説明

アイテムのハイライト

【課題】検索結果に関連した、環境設定制御、ファイル、フォルダ、制御、その他のシステムリソース、又はデータアイテムの場所を容易に特定できる検索能力を提供する。
【解決手段】検索語(又はその一部)を、検索する1以上のリソースタイプに関連した検索フィールドに入力する。そして、一致すると思われる候補のリストを含むポップアップメニューが表示される。所望の環境設定制御をポップアップメニューから選択すると、対応する環境設定ペイン又は、選択されたデータアイテム、制御、その他のリソースを収容するその他のコンテナが表示される。検索アイテム(又はその一部)を入力すると、特定アイコンがハイライトされる。。コンテナが正しい一致を含んでいる確率の度合いに応じて、異なるタイプのハイライトを用いることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2004年11月10日出願の米国実用新案出願第10/985,630号の「検索結果のアイコンのハイライト」を優先権として主張し、その内容は、参照をもってここに含まれるものとする(代理人事件番号9317)。
【0002】
本発明は検索結果を表現するためのユーザーインターフェースに関し、特に、検索結果に応じてハイライトをする技術に関する。
【背景技術】
【0003】
ほとんどのコンピュータオペレーティングシステムは、様々な環境設定のための設定をユーザーが特定することができる制御を提供している。こうした制御は、テキストフィールド、スライダー、ラジオボタン、チェックボックスなどを含む。例えば、MacOS X等の典型的なオペレーティングシステムは、環境設定を特定する為の次のような制御を含む:スクリーンセーバーが起動されるまでの時間;マウス入力に応じてスクリーン上で動くカーソルの速さ;現在の日付と時刻;外部スピーカーの音量などである。
【0004】
典型的には、これらの制御は、「システム環境設定」や「コントロールパネル」等の項目に纏められている一連の環境設定ペインに整理されている。ユーザーは、メニューコマンドをクリックすることにより、システム環境設定をアクティブにする為の制御にアクセスすることができる。これにより、システムは、それぞれがシステムの特定の構成要素または特徴に関連した制御セットを含む環境設定ペインを表す多くを含むウィンドウを表示する。
【0005】
例えば、ネットワークパスワードを変更したい場合、ユーザーは一般的に以下の手順を踏む:
−システム環境設定またはメニューコマンドをアクティブにし、様々な環境設定を含むシステム環境設定ウィンドウを表示させる;
−ネットワークをクリックし、ネットワークパスワードに関連する制御を含む対応する環境設定ペインを表示させる;
−新しいパスワードを入力する;
−OKボタンをクリックして、新しいパスワードを保存し、環境設定ペインを閉じる;
−閉じるボタンをクリックして、システム環境設定ウィンドウを閉じる。
【0006】
コンピュータ及びオペレーティングシステムがますます複雑になるにつれ、環境設定制御の数が増えると共に、環境設定ペインの数も増えている。その結果、ユーザー(特に初心者のユーザー)は、探している特定の制御を見つけるのに苦労する。ユーザーは、探している制御の全体的性質を知っているかも知れないが、どの環境設定ペインがその制御を含むか知らないかも知れない。例えば、上述した例では、ユーザーが環境設定ペインの整理体系に馴染みが無い場合、ユーザーはネットワークパスワード入力制御をどこで探せばよいか分からないかも知れない。様々な環境設定ペイン及び/または印刷されたまたは電子説明書を検索するのは、フラストレーションが溜まり、時間がかかるものである。
【0007】
特に、オペレーティングシステムの新しいバージョンが発売されると、制御の場所があるペインから別のペインに変わることは一般的に起きるため、そのオペレーティングシステムの前のバージョンに慣れているユーザーは、制御の新しい場所に馴染みがない。
【0008】
ユーザーが一度環境設定ペインの整理体系に慣れると、必要な時に簡単にその制御を見つけることができる。従って、ユーザーにマニュアルやその他の文書を参照させることなく、様々な制御の場所などをユーザーに訓練するための何らかのメカニズムを持つことは有益である。
【0009】
従って、ユーザーが環境設定ペインの整理体系に慣れていなくても、環境設定制御の場所の特定及びアクセスを援助するためのシステム及び方法が必要とされている。また、ユーザーが様々な環境設定制御の場所に徐々に慣れるように、ユーザーを訓練するためのシステム及び方法が必要とされている。更に、別のタイプのシステムリソースやデータ等の場所の特定を援助するためのシステム及び方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0010】
要約
本発明は、検索結果に関連した、例えば、データアイテム、環境設定制御、ファイル、フォルダ、制御、その他のシステムリソースを含むアイテムの場所を、コンピュータシステムにおいて容易に特定できるようにするための検索能力を提供する。一実施形態では、ユーザーは検索語(またはその一部)を、検索する1以上のリソースタイプに関連した検索フィールドに入力する。そして、一致すると思われる候補のリストを含むポップアップメニューが表示される。ユーザーは所望のデータアイテムや環境設定制御やその他リソースをポップアップメニューから選択し、対応する文書、環境設定ペイン、その他のリソース、または選択されたアイテムを収容するコンテナが表示される。
【0011】
一様態よれば、ユーザーが検索アイテム(またはその一部)を入力すると、環境設定ウィンドウ内に、またはコンテナアイテムの別のセットが自動的にハイライトされる。特に、検索アイテムに一致するアイテムを含むコンテナ(検索語を含むファイルまたは検索語に一致する制御を含む環境設定ペイン等)を表すものがハイライトされる。これらの結果は、ユーザーが検索基準の入力を続けると、動的に更新される。
【0012】
一様態によれば、環境設定ペインやコンテナが正しい一致を含んでいる確率に応じて、異なるタイプのハイライトが使用される。どのデータアイテム、制御、またはリソースが検索されているかが相対的に不確実である場合に、サーチアイテムを含む環境設定ペインやコンテナは、第1のタイプのハイライトを用いてハイライトされる。十分な検索語入力がされ、どのアイテムを検索するかについての確実性が非常に高い場合(例えば、1つの環境設定ペインまたはコンテナのみが一致する制御を含む場合)、第2の、より目立つタイプのハイライトが用いられる。
【0013】
このようにアイテムをハイライトすることにより、本発明は様々なデータアイテム、環境設定制御、及び/またはその他のリソースをどこで見つけることができるかを、ユーザーが徐々に覚えることができる訓練メカニズムを提供する。一実施形態では、この訓練メカニズムは、比較的当たり障りのないように、つまり、ユーザーの通常のシステム操作を妨げないような方法で実現される。これにより、ユーザーはハイライトを無視することもでき、検索語(またはその一部)を入力し、現れたポップアップメニューから選択することができる。
【0014】
一様態によれば、検索フィールドにユーザーが入力するに従って、自動的にポップアップメニュー結果が更新され、ハイライトが現れたり消えたりする。従って、ユーザーは、本発明の検索及びハイライト機能をアクティブにするために、エンターキーまたは他のキーを入力する必要は無い。
【0015】
本発明の機能は、環境設定制御に限るものではない。以下により詳しく説明するように、本発明は、検索語を入力することにより、検索結果に応じて動的にハイライトまたは場所を特定することが望ましいどのような場面においても実現することができる。例えば、本発明はファイルマネージャーで実現することができ、その場合、検索語(またはその一部)に一致するファイルを含むかどうかに応じて、フォルダまたはディレクトリが動的にハイライトされる。また、ここで説明されるハイライト技術は、検索語の入力に応じてハイライトが実施されるか否かにかかわらず、どのようなアプリケーション、状況、場面でも使用することができる。
【0016】
一様態によれば、本発明は文字の一致と同時に代替語でも検索を行う。一般的な綴り間違え、説明的なテキスト、及び/または代替用語を制御に関連づけておくことで、ユーザーが綴りを間違えて入力したり、代替用語を検索語として入力した場合に、一致の表示が継続される。
【0017】
添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を表し、その説明と共に、本発明の原理を説明するために用いられる。
【0018】
これらの図は、一実施形態における本発明の単なる動作例であって、本発明の基本的な特徴から乖離せずに、別のユーザーインターフェース構成及び動作モードを利用可能であることは、当業者であれば理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の一実施形態におけるシステム環境設定ウィンドウの一例を示すスクリーンショットを示す図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態において、ユーザーが2文字のクエリー文字列を入力した後の第1タイプのハイライトを示すスクリーンショットを示す図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態において、ユーザーが3文字のクエリー文字列を入力した後の第1タイプのハイライトを示すスクリーンショットを示す図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態における2タイプのハイライトを示すスクリーンショットを示す図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態において、ユーザーがポップアップメニューからアイテムを選択した後の環境設定ペインを示すスクリーンショットを示す図である。
【図6】図6は、一実施形態において、本発明を実現するための機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
実施形態の詳細な説明
【0021】
