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国際特許分類[G21C7/117]の内容

国際特許分類[G21C7/117]に分類される特許

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【課題】反応度価値の要求値を満たしつつ、機械的寿命の延長を図ることができる原子炉用制御棒の設計方法を提供する。
【解決手段】反応度価値調節が不要な第I領域と、反応度価値調節が必要な第II領域とに制御棒有効部を区分しておき、第I領域Xの設計完了後に第II領域Yの設計を開始する。この設計において、中性子吸収材のスエリング量が中性子吸収材と収容穴の相互間隙の寸法に等しくなるまでの時間を機械的寿命と定義する。そして、第I領域の設計工程では、この機械的寿命が要求値を満たすように、中性子吸収材及び収容穴の寸法調節を行う。第II領域の設計工程では、中性子吸収材及び収容穴を第II領域に適用し、反応度価値が要求値以上となるように、B−10(中性子吸収材の有効核種)の濃縮度を調節する。続いて、核的寿命が要求値を満たすように、B−10の濃縮度を調節する。 (もっと読む)


本発明は、高融点金属の有孔性母材に中性子吸収性金属または金属合金が混入された改良型中性子吸収体を含む原子炉用グレイ棒制御集合体(GRCA)を提供する。原子炉は、各々が実質的に横方向の支持格子により整列アレイ状に支持された多数の細長い燃料棒と、支持格子を貫通し燃料棒に沿って配置された複数の案内シンブル管とを有する複数の燃料集合体を備えている。GRCAは、グレイ棒集合体を燃料集合体のシンブル管内で制御した態様で挿入して原子炉が発生する出力レートを制御するように構成されたスパイダ集合体を有する。各グレイ棒集合体は、細長い管状部材、第1の端部プラグ、第2の端部プラグ、管状部材内に位置する改良型中性子吸収体を有する。原子炉のデルタ出力は、比較的小さい百分比の中性子吸収性金属を中性子吸収体の高融点金属の有孔性母材に混入させ、吸収体をセグメント化してGRCAの複数の棒に分布させることにより改善される。
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【課題】本発明は、加圧水型の原子炉を調節するためのクラスターを提供すること。
【解決手段】本発明による加圧水型の原子炉を調節するためのクラスターは、中性子吸収ロッド2の束と、放射状の形状であるスパイダー3と、を備え、中性子吸収ロッド2が、それらの上端プラグ6を介してスパイダー3に取り付けられる。好ましくは、スパイダー3は、冶金的な健全性がチェック済みのチタン合金片から切り出すことによって構成される。好ましくは、切り出しは、機械的、化学的、又は電気的な機械加工、又はウォータージェット切断によって行なわれる。 (もっと読む)


【課題】原子炉用の新型グレー棒制御集合体(GRCA)を提供する。
【解決手段】GRCAは制御下に原子炉内へグレイ棒集合体を挿入することによって原子炉からの出力率を制御し、全出力における反応度制御を可能にする。それぞれのグレイ棒集合体は細長い管状部材および管状部材内に配置された一次中性子吸収体を含み、中性子吸収体は吸収性物質、好ましくは10乃至30バーンの2200m/s中性子吸収ミクロ捕獲断面積を有するタングステンから成る。一次吸収体と管状部材の間に二次吸収体として内側支持管を介在させることによって中性子吸収、吸収体劣化、集合体重量および集合体熱伝達特性を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】被覆管あるいは端栓の全外周面に均一なメッキ層を確実に形成させ、被覆管と端栓とを溶接して原子炉用制御棒を製造する場合に溶接性が悪化することがなく、耐摩耗性に優れた原子炉用制御棒の製造方法を提供する。
【解決手段】原子炉用制御棒の被覆管とほぼ同じ外径を有する被覆管メッキ用治具、原子炉用制御棒の端栓とほぼ同じ外径を有する端栓メッキ用治具を、それぞれ、被覆管開口部端面、端栓の被覆管接合面に密着、一体化させる一体化工程と、一体化された被覆管の被覆管メッキ用治具を上側にして、密着部がメッキ液液面より下になるようにメッキ液に浸漬してメッキ層を形成させ、一体化された端栓をメッキ液に浸漬してメッキ層を形成させるメッキ工程と、外周面にメッキ層が形成された被覆管、端栓を、各メッキ用治具と分離させる分離工程と、分離された被覆管と端栓とを突き合わせて溶接する溶接工程とを有する原子炉用制御棒の製造方法。 (もっと読む)


