説明

株式会社シンクロンにより出願された特許

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【課題】膜厚補正板を設けることなく、複数の基板に対して均一な厚みの薄膜を形成することができる成膜装置を提供する。
【解決手段】内部を真空状態に維持した真空容器内で、同一の膜原料物質で構成される一対のターゲット29a,29bを交互にスパッタし、基板Sを保持して回転する回転ドラム13の一部の領域に向けてスパッタされた何れかのターゲット29a又は29bから膜原料物質を供給し、回転ドラム13の回転毎に間欠的に基板Sの表面に膜原料物質を付着させて薄膜を形成する成膜装置である。一対のターゲット29a,29bのそれぞれを保持して電圧を印加する一対のスパッタ電極21a,21bと、この電極21a,21bに交流電力を供給する交流電源23と、ターゲット29a,29bに向けてスパッタ用ガスを供給するスパッタ用ガス供給手段と、電極21a,21bの配置を真空容器の外部から変更可能な電極配置調整機構100を有する。 (もっと読む)


【課題】 実用に耐えうる耐摩耗性を備えた撥油性膜を持つ撥油性基材を製造することができる成膜方法を提供する。
【解決手段】 本発明の成膜方法は、まず第1の成膜工程で、基板101の表面に乾式成膜法(イオンアシスト蒸着法を除く)を用いて基板101の硬度より高い硬度を持つ第1の膜103を所定厚み以上で成膜する。次に第1の照射工程で、成膜した第1の膜103に対して加速電圧が所定値以上で電流密度が所定値以下の特定のエネルギーを持つ粒子を照射し、これによって第1の膜103の表面に適切な凹凸を形成する。次に第2の成膜工程で、第1の膜103の凹凸面に撥油性膜105を成膜する。 (もっと読む)


【課題】膜表面に発現した光触媒作用を速やかに消失させることができる光触媒性薄膜を基板の表面に成膜することができる成膜方法を提供する。
【解決手段】真空容器11の内部に形成された成膜プロセス領域20Aで、少なくともチタン、亜鉛及びタンタルを含む群から選択される金属で構成されたターゲット22a,22bをスパッタし、基板Sに金属で構成される膜原料物質を付着させるスパッタ工程と、成膜プロセス領域20Aとは離間して形成された反応プロセス領域60Aで、少なくとも反応性ガスのプラズマを膜原料物質に接触させて膜原料物質で構成される第1の薄膜を生成させる反応工程と、スパッタ工程及び反応工程を複数回繰り返し、第1の薄膜を複数回堆積させて第2の薄膜を形成する薄膜堆積工程とを有する成膜方法であって、第2の薄膜に対し、反応性ガスとともに不活性ガスを積極的に含む混合ガスのプラズマを第2の薄膜に接触させる。 (もっと読む)


【課題】複数の成膜バッチを連続して安定に行うことができる成膜装置を提供する。
【解決手段】成膜装置は、ターゲットのスパッタ物質を基板に付着させる成膜プロセス領域と、成膜プロセス領域とは分離して配置され基板に反応性ガスを接触させてスパッタ物質の組成を変換させる反応プロセス領域と、成膜プロセス領域と反応プロセス領域の間で基板を繰り返し移動させる基板保持移動手段とを有する。成膜プロセス領域及び反応プロセス領域が配置される成膜室に対し、開閉可能な隔絶手段11bを介して接続されたロードロック室11Bを含む。ロードロック室11Bには、ロードロック室11Bの内部を加熱可能な加熱装置90が設けられ、ロードロック室11B内を排気可能な真空ポンプ15’が接続されている。ロードロック室11Bには、ロードロック室11Bの内部に浮遊する不純物成分としての水分を凝結捕捉可能なガス凝結捕捉装置70を設ける。 (もっと読む)


