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国際特許分類[C07C57/045]の内容

国際特許分類[C07C57/045]に分類される特許

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【課題】α,β−不飽和カルボン酸の製造方法において、効率的で経済性の高いプロセスを提供する。
【解決手段】加圧下において、原料のオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを貴金属含有触媒および溶媒の存在下、液相中で分子状酸素と接触させて、α,β−不飽和カルボン酸を含む反応液を得る工程(A)と、
その反応液をフラッシュ蒸留によってガスと液体とに分離し、さらにその分離後の液体から蒸留によってα,β−不飽和カルボン酸を分離し、α,β−不飽和カルボン酸を得る工程(B)と、
工程(B)でα,β−不飽和カルボン酸が分離された液体に、フラッシュ蒸留で生じたガスを吸収させる工程(C)と、
工程(C)でガスを吸収させた液体に、工程(A)からの排出ガス中の未反応原料および溶媒を吸収させる工程(D)と、を含むα,β−不飽和カルボン酸の製造方法。 (もっと読む)


【課題】オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを液相中で、分子状酸素で酸化してα,β−不飽和カルボン酸を高い生産性で製造する方法を提供する。
【解決手段】パラジウム含有担持触媒存在下、液相中でオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを分子状酸素で酸化してα,β−不飽和カルボン酸を製造する方法であって、水とアルコールと有機カルボン酸とを含有する混合溶媒を前記液相の溶媒として用いて、且つ、前記混合溶媒における、水とアルコールと有機カルボン酸の質量比をX:Y:Zとしたとき、下記式(1)及び(2)〜(4)のいずれかを満たす、α,β−不飽和カルボン酸の製造方法。
X+Y+Z=1.00 (1)
X<0.20のとき、0.25≦Y≦0.65 (2)
0.20≦X<0.40のとき、0.01≦Y≦0.45 (3)
0.40≦Xのとき、0.01≦Y≦0.20 (4) (もっと読む)


【課題】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を高い生産性で製造するためのパラジウム含有触媒を提供する。
【解決手段】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を製造するためのパラジウム含有触媒であって、触媒構成元素として、パラジウムと、該パラジウム1.0モルに対して0.001〜0.25モルのロジウムとを含有するパラジウム含有触媒。 (もっと読む)


【課題】最終的なメタクリル酸の収量を高めることができる製造方法を提供する。
【解決手段】メタクロレインを液相中で分子状酸素により酸化しメタクリル酸を製造する方法であって、(a)貴金属含有触媒存在下、水の沸点より低い沸点のケトン類を含む含水ケトン溶媒中でメタクロレインからメタクリル酸及びメタクリル酸無水物を製造する工程、(b)その工程で得られた反応液から貴金属含有触媒を分離して分離液(1)を得る工程、(c)分離液(1)から未反応メタクロレインおよびケトンを分離して分離液(2)を得る工程、(d)分離液(2)中のメタクリル酸無水物を加水分解してメタクリル酸とする工程、を有するメタクリル酸の製造方法。 (もっと読む)


【課題】副生物であるテレフタル酸などの高沸物の析出を抑えるメタクリル酸の製造方法を提供する。
【解決手段】イソブチレンおよびt−ブチルアルコールの少なくとも一方を分子状酸素と接触酸化させてメタクロレインおよびメタクリル酸を含む反応生成ガスを得る気相酸化反応工程(A)と、その反応生成ガスをメタクリル酸濃度が15質量%以上である水溶液と接触させ、反応生成ガス中のメタクリル酸と水とを凝縮させてメタクリル酸含有水溶液(1)を得るメタクリル酸凝縮工程(B)と、メタクリル酸凝縮工程(B)で残るガス中のメタクロレインをメタクリル酸および酢酸含有水溶液に吸収させるメタクロレイン吸収工程(C)と、その吸収したメタクロレインを液相中で分子状酸素と接触酸化させてメタクリル酸を含む反応液を得るメタクリル酸の製造方法。 (もっと読む)


【課題】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を高生産性で製造するための触媒、その触媒の製造方法、およびα,β−不飽和カルボン酸の製造方法を提供する。
【解決手段】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を製造するためのパラジウム含有触媒であって、触媒構成元素としてパラジウム元素およびタングステン元素を含有するパラジウム含有触媒。 (もっと読む)


【課題】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を高生産性で製造するための触媒を提供する。
【解決手段】パラジウム元素が酸化状態にあるパラジウム化合物が担持された担体を、テルル元素が酸化状態にあるテルル化合物溶液に浸漬させてから10分以内に、前記パラジウム元素および前記テルル元素の還元を開始することにより、パラジウム金属およびテルル金属が担体に担持されたパラジウム含有担持触媒を得る。または、パラジウム元素が金属状態にあるパラジウム金属が担持された担体を、テルル元素が酸化状態にあるテルル化合物溶液に浸漬させてから10分以内に、前記テルル元素の還元を開始することにより、パラジウム金属およびテルル金属が担体に担持されたパラジウム含有担持触媒を得る。 (もっと読む)


【課題】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを分子状酸素により液相酸化してα,β−不飽和カルボン酸を製造するにあたり、目的生成物であるα,β−不飽和カルボン酸の高い選択率を提供する。
【解決手段】アルコール、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを分子状酸素により液相酸化してα,β−不飽和カルボン酸を製造するにあたり、パラジウムを含有する触媒を使用し、前記液相酸化の反応を開始した後に、反応系中にモリブデン化合物の供給を開始する。 (もっと読む)


【課題】副生物であるテレフタル酸などの高沸物の析出を抑えたメタクリル酸の製造方法を提供する。
【解決手段】イソブチレンおよびt−ブチルアルコールの少なくとも一方を分子状酸素と接触させてメタクロレインを含む反応生成ガスを得る気相酸化反応工程(A)と、その反応生成ガス中のメタクロレインを酢酸およびプロピオン酸の少なくとも一方を含有する水溶液に吸収させるメタクロレイン吸収工程(B)と、その水溶液中のメタクロレインを貴金属触媒の存在下、液相中で分子状酸素と接触させてメタクリル酸を含む反応液を得る液相酸化反応工程(C)と、その反応液を蒸留塔に送り、その蒸留塔からメタクリル酸を含有する缶出液を取り出すことによってメタクリル酸を得るメタクリル酸分離工程(D)とを含むメタクリル酸の製造方法。 (もっと読む)


【課題】オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸の製造に使用したパラジウム含有担持触媒を効果的に再生できる方法を提供する。
【解決手段】(a1)パラジウム含有担持触媒を、無機酸と有機酸またはアルコールとの混合溶媒中で攪拌する工程と、(b)前記パラジウム含有担持触媒を50〜100℃の温度で乾燥する工程と、(c)前記パラジウム含有担持触媒を還元する工程とをこの順に有する方法により、パラジウム含有担持触媒を再生する。工程(a1)の代わりに、(a2)前記パラジウム含有担持触媒を、無機酸中で攪拌した後、有機酸またはアルコール中で攪拌する工程を行ってもよく、(a3)前記パラジウム含有担持触媒を、有機酸またはアルコール中で攪拌した後、無機酸中で攪拌する工程を行ってもよい。 (もっと読む)


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