説明

USBポートを備える情報処理装置

【課題】USB機器が使用可能な状態になった、また、取り外し可能な状態になった接続状態を簡易に視認することが可能で、且つ、入力デバイスが接続されていない場合には、各USBポートのUSB機器の取り外し処理を実行させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置1は、USBポート13と、USB機器の取り外し処理を要求する入力部15と、USB機器がUSBポートに接続時の接続処理状態、及び、取り外し時の取り外し処理状態を処理するUSB機器接続制御部11と、USBポートとUSB機器の接続の有無信号、及び入力部からの取り外し要求信号を前記USB機器接続制御部に送るとともに、USB機器接続制御部からの出力を受信して、USB機器の接続処理状態及び取り外し処理状態を出力する入出力コントロールハブ12と、入出力コントロールハブの出力を表示させる表示部14と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、USBポートを備える情報処理装置に係り、特に、USB機器との接続状態を簡易に表示するUSBポートを備える情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、USB(Universal Serial Bus)ポートを備えたPC(Personal Computer)等の情報処理装置の周辺機器(ここではUSB機器と呼ぶ)が増えている。
【0003】
このようなUSBの特徴は、高速・高信頼性通信が可能で、プラグ&プレイによる使いやすさもあることや、小型コネクタであること、さらに電力供給による省スペースが可能であることからも、外付けHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどのHigh-speedデバイスや、マウス/キーボードのようなLow-speedデバイスなどにも採用されている。
【0004】
これらのUSB機器は、PC等のホスト機器に接続後、エニュメレーションと呼ばれる初期化処理が行われた後に、ドライバがロードされ使用可能になる。
【0005】
また、USB機器をホスト機器から取り外すときには、マウスもしくはキーボードなどの入力デバイスから、取り外すことをOS(Operating System)に通知し、その後OSから取り外しの許可を得て、ホスト機器のディスプレイ上から取り外し可能状態になったことを確認して取り外す、取り外し処理が必要となる。
【0006】
記憶媒体のようなUSB機器(USB−HDD、USBメモリなど)では、ホスト機器に接続後、ホスト機器内のメモリにUSB機器のデータが一時的にキャッシュされる。
【0007】
そのため、ホスト機器上からUSB機器のデータに変更を加えるという作業は、実際にはホスト機器にキャッシュされたデータに変更を加えるということになる。ホスト機器上からの変更作業が終了し、USB機器を取り外す際、OSに取り外すことを通知し、取り外し処理が開始される。この取り外し処理時に、ホスト機器にキャッシュさていて変更が加えられたデータが、USB機器に書き込まれ、USB機器のデータへの変更が反映される。
【0008】
そのため、この取り外し処理を実施せずにUSB機器を取り外すと、ホスト機器のメモリにキャッシュされたUSB機器のデータが、USB機器に書き込まれず、USB機器のデータが保存されない場合がある。
【0009】
最悪の場合、USB機器のデータを破損する恐れがあるので、USB機器を取り外す場合には、取り外し処理を実施しなければならない。
【0010】
また、ホストに接続された周辺機器の接続状態を表示させる技術には、無線および有線接続された周辺機器の接続構成を視覚的に図示するため、各周辺機器の接続状態を常時記憶する接続状態記憶部、予め各周辺機器に対応付けた識別表示データを記憶する周辺機器データ記憶部、各周辺機器の接続状態を表示するための接続状態表示部、前記コンピュータに前記有線デバイスが接続されている否か、および前記コンピュータとの通信可能範囲内に前記無線デバイスが存在するか否かを少なくとも判定することにより周辺機器の接続状態を検出する周辺機器検出手段、接続状態記憶部に記憶されている過去の各周辺機器の接続状態と、周辺機器検出手段が検出した現在の各周辺機器の接続状態とを比較することにより接続状態に変更があるか否かを判定する接続状態判定手段、接続状態表示部に接続状態判定手段が、変更があると判定した周辺機器について接続状態記憶部を更新すると共に、周辺機器データ記憶部を参照して周辺機器の識別表示データを少なくとも前記接続状態表示部に表示して、周辺機器の接続状態を表示する接続状態表示手段、を備えたことを特徴とする接続状態表示装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2006−171933号公報(図1、第1頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
