説明

たばこのためのフラップ式箱

本発明は、厚紙または類似の包装材料からなる包装、特にフラップ式箱の形式のたばこ包装であり、二層式に形成された包装壁または包装壁の部分領域を有する包装であって、外側の包装壁が、パンチによって形成された開口部(27)または切抜き部(31)を備える包装に関する。本発明に従い、a)開口部(27)または切抜き部の領域中に、一層の包装材料または内部壁が設けられていること、b)内側の層または内部壁が、開口部(27)または切抜き部(31)の領域中において、持続性の材料変形部を有しており、特に、内部壁のエンボス(29,33)を有していることが提案される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、(薄手の)厚紙または類似の包装材料からなる包装、特に、フラップ式箱の形式のたばこ包装であって、包装壁または包装壁の部分領域が、二層式のデザインであり、その際、外側の包装壁が、パンチによって設けられる切抜き部を備えている包装に関する。
【背景技術】
【0002】
このような包装は、特許文献1から公知である。先行技術に従うこの包装は、箱部分、蓋およびカラーを有するヒンジ蓋/フラップ式箱の形式のたばこ包装である。箱前壁の領域中には、円形状または三角形状の切抜き部がパンチによって設けられる。その下に位置するカラー前壁は、(底壁の方向の対応する延長において)、幾何形状がばらつくまたは小さいパンチを有している。このように完成された両開口部または切抜き部を通して、包装の内部ブランク、特にアルミ箔が視ることができる。これは、切抜き部の領域中にエンボスを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】欧州特許第1 532 058号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、他の形状に形成された包装、特に、開口部または切抜き部を有するヒンジ蓋式パッケージ/フラップ式箱の形式のたばこ包装を問題とする。このような包装の特別な特徴および形状の為に、外部壁の領域、特に箱前壁の領域に、パンチによって設けられる切抜き部がもたらされ、この切抜き部が、製品の素性を特徴づけるためのシンボル、絵(写真)としての図、または幾何形状を表している。本発明が基礎とする課題は、このような包装のデザイン的効果を向上させ、および特にその形状安定性を維持し、または高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決のために、本発明に係る包装は、外部壁の切抜き部または打ち抜き部が、内部壁の領域に設けられ、特に、カラー前壁の領域中に設けられること、および内部壁が、外部壁の切抜き部の領域中において、持続性の材料変形部を有しており、特に内部壁の包装材料のエンボスを有していることを特徴としている。
【0006】
本発明は、パンチまたは切抜き部によって、包装壁の外側の層の領域中、特に箱前壁の領域中に、この包装部分の脆弱部が甘受されるという知識に基づいている。このパンチ部または切抜き部に直接割り当てられた、包装の内側の層のエンボスによって、安定性が局所的に高められる。その上、三次元的な造形の印象が、パンチ部の領域に生じる。
【0007】
材料変形部またはエンボスは、好ましくは、これらが部分的にまたは主にもしくは完全に、内側に向けられており、つまり包装内容物に対して向けられている。これがたばこブロックからなるとき(覆いを有するたばこの群)、直方体形状の包装内容物は、内側に向けられたエンボスによって、局所的にサポートされ、そして包装の内部で固定される。
【0008】
エンボスは、好ましくは、外側の包装壁の打ち抜き部または切抜き部よりもわずかに大きい。パンチ部の領域中において完全にエンボスが外側に向かって視ることができる、ということがこれによって保障される。
【0009】
フラップ式箱の箱前壁の領域における開口部の配置において、内部壁が、包装中に設けられたカラーのカラー前壁から成っている。目的にかなって、このカラー前壁が、拡大されまたは延長されているので、適当な大きさの打抜き部が、カラー前壁の領域中に完全に存在する。これは、打抜き部に割り当てられたエンボスを有している。内側に向けられたエンボスによって、カラー前壁は、箱前壁の内側に完全に接し、そしてこれと、特に接着点によって接続されることができる。
【0010】
エンボスは、これが、パンチ部の輪郭または形状に、形状的及び/又は構造的に向けられ、例えばパンチの画像的、グラフィック的図形の輪郭に従っており、わずかに(1-2 mm)これより大きい。
【0011】
一つの特別な実施形においては、少なくとも一つの側に開口する切抜き部が、外側の包装壁中に設けられ、特にくぼみ部が、箱前壁の上方の縁領域に設けられている。これは、同時に、フラップ式箱の箱閉鎖縁部の連続を形成する。この場合、(カラー前壁中の)エンボスは、特別なグラフィック的図形を示し、または情報さえ含むか、または一般的に任意の構造で、例えば、列に並んで配置された突起からなって実施されることが可能である。