以下、本発明のいくつかの実施形態を示して、本発明について図を参照しながらより詳しく説明する。本発明は、多くの異なる形態で実施することが可能であり、ここで説明する実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これら実施形態は、この開示を完全とし、当業者が本発明を十分に理解できるように提供されるものである。
【0022】
例示を目的として、本発明では環境設定制御を含む環境設定ペインの場所を特定し、アクティブにする為のメカニズムに関して説明する。ここでの説明及び図面では、本発明の理解を助けるために、様々な特定の詳細を示す。しかしながら、そのような特定の詳細は例示を目的としており、ここで請求する本発明の範囲を制限する為のものではない。特に、コンピュータインターフェースを介して、例えば、データアイテム、ファイル、電話番号、人、住所、フォルダ、その他のコンテナ、デバイス、その他のタイプのデータまたはリソースなどを含むどのようなタイプのアイテムでも、ユーザーがその場所を特定することを援助する為に本発明を用いることができるのは、当業者であれば理解できるであろう。言い換えれば、以下の記述において、環境設定制御は場所を特定するアイテムの単なる一例であって、環境設定ペインは、アイテムを含むコンテナの一例である。更に、ここで示したり記述する特定のスクリーンレイアウト、アピアランス、用語は、説明的且つ例示的であり、ここで請求する本発明の範囲を制限するものではない。
【0023】
一実施形態では、本発明は、MacOS X(アップルコンピュータ社)などのオペレーティングシステムを実行するiMac, Power Mac, PowerBook(カリフォルニア州クパーティノの、アップルコンピュータ社)などの従来のパーソナルコンピュータシステムにおいて実施される。また、本発明をハンドヘルド・パーソナル・デジタル・アシスタンス(PDA)、携帯電話、コンシューマー電子機器などの他の機器において実現することも可能であることは理解されるであろう。本発明は、パーソナルコンピュータ上で実行されるソフトウェアにおいて実現することもできる。本発明をアド・オン・ソフトウェアに含ませたり、オペレーティングシステムの一部として構成したり、コンピュータシステムに付けられた、または別売りのアプリケーションの特徴とすることもできる。ここで記載する本発明の様々な特徴は、パーソナルコンピュータに接続された表示画面上に提供される出力を含む。更に、本発明はキーボード、マウス、タッチパッドなどの入力デバイスを介してコンピュータシステムに供給される入力を利用する。操作と、パーソナルコンピュータの中央処理装置との相互作用を含むこれらハードウェアコンポーネントは、コンピュータシステムの技術ではよく知られているため、ここでは説明しない。いくつかの図面は、表示画面上または他の出力機器上に表れるユーザーインターフェースの例を示すスクリーンショットを表している。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態におけるシステム環境設定ウィンドウ100の一例を表すスクリーンショットを示す。一実施形態において、ウィンドウ100は、例えば、(不図示)クリックしたり、メニュー(不図示)から選択するなどにより、ユーザーコマンドに応じてアクティブにされる。
【0025】
ウィンドウ100は、環境設定ペインへのアクセスを提供する多数の101を含む。ユーザーは、例えばスクリーン上のカーソルや、選択ツールを所望の101へ動かすように操作し、(例えば、マウスボタンをダブルクリックしたり、キーボードなどの機能有効ボタンを押下するなどして)101をアクティブにすることにより、環境設定ペインにアクセスすることができる。一実施形態では、各101は、関連する環境設定ペインから制御することができる環境設定のタイプを視覚的に表したものである。一実施形態では、各101は、関連ペインを介して制御することができる環境設定のタイプなど追加情報を提供するテキストラベル103を有する。本発明では、101を必ずしも用いなくても良く、101の特定の視覚的特徴が表れていなくても良い。実際、本発明は、例えば、リストの各アイテムが環境設定ペインに対応する、シンプルテキストリストを操作することができる。
【0026】
図1に示す例では、101は複数のカテゴリに整理されており、それぞれのカテゴリはウィンドウ100内の括弧102により表されている。各カテゴリはタイトル104を有する。従って、例えば、ハードウェアカテゴリは、ハードウェアに関連した環境設定ペイン(CDとDVD、ディスプレイ、省エネルギー、キーボードとマウス等)へのアクセスを提供する101を含む。このカテゴリを基準とした整理体系は、本発明の動作に必須のものではない。
【0027】
本発明により、ユーザーは所望の制御がどの環境設定ペインに含まれるかを知らなくても、特定の環境設定制御を見つけることを容易にすることができる。ユーザーは検索フィールド105に検索クエリーを入力する。ここで図2を参照すると、ユーザーがクエリーテキスト201を入力すると、ポップアップメニュー202が現れ、入力されたテキストに一致する制御名を示す。図に示す例では、ユーザーは「pa」を入力している。メニュー202は、テキスト列「pa」を含む制御名を含む。
【0028】
一実施形態では、図6を参照して以下により詳細に記載するように、検索テーブル601が内部に保持されており、希望すれば定期的に更新することができる。テーブル601において、各環境設定制御504は、例えば、制御504のタイトル、制御504内に現れる他のテキスト、及び/または制御504の別の説明的なテキスト列を含む、1以上のテキスト列及び/またはメタデータに関連づけられている。従って、メニュー202の検索結果は制御504の名前だけでなく、クエリーテキスト201に一致する説明テキスト及び/または代替テキストを含む。一実施形態では、検索テーブル601は各制御504に現れる全てのテキストを自動的に検出することにより予め作られている(前置詞や冠詞などの一般的に使用される語を省略しても良い)。例えば、図5を簡単に参照すると、環境設定ペイン500の様々な制御504を指す検索テーブルのエントリは、「プロキシ」、「パスワード」、「サーバ」、「受動」といったテキスト列を検出することにより作ることができる。別の実施形態では、検索テーブル601を開発者、作者、または他の個人がマニュアルで作ることもできる。
【0029】
従って、一実施形態では、メニュー202は、テキスト列「pa」を含まない制御504の名前をいくつか含むが、それらは「pa」を含む説明テキスト及び/または代替テキストが関連づけられている。例えば、プリント制御504は、用紙選択オプションを制御するために用いられることを特定した代替テキストに関連づけられている。言い換えると、ユーザーは、適切な環境設定制御504が実際には「printing」と呼ばれていることに気づかずに、用紙選択制御504を探しているかも知れない。従って、ユーザーが「pa」をクエリーテキスト201として入力すると、「pa」が「paper selection」と一致するため、「Printing」がメニュー202のアイテム203として現れる。このような代替テキストは、一般的な綴り間違えや、他のオペレーティングシステムで用いられる別の用語や、特定の機能の特徴を指し示す時に、ユーザーやその他個人間で一般的に用いられる用語を含むことができる。例えば、ユーザーのデスクトップのバックグラウンドに関連づけられた制御504は、「background」と「wallpaper」が同じような機能を指す為に異なるオペレーティングシステムで一般的に用いられる用語であるため、「wallpaper」を代替テキストに含ませるようにしても良い。
【0030】
従って、メニュー202に表される検索結果は、クエリーテキスト201に一致する名前の制御504だけでなく、一致する説明または代替用語を有する制御504も含む。
【0031】
一実施形態では、メニュー202はインストールされた特徴に適用する環境設定制御504に対応する結果のみを含む。特定のハードウェアまたはソフトウェア機能がユーザーのコンピュータにインストールされていない場合、その特徴に適用する環境設定制御504はメニュー202から外される。一実施形態では、テーブル601において、テーブル601の各エントリを適用するハードウェア及び/またはソフトウェア構成を示すキーを保持することにより、そのような制御504を容易に排除することができる。テーブル601の特定のエントリのためのハードウェア及び/またはソフトウェア構成が、システムに存在しない場合、そのエントリは検索から除外される。一実施形態では、ユーザーがインストールされていない特徴を指すクエリーテキスト201を入力した場合、ユーザーにその特徴が存在しないことを通知する(例えば、ダイアログボックスを表示したり、メニュー202内に説明テキストを表示する等)。一実施形態では、ユーザーにはその特徴をインストールするためのリンクまたはボタンをクリックする機会が与えられる。
【0032】
例えば、ユーザーがBlueTooth(登録商標)を持たないシステムでBlueTooth(登録商標)を検索した場合、BlueTooth関連の環境設定制御504が検索結果から除外される。ダイアログボックスまたは他の説明テキストが、そのシステムがBlueToothを持たないことをユーザーに説明するために表示される。
【0033】
一実施形態では、代替用語の一致を表すメニューアイテムを表示する時に、その代替用語を、メニューアイテムと共に、または代わりに表示することにより、メニュー202にそのアイテムが表示されている理由を明確にする。例えば、ユーザーが「wa」を入力し、メニューアイテムの1つが「desktop background」であるとすると、メニューアイテムとしては「Desktop background (wallpaper)」が現れ、2つの用語が同じ機能を示し、なぜその用語がクエリーに応じて表示されたかを明確にする。他の実施形態では、別の用語のみがメニューアイテムとして現れる(「Wallpaper」)。更に別の実施形態では、主要用語(「Desktop background」)のみが表示され、代替用語に関する表示はされない。更に別の実施形態では、主要用語のみが現れるが、何らかの識別可能な視覚的な特徴(例えば、色を変えるなど)を用いて表示したり、代替テキストの一致であることを明確にする何らかの指標を合わせて表示する。
【0034】
