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国際特許分類[C21D1/09]の内容

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【課題】左右一対の接触電極と軸状ワークの表面との接触形態を互いに異ならせることにより、軸状ワークの表面に均一な通電加熱状態を容易に得ることができて、加熱表面に高精度な焼入品質等を得ることが可能な軸状ワークの通電加熱装置を提供する。
【解決手段】軸状ワークの長手方向に沿って所定間隔で対向配置され軸状ワークの所定面がそれぞれ接触可能な左右一対の通電電極と、該一対の通電電極に所定周波数の電流を供給して軸状ワークの所定面を通電加熱する電源装置と、を備えた軸状ワークの通電加熱装置であって、一対の通電電極は、その接触面のスリットの有無やスリット幅の大小等により、軸状ワークの加熱面の長手方向の二箇所に互いに異なる形態で接触可能に構成されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】鋼材部品に移動焼入れ法を用いて表面焼入れを行う際に、表面焼入れが重ねて行われることで生じる部分的焼戻しあるいは焼割れを抑制することである。
【解決手段】鋼材部品10は、材質がS45Cの炭素鋼で構成され、内周面が金型の抜き面となる円環状の穴を有する。この内周面の耐摩耗性、耐久性等を確保するため、内周面の全周に渡って表面焼入れ層が設けられる。表面焼入れ層は、主焼入れ部12と、副焼入れ部20とを含んで構成される。主焼入れ部12は、鋼材部品10の内周面において、θ方向に沿ってほぼ360度の範囲で表面焼入れが行われる部分である。ソフトゾーン14は、主焼入れ部12が形成されない領域である。ソフトゾーン14に、主焼入れ部12の焼入れ深さよりも浅い焼入れ深さを有する副焼入れ部20が形成される。 (もっと読む)


【課題】設備費を抑制しながら、ワークを焼入れする際に、該ワークを効果的に冷却することが可能な焼入れ装置を提供する。
【解決手段】歯車2(ワーク)の各歯を加熱するレーザ発振器4(加熱手段)と、歯車2を上下方向の両側から挟み込むように歯車2に接触して、該歯車2を冷却する冷却治具5、5と、を備えたので、設備費を抑えながら、歯車2の各歯を焼入れする際に、歯車2の各歯を効果的に冷却することができる。 (もっと読む)


【課題】歯形部の高硬度化と製造コストの低減を両立させることができるドライブプレート及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】円盤状のプレート部10と、プレート部10の外周端に形成された歯形部2とを有する。プレート部10と歯形部2とは、一枚の鋼板素材から一体的に成形されている。プレート部10及び歯形部2は、その表層全面に、厚み方向中央部よりも炭素濃度が高い浸炭層15、25を有している。プレート部10における浸炭層15は、厚み方向中央部17よりも硬度が高く、かつ、歯形部2における浸炭層25は焼き入れ処理がなされており、プレート部10の浸炭層15よりもさらに硬度が高い。プレート部10及び歯形部2の厚み方向中央部17、27の炭素濃度は0.2質量%以下であり、浸炭層15、25の炭素濃度は0.2質量%超えである構成にすることができる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性が必要な部分の十分な表面硬度向上効果が得られると共に、溶接部の特性をこれまで以上に向上させることができ、かつ、製造時の防炭処理を完全に廃止することができる複合鋼部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】第1の鋼部品を製造するに当たり、その後の浸炭工程において形成される浸炭層の厚み以上の余剰部826を溶接予定部825に加えた中間品800を準備し、その表面に浸炭層88を形成する浸炭工程と、マルテンサイト変態する冷却速度よりも遅い冷却速度により、冷却による組織変態が完了する温度以下まで中間品800を冷却する冷却工程と、高密度エネルギーによって浸炭焼入部にすべき部分をオーステナイト領域まで加熱した後にマルテンサイト変態する冷却速度以上の冷却速度により冷却する焼き入れ工程と、溶接予定部826を最終所望形状となるよう切削する切削工程とを行う。 (もっと読む)


