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国際特許分類[C21D1/10]の内容

国際特許分類[C21D1/10]に分類される特許

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【課題】軸状ワークの加熱面に対向した配置される冷却ジャケットの軸状ワークとの対向面積を拡大できて、加熱面を冷却媒体で広範囲に冷却できる等、各種焼入パターンを容易に得ることが可能な軸状ワークの焼入装置を提供する。
【解決手段】通電加熱もしくは誘導加熱で軸状ワークの所定面を加熱可能な電源装置と、加熱面に冷却媒体を噴射して冷却可能な冷却ジャケットと、を備え、冷却ジャケットは、冷却媒体の流路と噴射孔が形成された本体と、該本体に連設されその上端が軸状ワークの軸中心位置より所定寸法上方に位置して、冷却媒体を軸状ワークの外周面の円周方向上方に案内可能な焼入パターン調整手段を備える。前記焼入パターン調整手段は、本体の両端部上に連設された一対の板体を有し、該板体の案内面が軸状ワークの外周面に所定の隙間を有して対向配置された垂直面、傾斜面、曲面の少なくとも一つで形成される。 (もっと読む)


【課題】焼入装置の製作コストを抑制することが可能なリング状部材の熱処理方法およびリング状部材の製造方法を提供する。
【解決手段】リング状部材の熱処理方法は、鋼からなるリング状の成形体10の転走面11に面するように配置され、成形体10を誘導加熱するコイル21を、成形体10の周方向に沿って相対的に回転させることにより、成形体10に、上記鋼がオーステナイト化した環状の加熱領域を形成する工程と、加熱領域全体をM点以下の温度に同時に冷却する工程とを備えている。そして、加熱領域を形成する工程では、転走面11の各領域がA点温度を超える状態と、A点温度未満であって過冷オーステナイト状態が維持される温度の状態とを複数回繰り返すように加熱される。 (もっと読む)


【課題】多軸部材の複数の軸部を熱処理する際、振れの増加を抑えることができる多軸部材の熱処理装置を提供すると共に、その熱処理装置に適した加熱コイルを提供する。
【解決手段】軸線Lc,Leの向きを揃えて複数の軸部11を一軸方向に配置した多軸部材10における軸部11を熱処理する装置であり、複数の軸部11の軸線Lc,Leが略垂直となるように多軸部材10を全長の両端側で支持する支持機構22と、軸部11を誘導加熱する加熱コイル30と、を備え、加熱コイル30は軸部11を環状に囲む分割コイル33,34を備え、分割コイル33,34が軸線Lc,Leに対して交差方向に開閉可能となっている。 (もっと読む)


【課題】疲労強度をより高めることができる掘削工具の表面処理方法及び掘削工具を提供する。
【解決手段】駆動系から回転力と衝撃力を与えられて地盤を掘削する工具本体、及び該工具本体を前記駆動系に接続する動力伝達ロッドを備える掘削工具である。熱処理が施された工具本体または前記動力伝達ロッドに、粒子投射によって圧縮残留応力を生じさせる表面処理を少なくとも2度に渡って行う。 (もっと読む)


【課題】鋼材部品に移動焼入れ法を用いて表面焼入れを行う際に、表面焼入れが重ねて行われることで生じる部分的焼戻しあるいは焼割れを抑制することである。
【解決手段】鋼材部品10は、材質がS45Cの炭素鋼で構成され、内周面が金型の抜き面となる円環状の穴を有する。この内周面の耐摩耗性、耐久性等を確保するため、内周面の全周に渡って表面焼入れ層が設けられる。表面焼入れ層は、主焼入れ部12と、副焼入れ部20とを含んで構成される。主焼入れ部12は、鋼材部品10の内周面において、θ方向に沿ってほぼ360度の範囲で表面焼入れが行われる部分である。ソフトゾーン14は、主焼入れ部12が形成されない領域である。ソフトゾーン14に、主焼入れ部12の焼入れ深さよりも浅い焼入れ深さを有する副焼入れ部20が形成される。 (もっと読む)