ユーザーがクエリーテキスト201を入力すると、メニュー202の表示と同時に、それらがメニュー202で参照される制御504を含む環境設定ペイン500を表していることを示す為に、ある101がハイライトされる。一実施形態では、図2の101Aに示すように、識別可能なタイプのハイライトが用いられる。このハイライトは、スポットライト効果の形態をしており、各101Aを直ぐに取り囲む円形領域を除いて、ウィンドウ100のほとんどが少し暗くなる。従って、これらの円形領域はウィンドウ100の残り領域よりもわずかに明るく見えるため、全体としては、各101Aにスポットライトが当たっているような効果となる。この効果は、各101Aの中心領域から暗い領域に明るさを徐々に変化させることにより一層効果的にすることができる。別の実施形態では、スポットライト効果はハイライトされた101Aを取り巻く領域をより明るくし、ウィンドウ100の残りの領域を同じ明るさにしておくことにより実現することができる。更に別の実施形態によれば、他のタイプのハイライトを用いても良い。
【0035】
なお、「ハイライト」は、説明及び図示したように特定のスポットライト効果に制限されるものではない。「ハイライト」は、いくつかのリソースまたはアイテムをそれ以外のものから見分けが付くようにできる効果であれば、どのような形態の効果も含む。そのような効果の例として、例えば、大きさ、形状、色、コントラスト、及び/またはその他、関連する名前やその他アイテムの視覚的な特徴を変えることを含む。他の実施形態では、ハイライトは、ハイライトされたことを示す為に、スクリーンやウィンドウの特定領域にある1以上のアイテムを表示したり、表示領域内のいくつかのアイテムを並び替えたりすることを指す。更に別の実施形態では、ハイライトは視覚的ではない手段を用いて実現される。例えば、ハイライトされたアイテムが、カーソルにより指し示された時に区別できる音を出すようにしたり、区別できる触感を有するようにしても良い。他の変形例は、当業者には明らかであろう。
【0036】
一実施形態では、メニュー202の提示及びある101Aのハイライトは、クエリーフィールド105にユーザーがクエリーテキストを入力すると、自動的に行われる。従って、ユーザーは、エントリーキーを押下する必要や、検索コマンドをマニュアルでアクティブにする必要はない。メニュー202及び101Aのハイライトは、ユーザーがフィールド105に文字を更に入力したり、文字を削除するためにバックスペースキーを押下すると更新される。一般的には、文字を追加入力するとクエリーテキスト201列が長くなるので、検索が絞られ、メニュー202に含まれるアイテムが少なくなる(そして、ハイライトされる101Aも少なくなる)。反対に、文字を削除するとクエリーテキスト201列が短くなるので、検索が広がり、より多くのアイテムがメニュー202に含まれるようになる(そして、ハイライトされる101Aも多くなる)。一実施形態では、各文字が入力される毎に処理が行われ、例えば、米国特許第4,704,703号の「Dynamic Input Processing System」に開示されるように、入力を受けると、ほぼ即座にフィードバックが提供される。
【0037】
別の実施形態では、ある特定のトリガーイベントに応じて検索が行われる。例えば、ユーザーがクエリーテキスト201を入力している最中に入力を一時停止する度に、検索を実行するか、更新してもよい。なお、予め設定された最低一時停止時間が規定される。または、エンターキーまたは検索ボタンなどを押すことによりユーザーが検索をリクエストしたときに、検索を実行するか更新してもよい。
【0038】
一実施形態では、ユーザーは、101または101Aが現在ハイライトされているか否かにかかわらず、また、メニュー202が現在表示されているかどうかにかかわらず、対応する環境設定ペインを起動するために、101または101Aをいつクリックしても良い。別の実施形態では、メニュー202が表示されている時は常に、ハイライトされていない101を一時的に選択不可能にすると共に、ハイライトされた101Aはクリックして環境設定ペイン500をアクティブにできるようにしても良い。
【0039】
図3は、同じ例において、ユーザーがキー入力によりクエリーテキスト201に文字を追加し、「pas」となった後の一例を示す。一実施形態では、新しいクエリーテキスト201を反映するように、メニュー202と101のハイライトが自動的に更新される。特に、この例では、メニュー202は「pas」を含むアイテム203または、「pas」を含む同等なテキストを含む。「pa」よりも「pas」と一致するものは少ないため、図2に示す場合と比べて、メニュー202に含まれるアイテムは少なくなる。同様に、ハイライトされた101Aの数も減り、メニュー202に示される制御504を含む環境設定ペイン500を表す101Aのみを含むようになる。
【0040】
一実施形態では、クエリーテキスト201に一致するテキストラベル103を有する101Aは、クエリーテキスト201に一致する名前を有する制御504を含む環境設定ペイン500を示す101Aと同じようにハイライトされる。
【0041】
一実施形態では、メニュー202で示された制御504を含む環境設定ペイン500を表す場合に101Aはハイライトされ、これらの101Aのテキストラベル103がクエリーテキスト201に一致するかどうかを示す。
【0042】
一実施形態では、クエリーテキスト201に一致する名前の制御504を含む101Aに対し、クエリーテキスト201に一致するテキストラベル103を有する101Aを示す為に、異なるタイプのハイライト効果が用いられる。
【0043】
一実施形態では、環境設定ペイン500が正しい一致を含む確実さの度合いに応じて、異なるタイプのハイライトを用いる。環境設定ペイン500が見つかったことに関して、比較的に不確実な場合に、検索語を含む環境設定ペイン500の101は、第1タイプのハイライトを使ってハイライトされる。十分な検索語が入力され、制御が見つかったことがより確実になると(例えば、1つの環境設定ペイン500のみが、一致する制御を含む場合等)、第2の、より目立つハイライトが用いられる。
【0044】
例えばキーボード上で矢印をクリックアップ/ダウンしたり、スクリーン上のカーソルを動かすことにより、ユーザーはいつでもメニュー202内で所望のメニューアイテム203に動くことができる。図4は、ユーザーが「プロキシパスワード」メニューアイテムである、メニューアイテム203Aに進む例を示している。メニューアイテム203Aは、現在ハイライトされている、または選択されていることを示すために、明暗の反転表示がされている。当業者であれば、ハイライトされた、または選択されたメニューアイテム203Aを示すために、他の識別可能な視覚化技術を用いても良いことは分かるであろう。
【0045】
一実施形態では、ユーザーがメニューアイテム203Aをハイライトまたは選択すると、メニューアイテム203Aにより示される制御504を含む環境設定ペイン500を示す101Bがハイライトされる。一実施形態では、101Bは、101Aに用いたハイライトとは視覚的に識別可能な、異なるタイプのハイライトを用いてハイライトされる。このように101Bをハイライトすることにより、本発明は、様々な環境設定制御504をどこで探せば良いかをユーザに教える為の有用なメカニズムを提供することができ、ユーザーは、メニュー202内で移動し、各メニューアイテム203について、どの101が第2のハイライト技術を用いてハイライトされたかを知ることができる。ここで示す例では、101Bは、ネットワーク操作に関連した環境設定制御504を含むネットワーク環境設定ペイン500を表している。
【0046】
一実施形態では、第2のハイライト技術は、第1のハイライト技術よりも明るく輪郭がはっきりしており、より「強い」ハイライトの形態であるという認識を強化している。例えば、101Bを囲む領域は101Aを囲む領域よりも明るい。また、明るい領域から暗い領域への変化はよりはっきりしている。一例では、連続しない変化であり、別の例では、101を囲む領域で見られる変化よりも、変化の度合いがなだらかではない。
【0047】
別の実施形態では、他のタイプの視覚的なハイライトを用いることができる。101Aと101Bは、異なるタイプのハイライトをしても良いし、同じタイプのハイライトをしても良い。また、別の実施形態では、メニューアイテム203Aが選択、またはハイライトされると、対応する101Bのみがハイライトされ(つまり、メニューアイテム203Aに対応する制御504を含む環境設定ペイン500のみ)、メニューアイテム203Aに対応する制御504以外の制御504を含む環境設定ペイン500は、たとえそれらの制御504のためのメニューアイテム203がメニュー202に現れていたとしても、ハイライトされない。
【0048】
一実施形態では、メニューアイテム203Aは、あるトリガーイベントに応じて自動的にハイライトされる(そして、対応する101Bもハイライトされる)。例えば、クエリーテキスト201とアイテム203Aが完全に一致すると、自動ハイライトが行われる。
【0049】
ユーザーは、メニュー202から対応するメニューアイテム203をアクティブにする(例えば、メニューアイテム203をクリックする)ことにより、制御をスクリーン上に表示させることができる。これにより、制御504を含む環境設定ペイン500をスクリーン上に表示させることができる。一実施形態では、制御504を含む環境設定ペイン500が様々なパーツ、タブ、サブペイン、またはセクションを有する場合、制御504を含むパーツ、タブ、またはセクションが前面に表示される。一実施形態では、選択されたメニューアイテム203に対応する特定の制御が自動的にハイライトまたは選択され、ユーザーはスクリーン上でそれを検索することなく、すぐに制御504を操作することができる。例えば、制御504がテキストフィールドであるとすると、テキストカーソルがアクティブになり、テキストフィールド内で入力を受け付ける準備をすることができる。
【0050】
一実施形態では、ユーザーがメニュー202からアイテム203を選択すると、対応する101が一時的に点滅し、メニューアイテム203と対応する101の関連をより強く表す。
【0051】
一実施形態では、メニュー202でアイテム203Aがハイライトされているときに、ユーザーが101Aをクリックすると、アイテム203Aにより指示される制御504を含む環境設定ペイン500が表示される。また、一実施形態によれば、制御504を含む環境設定ペイン500が様々なパーツ、タブ、サブペイン、またはセクションを有する場合に、制御504を含むパーツ、タブ、またはセクションが前面に表示される。先の段落で記述したように、一実施形態では、ハイライトされたメニューアイテム203Aに対応する特定の制御が自動的にハイライトまたは選択され、ユーザーは、スクリーン上でそれを検索することなく、すぐに制御504を操作することができる。
