説明

社団法人日本海難防止協会により出願された特許

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【課題】船舶の既設のバラスト水系配管に容易に組み込んで、バラスト水中に含まれる水生生物を殺滅することのできる実用的な船舶バラスト水の処理装置の提供。
【解決手段】船舶内に取り込まれたバラスト水を第1のバラストポンプ4によってバラストタンク2に移送するバラスト水系配管から分岐された分岐管131に、プレフィルタユニット132と、オゾン混合装置133と、前記第1のバラストポンプよりも高圧で吐出する第2のバラストポンプ134と、前記第2のバラストポンプ134の二次側に設けられる複数のスリット状の開口を有するスリット板135と、脱気槽136とを設け、前記脱気槽136から排出された脱気後のバラスト水を前記バラスト水系配管に返送するように構成したことを特徴とする船舶バラスト水の処理装置。 (もっと読む)


【課題】設備コストを上昇させずにオゾンの注入を容易にし、比較的形状の大きな水生生物のみならず、細菌類も死滅させることができできるバラスト水の処理装置を提供すること。
【解決手段】水生生物等を含むバラスト水を吸込配管3を介して吸い込むと共に、該バラスト水を吐出配管4を介して船舶のバラストタンク2に圧送するバラストポンプ1と、該吐出配管4内に複数のスリット状の開口を有するスリット板5を設け、前記吐出配管4のバラストポンプ1に近い側から前記水生生物等を含むバラスト水を一部抜き出すと共に、再度前記吐出配管4のバラストポンプ1から遠い側で前記スリット板5の手前に戻すバイパス配管6を設け、該バイパス配管6を介して抜き出したバラスト水にオゾンを添加し混合してオゾンを溶解する溶解装置602を設け、且つ該溶解装置602から送られるオゾン溶解液を前記吐出配管4に戻す加圧ポンプ605を設けたことを特徴とする船舶バラスト水の処理装置。 (もっと読む)


【課題】 船舶バラスト水中に生息する各種生物、すなわち動物プランクトン、植物プランクトン、プランクトンが休眠状態にあるシスト、細菌などの微生物および微小な貝類などの水生生物などを簡便かつ確実に駆除すると共に、処理後のバラスト水中に薬剤成分が残存することなく、安心して海に排出することができ、溶存酸素が適正量であってバラスト水を排出する周辺海域の生物に悪影響を及ぼすことのない、安全性の高いバラスト水の処理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 船舶バラスト水に過酸化水素濃度が10〜500mg/Lになるような量の過酸化水素または過酸化水素発生化合物を添加した後、バラスト水にせん断応力および/またはキャビテーションを生じさせる物理的手段を付加して、バラスト水中の水生生物を駆除することを特徴とする船舶バラスト水の処理方法により、上記の課題を解決する。 (もっと読む)


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