説明

X線照射装置

【課題】 コンパクトな構造でありながら高出力での使用が可能なX線照射装置を提供する。
【解決手段】 X線管24と、トランス25と、固定陽極30に高電圧を供給する高圧用ケーブル26と、陰極21にフィラメント電流を供給するフィラメントケーブル27と、トランス25への給電線28とが、絶縁油が充填されたハウジング31内に収納されている。固定陽極30は、図示しない支持部材により支持されており、内部には有底円筒形の空洞が形成されている。そして、固定陽極30のターゲット22とは逆側の端面側には、ターゲット22の熱を絶縁油に放出するために、固定陽極30の空洞内に絶縁油を循環させるためのロータ81が近接配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、手術室で使用される外科用X線撮影装置等に備えられるX線照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
手術室で使用される外科用X線撮影装置は、コンパクトであることが要求される。このような外科用X線撮影装置としては、患者である被検者に向けてX線を照射するX線管と、このX線管から照射され被検者を通過したX線を検出するイメージインテンシファイア(I.I)やフラットパネルディテクタ等のX線検出器と、これらのX線管とX線検出器とを対向配置した状態で支持するC型アームと、を備えたものが知られている。
【0003】
また、このような外科用X線撮影装置では、装置全体をコンパクトにするため、高真空状態のガラスバルブ内に、陰極を構成するフィラメントと、該フィラメントと対向する位置に固定された陽極とを備える固定陽極型X線管を使用するとともに、このX線管と、陽極に高電圧を、また、フィラメントにフィラメント電流を供給するトランスとを、絶縁油が充填されたハウジング内に収納したモノタンク式のX線照射装置が使用されている。
【0004】
このようなX線照射装置においては、フィラメントで発生した熱電子が陽極とフィラメントの間に印加された高電圧により加速されて陽極のターゲットに衝突することでX線を発生する。このとき、X線管に供給された電気エネルギーの99%以上は熱に変わる。この熱は、陽極に接続された冷却フィンを介して絶縁油に伝達され、絶縁油からハウジングを介して外部に放熱されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、X線照射装置の冷却機構として、円筒陽極の内部に、外部冷却装置を循環させた絶縁油をポンプを用いて噴出させて、陽極およびターゲットを冷却する構造を採用したX線発生装置も提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−164038号公報
【特許文献2】特開2003−36806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
外科用X線撮影装置において、X線透視撮影を行う場合に、透視対象部位の大きさなどに応じて透視像の画質を向上させる目的でX線強度を強くすることがある。このような高い入力負荷によりX線管に発生する熱量を、特許文献1に記載された冷却フィン部分の熱伝導により絶縁油へ逃がす構成を採用した場合には、何段ものコルゲート形状を持つ冷却フィンを陽極に接続する必要があるため、X線照射装置が大型化する。そして、結果として外科用X線撮影装置も大型化することになる。このような外科用X線撮影装置の大型化は、患者の観察部位へのアプローチ性や術者の作業スペースの確保の観点から好ましくない。
【0008】
一方、X線管の冷却に、特許文献2に記載の、陽極内部に絶縁油を循環させる構成を採用すれば、X線管の温度上昇を有効に防止することは可能であるが、絶縁油を陽極の内部に循環させるためのポンプとその絶縁油を冷却するための外部冷却装置が別途必要である。このような外部冷却装置としては、ファンを利用してラジエーターを冷却する装置が一般的であるが、外科用X線撮影装置が設置される手術室でファンを使用することは、衛生上不可能である。このため、外科用X線撮影装置に搭載するX線照射装置に、このような外部冷却装置を必要とする陽極の冷却機構を採用することはできない。
【0009】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、特に固定陽極型X線管の陽極を効率的に冷却することにより、コンパクトな構造でありながら高出力での使用が可能なX線照射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明は、陰極と固定陽極とが対向配置されたX線管と、前記X線管を絶縁油に浸漬させた状態で収容する外囲容器とを有するX線照射装置であって、前記外囲容器内の絶縁油を流入させるための流入口と、前記固定陽極のターゲットとは逆側となる面に向かって絶縁油を吐出させるための吐出口とを有し、内部に前記流入口から前記吐出口に至る流路が形成されるとともに、前記吐出口から吐出させた絶縁油を流出させるための隙間を形成するように前記固定陽極のターゲットとは逆側となる端面側に近接配置される回転部材と、前記外囲容器外に配設され、前記回転部材を回転させることにより前記外囲容器内の絶縁油を前記流入口から流入させて前記流路および前記隙間に循環させて流出させるための駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記固定陽極は、内部に空洞を有し、前記回転部材は、前記流路および前記吐出口が形成された円柱部を有し、絶縁油を循環させる隙間を形成するように当該円柱部を前記空洞内に挿入して配置される。