【0052】
図5は、図4に示す「プロキシパスワード」メニューアイテム203Aをユーザーがアクティブにしたことに応じて表示される、環境設定ペイン500の一例を示す。環境設定ペイン500はネットワーク環境設定ペインである。上述したように、ネットワーク環境設定ペイン500は図4に示すネットワーク101Bに対応している。
【0053】
図5の例では、ネットワーク環境設定ペイン500は、様々なタイプのネットワーク操作に関連する4つのサブパネルを有する。ユーザーは、セレクタ502をクリックすることで、サブペイン間を移動することができる。インジケータ503は、AirPort、TCP/IP、AppleTalk、プロキシの4つのサブパネルの名前を表している。現在アクティブなサブペインは、インジケータ503の「プロキシ」をハイライトすることにより示されている。プロキシパスワードを設定するための制御504を含むペイン500のセクションであるため(「プロキシパスワード」は、図4においてユーザーによりアクティブとなったメニューアイテム203Aであるため)、上述したように、このサブペインは自動的に前面に表示される。
【0054】
ユーザーは、矢印501をクリックすることで、システム環境設定ウィンドウ100に戻ることができる。ユーザーはクエリーフィールド105にクエリーテキスト201を入力、または編集することにより、追加検索を行うことができる。
【0055】
本発明は、ユーザーが興味を持つ環境設定制御504の場所をユーザーが素早く探すことができるようにするメカニズムを提供する。さらに、本発明は、どの環境設定ペイン500がどの環境設定制御504を含むかといった訓練をユーザーにすることができる。ユーザーがクエリーテキスト201を入力するのに応じて様々な101をハイライトし、メニュー202内の動きに応じて追加の異なるハイライトを提供することにより、本発明は、どの環境設定ペイン500が興味のある制御504を含むかを判断するための高速なメカニズムをユーザーに提供する。
【0056】
本発明は、多くの異なるタイプの制御504及びファイルへの集中方式のアクセスを提供するために用いることができる。例えば、一実施形態では、一致するシステム環境設定制御504が見つからなかった場合、本発明のシステムは、クエリーテキスト201に一致するアプリケーション環境設定制御及び/またはヘルプテキストエントリを表示する。別の実施形態では、一致するシステム環境設定制御504が見つかったか否かに関わらず、一致するアプリケーション制御及び/またはヘルプテキストエントリを提示する。アプリケーション環境設定制御及び/またはヘルプテキストエントリの検索結果は、システム環境設定制御504と同じメニュー202内に提示しても良い。また、別の実施形態では、制御のタイプの差を明確にするために、異なる色または他の区別可能な視覚的特徴を用いる。別の実施形態では、ユーザーは、クエリーに応じて、アプリケーション環境設定制御及び/またはヘルプテキストエントリを表示するかどうか、また、どのように表示するかを選択することができる。
【0057】
図6は、一実施形態において本発明を実現するための機能構成を示すブロック図である。上述したように、図6の様々な構成要素をソフトウェアで実現することができる。システム600は全体の環境設定機能の一部として表すことができる様々な環境設定ペイン500を含む。各環境設定ペイン500は、環境設定制御504をいくつ含んでいても良い。検索テーブル601は検索語と、検索語と環境設定ペイン500及び制御504との関係を保持している。上述したように、検索テーブル600は制御504の名前と、代替及び/または説明テキストを含んでいてもよい。検索テーブル601は、環境設定ペイン500及び制御504から自動的に作成及び更新されても、マニュアルで作成及び更新されても良い。ユーザーインターフェース602は入力デバイス605からの入力を受け付け、結果をディスプレイ603を介して出力する。ユーザーインターフェース602は、上述したようにクエリーテキスト201のユーザーエントリを受け付けるための検索フィールド105を含む。ユーザーインターフェース602はまた、上述したように、検索結果をメニューアイテム203として提供するメニュー202を含む。クエリーエンジン604は、検索フィールド105からクエリーテキスト入力201を取得し、それを検索テーブル601のエントリと比較し、メニュー202に表示する検索結果606を生成するソフトウェアコンポーネントである。メニュー202は、表示デバイス603を介して出力するユーザーインターフェース602の構成要素である。環境設定ペイン500及び/または制御504が表示される時、ユーザーインターフェース602は表示及びこれらの構成要素の相互作用を制御する。
【0058】
当業者には明らかであるように、本発明は上に記載した、例示を目的とした特定の応用に限定されるものではない。例えば、本発明は、ファイル、フォルダ、またはディレクトリを表わすファイルマネージャーアプリケーションで用いることが可能である。その場合、本発明のシステムは、ファイル内でクエリーテキスト201を検索し、クエリーテキスト201を含むファイル、フォルダ、またはディレクトリを表すものをハイライトする。一実施形態では、101はフォルダを示し、本発明のシステムは、様々なフォルダ内のファイルのファイル名の中からクエリーテキスト201を検索する。別のそのような実施形態では、本発明のシステムは、フォルダ内のファイルの本文の中からクエリーテキスト201を検索する。さらに別の実施形態では、本発明のシステムは、101に対応するファイルの本文の中から、クエリーテキスト201を検索する。101をハイライトし、メニュー202内にメニューアイテム203を提示し、メニューアイテム203を移動、ハイライト、選択する上述した技術は、そのような実施形態にも応用することができる。
【0059】
一実施形態では、どの場面においてもスクリーン上のアイテムをハイライトするための技術として本発明を実現したが、本発明は検出結果を表示する場合に限定されるものではない。例えば、上述したスポットライト効果を、スクリーン上の1つ(以上)のアイテムと、別のスクリーン上のアイテムとを視覚的に区別できるようにするのが好ましいどのような場面においても用いることができる。再び図2に戻ると、各101Aを直ぐに囲っている円形領域を除いて、ほとんどのウィンドウ100を少し暗くする。従って、これらの円形領域はウィンドウ100の残りの領域よりもわずかに明るく見える。これにより、全体の効果としては、各101Aにスポットライトが当たっているように見える。この効果は、各101Aから暗い領域まで徐々に明るさを変化させることにより、一層効果を高めることができる。別の実施形態では、スポットライト効果は、ハイライトされた101Aを囲む領域を明るくし、ウィンドウ100の残りの領域を同じ明るさに留めることで実現することができる。さらに別の実施形態では、別のタイプのハイライトを用いても良い。図4に関連して上述したように、2つの異なるタイプのハイライトを表した方が好ましい場面において、よりくっきりとした、及び/または明るいスポットライトを用いることもできる。
【0060】
このようにしてスクリーン上のアイテムをハイライトする場面の一例としては、ユーザーによりどのアイテムが選択されたか、または、どのアイテムが実行された操作に関連があるか、または、どのアイテムが新たにセットに追加されたか、または、どのアイテムが新たにインストールまたは更新されたか、または、どのアイテムがユーザーの注意を向けるための警告を持つか、を示すためなどがある。別の例では、選択された、またはスクリーン上でドラッグされたアイテムへの可能な行き先をハイライトする。例えば、ユーザーがe−メールのメッセージ(または他のアイテム)を示すものを選択し、それをスクリーン上でドラッグし始める場合に予想される行き先を、ここで説明した視覚的な技術を用いてハイライトすることができる。他の場面や状況は、当業者には明らかであろう。
【0061】
当業者であれば、スポットライト効果を実現するために、各101Aを直ぐに囲むどのような形状及び大きさの領域を用いても良く、円形領域に限るものではないことは理解できるであろう。例えば、別の実施形態では、明るい領域(または、視覚的に区別できる領域)は、楕円形、正方形、三角形、またはその他長方形または多角形であってもよく、どのような大きさであってもよい。その他の実施形態としては、大きさ及び/または形状は、ハイライトの性質や選択における信憑性の度合いを示したり、及び/またはユーザーの好みにより変更することができる。別の実施形態では、現在の状態及び場合に応じて大きさ及び形状を変えても良い。例えば、同時に多くのアイテムがハイライトされている場合、それぞれのスポットライト間のスペースが互いに開くようにスポットライトの大きさを小さくすることができる。
【0062】
上記記載では、本発明を完全に理解できるように、説明を目的とした多くの特定の詳細を示した。しかしながら、当業者には、本発明はこれらの特定の詳細なしに実施可能であることは明らかであろう。別の例では、本発明が不明瞭になるのを防ぐために、構成及びデバイスをブロック図として示している。
【0063】
この明細書における「一実施形態」は、実施形態に関連して記述された特定の性質、構成、特徴が、本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれるということを意味している。この明細書の様々な箇所で記載した「一実施形態では」は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すわけではない。
【0064】
詳細な説明の一部は、コンピュータメモリにおけるデータビットによる演算のアルゴリズムかつ象徴的な表現により表現されている。これらのアルゴリズムによる説明及び表現は、別の当業者にその仕事の本質を伝えるために、データ処理技術に携わる当業者により使用される手段である。ここでは、一般的に、アルゴリズムは所望の結果を導くための首尾一貫した一連の工程を表現している。工程は物質量の物理的な操作を必要とするものである。必須では無いが、通常、これらの量は、格納、転送、合成、比較、その他の処理を行うことができる電気的または磁気的な信号の形態をとる。主に共通利用できるという理由で、これらの信号をビット、値、構成要素、シンボル、文字、用語、数字などで示すことが便利であることは証明されている。
