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Fターム[4K070BD02]の内容

炭素鋼又は鋳鋼の製造 (7,058) | 制御 (486) | 動的制御(ダイナミック制御) (34)

Fターム[4K070BD02]に分類される特許

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【課題】スピッチングやスロッピングの発生を低減しつつ、製鋼における転炉の脱炭処理を高速化することが可能な、転炉の精錬方法を提供する。
【解決手段】事前の転炉脱炭処理における操業実績から、スラグ1トン当たりの炉内残留酸素濃度を計算する工程S1と、その処理後の実績値と対比して、その差から排ガス流量の補正係数を求める工程S2と、現在の転炉脱炭処理における酸素供給量、並びに、求めた排ガス補正係数を用いて補正した排ガス流量、排ガス組成、溶銑成分及び副原料使用量から炉内残留酸素濃度を逐次算出してスラグ性状の絶対値を把握する工程S3と、炉内残留酸素濃度の値に応じて、酸素供給量、ランス高さ、及び底吹きガス流量のうち少なくとも何れか1つを調整する調整工程S4と、を有する転炉の精錬方法とする。 (もっと読む)


【課題】 転炉製鋼方法において、カーボンニュートラルであるバイオマス由来の炭材を、コークスや石炭などの化石燃料由来の炭材に替わる熱源として利用することで温室効果ガス発生量を削減する。
【解決手段】 転炉内の溶銑12を酸素吹錬して溶鋼を溶製する転炉製鋼方法において、酸素吹錬中に熱源として使用する、コークス、石炭、黒鉛などの化石燃料由来の炭材の一部または全部をバイオマス由来の炭材に置き換え、温室効果ガスの発生量を削減する。この場合に、前記バイオマス由来の炭材の硫黄含有量を0.10質量%以下とすること、前記バイオマス由来の炭材は、植物系バイオマスを炭化して製造される炭化物にバインダー及び水分を加えて成型した成型体であること、及び、前記バイオマス由来の炭材として、パームヤシ殻由来のバイオマス炭、パームヤシ空果房由来のバイオマス炭、パームヤシ幹由来のバイオマス炭のうちの何れか1種または2種以上を使用することが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 酸素ガスを過剰に供給することなく且つ脱炭精錬時間を延長することなく、溶銑の転炉での脱炭精錬終了時の溶湯中燐濃度を低位に安定する。
【解決手段】 転炉1にて溶銑16を脱炭精錬する際に、酸素バランスから求められる不明酸素量に基づいてスラグ中FeO濃度を推定し、推定したFeO濃度の推移に照らし合わせて、上吹きランスからの酸素ガス流量、上吹きランス2のランス高さ、底吹き羽口3からの攪拌用ガス流量のうちの1種以上を調整し、この調整により、全酸素ガス量の40体積%の酸素ガス量を供給する時点におけるスラグ中のFeO濃度を、脱炭精錬終了時の目標燐濃度及び脱炭精錬終了時の目標温度などから目標値として算出されるFeO濃度の1.0〜3.0倍の値に調整し、その後、溶湯中炭素濃度が所定値となった時点にサブランスを溶湯に投入して溶湯温度を測定し、溶湯温度測定値と終点での溶湯温度目標値とを対比してその後の酸素ガス供給量を決定する。 (もっと読む)


【課題】転炉吹止め時における溶鋼中りん濃度の制御精度を高めることが可能な転炉吹錬制御方法を提供する。
【解決手段】少なくとも、転炉吹錬時における排ガス成分及び排ガス流量を定期的に測定して、測定値を得る測定工程と、転炉吹錬の操業条件及び測定工程で得られた測定値に基づいて脱りん速度定数を推定する定数推定工程と、推定された脱りん速度定数を用いて、転炉吹錬中の溶鋼中りん濃度を逐次推定する濃度推定工程と、推定された溶鋼中りん濃度が目標溶鋼中りん濃度以下であるか否かを判断する濃度判断工程と、該濃度判断工程で、推定された溶鋼中りん濃度が目標溶鋼中りん濃度を超えていると判断された場合に、濃度推定工程で推定される溶鋼中りん濃度が目標溶鋼中りん濃度以下となるように、転炉吹錬の操業条件を変更する変更工程と、を有する、転炉吹錬制御方法とする。 (もっと読む)