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記固定陽極は、内部に空洞を有するとともに、当該空洞にヒートパイプを配設した。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記流入口は、前記隙間を循環した絶縁油の流出口よりも前記回転部材の回転軸に近い位置に複数形成される。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、固定陽極のターゲットとは逆側となるX線管から突出した端部に、内部に絶縁油が流動可能な流路を形成させた回転部材を近接配置し、この回転部材を駆動手段を用いて回転させることで、ハウジング内の絶縁油を固定陽極の端面に循環させることができるとともに、固定陽極を効率よく冷却することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、固定陽極は内部に空洞を有し、回転部材は絶縁油を流動可能な流路と絶縁油を吐出させる吐出口を形成させた円筒部を有するとともに、回転部材を固定陽極の空洞内に絶縁油を流動させるための隙間を形成するように空洞に円筒部を挿入して配置していることから、固定陽極のターゲットにより近い位置に絶縁油を吐出させることが可能となり、より効率よく固定陽極を冷却することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、固定陽極内にヒートパイプを配設することから、固定陽極内の熱伝導が向上し、効率よく冷却することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、流入口を回転部材の回転軸に近い位置に複数形成させることにより、回転部材の回転運動によって発生するポンプ作用による絶縁油の循環効率を向上させることができ、固定陽極の冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明の実施形態に係るX線照射装置を適用した外科用X線撮影装置の概要図である。
【図2】X線照射装置の概要図である。
【図3】固定陽極30とロータ81の概要図である。
【図4】固定陽極130とロータ181の概要図である。
【図5】固定陽極130とロータ181の変形例の概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係るX線照射装置を適用した外科用X線撮影装置の概要図である。
【0020】
この外科用X線撮影装置は、手術室で使用されるものであり、後述するこの発明に係るX線照射装置を格納するとともにテーブル11上の被検者1に向けてX線を照射するX線照射部2と、X線照射部2から照射され被検者1を通過したX線を検出するX線検出部4と、これらのX線照射部2とX線検出部4とを対向配置した状態で支持するC型アーム5と、このC型アーム5を支持する本体6と、モニター91、92を備えた操作部9とを備える。
【0021】
X線検出部4は、I.I(イメージインテンシファイア)41と、I.I41の出力像を撮像するCCD素子を備えたTVカメラ42と、電源部43と、ハンドル44とを備える。C型アーム5は、スライド部51、支持部52および支持部53を介して本体6と接続されており、X線検出部4とX線照射部2とは、ハンドル44を操作して、C型アーム5をスライドおよび回転させることにより、その位置を任意に変更することが可能となっている。
【0022】
本体6は、旋回自在の前輪64とモータ駆動の後輪63とを備えており、また、操作部9は、車輪93を備えている。このため、この外科用X線撮影装置は、手術室等に容易に移動可能となっている。
【0023】
図2は、X線照射装置の概要図である。
【0024】
外科用X線撮影装置のX線照射部2に搭載するX線照射装置としては、手術室に搬入可能な構成とするために装置全体をコンパクトにする必要があることから、モノタンク式と呼称される小型のものが使用される。このX線照射装置は、フィラメントを有する陰極21とターゲット22を有する固定陽極30とを、高真空状態のガラスバルブ23内に対向配置したX線管24を備える。
【0025】
このX線管24と、トランス25と、固定陽極30に高電圧を供給する高圧用ケーブル26と、陰極21にフィラメント電流を供給するフィラメントケーブル27と、トランス25への給電線28とが、絶縁油が充填されたハウジング31内に収納されている。固定陽極30は、図示しない支持部材により支持されており、内部には有底円筒形の空洞が形成されている。そして、固定陽極30のターゲット22とは逆側の端面側には、ターゲット22の熱を絶縁油に放出するために、固定陽極30の空洞内に絶縁油を循環させるための回転部材としてのロータ81が配設されている。