【課題】安定したプラズマを高効率に発生させて成膜を行うことができる薄膜形成方法を提供する。
【解決手段】内部を真空に維持する真空容器11と、真空容器に接続されアンテナ収容室80A内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、を備える薄膜形成装置を用いた薄膜形成方法である。薄膜形成方法は、前記真空容器の内部を真空状態にするとともに、前記アンテナ収容室の内部を真空容器より低く10−3Pa以下の真空状態に減圧する減圧工程と、前記アンテナ85aに高周波電圧を印加して前記真空容器の内部にプラズマを発生させて、前記真空容器内で形成された薄膜をプラズマ処理する工程と、を備えている。 (もっと読む)


【課題】特別な前処理や後処理を施さずに効率よく、親水性の薄膜をプラスチック基板に成膜することができる成膜方法を提供する。
【解決手段】プラスチック基板Sの表面に薄膜を形成する方法であって、真空容器11の内部に形成された成膜プロセス領域20Aでチタンターゲット22a,22bのスパッタ物質を基板Sに付着させる工程(S4)と、真空容器11の内部に成膜プロセス領域20Aとは離間して形成された反応プロセス領域60Aで酸素ガスを基板Sに接触させ、スパッタ物質の組成を変換させる工程(S5)とを有し、酸素ガスの導入流量と少なくとも同一流量のアルゴンガスを導入するとともに1kW以下のプラズマ処理電力を供給した状態で、酸素ガスを基板Sに接触させる。 (もっと読む)


【課題】紫外線を照射しなくとも親水性を発現する薄膜を成膜する方法を提供する。
【解決手段】基板Sの表面に酸化チタンの薄膜を形成する成膜方法であって、真空を維持した状態で、基板Sを成膜プロセス領域20Aと反応プロセス領域60Aの間で繰り返し移動させる工程(S3)と、チタンターゲット22a,22bのスパッタ物質を成膜プロセス領域20Aに導入された基板Sに付着させる工程(S4)と、反応プロセス領域60Aに導入された基板Sに酸素ガスを接触させ、スパッタ物質の組成を変換させる工程(S5)とを有し、酸素ガスの導入流量と少なくとも同一流量のアルゴンガスを導入した状態で、酸素ガスを基板Sに接触させる。 (もっと読む)


【課題】 より高いイオンアシスト効果を得ることができる成膜装置を提供する。
【解決手段】 成膜装置1は、真空容器10内に回転可能に配設され、基板14を保持するための基板ホルダ12と、この基板ホルダ12に保持される基板14に対して成膜材料を供給し、これを基板14の成膜面に堆積させる蒸着源34と、イオンビームを基板14の一部に対し部分的に照射可能に配置されたイオン源38とを備える。
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【課題】 排気時間を最大限に短縮することが可能なイオンアシスト蒸着装置1を提供する。
【解決手段】 イオンアシスト蒸着装置1は、排気口29を持つ真空容器2と、排気口29を介して真空容器2内を真空引きする排気系4と、真空容器2内の圧力を調整する圧力調整手段20と、圧力調整手段20を移動させるアクチュエータ204と、アクチュエータ204を移動させるタイミングを制御するコントローラ206とを有する。圧力調整手段20は、排気口29の断面に平行な方向に沿って排気口29の開位置と閉位置の間で移動可能に構成されている。コントローラ206は、排気系4による真空引きを行うに際し、圧力調整手段20を排気口29の開位置に移動させる指令をアクチュエータ204に送出するとともに、真空容器2内での成膜を行うに際し、圧力調整手段20を排気口29の閉位置に移動させる指令をアクチュエータ204に送出する。 (もっと読む)


【課題】 実用に耐えうる耐摩耗性を備えた撥油性膜を持つ撥油性基材を製造することができる成膜方法を提供する。
【解決手段】 成膜方法は、基板101の表面にエネルギーを持つ粒子を照射する第1の照射工程と、前記第1の照射工程後の基板101の表面に乾式法を用いて第1の膜103を成膜する第1の成膜工程と、第1の膜103の表面に撥油性を有する第2の膜105を成膜する第2の成膜工程とを、有する。
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