【0065】
これらの用語及び類似語はすべて、適切な物質量に関連するべきものであり、これらの量に適用される単なる便利なラベルであることを心に留めておく必要がある。特に記載されない限り、説明全体における「処理」または「計算」または「算出」または「判断」または「表示」などの語を用いた説明、議論は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物質(電子)量により表されるデータを、コンピュータシステムのメモリやレジスタやその他の情報記憶媒体、転送、表示装置内で同様に物質量として表される他のデータに処理し、変換する、コンピュータシステムまたは同様の電子算出機器のアクション及び処理を意味する。
【0066】
本発明はまた、処理を行うための装置に関連している。この装置は、必要な目的の為に特に構成されたものであっても、コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティブにされた、または、再構成された汎用コンピュータによって構成されたものであっても良い。そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体、例えば、これらに限られるものではないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク等のどのようなタイプのディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光カード、または、電子命令の格納に適し、コンピュータシステムバスに連結するタイプの媒体に記憶することができる。
【0067】
ここで説明したアルゴリズム及びモジュールは、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。この技術に応じたプログラムを用いて様々な汎用システムを使用することが可能であり、また、方法の工程を実行するためにより特化した装置を構成しても便利である。様々なこれらのシステムに必要な構成は、以下の記載に示す。更に、本発明は特定のプログラム言語に基づいて記載していない。様々なプログラム言語が、ここで説明した本発明の技術を実現するために用いることができることは理解されるであろう。また、モジュール、特徴、属性、手順、及び本発明の側面は、ソフトウェア、ハードウエア、ファームウェア、またはこれら3つのどのような組み合わせによっても実現できることは、当業者には明らかであろう。もちろん、本発明の一部をソフトウェアとして実現した場合に、その一部は独立したプログラム、より大きなプログラムの一部、複数の別々のプログラム、統計的または動的にリンクしたライブラリ、カーネルロード可能なモジュール、デバイスドライバ、及び/またはコンピュータプログラムの技術の知識を有する当業者が、現在または将来的に知ることができる別の方法によっても実現することができる。従って、本発明は、特定のオペレーティングシステムまたは環境下で実現されるものに限定されるものではない。
【0068】
この技術の当業者には、上述した実現方法は単なる例示に過ぎず、本発明の精神及び範囲から離れるものでなければ、様々に変更可能であることは理解されるであろう。従って、添付の請求項により、本発明の精神及び範囲内に含まれるすべての変更及び変形を含むことを意図する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表す
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
少なくとも1つのハイライトされたアイテムは、検索語の前記少なくとも一部に一致しないテキストラベルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メタデータはテキストを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ハイライトされた各アイテムは、コンテナを表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
更に、前記ユーザー入力に応じて、前記アイテムの前記少なくともサブセットをハイライトすると同時に、検索語の前記少なくとも一部に、少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムのリストを含むポップアップメニューを表示し、
前記メニューにリストされた各アイテムは、前記ハイライトされたアイテムの1つにより表される少なくとも1つのコンテナ内にあるアイテムに対応することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
更に、
前記メニューから前記アイテムの1つを選択するユーザー入力を受け付け、
前記ユーザーが前記メニューからアイテムの1つを選択することに応じて、前記選択されたアイテムを含むコンテナをアクティブにする
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザーが前記メニューからアイテムの1つを選択することに応じて、選択されたアイテムを含む前記コンテナを表す前記アイテムの視覚的特徴に、一時的に注意を向けさせることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アイテムの視覚的特徴に一時的に注意を向けさせることは、前記アイテムを点滅することを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
更に、
前記アイテムの1つをアクティブにするユーザー入力を受け付け、
前記ユーザーが前記アイテムの1つをアクティブにすることに応じて、前記アクティブにされたアイテムに対応するコンテナをアクティブにする
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項10】
更に、
前記アイテムの1つをアクティブにするユーザー入力を受け付け、
前記ユーザーが前記アイテムの1つをアクティブにすることに応じて、前記アクティブにされたアイテムに対応するコンテナ内のアイテムをアクティブにし、前記アイテムは前記メニューアイテムの1つに対応する
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項11】
更に、
前記メニューから前記アイテムの1つを選択するユーザー入力を受け付け、
前記ユーザーが前記メニューから前記アイテムの1つを選択することに応じて、前記選択されたアイテムをアクティブにする
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項12】
更に、
前記アイテムの1つをアクティブにするユーザー入力を受け付け、
前記ユーザーが前記アイテムの1つをアクティブにすることに応じて、前記アクティブにされたアイテムをアクティブにする
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つの環境設定制御を含む環境設定ペインを表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
各環境設定ペインはシステム機能に関連し、各環境設定ペインは前記システム機能に関連する少なくとも1つの環境設定制御を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
アイテムをハイライトすることは、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のスクリーン領域は、円形であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のアイテムがウィンドウ内に表示され、前記第2のスクリーン領域は、前記第1のスクリーン領域を含まないウィンドウ内の残りの領域を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のスクリーン領域は、前記第1のスクリーン領域を含まない前記ユーザーインターフェース表示の残りの領域を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記第1と第2のスクリーン領域間の明るさの差は、徐々に変化することを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記アイテムの少なくともサブセットをハイライトすることは、
第1のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトし、
前記第1のタイプのハイライトと視覚的に区別可能な第2のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトする
ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記第2のタイプのハイライトは、前記第1のタイプのハイライトよりも明るいことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
アイテムをハイライトすることは、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを含み、
前記第2のタイプのハイライトが、前記第1のタイプのハイライトよりも明るいことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項23】
アイテムをハイライトすることは、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを含み、
前記第1のタイプのハイライトについて、前記第1と第2のスクリーン領域の明るさの差が徐々に変化し、
前記第2のタイプのハイライトについて、前記第1と第2のスクリーン領域の明るさの差が、前記第1のタイプのハイライトよりも、より急峻に変化ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項24】