USB機器を使用する際、PC等の情報処理装置に接続後、OSがUSB機器の接続を検出し、ドライバをロードする。そして、初期化処理が終了し使用可能な状態になると、この状態をOSは画面表示部のスクリーン上に表示させる。
【0013】
この時、画面表示部が接続されていない構成の場合、あるいは、アプリケーションがフルスクリーンで運用されている場合に画面表示部のスクリーン上でUSB機器の状態が確認できない構成の場合には、USB機器が使用可能状態になったことを確認することができない問題がある。
【0014】
また、USB機器を情報処理装置から取り外すときには、マウスもしくはキーボードなどの入力デバイスで、取り外すことをOSに通知し、OSが取り外し処理を実行して、取り外し処理が完了すると、USB機器が取り外し可能状態であることを画面表示部のスクリーン上を視認して取り外すという手順を踏む。
【0015】
この手順は、マウスもしくはキーボードのような入力デバイスが接続されていないサーバとして運用している情報処理装置の場合には、OSにUSB機器を取り外すことを通知することができない問題がある。
【0016】
また、特許文献1のような接続状態を表示させる画面表示部が接続されていない構成の場合や、表示させる画面表示部を備えている構成の場合でもアプリケーションがフルスクリーンで表示された状態で運用されている場合においては、同様に、OSに取り外すことを通知することはできないので、取り外し可能になった状態を視認することが出来ない問題がある。
【0017】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、情報処理装置において、USB機器が使用可能な状態になった、また、取り外し可能な状態になった接続状態を簡易に視認することが可能で、且つ、マウスもしくはキーボードのような入力デバイスが接続されていない場合には、各USBポートのUSB機器の取り外し処理を実行させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するために、本発明によるUSBポートを備える情報処理装置は、USBポートを備える情報処理装置であって、前記情報処理装置は、前記USBポートと、前記USBポートからUSB機器の取り外し処理を要求する入力部と、前記USB機器が前記USBポートに接続時の接続処理状態、及び、取り外し時の取り外し処理状態を処理するUSB機器接続制御部と、前記USBポートと前記USB機器の接続の有無信号、及び前記入力部からの取り外し要求信号を前記USB機器接続制御部に送るとともに、前記USB機器接続制御部からの出力を受信して、前記USB機器の接続処理状態及び取り外し処理状態を出力する入出力コントロールハブと、前記入出力コントロールハブの出力を表示させる表示部と、を備え、前記USB機器接続制御部は、前記USB機器接続制御部は、前記USB機器が接続されていない状態では、前記入出力コントロールハブを介して前記表示部に「消灯」信号を送り、前記USB機器が前記USBポートに接続される場合に、前記USB機器の接続処理の開始したことを検出して「接続処理中」信号を前記表示部に送り、続いて、前記USB機器の接続処理を完了したことを検出して「接続処理完了」信号を前記表示部に送り、前記USB機器接続制御部は、前記USB機器を前記USBポートから取り外す場合に、前記入力部からの取り外し要求を検出し、且つ、前記USB機器の取り外し処理を開始したことを検出して「取り外し処理中」信号を前記表示器に送り、続いて、前記USB機器の取り外し処理を完了したことを検出して「取り外し処理完了」信号を前記表示器に送る様にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、情報処理装置において、USB機器が使用可能な状態になった、また、取り外し可能な状態になった接続状態を簡易に視認することが可能で、且つ、マウスもしくはキーボードのような入力デバイスが接続されていない場合には、各USBポートのUSB機器の取り外し処理を実行させることができる情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施例1のUSBポートを備える情報処理装置の構成図。