【課題】転炉での脱炭処理において、スピッティングを抑制して耐火物寿命を維持しつつ高速処理を実現することができる溶鋼の製造方法を提供する。
【解決手段】予備脱りん処理後の溶銑に対し、転炉内で上吹きランスからの酸素の供給速度を溶銑1トン当たり4.0〜5.5Nm3/minとする高速脱炭処理を行うに際し、処理開始時にカルシウムフェライトを含む精錬剤(FetO/(CaO+FetO)比が57〜74質量%)を投入するとともに、上吹きランスの高さを下記(2)式または(3)式を満足するように制御する。ここで、L:酸素ジェットによる鋼浴の凹み深さ(mm)、L0:鋼浴深さ(mm)である。
L/L0≦0.04 (酸素吹付け開始〜全酸素吹付け時間の30%経過) …(2)
L/L0≧0.07 (全酸素吹付け時間の30%経過後〜酸素吹付け終了) …(3) (もっと読む)


【課題】吹錬処理後のスラグ中のリン濃度を精度高く予測すること。
【解決手段】類似度算出部10aが、実績データベース4内に格納されている複数の溶銑状態及び吹錬条件xについて、予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xに対する類似度Wを算出し、予測式作成部10bが、実績データベース4に格納されている溶銑状態及び吹錬条件xのデータを用いて、溶銑状態及び吹錬条件xと吹錬処理後のスラグ中のリン濃度yとの関係を表す予測モデルを作成すると共に、類似度Wを重みとする評価関数を予測モデルの予測誤差を評価する評価関数として最適化問題を解くことによって、予測モデルのモデルパラメータを決定し、リン濃度予測部10cが、予測モデルに予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xを入力することによって、予測対象の溶銑状態及び吹錬条件xで吹錬処理を行った場合の吹錬処理後のスラグ中のリン濃度yを予測する。 (もっと読む)


【課題】吹錬中の溶湯の成分を精度高く推定すること。
【解決手段】演算処理部21が、溶鋼101の吹錬中に発生する排気ガスの成分に基づいて、溶鋼101の酸化反応に使用された酸素量を酸化反応量として算出し、算出された酸化反応量に基づいて、溶鋼101を構成する各成分の酸化に使用された酸素量の組を複数生成し、生成された各組について反応平衡評価値を算出し、算出された反応平衡評価値が所定範囲内にある組を抽出し、抽出された組に基づいて溶鋼101を構成する各成分の濃度範囲を算出する。 (もっと読む)


【課題】吹錬中のスラグ中のFeO生成量の推移を推定し、吹錬終了時でのそのFeO生成量推定値を使用したりん濃度推定方法を提供することで、過剰な酸素ガスや合金使用量の削減を可能として、溶製コストを低減することを目的とするものである。
【解決手段】上底吹き機能を有する転炉容器での脱炭吹錬において、吹錬中の排ガスの組成および流量、酸素ガス流量、石炭および酸化鉄等の副原料の投入量並びに溶銑成分から逐次計算することにより得られる残留酸素量に基づきスラグ中のFeO生成量を計算し、そのFeO生成量計算値、溶鋼温度および石灰原単位をパラメータとした回帰式により、吹錬終了時点での溶鋼中りん濃度を推定することを特徴とする転炉りん濃度推定方法である。 (もっと読む)


【課題】転炉吹錬において、排ガス情報を活用して精度良く溶鋼中の炭素濃度と溶鋼温度を推定することが可能な、吹錬方法及び吹錬システムを提供する。
【解決手段】 転炉吹錬時の排ガス成分及び排ガス流量を測定する、測定工程と、測定工程により得られた測定値と転炉吹錬時の操業要因とに基づいて推定される脱炭酸素効率減衰定数及び最大脱炭酸素効率を用いて、吹錬時における溶鋼中の炭素濃度及び溶鋼温度を推定する、推定工程とを備える、転炉吹錬方法とし、当該吹錬方法を実行可能なシステムとする。 (もっと読む)


【課題】 石灰源の一部を上吹きランスから投射して転炉内の溶銑を脱炭精錬するに際し、酸素ガスを過剰に供給することなく脱炭精錬終了時の溶湯中燐濃度を低位に安定する。
【解決手段】 底吹き羽口3から攪拌用ガスを吹き込みながら、上吹きランス2から、酸素ガスを供給すると同時に石灰源19を投射して溶銑16を転炉にて脱炭精錬するにあたり、上吹きランスからの酸素ガス流量、排ガス組成、排ガス流量、副原料投入量及び溶湯成分から酸素バランスを計算することにより求められる不明酸素量に基づいて炉内でのFeO生成量を推定し、推定したFeO生成量の推移に照らし合わせて、上吹きランスからの酸素ガス流量、上吹きランスのランス高さ、攪拌用ガス流量のうちの少なくとも何れか1種を調整し、この調整により精錬開始時から全酸素量の40体積%の酸素量を供給する時点までに、炉内でのFeO生成量を3〜30kg/溶銑tの範囲に調製する。 (もっと読む)