アイテムをハイライトすることは、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを含み、
前記第1のタイプのハイライトについて、前記第1と第2のスクリーン領域の明るさの差が徐々に変化し、
前記第2のタイプのハイライトについて、前記第1と第2のスクリーン領域の明るさの差が、徐々に変化しないことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項25】
他のアイテムの前記メタデータよりも、前記ユーザー入力に一致するアイテムのメタデータの判断に応じて、前記アイテムの少なくともサブセットをハイライトすることは、
第1のタイプのハイライトを用いて、一致度の高いメタデータを含むアイテムを表さない少なくとも1つのアイテムをハイライトし、
前記第1のタイプのハイライトと視覚的に区別可能な第2のタイプのハイライトを用いて、前記一致度の高いメタデータを含むアイテムを表す前記アイテムをハイライトする
ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記アイテムの少なくともサブセットをハイライトすることは、
少なくとも2つの前記アイテムが前記ユーザー入力に一致すると判断すると、第1のタイプのハイライトを用いて、前記一致したアイテムを表す前記アイテムをハイライトし、
1つの前記アイテムのみが前記ユーザー入力に少なくとも一部が一致すると判断すると、第2のタイプのハイライトを用いて、前記一致するアイテムを表す前記アイテムをハイライトする
ことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記ユーザー入力は、テキスト列を表すキー入力を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項28】
ハイライトされた各アイテムは、検索語の少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのファイルを含む少なくとも1つのディレクトリを表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項29】
ハイライトされた各アイテムは、検索語の少なくとも一部に少なくとも一部が一致するタイトルを有する少なくとも1つのファイルを含むディレクトリを表すことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つのファイルはテキスト本文を有し、ハイライトされた各アイテムは、検索語の少なくとも一部に少なくとも一部が一致するテキスト本文を有する少なくとも1つのファイルを含むディレクトリを表すことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記アイテムは、ユーザーがアクティブにすることができることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記ハイライトされたアイテムは、ユーザーがアクティブにすることができ、ハイライトされていないアイテムは、ユーザーがアクティブにすることができないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項33】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
検索コマンドを表すユーザー入力の受信に応じて、前記ユーザー入力に基づいて少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表すことを特徴とする方法。
【請求項34】
検索コマンドを表す前記ユーザー入力は、エンターキーをアクティブにすることを含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
予め設定された長さを超えるユーザー入力の中断に応じて、前記ユーザー入力に基づいて少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表すことを特徴とする方法。
【請求項36】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
少なくとも1つのキー入力を含む、検索語の最初の部分を表すユーザー入力を受け付け、
前記ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、ハイライトされた各アイテムは、前記検索語の前記最初の部分に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表し、
少なくとも1つのキー入力を含む、前記検索語の追加部分を表す、追加ユーザー入力を受信し、
前記追加ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムの前記サブセットのハイライトを更新し、ハイライトされた各アイテムが、前記検索語の最初の部分と前記検索語の前記追加部分とに少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表す
ことを特徴とする方法。
【請求項37】
前記検索語の前記最初の部分に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムは、第1のタイプのハイライトを用いてハイライトされ、前記検索語の最初の部分と前記検索語の追加部分との合成に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを、前記第1のタイプのハイライトと異なる第2のタイプのハイライトを用いてハイライトすることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
各アイテムがコンテナを表す複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
ユーザー入力に応じて、
検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するテキストを有するアイテムのリストを含むポップアプメニューを表示し、メニューアイテムにリストされた各アイテムは、アイテムの1つにより表される少なくとも1つのコンテナ内のアイテムに対応し、
同時に、前記アイテムの少なくともサブセットを、第1のタイプのハイライトを用いてハイライトし、ハイライトされた各アイテムは、メニュー内のアイテムに少なくとも一部が一致するテキストを有するアイテムを含むコンテナを表し、
トリガーイベントに応じて、
ポップアップメニュー内のアイテムをハイライトし、
同時に、前記第1のタイプのハイライトと視覚的に区別可能な第2のタイプのハイライトを用いてアイテムをハイライトし、前記ハイライトされたアイテムは、メニュー内のハイライトされたアイテムに少なくとも一部が一致するテキストを有するアイテムを含むコンテナを表す
ことを特徴とする方法。
【請求項39】
前記トリガーイベントは、前記メニューアイテムの1つにあるテキストに少なくとも一部が一致する完全な単語を表すユーザー入力を含み、ポップアップメニュー内のアイテムをハイライトすることは、前記一致するテキストを有する前記アイテムをハイライトすることを含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記トリガーイベントは、動くハイライトをメニューアイテムへユーザーが動かすことを含み、前記ポップアップメニューで前記アイテムをハイライトすることは、前記ユーザーが動かした先のアイテムをハイライトすることを含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記トリガーイベントは、前記ポップアップメニューの一つのアイテムがポップアップメニューの他のアイテムよりも一致度が高いとの判断を含み、前記ポップアップメニューのアイテムをハイライトすることは、より一致度の高いことを表すアイテムをハイライトすることを含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項42】
各アイテムが、主要なテキストを有するアイテムと、代替テキストを有する前記アイテムの少なくともサブセットを含むコンテナを表す、複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
ユーザー入力の受信に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致する主要または代替テキストのいずれか1つを有するアイテムを含むコンテナを表し、
少なくとも1つのハイライトされたアイテムは、検索語の少なくとも一部に一致しないテキストラベルを有することを特徴とする方法。
【請求項43】
少なくとも1つのアイテムについて、前記代替テキストは、前記検索語の代替用語を表すことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項44】
少なくとも1つのアイテムについて、前記代替テキストは、前記主要テキストの綴り間違えを表すことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項45】
少なくとも1つのアイテムについて、前記代替テキストは前記主要テキストの代替綴りを表すことを特徴とする請求項42に記載の方法。
【請求項46】
表示画面上でアイテムをハイライトする方法であって、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを実行することを特徴とする方法。
【請求項47】
前記第1のスクリーン領域は、円形であることを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記アイテムが前記表示画面のウィンドウ内に表示され、前記第2のスクリーン領域は、前記第1のスクリーン領域を含まないウィンドウ内の残りの領域を含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記第2のスクリーン領域は、前記第1のスクリーン領域を含まない前記表示画面の残りの領域を含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記第1と第2のスクリーン領域間の明るさの差は、徐々に変化することを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項51】