【0012】
本発明の更なる細目および特徴は、以下に図面に基づき詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】フラップ式箱の形式のたばこ包装を蓋を開いて表した斜視図
【図2】図1の包装を蓋を閉じ正面図として表した図。わずかに拡大して表す。
【図3】図2の包装を、図2の切断面III−IIIに沿って表す垂直切断図。通常の拡大縮尺による。
【図4】図1に類似する、他の実施例におけるフラップ式箱の図。
【図5】図4のフラップ式箱の正面図。蓋は閉じられている。
【図6】図5の包装の詳細図、つまり図5の線VI-VIによる切断詳細図。拡大された縮尺による。
【図7】図4に類似する、本発明の他の実施例の図
【図8】図7の切断詳細図VIII-VIII。拡大された縮尺による。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図中に表された好ましい適用例は、フラップ式箱(Hinge Lid(ヒンジ蓋式))の形式のたばこ包装の形成に関する。これは、通常、(下側の)箱部分10と蓋11から成る。包装の部分は、背面側の領域で、横断方向に向けられた線状関節12によって互いに接続されているので、蓋11は、図2の閉じた姿勢から、図1の開いた姿勢へと動作可能である。箱部分10と蓋11は、(薄手の)厚紙から成る、一つの共通した一部品のブランクを形成する。
【0015】
箱部分10は、箱前壁13、底壁14および箱後壁15を備えている。対応して、蓋11は、蓋前壁16、上面壁17、および蓋後壁18から成っている。蓋前壁16は、主として二層に形成され、詳しく言うと、蓋前壁16の内側に向かって折り曲げられた蓋内部タブ19により形成されている。同様に、狭い垂直に立つ箱側壁20および対応する蓋側壁21も、二重層に形成され、外側および内側の側部タブから成る。
【0016】
この形式の包装には、さらに、カラー前壁23およびカラー側部タブ24を有するカラー22が属している。カラー22は、箱部分10中に位置しており、カラー前壁23は少なくとも下側の部分領域でもって箱前壁13の内側に接しており、そしてこれと接続されており、本場合においては接点25によって接続されている。カラーは、上部分26によって箱部分10から突出している。この上部分26は、蓋11が閉じられている場合、これによって取り囲まれる。
【0017】
包装は、少なくとも一つのパンチまたは切断によって外部壁中に形成される切抜き部、または開口部等を有し、および、属している内部壁の特別な形状を、この切抜き部の領域に有している。
【0018】
図1から3の実施例においては、箱前壁13は、特にパンチによって設けられた開口部27を有している。これは、ここでは例示的に特別な方法で形成されており、つまり輪郭内に動物(馬)の図形を示している。(周囲をぐるりと閉じられた)開口部は、箱前壁13の上側の領域中に設けられており、上側の縁部、つまり箱前壁13の閉鎖縁部28と間隔をあけて設けられている。
【0019】
開口部27に割り当てられた内部壁は、カラー22によって、つまりカラー前壁23によって形成されている。これは、内側で、開口部27の全領域にわたって箱前壁13と接している。開口部27の大きさに応じて、通常の方法で形成されたカラー前壁23は、下方に向かって、つまり底壁14の方へと延長されることが可能である。箱前壁13と対応するカラー前壁23の境界部からの開口部27の間隔によって、これは、多数の接着点25でもって箱前壁13と接続されることが可能である。本場合においては、閉鎖縁部28に隣接して、複数(三つ)の相並んだ接着点25が設けられている。縁部に対してそれぞれ別の接着点25が設けられている。開口部27の下側には、同様に複数接着点が存在している。これによって、カラー前壁23と箱前壁13の極めて安定的な接続が生じる。接着点25の分配と、その数量は、一方で開口部27の輪郭、そして他方で対応するエンボス29の輪郭に適合されているので、開口部27の複雑な輪郭は、カラー前壁23との接着接続にもとづいて安定的とされる。したがって、接着点は、開口部輪郭内の突出部またはリードの領域中に設けられる。図1、図2の例においては、一つの接着点25が、動物図形の脚対の間に位置している。
【0020】
内部壁、主としてカラー前壁23は、開口部27の領域中で特別に形成されており、つまり持続性の変形部を有している。これは、エンボス29として形成されている。カラー22またはブランクは、好ましくは、これらの製造の際に、対応するエンボスツールによって、持続性の変形部を設けられ、この変形部は、完成した包装において開口部27の領域に設けられ、そして、ここに三次元の視覚的および機械的効果が発生する。カラー前壁23は、エンボス29によって、機械的要求に対するより高い安定性を有している。エンボス29は、開口部27の輪郭にしたがっており、および好ましくは、その寸法が、開口部27の領域よりも幾分大きい。さらにエンボス29は、様々に形成されることが可能である。少なくとも部分的にまたは主として内側に向けられた、つまりカラー22において包装内容物、つまり本場合においてはたばこブロック30の方を向いたエンボスは有利である。エンボス29は、これらがたばこブロック30に接し、そして包装内部でこれらを固定するよう寸法決めされていることが可能である。
