説明

VoIP端末を通した決済処理方法、及びそのための記録媒体

【課題】本発明はカードリーダーと複数の通信手段を具備するVoIP端末を通した決済処理方法、及びそのための記録媒体を提供する。
【解決手段】前記決済処理方法は、前記複数の通信手段の中の第1通信媒体を通じて、カード取引情報を含むカード取引のメッセージを受信するステップと、前記カード取引のメッセージを受信すると前記カード取引情報を出力し、前記カードリーダーを通じてカード取引の決済処理のためのカード情報を読み取るステップと、前記カード情報とカード取引情報を含む取引要請情報を生成するステップと、前記複数の通信手段中の第2通信媒体を通じて、前記取引要請情報を通信網上のカード取引サーバーへ転送するステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカードリーダーと複数の通信手段を具備するVoIP端末を通した決済処理方法に関するものであって、特に複数の通信媒体に接続するVoIP端末で各通信環境に適合した通信媒体等を探索および検出し、前記検出した通信媒体等の中のある一つを、カード取引情報を受信(または入力)する第1通信媒体とし、他の一つを取引要請のため第2通信媒体として定義し運用することによって、前記通信環境の特性とは関係なく、VoIP端末に集中してカード取引が可能な方法に関するものである。
また、本発明は前記カードリーダーと複数の通信手段とを具備するVoIP端末を通した決済処理方法を実行するプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
情報通信技術の持続的な発展と、VoIP(Voice over Internet Protocol)事業者選定に伴うVoIPインフラが構築されながら、既存の電話網の代わりにIP通信網を通じて音声通話サービス、データ通信、及びマルチメディア サービスを同時に提供する、VoIPサービスが順次普及している。
前記のVoIPサービスは、各家庭、売り場、事務室において、すでに普及しているIP通信網を利用するため、VoIP使用者の間の音声通話は非常に安い価格で提供することが可能であり、前記のVoIP網の以外にも他の網(例えば、有線電話網、または移動電話網)へと信号を連結する時、事業者が通話料の精算にともなう費用を支払うなど、経済的側面において非常に優れた競争力を持つ。
【0003】
しかし、各家庭、売り場、事務室に普及しているIP通信網の通信媒体が皆同様なものではないし、一部のIP通信網は、UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルを通した有線通信媒体を備えており、他のIP通信網は、無線AP(Access Point)を利用した無線通信媒体を備えている。また、家庭、売り場、事務室において前記のVoIP端末の以外に前記IP通信網に接続する、極めて多くの装置等が存在することができる、という問題がある。それだけではなく、前記のVoIP端末にカードリーダーを具備しカード決済を提供する方法が提案されたことがあるが、前記のVoIP端末が、公開されたIP通信網を通じて通信連結される特性上、ハッキング及び情報流出を防止するために前記のVoIP端末に非常に多くの保安要素を具備しなければならない、という問題もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、複数の通信媒体に接続するVoIP端末において、カード取引が要請される通信環境に適合するように、知能的に通信媒体を選択し、カード取引を処理することによって、前記の通信環境の特性と関係なく、前記のVoIP端末に集中してカード取引が可能な方法、及びそのための記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために、本発明の一観点によるカードリーダーと複数の通信手段を具備するVoIP端末を通した決済処理方法は、前記複数の通信手段の中の第1通信媒体を通じて、カード取引情報を含むカード取引のメッセージを受信するカード取引のメッセージ受信ステップと、前記カード取引のメッセージを受信すると前記カード取引情報を出力し、前記カードリーダーを通じて、前記カード取引の決済処理のためのカード情報を読み取るカード情報提供ステップと、前記カード情報とカード取引情報を含む取引要請情報を生成する取引要請情報生成ステップと、前記複数の通信手段の中の第2通信媒体を通じて、前記取引要請情報を通信網上のカード取引サーバーへ転送する取引要請情報送信ステップと、を含むことができる。
【0006】
また、前記カード取引のメッセージ受信ステップは、通信網上の情報通信端末において通信網上の取引要請サーバーへ接続し、前記VoIP端末を通したカード取引の決済を選択して前記のVoIP端末情報を前記取引要請サーバーへ転送するステップと、前記取引要請サーバーにおいて前記受信したVoIP端末情報と前記カード取引情報を、前記カード取引サーバーへ転送するステップと、前記カード取引サーバーにおいて前記カード取引情報を含み、前記のVoIP端末情報に対応するカード取引のメッセージを構成するステップと、前記カード取引サーバーにおいて前記のVoIP端末の第1通信媒体を通じ、前記のVoIP端末へ前記カード取引のメッセージを転送するステップと、を含むことができる。
【0007】
または、前記カード取引のメッセージ受信ステップは、前記のVoIP端末において通信網上の取引要請サーバーと音声通話チャンネルを連結し、前記のVoIP端末を通したカード取引の決済を選択するステップと、前記取引要請サーバーにおいて前記のVoIP端末情報を確認し、前記のVoIP端末情報と前記カード取引情報を前記カード取引サーバーへ転送するステップと、前記カード取引サーバーにおいて前記カード取引情報を含み、前記のVoIP端末情報に対応するカード取引のメッセージを構成するステップと、前記カード取引サーバーにおいて前記のVoIP端末の第1通信媒体を通じ、前記VoIP端末へ前記カード取引のメッセージを転送するステップと、を含むことができる。
【0008】
また、前記方法は、前記取引要請情報に含まれているカード情報がクレジットカード/チェックカードから読み取られた場合には、前記カード取引サーバーにおいて前記取引要請情報を含む電文を構成した後、前記カード情報に対応するカード会社のサーバーへ送り、決済承認するように処理するステップを、さらに含むことができる。
または、前記方法は、前記取引要請情報に含まれているカード情報が直払いカード/キャッシュカードから読み取られた場合には、前記カード取引サーバーにおいて前記取引要請情報を前記カード情報に対応する金融会社サーバーへ中継転送し、決済承認するように処理するステップを、さらに含むことができる。
【0009】
または、前記方法は、前記取引要請情報を通じて、チケットの予約/前売りのためのカード取引が承認された場合には、前記チケットの予約/前売りにともなう電子チケットデータを受信し保存装置に記録するステップを、さらに含むことができる。
また、本発明の他の一観点によるコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、前述した前記方法を実行するプログラムを記録したものとなることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、IP基盤通信網を通じ音声通話サービス、データ通信、及びマルチメディア サービスを同時に提供する、VoIP端末において、各通信環境に適合した複数の通信媒体を探索及び検出し、検出した複数の通信媒体の中のある一つを、カード取引情報を受信(または入力)する第1通信媒体とし、他の一つを取引要請のための第2通信媒体と定義することによって、前記VoIP端末と近距離に位置する情報通信端末を通したオンライン取引、電話接続を通した音声通話の取引、前記VoIP端末に備えられたカード取引メニューの選択に伴う端末取引などを、前記通信環境の特性に関係なく、前記VoIP端末に集中化し処理することができるようになる。
また、本発明によると、通信媒体の識別を通したカード取引機能を具備するVoIP端末を通じて、各カード取引の時点の通信媒体を動的割り当てることによって、高度な別途の保安要素を具備しなくても安全で、なお且つ安くカード取引を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の好ましい実施例等を、添付した図面を参照しながら詳しく説明する。ただし、後述する用語などは、本発明の様々な機能などを効果的に説明するために定義したものであって、該当技術分野の通常の知識を有する者により変更することができるし、この場合、前記用語の定義は、本発明の技術的思想に基づいて作るべきであろう。
【0012】
図1は、本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引機能を具備するVoIP複合端末100の機能構成を図示した概略図である。すなわち、本具現例は、近距離無線通信、近距離有線通信、近距離光通信、広域通信の中で、いずれか一つ以上を含む多重通信媒体に接続するVoIP端末において、カード取引が要請される通信環境に適合するように、知能的に通信媒体を選択して処理する機能を具備するVoIP複合端末100に関するものであって、本発明はこれに限られず、該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加を含むことができる。
また、前記通信媒体の識別を通したカード取引は、カードを利用した支払いの決済、金融取引、口座振替納付、チケットの予約/前売り、電子貨幣の充電の中で、いずれか一つ以上を含むことが望ましい。
【0013】
図1を参照すると、通信媒体の識別を通したカード取引のためのVoIP複合端末100は、基本的に制御部105と、メモリー部130と、カードリーダー部110と、キー入力部120と、画面出力部115と、サウンド処理部125と、保安応用モジュール150と、前記VoIP複合端末100に電源を供給する電源供給部153とを含む。
