【課題】機能の異なるシフタ手段を共用することができると共に、欠相時におけるシフタ手段相互の摩擦による干渉を回避することが可能なサーマルリレーを提供すること。
【解決手段】リレー本体に配置したバイメタルの湾曲変形によって移動され、接点を開閉するシフタ手段を備えたサーマルリレーにおいて、リレー本体１は、第１のシフタ手段４が有する複数のシフタ４１，４２をそれぞれ離隔させて支持しつつ移動を案内するガイドピンＰg1，Ｐg2と、第２のシフタ手段３の移動を案内するガイド面Ｆgとを有している。 （もっと読む）

【課題】熱動形過負荷継電器の過負荷に湾曲する主バイメタルの湾曲量のバラツキによる誤作動の低減を図るために、接続線の材料を改良する。
【解決手段】過電流の通電により湾曲変位する主バイメタル２と、該主バイメタル２の湾曲に応動変位するシフター３と、該シフター３の変位に従動する釈放レバー５と、釈放レバー５で駆動される接点開閉機構６と、前記主バイメタル２の一端に接続され他端が負荷側の端子に接続される接続線１５とを備えた熱動形過負荷継電器において、前記接続線１５は三相のうち、中央に位置する相の接続線１５を、両側に位置する相の接続線１５よりも熱伝導率が大きい材料で構成する。 （もっと読む）

【課題】気体導入の簡便化を図った液体金属リレーを提供する。
【解決手段】２枚の基板を張り合わせて形成された流路と、前記基板の表面から前記流路に導通し所定の間隔を隔てて配置された複数の貫通電極と、前記流路の両端に連通して配置された第１、第２気体室と、前記流路に封入された液体金属と、前記第１、第２気体室に封入された気体を加熱するヒータとを具備する液体金属リレーにおいて、前記流路または第１、第２気体室を構成する空間に薄膜を介して連通する少なくとも一つの穴を設け、前記薄膜を介して前記流路および第１、第２気体室に透過性の高い気体を封入した。 （もっと読む）

【課題】熱動形過負荷継電器に搭載するヒータユニットの支持プレートを圧入支持する外郭ケースのユニット室の左右仕切壁に突き出し形成したリブに、圧入に伴うリブの残留応力を低減してクリープ変形を抑制し、長期に亙る実使用でも主バイメタルを直立姿勢に維持して動作特性の安定確保が図れるユニット支持構造の提供。
【解決手段】主バイメタル２のヒータユニット１を外郭ケース１４に搭載し、ヒータユニット１は主バイメタル２を支持プレート１５の中央にＴ継手接合した構造になり、外郭ケース１４に画成したユニット室１４ａにはその左右側壁から向かい合わせにリブ１４ｄを設け、リブの間に跨がりその下面側に支持プレート１５を圧挿して主バイメタル２を直立姿勢に支持したものにおいて、前記リブ１４ｄの先端側に支持プレート１５に向けて凸状段部１４ｄ−１を形成し、支持プレート１５の板面を押し当ててヒータユニット１を直立姿勢に圧入支持する。 （もっと読む）

【課題】接点反転機構の反転動作ポインとのばらつきを抑制して安定した動作特性を行なうことができる熱動形過負荷継電器を提供する。
【解決手段】接点反転機構２１は、一端３５ａを支点とし他端３５ｂ側が揺動自在に配置された可動板３５と、支点を挟んで互いに逆側に位置する可動板の他端側及びばね支持部３２ａの間に張架された反転ばね３６とを備えている。釈放レバー２３は、調整リンク２２に回動自在に支持されるレバー被支持部２８と、このレバー被支持部を挟んで一方の端部に反転ばね押圧部２３ｆ及び他方の端部にカム接触部２３ｇが形成されているとともに、変位したシフタに係合する変位入力部２４とが一体に設けられている。 （もっと読む）