表示画面上で少なくとも2つのアイテムをハイライトする方法であって、
第1のアイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域と、第2のアイテムを直ぐに囲む第2のスクリーン領域を明るくし、
前記表示画面の少なくとも別の部分を暗くし、
前記第1及び第2のスクリーン領域よりも、前記表示画面の前記少なくとも別の部分の領域が暗くなるようにすること
の少なくとも1つを実行することを特徴とする方法。
【請求項52】
前記表示画面の前記少なくとも別の部分の領域が、前記第1及び第2のスクリーン領域を囲むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記第1のスクリーン領域は、前記第2のスクリーン領域よりも暗いことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記第1及び第3のスクリーン領域間の明るさの差は徐々に変化し、
前記第2及び第3のスクリーン領域間の明るさの差は徐々に変化し、変化の仕方が、前記第1及び第3のスクリーン領域間の明るさの差の変化の仕方よりも急峻である
ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記第1及び第3のスクリーン領域間の明るさの差は徐々に変化し、
前記第2及び第3のスクリーン領域間の明るさの差は徐々に変化しない
ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項56】
各アイテムが、テキストを有する少なくとも1つのシステム環境設定制御を含む環境設定ペインを表す複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
少なくとも1つのシステム環境設定制御のための前記テキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、前記ユーザー入力にテキストが一致する環境設定制御を有する環境設定ペインを表す少なくとも1つのアイテムをハイライトする
ことを特徴とする方法。
【請求項57】
ヘルプ機能に関連するテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、ヘルプ機能を表すアイテムをハイライトする
ことを更に含むこと特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項58】
少なくとも1つのアプリケーション環境設定制御のためのテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、
前記アプリケーション、
前記アプリケーション環境設定制御、
前記アプリケーションに対応する環境設定ペイン
の少なくとも1つを表す少なくとも1つのアイテムをハイライトする
ことを更に含むこと特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項59】
ヘルプ機能に関連するテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、ヘルプ機能を表すアイテムをハイライトし、
少なくとも1つのアプリケーション環境設定制御のためのテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、
前記アプリケーション、
前記アプリケーション環境設定制御、
前記アプリケーションに対応する環境設定ペイン
の少なくとも1つを表す少なくとも1つのアイテムをハイライトする
ことを更に含むこと特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項60】
各アイテムが、テキストを有する少なくとも1つのシステム環境設定制御を含む環境設定ペインを表す複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
少なくとも1つのシステム環境設定制御のための前記テキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、前記ユーザー入力にテキストが一致する環境設定制御を有する環境設定ペインを表す少なくとも1つのアイテムをハイライトし、
少なくとも1つのシステム環境設定制御のための前記テキストに一致しない前記ユーザー入力に応じて、
ヘルプ機能に関連するテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、ヘルプ機能を表すアイテムをハイライトし、
少なくとも1つのアプリケーション環境設定制御のためのテキストに一致する前記ユーザー入力に応じて、
前記アプリケーション、
前記アプリケーション環境設定制御、
前記アプリケーションに対応する環境設定ペイン
の少なくとも1つを表す少なくとも1つのアイテムをハイライトする
ことを特徴とする方法。
【請求項61】
複数のスクリーン上のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するスクリーン上のアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
前記ユーザー入力に応じて、少なくとも前記スクリーン上のアイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされたスクリーン上の各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するテキストを有する少なくとも1つのアイテムを含むコンテナを表し、
ハイライトされた少なくとも1つのスクリーン上のアイテムは、検索語の前記少なくとも一部に一致しないテキストラベルを有する
ことを特徴とする方法。
【請求項62】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受信し、
前記ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するテキストを有する少なくとも1つのアイテムを含むコンテナを表し、
ハイライトされた少なくとも1つのアイテムは、検索語の前記少なくとも一部に一致しないテキストラベルを有する
ことを特徴とする方法。
【請求項63】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する
ことを特徴とする方法。
【請求項64】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するスクリーン上のアイテムをハイライトするための方法であって、
検索語の少なくとも一部を表し、アイテムに関連するメタデータに少なくとも一部が一致する、ユーザー入力に応じて、前記アイテムを含むコンテナを表す少なくとも1つのスクリーン上のアイテムをハイライトする
ことを特徴とする方法。
【請求項65】
前記コンテナは環境設定ペインを含み、前記アイテムは環境設定制御を含むことを特徴とする請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記少なくとも1つのスクリーン上のアイテムは、少なくとも1つのアイテムを含むことを特徴とする請求項64に記載の方法。
【請求項67】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータが読み出し可能な媒体と、
前記媒体上で符号化されたコンピュータプログラムコードとを含み、当該コードが、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表す
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項68】
少なくとも1つのハイライトされたアイテムは、検索語の前記少なくとも一部に一致しないテキストラベルを含むことを特徴とする請求項67に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項69】
前記メタデータはテキストを含むことを特徴とする請求項67に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項70】
ハイライトされた各アイテムは、コンテナを表すことを特徴とする請求項67に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項71】
前記アイテムの少なくともサブセットをハイライトするための前記コンピュータプログラムコードは、
第1のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトし、
前記第1のタイプのハイライトと視覚的に区別可能な第2のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトする
コンピュータプログラムコードを含むことを特徴とする請求項67に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項72】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータが読み出し可能な媒体と、
前記媒体上で符号化されたコンピュータプログラムコードとを含み、当該コードが、
少なくとも1つのキー入力を含む、検索語の最初の部分を表すユーザー入力を受信し、
前記ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、ハイライトされた各アイテムは、前記検索語の前記最初の部分に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表し、
少なくとも1つのキー入力を含む、前記検索語の追加部分を表す、追加ユーザー入力を受信し、
前記追加ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムの前記サブセットのハイライトを更新し、ハイライトされた各アイテムが、前記検索語の最初の部分と前記検索語の前記追加部分とに少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表す