また、VoIP複合端末100は、これを複数の通信媒体と通信連結する無線通信部135と、有線通信部140と、光通信部145とを、一つ以上含んでおり、一つ以上の端末機能部(未図示)を、さらに含むこともできる。
【0014】
前記制御部105は、機能の構成上、VoIP複合端末100の全般的な動作を制御し、各構成要素間の情報、またはデータの流れを管理し、通信媒体の識別を通したカード取引のためにVoIP複合端末100に備えられる、一つ以上の構成要素を相互連動および制御する構成要素を総称する。
また、前記制御部105は、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)/MPU(Micro Processing Unit)を含む、一つ以上のプロセッサーと実行メモリー(例えば、レジスター又はRAM(Random Access Memory))、および所定のデータを入出力するバス(BUS)を含んでおり、ソフトウェアとしては、VoIP複合端末100の特有の機能を遂行するために所定の記録媒体から前記実行メモリーにロードされ、前記プロセッサーにより演算処理する所定のプログラム ルーチンまたはプログラム データを含む。 したがって、前記通信媒体の識別を通したカード取引のために前記VoIP複合端末100に備えられている記録媒体に記録するプログラム、または前記VoIP複合端末100に備える機能構成の中でソフトウェアにより処理が可能な構成要素は前記制御部105内に備えられることもできる
【0015】
また、前記メモリー部130は、VoIP複合端末100の全般的な動作を制御するための所定のプログラム コードまたはプログラム データを保存するための非揮発性メモリーを総称し、特に前記VoIP複合端末100に備えられた近距離無線通信、近距離有線通信、近距離光通信、広域通信の中で、いずれか一つ以上を含む複数の通信媒体情報と通信媒体の識別を通したカード取引を制御するための通信媒体別の取引制御情報を連係して保存することが望ましい。
また、前記通信媒体は、前記VoIP複合端末100と一つ以上の装置(またはサーバー)(以下、便宜上“通信対象”という)の間の、データの交換のための媒体を総称し、前記VoIP複合端末100と通信対象を接続する通信網(例えば、有線通信網、無線通信網)と前記通信網に備えられた通信プロトコル、および各種ケーブルと電波(または電波送受信装置)を含む媒体を一つ以上含む。
【0016】
また、前記通信媒体は、前記VoIP複合端末100と通信対象の間のデータ交換を処理する近距離無線通信媒体、近距離有線通信媒体、光通信媒体、広域通信媒体の中で、いずれか一つ以上を含むことが望ましい。
また、前記近距離無線通信媒体は、パケット交換方式の近距離無線通信媒体、または直接通信方式の近距離無線通信媒体を一つ以上含んでおり、前記近距離有線通信媒体は、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、または直接通信方式の近距離有線通信媒体を一つ以上含んでいる。
また、前記広域通信媒体は、有線通信媒体または無線通信媒体を一つ以上含む。
【0017】
また、前記パケット交換方式の近距離無線通信媒体は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する無線AP(Access Point)、または無線IP共有機を無線を通じ近距離通信チャンネルを連結し、前記無線AP(または無線IP共有機)を通じこれと近距離に位置する一つ以上の通信対象を、無線を通して近距離通信チャンネルに連結する通信媒体として、IEEE802.11.x規格に従う、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイファイ(Wi-Fi)、UWB(Ultra Wide Band System)等を一つ以上含んでいるが、本発明はこれに限られない。
また、前記直接通信方式の近距離無線通信媒体は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を無線を通して近距離通信チャンネルに直接連結する通信媒体として、直接通信方式を支援するRF(Radio Frequency)通信、ブルートゥース、ワイファイ、UWBを一つ以上含んでいるが、本発明はこれに限られない。
【0018】
また、前記パケット交換方式の近距離有線通信媒体は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置するハブ(または、IP共有機、通信モデム)を、有線を通じて近距離通信チャンネルに接続し、前記ハブ(または、IP共有機、通信モデム)を通じてこれと近距離に位置する通信対象を、有線を通じて近距離通信チャンネルに連結する通信媒体として、ネットバイアス規格、IPX/SPX規格、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)規格の中で、一つ以上を含んでいるが、本発明はこれに限られない。
また、前記直接通信方式の近距離有線通信媒体は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を、有線を通じて近距離通信チャンネルに直接連結する通信媒体として、直接通信方式を支援するUSB(Universal Serial Bus)、RS−232cを一つ以上含んでいるが、本発明はこれに限られない。
【0019】
また、前記光通信媒体は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象と赤外線領域の光通信を通じて近距離通信チャンネルに直接連結する通信媒体として、IrDA(Infrared Data Association)規格に従う赤外線通信、IrDAのIrFM(Infrared Finance Messaging)規格に従う赤外線通信を一つ以上含んでいるが、本発明はこれに限られない。
また、前記有線通信媒体は、前記VoIP複合端末100が有線通信網に接続する場合、前記VoIP複合端末100と前記有線通信網上の通信対象を、有線通信を通じてパケット交換方式の通信チャンネルを連結する通信媒体として、TCP/IP規格に従うデータ通信と、このデータ通信を基盤とするVoIP基盤の音声通話を提供することが望ましい。
【0020】
また、前記無線通信媒体は、前記VoIP複合端末100が一つ以上の無線区間を含む無線通信網に接続する場合、前記VoIP複合端末100と前記無線通信網上の通信対象を無線通信を通じてパケット交換方式の通信チャンネルを連結する通信媒体として、IEEE802.16x規格、HSAPDA(High-Speed Downlink Packet Access)規格を一つ以上従う、データ通信とこのデータ通信を基盤とするVoIP基盤の音声通話を提供することが望ましい。
かくして、前記通信媒体情報は、前記のように、VoIP複合端末100が通信接続する一つ以上の通信媒体に対応する、一つ以上の近距離無線通信媒体情報、近距離有線通信媒体情報、光通信媒体情報、有線通信媒体情報、無線通信媒体情報などを含むことが望ましいし、万一これらの通信媒体の中で具備していない通信媒体に対応する通信媒体情報は省略可能である。
【0021】
また、前記通信媒体別の取引制御情報は、前記VoIP複合端末100を利用したカード取引処理の際、前記カード取引処理のための通信媒体転換情報と前記カード取引の保安処理のために必要な、一つ以上の通信媒体別のキー値を含んでおり、前記VoIP複合端末100使用者の情報入力の便宜のために、一つ以上の決済関連の自動入力情報(未図示)をさらに含むこともできる。
また、前記通信媒体別の取引制御情報に含まれている通信媒体転換情報は、前記VoIP複合端末100を利用したカード取引処理の際、前記カード取引処理のためのカード取引情報を前記VoIP複合端末100に備えられている複数の通信媒体の中で、いずれか一つの特定の通信媒体を通じ受信する場合、前記カード取引情報を受信する第1通信媒体情報と、前記カード取引情報と前記カードリーダー部110を通じて読み取られるカード情報を含む、取引要請情報を転送するための第2通信媒体情報を含むことが望ましいし、これによって前記VoIP複合端末100で第1通信媒体情報が確認されると、前記第1通信媒体に切り替えて、カード取引を処理する一つ以上の第2通信媒体情報が確認される。
【0022】
また、もしカード取引情報が受信されないで前記キー入力部120を通じて入力する場合、前記通信媒体転換情報は、前記キー入力部120を通じて入力されるカード取引情報と、前記カードリーダー部110を通じて読み取られるカード情報とを含む、取引要請情報を転送するための第2通信媒体情報を含むことが望ましいし、前記VoIP複合端末100が前記カード取引処理の前に連結した第1通信媒体は、前記第2通信媒体と同一のものか、または他の通信媒体を含むことができる。
また、前記通信媒体別の取引制御情報に含まれている通信媒体別のキー値は、前記VoIP複合端末100と前記取引要請情報を受信する通信対象の間に、前記取引要請情報に対する機密性(confidentiality)、認証(authentication)、無欠性(integrity)、及び否認防止(nonrepudiation)を確保するための暗号化キー(または復号化キー)を一つ以上含むことが望ましい。
また、前記通信媒体別の取引制御情報に含まれている決済関連の自動入力情報は、前記VoIP複合端末100を利用したカード取引処理の際、前記キー入力部120を通じて前記使用者によって入力する情報の中で、自動入力(または自動入力後修正)しても差し支えない情報を一つ以上含むことができる。
【0023】
また、前記カードリーダー部110は、前記カードに備えられている一つ以上のカード情報を読んでくるためのインターフェースを提供し、MSカードと前記VoIP複合端末100の間にインターフェースを提供するMSリーダー部、または接触式ICカードと前記VoIP複合端末100の間にインターフェースを提供する接触式ICリーダー部、または非接触式ICカードと前記VoIP複合端末100の間にインターフェースを提供する非接触式ICリーダー部を含む。
【0024】