【0026】
このX線管24においては、陰極21においてフィラメント電流を付与され加熱されたフィラメントからは、熱電子が発生する。この熱電子は、ターゲット22に衝突してX線を発生させる。このX線は、ガラスバルブ23、絶縁油およびハウジング31に形成された窓32を介して外部に照射される。
【0027】
ロータ81を駆動するためのモータ34は、ハウジング31外に配設されており、ロータ81は、ハウジング31の側面に形成した貫通穴を通してハウジング31内に挿入されたモータ34の軸33に連結されている。また、ハウジング31の側面に形成した貫通穴における軸33を支持する部分には、ハウジング31内に充填された絶縁油がハウジング31外へ漏れることを防止するためのオイルシール36が設置されている。
【0028】
図3は、第1実施形態の固定陽極30とロータ81の概要図である。
【0029】
ロータ81は、セラミックや絶縁樹脂などの絶縁物で形成され、この実施形態では、ロータ81と近接する固定陽極30の端部の円筒直径と略同一の直径を有する基部88に、固定陽極30内の空洞に挿入可能な円柱部89が形成された形状を有する。ロータ81の内部中央には、絶縁油を固定陽極30内へと循環させるため流路83が、基部88から円柱部89にわたり形成されている。また、ロータ81の基部88側の端部中央には軸33が連結されるとともに、回転軸に近い位置に流路83に絶縁油を導く複数の流入口82を開口させている。これらの流入口82は、ロータ81の回転中心から等しい距離だけ離間した位置に等間隔に形成されている。そして、各流入口82と流路83とは枝流路86を介して連通している。円柱部89側の端部には、流入口82から流路83へ流入した絶縁油を吐出する吐出口84が開口している。なお、基部88には、ハウジング31の側面とターゲット22との間に必要な絶縁のための距離、すなわち沿面距離を確保できる厚みを持たせている。
【0030】
ロータ81の外形は、図3に示すように、固定陽極30のターゲット22が配置された面とは逆側となる端面側の形状に対応する形状を有する。そして、このロータ81は、固定陽極30の空洞の内壁とロータ81の外側面との間にハウジング31内に充填された絶縁油を流動させるための隙間85を形成するように、軸33に軸支された状態で固定陽極30のターゲット22とは逆側の端面側に近接配置される。
【0031】
上述したように、固定陽極30に対してロータ81を近接配置することにより、ハウジング31内の絶縁油を固定陽極30の空洞内に循環させる流路が構成される。そして、ハウジング31内の絶縁油は、ロータ81をモータ34の駆動により回転させることで循環する。すなわち、ロータ81を回転させると、ロータ81の外周面に接する絶縁油がその粘性作用により回転運動を始め、回転中心付近が低圧となり、いわゆるポンプ作用が生じる。そして、このポンプ作用により、ロータ81の回転中心に近い位置に形成された流入口82から絶縁油が流入し、流路83を絶縁油が流動するとともに、絶縁油が吐出口84から固定陽極30の空洞の底部となるターゲット22の裏面に相当する位置に吐出され、さらに隙間85を流動して、固定陽極30の外側端部とロータ81の外側端部との境界に開口している流出口87より、固定陽極30の空洞外へと押し流される。
【0032】
図3に示すように、固定陽極30の空洞内への絶縁油の入口となる流入口82と、固定陽極30の空洞からの出口となる流出口87の位置関係は、回転軸に近い位置に開口させた流入口82よりも流出口87のほうが回転軸から離れた位置となるようにしている。このように、流入口82と流出口87を、回転中心からの半径距離が異なる位置に設けることにより、ロータ81を回転させたときの絶縁油に差圧を発生させ、流入口82から流路83および隙間85を経由して流出口87にいたる絶縁油の流れを生じさせている。
【0033】
このように、この実施形態では、熱源であるターゲット22により近い位置まで絶縁油の循環流を到達させて固定陽極30と絶縁油との熱伝達を向上させ、さらには、X線管24の冷却効率を向上させている。また、ロータ81の回転により、ハウジング31内に充填された絶縁油全体をかき混ぜることも可能であるため、X線管24で発生した熱量を効率的に拡散でき、自然対流に頼った従来の冷却に比べて冷却効率を向上させている。
【0034】
なお、流路83および隙間85を流動する絶縁油の流速、および、流出口87から流出する絶縁油の流れの強さは、固定陽極30とロータ81との位置関係によって規定される隙間85の大きさや、ロータ81の回転速度等を適宜変更することにより調整することができる。例えば、ロータ81の回転数をより高速とすることで、狭い隙間で回転運動する絶縁油を乱流状態とし、陽極との熱伝達を向上させることが可能である。
【0035】
図4は、第2実施形態の固定陽極130とロータ181の概要図であり、図5は、その変形例の概要図である。なお、上述した実施形態と同一の部材については、同一を符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0036】
