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国際特許分類[C10G7/10]の内容

国際特許分類[C10G7/10]に分類される特許

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【課題】脱塩原油に水酸化ナトリウム水溶液を長期間安定して注入できる薬品注入ノズルを提供する。
【解決手段】外管11と内管12との間に、脱塩処理後の脱塩原油と水酸化ナトリウム水溶液との混合液を流通する内管12の内周面の温度が149℃より低い温度となる間隙15を設け、薬品注入ノズル10を二重管構造とする。水酸化ナトリウムが濃縮して149℃以上に加熱された水酸化ナトリウムによる内管12の内周面の脆化や腐食などを防止できる。脱塩原油の流量や水酸化ナトリウム水溶液を注入する条件などを変更することなく、外管11と内管12との間に所定の間隙15を設けた二重管とする簡単な構成で、腐食や減肉を防止でき、長期間安定して脱塩原油を常圧蒸留処理できる。 (もっと読む)


【課題】腐食性物質を比較的多く含有する原油を処理することが可能な原油処理システムを提供する。
【解決手段】主蒸留塔11は、第1の原油を目的の留分に分留し、副蒸留塔21は、第1の原油よりも腐食性物質を多く含む第2の原油を、当該腐食性物質の含有量が前記主蒸留塔11にて腐食を引き起こさない量である軽質留分と、残りである重質留分とに分留すると共に、軽質留分供給ラインは、主蒸留塔11にて軽質留分を処理するために当該軽質留分を副蒸留塔21から主蒸留塔11へ供給する。ここで第2の原油を副蒸留塔21に供給する供給ライン及び副蒸留塔21は、第2の原油及び重質留分と接触する環境下で、前記腐食性物質に対する耐腐食性を備えた材料を用いて構成されている (もっと読む)


本発明は、高温ナフテン酸腐食を防止するための非ポリマー性かつ非汚損性の効果的添加剤であり、第二のリン酸エステルの効果的腐食防止量を含み、前記第二のリン酸エステルが、第一のリン酸エステルと、ブチレンオキシド、エチレンオキシド、プリピレンオキシドを含む群から選択されるオキシラン又は全ての他のオキシラン化合物又はそれらの組み合わせ、好ましくはブチレンオキシドとの反応により、構造A又はBを持つ前記第二のリン酸エステルを生成させ、
【化10】


(ここで、R及びRはそれぞれ独立して、炭素数1から20を持つ基であり、R及びRはお互いに同じであってよく又は異なっていてもよく、XはH、CH又はCであり;nは1から20である)、
前記第一のリン酸エステルが構造I又はIIをもち、
【化11】


(ここで、R及びRはそれぞれ独立して炭素数1から20を持つ基であり、R及びRはお互いに同じであってよく又は異なっていてもよい)、前記第一のリン酸エステルがアルコールと五酸化リンとの反応により得られる、効果的添加剤である。
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【課題】熱分解油を含有する炭化水素油、特には熱分解油を含有する直留灯軽油留分を処理する際に、不溶性の炭素質の生成を抑制するための汚れ防止方法および該方法を用いる炭化水素油の製造方法を提供する。
【解決手段】熱分解油を5〜90容量%含有する炭化水素油に、ニトロキシル化合物を1質量ppm〜5質量%混合することからなり、好ましくは、前記ニトロキシル化合物がピペリジン‐1‐オキシル類で、さらに好ましくは、前記熱分解油を含有する炭化水素油が、沸点範囲が150〜400℃、芳香族分が20〜90容量%、臭素価が3〜30gBr2/100g、ジエン価が1〜10gI2/100gの灯軽油留分であることからなる石油精製プロセスの汚れ防止方法、および前記ニトロキシル化合物を混合した後に、加熱処理することからなる炭化水素油の製造方法。 (もっと読む)


本発明は、酸性がナフテン酸の存在による熱酸性炭化水素での金属腐食を防止する分野に関する。特に、高温ナフテン酸腐食を防止するためのポリマー性の添加物に関する。ここで前記ポリマー性の添加物は、ポリイソブチレンコハク酸エステルのポリマー性のリン酸エステル又はポリイソブチレンコハク酸エステルのポリマー性のリン酸エステルのオキシド誘導体である。ナフテン酸を含む原油/フィードストック/炭化水素ストリームでのナフテン酸腐食を防止することにより及び約200℃から約400℃(約400F°から約750F°)の範囲の高温度での高い熱安定性を示すことにより、ナフテン酸腐食防止剤として作用する、ポリイソブチレンコハク酸エステルのポリマー性のリン酸エステルが開示される。 (もっと読む)