また、前記カード情報は、前記通信媒体の識別を通したカード取引のための顧客決済手段に対応するカード番号と、有効期間情報及びカード発給社情報とを一つ以上含むことができ、前記カード番号は、クレジットカード番号、チェックカード番号、先払いカード番号を一つ以上含むことができる。
または、前記カード情報は、前記通信媒体の識別を通したカード取引のための顧客金融手段に対応する口座番号(またはカード番号)と、金融会社情報とを一つ以上含むことができ、ここで前記口座番号は、実際の口座番号、仮想の口座番号を一つ以上含むことができ、前記カード番号は、キャッシュカード番号、直払いカード番号、チェックカード番号、クレジットカード番号を一つ以上含むことができる。
【0025】
また、前記キー入力部120は、一つ以上のキーボタンを具備するキー入力装置から入力される情報(または信号)に対応するキーデータを入力処理し、前記キー入力装置から前記通信媒体の識別を通したカード取引の提供過程において要求される、一つ以上のキーデータを入力するキー入力手段の機能を遂行する。
また、前記キー入力装置は、前記VoIP複合端末100の動作モードを初期モード、または音声通話モード、またはデータ通信モードにおいて通信媒体の識別を通したカード取引のための、一つ以上の通信媒体別の取引モードに切り替えるキーボタンを具備することが望ましい。
【0026】
また、前記画面出力部115は、前記VoIP複合端末100が所定の機能(例えば、電子決済処理機能)を遂行する過程において、前記制御部105に画面出力装置から出力されるように、あらかじめ、またはリアルタイムで定義される一つ以上の情報、またはデータを、所定のインターフェース画面を通じて出力し、一例として前記画面出力装置から前記通信媒体の識別を通したカード取引の提供ステップに対応する処理画面を出力する画面出力手段の機能を遂行する。
【0027】
また、前記サウンド処理部125は、前記VoIP複合端末100の音声通話モードにおいてサウンドの入出力を処理する機能構成部として、一つ以上の符号化されたサウンドデータ(または音声データ)をデコード(decode)し、前記VoIP複合端末100に備えられているスピーカーから出力したり、または前記VoIP複合端末100に備えられているマイクを通じて入力されるサウンド信号を、エンコード(encode)して符号化するボコーダー(vocoder)とコ-デック(codec)を具備する。
【0028】
また、前記無線通信部135は、近距離無線通信部135と広域無線通信部135を一つ以上含む。
前記近距離無線通信部135は、前記VoIP複合端末100において前記近距離無線通信媒体と通信とを連結する通信部として、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する無線AP(Access Point)、または無線IP共有機を、無線を通じて近距離通信チャンネルと連結したり、または前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を、無線を通じて近距離通信チャンネルと直接連結する。
【0029】
その一実施例として、前記近距離無線通信部135が前記VoIP複合端末100と近距離に位置する無線AP(Access Point)、または無線IP共有機を、無線を通じて近距離通信チャンネルと連結する場合、前記近距離無線通信部135は、IEEE802.11.x規格に従う、ブルートゥース(Bluetooth)通信、ワイファイ(Wi-Fi)通信、UWB(Ultra Wide Band system)通信機能を一つ以上含む。
また、他の一実施例として、前記近距離無線通信部135が前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を、無線を通じて近距離通信チャンネルと直接連結する場合、前記近距離無線通信部135は、直接通信方式を支援するRF(Radio Frequency)通信、ブルートゥース通信、ワイファイ通信、UWB通信を一つ以上含む。
【0030】
また、前記広域無線通信部135は、前記VoIP複合端末100において前記無線通信媒体と通信を連結する通信部として、前記VoIP複合端末100が一つ以上の無線区間を含む無線通信網に接続する場合、前記VoIP複合端末100と前記無線通信網上の通信対象を無線通信を通じて、パケット交換方式の通信チャンネルを連結する。
また、前記広域無線通信部135は、 IEEE802.16x規格、HSAPDA規格を一つ以上従う、データ通信と、前記データ通信を基盤とするVoIP基盤の音声通話を提供することが望ましい。
【0031】
また、前記有線通信部140は、近距離有線通信部140と広域有線通信部140を一つ以上含む。
前記近距離有線通信部140は、前記VoIP複合端末100で前記近距離有線通信媒体と通信を連結する通信部として、前記VoIP複合端末100と近距離に位置するハブ(または、IP共有機、通信モデム)を、有線を通じて近距離通信チャンネルに連結したり、または前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を、有線を通じて近距離通信チャンネルと直接連結する。
その一実施例として、前記近距離有線通信部140が前記VoIP複合端末100と近距離に位置するハブ(または、IP共有機、通信モデム)を、有線を通じて近距離通信チャンネルと連結する場合、前記近距離有線通信部140は、ネットバイアス規格、IPX/SPX規格、TCP/IP規格を一つ以上含む。
他の一実施例として、前記近距離有線通信部140が前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象を、有線を通じて近距離通信チャンネルと直接連結する場合、前記近距離有線通信部100は直接通信方式を支援するUSB(Universal Serial Bus)、RS−232cを一つ以上含む。
【0032】
また、前記広域有線通信部140は、前記VoIP複合端末100で前記有線通信媒体と通信を連結する通信部として、前記VoIP複合端末100が有線通信網(または、インテリジェントネットワーク)に接続する場合、前記VoIP複合端末(100)と前記有線通信網上の通信対象を、有線通信を通じてパケット交換方式の通信チャンネルと連結する。 また、前記広域有線通信部140は、TCP/IP規格に従う、データ通信と、前記データ通信を基盤とするVoIP基盤の音声通話とを提供することが望ましい。
【0033】
また、前記光通信部145は、前記VoIP複合端末100で前記光通信媒体と通信を連結する通信部として、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象と赤外線領域の光通信を通じて、近距離通信チャンネルと直接連結する。
また、前記光通信部145は、IrDA(Infrared Data Association)規格に従う赤外線通信、IrDAのIrFM(Infrared Finance Messaging)規格に従う赤外線通信を一つ以上含む。
また、前記保安応用モジュール150(Secure Application Module; SAM)は、前記VoIP複合端末100が前記通信媒体の識別を通したカード取引を遂行する過程において要求される機密性(Confidentiality)、または認証(Authentication)、または無欠性(Integrity)、または否認防止(Nonrepudiation)等を提供するモジュールを含む。
本実施例の一変形として、前記保安応用モジュール150のメモリーは、前記メモリー部130を代えて、複数の通信媒体情報と通信媒体の識別を通したカード取引を制御するための通信媒体別の取引制御情報を連係して保存することができる。
【0034】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、音声通話モードにおいて通信チャンネルを連結する通信チャンネル連結部155と、音声通話処理部194とを具備する。
前記VoIP複合端末100は、基本的にVoIP音声通話機能を提供し、このため、前記通信チャンネル連結部155は、音声通話モードにおいて前記無線通信部135、または有線通信部140の中のいずれか一つ以上の広域通信を処理する通信部と連係して通信網上のVoIPゲートウエー、またはVoIPゲートキーパーとVoIP音声通話のための通信チャンネルとを連結する。 ここで、前記VoIP音声通話のための通信チャンネルは、一つ以上の通話端末と号の処理手続きを遂行して号を連結するプロトコルと、前記VoIP複合端末100と一つ以上の通信対象がメッセージ(例えば、短文メッセージ)を送受信するプロトコルを含む。
また、前記音声通話処理部194は、前記通信チャンネルを通じて通信網上のVoIPゲートウエー、またはVoIPゲートキーパーと連係して一つ以上の他の通話端末と号の処理手続きを遂行して一つ以上の通話端末と号の連結の際、前記通信チャンネルを通じて前記号を連結した通話端末とVoIP基盤の音声通話サービスとを提供する。
【0035】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、データ通信モードにおいて通信チャンネルを連結する通信チャンネル連結部と、データ通信処理部195とを具備する。
前記VoIP複合端末100は、VoIP音声通話機能の以外にブラウジング機能を提供し、このために前記通信チャンネル連結部155は、前記無線通信部135、または有線通信部140の中の一つ以上の広域通信を処理する通信部と連係し通信網上のウェブサーバー「例えば、HTTP(Hyper-Text Transfer Protocol)互換プロトコルに対応するウェブサーバー、またはWAP(Wireless Application Protocol)プロトコルに対応するウェブサーバー」とブラウジングのための通信チャンネルとを連結する。