【図2】USB機器が接続された場合のUSB機器接続制御部の処理動作を説明するフローチャート図。
【図3】USB機器の取り外し要求があった場合のUSB機器接続制御部の処理動作を説明するフローチャート図。
【図4】実施例2のUSBポートを備える情報処理装置の構成図。
【図5】USBメモリが接続された場合のUSBエンクロージャの動作を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0022】
図1は実施例1のUSBポートを備える情報処理装置の構成図である。情報処理装置1は、例えば、汎用的なPCで構成される。
【0023】
図1において、情報処理装置1は、外部のUSB機器2と接続するUSBポート13と、USBポート13からUSB機器の取り外し処理を要求する入力部15と、USB機器2がUSBポート13に接続時の接続処理状態、及び、取り外し時の取り外し処理状態を制御するUSB機器接続制御部11と、USBポート13とUSB機器2の接続の有無信号を入力し、及び入力部15からの取り外し要求信号をUSB機器接続制御部11に送るとともに、USB機器接続制御部11からの出力を受信して、USB機器2の接続処理状態及び取り外し処理状態を出力する入出力コントロールハブ12(I/O Controller Hub)と、入出力コントロールハブ12の出力を表示させる表示部14とを備える。
【0024】
次に、各部の構成について説明する。USB機器接続制御部11は、USB機器接続制御部11が実行する基本プログラム11aと、USB機器2の接続状態を処理するUSB接続制御プログラム11bと、この基本プログラム11aとUSB接続制御プログラム11bとに基づいてUSB接続制御プログラム11bを実行する図示しないCPUとを備える。
【0025】
入出力コントロールハブ12は、USB機器2とのUSBポート(通信ポート)13と接続され、USB機器2との接続の有無を検出しUSB機器接続制御部11に通知するとともに、USB機器接続制御部11からの命令を受信してUSB機器2との通信を制御するUSBバスコントローラ12aを備える。
【0026】
さらに、USB機器接続制御部11から表示部14に表示信号を送るとともに、入力部15からのUSB機器2の取り外し要求信号をUSB機器接続制御部11に送る汎用入出力ポート(GPIO:General Purpose Input/Output)12bとを備える。
【0027】
表示部14は、USB機器2との接続状態を簡易に視認できるものであれば良いので、発光ダイオード(LED)等の小型のランプであること、また、入力部15は、オンオフ信号の生成が容易に操作できる小型の押釦スイッチであれば良く、情報処理装置1に取り付けスペース要さないものが望ましい。
【0028】
尚、USBバスコントローラ12aは、複数のUSBポート13との通信を制御することも可能で、複数のUSBポート13を備える場合には、表示部14及び入力部15は、夫々のUSBポート13に対応した入出力信号点数を備えるようにしておく。
【0029】
次に、このように構成された情報処理装置1のUSB機器接続制御部11の処理動作について、図2、図3を参照して説明する。
【0030】
図2は、USB機器接続制御部11がUSB機器2の接続を検出した場合の処理動作を、また図3は、USB機器接続制御部11に対してUSB機器2の取り外し処理の要求が入力部15からあった場合の処理動作を説明するフローチャートである。
【0031】
図2において、USB機器接続制御部11のUSB機器接続制御プログラム11bは、情報処理装置1に電源が投入されると初期化処理を実行し、汎用入出力ポート12bを介して、表示部14に消灯信号を送る(s1)。
【0032】
次に、USBポート13にUSB機器2が接続された場合、USBバスコントローラ12aを介して、基本プログラム11aがUSB機器の接続を検出する(s2)。
【0033】
そして、USB機器接続制御プログラム11bは、基本プログラム11aが、USB機器2との接続処理中であるか否かを問い合わせ(s3)、接続処理中である場合、表示部14に「接続処理中」を示す点滅信号を表示部14に送る(s4)。
【0034】
さらに、USB機器接続制御プログラム11bは、基本ソフト11aが、接続処理を完了したか否かを問い合わせ(s5)、接続処理が完了している場合、表示部14に「接続処理完了」を示す点灯信号を送る(s6)。
【0035】
