説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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【課題】 前駆体繊維前駆体繊維ストランドの耐炎化処理時においてストランドを構成する単繊維相互の接着が少ない耐炎化繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】 耐炎化炉6内外に設けた折返しローラー8a、8b、8c、8dを介して折り返し、耐炎化炉6内外に出入すると共に耐炎化炉6内を複数段のパス7を形成して水平走行する前駆体繊維ストランド4を酸化性雰囲気下で耐炎化熱処理し、耐炎化熱処理の進行に伴って前駆体繊維の比重を徐々に増加させて耐炎化繊維を製造するに際し、折返しローラー表面において比重1.23以下の耐炎化熱処理進行度にある前駆体繊維ストランドの表面温度を、粘弾性測定より求めたtanδピーク温度以下に折返しローラーで冷却する。
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本発明により、型に敷設した強化用繊維層上にバギングフィルムを重ねて当該バギングフィルム周縁を型に気密にシールし、バギングフィルムと型との間を排気すると共に、バギングフィルムと型との間に樹脂を注入することにより樹脂を強化用繊維に含浸させて硬化させる樹脂トランスファー成形法において、強化用繊維層の外側に強化用繊維層の表面に沿って樹脂注入路と樹脂排出路とを交互に設け、樹脂注入路に樹脂を注入することにより、注入した樹脂を強化用繊維層を通して樹脂排出路に移動させて強化用繊維層に前記樹脂を含浸させることを特徴とする樹脂トランスファー成形法が開示される。
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【課題】本発明の課題は、FRP製中空部材の内圧成形法であって、作業効率やエネルギー効率の良い成形法を提供することにある。
【解決手段】FRP製中空部材を内圧成形法により成形するに際し、加圧用バッグの加圧に加熱媒体を用いることを特徴とする内圧成形法である。具体的な操作としては、例えば、加熱空気、熱水、水蒸気、ポリアルキレングリコール、シリコーンオイル等の加熱媒体を、中空の成形素材の中に配置された加圧用バッグに加圧下に導入し、成形素材を金型に密着させると共に加熱・硬化を行わせる。 (もっと読む)


【課題】 前駆体繊維ストランドの耐炎化処理を均一に行うことができ、品質を低下させることなく生産性を向上させうる耐炎化熱処理炉を提供する。
【解決手段】 炉内を水平走行する前駆体繊維ストランド6の垂直方向に熱風を送り前記ストランド6を耐炎化する熱処理室4と、熱処理室4の上方に形成した上方流路8と、熱処理室の下方に形成した下方流路10と、前記上方流路8及び下方流路10を連通する熱風循環路12とを有し、前記下方流路10が、熱処理室4内の前記熱風循環路12側から前記熱風循環路12と対向する外壁16側にかけて複数に分割された分割流路28、30、……で構成され、これら分割流路28、30、……により熱処理室4内と熱風循環路12とが連通してなることで耐炎化処理炉2を構成する。
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本発明により、0.8〜0.3当量のエポキシ基と0.2〜0.7当量のエチレン性不飽和基とを分子中に有するエポキシ基含有ビニルエステル樹脂(A)、ラジカル重合性モノマー(B)、硬化剤(C)、及び収束剤としてエポキシ樹脂とエチレン性不飽和カルボン酸の付加反応により得られるビニルエステル樹脂(d)を0.5〜5質量%含浸させた炭素繊維(D)からなる組成物、及び同組成物を硬化させて製造した炭素繊維強化樹脂複合材料が開示される。
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【課題】断面が異形のFRP製中空部材を、内圧成形法で容易に、且つ均質な成形体として得る方法を提供することにある。
【解決手段】断面異形のFRP製中空部材を成形するに際し、(1)断面が円形のマンドレルにプリプレグを巻回し、その後マンドレルを引き抜いてプリプレグの中空部材を作成し、(2)該プリプレグの中空部材の中空部分に圧力バッグを挿入し、(3)該圧力バッグが挿入された中空部材を、中空部材の異形状に対応した形状を有する金型であって異形部に補充用のプリプレグを配置した金型内に設置し、(4)次いで、内圧成形法により成形することによって、均質な断面異形のFRP製中空部材が得られる。 (もっと読む)


【課題】 接着性阻害因子として作用する不飽和カルボン酸や界面活性剤を容易に除去できる炭素繊維ストランドの製造方法を提供する。
【解決手段】 変性ポリオレフィン樹脂を付与してなる炭素繊維ストランドの製造方法であって、変性ポリオレフィン樹脂を含む水系エマルジョン若しくはサスペンジョン又は有機溶媒溶液を未サイジングの炭素繊維ストランドに付与した後、糸温120〜250℃で30秒以上熱処理することにより、炭素繊維の表面に変性ポリオレフィン樹脂を0.1〜5質量%付与する熱可塑性樹脂強化用炭素繊維ストランドの製造方法。変性ポリオレフィン樹脂は、不飽和カルボン酸モノマー単位を0.1〜20質量%含むものが好ましい。本発明により製造した炭素繊維ストランドを熱可塑性樹脂に5〜70質量%配合してなる炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、層間剪断強度等の機械的特性に優れる。 (もっと読む)


【課題】複雑な形状を有するFRP製中空部材、特に、本体部とこれにほぼ直角の曲部を有するFRP製中空部材を、内圧成形法で一体的に成形する方法を提供すること。
【解決手段】本体部と本体部にほぼ直角の曲部を有するFRP製中空部材を成形するに際し、曲部に、補強用の織物プリプレグを、本体部のプリプレグと繊維方向を揃えて重層し、本体部のプリプレグの外周の少なくとも60%を覆う様に巻付け、次いで内圧成形法により一体成形する成形方法である。 (もっと読む)


【課題】 製造装置の運転状態を安定化させ、高配向、高強度、高品位の炭素繊維用耐炎化繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】 酸化性雰囲気下で延伸又は収縮を行いながら複数段のパスを形成して走行するプリカーサーを熱処理するに当たって、任意段のパスのプリカーサー単糸について、単糸に結節を形成させ、この結節単糸に張力を掛けて単糸のひずみを増加させつつ応力の変化を測定する結節強度測定試験で得られる応力−ひずみ曲線において、ひずみの増加に伴って応力が上昇し、次いで一旦急激に降下する応力降下再上昇点を過ぎて再び上昇する応力降下再上昇点Pに相当する延伸倍率を、前記任意段のパスにおけるプリカーサーの延伸倍率の上限とし、且つ耐炎化工程でのトータルの延伸倍率(耐炎化工程全延伸倍率)を1.01〜1.08としてプリカーサーを熱処理することにより耐炎化繊維を製造する。
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【課題】反応性に優れた放射線硬化用樹脂組成物、及びこの樹脂と繊維強化材とからなる、特に航空・宇宙分野で利用可能な複合材料・部材を成形するための、プリプレグを提供することを目的とする。
【解決手段】開環生成物と比較して塩基性が高い環状官能基を有する樹脂(A)の50〜99重量%と、環状モノマーとしての歪エネルギーが80kJ/mol以上の化合物を官能基として有する樹脂(B1)、及び/又は、開環生成物と比較して塩基性が高い環状官能基を有する樹脂であって且つ樹脂(A)よりも相対的に低粘度の樹脂(B2)の50〜1重量%の組み合わせからなる樹脂成分と、この樹脂成分1kg当たり0.005〜0.5モルの特定式で表されるホウ素系ジアリルヨードニウム塩である重合開始剤(C)とからなる放射線硬化用樹脂組成物、及びかかる樹脂組成物を繊維強化材に含浸せしめて得られるプリプレグによって達成される。 (もっと読む)


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