また、前記データ通信処理部195は、HTTP互換プロトコル、またはWAPプロトコルに対応する通信チャンネルを通じて、通信網上のウェブサーバーとブラウジング サービスのための通信チャンネルとを連結して前記ウェブサーバーからHTML(Hyper-Text Markup Language)互換文書、またはWML(Wireless Markup Language)互換文書形態のウェブ文書を受信し、前記画面出力部115を通じて出力する。
【0036】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、通信媒体探索部190と通信媒体情報保存部193とを具備する。
前記通信媒体探索部190は、前記音声通話モード、またはデータ通信モードの遊休状態において、前記無線通信部135、有線通信部140、または光通信部145の中で各通信部に対応するチャンネルの探索プロトコルにより、周期的に前記VoIP複合端末100と近距離に位置する、一つ以上の通信対象と通信チャンネルを連結したり、または通信網上の通信対象と通信チャンネルとを連結して、前記VoIP複合端末100で連結可能な一つ以上の通信媒体を探索する。
また、前記通信媒体探索部190により、一つ以上の通信媒体が探索されると、前記通信媒体情報保存部193は、前記探索した通信媒体情報と通信媒体の識別を通したカード取引を制御するための通信媒体別の取引制御情報を連係して前記メモリー部130(または保安応用モジュール150)に保存する。
【0037】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、前記通信媒体情報保存部193により、前記メモリー部130に前記探索した複数の通信媒体情報が保存された場合、通信媒体の識別を通したカード取引のために前記無線通信部135、有線通信部140、または光通信部145の中で一つ以上の通信部と連係して、前記VoIP複合端末100の動作モードにより、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象、または通信網上の通信対象と通信チャンネルとを連結する通信チャンネル連結部155と、前記通信チャンネル連結部155を通じて連結した通信チャンネルに対応する通信媒体を確認する通信媒体確認部185を具備する。
【0038】
前記VoIP複合端末100の動作モードが音声通話モードの場合、前記通信チャンネル連結部155は、前記無線通信部135、または有線通信部140の中の一つ以上の広域通信を処理する通信部と連係して通信網上のVoIPゲートウエー、またはVoIPゲートキーパーとVoIP音声通話のための通信チャンネルを連結して、前記通信媒体確認部185は、前記VoIP複合端末100が繋がっている通信媒体を前記VoIP基盤の音声通話のための無線通信媒体、または有線通信媒体で確認する。
【0039】
または、前記VoIP複合端末100の動作モードがデータ通信モードの場合、前記通信チャンネル連結部155は、HTTP互換プロトコル、またはWAPプロトコルに対応する通信チャンネルを通じて通信網上のウェブサーバーとブラウジング サービスのための通信チャンネルとを連結して、前記ウェブサーバーからHTML(Hyper-Text Markup Language)互換文書、またはWML(Wireless Markup Language)互換文書形態のウェブ文書を受信して、前記画面出力部115を通じて出力し、この場合、前記通信媒体確認部185は、前記VoIP複合端末100が繋がっている通信媒体を前記データ通信のための無線通信媒体、または有線通信媒体で確認する。
【0040】
または、前記通信チャンネル連結部155は、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象の通信チャンネルに対する連結要請によって、前記通信対象と近距離通信チャンネルと連結するか、または前記VoIP複合端末100に備えられているカード取引のメニュー選択によって、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象と近距離通信チャンネルとを連結し、この場合、前記通信媒体確認部185は、前記VoIP複合端末100が繋がっている通信媒体を、前記近距離通信チャンネルを連結する通信媒体により、パケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、光通信媒体の中のいずれか一つで確認する。
【0041】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、情報確認部165と、モード転換部(モード切換え部)170と、通信チャンネル連結部155と、インターフェース出力部173と、情報入力部175とを具備する。
前記画面出力部115を通じて出力した複数のメニューの中で前記キー入力部120を通じて特定のカード取引メニューが選択されると、前記情報確認部165は、前記通信媒体確認部185により確認された第1通信媒体(または、前記VoIP複合端末100が現在連結した第1通信媒体)に対応する第1媒体情報を確認し、前記メモリー部130と連係して第1媒体情報を含む一つ以上の通信媒体転換情報を確認し、前記通信媒体転換情報を判読して前記第1通信媒体で転換可能な一つ以上の第2通信媒体情報を確認する。
【0042】
また、もし前記第1通信媒体において転換可能な一つの第2通信媒体が確認されると、前記モード転換部170は、前記VoIP複合端末100の動作モードを前記第1通信媒体情報と前記確認した第2通信媒体情報に対応する通信媒体別の取引モードに切り替える。
また、もし前記第1通信媒体において転換可能な2つ以上の第2通信媒体が確認されると、前記モード転換部170は、2つ以上の第2通信媒体の中で、カード取引を処理する第2通信媒体を選択するモード選択のインターフェースを出力し、カード取引対象の第2通信媒体を選択する際、前記VoIP複合端末100の動作モードを前記第1通信媒体情報と前記選択した第2通信媒体情報に対応する通信媒体別の取引モードに切り替える。
ここで、前記通信媒体別の取引モードは、前記VoIP複合端末100において生成される取引要請情報をパケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体の中のいずれか一つを通じて前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象へ送ったり、または前記取引要請情報を有線通信媒体、または無線通信媒体を通じて前記通信網上の通信対象に送ったりして、前記カード取引を処理する取引モードを含むことが望ましい。
【0043】
また、前記通信チャンネル連結部155は、前記第2通信媒体を通じて取引要請情報を転送し、前記カード取引を処理するための通信チャンネルと連結する。 ここで、前記通信チャンネル連結部155は、パケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体の中のいずれか一つを通じて、前記VoIP複合端末100と近距離に位置する通信対象へ前記取引要請情報を転送する各通信チャンネルと連結したり、または有線通信媒体、または無線通信媒体を通した広域通信チャンネルとを連結することが望ましい。
【0044】
また、前記インターフェース出力部173は、前記第2通信媒体を通した通信チャンネル連結の際、前記キー入力部120を通じて前記第2通信媒体を通したカード取引処理のためのカード取引情報を入力する情報入力インターフェースと、前記カードリーダー部110を通じて顧客カードから読み取ったカード情報を入力するカード取引インターフェースを出力し、また取引保安情報(例えば、カード暗証番号、プラットホームOTP「カード取引サーバー220で認証する一回用(使い捨て)の暗証番号(One Time Password)」を入力する使用者インターフェースを、さらに出力することもできる。 ここで、前記カード取引情報は、決済、バンキング、口座振替納付、チケットの予約/前売り、電子貨幣の中のいずれか一つのカード取引を、クレジットカード/チェックカードを通したカード決済で処理する取引金額と加盟店情報を含むか、または前記カード取引を直払いカード/キャッシュカードを通した口座振り替え決済で処理する取引金額と入金口座情報を含むことができる。
【0045】
また、前記情報入力部175は、前記キー入力部120を通じて前記情報入力インターフェースに対応するカード取引情報を入力処理し、カード取引インターフェースを基盤として前記カードリーダー部110を通じて前記顧客カードからカード情報を入力処理する。
【0046】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、メッセージ受信部160と、メッセージ確認部163と、情報確認部165と、通信チャンネル連結部155と、モード転換部170と、インターフェース出力部173と、情報入力部175と、を具備する。
前記VoIP複合端末100が第1通信媒体に繋がった場合、前記VoIP複合端末100は、前記第1通信媒体に定義されたメッセージ交換プロトコルにより、一つ以上のメッセージデータを受信し、前記メッセージ受信部160は、前記通信チャンネル連結部155により連結した前記第1通信媒体から前記第1通信媒体に対応するメッセージ交換のプロトコルにより通信媒体の識別を通したカード取引のための所定のカード取引のメッセージを受信する。
そして、前記カード取引のメッセージが受信されると、前記メッセージ確認部163は、前記受信したカード取引のメッセージを判読してカード取引情報が含まれているのかを確認する。
【0047】
また、前記カード取引のメッセージに含まれているカード取引情報は、決済、バンキング、口座振替納付、チケットの予約/前売り、電子貨幣の中のいずれか一つのカード取引を、クレジットカード/チェックカードを通したカード決済で処理する取引金額と加盟店情報を含むか、または前記カード取引を直払いカード/キャッシュカードを通した口座振り替え決済で処理する取引金額と入金口座情報を含むことができ、その以外にもPG識別情報と、決済ページURL情報と、カード取引の経路コード情報とを一つ以上さらに含むこともできる。
【0048】