【課題】 転炉内の溶銑を脱炭精錬するにあたり、酸素ガスを過剰に供給することなく、脱炭精錬終了時の溶湯中燐濃度を低位に安定する。
【解決手段】 上吹きランス2から酸素ガスを供給するとともに底吹き羽口3から攪拌用ガスを吹き込んで溶銑16を転炉にて脱炭精錬するにあたり、上吹きランスからの酸素ガス流量、精錬中の排ガスの組成、排ガスの流量、副原料投入量及び溶湯成分から酸素バランスを逐次計算することにより求められる不明酸素量に基づいて炉内のスラグ17のFeO濃度を推定し、推定したFeO濃度の推移に照らし合わせて、上吹きランスからの酸素ガス流量、上吹きランスのランス高さ、底吹き羽口からの攪拌用ガス流量のうちの少なくとも何れか1種を調整し、この調整により精錬開始時から全酸素量の40体積%の酸素量を供給する時点までに、炉内スラグ中のFeO濃度を5〜30質量%の範囲に調製する。 (もっと読む)


【課題】吹錬時の中間測定結果情報に基づいてO使用量と冷却材使用量を決定し、吹止後の溶鋼温度と、C及びP濃度を目標値に制御する転炉吹錬において、吹止後の溶鋼中のP濃度を精度よく推定する方法であって、脱Pを転炉のみで行って工程数を少なくし、熱裕度を向上させる。
【解決手段】溶銑予備処理にて脱Pを行っていない溶銑を用いて転炉吹錬を行い、吹錬時の中間測定時にサブランスに取付けた酸素センサーによってスラグ中の酸素ポテンシャルPOを測定し、吹止後、溶鋼の凝固温度から鋼中C濃度を推定すると共に、この溶鋼中のC濃度の推定値より溶鋼中の酸素ポテンシャルPOを推定し、その後スラブ中の酸素ポテンシャルPOの測定値と溶鋼中の酸素ポテンシャルPOの測定値から吹止後の溶鋼中のP濃度を推定する。 (もっと読む)


【課題】溶銑の脱りん吹錬の吹錬において、効率的に低りん溶銑を製造することができ、且つ、実操業にも問題なく適用することができる、吹錬方法、吹錬システム、低りん溶銑の製造方法及び低りん溶銑の製造装置を提供する。
【解決手段】 上底吹き転炉を用いて、溶銑の浴面に酸素を吹き付けるとともに粉状CaO含有脱りん剤を吹き付ける、溶銑脱りんにおける吹錬方法であって、吹錬中の排ガス流量、排ガス成分、上底吹きガス流量、副原料投入量及び溶銑成分から酸素バランスを計算して得られる炉内蓄積酸素量原単位を逐次求め、吹錬初期における炉内蓄積酸素量原単位の値が所定値以上となるように、粉状CaO含有脱りん剤の投入開始時期を制御することを特徴とする吹錬方法とし、当該方法を用いた吹錬システム、低りん溶銑の製造方法や製造装置とする。 (もっと読む)


【課題】転炉精錬前の溶銑予備処理として脱リン処理を行わずに、転炉精錬時に効率的に十分な脱リンを行う。
【解決手段】途中測定時(吹錬進行度80%以降)での溶鋼のリン濃度が所定値以下となるための、吹錬進行度40%の時点でのFeO生成量を、FeO生成量目標値として設定する。吹錬中の炉内における酸素供給量OINと酸素排出量OOUT との差ΔWO2(=OIN−OOUT )を逐次算出し、その算出値に基づいてFeO生成量を推定する。このFeO推定値が前記FeO生成量目標値となるように、ランス2から吹き付ける酸素の流量、ランス2の湯面からの高さh、ホッパー5からのCaOの投入量、および底吹きノズル3から吹き込むArガス(撹拌ガス)の流量のいずれか1以上の条件を調整して吹錬を行う。 (もっと読む)


