説明

日立マグネットワイヤ株式会社により出願された特許

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【課題】平角導体の全周にわたって均一な厚さの絶縁被膜を形成でき、作業性・生産性がよい絶縁被膜を提供する絶縁塗料と、この塗料を塗布・焼付された絶縁電線を提供する。
【解決手段】4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを主成分とするイソシアネート成分およびトリメリット酸無水物を主成分とする酸成分を合成反応させて得られるポリアミドイミド樹脂を、130℃から180℃の範囲の沸点を有する環状ケトン類を主成分とする溶媒成分に溶解させて得られるポリアミドイミド樹脂絶縁塗料であって、前記溶媒成分の70〜100質量%が前記環状ケトン類であり、前記イソシアネート成分(A)と前記酸成分(B)とを合わせた配合量に対する前記4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(a)と前記トリメリット酸無水物(b)とを合わせた配合量との比率(a+b)/(A+B)が、モル比で85〜100モル%であることを特徴とするポリアミドイミド樹脂絶縁塗料。 (もっと読む)


【課題】複数層からなる絶縁被膜が導体上に形成された絶縁電線において、導体と絶縁被膜との密着性に優れるとともに、接着層等の追加の層を介在させることなく絶縁被膜における層間の密着性にも優れ、かつ高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁電線は、複数層からなる絶縁被膜が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記絶縁被膜は、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体に対してグラフト性化合物がグラフト重合されてなる第1の樹脂組成物が前記導体の直上に形成された第1の被膜層と、ポリフェニレンスルファイド樹脂とポリアミド樹脂とからなるポリマーアロイまたはポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリアミド樹脂とからなるポリマーアロイである第2の樹脂組成物が前記第1の被膜層の直上に形成された第2の被膜層とを有する。 (もっと読む)


【課題】従来の絶縁被覆と同等の厚さで、高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】非晶質の熱可塑性樹脂(A)と、非晶質の熱硬化性樹脂(B)とを含むポリマアロイからなる絶縁被膜が形成された絶縁電線であって、前記非晶質の熱硬化性樹脂(B)は、下記化学式1で示される繰り返し単位を有するポリアミドイミド樹脂からなり、前記絶縁被膜は海島構造を有し、前記非晶質の熱硬化性樹脂(B)が前記海島構造の海成分を成し前記非晶質の熱可塑性樹脂(A)が前記海島構造の島成分を成すことを特徴とする。
【化1】


[化学式1において、Rは3つ以上の芳香環を有する2価の芳香族基を有する芳香族ジアミン類であり、nは繰り返し数であって、正の整数である。] (もっと読む)


【課題】従来の絶縁被覆と同等以上の耐熱性および密着性を有し、かつ従来と同等の絶縁被覆厚さで従来よりも高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】絶縁電線10は、少なくとも1層の押出被覆層を含む複数の被覆層からなる絶縁被覆が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記少なくとも1層の押出被覆層は、所定の樹脂(A)と所定の樹脂(B)とを混合した樹脂組成物を押出被覆した層であり、前記樹脂組成物は、前記樹脂(A)と前記樹脂(B)とが重量部比で「(B)/(A)=5/95〜40/60」の範囲で混和されている。 (もっと読む)


【課題】偏肉化現象を抑制し均等な厚さを有する絶縁被膜を平角導体線の全周・長尺にわたって安定性よく形成できる平角エナメル線用の塗装ダイスの提供。
【解決手段】ソリッドダイス本体31と前記ソリッドダイス本体31に設けられ前記平角導体線を挿通させるダイス孔32とを有し、前記ダイス孔32は、前記平角導体線が挿通される方向に沿って、開口面積が単調減少していく導入部と、前記開口面積が一定である領域を少なくとも有する塗布部とから構成され、前記塗布部の開口形状が、4つのフラット部と4つの丸コーナー部とから成る矩形状であり、前記ダイス孔の内側に向かって突出する複数の突起33が、前記4つのフラット部の各内表面に形成されており、前記複数の突起33の頂部は、前記平角導体線が挿通される方向と垂直な断面形状が円弧状、長円弧状または楕円弧状であり、かつ前記頂部の曲率が前記4つの丸コーナー部の曲率よりも大きい。 (もっと読む)


【課題】従来と同等の耐熱性と絶縁被覆厚さとを有しながら、従来よりも高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁電線は、少なくとも1つの押出被覆層を含む複数の被覆層からなる絶縁被覆が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記少なくとも1つの押出被覆層は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)とオレフィン系共重合樹脂(B)とを含む樹脂組成物を押出被覆した層であり、前記樹脂組成物は、前記ポリフェニレンサルファイド樹脂(A)と前記オレフィン系共重合樹脂(B)とが、重量部比で「(B)/(A) = 45/55 〜 70/30」の範囲で混和されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】低コストで、デザイン性に優れ、かつセルとの接合性に優れた太陽電池用リード線を提供する。
【解決手段】帯板状導電材2表面にめっき層4を形成した太陽電池用リード線1において、めっき層4の外側に自己融着性材料を含む被覆層5を有するものである。 (もっと読む)


【課題】導体上に設けられた絶縁被覆層が絶縁皮膜のみで形成されていても高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】導体の周囲に形成される絶縁被覆層に、3つ以上の芳香環を有する2価の芳香族ジアミン類から生成される誘電率の低いポリアミドイミド樹脂絶縁塗料を塗布・焼付けしてなる絶縁皮膜を形成する。 (もっと読む)


【課題】良好な柔軟性を有し、耐プレス成形性に優れた絶縁皮膜が得られるポリアミドイミド樹脂絶縁塗料及びそれを用いた絶縁電線を提供する。
【解決手段】溶剤中でイソシアネート成分と酸成分とを合成反応させてなるポリアミドイミド樹脂絶縁塗料において、前記イソシアネート成分は、分子中に屈曲構造を有するイソシアネートとして、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを5〜50モル%の範囲で含むポリアミドイミド樹脂絶縁塗料である。 (もっと読む)


【課題】丸形エナメル線を圧延して得られる平角エナメル線の表面積を大きくでき、表皮効果による電流の流れ難さを低減した低ロス高効率の平角エナメル線及びその製造方法を提供する。
【解決手段】導体100にエナメル皮膜101を形成した丸エナメル線110が複数本接合され、この接合した丸エナメル線110を上下から押し潰して、各導体100を分割平角導体100dとし、これらの外周に平角エナメル皮膜103を形成したものである。 (もっと読む)


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