そして、前記メッセージ確認部163により前記カード取引のメッセージに前記カード取引情報が含まれていることが確認されれば、前記情報確認部165は、前記通信媒体確認部185と連係して前記カード取引のメッセージを受信した第1通信媒体を確認し、前記メモリー部130と連係して第1媒体情報を含む一つ以上の通信媒体転換情報を確認し、前記通信媒体転換情報を判読して前記第1通信媒体で転換可能な一つ以上の第2通信媒体情報を確認する。 一実施例として、前記情報確認部165は、前記メモリー部130に保存されている通信媒体情報の中で前記VoIP複合端末100が連結した無線通信媒体、有線通信媒体を前記第2通信媒体で自動的に確認する。
【0049】
他の一実施例として、前記カード取引情報に前記決済ページURLが含まれている場合、前記情報確認部165は、前記メモリー部130に保存した通信媒体情報の中で前記VoIP複合端末100の近所において前記決済ページに接続した通信対象と通信連結する、パケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体の中のいずれか一つの通信媒体を、前記第2通信媒体で自動的に確認し、また前記決済ページURLが含まれている場合でも、前記VoIP複合端末100が連結した無線通信媒体、または有線通信媒体を前記第2通信媒体で自動的に確認することもできる。
【0050】
また、他の一実施例として、前記カード取引情報に前記カード取引の経路コード情報が含まれている場合、前記情報確認部165は、前記メモリー部130に保存した通信媒体情報の中で前記カード取引の経路コード情報に対応する無線通信媒体、有線通信媒体、またはパケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体の中のいずれか一つの通信媒体を、前記第2通信媒体で自動的に確認する。
【0051】
そして、前記情報確認部165により前記カード取引を処理する第2通信媒体が確認されると、前記通信チャンネル連結部155は、前記確認した第2通信媒体を通じて前記カード取引を処理するための通信チャンネルを連結し、前記モード転換部170は、前記VoIP複合端末100の動作モードを、前記カード取引のメッセージを受信した第1通信媒体情報と前記通信チャンネル連結部155により通信チャンネルが連結した第2通信媒体情報とを含む通信媒体別の取引モードに切り替える。
【0052】
また、前記インターフェース出力部173は、前記キー入力部120を通じて前記第2通信媒体を通したカード取引処理のための取引保安情報を入力し、前記カードリーダー部100を通じて顧客カードから読み取ったカード情報を入力する通信媒体別のカード取引インターフェースを出力する。
また、前記情報入力部175は、前記キー入力部120を通じて前記取引保安情報を入力処理する。
【0053】
また、図1を参照すると、前記VoIP複合端末100は、情報生成部180と情報送信部(情報転送部)183を具備する。
前記情報入力部175を通じて前記カード情報と、カード取引情報と、及び取引保安情報とが入力処理されると、前記情報生成部180は、前記入力処理したカード取引情報と、取引保安情報と、及びカード情報とを一つ以上含み、前記第2通信媒体に対応する取引要請情報を生成する。
【0054】
そして、前記取引要請情報が生成されると、前記情報送信部183は、前記第2通信媒体を通じて連結した通信チャンネルを通じ前記取引要請情報を転送する。 また、前記情報送信部183が前記取引要請情報を、前記第2通信媒体を通じて連結した通信チャンネルを通じ転送するにあたって、前記第2通信媒体情報を含む通信媒体別の取引制御情報に、一つ以上のキー値が含まれている場合、前記情報送信部183は、前記取引要請情報を前記キー値を通じ暗号化して転送することが望ましい。
【0055】
そして、前記情報送信部183により、前記取引要請情報が転送された後、前記取引要請情報に対応するカード取引が処理されると、前記メッセージ受信部160を通じ前記カード取引結果情報を含むメッセージが受信され前記画面出力部115を通じて出力される。
【0056】
図2は、本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したVoIPカード取引システムの概略図である。すなわち、本具現例は、無線通信媒体と有線通信媒体を一つ以上含む広域通信媒体、またはパケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体を一つ以上含む近距離通信媒体の中の一つ以上の通信媒体に連結したVoIP複合端末100を利用して、カード取引を処理するシステム構成に関するものであって、本発明は、これに限らずに該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加をすることを含む。
【0057】
図2を参照すると、前記通信媒体の識別を通したVoIPのカード取引システムは、家庭、売り場、事務室などに具備するVoIP複合端末100と、各種の情報通信端末200、および各種の通信装置を含むクライアント システムと、取引要請サーバー210(例えば、インターネット ショッピングモール サーバー、ホームショッピング サーバー、チケットの予約/前売りサーバー、電子貨幣の充電サーバー、ARSサーバーなど)と、支払い代行サーバー215と、ヴァン(VAN) サーバー225と、金融会社サーバー240、およびカード会社サーバー245と、を含むカード取引システムと、前記クライアント システム上のVoIP複合端末100を通した各種のカード取引を制御するプラットホームを提供するカード取引サーバー200と、前記VoIP複合端末100と連結するVoIPゲートウエー230とゲートキーパー235を含むVoIPシステムを含む。
【0058】
前記カード取引サーバー220は、前記VoIP複合端末100に備えられている広域通信媒体を通じて前記VoIP複合端末100と通信連結し、前記VoIP複合端末100において通信媒体の識別を通したカード取引を提供するためのプラットホームを提供する。
一実施例として、前記VoIP複合端末100で特定のカード取引メニューを選択して通信媒体の識別を通したカード取引を提供する場合、前記カード取引サーバー220は、前記VoIP複合端末100を管理する管理プラットホームと、前記VoIP複合端末100で特定のカード取引メニューを選択して提供するカード取引のための各種サーバープラットホームを具備し、前記サーバープラットホームと関連した端末プラットホームを前記VoIP複合端末100で提供する。
【0059】
他の一実施例として、前記VoIP複合端末100でカード取引のメッセージを受信し、通信媒体の識別を通したカード取引を提供する場合、前記カード取引サーバー220は、前記VoIP複合端末100を管理する管理プラットホームと、前記VoIP複合端末100で第1通信媒体を通じてカード取引のメッセージを受信するようにする通信プラットホームと、サーバープラットホームとを具備し、前記サーバープラットホームと関連した端末プラットホームを前記VoIP複合端末100で提供する。 ここで、前記カード取引サーバー220に備えられている管理プラットホームは、前記VoIP複合端末100に前記端末プラットホームが備えられているのかを管理し、前記VoIP複合端末100に備えられている第1通信媒体、および第2通信媒体を管理する機能を含むことが望ましい。
【0060】
また、前記カード取引サーバー220に備えられている通信プラットホームは、通信機能を含んでおり、ここで前記情報通信端末200が前記取引要請サーバー210に接続して前記VoIP複合端末100を通したカード取引決済を選択したり、または前記VoIP複合端末100が前記取引要請サーバー210と音声通話チャンネルを連結し、前記VoIP端末を通じたカード取引決済を選択した後、前記VoIP複合端末100に対応するVoIPの端末情報を前記取引要請サーバー210に送り、これに対応し前記取引要請サーバー210で前記VoIPの端末情報を確認して前記VoIPの端末情報とカード取引情報を前記カード取引サーバー220へ転送すると、前記取引要請サーバー210から前記VoIPの端末情報とカード取引情報を受信する。
【0061】
また、前記通信プラットホームは、付加の通信機能を含んでおり、ここで前記取引要請サーバー210から前記VoIPの端末情報とカード取引情報が受信されると、前記カード取引情報を含み前記VoIPの端末情報に対応するVoIP端末において第1通信媒体を通じ受信するカード取引のメッセージを構成し、前記VoIP端末の第1通信媒体を通じ前記VoIP端末へ前記カード取引のメッセージを転送する。
【0062】
前記カード取引サーバー220に備えられている決済プラットホームは、前記VoIP複合端末100において前記カード取引のメッセージに含まれているカード取引情報と、カードリーダーを通じて読み取られたカード情報を含む取引要請情報とを第2通信媒体を通じて転送すると、前記取引要請情報を受信する決済機能を含む。 一実施例として、前記決済プラットホームは、前記取引要請情報に含まれているカード情報がクレジットカード/チェックカードから読み取られた場合、前記取引要請情報を含む電文を構成した後、前記カード情報に対応するカード会社サーバー245に送って決済承認するように処理する決済機能を含む。 他の一実施例として、前記決済プラットホームは、前記取引要請情報に含まれているカード情報が直払いカード/キャッシュカードから読み取られた場合、前記取引要請情報を前記カード情報に対応する金融会社サーバー240へ中継転送して決済承認するように処理する決済機能を含む。
【0063】
また、前記決済プラットホームに関連した端末プラットホームは、前記カード取引サーバー220、または前記取引要請サーバー210において第1通信媒体を通じて転送するカード取引のメッセージを受信し、前記カード取引のメッセージにカード取引情報が含まれているのかを確認し、前記カード取引情報が含まれている場合、カードリーダーを通じてカード情報を読み取り、前記カード情報と取引情報を含む取引要請情報を生成した後、第2通信媒体を通じ前記カード取引サーバー220へ転送する端末機能を含む。