【課題】
高速炉の炉心の出力増大に伴う制御棒価値の低下の防止と、万一の炉心損傷を想定した場合の再臨界性排除性確保と炉心サイズコンパクト化を両立する構造を提供する。
【解決手段】
高速炉のラッパ管8の軸中心に上部開放型の制御棒案内管6をラッパ管8と一体化して設け、制御棒案内管6とラッパ管8との間にワイヤースペーサを施した燃料要素7を複数本収納し、その制御棒案内管6に制御棒集合体を上部から出し入れ自在とした。 (もっと読む)


【課題】下方部分に金属スリーブに包まれた環状の中性子吸収体を含む原子炉の制御棒を提供する。
【解決手段】スリーブは下部スペーサ上に載っており、下部スペーサは制御棒の下方の端栓上に載っている。スリーブの上方部分はこの下方部分の環状の中性子吸収体より上方に延び、上部スペーサにより閉じられている。標準の中性子吸収体は金属スリーブの上端部上に載るこの上部スペーサの上方に支持されるため、軸方向の膨張に対処するためのギャップが上部スペーサと環状の中性子吸収体との間に形成される。 (もっと読む)


【課題】連結フィンガーと制御棒との間の制御棒スパイダー組立体の連結部を提供する。
【解決手段】制御棒の上部端栓を中空連結フィンガー内の孔部に、孔部内壁と制御棒周面を結合させる右ネジおよび左ネジのいずれか一方を係合せることによって固定する。制御棒の上端は右ネジおよび左ネジのうちの他方を有する第2締結機構によって杷持される。第2締結機構を連結フィンガーおよび上部端栓のいずれか一方または双方に固定することによって結合を確実にする。 (もっと読む)


【解決手段】 本発明は、加圧水型原子炉の炉心のための固定クラスタ(1)に関し、ロッド(3)と、ロッド(3)のための保持具(5)とを備えている。保持具(5)は、プランジャ(7)と、プランジャ(7)から外方へ向けて半径方向に延びた翼部(9)と、ロッド(3)を取り付けて、翼部(9)に分配させる装置(10)と、炉心の上部プレート上にある少なくとも2つのベアリング部材(41)とを具備し、前記それぞれの前記ベアリング部材(41)は、それぞれの翼部(9)から長手方向に突出し、取付装置(10)を越えて、固定クラスタ(1)が核燃料集合体に設けられたとき、頂部に向かい垂直に向けられる。 (もっと読む)


【課題】被覆管の下部端栓を取付ける部分と下部端栓の外周面にもクロムめっきを施した加圧水型原子炉用制御棒を提供する。
【解決手段】オーステナイト系ステンレス鋼製の被覆管の一端の外周面に厚さが15μm以下のクロムめっき層を形成する被覆管めっきステップと、オーステナイト系ステンレス鋼製の挿入部と本体部を有し、被覆管内に嵌め込まれる挿入部と、被覆管の近くの部分の外径は被覆管と同じである本体部を有するオーステナイト系ステンレス鋼製の端栓の本体部の外周面に厚さが15μm以下のクロムめっき層を形成する端栓めっきステップと、外周面にクロムめっき層が形成された被覆管の一端に本体部の外周面にクロムめっき層が形成された端栓の挿入部を完全に挿入した状態で、被覆管と前記端栓の本体部とを溶接する溶接ステップとを有していることを特徴とする加圧水型原子炉用制御棒の製造方法。前記製造方法で製造された加圧水型原子炉用制御棒。 (もっと読む)


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