固定陽極130は、図示しない支持部材により支持されており、その一方端にターゲット22が配設されている。上述した実施形態とは異なり、この実施形態では固定陽極130内に空洞は形成されておらず、ターゲット22とは逆側の端面側は、すり鉢状に加工されている。そして、このすり鉢状に加工された端面に近接する位置に、絶縁油を流動させるための隙間185を形成するように、絶縁油を循環させるためのロータ181が軸33に軸支された状態で配設されている。
【0037】
ロータ181の固定陽極130に近接する面は、固定陽極130のすり鉢状の端面形状に対応した傘状の形状を有する。ロータ181の内部には、回転中心に沿って絶縁油を流動させるための流路183が形成されており、その先端は固定陽極130のターゲット22とは逆側となる端面に向かって絶縁油を吐出させるための吐出口184となっている。ロータ181の軸33と接続されている側の端面には、上述した実施形態と同様に、絶縁油をロータ181内の流路184に導くための複数の流入口82が、回転中心から等しい距離だけ離隔した位置に形成されている。
【0038】
ロータ181を回転させると、上述した第1実施形態と同様に、ポンプ作用により、各流入口82から絶縁油が流入し、枝流路86を介して流路183へと絶縁油が流動する。流路183を流動した絶縁油は、吐出口184より固定陽極130のすり鉢状の端面の中心に向かって吐出され、さらに、隙間185を流動し、固定陽極130の外側端部とロータ81の外側端部との境界に開口している流出口87から勢いよく流出する。なお、固定陽極とロータの対応する面における形状は、この実施形態に記載の形状に限定されるものではなく、ロータの回転によりポンプ作用が得られる形状であれば、例えば、固定陽極とロータの対応する面が互いに平坦であってもよい。
【0039】
この実施形態では、固定陽極130およびロータ181の構造を、先に述べた実施形態と比較して、より簡易なものとしているため、製造コストの低減を図ることができる。一方で、この実施形態では、固定陽極130での絶縁油の吐出位置および循環領域が、熱源であるターゲット22から離れることになるため、冷却性能が制限される場合もある。しかし、このような場合には、対応すべき出力に応じて、例えば、図5に示すように、固定陽極130内に空洞を設け、該空洞にヒートパイプ187を埋設する等の変形により、冷却性能を向上させることが可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 被検者
2 X線照射部
4 X線検出部
5 C型アーム
6 本体
9 操作部
11 テーブル
21 陰極
22 ターゲット
23 ガラスバルブ
24 X線管
25 トランス
30 固定陽極
31 ハウジング
33 軸
34 モータ
36 オイルシール
41 I.I
42 TVカメラ
81 ロータ
82 流入口
83 流路
84 吐出口
85 隙間
86 枝流路
87 流出口
88 基部
89 円柱部
130 固定陽極
181 ロータ
187 ヒートパイプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
陰極と固定陽極とが対向配置されたX線管と、前記X線管を絶縁油に浸漬させた状態で収容する外囲容器とを有するX線照射装置であって、
前記外囲容器内の絶縁油を流入させるための流入口と、前記固定陽極のターゲットとは逆側となる面に向かって絶縁油を吐出させるための吐出口とを有し、内部に前記流入口から前記吐出口に至る流路が形成されるとともに、前記吐出口から吐出させた絶縁油を流出させるための隙間を形成するように前記固定陽極のターゲットとは逆側となる端面側に近接配置される回転部材と、
前記外囲容器外に配設され、前記回転部材を回転させて流出させることにより前記外囲容器内の絶縁油を前記流入口から流入させて前記流路および前記隙間に循環させて流出させるための駆動手段と、
を備えることを特徴とするX線照射装置。
【請求項2】
請求項1に記載のX線照射装置において、
前記固定陽極は、内部に空洞を有し、
前記回転部材は、前記流路および前記吐出口が形成された円柱部を有し、絶縁油を循環させる隙間を形成するように当該円柱部を前記空洞内に挿入して配置されるX線照射装置。
【請求項3】
請求項1に記載のX線照射装置において、
前記固定陽極は、内部に空洞を有するとともに、当該空洞にヒートパイプを配設したX線照射装置。
【請求項4】
請求項1に記載のX線照射装置において、
前記流入口は、前記隙間を循環した絶縁油の流出口よりも前記回転部材の回転軸に近い位置に複数形成されるX線照射装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−15046(P2012−15046A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−152874(P2010−152874)
【出願日】平成22年7月5日(2010.7.5)
【出願人】(000001993)株式会社島津製作所 (3,708)
【Fターム(参考)】