また、前記端末プラットホームは、前記取引要請情報を通じてチケットの予約/前売りのためのカード取引が承認された場合、前記VoIP複合端末100で前記カード取引サーバー220、またはチケットの予約/前売りサーバーからチケットの予約/前売りに伴う電子チケット データを受信して前記電子チケット保存装置(例えば、カードリーダーに挿入されたICカード、またはVoIP複合端末100に備えられているメモリーなど)に記録する端末機能を含むことが望ましい。
【0064】
また、前記VoIP複合端末100は、無線通信媒体と有線通信媒体を一つ以上含む広域通信媒体を通じてIP通信網上の取引要請サーバー210、カード取引サーバー220、ヴァン(VAN)サーバー225、またはVoIPゲートウエー230の中のいずれか一つ以上のサーバー(または、装置)と広域通信を連結し、パケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体を一つ以上含む近距離通信媒体を通じて、前記VoIP端末と近距離に位置する各種の情報通信端末200、および各種の通信装置と近距離通信を連結する。
【0065】
また、前記情報通信端末200は、家庭、売り場。事務室などに具備するパソコン、ノートブック、セットトップボックスなどのようなIP通信網接続機能を具備した端末装置を含む。 また、前記情報通信端末200は、前記VoIP複合端末100において通信媒体の識別を通したカード取引を提供するために、IP通信網を通じて取引要請サーバー210に接続し、前記取引要請サーバー210において前記VoIP複合端末100の情報を提供し、前記取引要請サーバー210において前記VoIP複合端末100へカード取引のメッセージを転送するようにしたり、前記取引要請サーバー210においてカード取引サーバー220を通じ前記VoIP複合端末100へカード取引のメッセージを中継転送するようにすることが望ましい。
または、前記情報通信端末200は、IP通信網を通じ取引要請サーバー210に接続し、前記取引要請サーバー210からカード取引のメッセージを受信し、前記VoIP複合端末100と連結した近距離通信を通じ前記VoIP複合端末100へ前記カード取引のメッセージを中継することが望ましい。
【0066】
本具現例の一実施例として、前記VoIP複合端末100において特定のカード取引メニューを選択し、通信媒体の識別を通したカード取引を提供する場合、前記VoIP複合端末100の第1通信媒体は、前記VoIP複合端末100がカード取引の直前に連結した通信手段に対応する通信媒体を含んでおり、前記第1通信媒体から転換する第2通信媒体は、前記VoIP複合端末100で広域通信を通じカード取引サーバー220と通信連結する広域通信媒体、前記VoIP複合端末100で広域通信を通じヴァン(VAN) サーバー225と通信連結する広域通信媒体を一つ以上含む。
【0067】
また、前記第2通信媒体は必要により前記取引要請サーバー210、支払い代行サーバー215、カード取引サーバー220、またはヴァン(VAN) サーバー225の中のいずれか一つと通信連結した情報通信端末200と、近距離通信によって連結した近距離通信媒体と、をさらに含むこともできる。
ここで、前記カード取引メニューは、決済メニュー、バンキングメニュー、口座振替納付メニュー、チケットの予約/前売りメニュー、電子貨幣の充電メニューを一つ以上含むことができる。
また、前記決済メニューは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済メニュー、直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済メニューを一つ以上含む。
【0068】
また、前記バンキングメニューは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られる直払いカード/キャッシュカード情報を利用した口座照会メニュー、口座振り替えメニューを一つ以上含む。
また、前記口座振替納付メニューは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェクカドを利用したカード決済納付メニュー、直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済納付メニューを一つ以上含む。
【0069】
また、前記チケットの予約/前売りメニューは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェクカドを利用したカード決済予約/前売りメニュー、直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済予約/前売りメニューを一つ以上含んでおり、特に前記チケットの予約/前売りの後、カード取引サーバー220(または、チケットの予約/前売りサーバー)は、前記VoIP端末で前記チケットの予約/前売りに対応する電子チケットデータを提供し、これに対応して前記VoIP複合端末100は、前記カードリーダーを通じて前記電子チケットが記録されるICカードに前記提供された電子チケット データを記録することが望ましい。
【0070】
また、前記電子貨幣の充電メニューは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済充電メニュー、直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済充電メニューを一つ以上含む。
また、上述のカード決済及び口座振り替え決済、口座照会及び口座振り替え、カード決済納付及び口座振り替え決済納付、カード決済予約/前売り及び口座振り替え決済予約/前売り、そしてカード決済充電と口座振り替え決済充電は、前記カード取引サーバー220で提供した端末プラットホームに基づいて、前記カード取引サーバー220に備えられているサーバープラットホームが相互連係して提供するカード取引システムを通じて提供する。
【0071】
本具現例の他の一実施例として、前記VoIP複合端末100においてカード取引のメッセージを受信し、通信媒体の識別を通したカード取引を提供する場合、前記VoIP複合端末100の第1通信媒体は、前記カード取引のメッセージを受信する広域通信媒体、または近距離通信媒体の中のいずれか一つを含んでおり、前記第1通信媒体から転換する第2通信媒体は、前記VoIP複合端末100において広域通信を通じてカード取引サーバー220と通信連結する広域通信媒体、または前記VoIP複合端末100で広域通信を通じてヴァン(VAN) サーバー225と通信連結する広域通信媒体を一つ以上含む。また、前記第2通信媒体は、必要により前記取引要請サーバー210、支払い代行サーバー215、カード取引サーバー220、またはヴァン(VAN) サーバー225の中のいずれか一つと通信連結した情報通信端末200と近距離通信に連結した近距離通信媒体と、をさらに含むことができる。
【0072】
ここで、前記カード取引のメッセージは、メッセージの構造上、IP通信網に定義されたインターネット メッセージ(例えば、メール メッセージ、メッセンジャーメッセージなど)、またはVoIPメッセージ(例えば、VoIPゲートウエー230とゲートキーパー235を通じて中継されるVoIP短文メッセージ)を一つ以上含むことができるし、メッセージ情報の構造上、決済メッセージ、バンキングメッセージ、口座振替納付メッセージ、チケットの予約/前売りメッセージ、または電子貨幣の充電メッセージを一つ以上含むことができる。
【0073】
また、前記決済メッセージは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済メッセージ、または直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済メッセージを一つ以上含む。
また、前記バンキングメッセージは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られる直払いカード/キャッシュカード情報を利用した口座照会メッセージ、または口座振り替えメッセージを一つ以上含む。また、前記口座振替納付メッセージは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済納付メッセージ、または直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済納付メッセージを一つ以上含む。
【0074】
また、前記チケットの予約/前売りメッセージは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済予約/前売りメッセージ、または直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済予約/前売りメッセージを一つ以上含んでおり、特に以前の実施例と同様に前記チケットの予約/前売り後カード取引サーバー220(またはチケットの予約/前売りサーバー)は、前記VoIPの端末で前記チケットの予約/前売りに対応する電子チケットデータを提供し、これに対応して前記VoIP複合端末100は、前記カードリーダーを通じて前記電子チケットが記録されるICカードに前記提供された電子チケットデータを記録することが望ましい。
【0075】
また、前記電子貨幣の充電メッセージは、前記VoIP複合端末100に備えられているカードリーダーを通じて読み取られるカード情報によりクレジットカード/チェックカードを利用したカード決済充電メッセージ、または直払いカード/キャッシュカードを利用した口座振り替え決済充電メッセージを一つ以上含む。 また、以前の実施例と同様に上述のカード決済及び口座振り替え決済、口座照会及び口座振り替え、カード決済納付及び口座振り替え決済納付、カード決済予約/前売り及び口座振り替え決済予約/前売り、そしてカード決済充電と口座振り替え決済充電は、前記カード取引サーバー220で提供した端末プラットホームを基盤として、前記カード取引サーバー220に備えられているサーバープラットホームが相互連係して提供するカード取引システムを通じて提供する。
