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Fターム[5F092BB10]の内容

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Fターム[5F092BB10]に分類される特許

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【課題】磁気抵抗センサの小型化に起因して生じる問題としては、固定層モーメントが不安定になることである。従来のAFM固定化やAP接続のような固定化機構のみでは、固定層の磁気モーメントの固定化を維持するには不十分である。
【解決手段】固定層構造308は、表面を異方的に粗くしたシード層326上に形成される。この異方的な粗さにより、固定層316,318において磁気異方性が生じる。処理されたシード層326により、厚いAFM層を必要とせずに、固定層の頑丈な固定を維持することができ、空隙の大きさも減少する。異方的な粗さは、シード層402の表面の法線に対して傾斜角度で施される低電圧イオンミル404により、シード層の表面に形成可能である。イオンミルは、9領域イオン抽出グリッドを用いて、20から100ボルトで施すことができる。イオンミルの角度は、シード層の表面の法線に対して20〜80°である。 (もっと読む)


【課題】磁界検出素子において、トンネルバリア層をより平坦に形成する。
【解決手段】磁界検出素子は、下部層7と、非磁性・非導電性のトンネルバリア層8と、上部層9とを有している。下部層7、トンネルバリア層8、および上部層9はこの順で互いに隣接して積層されている。センス電流22に対する抵抗値が外部磁界に応じて変化することによって外部磁界の大きさを検知するように、下部層7と上部層9のいずれか一方は、外部磁界に対して磁化の向きが固定され、他方は外部磁界に応じて磁化の向きが変わることができる。下部層7は、アモルファスからなる第1の層73aと、両側界面が各々、第1の層73aとトンネルバリア層8とに接するように形成され、コバルト、鉄、ニッケルのいずれかまたはその組み合わせからなり、実質的にアモルファスからなる第2の層73bとを有している。 (もっと読む)


【課題】差動動作などを行う場合に、記録、読み出しの条件のばらつきの影響が少ない磁気メモリを提供する。
【解決手段】第1の方向に延在する第1の配線と、前記第1の配線の上下に形成された第1及び第2の磁気抵抗効果素子と、前記第1の配線の上側及び下側において、前記第1の方向とそれぞれ交差する方向に延在する第2及び第3の配線と、を備え、前記第1の配線に電流を流しつつ前記第2及び第3の配線の少なくともいずれかに電流を流して前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子の少なくともいずれかの記録層に対して電流磁界を印加することにより多値情報のいずれかを記録し、前記第1の配線を介して前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子にセンス電流を流すことにより得られるこれら磁気抵抗効果素子からの出力信号の差分を検出することにより、多値情報のいずれかとして読み出す。 (もっと読む)


【課題】 狭トラック化においても適切にフリー磁性層の磁化制御を行うことができ、再生特性に優れた磁気検出素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 フリー磁性層26上にはRuなどで形成された非磁性層27が形成され、前記非磁性層27の両側端部27a上には強磁性層28及び第2反強磁性層29が設けられている。前記強磁性層28とフリー磁性層26の両側端部S間には効果的に強磁性的な結合が生じている。本発明では、前記フリー磁性層26の両側端部Sにイオンミリングによるダメージが与えられず、上記の強磁性的な結合により前記フリー磁性層26の磁化制御を適切に行うことができ、狭トラック化に適切に対応可能な磁気検出素子を製造することができる。 (もっと読む)


【課題】自由層および基準層の磁化配向が非直交である、CPP‐GMRセンサ構造を提供すること。
【解決手段】強磁性自由層722は、自由層の蒸着平面およびABS平面の交点として画定される長手方向軸に対して角度θfbの第1の方向で、その膜の平面内で名目上配向されたバイアスポイント磁化を有する。強磁性の基準層716は、前記第1の方向に直交しない前記長手方向に対して角度θrbの第2の方向で、その膜の平面内で名目上配向されたバイアスポイント磁化を有する。 (もっと読む)


【課題】低保持力(Hc<5×103 /(4π)A/m)、低磁歪(λs<5×10-6)および高MR比(dR/R≧10%)が得られる磁気再生ヘッドを提供する。
【解決手段】CPP−GMR磁気再生ヘッドに適用されるスピンバルブ構造体1のフリー層27が、組成Cov Fe(100-v) (v=20原子%〜70原子%)で表される高Fe含有量の下部FeCo層25と、組成Niw Fe(100-w) (w=85原子%〜100原子%)で表される高Ni含有量の上部NiFe層26とを含んでいる。v=20原子%未満およびw=85原子%未満である場合と比較して、保持力が低く維持されたまま、磁歪が低くなると共に、MR比が高くなる。 (もっと読む)


【課題】電流直接駆動による磁化反転の際の反転電流を低減させることができる磁気セル及びそれを用いた磁気メモリを提供することを目的とする。
【解決手段】磁化が第1の方向に実質的に固定された第1の強磁性体層と、磁化の方向が可変の第2の強磁性体層と、前記第1の強磁性体層と前記第2の強磁性体層との間に設けられた第1の中間層と、を備え、磁気記録媒体から前記第2の強磁性体層に電子電流を流入させて前記第2の強磁性体層の前記磁化を前記電子電流のスピン偏極状態に応じた方向とし、前記第1の強磁性体の前記磁化の方向と前記第2の強磁性体の前記磁化の方向の相対的な関係に応じて決定される前記第1及び第2の強磁性体層の間の抵抗の変化を検出することにより前記磁気記録媒体に記録された情報の読みとりを可能としたことを特徴とする磁気ヘッドを提供する。 (もっと読む)