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項73】
表示画面上でアイテムをハイライトするためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータが読み出し可能な媒体と、
前記媒体上で符号化されたコンピュータプログラムコードとを含み、当該コードが、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項74】
複数のアイテムを含むユーザーインターフェース表示において、検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータが読み出し可能な媒体と、
前記媒体上で符号化されたコンピュータプログラムコードとを含み、当該コードが、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトし、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項75】
検索結果に対応するスクリーン上のアイテムをハイライトするためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータが読み出し可能な媒体と、
前記媒体上で符号化されたコンピュータプログラムコードとを含み、当該コードが、
検索語の少なくとも一部を表し、アイテムに関連するメタデータに少なくとも一部が一致する、ユーザー入力に応じて、前記アイテムを含むコンテナを表す少なくとも1つのスクリーン上のアイテムをハイライトする
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項76】
前記コンテナは環境設定ペインを含み、前記アイテムは環境設定制御を含むことを特徴とする請求項75に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項77】
前記少なくとも1つのスクリーン上のアイテムは、少なくとも1つのアイテムを含むことを特徴とする請求項75に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項78】
検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのシステムであって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受け付けるための入力デバイスと、
前記ユーザー入力を処理するための、前記入力デバイスに連結した処理部と、
複数のアイテムを含むユーザーインターフェースを表示し、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトするための、前記処理部に連結した表示デバイスとを有し、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表すことを特徴とするシステム。
【請求項79】
少なくとも1つのハイライトされたアイテムは、検索語の前記少なくとも一部に一致しないテキストラベルを含むことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
【請求項80】
前記メタデータはテキストを含むことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
【請求項81】
ハイライトされた各アイテムは、コンテナを表すことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
【請求項82】
前記表示デバイスは、
第1のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトし、
前記第1のタイプのハイライトと視覚的に区別可能な第2のタイプのハイライトを用いて、前記アイテムの少なくとも1つをハイライトする
ことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
【請求項83】
検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのシステムであって、
少なくとも1つのキー入力を含む、検索語の最初の部分を表すユーザー入力を受け付けるための入力デバイスと、
前記ユーザー入力を処理するための、前記入力デバイスに連結した処理部と、
複数のアイテムを含むユーザーインターフェースを表示し、前記ユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトするための、前記処理部に連結した表示デバイスとを有し、ハイライトされた各アイテムは、前記検索語の前記最初の部分に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表し、
前記入力デバイスが少なくとも1つのキー入力を含む、前記検索語の追加部分を表す追加ユーザー入力を受け付けたことに応じて、前記表示デバイスは少なくとも前記アイテムの前記サブセットのハイライトを更新し、ハイライトされた各アイテムが、前記検索語の前記追加部分を加えた前記検索語の最初の部分に少なくとも一部が一致するメタデータを有するアイテムを表す
ことを特徴とするシステム。
【請求項84】
表示画面上でアイテムをハイライトするためのシステムであって、
少なくとも1つのアイテムを含むユーザーインターフェースを表示するための処理部と、
前記処理部に連結し、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域を明るくし、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域を暗くし、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗くなるようにすること
の少なくとも1つを実行するための表示デバイスと
を有することを特徴とするシステム。
【請求項85】
検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのシステムであって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受け付けるための入力デバイスと、
前記ユーザー入力を処理するための、前記入力デバイスに連結した処理部と、
複数のアイテムを含むユーザーインターフェースを表示し、検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットをハイライトするための、前記処理部に連結した表示デバイスとを有し、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有することを特徴とするシステム。
【請求項86】
検索結果に対応するスクリーン上のアイテムをハイライトするためのシステムであって、
検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力を受け付けるための入力デバイスと、
前記ユーザー入力を処理するための、前記入力デバイスに連結した処理部と、
複数のアイテムを含むユーザーインターフェースを表示し、検索語の少なくとも一部を表し、アイテムに関連するメタデータに少なくとも一部が一致するユーザー入力に応じて、前記アイテムを含むコンテナを表す少なくとも1つのスクリーン上のアイテムをハイライトするための、前記処理部に連結した表示デバイスと
を有することを特徴とするシステム。
【請求項87】
前記コンテナは環境設定ペインを含み、前記アイテムは環境設定制御を含むことを特徴とする請求項86に記載のシステム。
【請求項88】
前記少なくとも1つのスクリーン上のアイテムは、少なくとも1つのアイテムを含むことを特徴とする請求項86に記載のシステム。
【請求項89】
検索結果に対応するアイテムをハイライトするためのユーザーインターフェースであって、
複数のアイテムを含む表示領域を含み、検索語の少なくとも一部を表すユーザー入力に応じて、少なくとも前記アイテムのサブセットがハイライトされ、
ハイライトされた各アイテムは、検索語の前記少なくとも一部に少なくとも一部が一致するメタデータを有する少なくとも1つのアイテムを表す
ことを特徴とするユーザーインターフェース。
【請求項90】
表示画面上でアイテムをハイライトするためのユーザーインターフェースであって、
前記アイテムを直ぐに囲む第1のスクリーン領域と、
前記第1のスクリーン領域を囲む第2のスクリーン領域とを有し、
前記第2のスクリーン領域が前記第1のスクリーン領域よりも暗ことを特徴とするユーザーインターフェース。
【請求項91】
各アイテムは、アイコンを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項92】
各アイテムは、アイコンを含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項93】
各アイテムは、アイコンを含むことを特徴とする請求項67に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項94】
各アイテムは、アイコンを含むことを特徴とする請求項78に記載のシステム。
【請求項95】
各アイテムは、アイコンを含むことを特徴とする請求項89に記載のユーザーインターフェース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−53886(P2012−53886A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−219668(P2011−219668)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【分割の表示】特願2007−540425(P2007−540425)の分割
【原出願日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(503260918)アップル インコーポレイテッド (568)
【Fターム(参考)】