【0076】
図3は、本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引のために通信媒体を探索する、VoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。すなわち、本具現例は、図1に図示されたVoIP複合端末100の動作モードが音声通話モード、またはデータ通信モードの遊休状態において無線通信媒体と有線通信媒体を少なくとも一つ以上含む広域通信媒体、またはパケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体を少なくとも一つ以上含む近距離通信媒体の中で前記VoIP複合端末100において通信媒体の識別を通したカード取引処理が可能な一つ以上の通信媒体を探索する動作過程に関するものであって、本発明はこれに限らずに該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加をすることも含む。 以下、便宜のため、図1のVoIP複合端末100を"端末"といい、前記端末と通信チャンネルとが連結する装置(又は、サーバー)を"通信対象"という。
【0077】
図3を参照すると、前記端末は、基本的に無線通信媒体と有線通信媒体を少なくとも一つ以上含む広域通信媒体を通したVoIP音声通話機能、またはデータ通信機能を提供し、前記端末は、これに対応する音声通話モード、またはデータ通信モードにおいて前記端末が対応する音声通話モードの遊休状態であるか、またはデータ通信モードの遊休状態であるかを確認する(S300)。
【0078】
もし、前記端末の動作モードが音声通話モードの遊休状態、またはデータ通信モードの遊休状態であることが確認されると(S305)、前記端末は、複数の通信媒体の中で無線通信媒体と有線通信媒体を少なくとも一つ以上含む広域通信媒体に対応するチャンネル探索プロトコルにより、通信網上に位置する少なくとも一つ以上の通信対象と前記カード取引処理のための通信チャンネル連結を試みて通信網上の通信対象が探索されるのかを確認する(S310)。
【0079】
もし、前記通信網上の通信対象が探索されると(S315)、前記端末は、前記チャンネル探索プロトコルを通じて前記通信網上で探索された通信対象に対応する通信媒体情報を確認し(S320)、前記通信媒体情報と前記通信媒体別の決済処理情報を連係して前記メモリー部(または、保安応用モジュール)に保存し(325)、前記過程は、前記端末に連結可能なすべての広域通信媒体に対して周期的に反復される(S330)。
【0080】
もし、前記広域通信媒体探索が完了すると(S330)、前記端末は、複数の通信媒体の中でパケット交換方式の近距離無線通信媒体、直接通信方式の近距離無線通信媒体、パケット交換方式の近距離有線通信媒体、直接通信方式の近距離有線通信媒体、または光通信媒体を少なくとも一つ以上含む近距離通信媒体に対応するチャンネル探索プロトコルにより近距離に位置する少なくとも一つ以上の通信対象と前記カード取引処理のための通信チャンネル連結を試みて近距離に位置する通信対象が探索されるのかを確認する(S335)。
【0081】
もし、前記近距離に位置する通信対象が探索されると(S340)、前記端末は、前記チャンネル探索プロトコルを通じて前記近距離で探索された通信対象に対応する通信媒体情報を確認し(S345)、前記通信媒体情報と前記通信媒体別の決済処理情報を連係して前記メモリー部(または、保安応用モジュール)に保存し(S350)、前記過程は前記端末に連結可能な近距離通信媒体に対して周期的に反復される(S355)。
【0082】
図4は、本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのVoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。すなわち、本具現例は、図1に図示されたVoIP複合端末100において特定のカード取引メニューの選択の際、図3に図示された前記通信媒体探索過程を通じて探索された複数の通信媒体の中で、前記VoIP複合端末100が現在連結した第1通信媒体からカード取引対象の第2通信媒体に切り替え、前記カード取引メニューの選択に伴うカード取引を処理する動作過程に関するものであって、本発明は、これに限られずに該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加をすることを含む。以下、便宜のため、図1のVoIP複合端末100を"端末"といい、前記端末と通信チャンネルとが連結する装置(または、サーバー)を"通信対象"という。
【0083】
図4を参照すると、前記端末は、決済メニュー、バンキングメニュー、口座振替納付メニュー、チケットの予約/前売りメニュー、または電子貨幣の充電メニューを少なくとも一つ以上含む複数のメニューを出力し、前記端末に備えられているキー入力手段を通じて前記複数のメニューの中で特定のカード取引メニューが選択されるのかを確認する(S400)。
【0084】
もし、前記カード取引メニューが選択されると(S405)、前記端末は、現在通信連結した第1通信媒体を確認し(S410)、前記メモリー部と連係して前記第1通信媒体情報を含む通信媒体別の取引制御情報を確認し(S415)、前記確認された取引制御情報に含まれている通信媒体転換情報を判読し、前記第1通信媒体情報に関連した第2通信媒体情報の中でカード取引のための通信対象と通信チャンネルを連結可能な、一つ以上の第2通信媒体情報を確認する(S420)。
【0085】
以後、前記端末は、前記確認した少なくとも一つ以上の第2通信媒体情報の中で、いずれか一つのカード取引対象の第2通信媒体情報を選択する使用者インターフェースを出力し(S425)、前記使用者インターフェースを通じて所定のカード取引対象の第2通信媒体情報が選択されるのかを確認する(S430)。または、本具現例の変形として、前記カード取引対象の第2通信媒体情報が、ただ一つのみが確認される場合、前記カード取引対象の第2通信媒体情報を選択する使用者インターフェースを出力する過程を省略することができる。
【0086】
もし、前記カード取引対象の第2通信媒体情報が選択されると(S435)、前記端末は、動作モードを前記カード取引対象の第2通信媒体情報に対応する通信媒体別の取引モードに切り替える(S440)。
【0087】
以後、前記端末は、前記カード取引対象の第2通信媒体情報を通じてカード取引を処理するための通信対象と通信チャンネルとを連結する(S445)。
【0088】
もし、前記カード取引対象の第2通信媒体情報を通じて、前記装置またはサーバーと通信チャンネルが連結すると(S450)、前記端末は前記カード取引対象の第2通信媒体情報に対応する通信媒体別のカード取引インターフェースを出力し(S455)、前記通信媒体別のカード取引インターフェースを通じてカード取引情報と、取引保安情報及びカード情報が入力されるのかを確認する(S460)。
もし、前記情報等が入力されると(S465)、前記端末は、以下図6に図示されたトランザクション過程を遂行する(4A)。
【0089】
図5は、本発明の他の具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのVoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。すなわち、本具現例は、図1に図示されたVoIP複合端末100において図3に図示された通信媒体探索過程を通じて探索した通信媒体の中のいずれか一つの第1通信媒体からカード取引情報を含むカード取引のメッセージを受信する場合、前記カード取引情報に対応する第2通信媒体を通じ自動的に確認して前記カード取引を処理する動作過程に関するものであって、本発明は、これに限られずに該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加をすることを含む。以下、便宜のため、図1のVoIP複合端末100を"端末"といい、前記端末と通信チャンネルとが連結する装置(またはサーバー)を"通信対象"という。
【0090】
図5を参照すると、前記端末は、図3に図示された通信媒体探索過程を通じて探索した通信媒体の中で現在通信連結した第1通信媒体から所定のカード取引のメッセージが受信されるのかを確認する(S500)。
【0091】
もし、前記第1通信媒体から所定のカード取引のメッセージが受信されると(S505)、前記端末は前記受信したカード取引のメッセージを判読して前記カード取引処理のためのカード取引情報が含まれているのかを確認する(S510)。
【0092】
もし、前記カード取引のメッセージに前記カード取引情報が含まれなかったとすると(S515)、前記端末は、前記カード取引のメッセージに含まれている情報を出力する(S520)。その反面、前記カード取引のメッセージに前記カード取引情報が含まれているならば(S515)、前記端末は、前記メモリー部と連係して前記第1通信媒体情報を含む取引制御情報に含まれている通信媒体転換情報を判読し、前記第1通信媒体情報に関連した第2通信媒体情報の中でカード取引のための通信対象と通信チャンネルとを連結することができる第2通信媒体情報を確認する(S525)。
【0093】
もし、前記カード取引情報に対応するカード取引対象の第2通信媒体情報が確認されると(S530)、前記端末は、前記カード取引対象の第2通信媒体情報を通じてカード取引を処理するための装置またはサーバーと通信チャンネルとを連結する(S535)。
【0094】
もし、前記カード取引対象の第2通信媒体情報を通じて通信対象と通信チャンネルとが連結すると(S540)、前記端末は、動作モードを前記カード取引対象の第2通信媒体情報に対する通信媒体別の取引モードに切り替える(S545)。
【0095】
以後、前記端末は、前記カード取引対象の第2通信媒体情報に対応する通信媒体格カード取引インターフェースを出力し(S550)、前記通信媒体別のカード取引インターフェースを通じてカード取引情報と取引保安情報及びカード情報が入力されるのかを確認する(S555)。