【0021】
エンボス29の製造は、目的に従い、カラー22の為の、または包装の為のブランクの製造の際に行われる。カラー22のためのブランクを、薄手の厚紙からなる対応する材料帯から切り出すカラー製造装置の領域において、エンボスは、材料帯の領域またはブランクの領域に設けられ、好ましくはこれは、切断ロールにもうけられたエンボス機関によって行われる。
【0022】
開口部27の代わりに、閉鎖縁部28と間隔を空けて(またはこれに追加的に)、包装の自由な縁部に、主として箱前壁13の自由な縁部領域に、切抜き部31が形成される。これは、縁側の、蓋11に向かって開放されたくぼみ部として形成されており、閉鎖縁部28のアーチ形状の輪郭によって、切抜き部31の領域中に形成されている。これは、一方では閉鎖縁部28によって、そして他方では、(蓋11が閉じられている場合)蓋前壁16の横断方向に向けられた蓋閉鎖縁部32によって境界づけられる。本実施例(図4,5,7)においては、切抜き部31は、包装の前側の領域の中央に延在しており、しかしながら箱前壁13の全幅にわたっては延在していないので、切抜き部31の両側に対して、閉鎖縁部28および32が、蓋11が閉じている場合、直接互いに接している。
【0023】
図4から8の実施形においても、カラーまたはカラー前壁23は、局所的に境界づけられた材料の変形部、つまりエンボス33のキャリアである。これは、同様に切抜き部31の輪郭に従い、そして寸法はわずかに大きい。切抜き部31は、従って、輪郭形成された、閉鎖縁部28によって、および(蓋が閉じている場合)下方の蓋閉鎖縁部によって境界づけられている。エンボス33は、カラー前壁23の、蓋11が閉じている場合に蓋前壁16によってカバーされる領域中まで伸びており、しかしながら、通常の、輪郭形成された上側のカラー縁部と間隔を空けて終了している。
【0024】
その上、エンボス33は、特別な方法で形成されている。つまり内側に向けられたくぼみ部として、およびカラー前壁23の残りの部分に対して後退したエンボス壁34の重ね合わされた追加的エンボスを有して形成されている。これは、追加的に形成された隆起部35を設けられており、この隆起部は、突起としてあらわれ、そして自由な側、つまり外側に向かって突出している。隆起部35または突起は、ラスター状に設けられており、つまり横断列および垂直列に並んで設けられている。
【0025】
図7および8の包装は、追加的な形状的特徴および安定化のための特徴を有している。切抜き部31の自由な縁部、つまり閉鎖縁部28のアーチ形状に形成された領域は、条溝36を形成するよう変形されている。これは、切抜き部31の縁部28が下に向かってアーチ形になっており、内側に向けられた縁部を有しているよう形成されている。これによって視ることのできる輪郭が形成される。その上、閉鎖縁部28の安定化が、条溝36によって生じる。
【0026】
開口部または切抜き部の構造は、内部壁の割り当てられるエンボスと関連して、包装、特にフラップ式箱の他の領域に対してもまた使用可能である。蓋前壁16は、この構造の為の有利な領域であり、その際これは開口部を有しており、そして蓋内部タブ19が、記載した実施形の変形部またはエンボスと同じ個所に設けられている。二重の層に形成された側壁20,21もまた、開口部/エンボスの組合せの取付けに対して適している。別の実施形は、包装における追加的な内側部分に基づいている。開口部または切抜き部は、この別の代替形においては、箱後壁15の領域中に設けられている。内側には、つまり箱後壁15とたばこブロック30の間には、中仕切り、つまり特に薄手の厚紙から成るブランクが位置しており、この中仕切りが、(意味のある印刷の他に)、開口部の領域中に記載した実施形のエンボスを有している。
【符号の説明】
【0027】
10 箱部分
11 蓋
12 線状関節
13 箱前壁
14 底壁
15 箱後壁
16 蓋前壁
17 上面壁
18 蓋後壁
19 蓋内部タブ
20 箱側壁
21 蓋側壁
22 カラー
23 カラー前壁
24 カラー側部タブ
25 接着点
26 上部分
27 開口部
28 閉鎖縁部
29 エンボス
30 たばこブロック
31 切抜き部
32 蓋閉鎖縁部
33 エンボス
34 エンボス壁
35 隆起部
36 条溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚紙または類似の包装材料からなる包装、特にフラップ式箱の形式のたばこ包装であり、二層式に形成された包装壁または包装壁の部分領域を有する包装であって、外側の包装壁が、パンチによって形成された開口部(27)または切抜き部(31)を備える包装において、以下の特徴を有する包装。