次に、図3を参照して、USB機器2を取り外す場合の取り外し処理について説明する。USB機器接続制御プログラム11bは、入力部2からのUSB機器2の取り外し要求信号を、汎用入出力ポート12bを介して受信する(s11)。
【0036】
すると、USB機器接続制御プログラム11bは、基本プログラム11aに取り外し処理の要求を通知し、基本プログラム11aが取り外し処理の開始を問い合わせ(s12)、基本プログラム11aが取り外し処理を開始したことを検出する。
【0037】
そして、「取り外し処理中」である点滅信号を、汎用入出力ポート12bを介して表示部14に送る(s13)。
【0038】
さらに、基本プログラム11aがUSB機器の取り外し処理を完了しているか否かを問い合わせ(s14)、取り外し処理の完了を検出した場合、表示部14に「取り外し処理完了」を示す消灯信号を送る(s15)。
【0039】
以上説明したように、本実施形態によれば、情報処理装置1の操作者は、USB機器2を情報処理装置1に接続後、情報処理装置1に設ける小型の表示部14の表示状態から、消灯(接続前)→点滅(接続処理中)→点灯(接続処理完了)と状態が変化することを視認することで、USB機器2が使用可能状態になったことを知ることができる。
【0040】
また、本実施形態によれば、情報処理装置1の操作者は、USB機器2の取り外し要求を入力部15の押釦スイッチを操作して要求し、表示部14の表示状態が、点灯(接続中)→点滅(取り外し処理中)→消灯(取り外し処理完了)と状態が変化し、さらに(消灯)したことを視認することにより、USB機器2が情報処理装置1から取り外し可能状態になったことを知ることができる。
【0041】
このような実施形態の情報処理装置によれば、画面表示部(ディスプレイ)、キーボード、マウスの接続されていない情報処理装置において、USB機器との接続処理が実行中であることや、接続処理が完了し、使用可能状態であることを容易に知ることができる。
【実施例2】
【0042】
図4及び図5を参照して、実施例2を説明する。図4に示す実施例2が、実施例1と同じ部分は同一の符号を付し、その説明を省略する。実施例2が実施例1と異なる点は、USB機器2が移動可能なUSBメモリの場合において、情報処理装置1に、USBメモリを収納するUSBエンクロージャ16を備え、USBメモリの情報を保護するセキュリティ機能を付加するようにしたことにある。
【0043】
図4は、USBエンクロージャ16を備える情報処理装置1の構成図で、図5は、USBエンクローじゃ6の部分の構造の例を平面、または側面から見た図である。
【0044】
図4及び図5に示すように、USBエンクロージャ16は、USBメモリ2を着脱する着脱口Aを開閉するメカニカルなシャッタ16bと、USB機器接続制御部11で生成するUSB機器の「取り外し処理完了」信号/「接続処理完了」信号に基づいて、シャッタ16を「開」/「閉」する駆動部16aと、を備える。
【0045】
さらに、USB機器接続制御プログラム11bは、予め登録されるパスワードまたは指紋データと、入力部15から送られるパスワードまたは指紋データの認証を行う認証プログラムと、を記憶し、入力部15は、図示しないパスワード入力部または図示しない指紋検出器と、を備え、入力部15からのシャッタ16bの開閉操作を認証データのみに制限して、USBメモリ2の盗難を防止する。
【0046】
次に、このように構成された、USBエンクロージャ6の詳細について説明する。シャッタ16bは、上方処理装置の筺体の一側面に設けられ、上下または左右の一方向に着脱口Aを開閉可能で、その材質は剛性を備えたものであれば良く、小型のモータなどを駆動源とする駆動部16aで作動する。
【0047】
駆動部16aは、汎用入出力ポート12bを介して、USB機器接続制御部11で生成された「取り外し処理完了」信号/「接続処理完了」信号に基づいて、シャッタ16を「開」/「閉」する。
【0048】
本実施例2によれば、USBメモリ自身をメカニカルなシャッタ16bでUSBメモリ2の着脱口Aを情報処理装置1内に収納したので、USBメモリ2の盗難を防止し、情報の恐れがない情報処理装置を提供することが出来る。
【0049】
尚、本発明は上述したような実施例に何ら限定されるものでなく、表示部及び入力部は、コンパクトで視認しやすい位置に備えるものであれば良く、また、接続状態の処理は、基本プログラムの構成によりUSB接続制御部との処理機能の分担はそのプログラムの構成によって適宜変更することが可能である。
【0050】
本発明のいくつかの実施例を説明したが、これらの実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