もし、前記情報等が入力されると(S560)、前記端末は以下図6に図示されたトランザクション過程を遂行する(5A)。
【0096】
図6は、本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのトランザクション過程を説明する流れ図である。すなわち、本具現例は、図1に図示されたVoIP複合端末100において図4または図5に図示されたカード取引処理過程を通じて入力したカード取引情報と、取引保安情報及びカード情報を少なくとも一つ以上含む取引要請情報を生成し、前記第2通信媒体を通じて転送する動作過程に関するものであって、本発明は、これに限られずに該当技術分野において通常の知識を有する者によって多様な変形や付加をすることを含む。以下、便宜のため、図1のVoIP複合端末100を"端末"といい、前記端末と通信チャンネルとが連結する装置(またはサーバー)を"通信対象"という。
【0097】
図6を参照すると、前記端末は、図4または図5に図示されたカード取引処理過程を通じてカード取引情報と、取引保安情報及びカード情報が入力されると(4Aまたは5A)、前記入力したカード取引情報と、取引保安情報及びカード情報を含み、図4または図5に図示されたカード取引処理過程で連結した通信チャンネルに対応する第2通信媒体に送信可能な取引要請情報を生成する(S600)。
【0098】
もし、前記取引要請情報が生成されると(S605)、前記端末は、前記第2通信媒体に対応する通信チャンネルを通じて前記取引要請情報を転送し(S610)、前記第1通信媒体(例えば、前記端末を通したカード取引処理前に連結した通信媒体、またはカード取引のメッセージを受信した通信媒体)、または第2通信媒体(例えば、前記取引要請情報を転送した通信媒体)を通じて前記カード取引結果を含むメッセージが受信されるのかを確認する(S615)。
もし、前記カード取引結果を含むメッセージが受信されると(S620)、前記端末は、前記受信したメッセージに含まれているカード取引結果を画面に出力する(S625)。また、前記取引要請情報を通じてチケットの予約/前売りのためのカード取引が承認された場合、前記端末は、前記カード取引サーバー220、またはチケットの予約/前売りサーバーからチケットの予約/前売りに伴う電子チケットデータを受信し、前記電子チケット保存装置(例えば、カードリーダーに挿入されたICカード、またはVoIP複合端末100に備えられているメモリーなど)に記録することが望ましい。
【0099】
以上、上述した通り、本発明によると、複数の通信媒体に接続するVoIP端末いおいて、各通信環境に適合した通信媒体等を探索及び検出し、前記検出した通信媒体等の中のいずれか一つをカード取引情報を受信(または入力)する第1通信媒体とし、他の一つを取引要請のための第2通信媒体と定義し運用することによって、前記通信環境の特性と関係なく、前記VoIP端末に集中して便利なカード取引が可能になる。また、各カード取引の時点での通信媒体を動的に割り当てるので、保安維持が可能になる。
【0100】
また、前記の本発明の望ましい具現例等、及び実施例等は、例示の目的のために開始されたものであり、該当分野において通常の知識を有する者ならば、誰でも前記の具現例等及び実施例等から本発明の技術的思想と範囲内で多様な修正、変更、付加などが可能であり、このような修正、変更、付加などは、本発明の特許請求の範囲に属すると見なければならない。また、本発明の特許請求の範囲は、このようなすべての修正や具現例等を網羅するものであって、これは本発明の技術的思想と範囲内にあることが認められる。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引機能を具備したVoIP複合端末100の機能構成を図示した概略図である。
【図2】本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したVoIPカード取引システムの概略図である。
【図3】本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引のために通信媒体を探索するVoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。
【図4】本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのVoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。
【図5】本発明の他の具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのVoIP複合端末100の動作過程を説明する流れ図である。
【図6】本発明の一具現例による通信媒体の識別を通したカード取引処理のためのトランザクション過程を説明する流れ図である。
【符号の説明】
【0102】
100 VoIP複合端末、 105 制御部、
110 カードリーダー部、 115 画面出力部、
120 キー入力部 、 125 サウンド処理部、
130 メモリー部、 135 無線通信部、
140 有線通信部、 145 光通信部、
150 保安応用モジュール、 152電源供給部、
155 通信チャンネル連結部、 160 メッセージ受信部、
163 メッセージ確認部 、 165 情報確認部、
170 モード切換え部 、 173 インターペース出力部、
175 情報入力部、 180 情報生成部、
183 情報転送部、 185 通信媒体確認部、
190 通信媒体探索部、 193 通信媒体情報保存部、
194 音声通話処理部、 195 データ通信処理部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードリーダーと複数の通信手段を具備するVoIP端末を通した決済処理方法であって、
前記複数の通信手段の中の第1通信媒体を通じてカード取引情報を含むカード取引のメッセージを受信するカード取引のメッセージ受信ステップと;
前記カード取引のメッセージが受信されると、前記カード取引情報を出力し前記カードリーダーを通じて前記カード取引決済処理のためのカード情報を読み取るカード情報提供ステップと;
前記カード情報とカード取引情報を含む取引要請情報を生成する取引要請情報の生成ステップと;
前記複数の通信手段の中の第2通信媒体を通じて前記取引要請情報を通信網上のカード取引サーバーへ転送する取引要請情報の送信ステップと;
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記カード取引のメッセージ受信ステップは、
通信網上の情報通信端末において通信網上の取引要請サーバーに接続して、前記VoIP端末を通したカード取引決済を選択し、前記VoIP端末情報を前記取引要請サーバーへ転送するステップと;
前記取引要請サーバーにおいて前記受信したVoIP端末情報と前記カード取引情報を前記カード取引サーバーへ転送するステップと;
前記カード取引サーバーにおいて前記カード取引情報を含み、前記VoIP端末情報に対応するカード取引のメッセージを構成するステップと;
前記カード取引サーバーにおいて前記VoIP端末の第1通信媒体を通じて前記VoIP端末へ前記カード取引のメッセージを転送するステップと;
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記カード取引のメッセージ受信ステップは、
前記VoIP端末において通信網上の取引要請サーバーと音声通話チャンネルを連結して前記VoIP端末を通したカード取引決済を選択するステップと;
前記取引要請サーバーにおいて前記VoIP端末情報を確認し、前記VoIP端末情報と前記カード取引情報を前記カード取引サーバーへ転送するステップと;
前記カード取引サーバーにおいて前記カード取引情報を含み、前記VoIP端末情報に対応するカード取引のメッセージを構成するステップと;
前記カード取引サーバーにおいて前記VoIP端末の第1通信媒体を通じて前記VoIP端末へ前記カード取引のメッセージを転送するステップと;
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記取引要請情報に含まれているカード情報がクレジットカード/チェックカードから読み取られた場合には、前記カード取引サーバーにおいて前記取引要請情報を含む電文を構成した後、前記カード情報に対応するカード会社のサーバーへ転送し、決済承認するように処理するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記取引要請情報に含まれているカード情報が直払いカード/キャッシュカードから読み取られた場合には、前記カード取引サーバーにおいて前記取引要請情報を前記カード情報に対応する金融会社のサーバーへ中継転送し、決済承認するように処理するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記取引要請情報を通じてチケットの予約/前売りのためのカード取引が承認された場合には、前記チケットの予約/前売りに伴う電子チケットデータを受信し、保存装置に記録するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の方法を実行するためのプログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータで読取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−130933(P2009−130933A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−294080(P2008−294080)
【出願日】平成20年11月18日(2008.11.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(594183864)韓国情報通信株式会社 (1)
【Fターム(参考)】