a) 開口部(27)または切抜き部の領域中に、一層の包装材料または内部壁が設けられている。
b) 内側の層または内部壁が、開口部(27)または切抜き部(31)の領域中において、持続性の材料変形部を有しており、特に、内部壁のエンボス(29,33)を有している。
【請求項2】
内部壁のエンボス(29,33)が、包装の内側に向けられており、よって、くぼみ部が、開口部(27)または切抜き部(31)に方を向いた外部壁を形成していることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項3】
内部壁のエンボス(29,33)が、突出部およびくぼみ部を備えており、これらが、交互に、包装の内側および外側に向けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項4】
内部壁のエンボス(29,33)が、包装の内側に向けられており、および後退させられたエンボス壁(34)を形成しており、このエンボス壁の領域に、個々のエンボス、特に突出部または隆起部(35)およびくぼみ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装。
【請求項5】
内部壁のエンボス(29,33)が、形状に関して、開口部(27)または切抜き部(31)の輪郭に合わせあられており、および好ましくは、これらよりわずかに大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の包装。
【請求項6】
箱部分(10)、蓋(11)およびカラー(22)を有するヒンジ蓋式パッケージまたはフラップ式箱としての形式において、開口部(27)または切抜き部(31)が、箱前壁(13)の領域中に、および、が、エンボス(29,33)が、内側にて箱前壁(13)に接するカラー前壁(23)の領域中に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の包装。
【請求項7】
開口部(27)の領域中に存在するエンボス(29)が、完全にカラー前壁(23)内に設けられるよう、箱前壁(13)の領域中の周囲を閉じた開口部(27)において、カラー(22)または少なくともカラー前壁(23)が、底壁(14)の方向に延長されていることを特徴とする請求項6に記載の包装。
【請求項8】
箱前壁(13)が、蓋(11)の側に開口した切抜き部(31)を備え、特に、この切抜き部が、蓋前壁(13)の、横断方向に向けられた閉鎖円図(28)の対応する輪郭によって、全体としてアーチ形状である境界部を有しており、その際、カラー前壁(23)の領域中のエンボス(33)の形状および寸法が、切抜き部(31)に合わせられ、好ましくはこれよりわずかに大きいことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の包装。
【請求項9】
カラー前壁(23)が、箱前壁(13)の内側への接触部の領域中において、これと接着により接続され、好ましくは、エンボス(29,33)の領域の外側に分配して設けられた接着点(25)によって、接続されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の包装。
【請求項10】
開口部(27)または切抜き部(31)の輪郭が、エンボス化により設けられた縁変形部を有しており、好ましくはアーチ形状の輪郭を有する切抜き部(31)の為の、特に、エンボス(29,33)の縁に形成された条溝(36)を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の包装。
【請求項11】
輪郭形成された開口部(27)または切抜き部(31)において、すなわち、リード形状の領域を形成している突出部およびくぼみ部によって、並びに対応して形成されたエンボスによって、複雑な形状の場合に、箱前壁(13)とカラー前壁(23)の間の安定した接着接続が行われるよう、接着点(25)が、突出部若しくはリードの領域中、または戻り領域中に設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の包装。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−530658(P2012−530658A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516531(P2012−516531)
【出願日】平成22年5月4日(2010.5.4)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002708
【国際公開番号】WO2010/149241
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(504265684)フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) (31)
【Fターム(参考)】