【課題】結晶粒が微細化し、強度および靭性がさらに向上したブッシュの製造方法およびブッシュの熱処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】0.32〜0.60質量%の炭素を含有する鋼材からなるブッシュ母材を熱処理するブッシュの製造方法であって、(A)高周波によりブッシュ母材の外径表面を800〜870℃に加熱する加熱工程と、(B)加熱された前記ブッシュ母材の外径表面温度を800〜870℃に保持する温度保持工程と、(C)加熱され、温度が保持された前記ブッシュ母材の外径表面および内径表面の両方から前記ブッシュ母材を焼入冷却する冷却工程と、を含むブッシュの製造方法に関する。 (もっと読む)


【課題】被加熱物の平面を均一に加熱することができ、加熱領域とほぼ同程度の大きさにできる誘導加熱コイルを提供すること。
【解決手段】誘導加熱コイル1は、被加熱物の被加熱面W1である平面部分に対向する導体部2を備える。導体部2は、被加熱面W1を複数の同心円11〜14の円周で区画した際に、最内周の同心円11内の領域において中心角が第1設定角度の扇形領域11Aに対応して設けられた中心導体部20と、被加熱面W1を複数の同心円11〜14の円周で区画した際に、各同心円11〜14の円周で区画される領域において中心角が前記第1設定角度の円弧領域12A〜14Aに対応して設けられた円弧導体部21〜23とを備える。中心導体部20および円弧導体部21〜23は、同心円11〜14の中心側から外周側に順次連続して設けられている。 (もっと読む)


【課題】高周波焼き入れを行う際の加熱時間や電流値、周波数等の許容範囲が広く、自動化に寄与するボールナット1の製造方法を提供する。
【解決手段】最終製品たるボールナット1には軸方向に貫通する貫通孔2が形成されている。貫通孔2の内周面3には螺旋溝5が設けられている。製造工程においては、面取り部22にドリル30又はミルを当接し、連通孔6,7を穿孔する。連通孔6,7は貫通させず、奥に壁25を残す状態となっている。続いて貫通孔2に誘導コイル31を挿入し、貫通孔2の内周面3を高周波誘導加熱する。続く工程で、連通孔6,7に再度ドリル30又はミルを挿入し、連通孔6,7の奥の壁25を突き破り、連通孔6,7を仕上げる。 (もっと読む)


【課題】クランクシャフトの軸部とフィレット部とを均一な焼入深さで高周波焼入することができ、且つ、高周波誘導加熱コイルの製造コストを削減することが可能なクランクシャフトの高周波焼入方法及びその高周波誘導加熱コイルを提供する。
【解決手段】断面形状が長方形の加熱導体4を採用して、ギャップ比G2/G1が1.5〜3.0になるように第1コイルギャップG1及び第2コイルギャップG2を設定した。これにより、高周波誘導加熱コイル1の製作及び調整が容易であり、高周波誘導加熱コイル1の製造コストを大幅に削減することができる。さらに、ピン部2とフィレット部3とを均一に昇温させることが可能であり、その結果、クランクシャフトの被焼入部を均一な焼入深さで効率的に高周波焼入することができる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性に優れるとともに機械加工性に優れ製造しやすいピニオン、及び、長寿命で安価なラックアンドピニオン式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のピニオン22は、炭素の含有量が0.38質量%以上0.75質量%以下、ケイ素の含有量が0.11質量%以上0.83質量%以下、マンガンの含有量が0.5質量%以上2.03質量%以下、クロムの含有量が0.8質量%以上1.5質量%以下、モリブデンの含有量が0.5質量%以下であり、且つ、式値が5.9以上である鋼で構成されている。また、高周波焼入れ処理により硬化され、歯面の硬さはHv600以上である。さらに、歯面の1.0mm内側の深さ位置から歯面までの間の各深さ位置における炭化物の量が面積率で0.51%以上2.97%以下である。さらに、非焼入れ部の組織は調質組織又は焼準組織である。 (もっと読む)


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