【課題】手動リセット状態と自動リセット状態の間のリセット棒の切り替え操作を、簡単な動作で何度も行なうことができ、誤操作を防止することができる熱動形過負荷継電器を提供する。
【解決手段】ケース１にスライド自在なカバー４６を装着する。このカバーは、リセット棒４３の頭部が通過する長穴形状のリセット棒通過窓４６ａを形成している。そして、リセット棒の手動リセット状態及び自動リセット状態では、リセット棒がリセット棒通過窓の長軸方向の一方側に位置し、カバーが調整ダイヤル１１及び動作表示・手動トリップ操作窓４４を覆う。そして、リセット棒の自動リセット状態では、リセット棒の外周に形成した棒係止部４３ｂがリセット棒通過窓の長軸方向の一方側に形成した窓係止部４６ｅと係合することで、リセット棒の押し込み状態が保持される。 （もっと読む）

【課題】ケース内の常開接点及び常閉接点の配置スペースを小さくすることで、小型化を図ることができる熱動形過負荷継電器を提供する。
【解決手段】一端３５ａを支点とし他端３５ｂ側が揺動自在に配置された可動板３５と、支点を挟んで互いに逆側に位置する可動板の他端側及びばね支持部３２ａの間に張架され、回動した釈放レバーが係合することで可動板を反転させる反転ばね３６と、可動板に連動して支軸回りに回動する連動板３４とを備えている。そして、連動板の表面３４ａ近傍に常開接点３８が配置され、裏面３４ｂ近傍に常閉接点４２が配置されている。 （もっと読む）

【課題】ヒータユニットをケースに搭載する前の段階で、主バイメタルにＴ継手接合した支持プレートに修正を加えて主バイメタルの出力端が設計仕様の位置に収まるようにした新規なヒータユニット組立方法を提供する。
【解決手段】主バイメタル２の基部にＴ継手接合する支持プレート１ｂの当初の左右幅Dを、設計仕様の寸法ｄにマージン幅ｄoを加えた寸法に設定して主バイメタル２とＴ継手接合した後に、この組立状態で主バイメタル２の先端位置を基準に支持プレート１ｂの左右両端部に、設計仕様の幅寸法ｄに合わせてカット位置Ｘ1,，Ｘ2を位置決めし、このカット位置に沿って補正カットした支持プレート１ａの状態で組立てたヒータユニット１をケース１４のユニット室１４ａへ組み込む際に、前記支持プレート１ａの左右両端をユニット室１４ａの左右側壁の間に圧入して所定の組立位置に支持する。 （もっと読む）

【課題】電気的負荷機器との電気的接続作業を容易に行なうことができる熱動形過負荷継電器を提供することを目的としている。
【解決手段】ケーシング９の一側に、電気的負荷機器に電気的に接続する主回路端子４（４Ｒ，４Ｓ，４Ｔ）と、他の電気機器に接続する補助回路端子（５ｂ１，５ｂ２，５ａ１、５ａ２）とが配置されている。ケーシングを上面７ｃ側から見て、主回路端子は一列に配置されている。また、補助回路端子は、主回路端子が配置されている列と異なる位置に配置されている。 （もっと読む）

【課題】複雑な製造工程を増大する虞れがなく、既存の熱動形過負荷継電器にも簡単に適用可能で、しかも各相間の熱応動素子の熱干渉を良好に抑制することができる熱動形過負荷継電器のヒータ構造を提供すること。
【解決手段】一端が主回路の主端子１６に接続され、他端がバイメタル１１に接続されたヒータ線１３が該バイメタル１１を巻回する態様で配設された複数のヒートエレメントを左右に並列する態様で備えて成り、バイメタル１１の変形を利用して接点を開閉する熱動形過負荷継電器のヒータ構造１０において、絶縁性材料から成り、かつ互いに隣接するヒートエレメントの少なくとも一方を中空部２１に相対的に進入させる態様でヒートエレメントの周囲を覆う絶縁チューブ２０を備えたものである。この絶縁チューブ２０は、可撓性を有し、かつバイメタル１１の周囲を被覆する絶縁テープ１２と同じ絶縁性材料から成ることが好ましい。 （もっと読む）