本発明は、炭化水素フロープロセスユニットにおける、腐食防止の技術に関する。本発明は、酸腐食を防止する新規添加物を含み、ヒドロキシル末端をもつポリマー性のチオリン酸エステルを含む。このエステルは、モノ、ジ又はポリヒドロキシル基を持つポリマー性の化合物、好ましくはヒドロキシル末端を持つポリマー性の化合物、より好ましくは前記ポリマー性の化合物がヒドロキシル末端を有するポリイソブチレン又はポルブテンであるエステルと、5硫化2リンとの反応で得られる。前記ポリマー性のチオリン酸エステルはさらに、エチレンオキシド、ブチレンオキシド又はプロピレンオキシド又は他のいかなるオキシドからなる群から選択されるいかなるオキシド、好ましくはチオリン酸エステルのエチレンオキシド誘導体を形成し得るエチレンオキシドと反応させる。本発明は、蒸留ユニット、蒸留カラム、トレー、パッキング及びパイプ系周りのポンプの金属表面の酸腐食に対して有効な効果を有する。 (もっと読む)


本発明は、処理装置の金属表面において腐食を生じる炭化水素を処理する分野に関する。本発明は、高温ナフテン酸腐食及び硫黄腐食の技術的問題に取り組んでおり、これらのタイプの腐食を抑制するための解決策を提供している。3種類の組合せの組成物が、それぞれ2つの混合物によって形成される。第1の混合物は、触媒作用量の硫黄の存在下で高反応性ポリイソブチレン(HRPIB)を五硫化リンと反応させることにより得られる化合物Aを、化学式2のチオリン酸エステル等のチオリン酸化合物である化合物Bと混ぜ合わせることによって得られ、第2の混合物は、化合物Aを、化合物Bをエチレンオキシドと反応させることにより得られる化学式3の化合物Cと混ぜ合わせることによって得られる。これら2つの混合物のそれぞれは、高温ナフテン酸腐食抑制及び硫黄腐食抑制の場合に高い腐食抑制の有効性を独立して提供する。本発明は、精製装置、蒸留コラム、及び他の石油化学産業等、全ての炭化水素処理装置において有用である。 (もっと読む)


本発明は、処理ユニットの金属表面に腐食を引き起こす炭化水素を、処理する分野に関する。本発明は、高温ナフテン酸腐食及び硫黄腐食という技術的課題に対処し、これらのタイプの腐食を防止する解決策を提供する。触媒量の硫黄の存在下で、高反応性ポリイソブチレン(HRPIB)と五硫化リンとを反応させることによって形成された組成物は、高温ナフテン酸腐食及び硫黄腐食防止の場合に高い腐食防止効率をもたらす。本発明は、精製装置、蒸留カラム、及びその他の石油化学工業など、全ての炭化水素処理ユニットで有用である。 (もっと読む)


【課題】ガスコンデンセートによる化学装置に対する腐食を低減するための方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ガスコンデンセート及び/又はその留分を含有する蒸気及び/又は液の少なくとも一部を、化学装置内へ導入する前に、該化学装置内における該ガスコンデンセートの予定処理温度以上の温度に該ガスコンデンセートの少なくとも一部を予加熱する。 (もっと読む)


【課題】真空コラムの蒸気ホーン区画の浸食を保護するため、ステンレス鋼製のライナの代わりに蒸気ホーン領域に厚肉クラッド鋼板を備えた油蒸留真空コラムを提供する。
【解決手段】油蒸留用の真空コラムは、隣接するコラム区画の耐腐食性厚さよりも厚い耐浸食性材料層を有している厚肉クラッド鋼板を組み込んである。厚肉の、爆圧接合またはロール接合したクラッド鋼板の使用は、余盛りを備えた従来のプラグ溶接されたライナまたは従来の外殻プレートよりも良い貢献を提供することが可能である。厚肉板は中実のステンレス鋼板で、炭素鋼製の内面に接合されるクラッディ鋼板であり、供給口は厚肉板を横切って供給物を分配するように配置されている。 (もっと読む)


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