【課題】高密度エネルギービームによるクランクシャフトへの焼入れ時に、クランクシャフトの変形を抑制することが可能なクランクシャフトへの焼入方法及びそのクランクシャフトを提供することにある。
【解決手段】本発明に係るクランクシャフト10への焼入方法及びそのクランクシャフト10は、クランクシャフト10のピン部に高密度エネルギービームを照射し、上記ピン部に硬化層を形成するものであって、上記ピン部の外周面のうち、上記ピン部の軸Xよりも上記クランクシャフトの回転軸Yから離れる外周面を第1照射領域Aとし、上記ピン部の軸Xよりも上記クランクシャフトの回転軸Yに合う外周面を第2照射領域Bとし、上記第1照射領域A及び第2照射領域Bの熱容量に応じて、これら第1照射領域A及び第2照射領域Bに上記高密度エネルギービームの出力態様を異ならせて照射している。 (もっと読む)


【課題】曲面形状を有する構造部材に対しても、母材の表面改質により強固な硬化層を形成可能な製造方法を提供する。
【解決手段】母材からなる基体53の所定の範囲にレーザLを照射して、オーステナイト逆変態が完了する温度である800℃以上かつ融点未満の温度まで加熱するレーザ照射工程と、該レーザ照射工程でレーザLが照射された基体53に対して時効熱処理を行うことにより、所定の範囲に、母材が析出硬化することで形成される硬化層54を形成する時効熱処理工程とを備える。 (もっと読む)


【課題】自動車のフロントサイドメンバやリアサイドメンバ等に利用可能な、圧潰することで衝突エネルギーを吸収する衝撃吸収部材部材において、鋼板を薄くしながら、可及的に高い衝突エネルギーを吸収できる効果的な部分熱処理方法を提供すること。
【解決手段】熱処理方法において、構造部材の衝突変形挙動を有限要素法を用いて数値解析し、前記数値解析結果から、相当塑性ひずみが所定値以上となる要素を抽出し、前記構造部材の変形前の前記抽出した要素の座標値を求め、該座標値に対してクラスター解析を行い、前記抽出された要素を1または複数のクラスターに分類し、前記1または複数のクラスター内において前記要素の各々を結ぶ線分のうち、最長となる線分を抽出し、該線分に沿ってレーザー焼入れを行うようにした。 (もっと読む)


【課題】焼入に必要な各部材をベースに一体化してユニット化することにより、各種ラックバーの焼入に容易に対応できて焼入作業の段取り時間の短縮化が図れると共に、ラックバーの種類に係わらず、焼入精度の均一化を図ることが可能なラックバーの焼入治具を提供する。
【解決手段】ラックバーの長手方向に沿って所定間隔で対向配置されラックバーの歯面もしくは背面が接触可能な一対の通電電極部材と、該一対の通電電極部材の下部を支持すると共にそれぞれ端子部が設けられた一対の導電部材と、ラックバーの略両端部を支持する支持部材と、一対の接触電極間に配置された冷却水噴射部材と、を備え、これらの各部材が、平面視略長方形状の板状に形成され高周波焼入装置の治具セット台に位置決め状態で着脱可能なベース上に一体的に配置されてユニット化されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】高硬度でありながらも磁性/非磁性が共存した複合磁性体を製造する。また、複合磁性体を転がり摺動部材に適用することで、従来にはない機能を有する運動案内装置を提供する。
【解決手段】この複合磁性体の製造方法では、非磁性体であるオーステナイト系ステンレスに対して、低温窒化処理を行うことで非磁性を維持したまま拡張オーステナイトを生成させるS相生成工程と、拡張オーステナイトが生成された非磁性体であるオーステナイト系ステンレスにおける磁性を付与しようとする所望の箇所に対して加熱処理を行うことで、非磁性体であるオーステナイト系ステンレスに対して部分的な磁性領域を形成する部分磁化工程とを含む処理を実行する。S相生成工程では、処理温度450℃以下で低温窒化処理が施され、部分磁化工程では、500℃以上の加熱温度で加熱処理が行われる。 (もっと読む)


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