【0051】
これらの新規な実施例は、その他の様々な実施例で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更をおこなうことが出来る。
【0052】
これらの実施例や変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明の要旨とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0053】
1 情報処理装置
2 USB機器(USBメモリ)
2a USBポート
11 USB機器接続制御部
11a 基本プログラム(OS)
11b USB機器接続制御プログラム
12 入出力コントロールハブ
12a USBバスコントローラ
12b 汎用入出力ポート
13 USBポート
13a USBコネクタ
14 表示部
15 入力部
16 USBエンクロージャ
16a 駆動部
16b シャッタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
USBポートを備える情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、前記USBポートと、
前記USBポートからUSB機器の取り外し処理を要求する入力部と、
前記USB機器が前記USBポートに接続時の接続処理状態、及び、取り外し時の取り外し処理状態を処理するUSB機器接続制御部と、
前記USBポートと前記USB機器の接続の有無信号、及び前記入力部からの取り外し要求信号を前記USB機器接続制御部に送るとともに、前記USB機器接続制御部からの出力を受信して、前記USB機器の接続処理状態及び取り外し処理状態を出力する入出力コントロールハブと、
前記入出力コントロールハブの出力を表示させる表示部と、
を備え、
前記USB機器接続制御部は、前記USB機器接続制御部は、前記USB機器が接続されていない状態では、前記入出力コントロールハブを介して前記表示部に「消灯」信号を送り、前記USB機器が前記USBポートに接続される場合に、前記USB機器の接続処理の開始したことを検出して「接続処理中」信号を前記表示部に送り、
続いて、前記USB機器の接続処理を完了したことを検出して「接続処理完了」信号を前記表示部に送り、
前記USB機器接続制御部は、前記USB機器を前記USBポートから取り外す場合に、前記入力部からの取り外し要求を検出し、且つ、前記USB機器の取り外し処理を開始したことを検出して「取り外し処理中」信号を前記表示器に送り、
続いて、前記USB機器の取り外し処理を完了したことを検出して「取り外し処理完了」信号を前記表示器に送る様にしたことを特徴とするUSBポートを備える情報処理装置。
【請求項2】
前記「接続処理中」及び前記「取り外し処理中」信号は、前記表示器が点滅する点滅信号とし、「接続処理完了」信号は連続点灯信号、「取り外し処理完了」信号は、連続消灯信号とした請求項1に記載のUSBポートを備える情報処理装置。
【請求項3】
前記入力部はスイッチとし、前記表示部は、発光ダイオードとした請求項1に記載のUSBポートを備える情報処理装置。
【請求項4】
前記USB機器はUSBメモリであって、当該USBメモリを前記USBポートに接続した状態で前記情報処理装置内に収納するUSBエンクロージャを備え、
前記USBエンクロージャは、前記USBメモリを着脱する着脱口を開閉するメカニカルなシャッタと、
前記USB接続制御部で生成する前記「取り外し処理完了」信号/「接続処理完了」信号に基づいて、前記シャッタを「開」/「閉」する駆動部と、
さらに、前記USB機器接続制御プログラムは、予め登録されるパスワードまたは指紋データと、前記入力部から送られるパスワードまたは指紋データの認証を行う認証プログラムと、を備え、
前記入力部は、パスワード入力部または、指紋検出器と、
を備え、
前記入力部からの前記シャッタの開閉操作を認証により制限して、前記USBメモリの盗難を防止するようにした請求項1に記載のUSBポートを備える情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−258181(P2011−258181A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−37595(P2011−37595)
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】