説明

日立マグネットワイヤ株式会社により出願された特許

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【課題】絶縁被膜に局所的な発泡領域を発生させないように絶縁塗料を塗布するためのエナメル線用の塗装ダイスを提供する。
【解決手段】本発明に係るエナメル線用の塗装ダイスは、導体線の周囲に絶縁塗料を塗布するための塗装ダイスであって、ダイス本体と前記ダイス本体に設けられ前記導体線を挿通させるダイス孔とを有し、前記ダイス孔は、前記導体線が挿通される方向に沿って、開口径が単調減少していく導入部と、前記開口径が一定である領域を有する塗布部とから構成され、前記塗布部の内表面には、前記ダイス孔の中心軸に向かって突出する4つ以上の突起が前記内表面の周方向に等間隔で設けられており、前記突起は、前記導入部と前記塗布部との境界の位置から前記導体線が挿通される方向に沿って、高さが徐々に高くなる領域を有していることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】短時間で変質(硬化)するタイプの塗料を用いても支障なく線材に塗料を塗布することが可能な塗料塗布装置及びエナメル線の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の塗料タンク12から供給される第1の塗料11と、第2の塗料タンク14から供給される第2の塗料13は、ミキサー15によって2液混合されて塗料槽18に供給される。塗料槽18には、チューブ20A〜20Fを介して塗装ダイス19A〜19Fが接続されている。線材3は、チューブ20A〜20Fに開けられた孔20aを通して塗装ダイス19A〜19Fに導入されている。塗料槽18に供給された塗料2は、チューブ20A〜20F内を自重に基づいて流動して降下し、塗装ダイス19A〜19Fへ連続的に供給され、塗装ダイス19A〜19Fにより線材3の表面に塗布される。 (もっと読む)


【課題】従来の絶縁被膜と同等以上の耐摩耗性を確保しながら従来よりも高い可撓性を有する絶縁被膜を形成できる絶縁塗料およびそれを用いた絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁塗料は、絶縁被膜を形成するためのポリアミドイミド系絶縁塗料であって、ビフェニル構造を有する芳香族ジイソシアネート(成分A)とジフェニルメタン‐2,4’‐ジイソシアネート(成分B)とを含むイソシアネート成分と、酸成分とを有し、前記イソシアネート成分100モル%中で、前記ビフェニル構造を有する芳香族ジイソシアネート(成分A)の含有率が5〜50モル%であり、前記ジフェニルメタン‐2,4’‐ジイソシアネート(成分B)の含有率が5〜50モル%であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】融着工程において良好な熱融着力を発現すると共に、高温雰囲気下での使用においても実用上問題のない熱融着力を有する耐熱自己融着性エナメル線およびそれに用いられる耐熱自己融着性塗料を提供する。
【解決手段】ビスフェノールA型エポキシ単位とビスフェノールS型エポキシ単位とを共重合させて得られる化学式(1)に示すスルホン基含有ポリヒドロキシポリエーテル樹脂100質量部に対して、ビスマレイミドを10〜100質量部含有する耐熱自己融着性塗料およびそれを用いた耐熱自己融着性エナメル線。
【化1】
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【課題】導体と絶縁被覆との密着性を低下させることなく、押出被覆層の厚さが薄くても高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁電線は、絶縁被覆が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記絶縁被覆は、ポリフェニレンサルファイドからなる樹脂(A)とオレフィン系共重合樹脂からなる樹脂(B)とを重量部比で「(B)/(A) = 20/80 〜 70/30」の範囲で混和した樹脂組成物からなり、前記押出被覆層中の前記樹脂(A)の結晶が融解する温度での熱処理が施されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】従来と同等の絶縁被覆厚さを有しながら従来よりも高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】導体1と、導体1を被覆する絶縁被覆とを有する絶縁電線10において、絶縁被覆は、ポリエステルイミド樹脂絶縁塗料を塗布、焼き付けして形成された絶縁被膜2を有し、絶縁被膜2は、乾燥時における比誘電率、および吸湿時における比誘電率がともに3.5未満である。 (もっと読む)


【課題】絶縁皮膜の加工劣化が少なく、かつ、導体上の全周にわたって均一な皮膜厚の絶縁皮膜を有する平角エナメル線の製造方法及び平角エナメル線を提供する。
【解決手段】本発明に係る平角エナメル線の製造方法は、対向する一対の平坦な面を含む平坦部200、及び対向する一対の略円弧状に湾曲した面を含む湾曲部210を有する丸面取り平角導体2の周囲に絶縁塗料を塗布する塗装工程と、絶縁塗料を焼付け、丸面取り平角導体2の周囲に絶縁皮膜400を形成する絶縁皮膜形成工程と、丸面取り平角導体2の湾曲部210の湾曲した面に平角伸線ダイス34を用いて引抜加工を施し、湾曲部210の湾曲した面を平坦にした平角エナメル線2を作製する引抜加工工程とを備える。 (もっと読む)


【課題】導体と絶縁被覆との密着性を従来技術と同等に確保しながら従来よりも高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁電線は、絶縁被覆が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記絶縁被覆は、ポリフェニレンサルファイドからなる樹脂(A)とポリアミドからなる樹脂(B)とを混合した樹脂組成物を前記導体の直上に押出被覆した層であり、前記樹脂組成物は、前記樹脂(A)と前記樹脂(B)とが重量部比で「(B)/(A) = 5/95 〜 30/70」の範囲で混和されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】シリカ微粒子の分散性と、四角形状の断面を有する導体への塗装性とが共に良好な絶縁塗料、およびそのような絶縁塗料を用いて絶縁被膜が形成された絶縁電線を提供する。
【解決手段】溶媒およびポリアミドイミド樹脂からなるポリアミドイミド樹脂塗料と、オルガノシリカゾルと、を混合してなり、四角形状の断面を有する導体上に絶縁被膜が設けられている絶縁電線に使用される絶縁塗料において、前記オルガノシリカゾルは、130℃から180℃までの範囲の沸点を有する環状ケトン類を70〜100%含有する分散溶媒にシリカ微粒子が分散されていることを特徴とする絶縁塗料。 (もっと読む)


【課題】従来と同等の絶縁被覆厚さを有しながら従来よりも高い部分放電開始電圧を有する絶縁電線を提供する。
【解決手段】本発明に係る絶縁電線は、少なくとも1層の押出被覆層を含む絶縁被覆が導体上に形成されている絶縁電線であって、前記少なくとも1層の押出被覆層は、ポリフェニレンサルファイドからなる樹脂(A)とシンジオタクチックポリスチレンからなる樹脂(B)とを混合した第1の樹脂組成物を押出被覆した層であり、前記第1の樹脂組成物は、前記樹脂(A)と前記樹脂(B)とが重量部比で「(A)/(B) = 10/90 〜 50/50」の範囲で混和されていることを特徴とする。 (もっと読む)


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