【課題】 溶銑と鉄スクラップとを主原料として溶鋼を製造するにあたり、低品位の鉄スクラップを多用する場合であっても、鉄鋼製品の品質外れや過剰品質の問題をきたすことなく溶鋼を製造する。
【解決手段】 本発明に係る溶鋼の製造方法は、主原料として溶銑及び鉄スクラップを用いて転炉にて脱炭精錬を行い、目標成分の溶鋼を製造するにあたり、要求される鉄鋼製品の材質特性に基づいて仮に決定されている目標成分値の範囲に対し、転炉に装入した溶銑及び鉄スクラップの成分組成及び質量から転炉内溶湯のトランプエレメントの濃度を計算し、該トランプエレメントが材質特性に及ぼす影響に基づいて前記の仮に決定されている目標成分値の範囲を修正し、転炉での精錬条件及び成分調整材添加量を制御して、溶鋼成分を修正した目標成分値の範囲に入るように転炉にて調整することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 溶銑に熱余裕がない場合であっても、転炉での脱炭吹錬末期における大気の転炉内への侵入を確実に防止し、転炉内溶融鉄の窒素濃度の上昇を抑えて低窒素鋼を安定して製造する。
【解決手段】 本発明の低窒素鋼の製造方法は、プラスチックを20〜70質量%含有し、残部を金属または金属酸化物とする成形体を、転炉における溶銑の脱炭吹錬の末期に転炉内に投入し、前記プラスチックから生じるガスと前記脱炭吹錬で生じるガスとの総量を転炉内の溶鋼トンあたり400Nm3/hr以上に確保して大気の転炉内への侵入を防止する。 (もっと読む)


【課題】転炉の操業条件を包括して、簡便かつ効果的にダストおよびスピッティングの発生を抑制して鉄分歩留を向上させ、操業トラブルを低減させる吹錬方法を提供する。
【解決手段】上底吹型転炉において溶鉄の酸素吹錬を行う転炉吹錬方法であって、吹錬開始後全吹錬時間に対して吹錬開始から20%以上経過した期間において、前記酸素吹錬における上吹酸素ジェットにより形成されるキャビティ深さL(mm)およびキャビティ径D(mm)とし、前記酸素吹錬の条件として上吹撹拌動力密度εT(W/ton)、底吹撹拌動力密度εB(W/ton)、吹錬中の溶鉄中炭素濃度[C](%)およびSiの物質バランスより計算されるスラグ量WS(kg/ton)とした場合に、下記(1)式で示される吹錬指標を継続的に2.0以下に制御して吹錬することを特徴とする転炉吹錬方法。
吹錬指標=(L/D)-0.3εT0.4εB0.26[C]0.2WS-1.2 …(1) (もっと読む)


【課題】底吹吹錬時の流量制御にあたって、流量設定値を新しく変更する場合に、流量設定値とともに適切な弁開度(規定開度)を流量調節系に与えることができる、底吹転炉のガス流量制御方法を提供することを課題とする。
【解決手段】圧力、流量、および弁開度の瞬時データを収集する、瞬時データの収集ステップと、収集した瞬時データに基づき、配管径、羽口本数、羽口損耗度など配管の流れ具合によって変化する変数bを演算する、変数bの演算ステップと、演算した変数bと新しく変更したい流量設定値に基づき、必要な弁の規定開度mvを演算する、規定開度の演算ステップと、求めた規定開度と流量設定値を流量調節弁に設定する、流量設定値と規定開度の設定ステップとを有する。 (もっと読む)


【課題】製鋼用鉄源にCuを含有する鋼スクラップを多量に利用して転炉操業を行っている途上で、0.03質量%以下のCu含有量の低い溶鋼の溶製要求があっても、縦型スクラップ溶解炉及び転炉のそれまでの円滑な操業を継続可能とする。
【解決手段】高炉1を備えた一貫製鉄所の転炉で複数鋼種の溶鋼を溶製する際に、高炉からの通常の溶銑(高炉溶銑と称す)を2つの溶銑保持容器3へ分割して出銑する。その一つを待機させ、別の一つには、スクラップ溶解炉2で鉄源に含Cu鋼スクラップを溶解して得た溶銑(スクラップ溶銑と称す)を出銑して第1の合わせ湯を行う。次いでそのCu含有量を定量すると共に、引き続いての転炉での溶鋼の溶製において、溶鋼のCu含有量が許容範囲内に収まるように、前記第1の合わせ湯と前記待機させた高炉溶銑との混合重量比率を調整して第2の合わせ湯を行い、該第2の合わせ湯を製鋼用鉄源として転炉へ装入する。 (もっと読む)


【課題】転炉の炉口からのガスの回収を行いつつ副原料を投入して精錬処理を行うに際し、副原料を簡単に溶湯に到達させることができるようにする。
【解決手段】転炉1の炉口2側からガスの回収を行っている状態で、転炉1内の溶湯に炉口2を介して副原料Mを投入する溶湯の精錬処理であって、転炉1の炉口2におけるガス通過速度Vgが副原料Mの終末速度よりも小さくなるようにする。副原料Mは石灰を含有するものであっても、ダストであってもよい。 (もっと読む)


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