配設する形態とすることも可能である。この場合、U字溝10の底部12からの突出量は可及的に少なくすることが好ましいのはもちろんである。
【0026】
また、弁構造体20は、U字溝10の底部12に配設されていればよいため、本実施形態で示すようにU字溝10の底部12の中央位置に限定されるものではなく、底部12であれば側壁部14との境界部分をはじめとする他の部位に弁構造体20を配設することも可能である。また、U字溝10の外表面が本実施形態に示すような波型形状に形成されている場合には、U字溝10の底部12に形成されている山部17における下流側の傾斜面から弁構造体20の一部を露出させるようにして配設するようにしてもよい。このような形態を採用することで、流路16に弁構造体20の一部が露出している状態で流路16内に水が流れている場合であっても、弁構造体20によるU字溝10の外部からU字溝10内部への地下水の取り込みを確実に行うことができる。
【0027】
さらには、同一のU字溝10において、底部12の平面領域内に所要間隔をあけて均等間隔に弁構造体20を配設する等して、一本のU字溝10に複数の弁構造体20を配設してもよい。このようにU字溝10に対する弁構造体20の配設個数を増加させることにより、U字溝10の外部の地下水をより効率的にU字溝10の内部に取り込むことができるため好都合である。
さらにまた、U字溝10の底部12の幅方向に複数の弁構造体20が配設された形態を採用してもよい。この構成によれば、U字溝10の端部11における樹脂成形金型ブロックを交換するだけで弁構造体20の配設個数が異なるU字溝10を製造することができる。すなわち、樹脂成形金型の製造コストや、樹脂成形金型装置の段取り替えに要する手間が大幅に軽減し、U字溝10の製造コストの上昇を抑えることができる点で好都合である。
【0028】
また、本実施形態における弁構造体20は、U字溝10の内側表面とベース部30との間にリングパッキン70を介在させた状態で取り付けされた形態について説明しているが、リングパッキン70に代えてシール剤を塗布した形態とすることもできるし、シール加工を省略してもよい。
また、本実施形態においては、弁体として合成ゴム製の傘形弁40を用いた形態について説明をしているが、シリコーン樹脂等の合成樹脂製の傘形弁40としてもよい。また、弁体は、U字溝10の内側から外側への水の流出を許容せず、U字溝10の外側から内側への水の流入を許容することができれば、他の公知の弁体を採用してもよいのはもちろんである。
【符号の説明】
【0029】
10,10A,10B U字溝
12 底部
12A 装着孔
14 側壁部
17 山部
18 平坦部
20 弁構造体
30 ベース部
31 上筒部
31A 通水孔
31B フランジ部
32 下筒部
32A 雄ねじ部
33 仕切板
33A 連通孔
40 傘形弁
42 取付軸
42A 太径部
44 傘部
50 上キャップ
51 通水孔
60 下キャップ
62 取込孔
70 リングパッキン
80 吸出し防止材
90 隙間部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外表面が波型形状に形成された合成樹脂製のU字溝において、
前記U字溝の内側から外側への水の流出は許容せず、前記U字溝の外側から内側への水の流入は許容する弁構造体が、前記U字溝どうしの連結部の外側におけるU字溝の底部に形成された平坦部に配設されていることを特徴とするU字溝。
【請求項2】
前記平坦部と前記連結部の内側U字溝の外表面との間には隙間部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のU字溝。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−2274(P2013−2274A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−245101(P2011−245101)
【出願日】平成23年11月9日(2011.11.9)
【分割の表示】特願2011−134466(P2011−134466)の分割
【原出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【特許番号】特許第4904438号(P4904438)
【特許公報発行日】平成24年3月28日(2012.3.28)
【出願人】(390034795)鳥居化成株式会社 (10)
【Fターム(参考)】