【課題】適当な抵抗値を有し、高感度化が可能で、かつ制御すべき磁性体層の数の少ない、実用的な磁気抵抗効果素子、それを用いた磁気ヘッド及び磁気再生装置を提供することを可能にする。
【解決手段】センス電流を膜面に対して垂直方向に流す磁気抵抗効果素子において、ピン層、フリー層あるいは非磁性中間層の少なくともいずれかに電子反射層を設ける。電子反射層は、酸化物、あるいは窒化物、あるいはフッ化物、あるいは炭化物でもよい。スピン依存散乱効果を有効に利用しながら、適当な抵抗値を有し、高感度化が可能で、かつ制御すべき磁性体層の数が少ない、実用的な磁気抵抗効果素子を提供することができる。 (もっと読む)


【課題】電気的な短絡を生じることなく安定した磁気情報の書込および読出をおこなうことのできる磁気メモリセルを提供する。
【解決手段】本発明の磁気メモリセルは、MTJ素子1と、これをその積層方向において挟んで対向するワード線21およびビット線31を備える。MTJ素子1は、最上層にキャップ層11を含むスタック10と、このスタック10の周囲を、端面10Tと接するように取り囲み、かつ、シリコン窒化物からなるスペーサ33と、このスペーサ33の周囲を取り囲むシリコン酸化物層51とを備える。キャップ層11の上面11Sは、シリコン酸化物層51の上面51Sよりもワード線21から離れる方向へ突き出している。スペーサ33によって短絡を抑制することができる。さらに、上面11Sとビット線31との確実かつ良好な接続を容易に可能とする構造となっている。 (もっと読む)


【解決手段】本発明は磁気/非磁気/磁気多層フィルムに用いられるコア複合膜に関し、自由磁気層、隔離層とピンニングされた磁気層を包含する。当該コア複合膜はただ隔離層がLB膜層であり、当該隔離層が絶縁性、導電的又は有半導体性質の材料からなる有機LB膜である。当該コア複合膜は前記の自由磁気層、隔離層とピンニングされた磁気層がすべてLB膜層であってもよい。その中にピンニングされた磁気層と自由磁気層が磁気のある材料有機膜で構成された。当該コア複合膜が磁気抵抗スピンバルブセンサーに応用され、磁気抵抗スピンバルブセンサーの磁誘導単位を構成でき、磁気抵抗ランダムアクセスメモリに応用され記憶単位とされる。当該コア複合膜が大面積範囲に均一性と一致性を保持し、そのプロセスが簡単で、コスト廉価であり、かつLB有機膜を利用し従来の隔離層と磁気層に代えて、デバイスを更に軽くし、さらに薄くし、更に加工と集積化させることができる。 (もっと読む)


磁気素子を提供するための方法及びシステムを開示する。本方法及びシステムには、固着層、自由層、及び固着層と自由層との間のスペーサ層を設ける段階を含む。スペーサ層は、絶縁性の層であり、また、規則的に配列された結晶構造を有する。また、スペーサ層は、スペーサ層をトンネル通過できるように構成される。一態様において、自由層には、スペーサ層に対して特定の結晶構造及び集合組織を有する単一の磁性層が含まれる。他の態様において、自由層には、2つの副層が含まれ、第1副層は、スペーサ層に対して特定の結晶構造及び集合組織を有し、第2副層は、より小さいモーメントを有する。更に他の態様において、本方法及びシステムは、更に、第2固着層、及び自由層と第2固着層との間に存在する非磁性の第2スペーサ層を設ける段階を含む。本磁気素子は、書き込み電流が磁気素子を通過する際、スピン転移により自由層を切り換えるように構成される。 (もっと読む)


磁気トンネル接合(MTJ)素子構造とMTJ素子構造の製造方法とが提供される。MTJ素子構造(10)は、結晶質ピン層(26)、非晶質固定層(30)、および前記結晶質ピン層と前記非晶質固定層の間に配置された結合層(28)を含み得る。非晶質固定層(30)は結晶質ピン層(26)に反強磁性的に結合される。前記MTJ素子は更に、自由層(34)と、前記非晶質固定層と前記自由層の間に配置されたトンネル障壁層(32)を含む。別のMTJ素子構造(60)は、ピン層(26)、固定層(30)、およびそれらの間に配置された非磁性結合層(28)を含み得る。固定層(30)と自由層(34)の間にトンネル障壁層(32)が配置される。トンネル障壁層(32)と非晶質材料層(30)に隣接してインタフェース層(62)が配置される。第1インタフェース層(62)は、非晶質材料(30)のスピン偏極よりも大きいスピン偏極を有する材料で構成される。
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本発明は、配向されたカーボンナノチューブアレイから形成される層を利用するスピントロニックデバイスと、該デバイスを含むエレクトロニックデバイス(スピンバルブやスピントンネルジャンクション、スピントランジスタ等)とに関する。スピントロニックデバイスは、底部電極と、第一の強磁性層と、CNTアレイと、第二の強磁性層と、上部電極とを含む。 (もっと読む)


磁気メモリに用い得る磁気素子を作製するための方法及びシステムを開示する。磁気素子には、固定層と、非磁性スペーサ層と、自由層とが含まれる。スペーサ層は固定層と自由層との間にある。自由層は、書き込み電流が磁気素子を通過する時にスピン転移を用いて切換え得る。磁気素子には更に、バリア層と第2固定層とを含み得る。他の選択肢として、第2固定層と第2スペーサ層と自由層に静磁気的に結合された第2自由層とが含まれる。少なくとも1つの自由層が高垂直異方性を有する。高垂直異方性は、面外減磁エネルギの少なくとも20%であり且つ100パーセント未満である垂直異方性エネルギを有する。
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